JP5420120B2 - ボタン構造およびこれを用いた電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、車載機器等のパネル面に設けられる押しボタンのボタン構造およびこれを用いた電子機器に関する。
車載機器などのパネル面に設けられる従来の押しボタンは、一般的にボタンが押下されてから元の位置へ復帰させる復帰力をスイッチの反力に依存していた。
また、特許文献1には、ヒンジ軸部に対向する位置に形成されたスイッチを押すための突起部と、押しボタンを介した左右両側にヒンジ軸部と一体にそれぞれ形成されたばね部を備えた押しボタンが開示されており、ボタンが押下されてからの復帰力をばね部の反力で得ている。
特開2005−71796号公報
従来のボタン構造には、押しボタンの外周部に設けた凸部と、パネルに形成したレール部とを有し、押しボタンのパネルへの組み付けで凸部をレール部に係合させ、押しボタンが押下された場合に、凸部がレール部を摺動して押しボタンが押下方向に移動するものがある。この構造では、周囲の温度変化等の影響を考慮すると、凸部をレール部で安定して動かすには、凸部とレール部との間にある程度のクリアランスが必要である。また、ボタン押下から元の位置に押しボタンを復帰させる復帰力をスイッチの反力から得る場合は、スイッチの反力のみで復帰させる必要があるため、ボタン押下方向の移動距離を長くすることができない。
このように、凸部とレール部にはクリアランスがあり、また押下方向の移動距離が短い(レール部が短い)と、押しボタンが押下されたときに傾くことがあり、この傾きにより動作不良を起こしやすいという課題があった。
例えば、押しボタンの意匠面の中央部を押下せず、意匠面の端部を偏って押下すると、押しボタンが押下方向に対して傾いた状態で移動するため、がたつきを起こしたり、移動途中に凸部がレール部にスタックされて正常にスイッチを押圧できない場合(以下、押下不良と呼ぶ)が発生する。
また、パネル内の基板における、押しボタンの外縁の一部に対向する位置にスイッチを配置した場合のように、押しボタンの外縁の一部を介してスイッチの反力がかかる場合、当該外縁の一部との距離に応じて、スイッチの反力の伝達に遅れが生じる可能性がある。
すなわち、スイッチの反力で、押しボタンの外縁の一部に近い凸部がレール部を摺動し始めると、それに伴い上記外縁の一部から遠い位置に設けた凸部がレール部を摺動する。このため、押しボタンがスイッチの反力で復帰する際にも、復帰方向に対して傾いた状態で移動する場合がある。この場合も同様に、押しボタンが移動途中でスタックされて正常に復帰しない可能性(以下、復帰不良と呼ぶ)がある。
押しボタンの外周部に設けた一部の摺動部に偏ってスイッチの反力がかからないようにするには、外周部との距離がほぼ均等な意匠面中央部の直下からスイッチの反力がかかるようにすればよいが、この場合、押しボタンの意匠面中央部の直下にスイッチを配置する必要があり、構造上の自由度が低減するという問題がある。例えば、意匠面を照らすボタン照明を設ける場合、意匠面の下部にボタン照明用の光源を配置できないので、プリズム等の導光手段を用いた複雑な構造を採用しなければならない。
なお、押しボタンの押下方向に沿った移動距離を長くすれば、押しボタンの傾きによる影響を低減することができるが、移動距離を長くした分の厚みが必要となるため、意匠面からの薄型化が制限されてしまうという課題がある。
また、従来では、スイッチの反力を強化するため、ゴム等の弾性部材でスイッチを作成していたが、スイッチの仕様が限定されて、部品点数の増加やボタン構造の複雑化を招く可能性がある。
さらに、特許文献1に代表される従来の技術を採用した場合、ばね部の弾性を調整すれば、スイッチの反力よりも強い復帰力を得ることができる。しかしながら、ヒンジ軸部を介した回動で押しボタンが押下される構造であるため、意匠面のヒンジ軸部に近い側に偏って押下されると、押しボタンが正常に押下方向に移動しない場合がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、簡易な構造で押下時および復帰時の押しボタンの動作不良を防ぐことができるボタン構造およびこれを用いた電子機器を得ることを目的とする。
