JP5422111B2 - 走行経路検出用の車載器 - Google Patents

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Description

本発明は走行経路検出用の車載器に関するものである。
更に説明すると、本発明では、GPS受信器等によるデータを基に得た推定位置と、道路情報とを用いてマップマッチング処理をすることにより、車両が走行していった経路を求める場合において、ハードウエア的にもソフトウエア的にも簡易な構成としつつ、正確に走行経路を判定することができるように工夫したものである。
有料道路における自動料金収受システムとして、無線式料金収受システムがある。この無線式料金収受システムでは、有料道路の料金所に設置した基地局と、車両(自動車)に搭載した車載器との間で通信をすることにより、車両の認識・認証や決済を行なうものである。
このような無線式料金収受システムを使用すれば、料金所をノンストップ、キャッシュレスで通過することができる。
更に、無線式料金収受システムの次期システムとして、GPS(Global Positioning System)を利用し、車両位置や、走行経路や、走行距離を検出して課金をするGPS道路課金システムが検討されている。
このGPS道路課金システムでは、GPS衛星から送信された電波を、車載器に備えたGPS受信機にて受信している。GPS受信機は受信電波を基に車両の走行位置を検出しており、車両が課金エリア(例えば特定の都市エリア)に入ったら課金を開始し、車両が課金エリアから出ていったら課金を終了する。このとき、課金エリアにおいて車両が走行している際には、車両位置や走行経路や走行距離を検出している。
車載器は、車両が課金エリアに入った時点で、走行経路の記録を開始し、課金エリアから出た時点で、走行経路から走行距離を求めて課金を行い、課金情報を課金センターに情報送信する。
かかるGPS道路課金システムでは、従来の無線式料金収受システムにおいて必要であった料金所(ゲート設備)を廃することができる。
このGPS道路課金システムは、都市へ流入する車両に対して料金を課することにより交通量を制限し、都市における混雑緩和を実現することを目的としている。
図7は、GPS道路課金システムのイメージを示す説明図である。
図7に示す車両01には、GPS受信器やGPSアンテナや各種センサを備えた車載器が備えられている。この車載器は、複数のGPS衛星02から送出された電波をGPS受信器が受信することにより、車両01の位置を刻々と推定することができるものである。
またGPS衛星2から送信された電波を受信できずGPS測位ができないとき、例えば車両01がトンネル内を走行しているときには、自立型のセンサ(距離センサや方位センサ)を用いて走行距離及び走行方向を検出し、自立型のセンサにより検出した走行距離及び走行方向により、GPS受信機にて検出した前回の位置情報から現在の位置情報を推定している。
車両01に搭載した車載器は、車両01が課金エリア03に進入した時点で、課金のために位置推定座標から経路を求め記録していく。そして、車両01が課金エリア03から退出した時点で、経路から走行距離を求め課金を行い、課金情報を課金センター04に情報送信する。
次に、車載器について図8を参照して説明する。この車載器10は、GPS受信器11と、加速度センサ12と、車速センサ13と、ジャイロ14と、位置推定部15と、マップマッチング部16と、記憶部17と、課金処理部18を有している。
GPS受信器11は、GPSアンテナ(図示省略)を介してGPS衛星から送出された電波を受信することにより、位置計測をして、位置情報を出力する。
加速度センサ12は、車両の進行方向に沿う加速度を検出して、加速度信号を出力する。
車速センサ13は、車両の車速を検出して、車速信号を出力する。
方位センサであるジャイロ14は、車両の進行方向を検出して、進行方向信号を出力する。
位置推定部15は、GPS受信器11による測位が可能である場合には、このGPS受信器11により計測した位置情報を、推定位置X,Yとして出力する。この推定位置X,Yは、予め設定した一定の周期毎に出力される。
一方、GPS受信器11による測位が不可能な状態となった場合には、位置推定部15は、加速度信号または速度信号、及び、進行方向信号を基に位置を求めて、その求めた位置を、推定位置X,Yとして出力する。
つまり、加速度センサ12及び速度センサ13を距離センサとして機能させるため、加速度信号を2回積分して得た距離情報、または、速度信号を1回積分して得た距離情報と、ジャイロ14から得た進行方向信号を基に、移動距離と進行方向を算出している。更に、GPS受信器11により測位ができなくなった時点の直前の時点における位置を起点とした相対移動位置を求め、その相対移動位置を推定位置X,Yとして出力する。この推定位置X,Yは、予め設定した一定の周期毎に出力される。
記憶部17には、地図データが記憶されている。この地図データとしては道路情報のみが記憶されており、建物や料金所等の情報は含まれていない。
道路情報としては、各道路に沿う位置情報の他に、道路(リンク)ごとに設定した経路R(R1,R2,R3・・・Rn)や、交差点や曲がり角といった節点(ノード)ごとに設定した節点J(J1,J2,J3・・・Jn)が記憶されている。
