JP5422117B2 - 医用画像処理装置、及び医用画像撮影装置 - Google Patents

医用画像処理装置、及び医用画像撮影装置 Download PDF

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Description

この発明は、X線CT装置などの医用画像撮影装置にて取得された医用画像を表示する医用画像処理装置に関する。また、X線CT装置などの医用画像撮影装置に関する。
X線CT装置などの医用画像撮影装置にて被検体(人体)を撮影し、その撮影で取得したデータに画像処理を施すことで被検体の2次元画像データや3次元画像データを生成し、コンピュータ端末に被検体の2次元画像や3次元画像を表示している。ところが、人体は常に同じ状態を保っているわけではなく、短時間であっても時間の経過によって形状が変化し、また、取得された医用画像の画素値が変化する。医用画像撮影装置の種類や製品の仕様によって、捉えることができる形状の変化や画素値の変化が異なる。例えばX線CT装置で捉えることができる時間変化の例としては、心臓の拍動や、造影剤の注入による医用画像における血管部分の染色などが挙げられる。
形状の変化などを画像として捉えるため、例えばX線CT装置では、所定の時間間隔をあけて連続的に撮影を行うダイナミックスキャンや、心臓の拍動に合わせてスキャンを行なう心電同期撮影を行うことで、撮影時刻が異なる同一部位の医用画像を取得することができる。そして、診察においては、各医用画像を比較することが行われている(例えば特許文献1)。
以上のように、心臓などの部位を連続的に撮影することで、撮影時間が長くなるほど、1回の撮影で取得される医用画像データの数が増大する。各医用画像データには、各医用画像データが取得された時刻を示す撮影時刻(時相)が付帯情報として付帯されている。また、心電同期撮影では、各医用画像データには、1心拍中において各医用画像データが取得された時間を示す位相が付帯情報として付帯される。
医用画像に基づいて形状や画素値の経時変化を観察する上で、撮影時刻や位相は必要な情報である。診察においては、表示されている医用画像が取得された撮影時刻や位相を意識して診察を行っている。
従来においては、医用画像を表示するときには、撮影時刻を、医用画像とともに画面上に「画像撮影時刻」として数値で表示していた。例えば、撮影時刻として、日時と時刻を医用画像とともに表示していた。具体的には、2001年3月13日、12時41分29.69秒に撮影された場合、医用画像とともに、画面上には数値として「2001.3.13 12:41:29.69」と表示していた。しかしながら、撮影時刻を数値として表示するのみでは、表示されている医用画像が、全体の撮影時間に対してどの時間に取得されたのかを、操作者は判別することが困難であった。
また、医用画像データベースに格納されている複数の医用画像の一覧を画像リストとして表示する場合、その画像リストには、各医用画像データが取得された撮影時刻を数値で表示していた。しかしながら、撮影時刻を数値として表示するのみでは、多数の医用画像のなかから所望の医用画像を選択することは困難であった。
また、ある患者に対する撮影で取得された複数の医用画像から所望の医用画像を操作者に選択させる場合、各医用画像の表示サイズを縮小することで複数の医用画像をサムネイルで表示し、それら複数の医用画像から所望の医用画像を操作者に選択させるようになっている。しかしながら、従来技術においては、サムネイルで表示された各医用画像とともに、各医用画像が取得された撮影時刻や位相を表示していなかった。そのため、サムネイル表示においては、各医用画像は撮影された順番に従って並んで表示されているが、操作者は撮影時刻や位相を認識することはできなかった。
また、サムネイル表示によって、時間的に前後する医用画像同士の形状や画素値の差を観察することができる。しかしながら、同一部位を連続して撮影した場合、時間的に前後する医用画像同士においては、形状や画素値の差は小さいため、医用画像を一見しただけでは、その医用画像がどの撮影時刻又はどの位相で取得されたかを識別することは困難であった。さらに、撮影時間が長くなるほど医用画像データの数が増えるため、その識別は更に困難になっていた。
さらに、医用画像データをボリュームデータとして取得する場合、データ量は、3次元のデータに撮影時間を積算した量となるため、そのデータのなかから所望の部位が描出されている画像を探し出すことは、ますます困難になってきている。
特開2006−334294号公報
以上のように、撮影時刻を数値で表示すると、多数の医用画像のなかから所望の撮影時刻又は所望の位相に取得された医用画像を判別して選択することは困難であった。また、サムネイル表示のように撮影時刻や位相を表示せずに、表示サイズを縮小した医用画像のみを表示する場合、前後の撮影時刻又は前後の位相に取得された医用画像同士の差が小さいため、所望の撮影時刻又は所望の位相に取得された医用画像を判別して選択することは困難であった。
この発明は上記の問題を解決するものであり、所望の時間帯において、医用画像データが取得された時間を分かりやすく表示することが可能な医用画像処理装置、及び医用画像撮影装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、医用画像撮影装置にて撮影された時間が異なり、前記撮影された時間が付帯情報として付帯された複数の医用画像データを記憶する記憶手段と、前記複数の医用画像データから所望の時間帯に含まれる複数の医用画像データを選択するための選択手段と、前記所望の時間帯を前記全体の撮影時間として、前記所望の時間帯に含まれる各医用画像データが取得された時間の割合を求める演算手段と、前記時間の割合を模式的に表すマーカを生成するマーカ生成手段と、前記所望の時間帯に含まれる複数の医用画像について、各医用画像と前記各医用画像のそれぞれに対応するマーカとを組み合わせた複合画像の表示サイズを縮小して表示手段に表示させ、前記表示サイズが縮小された複数の医用画像のうち所望の医用画像の指定を受け付けた場合に、前記指定された医用画像の表示サイズを拡大して前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする医用画像処理装置である。
また、請求項に記載の発明は、被検体を撮影することで、取得された時間が異なる複数の医用画像データを取得する画像取得手段と、前記複数の医用画像データから所望の時間帯に含まれる複数の医用画像データを選択するための選択手段と、前記所望の時間帯を前記全体の撮影時間として、前記所望の時間帯に含まれる各医用画像データが取得された時間の割合を求める演算手段と、前記時間の割合を模式的に表すマーカを生成するマーカ生成手段と、前記所望の時間帯に含まれる複数の医用画像について、各医用画像と前記各医用画像のそれぞれに対応するマーカとを組み合わせた複合画像の表示サイズを縮小して表示手段に表示させ、前記表示サイズが縮小された複数の医用画像のうち所望の医用画像の指定を受け付けた場合に、前記指定された医用画像の表示サイズを拡大して前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする医用画像撮影装置である。
