JP5418395B2 - 樹脂製パッケージの製造方法、部品内蔵樹脂モジュールの製造方法、樹脂製パッケージ配列シート、部品内蔵樹脂モジュール配列シート - Google Patents

樹脂製パッケージの製造方法、部品内蔵樹脂モジュールの製造方法、樹脂製パッケージ配列シート、部品内蔵樹脂モジュール配列シート Download PDF

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Description

本発明は、半導体チップなどを収容するための樹脂製パッケージの製造方法および樹脂製パッケージ配列シート、ならびに電子部品などの部品を内蔵した部品内蔵樹脂モジュールの製造方法および部品内蔵樹脂モジュール配列シートに係り、特に、収容、内蔵されるデバイスの面積占有率を高めるのに好適な樹脂製パッケージの製造方法、部品内蔵樹脂モジュールの製造方法、樹脂製パッケージ配列シート、および部品内蔵樹脂モジュール配列シートに関する。
絶縁層材料として樹脂を用いた半導体チップ用パッケージや部品内蔵樹脂モジュールは、セラミックを絶縁層として用いたものより安価であり、多用される傾向にある。現状では、応用される機器の小型化、高機能化などに適合するように、収容、内蔵されるデバイスの面積占有率がさらに高められ、これにより、パッケージとしては一層の小型化が、モジュールとしてはさらなる高密度部品内蔵化が図られるように期待がされている。
樹脂製パッケージや部品内蔵樹脂モジュールは、製造途上において、製造効率を考慮して、多数の同じ製品が縦横に配列されたシートで製造される場合もある。シートとして製造されると、その形態を維持して流通し、応用機器を構成する回路基板の組み立てに供給され得る。この組み立て時には、シートの中から個々のパッケージまたはモジュールがマウンタヘッドによりピックアップされて、マザーボードなどの基板上にマウントすることができる。シート状で流通、供給されることにより応用機器の生産効率化にも適している。
本願で開示する技術については、下記特許文献に開示された内容とシート(当該文献ではウエハ)をダイシングする一面として類似する点があるが、その目的や具体的な構成などの比較から、当該文献から想到できる範囲のものとは言えない。
特開2000−307032号公報
本発明は、上記した状況を考慮してなされたもので、半導体チップなどを収容するための樹脂製パッケージの製造方法および樹脂製パッケージ配列シート、ならびに電子部品などの部品を内蔵した部品内蔵樹脂モジュールの製造方法および部品内蔵樹脂モジュール配列シートにおいて、収容、内蔵されるデバイスの面積占有率を高めることができる樹脂製パッケージの製造方法、部品内蔵樹脂モジュールの製造方法、樹脂製パッケージ配列シート、および部品内蔵樹脂モジュール配列シートを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様である樹脂製パッケージの製造方法は、樹脂層に、面積A(厚み方向に見たときの面積、以下同じ)、厚みBを有するデバイスを、該厚みBを前記樹脂層の厚みに内包するように埋め込み、該デバイスに重なる前記樹脂層に該デバイスにつながる縦方向導電体を備えているかまたは前記デバイスのない領域の前記樹脂層に該樹脂層を貫通する縦方向導電体を備えている構造の樹脂製パッケージの製造方法であって、前記樹脂製パッケージの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記デバイスの厚みBと、前記樹脂製パッケージにおける前記樹脂層の厚みである変形後厚みa1との差dを設定し、式A*B/{(B+d)−a0}または式A*B/(a1−a0)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、Sp/jを計算した結果をk2として求め、前記樹脂製パッケージが縦横に配列された樹脂製パッケージ配列シートにおいて、一辺長jおよび他辺長kを有する前記樹脂製パッケージの占める各領域の前記一辺を介した隣に一辺長がjで他辺長がk2−kであるダミー領域を一辺長jが共通するように設け、かつ前記樹脂製パッケージの領域と前記ダミー領域とが一の方向に交互に並べられるレイアウトで、前記樹脂製パッケージ配列シートを製造し、前記レイアウトを有する前記樹脂製パッケージ配列シートから、各前記樹脂製パッケージを各前記ダミー領域が除かれるように個片化することを特徴とする。
この方法は、樹脂層に、面積A、厚みBを有するデバイスを、該厚みBを前記樹脂層の厚みに内包するように埋め込み、該デバイスに重なる樹脂層に該デバイスにつながる縦方向導電体を備えているかまたはデバイスのない領域の樹脂層に該樹脂層を貫通する縦方向導電体を備えている構造の樹脂製パッケージを対象として、樹脂層内にデバイスを埋め込んだ状態での、デバイスに重なる樹脂層の厚みまたはデバイスのない領域での絶縁層の厚みを適性にコントロールして樹脂製パッケージを製造することを意図している。このような構造において、樹脂層(樹脂製パッケージ)内で占めるデバイスの面積占有率が増加すると、一般には、デバイスに重なる樹脂層の厚み(またはデバイスのない領域での絶縁層の厚み)が増加し、そこに縦方向の導電体を形成する場合に加工上の支障が発生し得る。そこで、上記一態様では、樹脂製パッケージ配列シートにおいて、(結果としての)デバイスの面積占有率に応じて、本来必要とする樹脂製パッケージの領域の隣にダミー領域を設け、このダミー領域に樹脂層の余分な体積分を吸収させるようにしている。
より具体的には以下である。埋め込み対象であるデバイスの面積A、厚みBはデバイスから与えられる数値である。樹脂製パッケージの一辺長jおよび他辺長kは製品として決めるものであり、製造当初の樹脂層の厚みである初期厚みa0は、厚みとして規格化された絶縁層素材の選択により決まる。また、デバイスの厚みBと、樹脂製パッケージにおける樹脂層の厚みである積層変形後厚みa1との差dは、コントロールの対象である、デバイスに重なる樹脂層の厚みなので、加工に適する値として設定し得る。デバイスの厚みBとdとの和である積層変形後厚みa1をコントロール対象として考えても等価である。
式A*B/{(B+d)−a0}で求められる値Spは、樹脂製パッケージの領域とダミー領域との総和として適当な面積値である。すなわち、この面積Spを樹脂層の面積として先に仮定すると、変形後厚み“B+d”(=a1)は、B+d=(その厚みにかかわる全体積)/(その全面積)=(Sp*a0+A*B)/Spと表わすことができ、この式をSpについて解くと上記の式になる。
そこで、求められた面積値Spに対応して、一辺がj、他辺がSp/j(=k2)の矩形を考え、そのうちのj*k(一辺長j、他辺長k)を樹脂製パッケージの領域に当てることにすると、残りはダミー領域となり、その領域はj*(k2−k)ということになる。このような配分によって、樹脂製パッケージの領域とダミーの領域とが一の方向に交互に並ぶレイアウトの樹脂製パッケージ配列シートを製造する。そして、この配列シートから、各樹脂製パッケージを各ダミー領域が除かれるように個片化する。
この製造方法によれば、樹脂製パッケージに対するデバイスの面積占有率が増加しても、デバイスに重なる樹脂層の厚み(またはデバイスのない領域での絶縁層の厚み)を加工に支障なく適性にコントロールすることができる。すなわち、樹脂製パッケージとして、収容されるデバイスの面積占有率を高めることができる。
また、本発明の別の態様である部品内蔵樹脂モジュールの製造方法は、樹脂層に、面積A、厚みBを有するデバイスを、該厚みBを前記樹脂層の厚みに内包するように埋め込み、該デバイスに重なる前記樹脂層に該デバイスにつながる縦方向導電体を備えているかまたは前記デバイスのない領域の前記樹脂層に該樹脂層を貫通する縦方向導電体を備えている構造の部品内蔵樹脂モジュールの製造方法であって、前記部品内蔵樹脂モジュールの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記デバイスの厚みBと、前記部品内蔵樹脂モジュールにおける前記樹脂層の厚みである変形後厚みa1との差dを設定し、式A*B/{(B+d)−a0}または式A*B/(a1−a0)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、Sp/jを計算した結果をk2として求め、前記部品内蔵樹脂モジュールが縦横に配列された部品内蔵樹脂モジュール配列シートにおいて、一辺長jおよび他辺長kを有する前記部品内蔵樹脂モジュールの占める各領域の前記一辺を介した隣に一辺長がjで他辺長がk2−kであるダミー領域を一辺長jが共通するように設け、かつ前記部品内蔵樹脂モジュールの領域と前記ダミー領域とが一の方向に交互に並べられるレイアウトで、前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートを製造し、前記レイアウトを有する前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートから、各前記部品内蔵樹脂モジュールを各前記ダミー領域が除かれるように個片化することを特徴とする。
この製造方法は、対象物を上記説明の樹脂製パッケージから部品内蔵樹脂モジュールに変えているが、本質的に趣旨は同じである。樹脂製パッケージは、一般に、半導体チップなどを収容するための樹脂の構造物であり、部品内蔵樹脂モジュールは、電子部品などの部品を内蔵した樹脂板のモジュールである。名称が異なっても構造、構成はよく似ている。したがって、部品内蔵樹脂モジュールについても同じ考えが成立する。
また、本発明のさらに別の態様である樹脂製パッケージの製造方法は、第1の樹脂層に面積So、深さDoを有する開口を設け該開口内に収めるように面積A、厚みBを有するデバイスを位置させ、前記第1の樹脂層に積層させて第2の樹脂層を位置させ、かつ該第2の樹脂層が前記第1の樹脂層の前記開口を充填し前記デバイスを埋め込んだ構造を備えた樹脂製パッケージの製造方法であって、前記樹脂製パッケージの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記第2の樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記樹脂製パッケージにおける、前記第1の樹脂層上の前記第2の樹脂層の厚みである変形後厚みa1を設定し、式(So*Do−A*B)/(a0−a1)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、Sp/jを計算した結果をk2として求め、前記樹脂製パッケージが縦横に配列された樹脂製パッケージ配列シートにおいて、一辺長jおよび他辺長kを有する前記樹脂製パッケージの占める各領域の前記一辺を介した隣に一辺長がjで他辺長がk2−kであるダミー領域を一辺長jが共通するように設け、かつ前記樹脂製パッケージの領域と前記ダミー領域とが一の方向に交互に並べられるレイアウトで、前記樹脂製パッケージ配列シートを製造し、前記レイアウトを有する前記樹脂製パッケージ配列シートから、各前記樹脂製パッケージを各前記ダミー領域が除かれるように個片化することを特徴とする。
