JP2014228027A - 変速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置を小型化することができる変速機を提供することを目的とする。
【解決手段】変速機1は、回転動力が入力される入力軸2と、入力軸2に入力された回転動力を出力可能である第1出力軸3及び第2出力軸4と、入力軸2からの回転動力の回転数を変速して第1出力軸3に伝達可能である第1変速ギヤ対群5と、入力軸2からの回転動力の回転数を変速して第2出力軸4に伝達可能である第2変速ギヤ対群6とを備え、第1変速ギヤ対群5は、入力軸2からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に第1出力軸3に相対回転可能に支持されるアイドルギヤ7を含んで構成され、第2変速ギヤ対群6は、入力軸2からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に、入力軸2からアイドルギヤ7を介して伝達される回転動力の回転数を2段階に変速可能である。したがって、変速機1は、軸長を短縮することができるので、装置を小型化することができる。
【選択図】図1
【解決手段】変速機1は、回転動力が入力される入力軸2と、入力軸2に入力された回転動力を出力可能である第1出力軸3及び第2出力軸4と、入力軸2からの回転動力の回転数を変速して第1出力軸3に伝達可能である第1変速ギヤ対群5と、入力軸2からの回転動力の回転数を変速して第2出力軸4に伝達可能である第2変速ギヤ対群6とを備え、第1変速ギヤ対群5は、入力軸2からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に第1出力軸3に相対回転可能に支持されるアイドルギヤ7を含んで構成され、第2変速ギヤ対群6は、入力軸2からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に、入力軸2からアイドルギヤ7を介して伝達される回転動力の回転数を2段階に変速可能である。したがって、変速機1は、軸長を短縮することができるので、装置を小型化することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、変速機に関する。
車両に搭載される従来の変速機として、例えば、特許文献1には、6速又は7速の自動車変速機が開示されている。この自動車変速機は、複数の遊動歯車として形成された変速段歯車が遊転可能に支承された2本の副軸と、変速機入力軸に遊転不能に配置された複数の固定歯車として形成され前記遊動歯車と噛み合う変速段歯車と、2つの副軸に遊転不能かつ軸方向移動可能に支承されるとともに副軸上で調整装置により移動させられる連結装置と、2つの副軸にそれぞれ固定されるとともに差動装置の歯と噛み合う出力歯車とを備える。そして、この自動車変速機は、変速機入力軸に配置された固定歯車のうちの少なくとも3個の固定歯車がそれぞれ2個の遊動歯車と噛み合うようになっている。
ところで、上述の特許文献1に記載の自動車変速機は、例えば、装置の小型化の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、装置を小型化することができる変速機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る変速機は、回転動力が入力される入力軸と、前記入力軸に入力された回転動力を出力可能である第1出力軸及び第2出力軸と、前記入力軸からの回転動力の回転数を変速して前記第1出力軸に伝達可能である第1変速ギヤ対群と、前記入力軸からの回転動力の回転数を変速して前記第2出力軸に伝達可能である第2変速ギヤ対群とを備え、前記第1変速ギヤ対群は、前記入力軸からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に前記第1出力軸に相対回転可能に支持されるアイドルギヤを含んで構成され、前記第2変速ギヤ対群は、前記入力軸からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に、前記入力軸から前記アイドルギヤを介して伝達される回転動力の回転数を2段階に変速可能であることを特徴とする。