また、請求項に記載の発明は、医用画像撮影装置にて撮影された時間が異なり、前記撮影された時間が付帯情報として付帯された複数の医用画像データを記憶する記憶手段と、前記撮影された時間に基づいて、一連の複数の医用画像データを対象にして、1心拍内における前記撮影された時間の位置を求める演算手段と、前記時間の位置を模式的に表すマーカを生成するマーカ生成手段と、前前記所望の時間帯に含まれる複数の医用画像について、各医用画像と前記各医用画像のそれぞれに対応するマーカとを組み合わせた複合画像の表示サイズを縮小して表示手段に表示させ、前記表示サイズが縮小された複数の医用画像のうち所望の医用画像の指定を受け付けた場合に、前記指定された医用画像の表示サイズを拡大して前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする医用画像処理装置である。
この発明によると、医用画像が取得された時間の割合を求め、その時間の割合を模式的に表すマーカを生成し、そのマーカを医用画像とともに表示することにより、所望の時間帯において医用画像が取得された時間を分かりやすく表示することが可能となる。そのことにより、操作者は、所望の時間に取得された医用画像を容易に判別することが可能となる。
(構成)
この発明の実施形態に係る医用画像処理装置について図1を参照して説明する。図1は、この発明の実施形態に係る医用画像処理装置を示すブロック図である。
図1に示すように、病院内システムにおいては、ネットワークNを介して、医用画像撮影装置100と、医用画像管理装置(医用画像サーバ)110と、医用画像処理装置1とが接続されている。
医用画像撮影装置100は、被検体内を画像化することで医用画像データを取得する。医用画像撮影装置100は、X線を曝射することで被検体内を映像化するX線診断装置やX線CT装置、超音波を送受信することで被検体内を映像化する超音波診断装置、又は、磁場を発生させて被検体内を映像化するMRI装置などが該当する。医用画像撮影装置100は、通信機能を有するコンピュータを備え、ネットワークNを介してデータ通信可能となっている。
この実施形態では、医用画像撮影装置100に、X線CT装置を用いた場合について説明する。例えば、X線CT装置(医用画像撮影装置100)によって、被検体を撮影することで、取得された時間(撮影時刻)が異なる複数のボリュームデータを取得する。具体的には、1回の撮影で、心臓などの同一部位を連続して撮影することで、撮影時刻が異なる一連のボリュームデータを取得する。
また、X線CT装置(医用画像撮影装置100)によって、心電同期撮影を行うことで、1心拍中において取得された時間が異なる複数のボリュームデータを取得しても良い。なお、1心拍中において取得された時間を、以下、「位相」と称する場合がある。具体的には、心電計を用いて被検体の心電波形(ECG信号)を取得して、X線CT装置(医用画像撮影装置100)は、撮影によって取得した各ボリュームデータに、1心拍中において取得された時間(位相)を示す位相情報を付帯させる。また、X線CT装置において、1心拍に対応する心電波形と、その1心拍中において取得された時間を示す位相情報とを、撮影によって取得した各ボリュームデータに付帯させても良い。
医用画像管理装置110は通信機能を有するコンピュータを備え、ネットワークNを介してデータ通信可能となっている。医用画像管理装置110は、医用画像データを画像記憶装置に記憶させて医用画像データを管理している。
なお、医用画像撮影装置100により取得された複数の医用画像データは、DICOM規格に従って、患者ごとに分類され、患者ごとの分類は更に検査ごとに分類されている。検査は医用画像データのシリーズから成り立っており、シリーズには複数の医用画像データが含まれている。このような構造で複数の医用画像データを分類すると、患者を頂点とし、その患者にある検査が実施され、その検査は医用画像データのシリーズからなり、シリーズは複数の医用画像データを含むことになる。
X線CT装置やなどの医用画像撮影装置100によって取得された医用画像データは、ネットワークNを介して接続された医用画像管理装置110において管理される。医師などの操作者は、ネットワークNに接続されたクライアント端末を用いて、医用画像管理装置110から所望の医用画像データを読み出すことによって、医用画像を読影することができる。
図1に示す病院内システムは、DICOM規格に従って、医用画像データ及びその付帯情報の通信を行ない、病院などの医療施設内に設けられた院内LANなどを利用して構築されている。
医用画像撮影装置100は、医用画像データに付帯情報を付帯させて出力する。ここでは、付帯情報が付帯された医用画像データを、「DICOM画像データ」と称することとする。付帯情報には、DICOM規格に従って、撮影日時情報、患者ID、検査ID、シリーズID、医用画像固有の番号であるイメージID、及び撮影部位情報が含まれている。また、心電波形(ECG信号)に基づく心電同期撮影を行った場合、付帯情報には、心電同期撮影であることを示す識別情報と、1心拍中において取得された時間を示す位相情報が含まれている。また、心電同期撮影を行った場合、付帯情報に、心電同期撮影であることを示す識別情報と、1心拍に対応する心電波形と、その1心拍中において取得された時間を示す位相情報とを含ませても良い。
撮影日時情報、患者ID、検査ID、シリーズID、及びイメージIDなどの情報は、DICOM規格に従って規格化されている。撮影日時情報は、医用画像撮影装置100にて各医用画像データが取得された日時を表す情報である。この日時には、例えば、撮影された年月日と時刻とが含まれている。患者IDは、撮影された患者を特定する情報である。検査IDは、検査内容を特定するための情報である。シリーズIDは、撮影した部位ごと、スライス厚、又は造影剤の有無などで分類するために用いられる情報である。撮影部位情報は、医用画像撮影装置100によって撮影された被検体の部位を示す情報である。
患者に対して複数の検査が実施されている場合は、それぞれの検査で取得された医用画像データに、それぞれの検査を示す検査IDが付されて、検査ごとに分類される。また、複数の部位を撮影するなどして、検査に複数のシリーズが含まれている場合は、それぞれのシリーズについて取得された医用画像データに、それぞれのシリーズを示すシリーズIDが付されて、シリーズごとに分類される。すなわち、ある患者IDが付帯された複数の医用画像データは、検査IDによって検査ごとに分類され、さらに、個々の検査では、シリーズIDによってシリーズごとに分類される。
医用画像撮影装置100によって医用画像データが生成されると、付帯情報が付帯された医用画像データ(DICOM画像データ)が医用画像撮影装置100から医用画像管理装置110にネットワークNを介して送信される。
医用画像管理装置110は、複数のHDDやNAS(Network Attached Storage)などで構成される画像記憶装置を備え、ネットワークNを介して受信したDICOM画像データを所定の画像記憶装置に記憶させる。
[医用画像処理装置1]
医用画像処理装置1は、送受信部2、画像データ記憶部3、画像処理部4、演算部5、マーカ生成部6、フォーマット記憶部7、表示制御部8、及びユーザインターフェース(UI)9を備えている。
送受信部2は、例えばLANやモデムなどのネットワークアダプタで構成され、ネットワークNに接続する医用画像撮影装置100や医用画像管理装置110にデータを送信し、又、医用画像撮影装置100や医用画像管理装置110からデータを受信する。
画像データ記憶部3は、医用画像撮影装置100又は医用画像管理装置110から送られたDICOM画像データを記憶する。