マップマッチング部16は、推定位置X,Yと、記憶部17に記憶した道路情報とを用いて、マップマッチング処理をする。つまり、推定位置X,Yで示す位置に最も近い道路上の位置を、マップマッチング位置mX,mYとして出力する。マップマッチング位置mX,mYは、予め設定した一定の周期毎に出力される。
課金処理部18は、車両が課金エリアに入った時点で、マップマッチング部16から次々と出力されるマップマッチング位置mX,mYの記録を開始する。そして、車両が課金エリアから出た時点で、マップマッチング位置mX,mYから求めた走行経路を基に走行距離を求めて課金を行い、課金情報を課金センターに情報送信する。
なお、図8に示す車載器10の構成は、現在広く普及している車載用のカーナビゲーション装置と基本的に同じ構成であり、実現する機能に共通点はあるが、次の点で異なる。
1) カーナビゲーション装置では、運転者のナビゲーションが目的のため、カーナビゲーション用の車載器は自車位置を地図と重ねてリアルタイムに表示する必要がある。
これに対し、GPS道路課金システムにおける車載器10は、距離・経路を正しく求めることが重要であり、リアルタイムでの表示は求められない。
2) GPS道路課金システムにおける車載器10は、その使用目的から低コスト化が求められるため、保持できるデータ容量もカーナビゲーション装置と比べて少なく限定される。そこで、道路情報(道路に沿う位置情報,経路R,節点J)のみを保持しており、一方、地形、建物、ランドマーク等のナビゲーション用の表示にのみ必要な情報は保持しないことが望ましい。
特開昭61−56910号公報
ところで図8に示すマップマッチング部16は、推定位置X,Yに最も近い道路上の位置を選択して、マップマッチング位置mX,mYとして出力するが、推定位置X,Yの算出誤差が大きい場合には、間違った道路(経路R)を選択する可能性がある。
例えば、図9に示すように、経路R1の道路と、経路R2の道路があり、車両は実際には経路R1の道路を走行していたものとする。また図9において、三角(△)は推定位置X,Yを示し、黒丸(●)はマップマッチング位置mX,mYを示し、R1,R2は道路を示す経路を示す。更に、推定位置X,Y及びマップマッチング位置mX,mYは、添え数字の多いものほど、時間的に後のデータ(時間的に新しいデータ)であることを表している。
図9の場合には、推定位置(X1,Y1),(X2,Y2),(X3,Y3)は、経路R1に近いので、マップマッチング位置(mX1,mY1),(mX2,mY2),(mX3,mY3)は、車両が実際に走行している道路を示す経路R1上に位置する。
しかし、推定位置(X4,Y4),(X5,Y5)は、経路R1から離れて経路R2に近いので、マップマッチング位置(mX4,mY4),(mX5,mY5)は、経路R2上に位置してしまう。つまり、実際には車両は経路R1で示す道路上を走行しているにもかかわらず、経路R2で示す道路を走行していると誤判断してしまう。
このような走行経路の誤判定は、特に、交差点や分岐点を通過した後に発生する確率が高い。
このように、車両が実際に走行している経路とは別の経路を走行していると誤判断してしまうと、正しい走行経路を求めることができず、正確な課金ができなくなってしまうという問題がある。このため、間違った道路(経路)の選択を低減し、正しい経路を求める精度を向上させたいという要請がある。
なお、カーナビゲーション装置におけるマップマッチング部では、経路判定の性能を向上させる技術として、料金所等を通過した際に、その位置情報を地図上の料金所位置と突き合せて補正したり、あるいは、周囲の建物を認識し、同じく地図情報と突き合わせて補正したりする手法がある。
しかし、このような手法を採用した場合には、料金所位置や、建物、ランドマーク等の情報を記憶部に記憶しておくと共に、リアルタイムで位置を修正するための建物認識や料金所通過情報認識に必要なセンサや処理装置やソフトウエア等が必要となり、システム構成が複雑になり高価な機器となる。
したがって、低価格が要求される、GPS道路課金システム用の車載器には、このようなカーナビゲーション用の位置補正技術を採用することは、現実的ではない。
本発明は、上記従来技術に鑑み、システム構成が簡単で安価でありながら、車両が交差点や分岐点を通過した後であっても、走行する経路を正確に検出することができる、走行経路検出用の車載器を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の構成は、
GPS衛星から送出された電波を受信することにより位置計測をして位置情報を出力するGPS受信器と、
車両の移動距離を示す移動距離情報を出力する移動距離検出手段と、
車両の進行方向を示す進行方向情報を出力する進行方向検出手段と、
前記GPS受信器により位置計測ができるときには、前記GPS受信器から出力された位置情報が示す位置を推定位置(X,Y)として周期的に出力すると共に、前記GPS受信器により位置計測ができないときには、前記移動距離情報と前記進行方向情報を基に、車両の移動位置を求めてこの求めた位置を推定位置(X,Y)として周期的に出力する位置推定部と、