この方法は、第1の樹脂層に面積So、深さDoを有する開口を設け該開口内に収めるように面積A、厚みBを有するデバイスを位置させ、第1の樹脂層に積層させて第2の樹脂層を位置させ、かつ該第2の樹脂層が第1の樹脂層の開口を充填し上記デバイスを埋め込んだ構造を備えた樹脂製パッケージを対象としている。そして、樹脂層内にデバイスを埋め込んだ状態における、第1の樹脂層に重なる第2の樹脂層の厚みを適性にコントロールして樹脂製パッケージを製造することを意図している。
このようなデバイスの埋め込み構造の場合、樹脂層(樹脂製パッケージ)内で占めるデバイスの面積占有率が増加すると、一般には、埋め込みに使われる第2の樹脂層の量が増加し、その分、第1の樹脂層に重なる第2の樹脂層の厚みが減少する。減少の程度によって、絶縁層としての機能が不全になり得る。そこで、この態様では、樹脂製パッケージ配列シートにおいて、(結果としての)デバイスの面積占有率に応じて、本来必要とする樹脂製パッケージの領域の隣にダミー領域を設け、このダミー領域からの樹脂層をも用い、埋め込みに要する分の樹脂を一部負担させるようにしている。
より具体的には以下である。埋め込み対象であるデバイスの面積A、厚みBはデバイスから与えられる数値である。このデバイスのため設ける第1の樹脂層の開口の面積So、深さDoは、デバイスの面積A、厚みBを勘案して決められる値である。樹脂製パッケージの一辺長jおよび他辺長kは製品として決めるものであり、製造当初の第2の樹脂層の厚みである初期厚みa0は、厚みとして規格化された絶縁層素材の選択により決まる。また、第1の樹脂層上に積層後の第2の樹脂層の厚みである積層変形後厚みa1は、コントロールの対象である樹脂層の厚みなので、絶縁層として機能不全にならない値として設定し得る。
式(So*Do−A*B)/(a0−a1)で求められる値Spは、樹脂製パッケージの領域とダミー領域との総和として適当な面積値である。すなわち、この面積Spを第1、第2の樹脂層の面積として先に仮定すると、変形後厚みa1は、a1=(その厚みにかかわる体積分)/(その全面積)={Sp*a0−(So*Do−A*B)}/Spと表わすことができ、この式をSpについて解くと上記の式になる。
そこで、求められた面積値Spに対応して、一辺がj、他辺がSp/j(=k2)の矩形を考え、そのうちのj*k(一辺長j、他辺長k)を樹脂製パッケージの領域に当てることにすると、残りはダミー領域となり、その領域はj*(k2−k)ということになる。このような配分によって、樹脂製パッケージの領域とダミーの領域とが一の方向に交互に並ぶレイアウトの樹脂製パッケージ配列シートを製造する。そして、この配列シートから、各樹脂製パッケージを各ダミー領域が除かれるように個片化する。
この製造方法によれば、樹脂製パッケージに対するデバイスの面積占有率が増加しても、第1の樹脂層に重なる第2の樹脂層の厚みを絶縁層として不全にならないように適性にコントロールすることができる。すなわち、樹脂製パッケージとして、収容されるデバイスの面積占有率を高めることができる。
また、本発明のさらに別の(第4の)態様である部品内蔵樹脂モジュールの製造方法は、第1の樹脂層に面積So、深さDoを有する開口を設け該開口内に収めるように面積A、厚みBを有するデバイスを位置させ、前記第1の樹脂層に積層させて第2の樹脂層を位置させ、かつ該第2の樹脂層が前記第1の樹脂層の前記開口を充填し前記デバイスを埋め込んだ構造を備えた部品内蔵樹脂モジュールの製造方法であって、前記部品内蔵樹脂モジュールの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記第2の樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記部品内蔵樹脂モジュールにおける、前記第1の樹脂層上の前記第2の樹脂層の厚みである変形後厚みa1を設定し、式(So*Do−A*B)/(a0−a1)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、Sp/jを計算した結果をk2として求め、前記部品内蔵樹脂モジュールが縦横に配列された部品内蔵樹脂モジュール配列シートにおいて、一辺長jおよび他辺長kを有する前記部品内蔵樹脂モジュールの占める各領域の前記一辺を介した隣に一辺長がjで他辺長がk2−kであるダミー領域を一辺長jが共通するように設け、かつ前記部品内蔵樹脂モジュールの領域と前記ダミー領域とが一の方向に交互に並べられるレイアウトで、前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートを製造し、前記レイアウトを有する前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートから、各前記部品内蔵樹脂モジュールを各前記ダミー領域が除かれるように個片化することを特徴とする。
この製造方法は、対象物を上記説明の樹脂製パッケージから部品内蔵樹脂モジュールに変えているが、本質的に趣旨は同じである。樹脂製パッケージは、一般に、半導体チップなどを収容するための樹脂の構造物であり、部品内蔵樹脂モジュールは、電子部品などの部品を内蔵した樹脂板のモジュールである。名称が異なっても構造、構成はよく似ている。したがって、部品内蔵樹脂モジュールについても同じ考えが成立する。
なお、以上の各態様では、樹脂製パッケージ(または部品内蔵樹脂モジュール)配列シートの大きさがあらかじめ指定されていないとして説明しているが、その大きさがあらかじめ一辺長Lx、他辺長Lyとして設定されている場合には、別の要素を加えた考え方が成立する。まずその場合、ダミー領域の設定により融通性を与え、縦方向と横方向とにそれぞれ製品との交互配置のダミー領域を設けることを妨げない、とする。これは、そのようなダミー領域の配置により、指定された大きさのシートの中にできるだけ多数の樹脂製パッケージ(または部品内蔵樹脂モジュール)を配置できれば、生産性の観点からコスト的に有利であるとの考えからである。
配置できる最大の数は、計算上、(Lx*Ly)/Spを超えない最大整数と同数になる。ただし、製品である樹脂製パッケージ(または部品内蔵樹脂モジュール)を縦横に並べる関係上、この数は名目上の数となる可能性がある。一方、配置できる最小の数は、いかに少なくとも、Lxの方向(jの方向)にはダミー領域を設定しないとして求められるLyの方向の製品数(Ly*j)/Spと、Lyの方向(kの方向)にはダミー領域を設定しないとして求められるLxの方向の製品数(Lx*k)/Spとの積である{(Lx*Ly)/Sp}*{(j*k)/Sp}と同数にはなる。
また、本発明のさらに別の(第5の)態様である樹脂製パッケージ配列シートは、樹脂製パッケージが縦横に配列された樹脂製パッケージ配列シートであって、前記樹脂製パッケージのそれぞれが、樹脂層と、該樹脂層の厚み内に内包され埋め込まれたデバイスと、該デバイスに重なる前記樹脂層を貫通して設けられた該デバイスにつながる縦方向導電体または該デバイスのない領域の前記樹脂層に該樹脂層を貫通して設けられた縦方向導電体とを有し、前記樹脂製パッケージの占める各領域の隣にダミー領域が設けられ、かつ該樹脂製パッケージの領域と該ダミー領域とが横方向または縦方向の少なくとも一方の方向に交互に並べられており、前記樹脂製パッケージの領域と前記ダミー領域とを有する前記樹脂製パッケージ配列シートの全体の片面全面に貼付された粘着テープを有し、該粘着テープ上で、前記樹脂製パッケージと前記ダミー領域とがそれぞれ個片化された状態になっていることを特徴とする。
この樹脂製パッケージ配列シートは、上記の一態様である製造方法(樹脂製パッケージ配列シートの大きさがあらかじめ指定されている場合を含む)によって製造されるべき樹脂製パッケージを得るための中間体(配列シート)である。このような配列シートは、その形態を維持して流通し、応用機器を構成する回路基板の組み立てに供給され得る。
また、本発明のさらに別の(第6の)態様である部品内蔵樹脂モジュール配列シートは、部品内蔵樹脂モジュールが縦横に配列された部品内蔵樹脂モジュール配列シートであって、前記部品内蔵樹脂モジュールのそれぞれが、樹脂層と、該樹脂層の厚み内に内包され埋め込まれたデバイスと、該デバイスに重なる前記樹脂層を貫通して設けられた該デバイスにつながる縦方向導電体または該デバイスのない領域の前記樹脂層に該樹脂層を貫通して設けられた縦方向導電体とを有し、前記部品内蔵樹脂モジュールの占める各領域の隣にダミー領域が設けられ、かつ該部品内蔵樹脂モジュールの領域と該ダミー領域とが横方向または縦方向の少なくとも一方の方向に交互に並べられており、 前記部品内蔵樹脂モジュールの領域と前記ダミー領域とを有する前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートの全体の片面全面に貼付された粘着テープを有し、該粘着テープ上で、前記部品内蔵樹脂モジュールと前記ダミー領域とがそれぞれ個片化された状態になっていることを特徴とする。
この部品内蔵樹脂モジュール配列シートは、上記の別の態様である製造方法(部品内蔵樹脂モジュール配列シートの大きさがあらかじめ指定されている場合を含む)によって製造されるべき部品内蔵樹脂モジュールを得るための中間体(配列シート)である。このような配列シートは、その形態を維持して流通し、応用機器を構成する回路基板の組み立てに供給され得る。
また、本発明のさらに別の(第7の)態様である樹脂製パッケージ配列シートは、樹脂製パッケージが縦横に配列された樹脂製パッケージ配列シートであって、前記樹脂製パッケージのそれぞれが、開口を備えた第1の樹脂層と、前記開口内に収められるように位置しているデバイスと、前記第1の樹脂層上に積層されかつ前記第1の樹脂層の前記開口を充填し前記デバイスを埋め込んでいる第2の樹脂層とを有し、前記樹脂製パッケージの占める各領域の隣にダミー領域が設けられ、かつ該樹脂製パッケージの領域と該ダミー領域とが横方向または縦方向の少なくとも一方の方向に交互に並べられており、前記樹脂製パッケージの領域と前記ダミー領域とを有する前記樹脂製パッケージ配列シートの全体の片面全面に貼付された粘着テープを有し、該粘着テープ上で、前記樹脂製パッケージと前記ダミー領域とがそれぞれ個片化された状態になっていることを特徴とする。
この樹脂製パッケージ配列シートは、上記のさらに別の態様である製造方法(樹脂製パッケージ配列シートの大きさがあらかじめ指定されている場合を含む)によって製造されるべき樹脂製パッケージを得るための中間体(配列シート)である。このような配列シートは、その形態を維持して流通し、応用機器を構成する回路基板の組み立てに供給され得る。