例えば、操作者が操作部92を用いて、診察対象となる患者の患者IDを入力すると、その患者IDは制御部10を介して送受信部2に出力される。送受信部2はその患者IDを医用画像管理装置110に送信する。医用画像管理装置110は、医用画像処理装置1から送信された患者IDを受信すると、その患者IDが付帯情報として付帯されたDICOMデータを医用画像処理装置1に送信する。送受信部2は、医用画像処理装置1から送信されたDICOM画像データを受信し、受信したDICOM画像データを画像データ記憶部3に出力する。そして、画像データ記憶部3は、送受信部2から出力されたDICOM画像データを記憶する。
制御部10は、画像データ記憶部3に記憶されているDICOM画像データの一覧の表す画像リストを作成し、その画像リストを表示部91に表示させる。例えば、制御部10は、検査の一覧、各検査に含まれるシリーズの一覧、及び、DICOM画像データのイメージIDの一覧を表す画像リストを作成する。また、制御部10は、医用画像管理装置110に記憶されているDICOM画像データの一覧を表す画像リストを作成し、その画像リストを表示部91に表示させても良い。
画像リストの1例を図2に示す。図2は、画像リストの1例を示す図である。例えば、検査の項目には、検査日、検査ID、患者の氏名などが含まれている。また、シリーズの項目には、撮影部位、造影剤の有無、体位などの情報が含まれている。また、イメージの項目には、撮影時刻、撮影の開始位置と終了位置、スライス厚などの情報が含まれている。
操作者が操作部92を用いて、検査の一覧のうち所望の検査を指定すると、制御部10は、指定された検査に含まれるシリーズの一覧を画像リストとして作成し、表示部91に表示させる。さらに、操作者が操作部92を用いて、シリーズの一覧のうち所望のシリーズを指定すると、制御部10は、指定されたシリーズに含まれるイメージの一覧を画像リストとして作成し、表示部91に表示させる。操作者は表示部91に表示されている画像リストを参照し、操作部92を用いて、その画像リストに表されている所望の検査を指定し、その検査に含まれる所望のシリーズを指定し、更に、そのシリーズに含まれる所望のDICOM画像データのイメージIDを指定する。このとき、操作者は、1つのDICOM画像データを指定しても良いし、複数のDICOM画像データを指定しても良い。
操作者によって所望のDICOM画像データが指定されると、そのDICOM画像データを特定するためのイメージIDが、ユーザインターフェース(UI)9から制御部10に出力される。1つのDICOM画像データが指定された場合は、そのDICOM画像データを特定するためのイメージIDが制御部10に出力される。また、複数のDICOM画像データが指定された場合は、各DICOM画像データのそれぞれを特定するための複数のイメージIDが制御部10に出力される。
画像処理部4は、DICOM画像データに所定の画像処理を施す。例えば、画像処理部4は、ボリュームデータにボリュームレンダリングを施すことで、被検体内の組織を立体的に表す3次元画像データを生成する。また、画像処理部4は、MPR処理(Multi Plannar Reconstruction)を施すことで、ボリュームデータを所望の断面で切断し、その切断面における組織を表すMPR画像データを生成しても良い。
例えば、操作者によって所望のイメージIDが指定されると、画像処理部4は、制御部10を介してイメージIDを受けて、そのイメージIDが付帯されたボリュームデータ(DICOM画像データ)を画像データ記憶部3から取得する。そして、画像処理部4は、取得したボリュームデータに所定の画像処理を施すことで、3次元画像データやMPR画像データを生成する。また、操作者によって複数のイメージIDが指定されると、画像処理部4は、各イメージIDが付帯されたボリュームデータを画像データ記憶部3から取得し、各ボリュームデータに所定の画像処理を施すことで、複数の3次元画像データや複数のMPR画像データを生成する。
そして、画像処理部4は、生成した3次元画像データやMPR画像データを表示制御部8に出力する。
演算部5は、DICOM画像データの付帯情報に含まれる撮影日時情報(撮影時刻)に基づいて、各DICOM画像データが取得された時間の割合を求める。例えば、演算部5は、1つの検査において取得された一連の複数のDICOM画像データを対象にして、全体の撮影時間の長さに対する各DICOM画像データが取得された時間の割合を求める。以下、演算部5の処理について説明する。
まず、演算部5は、全体の撮影時間の長さを求める。例えば、演算部5は、1回の撮影に要した時間の長さを全体の撮影時間の長さとする。操作者によって所望の検査が指定され、その検査に含まれる所望のシリーズが指定され、更に、そのシリーズに含まれる所望のDICOM画像データが指定されると、指定された検査ID、シリーズID、及びイメージIDが、ユーザインターフェース(UI)9から制御部10に出力される。複数のDICOM画像データが指定されると、複数のイメージIDが制御部10に出力される。そして、演算部5は、制御部10を介してシリーズIDとイメージIDを受けて、そのシリーズIDが付帯されたDICOM画像データの付帯情報を画像データ記憶部3から取得する。そして、演算部5は、1つのシリーズに属する各付帯情報に含まれる撮影日時情報(撮影時刻)に基づいて、最も早い撮影時刻と最も遅い撮影時刻を特定し、その間の時間の長さを求める。この時間の長さが、1回の撮影に要した時間であり、演算部5は、この時間の長さを全体の撮影時間の長さとする。
次に、演算部5は、操作者によって指定された各DICOM画像データの撮影時刻から、1シリーズに含まれる複数のDICOM画像データのうち最も早い撮影時刻を減算することで、最も早い撮影時刻から各DICOM画像データが取得された撮影時刻までの時間の長さを求める。各DICOM画像データの撮影時刻から、最も早い撮影時刻を減算した時間の長さを、以下、「時間長」と称することにする。
そして、演算部5は、全体の撮影時間の長さを分母にし、操作者によって指定された各DICOM画像データの時間長を分子にすることで、全体の撮影時間の長さに対する各DICOM画像データが取得された時間の割合を求める。これにより、1回の撮影に要した時間に対する、各DICOM画像データが取得された時間の割合が求められる。また、演算部5は、全体の撮影時間の長さを100%として、各DICOM画像データが取得された時間の割合のパーセンテージを求めても良い。演算部5は、操作者によって指定された各DICOM画像データの付帯情報に、時間の割合を示す情報を含ませて、各DICOM画像データの付帯情報をマーカ生成部6に出力する。
例えば、操作者が操作部92を用いて所望のシリーズを指定すると、演算部5は、制御部10を介してシリーズIDを受けて、そのシリーズIDが付帯されたDICOM画像データの付帯情報を画像データ記憶部3から取得する。そして、演算部5は、そのシリーズに含まれる複数のDICOM画像データに付帯されている撮影時刻に基づいて、全体の撮影時間の長さを求める。さらに、演算部5は、そのシリーズに含まれる各DICOM画像データの撮影時刻から、最も早い撮影時刻を減算することで、最も早い撮影時刻から各DICOM画像データが取得された撮影時刻までの時間の長さ(時間長)を求める。そして、演算部5は、そのシリーズにおける全体の撮影時間の長さを分母にし、各DICOM画像データの時間長を分子にすることで、全体の撮影時間の長さに対する各DICOM画像データが取得された時間の割合を求める。このようにして、演算部5は、1つのシリーズに含まれる各DICOM画像データが取得された時間の割合を求める。