この発明に係るボタン構造は、開口部を有するパネルと、パネルの開口部に押下方向および逆押下方向に移動可能に組み付けられる押しボタンと、押しボタンに押圧されるスイッチとを備えたボタン構造であって、押しボタンが、当該押しボタンの外形の一方の端部に設けられ、押下操作に伴う押しボタンの押下方向への移動でスイッチを押圧し、これに応じてスイッチから逆押下方向の反力を受けるボス部と、押しボタンの外形におけるボス部と対向する位置に設けられ、押下操作の押下力によって撓んで逆押下方向への反力を発生するばね部とを備え、ばね部は、押しボタンの押下方向に配置した基板に両端部を反らした曲面部で当接するアーチ形状のばね部である。
この発明によれば、簡易な構造で押下時および復帰時の押しボタンの動作不良を防ぐことができるという効果がある。
この発明に係るボタン構造を適用した車載用電子機器のパネル面を示す正面図である。 実施の形態1に係るボタン構造の押しボタンを示す斜視図である。 実施の形態1に係る押しボタンのパネルへの組み付けを示す斜視図である。 図3の押しボタンをパネルに組み付けた後の状態を示す斜視図である。 図3の押しボタンをパネルに組み付けた後の状態を示す裏面図である。 実施の形態1に係るボタン構造を基板のスイッチ実装面側から見た平面図である。 実施の形態1に係るボタン構造を図6のA−A線で切った断面図である。 図6の矢印B方向からみた矢視図である。 図6の矢印C方向からみた矢視図である。 図6の矢印D方向からみた矢視図である。 実施の形態1に係るボタン構造の押しボタンを意匠面の様々な位置から押下した状態を示す側面図である。 この発明の実施の形態2に係るボタン構造を基板のスイッチ実装面側から見た平面図である。 図12の矢印C方向から見た矢視図である。 リング状のばね部を示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係るボタン構造を適用した車載用の電子機器のパネル面を示す正面図である。実施の形態1に係るボタン構造は、例えば、図1に示すようなオーディオ機器などの車載用電子機器1への操作を受け付けるパネル2の押しボタンに適用される。図1に示す押しボタンの意匠面3aを押下すると、押しボタンが、車載用電子機器1の内部に配置されたスイッチを押圧する。
図2は、実施の形態1に係るボタン構造の押しボタンを示す斜視図である。図2に示すように、実施の形態1に係る押しボタン3は、パネル2から外部に露出する意匠面3a、押しボタン3の外周部に設けた摺動凸部4、外周部に形成する基部5およびこの基部5と一体に形成されたアーチ形状のばね部6を備える。ばね部6は、パネル2に押しボタン3を組み付けると、押しボタン3の押下方向に配置された基板10にアーチ形状の両端部が当接する。なお、この実施の形態1に係るボタン構造は、押下された押しボタン3を元の位置に復帰させる復帰力を、スイッチの反力に加え、ばね部6が与えるスイッチの反力と略等しい反力から得る。
また、図3は、実施の形態1に係る押しボタンのパネルへの組み付けを示す斜視図である。図4は、図3の押しボタンをパネルに組み付けた後の状態を示す斜視図である。図5は、図3の押しボタンをパネルに組み付けた後の状態を示す裏面図である。図4および図5では、基板10を破線で記載してパネル2に組み付けた後の押しボタン3を視認できるようにしている。図3に示すように、押しボタン3のアーチ形状のばね部6は、基板10上に配置されたスイッチを押圧するスイッチ押しボス部7と対向する位置に設けられる。
また、摺動凸部4は、パネル2から露出する意匠面3aを押下したとき、押しボタン3が移動する方向に沿って延設した凸所である。レール部9は、パネル2の開口部8の周縁に設けられ、押しボタン3の上記移動方向に沿って形成された溝部である。