また、本発明のさらに別の(第8の)態様である部品内蔵樹脂モジュール配列シートは、部品内蔵樹脂モジュールが縦横に配列された部品内蔵樹脂モジュール配列シートであって、前記部品内蔵樹脂モジュールのそれぞれが、開口を備えた第1の樹脂層と、前記開口内に収められるように位置しているデバイスと、前記第1の樹脂層上に積層されかつ前記第1の樹脂層の前記開口を充填し前記デバイスを埋め込んでいる第2の樹脂層とを有し、前記部品内蔵樹脂モジュールの占める各領域の隣にダミー領域が設けられ、かつ該部品内蔵樹脂モジュールの領域と該ダミー領域とが横方向または縦方向の少なくとも一方の方向に交互に並べられており、前記部品内蔵樹脂モジュールの領域と前記ダミー領域とを有する前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートの全体の片面全面に貼付された粘着テープを有し、該粘着テープ上で、前記部品内蔵樹脂モジュールと前記ダミー領域とがそれぞれ個片化された状態になっていることを特徴とする。
この部品内蔵樹脂モジュール配列シートは、上記のさらに別の(第4の)態様である製造方法(部品内蔵樹脂モジュール配列シートの大きさがあらかじめ指定されている場合を含む)によって製造されるべき部品内蔵樹脂モジュールを得るための中間体(配列シート)である。このような配列シートは、その形態を維持して流通し、応用機器を構成する回路基板の組み立てに供給され得る。
本発明によれば、半導体チップなどを収容するための樹脂製パッケージの製造方法および樹脂製パッケージ配列シート、ならびに電子部品などの部品を内蔵した部品内蔵樹脂モジュールの製造方法および部品内蔵樹脂モジュール配列シートにおいて、収容、内蔵されるデバイスの面積占有率を高めることができる。
本発明の一実施形態である樹脂製パッケージの製造方法を模式的に説明する原理的な工程図。 参照例である樹脂製パッケージの製造方法を、図1に示した製造方法と模式的に比較説明する工程図。 本発明の一実施形態に係る樹脂製パッケージ配列シートの構成を示す平面図。 図3に示した樹脂製パッケージ配列シートの好ましい流通態様の一例を示す平面図および断面図。 本発明の別の実施形態に係る樹脂製パッケージ配列シートの構成を示す平面図。 図3、図5に示した樹脂製パッケージ配列シートの各片である樹脂製パッケージの具体的構成例を示す断面図。 図6に示したものとは異なる、図3、図5に示した樹脂製パッケージ配列シートの各片である樹脂製パッケージの具体的構成例を示す断面図。 本発明の別の実施形態である部品内蔵樹脂モジュールの製造方法を模式的に説明する原理的な工程図。 参照例である部品内蔵樹脂モジュールの製造方法を、図8に示した製造方法と模式的に比較説明する工程図。 図8に示した製造方法による部品内蔵樹脂モジュール配列シートの各片である部品内蔵樹脂モジュールの具体的構成例を示す断面図。
本発明の実施態様として、前記樹脂製パッケージのそれぞれに埋め込まれる前記デバイスが複数あり、前記面積Aとして該複数のデバイスについての面積総和を用い、前記厚みBとして該複数のデバイスについての体積総和を前記面積総和で除算して求めた平均の厚みを用いる、とすることができる。
これは、埋め込まれるデバイスが複数ある場合についての換算方法である。このように考えれば、埋め込まれるデバイスが複数ある場合についても同じ考えが適用できる。なお、複数のデバイスが埋設される場合として、例えば、半導体チップと受動素子部品(チップキャパシタなど)とが埋設される場合などが挙げられる。この実施態様は、部品内蔵樹脂モジュールの場合も同様である。
また、実施態様として、前記樹脂製パッケージのそれぞれに埋め込まれる前記デバイスが複数あり、前記開口の前記面積Soとして該複数のデバイスのためのすべての開口についての総面積を用い、前記開口の前記深さDoとして該すべての開口についての容積総和を前記総面積で除算して求めた平均の深さを用い、前記面積Aとして前記複数のデバイスについての面積総和を用い、前記厚みBとして前記複数のデバイスについての体積総和を前記面積総和で除算して求めた平均の厚みを用いる、とすることができる。
これも、埋め込まれるデバイスが複数ある場合についての換算方法である。このように考えれば、埋め込まれるデバイスが複数ある場合についても同じ考えが適用できる。複数のデバイスが埋設される場合として、例えば、半導体チップと受動素子部品(チップキャパシタなど)とが埋設される場合などが挙げられる。この実施態様は、部品内蔵樹脂モジュールの場合も同様である。
また、樹脂製パッケージ配列シートとしての態様として、前記樹脂製パッケージの領域と前記ダミー領域とを有する前記樹脂製パッケージ配列シートの全体の片面全面に貼付された粘着テープを有し、該粘着テープ上で、前記樹脂製パッケージと前記ダミー領域とがそれぞれ個片化された状態になっている。
これは、樹脂製パッケージとして個片化が終わった状態のものであるが、その樹脂製パッケージが粘着テープ上に粘着されてダミー領域とともに並べられた態様のものである。このような態様によると、シートの中から個々のパッケージをマウンタヘッドによりピックアップし、マザーボードなどの基板上にマウントすることが容易にできる。すなわち、応用機器の製造効率化に資することができる。この実施態様は、部品内蔵樹脂モジュールの場合も同様に適用できる。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態である樹脂製パッケージの製造方法を模式的に説明する原理的な工程図である。この実施形態は、プリプレグ13を由来とする樹脂層13Aに、面積A、厚みBを有するデバイス12を、この厚みBを樹脂層13Aの厚みに内包するように埋め込み、デバイス12に重なる樹脂層13Aにはデバイス12につながるビア(縦方向導電体)16を備える樹脂製パッケージの製造方法の場合を対象としている。以下、図面に従い説明する。
図1(a)に示すように、基材11上に、例えば半導体チップのようなデバイス12をフェースアップで載置、固定する。そして、基材11上には、図示するように、当初厚みがa0、面積がSpであるプリプレグ13が加圧、加熱下、積層される。プリプレグ13のこの積層面とは反対の側の面上には、金属箔(銅箔)14があらかじめ備えられている。金属箔14は、のちにパターン化されて配線層14Aになるものである。
基材11上にプリプレグ13が積層されるときに、加圧、加熱によりプリプレグ13が流動性を得て変形し、デバイス12の側面および上面に密着するように、基材11上に一体化する(図1(b))。これにより、プリプレグ13は硬化して樹脂層13Aになるが、その厚みは、当初厚みa0からa1に増加する。デバイス12に重なるプリプレグ13から、デバイス12のない領域にプリプレグ13の流動が生じるためである。
樹脂層13Aの厚みa1は、(その厚みにかかわる全体積)/(その全面積)=(Sp*a0+A*B)/Spで表わすことができる。また、この厚みa1は、デバイス12上の樹脂層13Aの厚みをdとすると、a1=B+dである。これらの式からSpについて解くと、Sp=A*B/{(B+d)−a0}となる。このSpについての式は、デバイス12の大きさを規定するA、Bと、絶縁層素材として規格化されたプリプレグ13の当初厚みであるa0と、デバイス12に重なる樹脂層13Aとしてコントロールされるべき厚みであるdとが与えられると、プリプレグ13(樹脂層13A)の適切な面積が決定され得ることを示している。
デバイス12に重なる樹脂層13Aの厚みdをコントロールするのは、この部分に、以下説明するように、デバイス12につながるビア(縦方向導電体)16のためのビアホール15を、例えばレーザ加工して設けるため、過度に厚い場合には加工が不十分になったり、あるいはその厚い場合のためだけに特別な対応が必要になったりして製造効率に難を生じるためである。
なお、Spを即、樹脂製パッケージとしての製品サイズとして設定の場合には、式:Sp=A*B/{(B+d)−a0}をa0について解いて、a0=f(Sp,A,B,d)を得ることにより、デバイス12に重なる樹脂層13Aの厚みとすべきdを与えれば、このa0を求め得る。このような厚みa0のプリプレグ13を選択すれば、デバイス12に重なる樹脂層13Aの厚みを所望のdにすることができるとも考えられるが、一般にプリプレグの厚みは規格化されていて、飛び飛びの値の厚みのものしかない。それから外れる厚みのものは特注品になり高価になってしまう。
図1を参照する説明に戻り、図1(b)に示すように積層がなされたら、次に、樹脂層13Aおよび金属箔14に対して、デバイス12まで貫通するビアホール15を例えばレーザ加工により形成する。そして、例えば無電解めっきおよび電解めっきの工程を行い、図1(d)に示すように、ビアホール15内を充填するようにめっきビア(縦方向導電体)16を形成する。
さらに、図1(e)に示すように、表層にある金属箔14を、例えば周知のフォトリソグラフィ工程により所定にパターニングして配線パターン14Aに加工する。以上により、樹脂製パッケージ形成のための主要な工程は終了する。
この図1(e)に示すように形成された面積Spの積層体については、製品である樹脂製パッケージとしての領域(一辺j、他辺kの領域)と、それ以外の領域(ダミー領域)とで構成されるものとして扱う。換言すると、本来必要とする樹脂製パッケージの領域の隣にダミー領域を設け、このダミー領域に樹脂層13Aの余分な体積分を吸収させ、その厚みを所望に低減した構成である。ダミー領域の面積は、Sp−j*kになる。このようにダミー領域を設けることにより、デバイス12に重なる樹脂層13Aの厚みdを所望にコントロールできる。ダミー領域は、ダイシングライン17により製品である樹脂製パッケージの領域から分離される。
なお、実際には、ダミー領域の面積は上記のような計算で求められた値から微調整された値となることはあり得る。微調整される要因となるひとつは、実際に製造される場合には、配列シートや大判のパネル(後述する)に複数のものが並べて製造されることが多く、その場合には、個々の製品どうしの間にもともと枠領域や切りしろなどとなる領域が用意されており、その部分も実際には樹脂層13Aの余分な体積分が吸収される領域としてはたらくからである。さらには、要因として、プリプレグ13から樹脂層13Aに変性のときの膨張または収縮や、局部的な厚み変動要因を勘案して安全側を見込む必要などが考えられる。
ダミー領域では、プリプレグ13に接する基材11上での状態とプリプレグ13との関係において、製品となる樹脂製パッケージの領域と同様な条件をあえて設定するようにしてもよい。例えば、樹脂製パッケージの領域の基材11上に配線パターンが設けられている場合には、ダミー領域にも、その基材11上に同様の密度でダミー配線を設けることができる。このように条件を揃えることで、製品となる樹脂製パッケージの領域とダミー領域とで平均化した偏りのないプリプレグ13の積層が可能になる。このような配線パターンが存在することによるその形成密度も上記したダミー領域面積を微調整する要因のひとつになる。
