JP5417924B2 - 着脱体保持装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、着脱体保持装置および画像形成装置に関する。特に、カートリッジ等の着脱体の保持装置にかかわる。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、消耗品の交換を行うために消耗品を着脱体として交換可能とする構成に関して、以下の特許文献1〜10に記載の技術が従来公知である。ここで着脱体とは、装置本体に対して着脱可能に構成された物を指す。例えば、感光体、帯電器、及び、クリーニング部材を一体的に装置本体に着脱可能とした感光体ユニットのように、画像形成装置において機能する機能部品の複数を一体的に着脱できるようにユニット化して構成する場合もあれば、トナーカートリッジのように機能部品を単体で着脱できるように構成している場合もある。
特許文献1としての特開2000−275946号公報には、装置本体のステー(44)に案内され、前後に移動可能な受け台(34)を備えたレーザ複写機が記載されており、筒状のトナーボトル(33)を受け台(34)に沿って寝かせて装着し、受け台(34)を後方に移動させて、トナーボトル(33)を装着する技術が記載されている。
特許文献1に記載の技術では、受け台(34)の前端部にトナーボトル(33)のトナー排出口(33a)と係合するホッパ(31)が一体に形成されており、ホッパ(31)の前端に設置されたレバー(35)を使用して操作者が受け台(34)を操作可能な構成となっている。
特許文献1としての特開2000−275946号公報には、装置本体のステー(44)に案内され、前後に移動可能な受け台(34)を備えたレーザ複写機が記載されており、筒状のトナーボトル(33)を受け台(34)に沿って寝かせて装着し、受け台(34)を後方に移動させて、トナーボトル(33)を装着する技術が記載されている。
特許文献1に記載の技術では、受け台(34)の前端部にトナーボトル(33)のトナー排出口(33a)と係合するホッパ(31)が一体に形成されており、ホッパ(31)の前端に設置されたレバー(35)を使用して操作者が受け台(34)を操作可能な構成となっている。
特許文献2としての特開2003−66705号公報には、回転中心(Z)を中心として、トナーボトル(20)を保持するボトルホルダー(21)を、複写機本体前面から前方に突出するボトル載置用位置(A)と、本体内部に収容されたトナー補給用位置(B)との間で回転可能に支持する構成が記載されている。
特許文献3としての特開平11−143190号公報には、駆動装置(4)によりトレー(3)が画像形成装置の機外の所定の位置まで、前後方向に移動可能な画像形成装置が記載されている。特許文献3に記載の技術では、上部が四角形断面で下部が二等辺三角形状断面の容器本体(10)を有するトナー補給容器(1)を、トレー(3)の上面に設けられた受け部(3−b,3−c,3−d)に上方から載せて装着し、駆動装置(4)によりトレー(3)を装置本体内に移動させて、トナー補給容器(1)を装着している。
特許文献3としての特開平11−143190号公報には、駆動装置(4)によりトレー(3)が画像形成装置の機外の所定の位置まで、前後方向に移動可能な画像形成装置が記載されている。特許文献3に記載の技術では、上部が四角形断面で下部が二等辺三角形状断面の容器本体(10)を有するトナー補給容器(1)を、トレー(3)の上面に設けられた受け部(3−b,3−c,3−d)に上方から載せて装着し、駆動装置(4)によりトレー(3)を装置本体内に移動させて、トナー補給容器(1)を装着している。
特許文献4としての特開2003−114568号公報には、トナー補給容器を落下させることを防止するために、トナー補給容器(1)の底面から下方に突出する凸部(3c)が形成され、前後に延びる箱型のガイド(2b)の底面に形成された前後方向に延びる溝部(4d)に凸部(3c)が嵌る構成が記載されており、トナー補給容器(1)を取り出す際には、水平方向にトナー補給容器(1)を移動させた後、使用者に上方に持ち上げさせることで、水平方向に移動させすぎてトナー補給容器(1)を落下させることを防止している。
特許文献5としての特開2003−295591号公報には、画像形成装置(100)の前面から前方に引き出し可能な容器受け台(400b)に筒状の現像剤補給容器(1)を載せることで、現像剤補給容器(1)が交換可能な構成が記載されている。
特許文献6としての特開2006−78627号公報には、装置本体(100)の前面から前方にスライド移動可能な現像剤補給容器受け台(400b)に、筒状の現像剤補給容器(1)を着脱することで、現像剤補給容器(1)を交換する技術が記載されている。
特許文献6としての特開2006−78627号公報には、装置本体(100)の前面から前方にスライド移動可能な現像剤補給容器受け台(400b)に、筒状の現像剤補給容器(1)を着脱することで、現像剤補給容器(1)を交換する技術が記載されている。
特許文献7としての特開平10−213959号公報には、画像形成装置内に設けられた重力方向に延びる支軸(64)を中心に、画像形成装置の前面から前方に突出した位置と画像形成装置内部に収容された位置との間で揺動可能な枠体(61)と、前記枠体(61)に着脱される現像剤の収容容器(10)とが記載されている。
特許文献8としての特許第3952705号公報及び特許文献9としての特開2006−215239号公報には、画像形成装置(100)に支持された前後に延びる固定レール(211A)と、固定レール(211A)に対して移動可能な移動レール(211B)と、により構成されたスライドレール(211)に支持された容器受け部(21)を有する画像形成装置が記載されている。
特許文献8,9に記載の技術では、容器受け台(21)を画像形成装置(100)の前面よりも前方に引き出した状態で、前後に延びる円筒形状のトナー容器(10)を容器受け部(21)に上方から着脱した後に、容器受け部(21)を奥側にスライド移動させて、トナー容器(10)を画像形成装置(100)に装着している。
特許文献8,9に記載の技術では、容器受け台(21)を画像形成装置(100)の前面よりも前方に引き出した状態で、前後に延びる円筒形状のトナー容器(10)を容器受け部(21)に上方から着脱した後に、容器受け部(21)を奥側にスライド移動させて、トナー容器(10)を画像形成装置(100)に装着している。
特許文献10としての特開2004−126407号公報には、プリンタ本体(60)に対して、本体前面に突き出て現像剤収容容器(67)を交換可能な交換位置(A)と、交換位置(A)からモータ(M3)で本体内部側に向けてスライド移動されて、現像剤収容容器(67)の現像剤を現像器(33)に補給可能な補給位置(B)と、の間を移動可能な現像剤セット部(66)が記載されている。
本発明は、着脱体を保持して回転する回転保持体の過度な傾斜を防止することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の着脱体保持装置は、
画像形成装置本体内部に収容された収容位置と、前記収容位置から前記画像形成装置本体の外方に引き出された引き出し位置と、の間を移動可能に支持された引き出し体と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び且つ前記画像形成装置本体に対して着脱される着脱体を保持する保持体本体を有し、前記引き出し体に回転軸を中心として回転可能に支持された回転保持体であって、前記引き出し体が前記引き出し位置から前記収容位置に向けて移動可能な挿入可能位置と、前記挿入可能位置に対して前記回転軸を中心として重力方向の下方に回転して傾斜した傾斜位置と、の間を移動可能な前記回転保持体と、
前記回転保持体の前記回転軸から離れた位置に設けられた回転規制部と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び、且つ、前記回転保持体の回転軸に対して離れた位置に配置された補助回転軸を中心として回転可能に支持された補助回転体と、
前記補助回転体の前記補助回転軸から離れた位置に設けられた下回転規制部であって、前記傾斜位置に移動した前記回転保持体の前記回転規制部に係合して前記回転保持体を前記傾斜位置に保持し且つ前記回転保持体の前記傾斜位置からさらに前記重力方向下方への回転を規制する前記下回転規制部と、
を備えたことを特徴とする。
画像形成装置本体内部に収容された収容位置と、前記収容位置から前記画像形成装置本体の外方に引き出された引き出し位置と、の間を移動可能に支持された引き出し体と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び且つ前記画像形成装置本体に対して着脱される着脱体を保持する保持体本体を有し、前記引き出し体に回転軸を中心として回転可能に支持された回転保持体であって、前記引き出し体が前記引き出し位置から前記収容位置に向けて移動可能な挿入可能位置と、前記挿入可能位置に対して前記回転軸を中心として重力方向の下方に回転して傾斜した傾斜位置と、の間を移動可能な前記回転保持体と、
前記回転保持体の前記回転軸から離れた位置に設けられた回転規制部と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び、且つ、前記回転保持体の回転軸に対して離れた位置に配置された補助回転軸を中心として回転可能に支持された補助回転体と、