また、上記変速機では、前記入力軸に相対回転可能に支持される第1ギヤと、前記入力軸に相対回転可能に支持される第2ギヤと、前記第1出力軸に相対回転可能に支持され前記第1ギヤと噛み合う第3ギヤと、前記第1出力軸に相対回転可能に支持され前記第2ギヤと噛み合うと共に前記第3ギヤと一体で形成される第4ギヤと、前記第2出力軸に相対回転可能に支持され前記第1ギヤと噛み合う第5ギヤと、前記第2出力軸に相対回転可能に支持され前記第2ギヤと噛み合う第6ギヤと、前記第1ギヤと前記第2ギヤとを前記入力軸に選択的に連結可能である第1切替機構と、一体で形成される前記第3ギヤ及び前記第4ギヤを前記第1出力軸に選択的に連結可能である第2切替機構と、前記第5ギヤと前記第6ギヤとを前記第2出力軸に選択的に連結可能である第3切替機構とを備え、一体で形成される前記第3ギヤ及び前記第4ギヤは、前記アイドルギヤを構成し、前記第1ギヤ、前記第2ギヤ、前記第3ギヤ及び前記第4ギヤは、前記第1変速ギヤ対群を構成し、前記第1ギヤ、前記第2ギヤ、前記第5ギヤ及び前記第6ギヤは、前記第2変速ギヤ対群を構成するものとすることができる。
本発明に係る変速機は、装置を小型化することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る変速機の概略構成を表す概略構成図である。図2〜図7は、実施形態に係る変速機における変速状態を表す概略構成図である。図8は、比較例に係る変速機の概略構成を表す概略構成図である。
図1は、実施形態に係る変速機の概略構成を表す概略構成図である。図2〜図7は、実施形態に係る変速機における変速状態を表す概略構成図である。図8は、比較例に係る変速機の概略構成を表す概略構成図である。
図1に示す本実施形態の変速機1は、典型的には、車両に搭載されるFF(前輪駆動)用6速マニュアルトランスミッションである。変速機1は、エンジン等の走行用の動力源から車両の駆動輪への動力の伝達経路に設けられ、当該動力源からの回転動力の回転数を変速して駆動輪に伝達可能である。変速機1は、動力源から入力軸2に入力された回転動力の回転数を、変速して第1出力軸3、あるいは、第2出力軸4から駆動輪側に出力する。変速機1に伝達された動力の回転数は、この変速機1にて所定の変速比(=入力回転数/出力回転数)で6段階に変速可能である。
本実施形態の変速機1は、入力軸2と、第1出力軸3と、第2出力軸4と、第1変速ギヤ対群5と、第2変速ギヤ対群6とを備える。入力軸2は、動力源から回転動力が入力される。第1出力軸3及び第2出力軸4は、入力軸2に入力された回転動力を駆動輪側に出力可能である。第1変速ギヤ対群5は、入力軸2からの回転動力の回転数を変速して第1出力軸3に伝達可能である。第2変速ギヤ対群6は、入力軸2からの回転動力の回転数を変速して第2出力軸4に伝達可能である。そして、本実施形態の第1変速ギヤ対群5は、入力軸2からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に第1出力軸3に相対回転可能に支持されるアイドルギヤ7を含んで構成される。さらに、本実施形態の第2変速ギヤ対群6は、入力軸2からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に、入力軸2からアイドルギヤ7を介して伝達される回転動力の回転数を2段階に変速可能である。本実施形態の変速機1は、これらの構成要素により、3軸2列、6枚のギヤを使用することで前進6段の変速段を設定可能なように構成される。
具体的には、変速機1は、第1ギヤ8と、第2ギヤ9と、第3ギヤ10と、第4ギヤ11と、第5ギヤ12と、第6ギヤ13とを備える。変速機1は、これら第1ギヤ8、第2ギヤ9、第3ギヤ10、第4ギヤ11、第5ギヤ12及び第6ギヤ13が変速用のギヤを構成する。ここでは、第3ギヤ10と第4ギヤ11とは、一体で形成され上記アイドルギヤ7を構成する。また、第1ギヤ8、第2ギヤ9、第3ギヤ10及び第4ギヤ11は、第1変速ギヤ対群5を構成し、第1ギヤ8、第2ギヤ9、第5ギヤ12及び第6ギヤ13は、第2変速ギヤ対群6を構成する。さらに、変速機1は、変速状態を切り替えるための機構として、第1切替機構14と、第2切替機構15と、第3切替機構16とを備える。