次に、比較のため、図1に示したような構成の樹脂製パッケージの場合において、何らのダミー領域を設けない場合を図2を参照して説明する。図2は、参照例である樹脂製パッケージの製造方法を、図1に示した製造方法と模式的に比較説明する工程図である。図2において、図1中に示した構成要素と同一または同一相当のものには同一の符号を付している。
ダミー領域を設けない場合には、図2(a)に示すような積層がなされる。その結果として得られる図2(b)に示すような積層後の状態での樹脂層13Aの厚みa11は、(その厚みにかかわる全体積)/(その全面積)に従い、(j*k*a0+A*B)/(j*k)となる。また、この厚みa11は、デバイス12上の樹脂層13Aの厚みをddとすると、a11=B+ddである。これらの式からddについて解くと、dd=A*B/(j*k)+a0−Bとなる。この値は、当然ながら、図1におけるdであるA*B/Sp+a0−Bより大きい値である(j*k<Spであるため)。
dd(=A*B/(j*k)+a0−B)は、典型的に、A/(j*k)[=デバイス12の、樹脂製パッケージに対する面積占有率]が大で、大となることが示されている。すなわち、製品である樹脂製パッケージに対する、その収容されるデバイス12の面積占有率が増加すると、一般には、デバイス12上の樹脂層13Aの厚みが増加し、そこにビアホールを形成する場合の支障が生じ得る。
この点、図1に示したようにダミー領域を設ける場合には、デバイス12の面積占有率が増加してもそれに応じてデバイス12上の樹脂層13Aの厚みを所望にコントロールすることができている。よって、図1に示した構成は、製品である樹脂製パッケージに対する、その収容されるデバイス12の面積占有率を増加させ得る構成とも言える。なお、一般にデバイス12の厚みBについては、面積Aほどには変動する要素が小さく一定していると言えるため、数値A/(j*k)ほどに数値B/(j*k)の重要性は高くない。
ちなみに、製品である樹脂製パッケージの面積と比較したときの、ダミー領域を含めた樹脂層13Aの想定される面積については、以下である。一般にA<j*kなので、式:Sp=A*B/{(B+d)−a0}において、Aの代わりにj*kを代入し、Sp<j*k*B/{(B+d)−a0}となる。j*kは、製品である樹脂製パッケージの面積なので、ダミー領域を含めた樹脂層13Aの想定される面積Spは、製品である樹脂製パッケージの面積のB/{(B+d)−a0}倍未満ということになる。
次に、上記で得られたダミー領域の大きさを踏まえ、樹脂製パッケージ配列シートとして構成する場合を図3を参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る樹脂製パッケージ配列シートの構成を示す平面図である。
樹脂製パッケージ配列シートとは、製品である樹脂製パッケージが縦横に並んで構成された薄板状のものである。シートの形態で製造されると、次に、そのシートをダイシングしたままの状態を維持して流通させ、応用機器に使用の回路基板の組み立てに供給することができる(図4を参照して後述する)。この組み立て時には、シートの中から個々のパッケージがマウンタヘッドによりピックアップされて、マザーボードなどの基板上にマウントされ得る。シート状で流通、供給されることにより応用機器の生産効率化に適している。
図3に示すように、この配列シート1では、一辺長jおよび他辺長kを有する樹脂製パッケージ10の占める各領域の一辺を介した隣に一辺長がjで他辺長がk2−k(=Sp/j−k)であるダミー片20を一辺長jが共通するように設け、かつ樹脂製パッケージ20の領域とダミー片20とが図示縦方向に交互に並べられるレイアウトを採用している。これは、求められた面積値Spに対応して、一辺がj、他辺がSp/j(=k2)の矩形を考え、そのうちのj*k(一辺長j、他辺長k)を樹脂製パッケージ10の領域に当て、残りをダミー領域(ダミー片20の領域)としたからである。
なお、この配列シート1の縁に設けられた枠部30の領域には、以下の機能を持たせることができる。すなわち、枠部30には、不図示の、ダイシング位置指定のためのマークなどのパターンが記されている。このシートをダイシングする場合には、ダイサーがこのマークを読み取ってダイシングブレードを位置決めし、図示の破線に従うようにダイシングすることができる。
このような枠部30を設けるため、この部分も実際には樹脂層13Aの余分な体積分が吸収される領域としてはたらく。そこで、図3における、樹脂製パッケージ10のより配列シート1の縁の側に設けられる一列のダミー片20aについてはこれを設けない、とするレイアウトとすることもできる。
この配列シート1は、さらに大判のパネル(不図示)上に複数個並べて製造することができる。このように製造すれば、さらに効率的な製造ができる。大判のパネルからの配列シート1の切り出しは、周知の例えばルータを用いて行うことができる。このような大判のパネルを考えたとき、配列シート1のようなダミー領域を有する構成で樹脂製パッケージを製造することは、配列シート1がダミー領域を有していても、ダミー領域なくパネルの中に個々に樹脂製パッケージを並べて製造する場合に比べて、必ずしも取り数の減少になるわけではない。
すなわち、ダミー領域なくパネルの中に個々に樹脂製パッケージを並べて製造する場合には、パネルから、製品である個々の樹脂製パッケージを切り出すのに、例えばルータが用いられ、このときルータによる溝は、各製品の周りに設ける必要がある。製品と製品とがルータによる溝で分離はされない。すなわち、パネルには、切りしろを含む、製品の領域にならないむだな領域を確保する必要がある。
配列シートの構成で樹脂製パッケージをパネルに製造する場合には、製品が配列としてまとまり隣接しているので、このようなむだな領域を大きく減じることができる。したがって、配列シート1内にはダミー領域が設けられるとしても、パネルの中に、個々にルータで切り出され分離される樹脂製パッケージが並べられる場合に比べて、必ずしも取り数の減少にならず、むしろ増加する可能性が大きい。
次に、図4は、図3に示した樹脂製パッケージ配列シートの好ましい流通態様の一例を示す平面図(図4(a))および断面図(図4(b))である。図4において、すでに説明した図中に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
図3に示すように構成された配列シートは、図4に示すように、上面に粘着性を有するダイシングテープ(粘着テープ)31およびこれを枠取るダイシングフレーム32を伴った形態で流通させることができる。このようにダイシングテープ31およびダイシングフレーム32を伴った形態では、ダイシング済みの配列シート1Dを、各樹脂製パッケージ10がばらばらの状態になることなく、応用機器に使用の回路基板の組み立て工程に供給することができる。
図4(b)に示すように、ダイシングフレーム32の下面にダイシングテープ31が粘着で留められており、配列シート1Dは、ダイシングフレーム32の内側で、ダイシングテープ31の粘着面上に位置している。そして、配列シート1Dは、ダイシングテープ31の中途厚さまでの見当でダイサーによりダイシングされ、各樹脂製パッケージ10と各ダミー片20とが分離されている。ダイシングテープ31およびダイシングフレーム32は、このように本来、ダイシング前のウエハやシートをダイシングするための構成である。
マウンタで各樹脂製パッケージ10をピックアップする場合には、ダイシングテープ31の下面の、ピックアップしようとするパッケージ10に対応する位置に丸突起を押し当ててそのパッケージ10をダイシングテープ31の粘着性から開放し、その状態でパッケージ10の上面をマウンタのヘッドでバキューム吸着する。
ダイシングテープ31およびダイシングフレーム32が配列シート1をダイシングするための構成である点を補足する。ダイシングテープ31は、当初はテープ状になっていて専用機によりロールから引き出される。このとき、その引き出されて平面になっている粘着面(下面)側が、例えばアルミニウムでできたダイシングフレーム32に対向するようにされる。そして、ダイシングフレーム32の内側の領域のダイシングテープ31に向けてダイシング前の配列シート1を、ダイシングフレーム32とともに(または配列シート1、ダイシングフレーム32の順で)押し付け、配列シート1およびダイシングフレーム32をダイシングテープ31に粘着させる。
配列シート1およびダイシングフレーム32がダイシングテープ31に粘着されたあと、ダイシングフレーム32の外側に広がるダイシングテープ31の不要領域は切除される。この状態でダイサーに適用され、配列シート1は、ダイシングテープ31の中途厚さまでの見当でダイサーによりダイシングされ個片化された状態(しかしながらばらばらにならず配列は保った状態)になる。
次に、図5は、本発明の別の実施形態に係る樹脂製パッケージ配列シートの構成を示す平面図である。この実施形態では、配列シート1A内での枠部30Aを除く有効領域の大きさがあらかじめ指定されていることを前提とする。図5に示すように、このような有効領域としてその一辺長をLx、他辺長をLyとする。このような場合、ダミー領域を、横方向または縦方向の一方の方向のみに製品片と交互に設けることを条件とすると、有効領域内での、面積Spの領域の収まりに無駄が出て生産性が劣化する可能性がある。
そこで、図5に示すように、ダミー領域の取り方に融通性を持たせ、製品片である樹脂製パッケージ10の並びに対して、それらの横方向および縦方向の両方で交互にダミー片20d、20eを設けるようなレイアウトとする。縦方向1列のダミー片20dと横方向1列のダミー片20eとの交差領域には、ダミー片20fも設けられることになる。樹脂製パッケージ10の領域と、各ひとつのダミー片20d、20e、20fの領域とで面積がSpになる(面積をSpとしている)ことは、図1での説明のとおりである。
樹脂製パッケージ10の配置できる最大の数は、計算上、(Lx*Ly)/Spを超えない最大整数と同数になる。ただし、樹脂製パッケージ10を縦横に並べる関係上、この数は名目上の数となる可能性がある。一方、配置できる最小の数は、いかに少なくとも、Lxの方向(jの方向)にはダミー領域を設定しないとして求められるLyの方向の製品数(Ly*j)/Spと、Lyの方向(kの方向)にはダミー領域を設定しないとして求められるLxの方向の製品数(Lx*k)/Spとの積である{(Lx*Ly)/Sp}*{(j*k)/Sp}と同数にはなる。
この実施形態で必要なことは、配列シート1Aの有効領域Lx*Ly内で、図1での説明のようにして求められる、ダミー領域を含む面積Spを、無駄な領域を小さな面積に抑えていかに数多く確保できるかである。面積Spとなる矩形(一辺長はj以上、他辺長はk以上)を考え、その辺の長さを振って、有効領域Lx*Ly内に当てはめていくことで、その矩形の数が最大になる場合を求めることができる。