前記補助回転体の前記補助回転軸から離れた位置に設けられた下回転規制部であって、前記傾斜位置に移動した前記回転保持体の前記回転規制部に係合して前記回転保持体を前記傾斜位置に保持し且つ前記回転保持体の前記傾斜位置からさらに前記重力方向下方への回転を規制する前記下回転規制部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の着脱体保持装置において、
前記回転保持体に対する位置が変更可能に支持された前記下回転規制部であって、且つ、前記回転規制部との係合時の前記回転保持体の前記挿入可能位置からの回転角度を変更することで前記回転保持体の傾斜位置を変更可能な前記下回転規制部、
を備えたことを特徴とする。
前記回転保持体に対する位置が変更可能に支持された前記下回転規制部であって、且つ、前記回転規制部との係合時の前記回転保持体の前記挿入可能位置からの回転角度を変更することで前記回転保持体の傾斜位置を変更可能な前記下回転規制部、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の着脱体保持装置において、
前記回転保持体の回転軸に対して、前記補助回転軸が近接して配置された前記補助回転体、
を備えたことを特徴とする。
前記回転保持体の回転軸に対して、前記補助回転軸が近接して配置された前記補助回転体、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項4に記載の発明の着脱体保持装置は、
画像形成装置本体内部に収容された収容位置と、前記収容位置から前記画像形成装置本体の外方に引き出された引き出し位置と、の間を移動可能に支持された引き出し体と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び且つ前記画像形成装置本体に対して着脱される着脱体を保持する保持体本体を有し、前記引き出し体に回転軸を中心として回転可能に支持された回転保持体であって、前記引き出し体が前記引き出し位置から前記収容位置に向けて移動可能な挿入可能位置と、前記挿入可能位置に対して前記回転軸を中心として重力方向の下方に回転して傾斜した傾斜位置と、の間を移動可能な前記回転保持体と、
前記回転保持体の前記回転軸から離れた位置に設けられた回転規制部と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び、且つ、前記回転保持体の回転軸に対して離れた位置に配置された補助回転軸を中心として回転可能に支持された補助回転体と、
前記補助回転体の前記補助回転軸から離れた位置に設けられ、且つ、前記挿入可能位置に移動した前記回転保持体の前記回転規制部に係合して前記回転保持体の前記挿入可能位置からさらに前記重力方向上方への回転を規制する上回転規制部と、
を備えたことを特徴とする。
画像形成装置本体内部に収容された収容位置と、前記収容位置から前記画像形成装置本体の外方に引き出された引き出し位置と、の間を移動可能に支持された引き出し体と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び且つ前記画像形成装置本体に対して着脱される着脱体を保持する保持体本体を有し、前記引き出し体に回転軸を中心として回転可能に支持された回転保持体であって、前記引き出し体が前記引き出し位置から前記収容位置に向けて移動可能な挿入可能位置と、前記挿入可能位置に対して前記回転軸を中心として重力方向の下方に回転して傾斜した傾斜位置と、の間を移動可能な前記回転保持体と、
前記回転保持体の前記回転軸から離れた位置に設けられた回転規制部と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び、且つ、前記回転保持体の回転軸に対して離れた位置に配置された補助回転軸を中心として回転可能に支持された補助回転体と、
前記補助回転体の前記補助回転軸から離れた位置に設けられ、且つ、前記挿入可能位置に移動した前記回転保持体の前記回転規制部に係合して前記回転保持体の前記挿入可能位置からさらに前記重力方向上方への回転を規制する上回転規制部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の着脱体保持装置において、
前記画像形成装置本体に形成された誤挿入停止部に接触・離間可能な被停止部を有し且つ前記回転保持体に連結された連動部材であって、前記回転保持体が前記挿入可能位置に移動した状態では前記被停止部が前記誤挿入停止部から離間した離間位置に移動して前記引き出し体の移動を許可し、且つ、前記回転保持体が前記傾斜位置に移動した状態では前記被停止部が前記誤挿入停止部に接触する接触位置に移動して前記引き出し体の移動を妨げる前記連動部材、
を備えたことを特徴とする。
前記画像形成装置本体に形成された誤挿入停止部に接触・離間可能な被停止部を有し且つ前記回転保持体に連結された連動部材であって、前記回転保持体が前記挿入可能位置に移動した状態では前記被停止部が前記誤挿入停止部から離間した離間位置に移動して前記引き出し体の移動を許可し、且つ、前記回転保持体が前記傾斜位置に移動した状態では前記被停止部が前記誤挿入停止部に接触する接触位置に移動して前記引き出し体の移動を妨げる前記連動部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の着脱体保持装置において、
前記補助回転体に形成され且つ前記補助回転軸から離れた位置に配置された被掛かり部と、
前記回転保持体に配置された掛かり部であって、前記回転保持体が前記傾斜位置に移動した状態では前記回転保持体に連動して回転する前記補助回転体の前記被掛かり部から離間すると共に、前記回転保持体が前記挿入可能位置に移動した状態では前記被掛かり部に掛かる前記掛かり部と、
を備えたことを特徴とする。
前記補助回転体に形成され且つ前記補助回転軸から離れた位置に配置された被掛かり部と、
前記回転保持体に配置された掛かり部であって、前記回転保持体が前記傾斜位置に移動した状態では前記回転保持体に連動して回転する前記補助回転体の前記被掛かり部から離間すると共に、前記回転保持体が前記挿入可能位置に移動した状態では前記被掛かり部に掛かる前記掛かり部と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項7に記載の発明の画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する現像器と、
前記現像器に補給される現像剤が収容された現像剤収容容器により構成された前記着脱体と、
請求項1ないし6のいずれかに記載された着脱体保持装置と、
を備えたことを特徴とする。
像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する現像器と、
前記現像器に補給される現像剤が収容された現像剤収容容器により構成された前記着脱体と、
請求項1ないし6のいずれかに記載された着脱体保持装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1、4、7に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べ、回転保持体の過度な傾斜を防止することができ、予め設定された傾斜位置と挿入可能位置との間で傾斜させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、回転保持体の傾斜角度を任意の傾斜角度に変更することができる。
請求項3に記載の発明によれば、補助回転軸が回転保持体の回転軸に近接していない場合に比べて、回転時に補助回転体と回転保持体との相対位置のズレを少なくでき、回転保持体に対して補助回転体が飛び出す量を減らすことができ、飛び出した部分に接触する等の不測の事故が低減されている。また、補助回転軸および回転保持体の回転軸が設けられる引き出し体の引き出し方向への飛び出し量も減らすことができ、引き出し方向への飛び出し量が多い構成に比べて、飛び出した部分に接触する等の不測の事故が低減されている。
請求項2に記載の発明によれば、回転保持体の傾斜角度を任意の傾斜角度に変更することができる。
請求項3に記載の発明によれば、補助回転軸が回転保持体の回転軸に近接していない場合に比べて、回転時に補助回転体と回転保持体との相対位置のズレを少なくでき、回転保持体に対して補助回転体が飛び出す量を減らすことができ、飛び出した部分に接触する等の不測の事故が低減されている。また、補助回転軸および回転保持体の回転軸が設けられる引き出し体の引き出し方向への飛び出し量も減らすことができ、引き出し方向への飛び出し量が多い構成に比べて、飛び出した部分に接触する等の不測の事故が低減されている。
請求項5に記載の発明によれば、回転保持体が挿入許可位置に移動する前に引き出し体が収容位置に向けて移動することを防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、回転保持体を挿入可能位置に移動させている作業者に対して、挿入可能位置にしたことを被掛かり部と掛かり部との掛かりにより知覚させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、回転保持体を挿入可能位置に移動させている作業者に対して、挿入可能位置にしたことを被掛かり部と掛かり部との掛かりにより知覚させることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、実施例1の画像形成装置Uは、装置操作部の一例としてのユーザインタフェースUI、画像情報入力装置の一例としてのイメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙処理装置U4を有している。