道路に沿う位置情報と、各道路を区別するために各道路毎に設定した経路(R)と、道路の交差点や分岐点や曲がり角ごとに設定した節点(J)を情報として有する道路情報が記憶されている記憶部と、
前記推定位置(X,Y)と前記道路情報とを用いて、推定位置(X,Y)で示す位置に最も近い道路上の位置をマップマッチング位置(mX,mY)として周期的に出力するマップマッチング部と、
前記マップマッチング位置(mX,mY)と前記道路情報とを用いて、前記マップマッチング位置(mX,mY)を修正した修正位置(cX,cY)を周期的に出力するバッファリング修正部とを有し、
前記バッファリング修正部は、
前記マップマッチング部から次々と入力されてくる前記マップマッチング位置(mX,mY)を記憶する記憶部を有し、
最新に入力されたマップマッチング位置(mX,mY)に対して時間的に古い複数のマップマッチング位置(mX,mY)が、ある同一の経路である旧経路上に位置していたが、最新のマップマッチング位置(mX,mY)が、旧経路とは異なる別の経路上に位置した場合には、この別の経路を新経路として判断して、車両が新経路に入ったと判断し、
車両が新経路に入ったと判断したときには、旧経路上にある複数のマップマッチング位置(mX,mY)を前記記憶部から取り込み、
旧経路上に位置するマップマッチング位置(mX,mY)よりも時間的に古いマップマッチング位置(mX,mY)が位置する経路を旧旧経路とし、
道路情報で示される経路(R)の並び状態を参照して、旧旧経路と、新経路との間に、旧経路が存在するかどうかを判定し、旧旧経路と新経路との間に、旧経路が存在する場合には、旧経路は正しい経路であると判定し、旧旧経路と新経路との間に、旧経路が存在しない場合には、旧経路は間違った経路であると判定し、
旧経路が正しい経路であると判定したときには、旧経路上の複数のマップマッチング位置(mX,mY)の位置データを変更することなく、この複数のマップマッチング位置(mX,mY)と同じ位置データとなっている複数の修正位置(cX,cY)を出力し
旧経路が間違った経路であると判定したときには、旧経路上の複数のマップマッチング位置(mX,mY)の位置データを、新経路の入口側の節点(J)の位置データに変更し、新経路の入口側の節点(J)の位置に位置データを変更した修正位置(cX,cY)を出力することを特徴とする。
また本発明の構成は、
GPS衛星から送出された電波を受信することにより位置計測をして位置情報を出力するGPS受信器と、
車両の移動距離を示す移動距離情報を出力する移動距離検出手段と、
車両の進行方向を示す進行方向情報を出力する進行方向検出手段と、
前記GPS受信器により位置計測ができるときには、前記GPS受信器から出力された位置情報が示す位置を推定位置(X,Y)として周期的に出力すると共に、前記GPS受信器により位置計測ができないときには、前記移動距離情報と前記進行方向情報を基に、車両の移動位置を求めてこの求めた位置を推定位置(X,Y)として周期的に出力する位置推定部と、
道路に沿う位置情報と、各道路を区別するために各道路毎に設定した経路(R)と、道路の交差点や分岐点や曲がり角ごとに設定した節点(J)を情報として有する道路情報が記憶されている記憶部と、
前記推定位置(X,Y)と前記道路情報とを用いて、推定位置(X,Y)で示す位置に最も近い道路上の位置をマップマッチング位置(mX,mY)として周期的に出力するマップマッチング部と、
前記マップマッチング位置(mX,mY)と前記道路情報とを用いて、前記マップマッチング位置(mX,mY)を修正した修正位置(cX,cY)を周期的に出力するバッファリング修正部とを有し、
前記バッファリング修正部は、
前記マップマッチング部から次々と入力されてくる前記マップマッチング位置(mX,mY)を記憶する記憶部を有し、
最新に入力されたマップマッチング位置(mX,mY)よりも時間的に一つ前のマップマッチング位置(mX,mY)に対して、時間的に古い複数のマップマッチング位置(mX,mY)が、ある同一の経路である旧経路上に位置していたが、最新のマップマッチング位置(mX,mY)及びこれよりも時間的に1つ前のマップマッチング位置(mX,mY)が、旧経路とは異なる別の同一経路上に位置した場合には、この別の経路を新経路として、車両が新経路に入ったと判断し、
車両が新経路に入ったと判断したときには、旧経路上にある複数のマップマッチング位置(mX,mY)を前記記憶部から取り込み、
旧経路上に位置するマップマッチング位置(mX,mY)よりも時間的に古いマップマッチング位置(mX,mY)が位置する経路を旧旧経路とし、
道路情報で示される経路(R)の並び状態を参照して、旧旧経路と、新経路との間に、旧経路が存在するかどうかを判定し、旧旧経路と新経路との間に、旧経路が存在する場合には、旧経路は正しい経路であると判定し、旧旧経路と新経路との間に、旧経路が存在しない場合には、旧経路は間違った経路であると判定し、
旧経路が正しい経路であると判定したときには、旧経路上の複数のマップマッチング位置(mX,mY)の位置データを変更することなく、この複数のマップマッチング位置(mX,mY)と同じ位置データとなっている複数の修正位置(cX,cY)を出力し
