JP5421560B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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また、防漏壁の着用者へのフィット性を高める為に、中空のループ形状の防漏壁が知られている。例えば、引用文献1には、フィット性が高く、着用者の足の動き等の左右からの応力がかかった場合においても、中空のループ形状で緩衝し、生理用ナプキンにヨレを発生させず、漏れ防止性の高い中空のループ形状の防漏壁を備えた生理用ナプキンが開示されている。
前記防漏壁それぞれは、伸縮性シートの長手方向の一側部及び他側部を前記吸収性本体に接合部で接合するとともに、排泄部領域の前方及び後方において該伸縮性シートを該吸収性本体に接合して形成され、該伸縮性シートの収縮により、少なくとも排泄部領域において、中空のループ状をなして起立しており、
前記排泄部領域におけるループ状の前記防漏壁それぞれの前記接合部は、前記吸収性本体の前記表面シートの長手方向の側部における非肌当接面に前記伸縮性シートの前記一側部が接合され、前記吸収性本体の長手方向の側部における非肌当接面側に前記伸縮性シートの前記他側部が接合され、前記伸縮性シートの前記一側部の前記接合部は、前記防漏壁のループの外側表面を前記表面シートに向けて接合することにより、中空のループ状の防漏壁が形成されてなる吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
従って、以下には、主として生理用ナプキン1Aの左側の構成について詳述し、右側の構成については、適宜説明を省略し、左側の構成要素に対応する右側の構成要素は、符号にダッシュ(’)を付してある。
防漏壁7,7’それぞれは、図1,図2に示すように、伸縮性シート6,6’の長手方向の一側部6a及び他側部6bを吸収性本体5に接合部8,8Dで接合するとともに、排泄部領域aの前方及び後方において伸縮性シート6,6’を吸収性本体5に接合して形成され、排泄部領域aにおいて、中空のループ状をなして起立している。
排泄部領域aにおけるループ状の防漏壁7,7’それぞれの接合部8は、図2に示すように、吸収性本体5の表面シート2の長手方向(CL方向;CL線と平行な方向)の側部5aにおける肌当接面に、伸縮性シート6,6’の一側部6aが接合されて形成されている。ループ状の防漏壁7,7’それぞれの接合部8Dは、吸収性本体5の長手方向(CL方向)の側部5aにおける非肌当接面側に、伸縮性シート6,6’の他側部6bが接合されて形成されている。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1,図2に示すように、伸縮性シート6,6’の一側部6aの接合部8が、防漏壁7,7’のループの内側表面(非肌当接面側のシート62)を表面シート2に向けて接合されることにより、中空のループ状の防漏壁7,7’が形成されてなる。
本実施形態の生理用ナプキン1Aでは、図1〜図4に示すように、帯状の伸縮性シート6が、吸収性本体5の長手方向(CL方向)の側部5aそれぞれに、長手方向に沿って、配設及び接合されており、伸縮性シート6の収縮により、肌当接面側に凸に起立した中空のループ状の防漏壁7が形成される。
ここで、‘2’の字状の形状とは、数字の‘2'の字状の屈曲部(肌当接面側の屈曲部72と非肌当接面側の屈曲部73)が何れも積極的に折られておらず、曲げられて形成されており、非肌当接面側の屈曲部73より、肌当接面側の屈曲部72の方が、大きく撓んでいる状態であることが好ましい。肌当接面側の屈曲部72及び非肌当接面側の屈曲部73の何れの先端部にも、弾性部材63がそれぞれ配置されていることが好ましい。
図3に示す、本実施形態の生理用ナプキン1Aの防漏壁7の円形状の内側空洞部77aの幅方向(CL方向と直交方向)の長さは、好ましくは、3mm〜15mmであり、防漏壁7の円形状の外側空洞部77bの幅方向(CL方向と直交方向)の長さは、2mm〜13mmであり、内側空洞部77aの幅方向(CL方向と直交方向)の長さの方が、外側空洞部77bの幅方向(CL方向と直交方向)の長さより長い。
上記表面シート2、上記裏面シート3及び上記吸収体4としては、通常、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。
次に、上記伸縮性シート6の剛性は、バルクソフトネス値で5〜200gfが好ましく、10〜100gfがより好ましい。バルクソフトネス値が5gf未満であると、柔らかすぎループ形状を安定に保てず、200gfを超えると、装着時に自在に変形しなかったり、違和感となるので好ましくない。
尚、バルクソフトネスは、下記の如く測定できる。即ち、弾性シートを長手方向に150mm、幅方向に30mmの大きさの帯状体として切り出し、この帯状体の長手方向両端を5mm重ね合わせ、円筒状になる様にし、この重ね合わせた部分を側縁(円筒の上下縁)からほぼ10mmの位置にステープルで2ヶ所固定する。次いで、テンシロン圧縮試験機にて、圧縮速度10mm/分の速度で圧縮し、円筒が座屈するまでの最大圧縮強度を測定する。測定回数5回の平均値をとって、バルクソフトネス値とする。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1〜図4に示すように、一対の中空のループ状の防漏壁7,7’を備えており、ループ状の防漏壁7,7’それぞれは、図2〜図4に示すように、吸収性本体5の長手方向(CL方向)の側部5aにおける表面シート2の肌当接面側に、伸縮性シート6の長手方向(CL方向)の一側部6aにおける内側表面(非肌当接面側のシート62)を接合することにより形成されている。その結果、防漏壁7の形成領域aにおける防漏壁7の頂部71及び接合部8を含む縦断面は、数字の‘2’の字状形状に形成されており、そのため、防漏壁7,7’の形成に伴う接合部8が、排泄部領域aにおいて、平面視して、肌当接面側の表面シート2上に露出していないので、着用時に違和感を生じ難いものである。