また、演算部5は、別の方法によって全体の撮影時間の長さを求めても良い。例えば、演算部5は、操作者によって指定された複数のDICOM画像データを対象にして、最も早い撮影時刻と最も遅い撮影時刻との間の時間の長さを求め、その時間の長さを全体の撮影時間の長さとしても良い。この場合、操作者によって複数のイメージIDが指定されると、演算部5は、制御部10を介してイメージIDを受けて、そのイメージIDが付帯されたDICOM画像データの付帯情報を画像データ記憶部3から取得する。そして、演算部5は、操作者によって指定された各DICOM画像データに付帯されている付帯情報に含まれる撮影日時情報(撮影時刻)に基づいて、指定された複数のDICOM画像データを対象にして、最も早い撮影時刻と最も遅い撮影時刻との間の時間の長さを求める。演算部5は、この時間の長さを、操作者によって指定された複数のDICOM画像データを対象とした全体の撮影時間の長さとする。
次に、演算部5は、操作者によって指定された各DICOM画像データの撮影時刻から、指定された複数のDICOM画像データのうち最も早い撮影時刻を減算することで、最も早い撮影時刻から各DICOM画像データが取得された撮影時刻までの時間の長さ(時間長)を求める。
そして、演算部5は、全体の撮影時間の長さを分母にし、操作者によって指定された各DICOM画像データの時間長を分子にすることで、全体の撮影時間の長さに対する各DICOM画像データが取得された時間の割合を求める。これにより、操作者によって指定された複数のDICOM画像データを対象として、各DICOM画像データが取得された時間の割合が求められる。また、演算部5は、全体時間長を100%として、各DICOM画像データが取得された時間の割合のパーセンテージを求めても良い。演算部5は、各DICOM画像データの付帯情報に、時間の割合を示す情報を含ませて、各DICOM画像データの付帯情報をマーカ生成部6に出力する。
この実施形態においては、演算部5は、1回の撮影に要した時間を全体の撮影時間の長さとして、各DICOM画像データが取得された時間の割合を求めても良いし、操作者に指定された複数のDICOM画像データを対象にして全体の撮影時間の長さを求めて、各DICOM画像データが取得された時間の割合を求めても良い。操作者は操作部92を用いて、いずれかの方法を選択し、演算部5は操作者によって指定された方法に従って、各DICOM画像データが取得された時間の割合を求める。
マーカ生成部6は、各DICOM画像データが取得された時間の割合を含む付帯情報を演算部5から受けて、その時間の割合を模式的に表すマーカを各DICOM画像データについて生成する。すなわち、マーカ生成部6は、全体の撮影時間の長さを全体のスケールとし、その全体のスケールにおいて、各DICOM画像データが取得された時間の位置を表すマーカを生成する。フォーマット記憶部7には、時間の割合を模式的に表すマーカのフォーマットが記憶されている。円グラフ、棒グラフ、又は砂時計の形状などが、マーカのフォーマットとしてフォーマット記憶部7に記憶されている。
ここで、マーカ生成部6によって生成されるマーカについて図3と図4を参照して説明する。図3と図4は、撮影された時間を模式的に表すマーカの1例を示す図である。例えば図3に示すように、マーカ生成部6は、演算部5によって求められた時間の割合に基づいて、DICOM画像データが取得された時間の割合を円グラフで表すマーカ200を生成する。この円グラフは、全体の撮影時間の長さを100%として、DICOM画像データが取得された時間の割合を表している。すなわち、円グラフの全体を全体の撮影時間の長さとし、DICOM画像データが取得された時間の位置を、この円グラフで示すことで、DICOM画像データが取得された時間の割合を表している。マーカ生成部6は、操作者によって指定された複数のDICOM画像データのそれぞれについて、円グラフで表すマーカ200を生成する。
また、図4に示すように、マーカ生成部6は、DICOM画像データが取得された時間の割合を棒グラフで表すマーカ300を生成しても良い。この棒グラフは、全体の撮影時間の長さを100%として、矢印310の位置によって、DICOM画像データが取得された時間の割合を表している。すなわち、棒グラフの全体を全体の撮影時間の長さとし、DICOM画像データが取得された時間の位置を、この棒グラフで示すことで、DICOM画像データが取得された時間の割合を示している。マーカ生成部6は、操作者によって指定された複数のDICOM画像データのそれぞれについて、棒グラフで表すマーカ300を生成する。
また、心電同期撮影によって取得されたDICOM画像データについては、心電波形のマーカによって、DICOM画像データが取得された時間の割合を示しても良い。心電同期撮影によって取得されたDICOM画像データの付帯情報には、心電同期撮影を示す識別情報と、1心拍中において取得された時間(位相)を示す情報が含まれている。マーカ生成部6は、操作者によって指定されたDICOM画像データの付帯情報を演算部5から受けると、DICOM画像データの付帯情報に、心電同期撮影を示す識別情報が含まれているか否かを確認する。付帯情報に心電同期撮影を示す識別情報が含まれている場合は、マーカ生成部6は、DICOM画像データが取得された時間の割合を示す心電波形のマーカを生成する。
心電波形のマーカの1例を図5に示す。図5は、撮影された時間を模式的に表すマーカの1例を示す図である。例えば図5に示すように、マーカ生成部6は、1心拍に対応する模式的な心電波形410と、DICOM画像データが取得された時間の位置を示すバー420とで構成されるマーカ400を生成する。DICOM画像データが取得された時間の位置を、バー420によって心電波形410上で指し示す。心電波形410の横軸が時間を表し、全体で1心拍の長さとなっている。この心電波形410において、DICOM画像データが取得された時間の位置をバー420によって指し示すことで、1心拍中においてDICOM画像データが取得された時間を表す。また、1心拍に対応する心電波形が付帯情報に含まれている場合は、マーカ生成部6は、その心電波形に、DICOM画像データが取得された時間を示すバーを重ねたマーカを生成する。このマーカも、図5に示すように、心電波形410とバー420とによって構成される。マーカ生成部6は、操作者によって指定された複数のDICOM画像データのそれぞれについて、心電波形で表すマーカ400を生成する。
また、マーカ生成部6は、全体の撮影時間の長さに対する各DICOM画像データが取得された時間の割合を、分数で表すマーカや、パーセンテージで表すマーカを生成しても良い。
マーカ生成部6は、各DICOM画像データの付帯情報にマーカを示す情報(マーカの画像データ)を付帯させ、その付帯情報を表示制御部8に出力する。例えば円グラフのマーカを生成した場合、マーカ生成部6は、各DICOM画像データの付帯情報に円グラフの画像データを付帯させ、その付帯情報を表示制御部8に出力する。また、心電波形のマーカを生成した場合、マーカ生成部6は、各DICOM画像データの付帯情報に心電波形のマーカを表す画像データを付帯させ、その付帯情報を表示制御部8に出力する。