旧経路が間違った経路であると判定したときには、旧経路上の複数のマップマッチング位置(mX,mY)の位置データを、新経路の入口側の節点(J)の位置データに変更し、新経路の入口側の節点(J)の位置に位置データを変更した修正位置(cX,cY)を出力することを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記の走行経路検出用の車載器において、
前記バッファリング修正部から出力される修正位置(cX,cY)から求めた走行経路を基に走行距離を求めて課金処理を行なう課金処理部を更に有することを特徴とする。
本発明によれば、推定位置をマップマッチング処理したマップマッチング位置を、道路情報の経路Rと節点Jを参照することにより、マップマッチング位置で示す位置が正しい経路上にあるかどうかを判定し、間違った経路にある場合には、位置情報を修正するようにしている。この結果、間違った道路(経路)の判定を低減し、正しい経路上に推定位置を修正することができ、正しい経路を求めることができる。
また、走行経路検出用の車載器の記憶部には、道路情報(道路に沿う位置情報,経路R,節点J)のみを保持しており、地形、建物、ランドマーク等のナビゲーション用の表示にのみ必要な情報は保持しないようにしているため、データ容量の減少を図り、ハードウエア的にもソフトウエア的にも簡易な構成とすることができ、低コスト化を図ることができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係る、走行経路検出用の車載器100を示す。
この車載器100は、GPS受信器111と、加速度センサ112と、車速センサ113と、ジャイロ114と、位置推定部115と、マップマッチング部116と、記憶部117と、課金処理部118と、バッファリング修正部200を有している。
GPS受信器111は、GPSアンテナ(図示省略)を介してGPS衛星から送出された電波を受信することにより、位置計測をして、位置情報を出力する。
加速度センサ112は、車両の進行方向に沿う加速度を検出して、加速度信号を出力する。
車速センサ113は、車両の車速を検出して、車速信号を出力する。
方位センサであるジャイロ114は、車両の進行方向を検出して、進行方向信号を出力する。
位置推定部115は、GPS受信器111による測位が可能である場合には、このGPS受信器111により計測した位置情報を、推定位置X,Yとして出力する。この推定位置X,Yは、予め設定した一定の周期毎に出力される。
一方、GPS受信器111による測位が不可能な状態となった場合には、位置推定部115は、加速度信号または速度信号、及び、進行方向信号を基に位置を求めて、その求めた位置を、推定位置X,Yとして出力する。
つまり、加速度センサ112及び速度センサ113を距離センサとして機能させるため、加速度信号を2回積分して得た距離情報、または、速度信号を1回積分して得た距離情報と、進行方向信号から得た進行方向信号を基に、移動距離と進行方向を算出している。更に、GPS受信器111により測位ができなくなった時点の直前の時点における位置を起点とした相対移動位置を求め、その位置を推定位置X,Yとして出力する。この推定位置X,Yは、予め設定した一定の周期毎に出力される。
記憶部117には、地図データが記憶されている。この地図データとしては道路情報のみが記憶されており、建物や料金所等の情報は含まれていない。
道路情報としては、各道路に沿う位置情報の他に、各道路(リンク)を区別するために各道路ごとに設定した経路R(R1,R2,R3・・・Rn)や、交差点や分岐点や曲がり角といった節点(ノード)を区別するために各節点ごとに設定した節点J(J1,J2,J3・・・Jn)が記憶されている。
つまり、GPS道路課金システムに適用する走行経路検出用の車載器100は、その使用目的から低コスト化が求められるため、保持できるデータ容量はカーナビゲーション装置と比べて少なく限定されていることに鑑み、道路情報(道路に沿う位置情報,経路R,節点J)のみを保持しており、地形、建物、ランドマーク等のナビゲーション用の表示にのみ必要な情報は保持しないようにしている。これによりデータ容量の減少を図り、ハードウエア的にもソフトウエア的にも簡易な構成となっている。
マップマッチング部116は、推定位置X,Yと、記憶部117に記憶した道路情報とを用いて、マップマッチング処理をする。つまり、推定位置X,Yで示す位置に最も近い道路上の位置を、マップマッチング位置mX,mYとして出力する。マップマッチング位置mX,mYは、予め設定した一定の周期毎に出力される。
バッファリング修正部200は、マップマッチング位置mX,mYを修正し、修正した修正位置cX,cYを出力する。修正位置cX,cYは、予め設定した一定の周期毎に出力される。
このバッファリング修正部200による修正処理の詳細は後述するが、この修正をすることにより、車両が交差点や分岐点を通過した後であっても、正確に経路判定ができるようにしている。
課金処理部118は、車両が課金エリアに入った時点で、バッファリング修正部200から周期的に次々と出力される修正位置cX,cYの記録を開始する。そして、車両が課金エリアから出た時点で、修正位置cX,cYから求めた走行経路を基に走行距離を求めて課金処理を行い(走行距離に応じた料金の計算を行い)、課金情報(計算した料金)を課金センターに情報送信する。
