JP5423941B2 - 記憶素子およびその製造方法、並びに記憶装置 - Google Patents

記憶素子およびその製造方法、並びに記憶装置 Download PDF

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Description

本発明は、イオン源層を含む記憶層の電気的特性、特に抵抗値の変化により2値以上の情報を記憶可能な記憶素子およびその製造方法、並びに記憶装置に関する。
コンピュータ等の情報機器においては、RAM(Random Access Memory;ランダム・アクセス・メモリ) として、動作が高速で、高密度のDRAM(Dynamic Random Access Memory)が広く使用されている。しかしながら、DRAMは、電子機器に用いられる一般的な論理回路LSI(Large Scale Integration) や信号処理と比較して製造プロセスが複雑であるため、製造コストが高くなっている。また、DRAMは、電源を切ると情報が消えてしまう揮発性メモリであり、頻繁にリフレッシュ動作、即ち書き込んだ情報(データ)を読み出し、増幅し直して、再度書き込み直す動作を行う必要がある。
そこで、電源を切っても情報が消えない不揮発性のメモリとして、例えば、フラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)(強誘電体メモリ)やMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)(磁気記憶素子)等が提案されている。これらのメモリの場合、電源を供給しなくても書き込んだ情報を長時間保持し続けることが可能になる。
しかしながら、上述した各種の不揮発性のメモリは、それぞれ一長一短がある。フラッシュメモリは、集積度が高いが、動作速度の点で不利である。FeRAMは、高集積度化のための微細加工に限界あり、また作製プロセスにおいて問題がある。MRAMは消費電力の問題がある。
そこで、特にメモリ素子の微細加工の限界に対して有利な、新しいタイプの記憶素子が提案されている。この記憶素子は、2つの電極の間に、ある金属を含むイオン導電体(イオン源層)を挟む構造としたものである。この記憶素子では、2つの電極のいずれか一方にイオン導電体中に含まれる金属を含ませることによって、2つの電極間に電圧を印加した場合に、電極中に含まれる金属がイオン導電体中にイオンとして拡散することによって、イオン導電体の抵抗値或いはキャパシタンス等の電気特性が変化する。例えば、特許文献1および非特許文献1には、この特性を利用したメモリデバイスの構成が記載されている。特に、特許文献1においては、イオン導電体はカルコゲナイトと金属との固溶体よりなる構成が提案されている。具体的には、AsS,GeS,GeSeにAg,Cu,Znが固溶された材料からなり、2つの電極のいずれか一方の電極には、Ag,Cu,Znが含まれている。
更に、結晶酸化物材料を用いた各種不揮発メモリも提案されており、例えば、CrがドープされたSrZrO3 結晶材料を、SrRuO3 或いはPtにより形成された下部電極と、Au或いはPtにより形成された上部電極とにより挟んだ構造のデバイスにおいて、極性の異なる電圧の印加により可逆的に抵抗が変化することによるメモリが報告されている(非特許文献2参照)。但し、その原理等の詳細は不明である。
特表2002−536840号公報 日経エレクトロニクス 2003年1月20日号(第104頁) A.Beck et al.,Appl.Phys.Lett.,77,( 2000年) ,p.139 特開2004−342843号公報 特開2006−196537号公報
ところで、このようなメモリデバイスでは、特性向上,安定性向上などのために熱処理が施される。その熱処理条件は、メモリデバイス単体として製造する場合には比較的自由に設定できるが、ロジックデバイスとの混載を考えた場合には全体としての熱処理条件に耐えうる耐熱性が必要になる。しかしながら、これまで通常行われてきた、特に耐熱性に配慮せずに製造したメモリ素子は、ロジックデバイスで必要とされる380℃程度の熱処理を施すと、特性が劣化してしまうという問題があった。