図1において、実施例1の画像形成装置Uは、装置操作部の一例としてのユーザインタフェースUI、画像情報入力装置の一例としてのイメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙処理装置U4を有している。
前記ユーザインタフェースUIは、画像形成開始釦の一例としてのコピースタートキー、画像形成枚数設定釦の一例としてのコピー枚数設定キー、数字入力釦の一例としてのテンキー等の入力釦および表示器UI1を有している。
前記イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置および画像読取装置の一例としてのイメージスキャナ等により構成されている。図1において、イメージ入力装置U1では、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
前記給紙装置U2は、複数の給紙部の一例としての給紙トレイTR1〜TR4が着脱可能に支持されている。前記各給紙トレイTR1〜TR4には、最終転写体、媒体の一例としての記録用紙Sが収容されており、記録用紙Sは各給紙トレイTR1〜TR4から送り出されて、給紙路SH1等を通じて画像形成装置本体U3に搬送される。
前記イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置および画像読取装置の一例としてのイメージスキャナ等により構成されている。図1において、イメージ入力装置U1では、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
前記給紙装置U2は、複数の給紙部の一例としての給紙トレイTR1〜TR4が着脱可能に支持されている。前記各給紙トレイTR1〜TR4には、最終転写体、媒体の一例としての記録用紙Sが収容されており、記録用紙Sは各給紙トレイTR1〜TR4から送り出されて、給紙路SH1等を通じて画像形成装置本体U3に搬送される。
図1において、画像形成装置本体U3は、前記給紙装置U2から搬送された記録用紙Sに画像記録を行う画像記録部、現像剤補給装置の一例としてのトナーディスペンサー装置U3a、および用紙搬送路SH2、用紙排出路SH3、用紙反転路SH4、用紙循環路SH6等を有している。
また、画像形成装置本体U3は、制御部C、および、前記制御部Cにより制御される潜像書込装置駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路D、前記制御部Cにより制御される電源回路E等を有している。前記レーザ駆動回路Dは、前記イメージ入力装置U1から入力されたG:グリーン、O:オレンジ、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の画像情報に応じたレーザ駆動信号を予め設定された時期、いわゆる、タイミングで、各色の潜像形成装置ROSg,ROSo,ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
また、画像形成装置本体U3は、制御部C、および、前記制御部Cにより制御される潜像書込装置駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路D、前記制御部Cにより制御される電源回路E等を有している。前記レーザ駆動回路Dは、前記イメージ入力装置U1から入力されたG:グリーン、O:オレンジ、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の画像情報に応じたレーザ駆動信号を予め設定された時期、いわゆる、タイミングで、各色の潜像形成装置ROSg,ROSo,ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
前記各色の潜像形成装置ROSg〜ROSkの下方には、各色の像保持体ユニットUG,UO,UY,UM,UC,UKと、現像装置の一例としての各色の現像器GG,GO,GY,GM,GC,GKとが着脱可能に装着されている。
黒の像保持体ユニットUKは、像保持体の一例としての感光体ドラムPk、帯電器CCkおよび像保持体用清掃器の一例としてのクリーナCLkを有している。また、前記感光体ドラムPkの右方には、黒の現像器GKの現像部材の一例としての現像ロールR0が隣接して配置されている。そして、他の各色の像保持体ユニットUG〜UCも、感光体ドラムPg,Po,Py,Pm,Pc、帯電器CCg,CCo,CCy,CCm,CCc、クリーナCLg,CLo,CLy,CLm,CLcを有している。また、前記各感光体ドラムPg〜Pcの右方には、各色の現像器GG〜GCの現像部材の一例としての現像ロールR0が隣接して配置されている。
黒の像保持体ユニットUKは、像保持体の一例としての感光体ドラムPk、帯電器CCkおよび像保持体用清掃器の一例としてのクリーナCLkを有している。また、前記感光体ドラムPkの右方には、黒の現像器GKの現像部材の一例としての現像ロールR0が隣接して配置されている。そして、他の各色の像保持体ユニットUG〜UCも、感光体ドラムPg,Po,Py,Pm,Pc、帯電器CCg,CCo,CCy,CCm,CCc、クリーナCLg,CLo,CLy,CLm,CLcを有している。また、前記各感光体ドラムPg〜Pcの右方には、各色の現像器GG〜GCの現像部材の一例としての現像ロールR0が隣接して配置されている。
なお、実施例1では、使用頻度の高く表面の磨耗が多いK色の感光体ドラムPkは、他の色の感光体ドラムPg〜Pcに比べて大径に構成され、高速回転対応および長寿命化がされている。
前記各像保持体ユニットUY〜UOと前記各現像器GY〜GOとにより可視像形成部材(UG+GG),(UO+GO),(UY+GY),(UM+GM),(UC+GC),(UK+GK)が構成されている。
前記各像保持体ユニットUY〜UOと前記各現像器GY〜GOとにより可視像形成部材(UG+GG),(UO+GO),(UY+GY),(UM+GM),(UC+GC),(UK+GK)が構成されている。
図1において、感光体ドラムPg〜Pkは、それぞれ帯電器CCg〜CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSg〜ROSkの出力する潜像書込光の一例としてのレーザビームLg,Lo,Ly,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPg〜Pk表面の静電潜像は、現像器GG〜GKにより、G:グリーン、O:オレンジ、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の各色の画像、可視像の一例としてのトナー像に現像される。
感光体ドラムPg〜Pk表面上のトナー像は、1次転写領域Q3g,Q3o,Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、1次転写部材の一例としての1次転写ロールT1g,T1o,T1y,T1m,T1c,T1kにより、中間転写体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像、いわゆる、カラー画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラー画像は、2次転写領域Q4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合は黒の感光体ドラムPkおよび現像器GKのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。また、Y,M,C,Kの4色印刷や、使用者の設定等に応じた2色、3色印刷等が行われる場合には、該当する感光体ドラムPg〜Pkおよび現像器GG〜GKが使用される。
なお、黒画像データのみの場合は黒の感光体ドラムPkおよび現像器GKのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。また、Y,M,C,Kの4色印刷や、使用者の設定等に応じた2色、3色印刷等が行われる場合には、該当する感光体ドラムPg〜Pkおよび現像器GG〜GKが使用される。
1次転写後、感光体ドラムPg〜Pk表面の残留トナーは感光体ドラム用の各クリーナCLg〜CLkによりクリーニングされ、帯電器CCg〜CCkで再帯電される。
各現像器GG〜GKでの現像剤の消費に応じて、トナーディスペンサー装置U3aに装着された着脱体の一例であって現像剤収容容器の一例としてのトナーカートリッジKg,Ko,Ky,Km,Kc,Kkから現像剤が搬送されて、補給される。
各現像器GG〜GKでの現像剤の消費に応じて、トナーディスペンサー装置U3aに装着された着脱体の一例であって現像剤収容容器の一例としてのトナーカートリッジKg,Ko,Ky,Km,Kc,Kkから現像剤が搬送されて、補給される。
図2は本発明の実施例1のベルトモジュールの全体説明図である。
図1、図2において、各感光体ドラムPg〜Pkの下方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが、前記各感光体ドラムPg〜Pkの下面に接触する上昇位置と前記下面から下方に離れた下降位置との間で昇降可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを有している。前記中間転写ベルトBは、前記中間転写ベルトBを裏面から支持する中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdにより矢印Ya方向に回転駆動され、張力付与部材の一例としてのテンションロールRtにより張力が付与されて張架される。また、前記中間転写ベルトBは、前記中間転写ベルトBの蛇行を防止する蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRwや、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfや、2次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aにより裏面側が支持されている。