ここで、入力軸2は、変速機1において動力源側からの回転動力が入力される入力回転部材である。入力軸2は、円柱状に形成され、ケース等に対して軸受RB1、RB2等を介して回転可能に支持される。入力軸2は、動力源からの動力が伝達されて回転軸線X1を回転中心として回転可能に支持される。入力軸2は、第1ギヤ8、第2ギヤ9が配置されると共に第1ギヤ8と第2ギヤ9との間に第1切替機構14が配置される。第1ギヤ8及び第2ギヤ9は、ブッシュ等を介して入力軸2に相対回転可能に支持される。第1切替機構14は、第1ギヤ8と第2ギヤ9とを入力軸2に選択的に連結可能である。第1切替機構14は、同期機構であるシンクロナイザー等を含んで構成されると共にハブスリーブ(クラッチ)14aを含んで構成される。第1切替機構14は、運転者によるシフト操作に応じてハブスリーブ14aが作動し、第1ギヤ8と入力軸2とを一体回転可能に締結した状態と、第2ギヤ9と入力軸2とを一体回転可能に締結した状態と、第1ギヤ8、第2ギヤ9と入力軸2との締結を解除し第1ギヤ8、第2ギヤ9を空転状態とする中立状態とに切り替え可能である。
第1出力軸3は、変速機1において駆動輪側へ回転動力を出力する第1の出力回転部材である。第1出力軸3は、円柱状に形成され、ケース等に対して軸受RB3、RB4等を介して回転可能に支持される。第1出力軸3は、動力源からの動力が伝達されて回転軸線X1と平行な回転軸線X2を回転中心として回転可能に支持される。第1出力軸3は、第3ギヤ10、第4ギヤ11が配置されると共に第4ギヤ11に隣接して第2切替機構15が配置される。第3ギヤ10及び第4ギヤ11は、ブッシュ等を介して第1出力軸3に相対回転可能に支持される。第3ギヤ10は、第1ギヤ8と噛み合う。第1ギヤ8と第3ギヤ10とは、第1変速ギヤ対群5の一対のギヤ対をなす。第4ギヤ11は、第2ギヤ9と噛み合う。第2ギヤ9と第4ギヤ11とは、第1変速ギヤ対群5の一対のギヤ対をなす。ここでは、第4ギヤ11は、上述したように第3ギヤ10と一体で形成されアイドルギヤ7を構成する。第2切替機構15は、一体で形成される第3ギヤ10及び第4ギヤ11を第1出力軸3に選択的に連結可能である。第2切替機構15は、同期機構であるシンクロナイザー等を含んで構成されると共にハブスリーブ(クラッチ)15aを含んで構成される。第2切替機構15は、運転者によるシフト操作に応じてハブスリーブ15aが作動し、第3ギヤ10、第4ギヤ11と第1出力軸3とを一体回転可能に締結した状態と、第3ギヤ10、第4ギヤ11と第1出力軸3との締結を解除し第3ギヤ10、第4ギヤ11を空転状態とする中立状態とに切り替え可能である。また、第1出力軸3は、駆動輪と連結されたデファレンシャルギヤのリングギヤと噛み合うギヤ17が一体回転可能に結合される。
第2出力軸4は、変速機1において駆動輪側へ回転動力を出力する第2の出力回転部材である。第2出力軸4は、円柱状に形成され、ケース等に対して軸受RB5、RB6等を介して回転可能に支持される。第2出力軸4は、動力源からの動力が伝達されて回転軸線X1、X2と平行な回転軸線X3を回転中心として回転可能に支持される。第2出力軸4は、第5ギヤ12、第6ギヤ13が配置されると共に第5ギヤ12と第6ギヤ13との間に第3切替機構16が配置される。第5ギヤ12及び第6ギヤ13は、ブッシュ等を介して第2出力軸4に相対回転可能に支持される。第5ギヤ12は、第1ギヤ8と噛み合う。第1ギヤ8と第5ギヤ12とは、第2変速ギヤ対群6の一対のギヤ対をなす。第6ギヤ13は、第2ギヤ9と噛み合う。第2ギヤ9と第6ギヤ13とは、第2変速ギヤ対群6の一対のギヤ対をなす。第3切替機構16は、第5ギヤ12と第6ギヤ13とを第2出力軸4に選択的に連結可能である。第3切替機構16は、同期機構であるシンクロナイザー等を含んで構成されると共にハブスリーブ(クラッチ)16aを含んで構成される。第3切替機構16は、運転者によるシフト操作に応じてハブスリーブ16aが作動し、第5ギヤ12と第2出力軸4とを一体回転可能に締結した状態と、第6ギヤ13と第2出力軸4とを一体回転可能に締結した状態と、第5ギヤ12、第6ギヤ13と第2出力軸4との締結を解除し第5ギヤ12、第6ギヤ13を空転状態とする中立状態とに切り替え可能である。また、第2出力軸4は、駆動輪と連結されたデファレンシャルギヤのリングギヤと噛み合うギヤ18が一体回転可能に結合される。
