JP5419735B2 - 作業車両の多軸式トランスミッション - Google Patents
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Description
このトランスミッションはケース本体1を有しており、このケース本体1は、メインケース2と、メインケース2の前側に設けられたカバー3と、から構成されている。メインケース2は、鋳造により形成されており、前側が開口している。そして、この開口にカバー3がボルト(図示せず)によって固定されている。
入力軸ユニット5は、入力軸12と、前進用クラッチCfと、後進用クラッチCrと、第1ギアG1と、第2ギアG2と、を有している。
アイドラユニット6の詳細を図2に示す。図1及び図2に示すように、アイドラユニット6は、支持部材14と、アイドラギアとしての第3ギアG3と、を有している。
第1中間軸ユニット7は、第1中間軸22と、第1速用クラッチC1と、第4速用クラッチC4と、第4〜第7ギアG4,G5,G6,G7と、を有している。
第2中間軸ユニット8は、第2中間軸24と、第2速用クラッチC2と、第3速用クラッチC3と、第8〜第12ギアG8,G9,G10,G11,G12と、を有している。
出力軸ユニット9は、出力軸26と、出力ギアとしての第13ギアG13と、を有している。出力軸26は両端がそれぞれメインケース2に軸受を介して回転自在に支持されている。出力ギアG13は、出力軸26に固定され、第12ギアG12に噛み合っている。
以上のように構成されたトランスミッションは次のように作動する。
前進第1速(F1)の場合は、前進用クラッチCfをオン(動力伝達状態)するとともに第1速用クラッチC1をオンする。これにより、第1ギアG1が入力軸12に連結され、第6ギアG6が第1中間軸22に連結される。この場合の入力軸12から出力軸26への動力伝達経路は、以下の通りである。
<前進第2速(F2)>
前進第1速(F1)から前進第2速(F2)に変速する場合は、前進用クラッチCfをオンにした状態で、第1速用クラッチC1をオフ(動力伝達遮断状態)し、第2速用クラッチC2をオンする。これにより、第6ギアG6の第1中間軸22への連結が解除され、第10ギアG10が第2中間軸24に連結される。この場合の入力軸12から出力軸26への動力伝達経路は、以下の通りである。
<前進第3速(F3)>
前進第2速(F2)から前進第3速(F3)に変速する場合は、前進用クラッチCfをオンにした状態で、第2速用クラッチC2をオフし、第3速用クラッチC3をオンする。これにより、第10ギアG10の第2中間軸24への連結が解除され、第9ギアG9が第2中間軸24に連結される。この場合の入力軸12から出力軸26への動力伝達経路は、以下の通りである。
<前進第4速(F4)>
前進第3速(F3)から前進第4速(F4)に変速する場合は、前進用クラッチCfをオンにした状態で、第3速用クラッチC3をオフし、第4速用クラッチC4をオンする。これにより、第9ギアG9の第2中間軸26への連結が解除され、第5ギアG5が第1中間軸22に連結される。この場合の入力軸12から出力軸26への動力伝達経路は、以下の通りである。
<後進第1速(R1)>
後進第1速(R1)の場合は、後進用クラッチCrをオンするとともに第1速用クラッチC1をオンする。この場合の入力軸12から出力軸26への動力伝達経路は、以下の通りである。
<後進第2速(R2)>
後進第2速(R2)の場合は、後進用クラッチCrをオンにした状態で、第1速用クラッチC1をオフし、第2速用クラッチC2をオンする。この場合の入力軸12から出力軸26への動力伝達経路は、以下の通りである。
<後進第3速(R3)>
後進第3速(R3)の場合は、後進用クラッチCrをオンにした状態で、第2速用クラッチC2をオフし、第3速用クラッチC3をオンする。この場合の入力軸12から出力軸26への動力伝達経路は、以下の通りである。
<後進第4速(R4)>
後進第4速(R4)の場合は、後進用クラッチCrをオンにした状態で、第3速用クラッチC3をオフし、第4速用クラッチC4をオンする。この場合の入力軸12から出力軸26への動力伝達経路は、以下の通りである。
[各変速段の減速比及びその変更]
以上のようなトランスミッションにおいて、各ギアの歯数及び減速比の一例を図3に示す。なお、図3において、「○」は最上段に記載した変速段で各ギアが動力伝達に寄与していることを示している。
この実施形態のトランスミッションでは、アイドラギア及びそれを支持する支持部材を含むアイドラユニットを、メインケースに対して着脱自在としたので、メインケースを変更することなしに後進側の減速比を変更することができる。また、前進側の減速比を変更することなく、後進側の減速比のみを変更することができる。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
2 メインケース
5 入力軸ユニット
6,30 アイドラユニット
7 第1中間軸ユニット
8 第2中間軸ユニット
9 出力軸ユニット
12 入力軸
14,31 支持部材
22 第1中間軸
24 第2中間軸
26 出力軸
Cf,Cr,C1〜C4 クラッチ
G1〜G13 ギア
Claims (4)
- 前進側の減速比を変更することなく後進側の減速比を変更可能な作業車両の多軸式トランスミッションであって、
開口を有するケース本体と、
前記ケース本体に回転自在に支持され動力が入力される第1軸と、前記第1軸に設けられたクラッチ及びギアと、を有する第1軸ユニットと、
前記ケース本体に回転自在に支持され前記第1軸から動力が入力される第2軸と、前記第2軸に設けられたクラッチ及びギアと、を有する第2軸ユニットと、
前記ケース本体に取り外し自在に装着される支持部材と、前記支持部材に回転自在に支持され前記第1軸ユニットのギア及び前記第2軸ユニットのギアに噛み合うとともに選択された後進側の減速比によって前記第1軸ユニットのギアとの中心間距離が決まるアイドラギアと、を有し、後進側の減速比に応じて交換可能なアイドラユニットと、
を備え、
前記支持部材は、
前記ケース本体の開口に挿入される装着部と、
前記装着部から前記ケース本体側に延長してかつ選択された後進側の減速比によって決まる前記第1軸ユニットのギアとの中心間距離に応じた位置に形成され、前記アイドラギアを回転自在に支持するための軸部と、
前記装着部の一端側に形成されて前記ケース本体に固定されるフランジと、を有する、
作業車両の多軸式トランスミッション。 - 前記アイドラギアと噛み合う前記第2軸ユニットのギアは前進時及び後進時の動力伝達を行うギアである、請求項1に記載の作業車両の多軸式トランスミッション。
- 前記ケース本体に回転自在に支持された出力軸と、前記出力軸に設けられ前記第2軸ユニットのギアに噛み合う出力ギアと、を有する出力軸ユニットをさらに備えた、請求項1又は2に記載の作業車両の多軸式トランスミッション。
- 前記支持部材は前記アイドラギアの軸方向両側を支持する、請求項1に記載の作業車両の多軸式トランスミッション。
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JP2010017705A JP5419735B2 (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 作業車両の多軸式トランスミッション |
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JP2010017705A JP5419735B2 (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 作業車両の多軸式トランスミッション |
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JP2011157980A JP2011157980A (ja) | 2011-08-18 |
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Family Applications (1)
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