これに対して、記憶層としてイオン導電体(イオン源層)だけでなく高抵抗層として酸化物層を設ける方法(例えば特許文献2)、更には、イオン導電体に添加物を施すことにより膜質変化を抑制させる方法(例えば特許文献3)がある。これらのデバイスではある程度までの耐熱性は確保できる。
しかしながら、これら従来の方法では、酸化物の形成法や形成条件によっては、高抵抗層(酸化物層)に過剰な酸素が取り込まれている場合がある。あるいは、平均としては化学量論組成でも偏在して局所的に過剰な酸素量となっていれば酸素を放出する場合もある。これらの過剰な酸素は、熱処理によって酸化物層から放出、拡散され、これによりイオン源層が酸化してしまうと、所望の特性が得られなくなる場合がある。これは酸化物層の場合に限らず、その他、窒化物層のように反応性ガスを用いた場合も同様な問題が起こり得る。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、素子形成後の高温の熱処理による特性劣化を抑制することができ、多用途のメモリデバイスとして適用可能な記憶素子およびその製造方法、並びにこの記憶素子を備えた記憶装置を提供することにある。
本発明の記憶素子は、第1電極上に高抵抗層、イオン源層および第2電極がこの順に配置された構造を有すると共に、抵抗値の変化により情報を記憶するものであって、高抵抗層は金属元素の酸化層の積層構造を有し、イオン源層に接する部分の酸素濃度が高抵抗層の中心部分の酸素濃度以下となるような、厚さ方向の酸素濃度勾配を有している。本発明の記憶素子の製造方法は、上記記憶素子の製造方法である。
本発明の記憶装置は、本発明の記憶素子を複数、例えばアレイ状あるいはマトリックス状に有するものである。
本発明の記憶素子または記憶装置では、高抵抗層に厚さ方向の酸素濃度勾配が設けられ、高抵抗層のイオン源層に接する部分の酸素濃度が高抵抗層の中心部分の酸素濃度以下となっているので、その後の熱処理により高抵抗層中心部分の酸素過剰部分からの拡散酸素がイオン源層に達することがなく、高抵抗層内に酸素をとどめることが可能となり、その結果、熱処理による特性変化が抑制される。
本発明の記憶素子または記憶装置、および本発明の記憶素子の製造方法によれば、高抵抗層に厚さ方向の酸素濃度勾配を設け、高抵抗層のイオン源層に接する部分の酸素濃度を高抵抗層の中心部分の酸素濃度以下とするようにしたので、耐熱性が向上し、その後の熱処理による特性の劣化が抑制される。よって、高温熱処理が必要なロジックデバイスを混載したメモリデバイスに適用しても、良好な特性を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る記憶素子10の断面構成を表すものである。この記憶素子10は、例えばシリコン基板からなる基板1上に、下部電極2、記憶層3および上部電極4をこの順に積層した構造を有する。下部電極2は、基板1上に形成された絶縁層5の開口内に埋設されている。記憶層3は、本実施の形態では、下部電極2上に形成された高抵抗層3Aと、この高抵抗層3A上に形成されたイオン源層3Bとにより構成されている。
下部電極2および上部電極4は、半導体プロセスに用いられる配線材料、例えばTiW,Ti,W,Cu,Al,Mo,Ta,WN,TaN,シリサイド等により形成されている。絶縁層5は、例えばハードキュア処理されたフォトレジスト、半導体装置に一般的に用いられるSiO2 やSi3 4 、その他の材料、例えばSiON,SiOF,Al2 3 ,Ta2 5 ,HfO2 ,ZrO2 等の無機材料、フッ素系有機材料、芳香族系有機材料等により形成されている。
記憶層3内の高抵抗層3Aは、イオン源層3Bに対して比較的高い抵抗値を有する酸化物により形成されており、上部電極4および下部電極2への電圧あるいは電流パルスが印加されると、その抵抗値が変化する層(抵抗変化層)である。この高抵抗層3Aの抵抗値の値により、2値あるいは多値の情報を保持することができるようになっている。
高抵抗層3Aは、一種または2種以上の金属元素の酸化物層である。金属元素としては、Ta,Hf,Si,Ni,Coの各元素や、希土類元素(例えばGdやCe)等を使用することができる。例えば、希土類元素を用いて高抵抗層3Aの酸化物を構成した場合には、より強固な酸化物層が形成される、つまりは後工程での熱処理による酸素の放出が少なくなり、より望ましい。