なお、図3〜5では、摺動凸部4が押しボタン3の外形の四隅付近にそれぞれ形成し、レール部9がパネル2の開口部8の周縁における対応した位置にそれぞれ形成した場合を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、押しボタン3を押下方向および復帰方向(逆押下方向)に移動可能にパネル2に支持する構成であれば、摺動凸部4およびレール部9の数や支持機構の構成は問わない。
図3および図4に示すように、摺動凸部4をパネル2のレール部9に嵌め込むことで、押しボタン3は、開口部8から意匠面3aが露出した状態でパネル2に組み付けられる。摺動凸部4がレール部9を摺動することにより、押しボタン3が押下方向および復帰方向に移動する。また、押しボタン3をパネル2に組み付けた後に、図3〜5に示すように、押しボタン3の裏側から基板10が組み付けられる。基板10は、例えば、位置決めピン12でパネル2との位置決めがなされ、ねじ穴ボス部11,13でねじ止め固定される。
図6は、実施の形態1に係るボタン構造を基板のスイッチ実装面側から見た平面図である。また、図7は、実施の形態1に係るボタン構造を図6のA−A線で切った断面図である。図8は、図6の矢印B方向からみた矢視図である。図9は、図6の矢印C方向からみた矢視図である。さらに、図10は、図6の矢印D方向からみた矢視図である。
押しボタン3は、図6〜8および図10に示すように、ボタン外形の一方の端部にスイッチ押しボス部7を有し、図7、図9および図10に示すように、スイッチ押しボス部7と対向する端部に基部5を有し、基部5にばね部6が一体に形成される。
また、図6〜9に示すように、押しボタン3の裏面側から基板10を取り付けることにより、押しボタン3のスイッチ押しボス部7が基板10のスイッチ14と対向する位置に配置され、アーチ状のばね部6の両端部が基板10に当接した状態となる。
さらに、図9に示すように、基部5は、幅広に形成されて、押しボタン3が押下されたときに自身が撓まないように剛性を保っている。一方、ばね部6は、繰り返しの弾性変形を可能とするため、基部5よりも薄く形成する。このように構成することで、ばね部9の撓みによる反力のみを、基部5を介して押しボタン3に伝達することができる。
なお、ばね部6は、その撓みによる反力がスイッチ14の反力と略等しくなるように、ばね部材の厚さや幅が調整されている。従って、押下操作により基部5が撓むことなく、ばね部6の反力のみが伝達された場合、押しボタン3は、その外形の対向する位置にあるスイッチ14とばね部6から略等しい反力をそれぞれ受けることになる。
例えば、押しボタン3において、図6および図8に示すスイッチ押しボス部7を設けた外周面に形成された摺動凸部4には、スイッチ14からの復帰方向の反力が加わり、図6および図9に示すばね部6を設けた外周面に形成された摺動凸部4には、ばね部6からの復帰方向の反力が加わる。これにより、押しボタン3が、復帰方向へ移動する途中で傾くことを抑制できる。
また、本発明では、図7に示すように、押しボタン3の外形の一方の端部側にスイッチ14が配置されるので、意匠面3a中央部の直下にスイッチ14を配置する必要がない。このため、意匠面3aの下部に部品配置スペースが確保され、例えばボタン照明用の光源等を配置可能であり、構造上の自由度が向上する。
パネル2に組み付けられた押しボタン3は、図7に示すように、スイッチ押しボス部7がスイッチ14を押圧しない程度に当接しているか、もしくは、若干の隙間を設けて配置され、ばね部6が基板10に当接している。
押下操作されると、スイッチ押しボス部7がスイッチ14に当接し、押しボタン3は、その外形の対向する位置にあるばね部6とスイッチ14の双方から支持された状態で押下方向に移動していく。これにより、押しボタン3が押下方向へ移動中に傾くことを抑制できる。
図11は、実施の形態1に係るボタン構造の押しボタンを意匠面の様々な位置から押下した状態を示す側面図である。図11に示すように、押しボタン3を意匠面3aの中央から矢印a方向に押下すると、押しボタン3が押下方向に移動して、スイッチ押しボス部7がスイッチ14を押圧する。この押圧に応じて、スイッチ押しボス部7は、スイッチ14から復帰方向(逆押下方向)の反力を受ける。