ここでバッファリング修正部200における機能部分の構成と修正処理動作を、機能ブロック図である図2、及び、図3〜図6を参照しつつ説明する。
バッファリング修正部200は、メモリ201と修正部210を有している。
修正部210は、新経路判定機能部211と、旧経路でのマップマッチング位置を取り込む取り込み機能部212と、取り込んだ旧経路でのマップマッチング位置を修正する修正機能部213を有している。
各機能部211,212,213は、ソフトウエアにより演算・判定をする機能部分であるが、図2ではこれらをブロック図的に示している。
また各機能部211,212,213には、記憶部117に記憶されている、経路R(R1,R2,R3・・・Rn)や、交差点節点J(J1,J2,J3・・・Jn)が取り込まれる。
マップマッチング部116から周期的に出力されるマップマッチング位置mX、mYは、メモリ201に入力されて取り込まれる。
なお、メモリ201は、予め決めたメモリ容量を有しており、このメモリ容量を越えたマップマッチング位置mX,mYのデータが新たに入力されてくると、最も古いマップマッチング位置mX,mYのデータが消去されて、新たに入力されてくるマップマッチング位置mX,mYのデータを記憶するようになっている。
新経路判定機能部211は、このバッファリング修正部200に次々と入力されていく、マップマッチング位置mX,mY(例えば、(mX1,mY1),(mX2,mY2),(mX3,mY3),(mX4,mY4),(mX5,mY5)・・・)と、記憶部117に記憶している地図データ(道路情報)の経路R(R1,R2,R3・・・Rn)とを照合することにより、車両が新しい経路に入っていったかどうかを判定する。
具体的には、最新に入力されたマップマッチング位置mX,mYに対して時間的に古い複数のマップマッチング位置mX,mYが、ある同一の経路(これを「旧経路」と称する)上に位置していたが、最新のマップマッチング位置mX,mYが、旧経路とは異なる別の経路上に位置した場合には、この別の経路を新経路として判断し、車両が新経路に入ったと判断する。
取り込み機能部212は、新経路判定機能部211により車両が新経路に入ったと判断したときには、旧経路上にある複数のマップマッチング位置mX,mYを取り込んで、修正機能部213に送る。
修正機能部213は、取り込み機能部212から送られてきた、旧経路上にある複数のマップマッチング位置mX,mYを取り込んでから修正して、修正した修正位置cX,cを出力する。
修正の手法は次の通りである。
1) まず、修正機能部213は、新経路が正しい経路を示すものとみなす。つまり、新経路上の最新のマップマッチング位置mX,mYで示す位置に車両が位置しているとみなす。
2) 次に、修正機能部213は、道路情報で示される経路Rの並び状態を参照して、旧経路上に位置するマップマッチング位置mX,mYよりも時間的に古いマップマッチング位置mX,mYが位置する経路(これを「旧旧経路」と称する)と、新経路との間に、旧経路が存在するかどうかを判定する。
そして、旧旧経路と新経路との間に、旧経路が存在する場合には、旧経路は正しい経路であると判定する。
一方、旧旧経路と新経路との間に、旧経路が存在しない場合には、旧経路は間違った経路であると判定する。
3) 修正機能部213は、旧経路が正しい経路であると判定したときには、旧経路上の複数のマップマッチング位置mX,mYの位置データを変更することなく、この複数のマップマッチング位置mX,mYと同じ位置データとなっている複数の修正位置cX,cY(cX=mX,cY=mY)を出力する。
一方、修正機能部213は、旧経路が間違った経路であると判定したときには、旧経路上の複数のマップマッチング位置mX,mYの位置データを、新経路の入口側の節点Jの位置データに変更し、新経路の入口側の節点Jの位置に位置データを変更した修正位置cX,cYを出力する。
ここで、マップマッチング位置mX,mYと、地図データ(経路データR)の具体例を用いて、バッファリング修正部200における、具体的な修正動作を説明する。
図3(a)の例では、最新のマップマッチング位置mX5,mY5が経路R3上に位置し、旧経路R2上に時間的に古い複数のマップマッチング位置(mX2,mY2),(mX3,mY3),(mX4,mY4)が位置し、旧旧経路R1上にマップマッチング位置mX1,mYが位置している。
新経路判定機能部211は、最新のマップマッチング位置mX5,mY5が、旧経路R2とは異なる別の経路R3上に位置するので、経路R3を新経路として判断し、車両が新しい経路に入ったと判断する。
取り込み機能部212は、新経路判定機能部211により車両が新経路R3に入ったと判断したときには、旧経路R2上にある複数のマップマッチング位置(mX2,mY2),(mX3,mY3),(mX4,mY4)を取り込む。
修正機能部213は、旧旧経路R1と新経路R3との間に、旧経路R2が存在しないので、旧経路R2は間違った経路であると判定する。