本実施の形態では、この高抵抗層3Aには、厚さ方向に酸素濃度勾配が設けられ、高抵抗層3Aのイオン源層3Bに接する部分の酸素濃度が高抵抗層3Aの中心部分の酸素濃度以下となっている。これにより、その後の熱処理により高抵抗層3Aの中心の酸素過剰部分からの拡散酸素がイオン源層3Bに達するようなことがなく、高抵抗層3A内に酸素をとどめることが可能となり、その結果、後工程での熱処理による特性変化が抑制される。
高抵抗層3Aには、更に、抵抗値や動作閾値の調整のためにCu,Au,Ag,Ir,Ru,Ptなどを添加してもよい。このように貴金属元素が含まれた材料からなる酸化物記憶層の場合は、熱処理により還元されやすく、そのため酸素を放出しやすいため、高抵抗層3Aに酸素濃度勾配を設ける意義は大きい。すなわち、ロジックデバイスなどと混載する場合に必要な400℃近辺の熱処理を施しても、記憶素子10の特性変化が抑制され、多くの用途に適用することが可能となる。
イオン源層3Bは、陽イオンとなる元素として、Cu,Ag,Znなどの金属元素の少なくとも一種を含有すると共に、Te,Se,Sのカルコゲナイド元素のうちの少なくとも一種を含有している。具体的には、例えばCuTe,GeSbTe,CuGeTe,AgGeTe,AgTe,ZnTe,ZnGeTe,CuS,CuGeS,CuSe,CuGeSeであり、その他、ZrTe、ZrTeSi、ZrTeGeSi、ZrTeAlSi、ZrTeAl等も用いることができる。このイオン源層3Bには、更に、B(ボロン)、或いはGdなどの希土類元素やSiを含有させてもよい。
なお、特に、抵抗値が変化する部分を比較的高い抵抗値を有する高抵抗層3Aに限定し、この高抵抗の高抵抗層3Aに比して充分抵抗が低い材料(例えば、高抵抗層3Aのオン時の抵抗値よりも低い)という観点から、イオン源層3Bのカルコゲナイド元素としてはTeを用いることが望ましく、それらに、陽イオンとして容易に移動しやすい、Cu,Ag,Znを含んだ、CuTe,AgTe,ZnTeを主成分とする材料によりイオン源層3Bを形成することが望ましい。
また、イオン源層3Bの陽イオンとなる元素としてCuを用いて、CuTeを含む構成とすると、イオン源層3Bの抵抗を低くしてイオン源層3Bの抵抗変化を高抵抗層3Aの抵抗変化と比較して充分に小さくすることができ、メモリ動作の安定性を向上させることができる。
なお、上記高抵抗層3A、イオン源層3Bおよび上部電極4は平面パターンが同じになるよう形成されており、下部電極2の平面パターンは、高抵抗層3Aよりも狭く、かつ高抵抗層3Aの一部と電気的に接続されている。
次に,図2を参照して、上記記憶素子10の製造方法について説明する。
先ず、例えば抵抗率の低いシリコンからなる基板1上に、例えば、スパッタリングによりAl2 3 ,Ta2 5 からなる絶縁層5を一様に形成する。その後、絶縁層5上にフォトリソグラフィによりフォトレジストからなる下部電極形成用パターンを形成する。次いで、RIE(Reactive Ion Etching)により、絶縁層5を選択的に除去し、開口を形成する。次に、スパッタリングにより下部電極材料として例えばWを絶縁層5上に一様に堆積させる。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing;化学的機械的研磨) 法、或いはエッチバック法等により表面を処理することにより、基板1の表面を平坦化して、下部電極材料を絶縁層5の開口内にのみ残留させる。これにより所定のパターンの下部電極2が形成される(ステップS1)。
続いて、スパッタリングにより下部電極2上に例えばGd,Cuを堆積し、加熱して酸化させることにより高抵抗層3A(GdCu酸化膜)を形成する。このとき、高抵抗層3Aの厚さ方向に酸素濃度勾配を設け、高抵抗層3Aのイオン源層3Bに接する部分の酸素濃度が高抵抗層3Aの中心部分の酸素濃度以下となるようにする(ステップS2)。酸素濃度勾配を設ける具体的な方法としては、例えば、(1)反応性スパッタリングで酸素ガス流量を変化させながら成膜する方法、あるいは(2)高抵抗層3Aを構成する金属元素の層を形成し、その後プラズマ酸化、という手順を複数回行い、酸化層を積層し、それぞれの層のプラズマ酸化の条件を変更していくという方法がある。