一方、矢印a方向への押下操作の押下力は、基部5から二股に延びたばね部6の左右端にそれぞれ分散しばね部6を撓ませる。ばね部6の撓みによる復帰方向(逆押下方向)への反力は、基部5を介して押しボタン3に伝達される。
これにより、押しボタン3は、その外形で対向した位置からスイッチ14の反力とばね部6の反力とをそれぞれ受けて、傾くことなく元の位置に復帰する。
なお、アーチ形状のばね部6は、押下操作の押下力で撓んだとき、ばね部6の端部6aが基板10上を摺動する。このため、塗装剥がれが起こらないように、端部6aは、塗装の対象外とする。
また、図11に示すように、ばね部6は、端部6aを反らした曲面部で基板10に当接させる。このようにすることで、端部6aと基板10の当接面積を小さくなり、端部6aが基板10上を摺動する際に発生する異音を低減することができる。
また、押しボタン3を意匠面3aの端部から矢印b方向に押下した場合、図11の左側の摺動凸部4が、右側の摺動凸部4よりも押し込まれる。この場合、従来のボタン構造では、押しボタンが傾いて不具合の要因となる。一方、本発明は、矢印b方向への押下操作の押下力によって図11に示す左側のばね部6が撓み、この撓みによる復帰方向への反力が、基部5を介して押しボタン3に伝達される。このように、押しボタン3を意匠面3aの端部に偏って矢印b方向に押下した場合であっても、押しボタン3が、その外形の対向した位置からスイッチ14の反力とばね部6の反力をそれぞれ受けて、傾くことなく元の位置に復帰する。
さらに、押しボタン3が意匠面3aの端部から矢印c方向に押下された場合、図11の右側の摺動凸部4が、左側の摺動凸部4よりも押し込まれる。このとき、矢印c方向への押下操作の押下力によって図11に示す右側のばね部6が撓み、この撓みによる復帰方向への反力が基部5を介して押しボタン3に伝達される。従って、矢印a方向および矢印b方向にそれぞれ押下された場合と同様に、押しボタン3は、その外形の対向する位置からスイッチ14の反力とばね部6の反力をそれぞれ受けて元の位置に復帰する。
また、ばね部6をアーチ形状とすることにより、押下操作の押下力が、基部5を介して二股に分散され、押下操作で生じた応力が集中することがない。このため、押下される度に撓むばね部6を設けても耐久性を確保できる。
以上のように、この実施の形態1によれば、押しボタン3が、当該押しボタン3の外形の一方の端部に設けられ、押下操作に伴う押しボタンの押下方向への移動でスイッチ14を押圧し、これに応じてスイッチ14から逆押下方向の反力を受けるスイッチ押しボス部7と、押しボタン3の外形におけるスイッチ押しボス部7と対向する位置に設けられ、押下操作の押下力によって撓んで逆押下方向への反力を発生するばね部6とを備える。
このように構成することで、簡易な構造で押下時および復帰時の押しボタン3の動作不良を防ぐことができる。
すなわち、押しボタン3が、その外形の対向する位置から互いに略等しいスイッチ14の反力とばね部6の反力とを受けるため、押下方向に移動中に傾くことなく、元の位置に復帰できる。これにより、押しボタン3が傾くことに起因する動作不良を防止することができる。
また、押しボタン3の移動距離を長くしなくても傾きの影響を低減できるので、薄型化を図ることができる。さらに、スイッチの反力を強化する必要がなく、部品点数の増加や構造の複雑化を防止ができる。
また、この実施の形態1によれば、ばね部6が、押しボタン3の押下方向に配置した基板10に両端部6a,6aが当接するアーチ形状のばね部であるので、押下操作で生じた応力が集中することがなく、押下される度に撓んでも耐久性を確保できる。
さらに、この実施の形態1によれば、アーチ形状のばね部6が、両端部6a,6aを反らした曲面部で基板10に当接するので、端部6aが基板10上を摺動する際に発生する異音を低減することができる。
実施の形態2.