なお、マーカの種類は操作者が任意に選択できるようにしても良い。例えば、操作者は操作部92を用いて、円グラフ、棒グラフ、又は心電波形などの複数のマーカのなかから、所望のマーカを指定する。マーカ生成部6は、操作者によって指定されたマーカに従って、各DICOM画像データが取得された時間の割合を示すマーカを生成する。
また、各マーカの種類と、被検体の部位とを対応付けてフォーマット記憶部7に記憶させておいても良い。これにより、マーカ生成部6は、DICOM画像データの付帯情報に含まれる撮影部位情報が示す撮影部位に対応するマーカのフォーマットに従って、撮影された時間の割合を模式的に表すマーカを生成する。1例として、撮影部位としての心臓と、心電波形のマーカとを対応付けてフォーマット記憶部7に記憶させておく。操作者によって指定されたDICOM画像データの付帯情報に含まれる撮影部位情報が心臓を示している場合、マーカ生成部6は、心電波形のマーカを生成する。
表示制御部8は、3次元画像データに基づく3次元画像や、MPR画像データに基づくMPR画像を表示部91に表示させる。さらに、表示制御部8は、マーカ生成部6にて生成されたマーカを医用画像とともに表示部91に表示させる。
表示部91に表示される医用画像とマーカの1例を図6と図7に示す。図6と図7は、医用画像とマーカの1例を示す画面の図である。例えば、図6に示すように、表示制御部8は、操作者によって選択された3次元画像500を表示部91に表示させ、その3次元画像500が取得された時間の割合を示すマーカ200を3次元画像500とともに表示部91に表示させる。また、複数の医用画像が選択された場合は、表示制御部8は、撮影時刻に従って、各医用画像を順番に表示部91に表示させる。このとき、表示制御部8は、各医用画像とともに、各医用画像が取得された時間の割合を示すマーカを表示部91に表示させる。図6に示す例では、表示制御部8は、3次元画像500とともに、円グラフのマーカ200を表示部91に表示させている。これは1例であり、表示制御部8は、上述した棒グラフや心電波形のマーカを3次元画像500とともに表示部91に表示させても良い。
また、円グラフや棒グラフや心電波形によるマーカの他、時間の割合を分数で表したり、パーセンテージで表したりしても良い。例えば、マーカ生成部6は、演算部5によって求められた時間の割合を受けると、その時間の割合を分数で表すマーカを生成する。すなわち、マーカ生成部6は、全体の撮影時間の長さを分母にし、各DICOM画像データの時間長を分子にすることで、各DICOM画像データが取得された時間の割合を分数で表すマーカを生成する。そして、表示制御部8は、時間の割合を分数で表すマーカを、医用画像とともに表示部91に表示させる。例えば図6に示す表示欄510に、医用画像が取得された時間の割合を分数で表示する。また、演算部5は、時間の割合のパーセンテージを求め、マーカ生成部6は、そのパーセンテージを表すマーカを生成しても良い。例えば、演算部5は、全体の撮影時間の長さを100%とし、各DICOM画像データが取得された時間の位置のパーセンテージを求める。具体的には、演算部5は、60%などの数値を求める。そして、マーカ生成部6は、その数値を表すマーカを生成し、表示制御部8は、パーセンテージで表すマーカを表示部91に表示させる。
また、操作者によって複数の医用画像が指定された場合、表示制御部8は、複数の医用画像のそれぞれの表示サイズを縮小して表示部91に表示させ、さらに、各医用画像のそれぞれに対応するマーカを表示部91に表示させても良い。すなわち、表示制御部8は、複数の医用画像をサムネイルで表示部91に表示させ、さらに、各医用画像のマーカを表示部91に表示させても良い。そして、表示サイズが縮小された複数の医用画像のうち、操作者が操作部92を用いて所望の医用画像を指定すると、表示制御部8は、指定された医用画像の表示サイズを拡大して表示部91に表示させる。すなわち、複数の医用画像が指定された場合、表示制御部8は、それら複数の医用画像のなかから所望の医用画像を操作者に選択させるための画面(以下、「画像選択画面」と称する場合がある)を表示部91に表示させる。
例えば図7に示すように、表示制御部8は、表示サイズを縮小した医用画像610〜650を表示部91に表示させる。なお、表示制御部8は、各医用画像の付帯情報に含まれる撮影日時情報(撮影時刻)に基づいて、撮影された時間の順番に、医用画像610〜650を並べて表示部91に表示させる。さらに、表示制御部8は、医用画像610〜650のそれぞれに、取得された時間の割合を示すマーカ611〜651を対応させて表示部91に表示させる。具体的には、表示制御部8は、表示サイズを縮小した医用画像610を表示部91に表示させ、その医用画像610が取得された時間の割合を示すマーカ611を医用画像610の近傍、又は医用画像610に重ねて表示部91に表示させる。そして、表示制御部8は、医用画像620とマーカ621とを対にし、医用画像630とマーカ631とを対にし、医用画像640とマーカ641とを対にし、医用画像650とマーカ651とを対にして、それぞれの対を表示部91に表示させる。このように、表示制御部8は、操作者に所望の医用画像を選択させるための画像選択画面600を表示部91に表示させる。
また、表示制御部8は、1つの医用画像と1つのマーカとを組み合わせて1つの複合画像を作成し、その複合画像の表示サイズを縮小して表示部91に表示させても良い。具体的には、表示制御部8は、表示サイズを縮小させる前の医用画像610とマーカ611とを組み合わせて1つの複合画像を生成し、その複合画像の表示サイズを縮小して表示部91に表示させる。医用画像620〜650とマーカ621〜651についても、表示制御部8は、表示サイズを縮小させる前の医用画像とマーカとを組み合わせて1つの複合画像を生成し、その複合画像の表示サイズを縮小して表示部91に表示させる。そして、上述したように、操作者が操作部92を用いて所望の医用画像を指定すると、表示制御部8は、指定された医用画像を拡大して表示部91に表示させる。
なお、図7に示す例では、マーカ611〜651は、心電波形のマーカで構成されている。これは1例であり、円グラフや棒グラフなどのマーカを用いても良い。
ユーザインターフェース(UI)9は表示部91と操作部92とを備えている。表示部91は、CRTや液晶ディスプレイなどのモニタで構成されている。表示部91の画面上に3次元画像や断層像などの医用画像が表示される。操作部92は、ジョイスティックやトラックボールなどのポインティングデバイス、スイッチ、各種ボタン、又はキーボードなどで構成されている。操作者は操作部92を用いることで、所望の医用画像や所望のマーカの種類などを指定することができる。なお、ユーザインターフェース(UI)9が、この発明の「選択手段」の1例に相当する。
制御部10は、医用画像処理装置1の各部に接続され、各部の動作を制御する。
なお、画像処理部4は、CPUと、ROM、RAMなどの記憶装置を備えている。記憶装置には、画像処理部4の機能を実行するための画像処理プログラムが記憶されている。CPUが画像処理プログラムを実行することで、3次元画像データやMPR画像データなどの医用画像データを生成する。
また、演算部5は、CPUと、ROM、RAMなどの記憶装置を備えている。記憶装置には、演算部5の機能を実行するための演算プログラムが記憶されている。CPUが演算プログラムを実行することで、各医用画像が取得された時間の割合を求める。