図1、図2において、各感光体ドラムPg〜Pkの下方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが、前記各感光体ドラムPg〜Pkの下面に接触する上昇位置と前記下面から下方に離れた下降位置との間で昇降可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを有している。前記中間転写ベルトBは、前記中間転写ベルトBを裏面から支持する中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdにより矢印Ya方向に回転駆動され、張力付与部材の一例としてのテンションロールRtにより張力が付与されて張架される。また、前記中間転写ベルトBは、前記中間転写ベルトBの蛇行を防止する蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRwや、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfや、2次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aにより裏面側が支持されている。
また、実施例1では、G色の1次転写ロールT1gの矢印Ya方向上流側には、矢印Ya方向に対して垂直な方向であって前記感光体ドラムPgに対して前記中間転写ベルトBを接触・離隔させる方向である接離方向に移動可能に支持された接離用中間転写体支持部材の一例としての第1リトラクトロールR1が配置されている。また、O色の各1次転写ロールT1oの矢印Ya方向下流側且つY色の各1次転写ロールT1yの矢印Ya方向上流側には、前記第1リトラクトロールR1と同様に構成された前記接離用中間転写体支持部材の一例としての第2リトラクトロールR2および第3リトラクトロールR3が並んで配置されている。また、C色の各1次転写ロールT1cの矢印Ya方向下流側且つK色の各1次転写ロールT1kの矢印Ya方向上流側には、前記第1リトラクトロールR1と同様に構成された前記接離用中間転写体支持部材の一例としての第4リトラクトロールR4が配置されている。さらに、K色の各1次転写ロールT1kの矢印Ya方向下流側には、前記第1リトラクトロールR1と同様に構成された前記接離用中間転写体支持部材の一例としての第5のリトラクトロールR5が配置されている。
また、前記各1次転写ロールT1g〜T1kの矢印Ya方向下流側には、前記中間転写ベルトB裏面の電荷を除電する除電部材の一例としての平板状の除電板金JBが配置されている。なお、実施例1の前記除電板金JBは、前記中間転写ロールBとは非接触で配置されており、例えば、前記中間転写ロールBの裏面から2mm離れた位置に配置できる。
前記各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5により、前記中間転写ベルトBを裏面から回転可能に支持する中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5が構成されている。
また、前記中間転写ベルトB、前記ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5、前記各1次転写ロールT1g〜T1k、前記除電板金JB等により、実施例1の前記ベルトモジュールBMが構成されている。
前記各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5により、前記中間転写ベルトBを裏面から回転可能に支持する中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5が構成されている。
また、前記中間転写ベルトB、前記ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5、前記各1次転写ロールT1g〜T1k、前記除電板金JB等により、実施例1の前記ベルトモジュールBMが構成されている。
また、前記バックアップロールT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtの2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに離隔および接触可能に配置されており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと圧接する領域により2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バックアップロールT2aには電圧印加用接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが当接しており、前記各ロールT2a〜T2cにより最終転写部材の一例としての2次転写器T2が構成されている。
前記コンタクトロールT2cには制御部Cにより制御される電源回路から予め設定されたタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記コンタクトロールT2cには制御部Cにより制御される電源回路から予め設定されたタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記ベルトモジュールBM下方には用紙搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2の給紙路SH1から給紙された記録用紙Sは、前記用紙搬送路SH2に搬送され、給紙時期調節部材の一例としてのレジロールRrにより、トナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて、媒体案内部材SGr、転写前媒体案内部材SG1を通って2次転写領域Q4に搬送される。
なお、前記媒体案内部材SGrはレジロールRrとともに、前記画像形成装置本体U3に固定支持されている。
前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録用紙Sに転写される。なお、フルカラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
なお、前記媒体案内部材SGrはレジロールRrとともに、前記画像形成装置本体U3に固定支持されている。
前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録用紙Sに転写される。なお、フルカラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBにより清掃、すなわち、クリーニングされる。なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLBは、中間転写ベルトBと離隔および接触可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBM、前記2次転写器T2、前記ベルトクリーナCLB等により、感光体ドラムPy〜Po表面の画像を記録用紙Sに転写する転写装置TSが構成されている。
前記ベルトモジュールBM、前記2次転写器T2、前記ベルトクリーナCLB等により、感光体ドラムPy〜Po表面の画像を記録用紙Sに転写する転写装置TSが構成されている。
トナー像が2次転写された前記記録用紙Sは、転写後媒体案内部材SG2、定着前媒体搬送部材の一例としての用紙搬送ベルトBHを通って定着装置Fに搬送される。前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有し、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが圧接する領域により定着領域Q5が形成されている。
前記記録用紙S上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には搬送路切替部材GT1が設けられている。前記搬送路切替部材GT1は用紙搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録用紙Sを、用紙処理装置U4の用紙排出路SH3または用紙反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記用紙排出路SH3に搬送された記録用紙Sは、用紙処理装置U4の用紙搬送路SH5に搬送される。
前記記録用紙S上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には搬送路切替部材GT1が設けられている。前記搬送路切替部材GT1は用紙搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録用紙Sを、用紙処理装置U4の用紙排出路SH3または用紙反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記用紙排出路SH3に搬送された記録用紙Sは、用紙処理装置U4の用紙搬送路SH5に搬送される。