上記のように構成される変速機1は、運転者によるシフト操作に応じて第1切替機構14、第2切替機構15、第3切替機構16が作動することで、図2〜図7に示すように、第1変速状態〜第6変速状態を形成することができる。変速機1は、第1変速状態〜第6変速状態のそれぞれの状態に対して、それぞれ異なる変速比が割り当てられることで、第1速変速段〜第6速変速段までの前進6段の変速段を構成することができる。各変速比は、各ギヤの歯数に応じて定まる。なお、図2〜図7では、ハブスリーブ14a、15a、16aにおいて、白抜きの長方形で図示されたものが中立状態を表し、斜線の長方形で図示されたものが軸とギヤを固定(締結)した状態を表している。
変速機1は、図2に示すように、ハブスリーブ14aが第1ギヤ8と入力軸2とを締結した状態、ハブスリーブ15aがアイドルギヤ7(第3ギヤ10、第4ギヤ11)と第1出力軸3とを締結した状態、ハブスリーブ16aが中立状態とされることで第1変速状態が形成される。変速機1は、第1変速状態では、入力軸2に入力された回転動力の回転数を、第1ギヤ8、第3ギヤ10を順に介して変速し、第1出力軸3から駆動輪側に出力する。
変速機1は、図3に示すように、ハブスリーブ14aが第2ギヤ9と入力軸2とを締結した状態、ハブスリーブ15aがアイドルギヤ7(第3ギヤ10、第4ギヤ11)と第1出力軸3とを締結した状態、ハブスリーブ16aが中立状態とされることで第2変速状態が形成される。変速機1は、第2変速状態では、入力軸2に入力された回転動力の回転数を、第2ギヤ9、第4ギヤ11を順に介して変速し、第1出力軸3から駆動輪側に出力する。
変速機1は、図4に示すように、ハブスリーブ14aが第2ギヤ9と入力軸2とを締結した状態、ハブスリーブ15aが中立状態、ハブスリーブ16aが第6ギヤ13と第2出力軸4とを締結した状態とされることで第3変速状態が形成される。変速機1は、第3変速状態では、入力軸2に入力された回転動力の回転数を、第2ギヤ9、第6ギヤ13を順に介して変速し、第2出力軸4から駆動輪側に出力する。
変速機1は、図5に示すように、ハブスリーブ14aが第1ギヤ8と入力軸2とを締結した状態、ハブスリーブ15aが中立状態、ハブスリーブ16aが第5ギヤ12と第2出力軸4とを締結した状態とされることで第4変速状態が形成される。変速機1は、第4変速状態では、入力軸2に入力された回転動力の回転数を、第1ギヤ8、第5ギヤ12を順に介して変速し、第2出力軸4から駆動輪側に出力する。
変速機1は、図6に示すように、ハブスリーブ14aが第2ギヤ9と入力軸2とを締結した状態、ハブスリーブ15aが中立状態、ハブスリーブ16aが第5ギヤ12と第2出力軸4とを締結した状態とされることで第5変速状態が形成される。変速機1は、第5変速状態では、入力軸2に入力された回転動力の回転数を、第2ギヤ9、アイドルギヤ7を構成する第4ギヤ11及び第3ギヤ10、第1ギヤ8、第5ギヤ12を順に介して変速し、第2出力軸4から駆動輪側に出力する。
変速機1は、図7に示すように、ハブスリーブ14aが第1ギヤ8と入力軸2とを締結した状態、ハブスリーブ15aが中立状態、ハブスリーブ16aが第6ギヤ13と第2出力軸4とを締結した状態とされることで第6変速状態が形成される。変速機1は、第6変速状態では、入力軸2に入力された回転動力の回転数を、第1ギヤ8、アイドルギヤ7を構成する第3ギヤ10及び第4ギヤ11、第2ギヤ9、第6ギヤ13を順に介して変速し、第2出力軸4から駆動輪側に出力する。
このようにして、変速機1は、第1変速状態〜第6変速状態にすることで、第1速変速段〜第6速変速段までの前進6段の変速段を実現することができる。