なお、一般的な注意としては、もし仮に各ダミー片20d、20eの短辺として0.2mm未満のような短い長さが適当して求められた場合は、採用しない方がよい。このようなダミー片だと、ダイシングテープとの接着が確保されにくくなり、振動などにより、ダイシングテープから意図せず脱落する可能性があるためである。
この実施形態は、配列シート1Aに対してダイシングする回数が、図3に示したような場合に比較して、ダイシングラインが増えるため、増加する。その分、生産コストに影響するが、配列シート1A内で取れる樹脂製パッケージ10の数を増加する効果もあるため、全体としてコスト増になるとは限らない。
次に、図6は、図3、図5に示した樹脂製パッケージ配列シートの各片である樹脂製パッケージ10の具体的構成例を示す断面図である。この樹脂製パッケージは、銅板(スティフナー)51、絶縁層52、絶縁層53、ソルダーレジスト54、半導体チップ(デバイス)55、めっきビア(縦方向導電体)56、配線パターン57、めっきビア58、配線パターン59を有する。
構造を簡単に説明すると、以下である。スティフナーとして機能する銅板51上にフェースアップで半導体チップ55が載置、固定され、半導体チップ55は、絶縁層52により密着されて埋め込まれている。半導体チップ55が、図1において説明したデバイス12に相当し、絶縁層52が、同じく図1の樹脂層13Aに相当する。
絶縁層52上に設けられた配線層57と半導体チップ55とは、半導体チップ55上に位置する絶縁層52を貫通して設けられためっきビア56により電気導通する。そして、配線層57を覆うように、別の絶縁層53が積層され、この絶縁層53上に別の配線層59が設けられている。この配線層59と配線層57とは、絶縁層53を貫通して設けられためっきビア58により電気導通する。さらに、絶縁層53の上面上には、はんだを設ける領域でない領域にソルダーレジスト54が形成さている。
このような構成の場合、図示上側をダイシングテープ側とし、下側をピックアップ側として、図4に示した形態として適用することができる。なお、配線層59が含むパターン上にはんだボール(不図示)を設ける構成とすることもできるが、この場合には、ダイシングテープ上への粘着に、実質的な粘着面積が減少しやや難があるように考えられる。とはいうものの不可能というわけではない。
次に、図7は、図6に示したものとは異なる、図3、図5に示した樹脂製パッケージ配列シートの各片である樹脂製パッケージ10の具体的構成例を示す断面図である。この樹脂製パッケージは、絶縁層61、絶縁層62、絶縁層63、ソルダーレジスト64、ソルダーレジスト65、配線パターン66、めっきビア67、配線パターン68、めっきビア69、アンダーフィル樹脂70、半導体チップ(デバイス)71、めっきビア72、配線パターン73、めっきビア74、配線パターン75、表面実装型受動素子部品76、はんだ77、および可能性としてモールド樹脂78を有する。
構造を簡単に説明すると、以下である。当初は一面の金属層である配線パターン68上にアンダーフィル樹脂70を介して半導体チップ71がフェースダウンで載置、固定される。この金属箔の裏面(図示下面)上には、半導体チップ71の端子パッドに相当する位置に目印をつけておいてもよい。この金属箔上で、半導体チップ71は、絶縁層62により密着されて埋め込まれる。半導体チップ71が、図1において説明したデバイス12に相当し、絶縁層62が、同じく図1の樹脂層13Aに相当する。
絶縁層62上に設けられた配線パターン73と、上記の配線パターン68とは、絶縁層62を貫通して設けられためっきビア72により電気導通する。半導体チップ71と配線パターン68とは、アンダーフィル樹脂70を貫通して設けられためっきビア69により電気導通する。めっきビア69の位置を特定して形成するため、上記金属箔につけた目印を利用することができる。配線パターン68および配線パターン73は、めっきビア69、72の形成後に金属箔がパターン化され得られたものである。
そして、配線パターン68を覆うように、別の絶縁層61が積層され、この絶縁層61上に別の配線パターン66が設けられている。この配線パターン68と配線パターン66とは、絶縁層61を貫通して設けられためっきビア67により電気導通する。さらに、絶縁層61の上面上には、はんだを設ける領域でない領域にソルダーレジスト65が形成されている。
また、配線パターン73を覆うように、さらに別の絶縁層63が積層され、この絶縁層63上にさらに別の配線パターン75が設けられている。この配線パターン75と配線パターン73とは、絶縁層63を貫通して設けられためっきビア74により電気導通する。さらに、絶縁層63の上面上には、はんだおよび表面実装型受動素子部品76を設ける領域でない領域にソルダーレジスト64が形成されている。配線パターン75が含むランド上には、表面実装型受動素子部品76がはんだ77により実装されている。
加えて、可能性として、表面実装型受動素子部品76を封止するように、絶縁層63上一面全体にわたりモールド樹脂78を有する。モールド樹脂78は、図3に示した配列シートの段階で一面に形成しておくことができる。
このような構成の場合、図示下側をダイシングテープ側とし、上側をピックアップ側として、図4に示した形態として適用することができる。なお、配線パターン66が含むパターン上にはんだボール(不図示)を設ける構成とすることもできる。この点については、図6での説明と同様である。
この例は、半導体チップ(デバイス)71のない領域の樹脂層62に樹脂層62を貫通するめっきビア(縦方向導電体)72を備えている構造の樹脂製パッケージであり、その点が、図6までで説明した形態と事情が異なる。しかしながら、この図7に示す場合は、樹脂層62内で占める半導体チップ(デバイス)71の面積占有率が増加すると、半導体チップ71のない領域での絶縁層62の厚みが増加し、そこに縦方向の導電体(めっきビア72)を形成する場合に加工上の支障が発生し得るという点で、類似の課題が生じる。
つまり、面積Spを求める式:Sp=A*B/{(B+d)−a0}において、B+dが樹脂層62の厚みに等しく、よって、半導体チップ71の大きさを規定するA、Bと、絶縁層素材として規格化された絶縁層62の当初厚みであるa0と、半導体チップ71のない領域での絶縁層62の厚みとしてコントロールされるべきa1(=B+d)とが与えられると、絶縁層62のダミーを含めた適切な面積Spが決定され得る、という点では共通になる。これにより、図3に示したような配列シートにおいて、樹脂製パッケージ10とダミー片20との適切な大きさの関係を導き出せる。
以上、実施形態として樹脂製パッケージを例に説明をしたが、部品内蔵樹脂モジュールの場合も同様に考えることができる。樹脂製パッケージは、一般に、半導体チップなどを収容するための樹脂の構造物であり、部品内蔵樹脂モジュールは、電子部品などの部品を内蔵した樹脂板のモジュールである。したがって、樹脂層に、面積A、厚みBを有するデバイスを、この厚みBを樹脂層の厚みに内包するように埋め込み、デバイスに重なる樹脂層にこのデバイスにつながる縦方向導電体を備えているかまたはデバイスのない領域の樹脂層にこの樹脂層を貫通する縦方向導電体を備えている構造である限りは、同じ考えが成立する。
また、樹脂製パッケージのそれぞれに埋め込まれるデバイスが複数ある場合については、次のようにして換算すれば、同様に、式:Sp=A*B/{(B+d)−a0}を用いて、樹脂層13Aとしてデバイス12上に所望厚みdを有する樹脂製パッケージ(またはデバイス12のない領域の樹脂層13Aとして所望厚みa1(=B+d)を有する樹脂製パッケージ)を得ることができる。
すなわち、面積Aとして複数のデバイスについての面積総和を用い、厚みBとして複数のデバイスについての体積総和をこの面積総和で除算して求めた平均の厚みを用いる。dは、平均厚みを有するとした仮想的なデバイス上の絶縁層厚みを意味することになるが、実際の厚みは現実のデバイスの厚さと平均値との差を用いて求めることができる。その実際の厚みが所望厚み(の範囲)に収まっていればよい。このような複数のデバイスが収容、内蔵される形態は、樹脂製パッケージや部品内蔵樹脂モジュールにおいて、近年その対応の要求が強くなっている。
次に、本発明の別の実施形態について図8を参照して説明する。図8は、本発明の別の実施形態である部品内蔵樹脂モジュールの製造方法を模式的に説明する原理的な工程図である。この実施形態は、コア樹脂層115に面積So、深さDoを有する開口を設けこの開口内に収めるように面積A、厚みBを有するデバイス112を位置させ、コア樹脂層115に積層させて樹脂層113Aを位置させ、かつ樹脂層113Aがコア樹脂層115の開口を充填しデバイス112を埋め込んでいる構成の樹脂製パッケージの製造方法の場合を対象としている。以下、図面に従い説明する。
図8(a)に示すように、基材111上に、コア樹脂層115が積層されている。コア樹脂層115には、面積So、深さDoの開口が設けられ、この開口内に収めるように面積A、厚みBのデバイス112がフェースダウンまたはフェースアップで設けられている。また、基材111側と反対側のコア樹脂層115上には、配線層116が設けられている。
そして、開口を含むデバイス112上および配線層116上を含めて、コア樹脂層115上には、図示するように、当初厚みがa0、面積がSpであるプリプレグ113が加圧、加熱下、積層される。プリプレグ113のこの積層面とは反対の側の面上には、金属箔(銅箔)114があらかじめ備えられている。金属箔114は、のちにパターン化されて配線層114Aになるものである。
コア樹脂層115にプリプレグ113が積層されるときに、加圧、加熱によりプリプレグ113が流動性を得て変形し、コア樹脂層115の開口を充填しデバイス112を埋め込み密着するように、コア樹脂層115上に一体化する(図8(b))。これにより、プリプレグ113は硬化して樹脂層113Aになるが、その厚みは、当初厚みa0からa1に減少する。コア樹脂層115の開口内に向けてプリプレグ13の流動が生じるためである。
樹脂層113Aの厚みa1は、(その厚みにかかわる体積分)/(その全面積)={Sp*a0−(So*Do−A*B)}/Spで表わすことができる。この式をSpについて解くと、Sp=(So*Do−A*B)/(a0−a1)となる。このSpについての式は、デバイス112の大きさを規定するA、Bと、デバイス112を収めるコア樹脂層113Aの開口の面積Soおよび深さDoと、絶縁層素材として規格化されたプリプレグ113の当初厚みであるa0と、樹脂層113Aの厚さとしてコントロールされるべき厚みであるa1とが与えられると、プリプレグ113(樹脂層113A)の適切な面積が決定され得ることを示している。