用紙搬送路SH5の途中には、カール補正装置U4aが配置されており、前記用紙搬送路SH5には搬送路切替部材の一例としての切替ゲートG4が配置されている。前記切替ゲートG4は、前記画像形成装置本体U3の用紙搬送路SH3から搬送された記録用紙Sを、湾曲、いわゆる、カールの方向に応じて、第1カール補正部材h1または第2カール補正部材h2のいずれかの側に搬送する。前記第1カール補正部材h1または第2カール補正部材h2に搬送された記録用紙Sは、通過時にカールが補正される。カールが補正された記録用紙Sは、排出部材の一例としての排出ロールRhから用紙処理装置U4の排出部の一例としての排出トレイTH1に用紙の画像定着面が上向きの状態、いわゆる、フェイスアップ状態で排出される。
前記搬送路切替部材GT1により画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4側に搬送された記録用紙Sは、弾性薄膜状部材により構成された搬送方向規制部材、いわゆる、マイラーゲートGT2を押しのける形で通過して、画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4に搬送される。
前記画像形成装置本体U3の用紙反転路SH4の下流端には、用紙循環路SH6および用紙反転路SH7が接続されており、その接続部にもマイラーゲートGT3が配置されている。前記切替ゲートGT1を通って用紙搬送路SH4に搬送された記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3を通過して前記用紙処理装置U4の用紙反転路SH7側に搬送される。両面印刷を行う場合には、用紙反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3をそのまま一旦通過して、用紙反転路SH7に搬送された後、逆方向に搬送、いわゆる、スイッチバックさせられると、前記マイラーゲートGT3により搬送方向が規制され、スイッチバックした記録用紙Sが用紙循環路SH6側に搬送される。前記用紙循環路SH6に搬送された記録用紙Sは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
前記画像形成装置本体U3の用紙反転路SH4の下流端には、用紙循環路SH6および用紙反転路SH7が接続されており、その接続部にもマイラーゲートGT3が配置されている。前記切替ゲートGT1を通って用紙搬送路SH4に搬送された記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3を通過して前記用紙処理装置U4の用紙反転路SH7側に搬送される。両面印刷を行う場合には、用紙反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3をそのまま一旦通過して、用紙反転路SH7に搬送された後、逆方向に搬送、いわゆる、スイッチバックさせられると、前記マイラーゲートGT3により搬送方向が規制され、スイッチバックした記録用紙Sが用紙循環路SH6側に搬送される。前記用紙循環路SH6に搬送された記録用紙Sは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
一方、用紙反転路SH4を搬送される記録用紙Sを、記録用紙Sの後端がマイラーゲートGT2を通過後、マイラーゲートGT3を通過する前に、スイッチバックすると、マイラーゲートGT2により記録用紙Sの搬送方向が規制され、記録用紙Sは表裏が反転された状態で用紙搬送路SH5に搬送される。表裏が反転された記録用紙Sは、カール補正部材U4aによりカールが補正された後、前記用紙処理装置U4の用紙排出トレイTH1に、記録用紙Sの画像定着面が下向きの状態、いわゆる、フェイスダウン状態で排出することができる。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH,GT1〜GT3で示された要素により用紙搬送装置SUが構成されている。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH,GT1〜GT3で示された要素により用紙搬送装置SUが構成されている。
(トナーディスペンス装置U3a)
図1において、実施例1のトナーディスペンス装置U3aは、G,O,Y,M,C,Kの各色のトナーカートリッジKg〜Kkが装着されるカートリッジホルダKHg,KHo,KHy,KHm,KHc,KHkと、各カートリッジKg〜Kkからの現像剤が一時的に貯留されて撹拌される現像剤貯留容器の一例としてのリザーブタンクRTg,RTo,RTy,RTm,RTc,RTkと、を有し、リザーブタンクRTg〜RTk内で撹拌された現像剤は、現像装置GG〜GKでの現像剤の消費量に応じて、図示しない搬送部材で搬送される。
次に、実施例1の着脱体保持装置の一例としてのカートリッジホルダKHg〜KHkの説明をするが、各カートリッジホルダKHg〜KHkは同様に構成されているため、K色のカートリッジホルダKHkについて説明を行い、その他の色のカートリッジホルダKHg〜KHcについては詳細な説明は省略する。
図1において、実施例1のトナーディスペンス装置U3aは、G,O,Y,M,C,Kの各色のトナーカートリッジKg〜Kkが装着されるカートリッジホルダKHg,KHo,KHy,KHm,KHc,KHkと、各カートリッジKg〜Kkからの現像剤が一時的に貯留されて撹拌される現像剤貯留容器の一例としてのリザーブタンクRTg,RTo,RTy,RTm,RTc,RTkと、を有し、リザーブタンクRTg〜RTk内で撹拌された現像剤は、現像装置GG〜GKでの現像剤の消費量に応じて、図示しない搬送部材で搬送される。
次に、実施例1の着脱体保持装置の一例としてのカートリッジホルダKHg〜KHkの説明をするが、各カートリッジホルダKHg〜KHkは同様に構成されているため、K色のカートリッジホルダKHkについて説明を行い、その他の色のカートリッジホルダKHg〜KHcについては詳細な説明は省略する。
図3は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図3Aは画像形成装置内部に収容された収容位置に移動した状態の斜視図、図3Bはトナーカートリッジの流出口とトナーディスペンサー装置の流入口とが接続した状態の説明図、図3Cは図3Bの状態からトナーカートリッジが回転した状態の説明図である。
図4は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図3の状態から傾斜ホルダが引き出された引き出し位置に移動した状態の説明図である。
図5は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図4の状態から傾斜ホルダが傾斜位置に移動した状態の説明図である。
図6は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図5の状態から前端カバーが前端開放位置に移動した状態の説明図である。
図7は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図6の状態からトナーカートリッジが取り出された状態の説明図である。
なお、図4では、本体側シャッタは流出口閉塞位置に移動しているはずであるが、理解の容易のために、流出口開放位置に移動した状態で図示している。
図4は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図3の状態から傾斜ホルダが引き出された引き出し位置に移動した状態の説明図である。
図5は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図4の状態から傾斜ホルダが傾斜位置に移動した状態の説明図である。
図6は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図5の状態から前端カバーが前端開放位置に移動した状態の説明図である。
図7は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図6の状態からトナーカートリッジが取り出された状態の説明図である。
なお、図4では、本体側シャッタは流出口閉塞位置に移動しているはずであるが、理解の容易のために、流出口開放位置に移動した状態で図示している。
図1、図3〜図7において、K色のカートリッジホルダKHkは、画像形成装置本体U3に固定支持された前端枠体の一例としての前側フレーム1と、リザーブタンクRTkの後端部に配置された固定部材の一例としてのホルダベース2を有する。図3〜図7において、前記前側フレーム1には、着脱されるトナーカートリッジKkが通過する円孔状の開口1aが形成されている。図4〜図7において、ホルダベース2は、後端部に配置された板状の後端壁2aと、後端壁2aから前方に延びる半円筒状の筒壁2bとを有する。
前記後端壁2aには、本体側の誤装着防止部の一例として、円弧状の溝により構成されたハードキー装着溝2cが形成されており、トナーカートリッジKkの後端から後方に突出する着脱体側の誤装着防止部の一例としてのハードキーKk8が嵌ることが可能な構成となっている。したがって、現像器Gg〜Gkの色に対応する現像剤が収容されたトナーカートリッジKg〜Kkが装着された場合は、ハードキー装着溝2cとハードキーKk8との位置が一致して嵌るが、色が一致しない場合は位置がずれて嵌らないように予め設定されている。