また、マーカ生成部6は、CPUと、ROM、RAMなどの記憶装置を備えている。記憶装置には、マーカ生成部6の機能を実行するためのマーカ生成プログラムが記憶されている。CPUがマーカ生成プログラムを実行することで、各医用画像が取得された時間の割合を模式的に表すマーカを生成する。
また、表示制御部8は、CPUと、ROM、RAMなどの記憶装置を備えている。記憶装置には、表示制御部8の機能を実行するための表示制御プログラムが記憶されている。CPUが表示制御プログラムを実行することで、所望の医用画像を表示部91に表示させたり、複数の医用画像をサムネイルで表示させたりする。
以上のように、この実施形態に係る医用画像処理装置1によると、撮影時刻や1心拍における位相を模式的に表すマーカを生成し、そのマーカを医用画像とともに表示することにより、所望の時間帯において、医用画像が取得された時間を分かりやすく表示することが可能となる。そのことにより、現在表示されている医用画像が、全体の撮影においてどの時間に取得されたものなのか、操作者は容易に判別することが可能となる。
また、図7に示すように、複数の医用画像を一覧にして表示する場合に、取得された時間の割合を表すマーカを医用画像とともに表示することで、所望の時間又は所望の位相の医用画像がどの画像であるのか、操作者は容易に判別することが可能となる。これにより、操作者は、所望の時間又所望の位相に取得された医用画像を容易に判別して選択することが可能となる。
また、全体の撮影時間の長さに対する時間の割合をマーカで示すことで、表示されている医用画像が、全体の撮影時間の長さに対してどのくらいの時間に取得されたものなのかを、操作者は容易に判別することが可能となる。
さらに、心臓などを表す医用画像を表示する場合は、その医用画像が取得された撮影時刻を数字で表すよりも、心電波形上における時間の位置によって、取得された時間を表した方が有用である。この実施形態においては、心電波形のマーカによって医用画像が取得された時間の位置を表すことで、医用画像と1心拍中における時間の位置との関係を考慮に入れながら読影を行うことが可能となる。
なお、医用画像処理装置1を医用画像撮影装置100に含ませることで、医用画像撮影装置100に医用画像処理装置1の機能を持たせても良い。この場合、医用画像処理装置1の機能を有する医用画像撮影装置100が、この発明の「医用画像撮影装置」の1例に相当する。
(動作)
次に、この発明の実施形態に係る医用画像処理装置による一連の動作について、図8と図9を参照して説明する。図8と図9は、この発明の実施形態に係る医用画像処理装置による一連の動作を示すフローチャートである。
(第1の動作)
まず、この発明の実施形態に医用画像処理装置1の第1の動作について、図8を参照して説明する。
(ステップS01)
まず、制御部10は、画像データ記憶部3に記憶されているDICOM画像データ(ボリュームデータ)の一覧を表す画像リストを作成し、その画像リストを表示部91に表示させる。例えば図2に示すように、制御部10は、検査の一覧、検査に含まれるシリーズの一覧、及び、ボリュームデータのイメージIDの一覧を表す画像リストを作成して、その画像リストを表示部91に表示させる。
(ステップS02)
そして、操作者は表示部91に表示されている画像リストを参照し、操作部92を用いて所望の検査と所望のシリーズを指定する。例えば、操作者は、診察対象となる患者の検査やシリーズを指定する。
(ステップS03)
操作者によって所望の検査と所望のシリーズが指定されると、指定された検査の検査IDとシリーズのシリーズIDが、ユーザインターフェース(UI)9から制御部10に出力される。制御部10は、その検査IDとシリーズIDが付帯されたボリュームデータを画像データ記憶部3から取得する。そして、制御部10は、取得したボリュームデータの数を求める。すなわち、制御部10は、1つのシリーズに含まれるボリュームデータの数を求める。
(ステップS04)
ボリュームデータが1つの場合(ステップS04、No)、制御部10は、表示制御部8に画像の表示命令を与える。画像処理部4は、そのボリュームデータにボリュームレンダリングやMPR処理などの画像処理を施すことにより、3次元画像データやMPR画像データを生成する(ステップS08)。表示制御部8は、3次元画像データに基づく3次元画像やMPR画像データに基づくMPR画像を表示部91に表示させる(ステップS09)。
(ステップS05)
一方、ボリュームデータが複数ある場合(ステップS04、Yes)、操作者は表示部91に表示されている表示リストを参照しながら、操作部92を用いて、先に指定したシリーズに含まれる所望のボリュームデータを指定する。操作者は、1つのボリュームデータを指定しても良いし、複数のボリュームデータを指定しても良い。操作者によって所望のボリュームデータが指定されると、そのボリュームデータを特定するためのイメージIDが、ユーザインターフェース(UI)9から制御部10に出力される。
(ステップS06)
次に、演算部5は、操作者によって指定された各ボリュームデータが取得された時間の割合を求める。まず、演算部5は、制御部10を介してシリーズIDとイメージIDを受けて、そのシリーズIDが付帯されているボリュームデータの付帯情報を画像データ記憶部3から取得する。そして、演算部5は、1つのシリーズに属する各付帯情報に含まれる撮影日時情報(撮影時刻)に基づいて、最も早い撮影時刻と最も遅い撮影時刻を特定し、その間の時間の長さ(全体の撮影時間の長さ)を求める。次に、演算部5は、操作者によって指定された各ボリュームデータの撮影時刻から、1シリーズに含まれる複数のボリュームデータのうち最も早い撮影時刻を減算することで、最も早い撮影時刻から各ボリュームデータが取得された撮影時刻までの時間の長さ(時間長)を求める。そして、演算部5は、全体の撮影時間の長さを分母にし、各ボリュームデータの時間長を分子にすることで、全体の撮影時間の長さに対する各ボリュームデータが取得された時間の割合を求める。これにより、1回の撮影に要した時間に対する、各ボリュームデータが取得された時間の割合が求められる。そして、演算部5は、各ボリュームデータの付帯情報に、時間の割合を示す情報を含ませて、各付帯情報をマーカ生成部6に出力する。また、演算部5は、操作者によって指定された各ボリュームデータを対象にして全体の撮影時間の長さを求めて、各ボリュームデータが取得された時間の割合を求めても良い。
(ステップS07)
そして、マーカ生成部6は、各ボリュームデータが取得された時間の割合を含む付帯情報を演算部5から受けて、その時間の割合を模式的に表すマーカを各ボリュームデータについて生成する。例えば図3に示すように、マーカ生成部6は、操作者によって指定された複数のボリュームデータのそれぞれについて、ボリュームデータが取得された時間の割合を円グラフで表すマーカ200を生成する。また、図4に示すように、マーカ生成部6は、ボリュームデータが取得された時間の割合を棒グラフで表すマーカ300を生成しても良い。
また、心電同期撮影によって取得されたボリュームデータについては、マーカ生成部6は、心電波形のマーカによって、ボリュームデータが取得された1心拍中の時間の位置を示しても良い。マーカ生成部6は、操作者によって指定されたボリュームデータの付帯情報を演算部5から受け、その付帯情報に心電同期撮影を示す識別情報が含まれている場合は、ボリュームデータが取得された時間の位置を示す心電波形のマーカを生成する。例えば図5に示すように、マーカ生成部6は、1心拍に対応する心電波形410と、時間の位置を示すバー420とで構成されるマーカ400を生成する。