樹脂層113Aの厚さa1をコントロールするのは、絶縁層としての機能を保全するためである。すなわち、樹脂層113Aの厚さa1は当初厚さであるa0から減少したものとなるので、所定の厚さが確保できないと、配線層116と、金属箔114から形成される配線層114Aとの電気的絶縁の信頼性が低下するためである。逆に、所定の厚さを保とうとして当初厚さa0を過大に厚くすると、樹脂層113Aに例えばレーザ加工でビアホールを形成してビアを設ける場合の支障になることもあり得る。すなわち、過度に厚い場合には加工が不十分になったり、あるいはその厚い場合のためだけに特別な対応が必要になったりして製造効率に難を生じたりする可能性がある。
Spを即、樹脂製パッケージとしての製品サイズとして設定の場合には、式:Sp=(So*Do−A*B)/(a0−a1)をa0について解いて、a0=f(Sp,A,B,So,Do,a1)を得ることにより、樹脂層113Aの厚みとすべきa1を与えれば、このa0を求め得る。このような厚みa0のプリプレグ113を選択すれば、樹脂層113Aの厚みを所望のa1にすることができるとも考えられるが、一般にプリプレグの厚みは規格化されていて、飛び飛びの値の厚みのものしかない。それから外れる厚みのものは特注品になり高価になってしまう。
図8を参照する説明に戻り、図8(b)に示すように積層がなされたら、次に、樹脂層113Aおよび金属箔114に対して、配線層116まで貫通するビアホールを例えばレーザ加工により形成する。そして、例えば無電解めっきおよび電解めっきの工程を行い、図8(c)に示すように、そのビアホール内を充填するようにめっきビア(縦方向導電体)117を形成する。デバイス112がフェースアップである場合には、樹脂層113Aおよび金属箔114に対して、デバイス112まで貫通するビアホールを例えばレーザ加工により形成し、同様にめっきビア(不図示)を形成することができる。
さらに、図8(d)に示すように、表層にある金属箔114を、例えば周知のフォトリソグラフィ工程により所定にパターニングして配線層114Aに加工する。以上により、樹脂製パッケージ形成のための主要な工程は終了する。
この図8(d)に示すように形成された面積Spの積層体については、製品である樹脂製パッケージとしての領域(一辺j、他辺kの領域)と、それ以外の領域(ダミー領域)とで構成されるものとして扱う。換言すると、本来必要とする樹脂製パッケージの領域の隣にダミー領域を設け、このダミー領域から樹脂層113Aを所定厚さで形成するための体積分を一部負担させて、その厚み減少を所望に低減した構成である。ダミー領域の面積は、Sp−j*kになる。このようにダミー領域を設けることにより、樹脂層113Aの厚みa1を所望にコントロールできる。ダミー領域は、ダイシングライン118により製品である樹脂製パッケージの領域から分離される。
比較のため、図8に示したような構成の樹脂製パッケージの場合において、何らのダミー領域を設けない場合を図9を参照して説明する。図9は、参照例である樹脂製パッケージの製造方法を、図8に示した製造方法と模式的に比較説明する工程図である。図9において、図1中に示した構成要素と同一または同一相当のものには同一の符号を付している。
ダミー領域を設けない場合には、図9(a)に示すような積層がなされる。その結果として得られる図9(b)に示すような積層後の状態での樹脂層113Aの厚みa11は、(その厚みにかかわる体積分)/(その全面積)に従い、{j*k*a0−(So*Do−A*B)}/(j*k)=a0−(So*Do−A*B)/(j*k)となる。この式から、当然ながら、a11はa0より小さな値である。
a11は、典型的には、A/(j*k)[=デバイス112の、樹脂製パッケージに対する面積占有率]が大で、小となる。A/(j*k)が大であるとき、So/(j*k)も必然的に大である必要があり、数値(So−A)/(j*k)で考えてもこの数値は大になると考えられるためである。すなわち、製品である樹脂製パッケージに対する、その収容されるデバイス112の面積占有率が増加すると、一般には、開口の上側に積層される樹脂層113Aの厚みが減少し、その絶縁層としての信頼性低下が懸念され得る。
この点、図8に示したようにダミー領域を設ける場合には、デバイス112の面積占有率が増加してもそれに応じて開口上に位置する樹脂層113Aを所望に厚さコントロールすることができている。よって、図8に示した構成は、製品である樹脂製パッケージに対する、その収容されるデバイス112の面積占有率を増加させ得る構成とも言える。なお、一般にデバイス112の厚みBについては、面積Aほどには変動する要素が小さく一定していると言えるため、数値A/(j*k)ほどに数値B/(j*k)の重要性は高くない。
ちなみに、製品である樹脂製パッケージの面積と比較したときの、ダミー領域を含めた樹脂層113Aの想定される面積については、以下である。一般にSo<j*kなので、式:Sp=(So*Do−A*B)/(a0−a1)において、Soの代わりにj*kを代入し、Sp<(j*k*Do−A*B)/(a0−a1)となる。ここで、一般に、j*k*Do>>A*Bと仮定することができる。よって、A*Bの項を無視して、Sp<j*k*Do/(a0−a1)となる。j*kは、製品である樹脂製パッケージの面積なので、ダミー領域を含めた樹脂層113Aの想定される面積Spは、製品である樹脂製パッケージの面積のDo/(a0−a1)倍未満ということになる。
図8を参照して説明した樹脂製パッケージについても、図1を参照の樹脂製パッケージと同様に、図3に示したような配設シートとして構成することができる。また、図4に示したような、ダイシングテープ31およびダイシングフレーム32を伴い、ダイシングテープ31上でダイシングされている状態の形態とすることができる。また、図8では実施形態として樹脂製パッケージを例に説明をしたが、部品内蔵樹脂モジュールの場合も同様に考えることができる。
さらに、樹脂製パッケージのそれぞれに埋め込まれるデバイスが複数ある場合については、次のようにして換算すれば、同様に、式:Sp=(So*Do−A*B)/(a0−a1)を用いて、樹脂層113Aとして所望厚みa1を有する樹脂製パッケージを得ることができる。
すなわち、開口の面積Soとして複数のデバイスのためのすべての開口についての総面積を用い、開口の深さDoとしてすべての開口についての容積総和を上記総面積で除算して求めた平均の深さを用い、面積Aとして複数のデバイスについての面積総和を用い、厚みBとして複数のデバイスについての体積総和を上記面積総和で除算して求めた平均の厚みを用いる。このような複数のデバイスが収容、内蔵される形態は、樹脂製パッケージや部品内蔵樹脂モジュールにおいて、近年その対応の要求が強くなっている。
次に、図10は、図8に示した製造方法による部品内蔵樹脂モジュール配列シートの各片である部品内蔵樹脂モジュールの具体的構成例を示す断面図である。この部品内蔵樹脂モジュールは、絶縁層211、212、213、214、215、216、217、配線層(配線パターン)221、222、223、224、225、226、227、228、層間接続体(導電性組成物印刷による導電性バンプ)231、232、233、234、235、236、237、表面実装型受動素子部品(デバイス)241、はんだ251、はんだレジスト261、262を有する。
構造を簡単に説明すると、以下である。表面実装型受動素子部品241は、表面実装用のチップ部品であり、例えばチップコンデンサ、チップ抵抗である。その平面的な大きさは例えば0.6mm×0.3mmである。両端に端子を有し、その下側が配線層222による実装用ランドに対向位置している。表面実装型受動素子部品241の端子と実装用ランドとははんだ251により電気的、機械的に接続されている。受動素子部品241は、図8において説明したデバイス112に相当する。
配線層221、228は、配線板としての両主面上の配線層であってランドを含んでいる。配線層221によるランドは、例えば外部接続端子としてのランドであり、配線層228によるランドは、その上に別のデバイスが実装され得るランドである。はんだが位置するランドの部分を除いて両主面上には、はんだ接続時に溶融したはんだをランド部分に留めかつその後は保護層として機能するはんだレジスト261、262が形成されている。ランド部分の表層には、耐腐食性の高いNi/Auのめっき層(不図示)を形成しておいてもよい。
配線層222〜227は、それぞれ、内層の配線層であり、順に、配線層221と配線層222の間に絶縁層211が、配線層222と配線層223の間に絶縁層212が、配線層223と配線層224との間に絶縁層213が、配線層224と配線層225との間に絶縁層214が、配線層225と配線層226との間に絶縁層215が、配線層226と配線層227との間に絶縁層216が、配線層227と配線層228との間に絶縁層217が、それぞれ位置しこれらの配線層221〜228を隔てている。各配線層221〜228は、例えば金属(銅)箔に対するパターン形成で得られている。
各絶縁層211〜217は、それぞれ例えばガラスエポキシ樹脂からなるリジッドな素材である。特に絶縁層213、214、215は、内蔵された表面実装型受動素子部品241に相当する位置部分が開口部となっており、受動素子部品241を埋設するための空間を提供する。絶縁層212、216は、内蔵された受動素子部品241のための絶縁層213〜215の上記開口部を埋めるように変形進入しており内部に空隙となる空間は存在しない。
絶縁層213〜215は、一応、図8において説明したコア樹脂層113Aに相当する。ただし、この例では、絶縁層211にも当初、受動素子部品241用の開口部が設けられているため、絶縁層211もコア樹脂層113Aに含めて考えることができる。絶縁層211は、絶縁層216と同様に当初はプリプレグであるため、開口部を埋めるためにも貢献するが、絶縁層216と比較してその程度は小さいと考えてよい。絶縁層216は、図8における樹脂層113Aに相当する。
配線層221と配線層222とは、それらのパターンの面の間に挟設されかつ絶縁層211を貫通する層間接続体231により導通し得る。同様に、配線層222と配線層223とは、それらのパターンの面の間に挟設されかつ絶縁層212を貫通する層間接続体232により導通し得る。配線層223と配線層224とは、絶縁層213を貫通して設けられた層間接続体233により導通し得る。配線層224と配線層225とは、それらのパターンの面の間に挟設されかつ絶縁層214を貫通する層間接続体234により導通し得る。
さらに同様に、配線層225と配線層226とは、それらのパターンの面の間に挟設されかつ絶縁層215を貫通する層間接続体235により導通し得る。配線層226と配線層227とは、それらのパターンの面の間に挟設されかつ絶縁層216を貫通する層間接続体236により導通し得る。配線層227と配線層228とは、それらのパターンの面の間に挟設されかつ絶縁層217を貫通する層間接続体237により導通し得る。