また、後端壁2aには、駆動源2dからの駆動が伝達される駆動伝達部材の一例としてのカップリング3が支持されている。前記カップリング3は、装着されるトナーカートリッジKkの後端の被駆動伝達部材の一例としての図5に示すカップリングCPと噛み合ってトナーカートリッジKk内の図示しない現像剤搬送部材に回転を伝達する。
また、後端壁2aには、駆動源2dからの駆動が伝達される駆動伝達部材の一例としてのカップリング3が支持されている。前記カップリング3は、装着されるトナーカートリッジKkの後端の被駆動伝達部材の一例としての図5に示すカップリングCPと噛み合ってトナーカートリッジKk内の図示しない現像剤搬送部材に回転を伝達する。
前記ホルダベース2の筒壁2bは、底部から左側に延びる弧状の内周面4と、内周面4の右部に形成され且つ内周面4よりも凹んだ形状に形成され、前後方向に延びる開閉部材通過路の一例としてのシャッタ通過溝6とを有する。また、前記内周面4の後端部には、弧状内周面4よりも凹み且つシャッタ通過溝6よりも凸に形成され、筒壁2bの周方向に沿って延びる流入口形成部7が形成されており、流入口形成部7とシャッタ通過溝6との境界の段差部分により開閉部材押さえ部の一例としてのシャッタ押さえ部8が形成されている。
前記流入口形成部7には、下方のリザーブタンクRTkに接続される流入口9が形成されている。前記流入口9の前後両側には、筒壁2bの内周面4に沿って円弧状に形成された遮蔽部材案内部の一例としての本体側シャッタガイド11が形成されており、本体側シャッタガイド11には、筒壁2bの内周面に沿った円弧状の本体側シャッタ12が周方向に移動可能に支持されている。なお、前記本体側シャッタ12は、図示しないバネにより流入口9を閉塞する方向に付勢されており、流入口9が開放された図3Bに示す流入口開放位置と、流入口9が閉塞された図3Cに示す流入口閉塞位置との間を移動可能に支持されている。また、図3B、図3Cにおいて、前記本体側シャッタ12の流入口9側には漏出防止部材の一例としての本体シール12aが支持されている。
前記流入口形成部7には、下方のリザーブタンクRTkに接続される流入口9が形成されている。前記流入口9の前後両側には、筒壁2bの内周面4に沿って円弧状に形成された遮蔽部材案内部の一例としての本体側シャッタガイド11が形成されており、本体側シャッタガイド11には、筒壁2bの内周面に沿った円弧状の本体側シャッタ12が周方向に移動可能に支持されている。なお、前記本体側シャッタ12は、図示しないバネにより流入口9を閉塞する方向に付勢されており、流入口9が開放された図3Bに示す流入口開放位置と、流入口9が閉塞された図3Cに示す流入口閉塞位置との間を移動可能に支持されている。また、図3B、図3Cにおいて、前記本体側シャッタ12の流入口9側には漏出防止部材の一例としての本体シール12aが支持されている。
図3、図4において、実施例1のホルダベース2に装着されるトナーカートリッジKkは、円筒状の容器本体Kk1を有する。図3B、図3Cにおいて、容器本体Kk1の後端部には、容器本体Kk1の径方向外方に突出する流出口部Kk2が形成されている。流出口部Kk2には、容器本体Kk1の内部の現像剤が流出する流出口Kk3が形成されており、流出口Kk2の外端には流出口Kk3の周囲を囲むように漏出防止部材の一例としてのカートリッジシールKk2aが支持されている。また、流出口部Kk2には容器本体Kk1の周方向に沿って移動可能な開閉部材の一例としてのカートリッジシャッタKk4が装着されている。そして、ホルダベース2のシャッタ通過溝6の凹みの深さは、流出口Kk3を塞いだ状態のカートリッジシャッタKk4が通過可能な深さに形成されている。また、前記流入口形成部7の凹みの深さは、カートリッジシャッタKk4の厚みより浅く、且つ、流出口部Kk2の容器本体Kk1からの突出量よりも深く形成されている。
したがって、図3C、図5〜図7に示す流出口閉塞位置に示すように、トナーカートリッジKk1が挿入されると、カートリッジシャッタKk4はシャッタ通過溝6を通過して後端まで装着可能である。なお、トナーカートリッジKkのカートリッジシャッタKk4の位置がシャッタ通過溝6に対応しない回転位置で挿入された場合、ホルダベース2の前端面と干渉して後端まで挿入不能となる。
そして、トナーカートリッジKkが後端まで装着された状態で、トナーカートリッジKk前端に設けられた操作部の一例としてのカートリッジハンドルKk6を利用者が回転させると、カートリッジシャッタKk4がシャッタ押さえ部8で引っ掛かって回転せず、且つ、容器本体Kk1および流出口部Kk2が回転すると共に、流出口部Kk2に押されて本体側シャッタ12が移動する。よって、流出口Kk3が開放されると共に、流入口9も開放され、図3Bの流出口開放位置に示すように、流出口Kk3と流入口9とが接続されて現像剤が供給可能になる。
なお、実施例1のトナーカートリッジKkの前端部には、容器本体Kk1の径方向に突出する押入伝達部の一例としての押入リブKk7が設けられている。
そして、トナーカートリッジKkが後端まで装着された状態で、トナーカートリッジKk前端に設けられた操作部の一例としてのカートリッジハンドルKk6を利用者が回転させると、カートリッジシャッタKk4がシャッタ押さえ部8で引っ掛かって回転せず、且つ、容器本体Kk1および流出口部Kk2が回転すると共に、流出口部Kk2に押されて本体側シャッタ12が移動する。よって、流出口Kk3が開放されると共に、流入口9も開放され、図3Bの流出口開放位置に示すように、流出口Kk3と流入口9とが接続されて現像剤が供給可能になる。
なお、実施例1のトナーカートリッジKkの前端部には、容器本体Kk1の径方向に突出する押入伝達部の一例としての押入リブKk7が設けられている。
図8は実施例1の引き出し体部分の要部説明図であり、図8Aは図4の矢印VIII方向から見た要部説明図、図8Bは図6のVIIIB−VIIIB線断面図である。
図9は図5の矢印IX方向から見た要部説明図である。
なお、図8、図9および以降の図面において、装置の説明及び理解の容易のために、外側からは見えない内部に配置された部材を実線で表示して、外側に配置された部材を破線や鎖線で示したり図示を省略したりしている。
図3〜図7において、前記ホルダベース2の左右両側には、引き出し案内部材の一例として、前後方向に延びる左右一対のガイドレール16が固定支持されている。図8A、図9において、前記ガイドレール16は、重力方向下側に配置された案内部材本体の一例としてのレール本体17を有する。前記レール本体17は、上下方向に延びる側壁部17aと、側壁部17aの上端から内側に折れ曲がった形状に形成された下側案内部17bとを有する。前記下側案内部17bの上面には、下側コロ案内面17cが形成されている。前記レール本体17の外側面には、上方に延びる上側案内部材の一例としての上側ガイドレール18が螺子19により固定支持されている。前記上側ガイドレール18は、上方に延びる閉塞部の一例としての外側カバー部18aと、外側カバー部18aの上端から内側に折曲げられた形状の上側案内部18bとを有する。前記上側案内部18bの下面には上側コロ案内面18cが形成されている。
図9は図5の矢印IX方向から見た要部説明図である。
なお、図8、図9および以降の図面において、装置の説明及び理解の容易のために、外側からは見えない内部に配置された部材を実線で表示して、外側に配置された部材を破線や鎖線で示したり図示を省略したりしている。
図3〜図7において、前記ホルダベース2の左右両側には、引き出し案内部材の一例として、前後方向に延びる左右一対のガイドレール16が固定支持されている。図8A、図9において、前記ガイドレール16は、重力方向下側に配置された案内部材本体の一例としてのレール本体17を有する。前記レール本体17は、上下方向に延びる側壁部17aと、側壁部17aの上端から内側に折れ曲がった形状に形成された下側案内部17bとを有する。前記下側案内部17bの上面には、下側コロ案内面17cが形成されている。前記レール本体17の外側面には、上方に延びる上側案内部材の一例としての上側ガイドレール18が螺子19により固定支持されている。前記上側ガイドレール18は、上方に延びる閉塞部の一例としての外側カバー部18aと、外側カバー部18aの上端から内側に折曲げられた形状の上側案内部18bとを有する。前記上側案内部18bの下面には上側コロ案内面18cが形成されている。
左右一対のガイドレール16の内側には、引き出し体の一例としての左右一対の被ガイドレール21,22が前後方向に移動可能に支持されている。図3、図8A、図9において、前記被ガイドレール21,22は、上下方向に延びる引き出し体本体21a,22aと、引き出し体本体21a,22aの上下両端から外側に折れ曲がった形状に形成された上側被案内部21b,22bおよび下側被案内部21c,22cとを有する。前記上側被案内部21b,22bは、下面が上側案内部18bの上面に対向して配置され、被ガイドレール21,22が、引き出し方向である前方向および押入方向である後方向に移動可能に支持されている。
前記引き出し体本体21a,22aの後部には、前後一対の被案内部材の一例としてのコロ23が回転可能に支持されており、前記コロ23は、ガイドレール16の下側コロ案内面17cおよび上側コロ案内面18cに挟まれた状態で配置されている。したがって、被ガイドレール21,22が移動する際に、コロ23が各コロ案内面17c,18c上を回転することで、コロ23が設けられていない場合に比べて、摩擦抵抗等が少なく、弱い力で円滑に前後方向に移動可能となっている。