図12は、この発明の実施の形態2に係るボタン構造を基板のスイッチ実装面側から見た平面図である。図13は、図12の矢印C方向から見た矢視図である。図14は、リング状のばね部を示す図である。図12に示すように、実施の形態2に係る押しボタン3Aの外形の一方の端部には、スイッチ押しボス部7が形成され、スイッチ押しボス部7と対向する他方の端部には基部5Aが形成される。また、基部5Aには、図13に示すようにリング形状のばね部6Aが一体に形成される。ばね部6Aは、リング形状の曲面の一部(最下部)で基板10に当接し、押しボタン3Aの押下操作の押下力でリング形状を拉げるようにして撓む。
また、図14に示すように、ばね部6Aの下部には、ボタン位置決めピン6bが形成されている。押しボタン3Aの裏側から基板10を組み付ける際、ボタン位置決めピン6bを基板10に設けた孔部に嵌合することで、ばね部6Aが基板10上で位置決めされる。ばね部6Aは、押しボタン3Aが押下操作されると、ボタン位置決めピン6bで位置決めした位置から動くことなく、リング形状を拉げるようにして撓んで復帰方向(逆押下方向)への反力を与える。これにより、実施の形態1のように、ばね部6の端部が基板10上を摺動することによる異音は発生しない。
なお、図14の例では、ばね部6Aのリング形状の下部にボタン位置決めピン6bを設け、基板10に設けた孔部に嵌合させて位置固定する場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ばね部6Aのリング形状の下部に位置決め孔部を設け、基板10上に設けた凸部に嵌合させて位置固定してもよい。
ばね部6Aは、上記実施の形態1のばね部と同様に、押しボタン3Aが押下されると、スイッチ14と同等の反力を与える。すなわち、ばね部6Aは、押下操作の押下力によりリング形状を拉げるように撓み、この撓みによる復帰方向への反力が、基部5Aを介して押しボタン3Aに伝達される。これにより、押しボタン3Aは、押下操作されると、その外形の対向した位置からスイッチ14の反力とばね部6Aの反力とをそれぞれ受けて元の位置に復帰する。
また、リング形状のばね部6Aでは、押下操作の押下力が基部5Aを介してリング形状に分散されるため、押下操作で生じた応力が集中することがない。このため、押下される度に撓むばね部6Aを設けても耐久性を確保できる。
以上のように、この実施の形態2によれば、上記実施の形態1の構成のうち、ばね部6の代わりに、押しボタン3Aの押下方向に配置した基板10に下部が当接するリング形状のばね部6Aを設けたので、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
また、この実施の形態2によれば、リング形状のばね部6Aが、その下部にボタン位置決めピン6bを有し、ボタン位置決めピン6bが基板10に設けた孔部と係合して当該基板10上に位置固定される。このように構成することで、押下操作されても、ばね部6Aが同一位置で撓むだけであるので、ばね部6Aが基板10上を摺動せず、これに起因した異音が発生しない。
さらに、上記実施の形態1および上記実施の形態2に係るボタン構造を用いることで、上記実施の形態1および上記実施の形態2で示した効果を奏する電子機器を得ることができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 電子機器、2 パネル、3,3A 押しボタン、3a 意匠面、4 摺動凸部、5,5A 基部、6,6A ばね部、6a 端部、6b ボタン位置決めピン、7 スイッチ押しボス部、8 開口部、9 レール部、10 基板、11,13 ねじ穴ボス部、12 位置決めピン、14 スイッチ。

Claims (2)

  1. 開口部を有するパネルと、前記パネルの開口部に押下方向および逆押下方向に移動可能に組み付けられる押しボタンと、前記押しボタンに押圧されるスイッチとを備えたボタン構造であって、
    前記押しボタンは、
    当該押しボタンの外形の一方の端部に設けられ、押下操作に伴う前記押しボタンの押下方向への移動で前記スイッチを押圧し、これに応じて前記スイッチから逆押下方向の反力を受けるボス部と、
    前記押しボタンの外形における前記ボス部と対向する位置に設けられ、前記押下操作の押下力によって撓んで逆押下方向への反力を発生するばね部とを備え
    前記ばね部は、前記押しボタンの押下方向に配置した基板に両端部を反らした曲面部で当接するアーチ形状のばね部である
    ことを特徴とするボタン構造。
  2. 請求項1記載のボタン構造を用いた電子機器。
JP2013534108A 2011-10-04 2011-10-04 ボタン構造およびこれを用いた電子機器 Active JP5420120B2 (ja)

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