層間接続体231〜237は、それぞれ、導電性組成物のスクリーン印刷により形成される導電性バンプを由来とするものであり、その製造工程に依拠して軸方向(図1の図示で上下の積層方向)に径が変化している。
このような構成の部品内蔵樹脂モジュールの場合、図示下側、上側いずれかをダイシングテープ側とし、その反対面をピックアップ側として、図4に示した形態として適用することができる。なお、配線パターン221が含むパターン上にはんだボール(不図示)を設ける構成とすることもできる。この点については、図6での説明と同様である。
1、1A…樹脂製パッケージ配列シート、1D…樹脂製パッケージ配列シート(ダイシング済み)、10…樹脂製パッケージ、11…基材、12…デバイス、13…プリプレグ、13A…樹脂層、14…金属箔(銅箔)、14A…配線層(配線パターン)、15…ビアホール、16…めっきビア(縦方向導電体)、17…ダイシングライン、20…ダミー片、20a…ダミー片、20d,20e,20f…ダミー片、30,30A…枠部、31…ダイシングテープ、32…ダイシングフレーム、51…銅板(スティフナー)、52…絶縁層、53…絶縁層、54…ソルダーレジスト、55…半導体チップ(デバイス)、56…めっきビア(縦方向導電体)、57…配線パターン、58…めっきビア、59…配線パターン、61…絶縁層、62…絶縁層、63…絶縁層、64…ソルダーレジスト、65…ソルダーレジスト、66…配線パターン、67…めっきビア、68…配線パターン、69…めっきビア、70…アンダーフィル樹脂、71…半導体チップ(デバイス)、72…めっきビア、73…配線パターン、74…めっきビア、75…配線パターン、76…表面実装型受動素子部品、77…はんだ、78…モールド樹脂、111…基材、112…デバイス、113…プリプレグ、113A…樹脂層、114…金属箔(銅箔)、114A…配線層(配線パターン)、115…コア樹脂層、116…配線層(配線パターン)、117…ビア(縦方向導電体)、118…、ダイシングライン、211,212,213,214,215,216,217…絶縁層、221,222,223,224,225,226,227,228…配線層(配線パターン)、231,232,233,234,235,236,237…層間接続体(導電性組成物印刷による導電性バンプ)、241…表面実装型受動素子部品(デバイス)、251…はんだ、261,262…はんだレジスト。

Claims (16)

  1. 樹脂層に、面積A、厚みBを有するデバイスを、該厚みBを前記樹脂層の厚みに内包するように埋め込み、該デバイスに重なる前記樹脂層に該デバイスにつながる縦方向導電体を備えているかまたは前記デバイスのない領域の前記樹脂層に該樹脂層を貫通する縦方向導電体を備えている構造の樹脂製パッケージの製造方法であって、
    前記樹脂製パッケージの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記デバイスの厚みBと、前記樹脂製パッケージにおける前記樹脂層の厚みである変形後厚みa1との差dを設定し、
    式A*B/{(B+d)−a0}または式A*B/(a1−a0)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、
    Sp/jを計算した結果をk2として求め、
    前記樹脂製パッケージが縦横に配列された樹脂製パッケージ配列シートにおいて、一辺長jおよび他辺長kを有する前記樹脂製パッケージの占める各領域の前記一辺を介した隣に一辺長がjで他辺長がk2−kであるダミー領域を一辺長jが共通するように設け、かつ前記樹脂製パッケージの領域と前記ダミー領域とが一の方向に交互に並べられるレイアウトで、前記樹脂製パッケージ配列シートを製造し、
    前記レイアウトを有する前記樹脂製パッケージ配列シートから、各前記樹脂製パッケージを各前記ダミー領域が除かれるように個片化すること
    を特徴とする樹脂製パッケージの製造方法。
  2. 樹脂層に、面積A、厚みBを有するデバイスを、該厚みBを前記樹脂層の厚みに内包するように埋め込み、該デバイスに重なる前記樹脂層に該デバイスにつながる縦方向導電体を備えているかまたは前記デバイスのない領域の前記樹脂層に該樹脂層を貫通する縦方向導電体を備えている構造の樹脂製パッケージの製造方法であって、
    前記樹脂製パッケージの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記デバイスの厚みBと、前記樹脂製パッケージにおける前記樹脂層の厚みである変形後厚みa1との差dを設定し、
    式A*B/{(B+d)−a0}または式A*B/(a1−a0)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、
    一辺長Lxおよび他辺長Lyの有効領域を有し、該有効領域内に前記樹脂製パッケージを縦横に配列させるべき樹脂製パッケージ配列シートにおいて、前記有効領域内に(Lx*Ly)/Sp以下の数でかつ{(Lx*Ly)/Sp}*{(j*k)/Sp}以上の数の前記樹脂製パッケージを、縦方向の前記樹脂製パッケージどうしの間および横方向の前記樹脂製パッケージどうしの間にそれぞれダミー領域を設けるようにレイアウトして、該樹脂製パッケージ配列シートを製造し、
    前記レイアウトを有する前記樹脂製パッケージ配列シートから、各前記樹脂製パッケージを各前記ダミー領域が除かれるように個片化すること
    を特徴とする樹脂製パッケージの製造方法。
  3. 前記樹脂製パッケージのそれぞれに埋め込まれる前記デバイスが複数あり、前記面積Aとして該複数のデバイスについての面積総和を用い、前記厚みBとして該複数のデバイスについての体積総和を前記面積総和で除算して求めた平均の厚みを用いることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂製パッケージの製造方法。
  4. 樹脂層に、面積A、厚みBを有するデバイスを、該厚みBを前記樹脂層の厚みに内包するように埋め込み、該デバイスに重なる前記樹脂層に該デバイスにつながる縦方向導電体を備えているかまたは前記デバイスのない領域の前記樹脂層に該樹脂層を貫通する縦方向導電体を備えている構造の部品内蔵樹脂モジュールの製造方法であって、
    前記部品内蔵樹脂モジュールの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記デバイスの厚みBと、前記部品内蔵樹脂モジュールにおける前記樹脂層の厚みである変形後厚みa1との差dを設定し、
    式A*B/{(B+d)−a0}または式A*B/(a1−a0)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、
    Sp/jを計算した結果をk2として求め、
    前記部品内蔵樹脂モジュールが縦横に配列された部品内蔵樹脂モジュール配列シートにおいて、一辺長jおよび他辺長kを有する前記部品内蔵樹脂モジュールの占める各領域の前記一辺を介した隣に一辺長がjで他辺長がk2−kであるダミー領域を一辺長jが共通するように設け、かつ前記部品内蔵樹脂モジュールの領域と前記ダミー領域とが一の方向に交互に並べられるレイアウトで、前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートを製造し、
    前記レイアウトを有する前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートから、各前記部品内蔵樹脂モジュールを各前記ダミー領域が除かれるように個片化すること
    を特徴とする部品内蔵樹脂モジュールの製造方法。
  5. 樹脂層に、面積A、厚みBを有するデバイスを、該厚みBを前記樹脂層の厚みに内包するように埋め込み、該デバイスに重なる前記樹脂層に該デバイスにつながる縦方向導電体を備えているかまたは前記デバイスのない領域の前記樹脂層に該樹脂層を貫通する縦方向導電体を備えている構造の部品内蔵樹脂モジュールの製造方法であって、
    前記部品内蔵樹脂モジュールの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記デバイスの厚みBと、前記部品内蔵樹脂モジュールにおける前記樹脂層の厚みである変形後厚みa1との差dを設定し、
    式A*B/{(B+d)−a0}または式A*B/(a1−a0)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、
    一辺長Lxおよび他辺長Lyの有効領域を有し、該有効領域内に前記部品内蔵樹脂モジュールを縦横に配列させるべき部品内蔵樹脂モジュール配列シートにおいて、前記有効領域内に(Lx*Ly)/Sp以下の数でかつ{(Lx*Ly)/Sp}*{(j*k)/Sp}以上の数の前記部品内蔵樹脂モジュールを、縦方向の前記部品内蔵樹脂モジュールどうしの間および横方向の前記部品内蔵樹脂モジュールどうしの間にそれぞれダミー領域を設けるようにレイアウトして、該部品内蔵樹脂モジュール配列シートを製造し、
    前記レイアウトを有する前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートから、各前記部品内蔵樹脂モジュールを各前記ダミー領域が除かれるように個片化すること
    を特徴とする部品内蔵樹脂モジュールの製造方法。
  6. 前記部品内蔵樹脂モジュールのそれぞれに埋め込まれる前記デバイスが複数あり、前記面積Aとして該複数のデバイスについての面積総和を用い、前記厚みBとして該複数のデバイスについての体積総和を前記面積総和で除算して求めた平均の厚みを用いることを特徴とする請求項4または5記載の部品内蔵樹脂モジュールの製造方法。
  7. 第1の樹脂層に面積So、深さDoを有する開口を設け該開口内に収めるように面積A、厚みBを有するデバイスを位置させ、前記第1の樹脂層に積層させて第2の樹脂層を位置させ、かつ該第2の樹脂層が前記第1の樹脂層の前記開口を充填し前記デバイスを埋め込んだ構造を備えた樹脂製パッケージの製造方法であって、
    前記樹脂製パッケージの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記第2の樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記樹脂製パッケージにおける、前記第1の樹脂層上の前記第2の樹脂層の厚みである変形後厚みa1を設定し、
    式(So*Do−A*B)/(a0−a1)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、
    Sp/jを計算した結果をk2として求め、