このように酸素濃度勾配を有する高抵抗層3Aを形成した後、この高抵抗層3A上に例えばスパッタリングにより、例えばCuTeAlZr膜からなるイオン源層3Bを形成し(ステップS3)、次いで、イオン源層3B上に例えばWからなる上部電極4を連続的に形成する(ステップS4)。その後、フォトリソグラフィおよびエッチング処理により、これらの高抵抗層3A,イオン源層3Bおよび上部電極4をパターニングして、図1の構造の記憶素子10を作製することができる(ステップS5)。
上記のようにして形成された本実施の形態の記憶素子10では、次のようにして情報の記録がなされる。すなわち、下部電極2および上部電極4を介して図示しない電源(パルス印加手段)から電圧パルス(或いは電流パルス)を印加すると、記憶層3の電気的特性、特に抵抗値が変化し、これにより情報の記録(書き込み,消去)がなされる。以下、具体的に説明する。
情報を書き込む場合には、上部電極4が正(+)電位、下部電極2が負(−)電位となるよう電圧パルス(正電圧)を印加する。これにより、イオン源層3BからCu,Ag,Znが陽イオン化して、高抵抗層3A内を拡散していき、下部電極2側で電子と結合して析出する、或いは、高抵抗層3A内部に拡散した状態で留まる。すると、高抵抗層3A内部にCu,Ag,Znを多量に含む電流パスが形成される、若しくは高抵抗層3A内部にCu,Ag,Znによる欠陥が多数形成されることによって、高抵抗層3Aの抵抗値が低くなる。高抵抗層3A以外のイオン源層3Bは、高抵抗層3Aの記録前の抵抗値に比べて、元々抵抗値が低いので、高抵抗層3Aの抵抗値が低くなることにより記憶素子10全体の抵抗値が低くなる。その後、記憶素子10にかかる電圧をなくすと、抵抗値が低くなった状態で保持される。これにより情報の書き込みがなされる。
書き込まれた情報を消去する場合は、上記と逆に、下部電極2が正(+)電位、上部電極4が負(−)電位となるよう電圧パルス(負電圧)を印加する。これにより、高抵抗層3A内に形成されていた電流パス或いは不純物準位を構成するCu,Ag,Znがイオン化し、高抵抗層3A内を移動してイオン源層3B側に戻る。すると、高抵抗層3A内からCu,Ag,Znによる電流パス、もしくは、欠陥が消滅して、高抵抗層3Aの抵抗値が高くなる。イオン源層3Bは元々抵抗値が低いので、高抵抗層3Aの抵抗値が高くなることにより、記憶素子10全体の抵抗値も高くなる。その後、記憶素子10にかかる電圧をなくすと、抵抗値が高くなった状態で保持される。これにより、記録された情報の消去がなされる。
このような過程を繰返し行うことにより、記憶素子10に情報の書き込みと消去を繰り返し行うことができる。従って、例えば、抵抗値の高い状態を「0」の情報に、抵抗値の低い状態を「1」の情報にそれぞれ対応させると、正電圧の印加による情報の記録過程で「0」から「1」に変え、負電圧の印加による情報の消去過程で「1」から「0」に変えることができる。
また、この記憶素子10では、広範囲の抵抗値を保持できるものであり、例えば低抵抗から高抵抗へと変化させる際の消去電圧を調整して高抵抗状態と低抵抗状態との間の中間的な状態を作り出せば、その状態を安定して保持することができる。よって、2値だけでなく多値記憶が可能となり、大容量化を実現することができる。
加えて、本実施の形態では、高抵抗層3Aの厚さ方向に酸素濃度勾配を設け、高抵抗層3Aのイオン源層3Bに接する部分の酸素濃度を高抵抗層3Aの中心部分の酸素濃度以下とするようにしたので、その後の熱処理により高抵抗層3Aの中心の酸素過剰部分からの拡散酸素がイオン源層3Bに達するようなことがない。すなわち、高抵抗層3A内に酸素をとどめることが可能となり、その結果、熱処理による特性変化が抑制される。また、熱処理のみならず、動作中の熱によって膜が変質していくことも抑制される。そして、このような高抵抗層3A、つまりは記憶素子10の耐熱性向上により、幅広い用途への適用が可能になり、多用途な記憶装置を実現することができる。