上記のように構成される変速機1は、例えば、図8に例示する比較例に係る変速機100と比較して、軸長を短縮することができるので、装置を小型化することができる。図8に例示する比較例に係る変速機100は、2軸、12枚のギヤを用いた6速マニュアルトランスミッションである。比較例に係る変速機100は、変速ギヤが各軸方向に沿って6つ並んでいるため、軸方向の幅が相対的に長くなり、車両搭載上不利になる傾向にある。一方、変速機1は、図1等に示すように、変速ギヤが各軸方向に沿って2つ並んでいるだけであるので、例えば、FFトランスミッションで問題となる車両幅方向の幅を相対的に短くすることができ、これにより、搭載性を向上することができる。また、変速機1は、ギヤの枚数も比較例に係る変速機100の12枚に対して、半分の6枚で、6速マニュアルトランスミッションを実現することができる。これにより、変速機1は、構成部品点数を抑制し軽量化を図ることができると共に製造コストを抑制することができる。また、変速機1は、各軸の長さを相対的に短くすることができるので、各軸の曲げ剛性を相対的に高くすることができ、これにより、例えば、各ギヤの歯面のミスアライメントを低減することができ、ギヤノイズを抑制することができる。
以上で説明した実施形態に係る変速機1によれば、回転動力が入力される入力軸2と、入力軸2に入力された回転動力を出力可能である第1出力軸3及び第2出力軸4と、入力軸2からの回転動力の回転数を変速して第1出力軸3に伝達可能である第1変速ギヤ対群5と、入力軸2からの回転動力の回転数を変速して第2出力軸4に伝達可能である第2変速ギヤ対群6とを備え、第1変速ギヤ対群5は、入力軸2からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に第1出力軸3に相対回転可能に支持されるアイドルギヤ7を含んで構成され、第2変速ギヤ対群6は、入力軸2からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に、入力軸2からアイドルギヤ7を介して伝達される回転動力の回転数を2段階に変速可能である。したがって、変速機1は、例えば、6速マニュアルトランスミッション等において、軸長を短縮することができるので、装置を小型化することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る変速機は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態に係る変速機は、以上で説明した各実施形態の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
以上の説明では、変速機は、FF(前輪駆動)用6速マニュアルトランスミッションであるものとして説明したがこれに限らない。変速機は、例えば、他の駆動形式のものに適用されてもよい。
1 変速機
2 入力軸
3 第1出力軸
4 第2出力軸
5 第1変速ギヤ対群
6 第2変速ギヤ対群
7 アイドルギヤ
8 第1ギヤ
9 第2ギヤ
10 第3ギヤ
11 第4ギヤ
12 第5ギヤ
13 第6ギヤ
14 第1切替機構
14a、15a、16a ハブスリーブ
15 第2切替機構
16 第3切替機構
2 入力軸
3 第1出力軸
4 第2出力軸
5 第1変速ギヤ対群
6 第2変速ギヤ対群
7 アイドルギヤ
8 第1ギヤ
9 第2ギヤ
10 第3ギヤ
11 第4ギヤ
12 第5ギヤ
13 第6ギヤ
14 第1切替機構
14a、15a、16a ハブスリーブ
15 第2切替機構
16 第3切替機構
Claims (2)
- 回転動力が入力される入力軸と、
前記入力軸に入力された回転動力を出力可能である第1出力軸及び第2出力軸と、
前記入力軸からの回転動力の回転数を変速して前記第1出力軸に伝達可能である第1変速ギヤ対群と、
前記入力軸からの回転動力の回転数を変速して前記第2出力軸に伝達可能である第2変速ギヤ対群とを備え、
前記第1変速ギヤ対群は、前記入力軸からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に前記第1出力軸に相対回転可能に支持されるアイドルギヤを含んで構成され、