そして、マーカ生成部6は、各ボリュームデータの付帯情報にマーカを示す情報(マーカの画像データ)を付帯させ、その付帯情報を表示制御部8に出力する。
(ステップ08)
画像処理部4は、制御部10を介して操作者によって指定されたイメージIDを受けて、そのイメージIDが付帯されたボリュームデータを画像データ記憶部3から取得し、ボリュームデータにボリュームレンダリングを施すことで3次元画像データを生成する。操作者によって複数のイメージIDが指定された場合は、画像処理部4は、複数の3次元画像データを生成する。また、画像処理部4は、ボリュームデータにMPR処理を施すことで、MPR画像データを生成しても良い。画像処理部4は、3次元画像データを表示制御部8に出力する。
(ステップS09)
そして、表示制御部8は、3次元画像を表示部91に表示させ、その3次元画像とともに、マーカを表示部91に表示させる。例えば図6に示すように、表示制御部8は、操作者によって指定された3次元画像500を表示部91に表示させ、その3次元画像500が取得された時間の割合を示すマーカ200を3次元画像500とともに表示部91に表示させる。また、操作者によって複数のイメージIDが指定された場合は、表示制御部8は、撮影時刻に従って、各3次元画像を順番に表示部91に表示させる。このとき、表示制御部8は、各3次元画像とともに、各3次元画像が取得された時間の割合を示すマーカを表示部91に表示させる。
以上のように、医用画像が取得された時間の割合を模式的に表すマーカを生成し、そのマーカを医用画像とともに表示することで、所望の時間帯において、医用画像が取得された時間を分かりやすく表示することが可能となる。
(第2の動作)
次に、この発明の実施形態に係る医用画像処理装置1の第2の動作について、図9を参照して説明する。この第2の動作においては、複数の医用画像の表示サイズを縮小して、複数の医用画像をサムネイルで表示する。
(ステップS10)
まず、制御部10は、画像データ記憶部3に記憶されているDICOM画像データ(ボリュームデータ)の一覧を表す画像リストを作成し、例えば図2に示すように、その画像リストを表示部91に表示させる。
(ステップS11)
そして、操作者は表示部91に表示されている画像リストを参照し、操作部92を用いて所望の検査と所望のシリーズを指定する。例えば、操作者は、診察対象となる患者の検査やシリーズを指定する。
(ステップS12)
操作者によって所望の検査と所望のシリーズが指定されると、指定された検査の検査IDとシリーズのシリーズIDが、ユーザインターフェース(UI)9から制御部10に出力される。制御部10は、その検査IDとシリーズIDが付帯されたボリュームデータを画像データ記憶部3から取得する。そして、制御部10は、取得したボリュームデータの数を求める。すなわち、制御部10は、1つのシリーズに含まれるボリュームデータの数を求める。
(ステップS13)
ボリュームデータが1つの場合(ステップS13、No)、制御部10は、サムネイル表示の処理を終了する。このとき、制御部10は、画像処理部4に画像処理の命令を与え、表示制御部8に画像の表示命令を与えても良い。画像処理部4は、その命令に従って、1つのボリュームデータにボリュームレンダリングを施すことで3次元画像データを生成し、表示制御部8は、その3次元画像データに基づく3次元画像を表示部91に表示させる。
(ステップS14)
ボリュームデータが複数ある場合(ステップS13、Yes)、演算部5は、制御部10を介してシリーズIDを受けて、そのシリーズIDが付帯されているボリュームデータの付帯情報を画像データ記憶部3から取得する。そいて、演算部5は、1つのシリーズに属する各付帯情報に含まれる撮影日時情報(撮影時刻)に基づいて、最も早い撮影時刻と最も遅い撮影時刻を特定し、その間の時間の長さ(全体の撮影時間の長さ)を求める。次に、演算部5は、操作者によって指定されたシリーズに含まれる各ボリュームデータの撮影時刻から、1シリーズに含まれる複数のボリュームデータのうち最も早い撮影時刻を減算することで、最も早い撮影時刻から各ボリュームデータが取得された撮影時刻までの時間の長さ(時間長)を求める。そして、演算部5は、全体の撮影時間の長さを分母にし、各ボリュームデータの時間長を分子にすることで、全体の撮影時間の長さに対する各ボリュームデータが取得された時間の割合を求める。これにより、1回の撮影に要した時間に対する、各ボリュームデータが取得された時間の割合が求められる。そして、演算部5は、各ボリュームデータの付帯情報に、時間の割合を示す情報を含ませて、各付帯情報をマーカ生成部6に出力する。
(ステップS15)
そして、マーカ生成部6は、各ボリュームデータが取得された時間の割合を含む付帯情報を演算部5から受けて、その時間の割合を模式的に表すマーカを各ボリュームデータについて生成する。また、心電同期撮影によって取得されたボリュームデータについては、マーカ生成部6は、心電波形のマーカによって、ボリュームデータが取得された1心拍中の位相を示しても良い。そして、マーカ生成部6は、各ボリュームデータの付帯情報にマーカを示す情報(マーカの画像データ)を付帯させ、その付帯情報を表示制御部8に出力する。
(ステップS16)
画像処理部4は、制御部10を介して操作者によって指定されたシリーズIDを受けて、そのシリーズIDが付帯された複数のボリュームデータを画像データ記憶部3から取得し、複数のボリュームデータにボリュームレンダリングを施すことで、複数の3次元画像データを生成する。画像処理部4は、3次元画像データを表示制御部8に出力する。
(ステップS17)
そして、表示制御部8は、複数の3次元画像の表示サイズを縮小して、複数の3次元画像を表示部91に表示させる。さらに、表示制御部8は、表示サイズを縮小した各3次元画像のそれぞれに対応するマーカを表示部91に表示させる。例えば図7に示すように、表示制御部8は、表示サイズを縮小させた医用画像(3次元画像)610〜650を表示部91に表示させる。さらに、表示制御部8は、医用画像610〜650のそれぞれに、取得された時間の割合を示すマーカ611〜651を対応させて表示部91に表示させる。このように、表示制御部8は、複数の医用画像(3次元画像)のなかから所望の医用画像を操作者に選択させるための画像選択画面600を表示部91に表示させる。
(ステップS18)
そして、操作者が操作部92を用いて所望の医用画像(3次元画像)を指定すると、表示制御部8は、指定された医用画像の表示サイズを拡大して表示部91に表示させる。
また、ステップS16からステップS18では、3次元画像をサムネイル表示しているが、この発明の実施形態では、この表示方法に限定されない。例えば、各ボリュームデータの代表画像(2次元画像)を作成し、その2次元画像である代表画像をサムネイル表示しても良い。そして、所望の代表画像が操作者によって指定されると、指定されたボリュームデータの3次元画像データを作成して表示部91に表示するようにしても良い。
例えば、ステップS16では、画像処理部4は、各ボリュームデータを表す2次元の代表画像データを作成する。そして、ステップS17では、表示制御部8は、各ボリュームデータの代表画像の表示サイズを縮小して、複数の代表画像を表示部91に表示させる。すなわち、表示制御部8は、2次元画像である代表画像をサムネイル表示する。このように、表示制御部8は、複数の代表画像(2次元画像)のなかから所望の医用画像を操作者に選択させるための選択画面を表示部91に表示させる。そして、ステップS18では、操作者が操作部92を用いて所望の代表画像(2次元画像)を指定すると、画像処理部4はその指定を受け付けて、指定されたボリュームデータにボリュームレンダリングを施すことで3次元画像データを生成する。そして、表示制御部8は、その3次元画像データに基づく3次元画像を表示部91に表示させる。