更に修正機能部213は、旧経路R2上の複数のマッチマッチングデータ(mX2,mY2),(mX3,mY3),(mX4,mY4)の位置データを、それぞれ、新経路R3の入口側の節点J1の位置データ(J1X,J1Y)に変更し、変更した位置データ(J1X,J1Y)となっている3つの修正位置cX,cYを出力する。
結局、間違った旧経路R2上に位置する、マッチマッチングデータ(mX2,mY2),(mX3,mY3),(mX4,mY4)の代わりに、正しい経路とみなした新経路R3の入口側の節点J1の位置データ(J1X,J1Y)となっている、修正位置cX,cYを出力することにより、経路の誤判定を防止している。
図3(b)は修正前の位置データ(左欄)と修正後の位置データ(右欄)を示している。
図4(a)の例では、最新のマップマッチング位置mX15,mY15が経路R13上に位置し、旧経路R12上に時間的に古い複数のマップマッチング位置(mX12,mY12),(mX13,mY13),(mX14,mY14)が位置し、旧旧経路R11上にマップマッチング位置mX11,mY11が位置している。
新経路判定機能部211は、最新のマップマッチング位置mX15,mY15が、旧経路R12とは異なる別の経路R13上に位置するので、経路R13を新経路として判断し、車両が新しい経路に入ったと判断する。
取り込み機能部212は、新経路判定機能部211により車両が新経路R13に入ったと判断したときには、旧経路R12上にある複数のマップマッチング位置(mX12,mY12),(mX13,mY13),(mX14,mY14)を取り込む。
修正機能部213は、旧旧経路R11と新経路R13との間に、旧経路R12が存在しないので、旧経路R12は間違った経路であると判定する。
更に修正機能部213は、旧経路R12上の複数のマッチマッチングデータ(mX12,mY12),(mX13,mY13),(mX14,mY14)の位置データを、それぞれ、新経路R13の入口側の節点J11の位置データ(J11X,J11Y)に変更し、変更した位置データ(J11X,J11Y)となっている3つの修正位置cX,cYを出力する。
結局、間違った旧経路R12上に位置する、マッチマッチングデータ(mX12,mY12),(mX13,mY13),(mX14,mY14)の代わりに、正しい経路とみなした新経路R13の入口側の節点J11の位置データ(J11X,J11Y)となっている、修正位置cX,cYを出力することにより、経路の誤判定を防止している。
図4(b)は修正前の位置データ(左欄)と修正後の位置データ(右欄)を示している。
図5(a)の例では、最新のマップマッチング位置mX25,mY25が経路R23上に位置し、旧経路R22上に時間的に古い複数のマップマッチング位置(mX22,mY22),(mX23,mY23),(mX24,mY24)が位置し、旧旧経路R21上にマップマッチング位置mX21,mY21が位置している。
新経路判定機能部211は、最新のマップマッチング位置mX25,mY25が、旧経路R22とは異なる別の経路R23上に位置するので、経路R23を新経路として判断し、車両が新しい経路に入ったと判断する。
取り込み機能部212は、新経路判定機能部211により車両が新経路R23に入ったと判断したときには、旧経路R22上にある複数のマップマッチング位置(mX22,mY22),(mX23,mY23),(mX24,mY24)を取り込む。
修正機能部213は、旧旧経路R21と新経路R23との間に、旧経路R22が存在しないので、旧経路R22は間違った経路であると判定する。
更に修正機能部213は、旧経路R22上の複数のマッチマッチングデータ(mX22,mY22),(mX23,mY23),(mX24,mY24)の位置データを、それぞれ、新経路R23の入口側の節点J21の位置データ(J21X,J21Y)に変更し、変更した位置データ(J21X,J21Y)となっている3つの修正位置cX,cYを出力する。
結局、間違った旧経路R22上に位置する、マッチマッチングデータ(mX22,mY22),(mX23,mY23),(mX24,mY24)の代わりに、正しい経路とみなした新経路R23の入口側の節点J21の位置データ(J21X,J21Y)となっている、修正位置cX,cYを出力することにより、経路の誤判定を防止している。
図5(b)は修正前の位置データ(左欄)と修正後の位置データ(右欄)を示している。
図6(a)の例では、最新のマップマッチング位置mX35,mY35が経路R33上に位置し、旧経路R32上に時間的に古いマップマッチング位置(mX32,mY32),(mX33,mY33),(mX34,mY34)が位置し、旧旧経路R31上にマップマッチング位置mX31,mY31が位置している。
新経路判定機能部211は、最新のマップマッチング位置mX35,mY35が、旧経路R32とは異なる別の経路R33上に位置するので、経路R33を新経路として判断し、車両が新しい経路に入ったと判断する。
取り込み機能部212は、新経路判定機能部211により車両が新経路R33に入ったと判断したときには、旧経路R32上にある複数のマップマッチング位置(mX32,mY32),(mX33,mY33),(mX34,mY34)を取り込む。
修正機能部213は、旧旧経路R31と新経路R33との間に、旧経路R32が存在するので、旧経路R32は正しい経路であると判定する。