図3において、前記引き出し体本体21a,22aの後部には、外方であるガイドレール16の側壁部17a側に突出する引き出し被停止部の一例としてのストッパ24が形成されている。なお、図3において、図面の関係上、左側の被ガイドレール21のストッパ24のみ図示している。図8Bにおいて、前記ストッパ24は、前記レール本体17と上側ガイドレール18とを固定し且つ貫通して配置された引き出し停止部の一例としての前記螺子19の内端に接触、離間可能に配置されている。したがって、被ガイドレール21,22が前方に引き出されて、図4に示す引き出し位置まで引き出されると、ストッパ24と螺子19とが接触して、被ガイドレール21,22のそれ以上の前方への移動が規制される。よって、実施例1の被ガイドレール21,22は、図3に示す収容位置と、図4に示す引き出し位置との間を移動可能に支持されている。
図8、図9において、右側の被ガイドレール22の引き出し体本体22aの前端部には、左右方向に貫通する貫通孔26が形成されている。
前記右側の被ガイドレール22には、貫通孔26の後方の外側面に沿って、前後方向に延びる連動部材の一例としてのリンク27がリンク回転中心27aを中心として回転可能に支持されている。前記リンク27の後端には、右側のガイドレール16の前端の誤挿入停止部16aに接触、離間可能なJ字形状に折曲げられた被停止部27bが形成されている。したがって、前記リンク27は、被停止部27bが誤挿入停止部16aから離間して被ガイドレール22が収容位置と引き出し位置との間を移動可能な図8に示す停止部離間位置と、被停止部27bが誤挿入停止部16aに接触して被ガイドレール22が引き出し位置から収容位置への移動が規制される図9に示す停止部接触位置と、の間でリンク回転中心27aを中心として回転可能に支持されている。
前記リンク27の前端には、貫通孔26に対応して形成され且つ前後方向に延びる長孔状の連結孔27cが形成されている。
前記右側の被ガイドレール22には、貫通孔26の後方の外側面に沿って、前後方向に延びる連動部材の一例としてのリンク27がリンク回転中心27aを中心として回転可能に支持されている。前記リンク27の後端には、右側のガイドレール16の前端の誤挿入停止部16aに接触、離間可能なJ字形状に折曲げられた被停止部27bが形成されている。したがって、前記リンク27は、被停止部27bが誤挿入停止部16aから離間して被ガイドレール22が収容位置と引き出し位置との間を移動可能な図8に示す停止部離間位置と、被停止部27bが誤挿入停止部16aに接触して被ガイドレール22が引き出し位置から収容位置への移動が規制される図9に示す停止部接触位置と、の間でリンク回転中心27aを中心として回転可能に支持されている。
前記リンク27の前端には、貫通孔26に対応して形成され且つ前後方向に延びる長孔状の連結孔27cが形成されている。
図10は実施例1の制動部材の説明図である。
なお、図10において、ホルダフレームの理解を容易にするために、ホルダカバーは図示が省略されている。
図3〜図9において、前記被ガイドレール21,22の前端部には、保持体の一例であって回転保持体の一例としての傾斜ホルダ31がホルダ回転軸32,33を中心として回転可能に支持されている。前記傾斜ホルダ31は、枠体の一例としてのホルダフレーム36を有する。図10において、ホルダフレーム36は、トナーカートリッジKkの軸方向に沿って延びる板状のホルダフレーム底壁36aと、ホルダフレーム底壁36aの左右両側端から上方に延びるホルダフレーム左側壁36bおよびホルダフレーム右側壁36cと、を有する。前記ホルダフレーム左側壁36bおよびホルダフレーム右側壁36cの後端部には、前記ホルダ回転軸32,33が連結されている。
なお、図10において、ホルダフレームの理解を容易にするために、ホルダカバーは図示が省略されている。
図3〜図9において、前記被ガイドレール21,22の前端部には、保持体の一例であって回転保持体の一例としての傾斜ホルダ31がホルダ回転軸32,33を中心として回転可能に支持されている。前記傾斜ホルダ31は、枠体の一例としてのホルダフレーム36を有する。図10において、ホルダフレーム36は、トナーカートリッジKkの軸方向に沿って延びる板状のホルダフレーム底壁36aと、ホルダフレーム底壁36aの左右両側端から上方に延びるホルダフレーム左側壁36bおよびホルダフレーム右側壁36cと、を有する。前記ホルダフレーム左側壁36bおよびホルダフレーム右側壁36cの後端部には、前記ホルダ回転軸32,33が連結されている。
図8、図9において、前記ホルダフレーム右側壁36cには、右側のホルダ回転軸33から後方に離れた位置に、右方に延びる連結体の一例としてのリンク連結ピン36dが支持されている。前記リンク連結ピン36dは、被ガイドレール22の貫通孔26を貫通し、リンク27の連結孔27cに連結されている。実施例1の連結孔27cは、長孔状に形成されており、リンク連結ピン36dは連結孔27cに沿って移動可能な状態で連結されている。図8、図9に示すように、リンク連結ピン36dは、ホルダ回転軸33に対して近傍で離れた位置に配置されている。
したがって、傾斜ホルダ31がホルダ回転軸32,33を中心として回転すると、リンク連結ピン36dにより連結されたリンク27が連動して、図8に示す停止部離間位置と、図9に示す停止部接触位置との間で回転移動する。
したがって、傾斜ホルダ31がホルダ回転軸32,33を中心として回転すると、リンク連結ピン36dにより連結されたリンク27が連動して、図8に示す停止部離間位置と、図9に示す停止部接触位置との間で回転移動する。
図10において、左側のホルダ回転軸32には、制動部材の一例であって過負荷保護装置の一例としてのワンウェイヒンジ38が組み込まれている。前記ワンウェイヒンジ38は、予め設定された設定回転力以上の回転力が作用した場合に回転力の伝達を遮断する過負荷保護装置、いわゆるトルクリミッタの機能と、一方向の回転のみ伝達し且つ他方向の回転に対して空回転させる一方向回転遮断装置、いわゆるワンウェイクラッチの機能と、を有する市販の装置である。そして、実施例1のワンウェイヒンジ38は、ホルダ回転軸32を中心として特定の回転方向に作用する回転力が、予め設定された設定回転力以上の場合に、設定回転力以上の回転力の伝達を遮断すると共に、前記特定の回転方向とは逆方向の回転力が作用した場合は回転力の伝達を遮断せずに、回転力を伝達させる。すなわち、図4に示す挿入可能位置から図5に示す着脱位置の一例としての傾斜位置に向かう回転方向である傾斜回転方向の回転力が前記設定回転力以上の場合に回転力の伝達が遮断されて、傾斜位置に回転移動する移動速度が抑制されると共に、前記傾斜位置から前記挿入可能位置に向かう回転方向である復帰回転方向の回転力を伝達させるように設定されている。そして、実施例1では、前記設定回転力は、重力によって作用する傾斜ホルダ31を回転させる自然回転力よりも小さな値に設定されている。
図11は実施例1の傾斜ホルダの要部説明図であり、図11Aは図4の挿入可能位置に移動した状態の傾斜ホルダ前部の要部説明図、図11Bは図11AのXIB−XIB線断面図である。
図12は実施例1の傾斜ホルダの要部説明図であり、図7の傾斜位置に移動した状態の傾斜ホルダ前部の説明図である。
図11、図12において、ホルダフレーム36の前部において、ホルダフレーム底壁36aには切り起こされた形状の切り起こし部39が左右一対形成されている。なお、図面の関係上、図11、図12には右側の切り起こし部39のみ図示している。
図12は実施例1の傾斜ホルダの要部説明図であり、図7の傾斜位置に移動した状態の傾斜ホルダ前部の説明図である。
図11、図12において、ホルダフレーム36の前部において、ホルダフレーム底壁36aには切り起こされた形状の切り起こし部39が左右一対形成されている。なお、図面の関係上、図11、図12には右側の切り起こし部39のみ図示している。
図11、図12において、前記ホルダフレーム側壁36b,36cには、前記切り起こし部39に対向する位置に、左右方向に貫通する掛かり通過口の一例としてのピン通過口41が形成されている。前記切り起こし部39には、ピン通過口41を通過してホルダフレーム側壁36b,36cの外方に突出する掛かり部材の一例としてのピン42が左右方向に移動可能に支持されている。
図11Bにおいて、前記ピン42は、切り起こし部39の支持孔39aに貫通した状態で左右方向に移動可能に支持される被支持部42aを有する。前記被支持部42aの外側には、ピン通過口41を貫通し且つ非支持部42aよりも大径のピン本体42bが一体的に形成されている。ピン本体42bの外端部には、ピン本体42bよりも大径の円板状のバネ支持部42cが一体形成されている。バネ支持部42cには、バネ支持部42cから外方に突出する突起状の掛かり部42dが形成されている。
図11Bにおいて、前記ピン42は、切り起こし部39の支持孔39aに貫通した状態で左右方向に移動可能に支持される被支持部42aを有する。前記被支持部42aの外側には、ピン通過口41を貫通し且つ非支持部42aよりも大径のピン本体42bが一体的に形成されている。ピン本体42bの外端部には、ピン本体42bよりも大径の円板状のバネ支持部42cが一体形成されている。バネ支持部42cには、バネ支持部42cから外方に突出する突起状の掛かり部42dが形成されている。
図11、図12において、前記切り起こし部39と、バネ支持部42cとの間には、バネ支持部42cを外方に付勢する付勢部材の一例としてのピン付勢バネ43が装着されている。
また、前記ホルダフレーム側壁36b,36cの前記切り起こし部39よりもさらに前方には、回転規制部の一例として、各ホルダフレーム側壁36b,36cから外方に延びる左右一対のサポート連結スタッド44が支持されている。