また、本実施の形態では、下部電極2、高抵抗層3A、イオン源層3Bおよび上部電極4をいずれもスパッタリングが可能な材料で構成することが可能であり、この場合、各層の材料に適応した組成からなるターゲットを用いて、スパッタリングを行えばよい。また、同一のスパッタリング装置内で、ターゲットを交換することにより、連続して成膜することも可能である。
なお、高抵抗層3Aの酸化物層の組成は、複数の材料を同時に成膜することが可能である装置を使用して、金属酸化物または金属と貴金属元素とを同時に堆積して形成する方法や、それぞれの材料が層を成さない程度の成膜時間を設定して繰り返し積層形成する方法を用いることにより、調整することが可能である。この繰り返し積層形成する方法では、各材料の成膜レートを調整することにより、高抵抗層3Aの酸化物層の組成を変化させることができる。
本実施の形態で得られる記憶素子10では、記憶層3の抵抗値の変化、特に高抵抗層3Aの抵抗値の変化を利用して情報の記憶を行っているため、素子を微細化していった場合にも、容易にかつ安定して情報の書き込み、消去、更に読み出しを行うことができる。特に、高温環境下および長期のデータ保持安定性に優れた特性を有するものであり、上記のようにして得られた記憶素子10を多数、例えば列状やマトリクス状に配置して記憶装置(メモリ)を構成することにより、記憶装置の集積化(高密度化)や小型化を図ることができる。
具体的には、例えば下部電極2を行方向のメモリセルに共通して形成し、上部電極4に接続された配線を列方向のメモリセルに共通して形成し、電位を印加して電流を流す下部電極2と配線とを選択することにより、記録を行うべきメモリセルを選択して、このメモリセルの記憶素子10に電流を流して、情報の記録や記録した情報の消去を行うことができる。
図3および図4は多数の記憶素子10をマトリクス状に配置した記憶装置(メモリセルアレイ)の一例を表すものであり、図3は断面構成、図4は平面構成をそれぞれ表している。このメモリセルアレイでは、各記憶素子10に対して、その下部電極2側に接続される配線と、その上部電極4側に接続される配線とを交差するよう設け、例えばこれら配線の交差点付近に各記憶素子10が配置されている。また、例えば上部電極4側に接続された配線がアレイ全体に共通して形成される。
より具体的には、各記憶素子10は、高抵抗層3A、イオン源層3Bおよび上部電極4の各層を共有している。すなわち、高抵抗層3A、イオン源層3Bおよび上部電極4それぞれは各記憶素子10に共通の層(同一層)により構成されている。このうち共通に形成された上部電極4がプレート電極PLとなる。一方、下部電極2は、メモリセル毎に個別に形成されており、これにより各メモリセルが電気的に分離されている。このメモリセル毎の下部電極2によって、各下部電極2に対応した位置に各メモリセルの記憶素子10が規定される。下部電極2は各々対応するセル選択用のMOSトランジスタTrに接続されており、各記憶素子10はこのMOSトランジスタTrの上方に形成されている。MOSトランジスタTrは、半導体基板11内の素子分離層12により分離された領域に形成されたソース/ドレイン領域13とゲート電極14とにより構成されている。ゲート電極14の壁面には、サイドウォール絶縁層が形成されている。ゲート電極14は、記憶素子10の一方のアドレス配線であるワード線WLを兼ねている。MOSトランジスタTrのソース/ドレイン領域13の一方と、記憶素子10の下部電極2とが、プラグ層15、金属配線層16およびプラグ層17を介して電気的に接続されている。MOSトランジスタTrのソース/ドレイン領域13の他方は、プラグ層15を介して金属配線層16に接続されている。金属配線層16は、記憶素子の他方のアドレス配線であるビット線BL(図3参照)に接続されている。なお、図3においては、MOSトランジスタTrのアクティブ領域18を鎖線で示しており、コンタクト部21は記憶素子10の下部電極2、コンタクト部22はビット線BLにそれぞれ接続されている。