更に修正機能部213は、旧経路R2上の複数のマッチマッチングデータ(mX2,mY2),(mX3,mY3),(mX4,mY4)の位置データを、変更することなく、その位置データとなっている修正位置cX,cYを出力する。
結局、正しい旧経路R32上に位置する、マッチマッチングデータ(mX2,mY2),(mX3,mY3),(mX4,mY4)と同じ位置データとなっている修正位置cX,cYを出力している。
このように、本実施例では、交差点や分岐点を通過後に発生しやすい、道路(経路)の誤判定を防止して、車両が走行していった経路を正確に判定することができる。
また、GPS道路課金システムに適用する走行経路検出用の車載器100の記憶部117には、道路情報(道路に沿う位置情報,経路R,節点J)のみを保持しており、地形、建物、ランドマーク等のナビゲーション用の表示にのみ必要な情報は保持しないようにしているため、データ容量の減少を図り、ハードウエア的にもソフトウエア的にも簡易な構成とすることができ、低コスト化を図ることができる。
上記の実施例1では、バッファリング修正部200の新経路判定機能部211は、最新に入力されたマップマッチング位置mX,mYに対して時間的に古い複数のマップマッチング位置mX,mYが、ある同一の経路(これを「旧経路」と称する)上に位置していたが、最新のマップマッチング位置mX,mYが、旧経路とは異なる別の経路上に位置した場合には、この別の経路を新経路として判断し、車両が新しい経路に入ったと判断している。
実施例2では、このような判定手法に代えて、新経路判定機能部211は、最新に入力されたマップマッチング位置mX,mYよりも時間的に一つ前のマップマッチング位置mX,mYに対して、時間的に古い複数のマップマッチング位置mX,mYが、ある同一の経路(これを「旧経路」と称する)上に位置していたが、最新のマップマッチング位置mX,mY、及び、これよりも時間的に1つ前のマップマッチング位置mX,mYが、旧経路とは異なる別の同一経路上に位置した場合には、この別の経路を新経路として判断し、車両が新しい経路に入ったと判断するようにしている。
このようにして、最新とこの1つ前の2つのマップマッチング位置mX,mYが、旧経路とは異なる別の同一経路上に位置した場合に、この別の経路を新経路として判断し、車両が新しい経路に入ったと判断するようにしているため、新経路に入ったことの判断の正確性が向上する。
他の部分の構成や動作機能は、実施例1と同様である。
本発明の実施例1に係る、走行経路検出用の車載器を示す構成図である。 実施例1の車載器に用いるバッファリング修正部を示すブロック図である。 バッファリング修正部における具体的な修正動作を示す説明図である。 バッファリング修正部における具体的な修正動作を示す説明図である。 バッファリング修正部における具体的な修正動作を示す説明図である。 バッファリング修正部における具体的な修正動作を示す説明図である。 GPS道路課金システムを示す説明図である。 従来技術に係る、走行経路検出用の車載器を示す構成図である。 従来技術におけるマップマッチング手法を示す説明図である。
符号の説明
100 車載器
111 GPS受信器
112 加速度センサ
113 車速センサ
114 ジャイロ
115 位置推定部
116 マップマッチング部
117 記憶部
118 課金処理部
200 バッファリング修正部
201 メモリ
211 判定機能部
212 取り込み機能部
213 修正機能部

Claims (3)

  1. GPS衛星から送出された電波を受信することにより位置計測をして位置情報を出力するGPS受信器と、
    車両の移動距離を示す移動距離情報を出力する移動距離検出手段と、
    車両の進行方向を示す進行方向情報を出力する進行方向検出手段と、
    前記GPS受信器により位置計測ができるときには、前記GPS受信器から出力された位置情報が示す位置を推定位置(X,Y)として周期的に出力すると共に、前記GPS受信器により位置計測ができないときには、前記移動距離情報と前記進行方向情報を基に、車両の移動位置を求めてこの求めた位置を推定位置(X,Y)として周期的に出力する位置推定部と、
    道路に沿う位置情報と、各道路を区別するために各道路毎に設定した経路(R)と、道路の交差点や分岐点や曲がり角ごとに設定した節点(J)を情報として有する道路情報が記憶されている記憶部と、
    前記推定位置(X,Y)と前記道路情報とを用いて、推定位置(X,Y)で示す位置に最も近い道路上の位置をマップマッチング位置(mX,mY)として周期的に出力するマップマッチング部と、
    前記マップマッチング位置(mX,mY)と前記道路情報とを用いて、前記マップマッチング位置(mX,mY)を修正した修正位置(cX,cY)を周期的に出力するバッファリング修正部とを有し、
    前記バッファリング修正部は、
    前記マップマッチング部から次々と入力されてくる前記マップマッチング位置(mX,mY)を記憶する記憶部を有し、