以上のように、複数の医用画像を一覧にして表示する場合に、取得された時間の割合を模式的に表すマーカを医用画像とともに表示することで、所望の時間に取得された医用画像がどの画像であるのか、操作者は容易に判別することが可能となる。
この発明の実施形態に係る医用画像処理装置を示すブロック図である。 画像リストの1例を示す図である。 撮影された時間を模式的に表すマーカの1例を示す図である。 撮影された時間を模式的に表すマーカの1例を示す図である。 撮影された時間を模式的に表すマーカの1例を示す図である。 医用画像とマーカの1例を示す画面の図である。 医用画像とマーカの1例を示す画面の図である。 この発明の実施形態に係る医用画像処理装置による一連の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態に係る医用画像処理装置による一連の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 医用画像処理装置
2 送受信部
3 画像データ記憶部
4 画像処理部
5 演算部
6 マーカ生成部
7 フォーマット記憶部
8 表示制御部
9 ユーザインターフェース(UI)
10 制御部
91 表示部
92 操作部
100 医用画像撮影装置
110 医用画像管理装置

Claims (9)

  1. 医用画像撮影装置にて撮影された時間が異なり、前記撮影された時間が付帯情報として付帯された複数の医用画像データを記憶する記憶手段と、
    前記複数の医用画像データから所望の時間帯に含まれる複数の医用画像データを選択するための選択手段と、
    前記所望の時間帯を前記全体の撮影時間として、前記所望の時間帯に含まれる各医用画像データが取得された時間の割合を求める演算手段と、
    前記時間の割合を模式的に表すマーカを生成するマーカ生成手段と、
    前記所望の時間帯に含まれる複数の医用画像について、各医用画像と前記各医用画像のそれぞれに対応するマーカとを組み合わせた複合画像の表示サイズを縮小して表示手段に表示させ、前記表示サイズが縮小された複数の医用画像のうち所望の医用画像の指定を受け付けた場合に、前記指定された医用画像の表示サイズを拡大して前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 前記演算手段は、前記複数の医用画像データのうち撮影時刻が最も早い医用画像データと撮影時刻が最も遅い医用画像データとの間の時間帯を前記全体の撮影時間の長さとして、前記各医用画像データが取得された時間の割合を求めることを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記記憶手段は、1心拍を1周期として撮影され、その撮影された時間が付帯された複数の医用画像データを記憶し、
    前記演算手段は、前記1心拍を前記全体の撮影時間として、前記1心拍内における前記撮影された時間の位置を前記時間の割合として求め、
    前記マーカ生成手段は、前記1心拍内における前記撮影された時間の位置を模式的に表すマーカを生成することを特徴とする請求項1または請求項に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記記憶手段は、前記医用画像撮影装置の撮影対象となった被検体の心電波形と、前記1心拍内における前記撮影された時間の位置とが付帯された前記複数の医用画像データを記憶し、
    前記マーカ生成手段は、前記心電波形内に前記撮影された時間の位置を表したマーカを生成することを特徴とする請求項に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記マーカ生成手段は、前記全体の撮影時間を全体のスケールとし、前記全体のスケールにおいて、前記各医用画像データが取得された時間の位置を表すマーカを、前記模式的に表すマーカとして生成することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の医用画像処理装置。
  6. 前記付帯情報には、前記医用画像撮影装置の撮影対象となった部位を表す部位情報が含まれ、
    前記マーカ生成手段は、前記部位情報と前記マーカの種類とを予め対応付けておき、前記付帯情報に含まれる部位情報と前記対応付けとに従って、前記撮影対象となった部位に対応する種類のマーカを生成することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の医用画像処理装置。
  7. 被検体を撮影することで、取得された時間が異なる複数の医用画像データを取得する画像取得手段と、
    前記複数の医用画像データから所望の時間帯に含まれる複数の医用画像データを選択するための選択手段と、
    前記所望の時間帯を前記全体の撮影時間として、前記所望の時間帯に含まれる各医用画像データが取得された時間の割合を求める演算手段と、
    前記時間の割合を模式的に表すマーカを生成するマーカ生成手段と、
    前記所望の時間帯に含まれる複数の医用画像について、各医用画像と前記各医用画像のそれぞれに対応するマーカとを組み合わせた複合画像の表示サイズを縮小して表示手段に表示させ、前記表示サイズが縮小された複数の医用画像のうち所望の医用画像の指定を受け付けた場合に、前記指定された医用画像の表示サイズを拡大して前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする医用画像撮影装置。
  8. 前記画像取得手段は、前記被検体を撮影することで、1心拍を1周期として撮影され、その撮影された時間が付帯された複数の医用画像データを取得し、
    前記演算手段は、前記1心拍を前記全体の撮影時間として、前記1心拍内における前記撮影された時間の位置を前記時間の割合として求め、
    前記マーカ生成手段は、前記1心拍内における前記撮影された時間の位置を模式的に表すマーカを生成することを特徴とする請求項に記載の医用画像撮影装置。
  9. 医用画像撮影装置にて撮影された時間が異なり、前記撮影された時間が付帯情報として付帯された複数の医用画像データを記憶する記憶手段と、
    前記撮影された時間に基づいて、一連の複数の医用画像データを対象にして、1心拍内における前記撮影された時間の位置を求める演算手段と、
    前記時間の位置を模式的に表すマーカを生成するマーカ生成手段と、
    前記所望の時間帯に含まれる複数の医用画像について、各医用画像と前記各医用画像のそれぞれに対応するマーカとを組み合わせた複合画像の表示サイズを縮小して表示手段に表示させ、前記表示サイズが縮小された複数の医用画像のうち所望の医用画像の指定を受け付けた場合に、前記指定された医用画像の表示サイズを拡大して前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする医用画像処理装置。
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