‘2’の字状の形状が安定化されていると、伸縮性シート6が着色されている場合、‘2’の字状の形状が認識されやすくより印象性を向上することができ、図3における内側空洞部77aが特に認識しやすくなる。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bについては、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと同様であり、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの説明が適宜適用される。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bは、図5に示すように、伸縮性シート6の一側部6aの接合部8が、防漏壁7のループの外側表面(肌当接面側のシート62)を表面シート2に向けて接合することにより、中空の防漏壁7が形成されてなる。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bは、図5に示すように、一対の中空のループ状の防漏壁7,7’を備えており、ループ状の防漏壁7,7’それぞれは、吸収性本体5の長手方向(CL方向)の側部5aにおける表面シート2の非肌当接面側に、伸縮性シート6,6’の長手方向(CL方向)の一側部6aにおける外側表面(肌当接面側のシート61)を接合することにより形成されている。その結果、排泄部領域aにおける防漏壁7,7’の頂部71及び接合部8を含む縦断面は、‘2’の字状形状に形成されており、そのため、防漏壁7,7’の形成に伴う接合部8が、防漏壁7の形成領域aにおいて、平面視して、肌当接面側の表面シート2上に露出していないので、着用時に違和感を生じ難いものである。
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 吸収性本体
5a,5a’ 吸収性本体の長手方向の両側部
6,6’ 伸縮性シート
61 肌当接面側のシート
62 非肌当接面側のシート
63,63’ 弾性部材
6a 一側部
6b 他側部
7,7’ 防漏壁
71 防漏壁の頂部
72 Z字状の肌当接面側の屈曲部
73 Z字状の非肌当接面側の屈曲部
74 三つ折り状の肌当接面側の屈曲部
75 三つ折り状の非肌当接面側の屈曲部
76 三つ折り状の中央部
77a 内側空洞部
77b 外側空洞部
8,8D 接合部
8a 接合部の内側縁
8b 接合部の外側縁
9 エンボス溝
a 排泄部領域
b 排泄部領域aの後方の後方領域
c 排泄部領域aの前方の前方領域
a1 第1折線
a2 第2折線
CL 生理用ナプキンの長手方向に延びる中心線
Claims (3)
- 肌当接面側に配置された表面シート、非肌当接面側に配置された裏面シート及び両シート間に介在する吸収体を具備する縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の両側部に形成された防漏壁とを備えた吸収性物品であって、
前記防漏壁それぞれは、伸縮性シートの長手方向の一側部及び他側部を前記吸収性本体に接合部で接合するとともに、排泄部領域の前方及び後方において該伸縮性シートを該吸収性本体に接合して形成され、排泄部領域において、中空のループ状をなして起立しており、
前記排泄部領域におけるループ状の前記防漏壁それぞれの前記接合部は、前記吸収性本体の前記表面シートの長手方向の側部における肌当接面に前記伸縮性シートの前記一側部が接合され、前記吸収性本体の長手方向の側部における非肌当接面側に前記伸縮性シートの前記他側部が接合され、前記伸縮性シートの前記一側部の前記接合部は、前記防漏壁のループの内側表面を前記表面シートに向けて接合することにより、中空のループ状の防漏壁が形成されてなり、
前記防漏壁それぞれは、ループ状をなしている部分の前方及び後方の少なくとも一方において、前記接合部の上方に位置する前記伸縮性シートが三つ折り状に屈曲され、三つ折り状の2つの屈曲部間の中央部における、前記一側部の前記接合部の上方に位置する部分の該伸縮性シートが互いに接合されており、
前記防漏壁それぞれは、前記排泄部領域における該防漏壁の頂部及び前記接合部を含む縦断面形状が、ループを描きながら、前記一側部の前記接合部においてループ内面を折り返すことでループ形状を反転させて形成されており、前記吸収性物品を平面視して、該排泄部領域における該接合部が該防漏壁に覆われている吸収性物品。 - 2つの前記屈曲部と前記中央部との間における前記伸縮性シートの断面形状は、それぞれ円形状の空洞部であるループを形成している請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記伸縮性シートは、2枚のシート間に弾性部材を接着固定されて配設されることにより伸縮性が付与されており、該弾性部材は、前記防漏壁の断面形状での前記屈曲部の先端に配設されている請求項1又は2に記載の吸収性物品。
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