    最新に入力されたマップマッチング位置(mX,mY)に対して時間的に古い複数のマップマッチング位置(mX,mY)が、ある同一の経路である旧経路上に位置していたが、最新のマップマッチング位置(mX,mY)が、旧経路とは異なる別の経路上に位置した場合には、この別の経路を新経路として判断して、車両が新経路に入ったと判断し、
    車両が新経路に入ったと判断したときには、旧経路上にある複数のマップマッチング位置(mX,mY)を前記記憶部から取り込み、
    旧経路上に位置するマップマッチング位置(mX,mY)よりも時間的に古いマップマッチング位置(mX,mY)が位置する経路を旧旧経路とし、
    道路情報で示される経路(R)の並び状態を参照して、旧旧経路と、新経路との間に、旧経路が存在するかどうかを判定し、旧旧経路と新経路との間に、旧経路が存在する場合には、旧経路は正しい経路であると判定し、旧旧経路と新経路との間に、旧経路が存在しない場合には、旧経路は間違った経路であると判定し、
    旧経路が正しい経路であると判定したときには、旧経路上の複数のマップマッチング位置(mX,mY)の位置データを変更することなく、この複数のマップマッチング位置(mX,mY)と同じ位置データとなっている複数の修正位置(cX,cY)を出力し
    旧経路が間違った経路であると判定したときには、旧経路上の複数のマップマッチング位置(mX,mY)の位置データを、新経路の入口側の節点(J)の位置データに変更し、新経路の入口側の節点(J)の位置に位置データを変更した修正位置(cX,cY)を出力する、
    ことを特徴とする走行経路検出用の車載器。
  2. GPS衛星から送出された電波を受信することにより位置計測をして位置情報を出力するGPS受信器と、
    車両の移動距離を示す移動距離情報を出力する移動距離検出手段と、
    車両の進行方向を示す進行方向情報を出力する進行方向検出手段と、
    前記GPS受信器により位置計測ができるときには、前記GPS受信器から出力された位置情報が示す位置を推定位置(X,Y)として周期的に出力すると共に、前記GPS受信器により位置計測ができないときには、前記移動距離情報と前記進行方向情報を基に、車両の移動位置を求めてこの求めた位置を推定位置(X,Y)として周期的に出力する位置推定部と、
    道路に沿う位置情報と、各道路を区別するために各道路毎に設定した経路(R)と、道路の交差点や分岐点や曲がり角ごとに設定した節点(J)を情報として有する道路情報が記憶されている記憶部と、
    前記推定位置(X,Y)と前記道路情報とを用いて、推定位置(X,Y)で示す位置に最も近い道路上の位置をマップマッチング位置(mX,mY)として周期的に出力するマップマッチング部と、
    前記マップマッチング位置(mX,mY)と前記道路情報とを用いて、前記マップマッチング位置(mX,mY)を修正した修正位置(cX,cY)を周期的に出力するバッファリング修正部とを有し、
    前記バッファリング修正部は、
    前記マップマッチング部から次々と入力されてくる前記マップマッチング位置(mX,mY)を記憶する記憶部を有し、
    最新に入力されたマップマッチング位置(mX,mY)よりも時間的に一つ前のマップマッチング位置(mX,mY)に対して、時間的に古い複数のマップマッチング位置(mX,mY)が、ある同一の経路である旧経路上に位置していたが、最新のマップマッチング位置(mX,mY)及びこれよりも時間的に1つ前のマップマッチング位置(mX,mY)が、旧経路とは異なる別の同一経路上に位置した場合には、この別の経路を新経路として、車両が新経路に入ったと判断し、
    車両が新経路に入ったと判断したときには、旧経路上にある複数のマップマッチング位置(mX,mY)を前記記憶部から取り込み、
    旧経路上に位置するマップマッチング位置(mX,mY)よりも時間的に古いマップマッチング位置(mX,mY)が位置する経路を旧旧経路とし、
    道路情報で示される経路(R)の並び状態を参照して、旧旧経路と、新経路との間に、旧経路が存在するかどうかを判定し、旧旧経路と新経路との間に、旧経路が存在する場合には、旧経路は正しい経路であると判定し、旧旧経路と新経路との間に、旧経路が存在しない場合には、旧経路は間違った経路であると判定し、
    旧経路が正しい経路であると判定したときには、旧経路上の複数のマップマッチング位置(mX,mY)の位置データを変更することなく、この複数のマップマッチング位置(mX,mY)と同じ位置データとなっている複数の修正位置(cX,cY)を出力し
    旧経路が間違った経路であると判定したときには、旧経路上の複数のマップマッチング位置(mX,mY)の位置データを、新経路の入口側の節点(J)の位置データに変更し、新経路の入口側の節点(J)の位置に位置データを変更した修正位置(cX,cY)を出力する、
    ことを特徴とする走行経路検出用の車載器。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記バッファリング修正部から出力される修正位置(cX,cY)から求めた走行経路を基に走行距離を求めて課金処理を行なう課金処理部を有することを特徴とする走行経路検出用の車載器。
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