    前記樹脂製パッケージが縦横に配列された樹脂製パッケージ配列シートにおいて、一辺長jおよび他辺長kを有する前記樹脂製パッケージの占める各領域の前記一辺を介した隣に一辺長がjで他辺長がk2−kであるダミー領域を一辺長jが共通するように設け、かつ前記樹脂製パッケージの領域と前記ダミー領域とが一の方向に交互に並べられるレイアウトで、前記樹脂製パッケージ配列シートを製造し、
    前記レイアウトを有する前記樹脂製パッケージ配列シートから、各前記樹脂製パッケージを各前記ダミー領域が除かれるように個片化すること
    を特徴とする樹脂製パッケージの製造方法。
  8. 第1の樹脂層に面積So、深さDoを有する開口を設け該開口内に収めるように面積A、厚みBを有するデバイスを位置させ、前記第1の樹脂層に積層させて第2の樹脂層を位置させ、かつ該第2の樹脂層が前記第1の樹脂層の前記開口を充填し前記デバイスを埋め込んだ構造を備えた樹脂製パッケージの製造方法であって、
    前記樹脂製パッケージの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記第2の樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記樹脂製パッケージにおける、前記第1の樹脂層上の前記第2の樹脂層の厚みである変形後厚みa1を設定し、
    式(So*Do−A*B)/(a0−a1)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、
    一辺長Lxおよび他辺長Lyの有効領域を有し、該有効領域内に前記樹脂製パッケージを縦横に配列させるべき樹脂製パッケージ配列シートにおいて、前記有効領域内に(Lx*Ly)/Sp以下の数でかつ{(Lx*Ly)/Sp}*{(j*k)/Sp}以上の数の前記樹脂製パッケージを、縦方向の前記樹脂製パッケージどうしの間および横方向の前記樹脂製パッケージどうしの間にそれぞれダミー領域を設けるようにレイアウトして、該樹脂製パッケージ配列シートを製造し、
    前記レイアウトを有する前記樹脂製パッケージ配列シートから、各前記樹脂製パッケージを各前記ダミー領域が除かれるように個片化すること
    を特徴とする樹脂製パッケージの製造方法。
  9. 前記樹脂製パッケージのそれぞれに埋め込まれる前記デバイスが複数あり、前記開口の前記面積Soとして該複数のデバイスのためのすべての開口についての総面積を用い、前記開口の前記深さDoとして該すべての開口についての容積総和を前記総面積で除算して求めた平均の深さを用い、前記面積Aとして前記複数のデバイスについての面積総和を用い、前記厚みBとして前記複数のデバイスについての体積総和を前記面積総和で除算して求めた平均の厚みを用いることを特徴とする請求項7または8記載の樹脂製パッケージの製造方法。
  10. 第1の樹脂層に面積So、深さDoを有する開口を設け該開口内に収めるように面積A、厚みBを有するデバイスを位置させ、前記第1の樹脂層に積層させて第2の樹脂層を位置させ、かつ該第2の樹脂層が前記第1の樹脂層の前記開口を充填し前記デバイスを埋め込んだ構造を備えた部品内蔵樹脂モジュールの製造方法であって、
    前記部品内蔵樹脂モジュールの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記第2の樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記部品内蔵樹脂モジュールにおける、前記第1の樹脂層上の前記第2の樹脂層の厚みである変形後厚みa1を設定し、
    式(So*Do−A*B)/(a0−a1)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、
    Sp/jを計算した結果をk2として求め、
    前記部品内蔵樹脂モジュールが縦横に配列された部品内蔵樹脂モジュール配列シートにおいて、一辺長jおよび他辺長kを有する前記部品内蔵樹脂モジュールの占める各領域の前記一辺を介した隣に一辺長がjで他辺長がk2−kであるダミー領域を一辺長jが共通するように設け、かつ前記部品内蔵樹脂モジュールの領域と前記ダミー領域とが一の方向に交互に並べられるレイアウトで、前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートを製造し、
    前記レイアウトを有する前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートから、各前記部品内蔵樹脂モジュールを各前記ダミー領域が除かれるように個片化すること
    を特徴とする部品内蔵樹脂モジュールの製造方法。
  11. 第1の樹脂層に面積So、深さDoを有する開口を設け該開口内に収めるように面積A、厚みBを有するデバイスを位置させ、前記第1の樹脂層に積層させて第2の樹脂層を位置させ、かつ該第2の樹脂層が前記第1の樹脂層の前記開口を充填し前記デバイスを埋め込んだ構造を備えた部品内蔵樹脂モジュールの製造方法であって、
    前記部品内蔵樹脂モジュールの一辺長jおよび他辺長k、前記デバイスが埋め込まれる前の状態における前記第2の樹脂層の厚みである初期厚みa0、ならびに前記部品内蔵樹脂モジュールにおける、前記第1の樹脂層上の前記第2の樹脂層の厚みである変形後厚みa1を設定し、
    式(So*Do−A*B)/(a0−a1)を計算した結果として面積の次元を有する数値をSpとして求め、
    一辺長Lxおよび他辺長Lyの有効領域を有し、該有効領域内に前記部品内蔵樹脂モジュールを縦横に配列させるべき部品内蔵樹脂モジュール配列シートにおいて、前記有効領域内に(Lx*Ly)/Sp以下の数でかつ{(Lx*Ly)/Sp}*{(j*k)/Sp}以上の数の前記部品内蔵樹脂モジュールを、縦方向の前記部品内蔵樹脂モジュールどうしの間および横方向の前記部品内蔵樹脂モジュールどうしの間にそれぞれダミー領域を設けるようにレイアウトして、該部品内蔵樹脂モジュール配列シートを製造し、
    前記レイアウトを有する前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートから、各前記部品内蔵樹脂モジュールを各前記ダミー領域が除かれるように個片化すること
    を特徴とする部品内蔵樹脂モジュールの製造方法。
  12. 前記部品内蔵樹脂モジュールのそれぞれに埋め込まれる前記デバイスが複数あり、前記開口の前記面積Soとして該複数のデバイスのためのすべての開口についての総面積を用い、前記開口の前記深さDoとして該すべての開口についての容積総和を前記総面積で除算して求めた平均の深さを用い、前記面積Aとして前記複数のデバイスについての面積総和を用い、前記厚みBとして前記複数のデバイスについての体積総和を前記面積総和で除算して求めた平均の厚みを用いることを特徴とする請求項10または11記載の部品内蔵樹脂モジュールの製造方法。
  13. 樹脂製パッケージが縦横に配列された樹脂製パッケージ配列シートであって、
    前記樹脂製パッケージのそれぞれが、樹脂層と、該樹脂層の厚み内に内包され埋め込まれたデバイスと、該デバイスに重なる前記樹脂層を貫通して設けられた該デバイスにつながる縦方向導電体または該デバイスのない領域の前記樹脂層に該樹脂層を貫通して設けられた縦方向導電体とを有し、
    前記樹脂製パッケージの占める各領域の隣にダミー領域が設けられ、かつ該樹脂製パッケージの領域と該ダミー領域とが横方向または縦方向の少なくとも一方の方向に交互に並べられており、
    前記樹脂製パッケージの領域と前記ダミー領域とを有する前記樹脂製パッケージ配列シートの全体の片面全面に貼付された粘着テープを有し、
    該粘着テープ上で、前記樹脂製パッケージと前記ダミー領域とがそれぞれ個片化された状態になっていること
    を特徴とする樹脂製パッケージ配列シート。
  14. 部品内蔵樹脂モジュールが縦横に配列された部品内蔵樹脂モジュール配列シートであって、
    前記部品内蔵樹脂モジュールのそれぞれが、樹脂層と、該樹脂層の厚み内に内包され埋め込まれたデバイスと、該デバイスに重なる前記樹脂層を貫通して設けられた該デバイスにつながる縦方向導電体または該デバイスのない領域の前記樹脂層に該樹脂層を貫通して設けられた縦方向導電体とを有し、
    前記部品内蔵樹脂モジュールの占める各領域の隣にダミー領域が設けられ、かつ該部品内蔵樹脂モジュールの領域と該ダミー領域とが横方向または縦方向の少なくとも一方の方向に交互に並べられており、
    前記部品内蔵樹脂モジュールの領域と前記ダミー領域とを有する前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートの全体の片面全面に貼付された粘着テープを有し、
    該粘着テープ上で、前記部品内蔵樹脂モジュールと前記ダミー領域とがそれぞれ個片化された状態になっていること
    を特徴とする部品内蔵樹脂モジュール配列シート。
  15. 樹脂製パッケージが縦横に配列された樹脂製パッケージ配列シートであって、
    前記樹脂製パッケージのそれぞれが、開口を備えた第1の樹脂層と、前記開口内に収められるように位置しているデバイスと、前記第1の樹脂層上に積層されかつ前記第1の樹脂層の前記開口を充填し前記デバイスを埋め込んでいる第2の樹脂層とを有し、
    前記樹脂製パッケージの占める各領域の隣にダミー領域が設けられ、かつ該樹脂製パッケージの領域と該ダミー領域とが横方向または縦方向の少なくとも一方の方向に交互に並べられており、
    前記樹脂製パッケージの領域と前記ダミー領域とを有する前記樹脂製パッケージ配列シートの全体の片面全面に貼付された粘着テープを有し、
    該粘着テープ上で、前記樹脂製パッケージと前記ダミー領域とがそれぞれ個片化された状態になっていること
    を特徴とする樹脂製パッケージ配列シート。
  16. 部品内蔵樹脂モジュールが縦横に配列された部品内蔵樹脂モジュール配列シートであって、
    前記部品内蔵樹脂モジュールのそれぞれが、開口を備えた第1の樹脂層と、前記開口内に収められるように位置しているデバイスと、前記第1の樹脂層上に積層されかつ前記第1の樹脂層の前記開口を充填し前記デバイスを埋め込んでいる第2の樹脂層とを有し、
    前記部品内蔵樹脂モジュールの占める各領域の隣にダミー領域が設けられ、かつ該部品内蔵樹脂モジュールの領域と該ダミー領域とが横方向または縦方向の少なくとも一方の方向に交互に並べられており、
    前記部品内蔵樹脂モジュールの領域と前記ダミー領域とを有する前記部品内蔵樹脂モジュール配列シートの全体の片面全面に貼付された粘着テープを有し、
    該粘着テープ上で、前記部品内蔵樹脂モジュールと前記ダミー領域とがそれぞれ個片化された状態になっていること
    を特徴とする部品内蔵樹脂モジュール配列シート。
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