前記第2変速ギヤ対群は、前記入力軸からの回転動力の回転数を2段階に変速可能であると共に、前記入力軸から前記アイドルギヤを介して伝達される回転動力の回転数を2段階に変速可能であることを特徴とする、
変速機。 - 前記入力軸に相対回転可能に支持される第1ギヤと、
前記入力軸に相対回転可能に支持される第2ギヤと、
前記第1出力軸に相対回転可能に支持され前記第1ギヤと噛み合う第3ギヤと、
前記第1出力軸に相対回転可能に支持され前記第2ギヤと噛み合うと共に前記第3ギヤと一体で形成される第4ギヤと、
前記第2出力軸に相対回転可能に支持され前記第1ギヤと噛み合う第5ギヤと、
前記第2出力軸に相対回転可能に支持され前記第2ギヤと噛み合う第6ギヤと、
前記第1ギヤと前記第2ギヤとを前記入力軸に選択的に連結可能である第1切替機構と、
一体で形成される前記第3ギヤ及び前記第4ギヤを前記第1出力軸に選択的に連結可能である第2切替機構と、
前記第5ギヤと前記第6ギヤとを前記第2出力軸に選択的に連結可能である第3切替機構とを備え、
一体で形成される前記第3ギヤ及び前記第4ギヤは、前記アイドルギヤを構成し、
前記第1ギヤ、前記第2ギヤ、前記第3ギヤ及び前記第4ギヤは、前記第1変速ギヤ対群を構成し、
前記第1ギヤ、前記第2ギヤ、前記第5ギヤ及び前記第6ギヤは、前記第2変速ギヤ対群を構成する、
請求項1に記載の変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013106370A JP2014228027A (ja) | 2013-05-20 | 2013-05-20 | 変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013106370A JP2014228027A (ja) | 2013-05-20 | 2013-05-20 | 変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014228027A true JP2014228027A (ja) | 2014-12-08 |
Family
ID=52128078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013106370A Pending JP2014228027A (ja) | 2013-05-20 | 2013-05-20 | 変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014228027A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112096799A (zh) * | 2020-10-21 | 2020-12-18 | 江苏赫夫特齿轮制造有限公司 | 一种单入双出两档位变速齿轮箱 |
DE102021200138A1 (de) | 2021-01-11 | 2022-07-14 | Zf Friedrichshafen Ag | Getriebeanordnung, Hybrid-Getriebeanordnung, Hybrid-Antriebsstrang sowie Kraftfahrzeug |
-
2013
- 2013-05-20 JP JP2013106370A patent/JP2014228027A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112096799A (zh) * | 2020-10-21 | 2020-12-18 | 江苏赫夫特齿轮制造有限公司 | 一种单入双出两档位变速齿轮箱 |
DE102021200138A1 (de) | 2021-01-11 | 2022-07-14 | Zf Friedrichshafen Ag | Getriebeanordnung, Hybrid-Getriebeanordnung, Hybrid-Antriebsstrang sowie Kraftfahrzeug |
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