このメモリセルアレイでは、ワード線WLによりMOSトランジスタTrのゲートをオン状態として、ビット線BLに電圧を印加すると、MOSトランジスタTrのソース/ドレインを介して、選択されたメモリセルの下部電極2に電圧が印加される。ここで、下部電極2に印加された電圧の極性が、上部電極4(プレート電極PL)の電位に比して負電位である場合には、上述のように記憶素子10の抵抗値が低抵抗状態へと遷移する。これにより選択されたメモリセルに情報が書き込まれる。次に、下部電極2に、上部電極4(プレート電極PL)の電位に比して正電位の電圧を印加すると、記憶素子10の抵抗値が再び高抵抗状態へと遷移する。これにより選択されたメモリセルに記録された情報が消去される。記録された情報の読み出しを行うには、例えば、MOSトランジスタTrによりメモリセルを選択し、そのセルに対して所定の電圧または電流を印加する。このときの記憶素子10の抵抗状態により異なる電流または電圧を、ビット線BLあるいはプレート電極PLの先に接続されたセンスアンプ等を介して検出する。なお、選択したメモリセルに対して印加する電圧または電流は、記憶素子10の抵抗値の状態が遷移する電圧等の閾値よりも小さくする。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
<実験1>
実施例1として、前述した方法により、記憶素子10を作製した。すなわち、シリコンウエハ上に酸化珪素から成る絶縁層5を形成し、この絶縁層5に0.3μmφの円形のパターンの開口を形成した。次いで、絶縁層5の開口内をWにより埋めて、厚さ20nmの下部電極2を形成した。
次に、絶縁層5および下部電極2の上に高抵抗層3Aとして、例えば2層構造のGd60Cu40酸化膜を形成した。すなわち、図5(A)に示したように、下部電極2上に、まず、第1GdCu膜を成膜し、表面からプラズマ酸化して第1GdCu酸化膜3A−1を形成した。更に、この第1GdCu酸化膜3A−1上に第2GdCu膜を成膜し、プラズマ酸化して第2GdCu酸化膜3A−2を形成した。第2GdCu酸化膜3A−2がイオン源層3B側となる。これにより、酸素濃度は図5(B)に示したように第1GdCu酸化膜3A−1と第2GdCu酸化膜3A−2との間が最も高い状態となり、厚さ方向に酸素濃度勾配を持つ高抵抗層3Aが形成された。
ここで、上記において第1GdCu膜と第2GdCu膜との合計厚さを1nmとして、第2GdCu膜の厚さを変化させ、それぞれについて記憶素子10の試料を作製した。
その後、高抵抗層3A(Gd60Cu40酸化膜)上にイオン源層3Bとして膜厚20nmのCu10Te40Al40Zr10膜を形成し、更に、このCu10Te40Al40Zr10膜上に上部電極4として膜厚200nmのW膜を形成した。その後、フォトリソグラフィ技術により、プラズマエッチング装置を用いて、絶縁層5上に堆積した高抵抗層3A,イオン源層3Bおよび上部電極4の各層をパターニングした。このようにして、図1に示した構造の記憶素子10を試料として作製した。
上記各試料の記憶素子10を作製した後、380℃で1時間の熱処理を施し、室温にてそれぞれの記録可能な最短パルス幅を調べた。図6は、それぞれの熱処理前の記録可能な最短パルス幅を基準としたときの熱処理後記録可能最短パルス幅を、イオン源層3B側のGdCu膜(第2GdCu膜)の厚さとの関係で示したものである。測定条件は以下のとおりとした。
記録時パルス幅 1nsec〜1msec
記録時電圧 3V
記録時電流 150μA
測定結果として、イオン源層3B側の第2GdCu膜の膜厚が0の場合、すなわち高抵抗層3Aにおいてイオン源層3B側の酸素濃度が高い場合には、熱処理前後で記録可能なパルス幅が三桁長く、つまり動作速度が遅くなってしまっている。第2GdCu膜の厚さが0.3nm、0.5nmと変化していくと熱処理前後の変化は抑えられ、0.5nmになると記録可能な最短パルス幅は熱処理によって変化しなくなる。高抵抗層3Aにおいてイオン源層3B側の酸素濃度が高い状態である場合、そこに過剰な酸素が存在すると、熱処理によって高抵抗層3Aからの酸素拡散によりイオン源層3Bが酸化され、高抵抗層3Aの酸化物層が厚くなるのと同様の傾向を示すため、動作速度が低下しているものと考えられる。
図6の結果より、高抵抗層3Aにおいてイオン源層3B側の酸素濃度が低い状態になれば、高温熱処理後でも特性の変化が抑制されており、素子全体の耐熱性が向上していることが分かった。
<実験2>
次に、高抵抗層3Aの厚さを変化させて複数の記憶素子10を形成した。これらを用いて実験1と同様に、それぞれ最短書き込み可能パルス幅を調べた。その結果を図7に示す。ここでは、第1GdCu膜と第2GdCu膜との厚さは等しくした。GdCu膜の厚さが3倍になると、熱処理によって記録可能最短パルス幅は1桁長くなっている。このように高抵抗層3Aが厚くなる場合に比べて、酸素拡散によってイオン源層3Bが酸化されて実質的に酸化物層が厚くなる場合の影響が非常に大きいことが分かった。
この結果からも、高抵抗層3A内に酸素濃度勾配をもたせ、イオン源層3B内への酸素拡散を抑制することが非常に重要で、これにより熱処理時におこる特性変化を抑制できることが分かる。
<実験3>
次に、上記実施例と同じ0.3μmφの記憶素子10において、単層のGd層を酸化して高抵抗層3Aとした場合、酸化前のGd層の膜厚をパラメータとしたときの記録閾値の変化を調べた。図8はその結果を表すものである。メモリセルの電源電圧を3Vとした場合、これを超えると記録不可能となるので、記録閾値は3V以下が望ましく、膜厚としては3.8nmが上限となる。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、記憶素子10のイオン源層3Bと上部電極4とをそれぞれ異なる材料により別々に形成したが、上部電極4にイオン源となる元素(Cu,Ag,Zn)を含有させて、上部電極がイオン源層を兼用するような構成としてもよい。この場合には、高抵抗層3Aが記憶層3となる。
また、上記実施例では、高抵抗層3Aを第1GdCu酸化膜3A−1および第2GdCu酸化膜3A−2の二層構造としたが、三層以上の構造としてもよい。
本発明の一実施の形態に係る記憶素子の断面構成図である。 記憶素子の製造プロセスを説明するための流れ図である。 記憶装置の断面構成図である。 記憶装置の平面構成図である。 高抵抗層の酸素濃度勾配を説明するための図である。 高抵抗層の膜厚を一定としたときの第2GdCu膜の膜厚と熱処理後記録可能最短パルス幅との関係を表す特性図である。 第2GdCu膜の膜厚を高抵抗層の膜厚の1/2としたときの熱処理後記録可能最短パルス幅との関係を表す特性図である。 高抵抗層となる酸化前のGd膜の膜厚と記録閾値との関係を表す特性図である。
符号の説明
1…基板、2…下部電極、3…記憶層、3A…高抵抗層、3B…イオン源層、4…上部電極、5…絶縁層、10…記憶素子

Claims (6)

  1. 第1電極上に高抵抗層、イオン源層および第2電極がこの順に配置された構造を有すると共に、抵抗値の変化により情報を記憶する記憶素子であって、
    前記高抵抗層は金属元素の酸化層の積層構造を有し、前記イオン源層に接する部分の酸素濃度が前記高抵抗層の中心部分の酸素濃度以下となるような、厚さ方向の酸素濃度勾配を有す
    憶素子。
  2. 前記高抵抗層は、希土類元素を含
    求項1に記載の記憶素子。
  3. 前記イオン源層は、S,SeおよびTeのうちの少なくとも1種と、一種類以上の金属元素とを含
    求項1に記載の記憶素子。
  4. 前記第2電極がイオン源層を兼ねてい
    求項1に記載の記憶素子。
  5. 第1電極上に高抵抗層、イオン源層および第2電極がこの順に配置された構造を有すると共に、抵抗値の変化により情報を記憶する記憶素子の製造方法であって、
    前記高抵抗層を酸化条件の異なる金属元素の酸化層の積層構造とし、前記高抵抗層の厚さ方向に酸素濃度勾配を設けると共に、前記イオン源層に接する部分の酸素濃度が前記高抵抗層の中心部分の酸素濃度以下となるようにする
    記憶素子の製造方法。
  6. 第1電極上に高抵抗層、イオン源層および第2電極がこの順に配置された構造を有すると共に、抵抗値の変化により情報を記憶する複数の記憶素子と、前記複数の記憶素子に対して選択的に電圧または電流のパルスを印加するためのパルス印加手段とを備えた記憶装置であって、
    前記記憶素子の高抵抗層は金属元素の酸化層の積層構造を有し、前記イオン源層に接する部分の酸素濃度が前記高抵抗層の中心部分の酸素濃度以下となるような、厚さ方向の酸素濃度勾配を有す
    憶装置。
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