また、前記ホルダフレーム側壁36b,36cの前記切り起こし部39よりもさらに前方には、回転規制部の一例として、各ホルダフレーム側壁36b,36cから外方に延びる左右一対のサポート連結スタッド44が支持されている。
図13は被ガイドレールが引き出し位置に移動し且つ傾斜ホルダが挿入可能位置に保持された状態のサポートの要部説明図である。
図14は図13に示す状態から傾斜ホルダが傾斜位置に移動し且つ前端カバーが開放位置に移動した状態のサポートの要部説明図である。
図8〜図14において、前記ホルダフレーム36の各ホルダフレーム側壁36b,36cの外側には、補助回転体の一例として、前後方向に延びる板状の左側サポート46および右側サポート47が配置されている。前記サポート46,47の後端部は、ホルダ回転軸32,33の前側に離れた位置に配置された補助回転軸の一例としてのサポート回転軸48により、被ガイドレール21,22に回転可能に支持されている。図8〜図10に示すように、実施例1のサポート回転軸48は、ホルダ回転軸32,33に対して前側近傍に離れた位置、すなわち、近接して配置されている。
図14は図13に示す状態から傾斜ホルダが傾斜位置に移動し且つ前端カバーが開放位置に移動した状態のサポートの要部説明図である。
図8〜図14において、前記ホルダフレーム36の各ホルダフレーム側壁36b,36cの外側には、補助回転体の一例として、前後方向に延びる板状の左側サポート46および右側サポート47が配置されている。前記サポート46,47の後端部は、ホルダ回転軸32,33の前側に離れた位置に配置された補助回転軸の一例としてのサポート回転軸48により、被ガイドレール21,22に回転可能に支持されている。図8〜図10に示すように、実施例1のサポート回転軸48は、ホルダ回転軸32,33に対して前側近傍に離れた位置、すなわち、近接して配置されている。
図8〜図14において、各サポート46,47の前後方向中央部には、傾斜ホルダ31が図13に示す挿入可能位置に移動した状態における前記掛かり部42dに対応して、被掛かり部の一例としてのラッチ孔51が形成されている。すなわち、前記ラッチ孔51は、傾斜ホルダ31が図13に示す挿入可能位置に移動した状態では、図11Bに示すように、ピン付勢バネ43の弾性力により掛かり部42dがラッチ孔51に掛かった状態、すなわち、嵌った状態で保持される。一方、傾斜ホルダ31が図14に示す傾斜位置に移動した状態では、ホルダフレーム36のホルダ回転軸32,33と、サポート回転軸48がずれており、掛かり部42dの位置とラッチ孔51の位置との間にずれが発生するため、掛かり部42dがピン付勢バネ43の弾性力に抗して内側に移動し、ラッチ孔51から離間した状態、すなわち、抜けた状態となるように構成されている。
図11〜図14において、各サポート46,47の前部には、前記サポート連結スタッド44に対応して、傾斜停止溝52が形成されている。図11、図13において、前記傾斜停止溝52は、サポート46,47に沿って延びる案内溝部53と、案内溝部53の前端から上方に延びる回転規制溝部54と、を有し、サポート連結スタッド44が溝に沿って移動可能な幅の略L字状の溝により形成されている。図11〜図14において、前記案内溝部53の後端には、図13に示す挿入可能位置において前記サポート連結スタッド44に接触して、挿入可能位置よりも上方への傾斜ホルダ31の回転を規制する上回転規制部の一例としての上回転ロック面53aが形成されている。
また、前記案内溝部53の前端には、図14に示す傾斜位置において前記サポート連結スタッド44に接触して、傾斜位置よりも下方への傾斜ホルダ31の回転を規制する下回転規制部の一例としての下回転ロック面53bが形成されている。すなわち、サポート連結スタッド44と下回転ロック面53bが接触する傾斜ホルダ31の回転位置が傾斜位置に設定されており、サポート連結スタッド44と下回転ロック面53bとの接触により傾斜ホルダ31が傾斜位置に保持される。
さらに、下回転ロック面53bから上方に離れた位置である前記回転規制溝部54の内周面により、開放回転規制部の一例としての回転ロック面54aが構成されている。
さらに、下回転ロック面53bから上方に離れた位置である前記回転規制溝部54の内周面により、開放回転規制部の一例としての回転ロック面54aが構成されている。
図15は実施例1の傾斜ホルダの前端部の要部説明図であり、傾斜ホルダが挿入可能位置に移動した状態の説明図である。
図16は実施例1の傾斜ホルダの前端部の要部説明図であり、傾斜ホルダが傾斜位置に移動した状態の説明図である。
図17は実施例1の傾斜ホルダの前端部の要部説明図であり、図16に示す状態から前端カバーが前端開放位置に向けて回転を開始した状態の説明図である。
図18は実施例1の傾斜ホルダの前端部の要部説明図であり、図17に示す状態から前端カバーが前端開放位置に移動した状態の説明図である。
図13〜図18において、各サポート46,47の前端には、回転被連動部の一例として、サポート46,47を左右方向に貫通するロック開口56が形成されている。
図16は実施例1の傾斜ホルダの前端部の要部説明図であり、傾斜ホルダが傾斜位置に移動した状態の説明図である。
図17は実施例1の傾斜ホルダの前端部の要部説明図であり、図16に示す状態から前端カバーが前端開放位置に向けて回転を開始した状態の説明図である。
図18は実施例1の傾斜ホルダの前端部の要部説明図であり、図17に示す状態から前端カバーが前端開放位置に移動した状態の説明図である。
図13〜図18において、各サポート46,47の前端には、回転被連動部の一例として、サポート46,47を左右方向に貫通するロック開口56が形成されている。
図15において、前記ロック開口56は、後端側から下に凸の弧状に延びる案内部の一例としてのカバースタッドガイド溝56aと、カバースタッドガイド溝56aの前端部に連続して形成され且つ前方に行くに連れて下方に傾斜した後重力方向下方に延びる内側面を有する回転規制解除部の一例としてのサポートロック解除部56bと、サポートロック解除部56bに一体的に形成され且つサポートロック解除部56bの下面に対して下方に凹んだ形状の開閉移動規制部の一例としてのカバーロック部56cと、を有する。
図19は実施例1の傾斜ホルダおよび前端カバーの要部説明図であり、図6に対応するトナーカートリッジが装着された状態の説明図である。
図7、図11〜図14において、前記ホルダフレーム36には、保持体被覆部材の一例としてのホルダカバー61が固定支持されている。前記ホルダカバー61は、ホルダフレーム36の底壁36aの前側および左右両側に配置された上側被覆部の一例としての上側カバー62を有する。前記上側カバー62は、半円筒状の上面である着脱体保持面の一例としてのカートリッジ保持面62aを有する。図12、図19において、前記上側カバー62の前端には、押入リブKk7が接触可能な押入被伝達部の一例としてのリブ接触部62bが形成されている。
図7、図11〜図14において、前記ホルダフレーム36には、保持体被覆部材の一例としてのホルダカバー61が固定支持されている。前記ホルダカバー61は、ホルダフレーム36の底壁36aの前側および左右両側に配置された上側被覆部の一例としての上側カバー62を有する。前記上側カバー62は、半円筒状の上面である着脱体保持面の一例としてのカートリッジ保持面62aを有する。図12、図19において、前記上側カバー62の前端には、押入リブKk7が接触可能な押入被伝達部の一例としてのリブ接触部62bが形成されている。
図19において、前記上側カバー62の前端には、前端壁63が一体的に形成されている。図12において、前記前端壁63の中央部には、着脱体位置規制部の一例であって操作部通過口の一例としての扇形のホルダ側ハンドル回転口63aが切除された形状に形成されている。ホルダ側ハンドル回転口63aは、トナーカートリッジKkが着脱される際にトナーカートリッジKkのハンドルKk6が通過するハンドル通過口63bを有し、ハンドル通過口63bの右端には下方向に延びるホルダ側着脱規制面63cが形成され、ハンドル通過口63bの左端には下方に行くに連れて左方向に傾斜するホルダ側回転規制面63dが形成されている。
前記上側カバー62の左上端縁には、前記左側壁36bおよび左側サポート46の外側を被覆する左カバー64が上側カバー62に一体的に形成されている。前記左カバー64の後端部には、左側サポート46およびワンウェイヒンジ38が外部に露出することを防止し、且つ、左側壁36bと左側の被ガイドレール21との隙間を埋めるように、前後方向中央部よりも左右方向の幅が広く形成された後端保護部64aが形成されている。
前記上側カバー62の右上端縁には、前記右側壁36cおよび右側サポート47の外側を被覆する右カバー66が上側カバー62に一体的に形成されている。
前記ホルダフレーム36およびホルダカバー61により、トナーカートリッジKkを保持する保持体本体36+61が構成されている。
前記上側カバー62の右上端縁には、前記右側壁36cおよび右側サポート47の外側を被覆する右カバー66が上側カバー62に一体的に形成されている。
前記ホルダフレーム36およびホルダカバー61により、トナーカートリッジKkを保持する保持体本体36+61が構成されている。
図20は実施例1の傾斜ホルダの前カバーが前端閉塞位置に移動した状態の要部説明図であり、図20Aは斜視図、図20Bは図20AのXXB−XXB線断面図、図20Cは図20AのXXC−XXC線断面図である。
図3〜図7、図11〜図20において、前記ホルダカバー61の前端部には、前端開閉部材の一例としての前カバー71が支持されている。図15〜図20において、前記前カバー71は、半円筒状の前カバー筒壁72と、前記前カバー筒壁72の左右両端から前記左カバー64および右カバー66に沿って延びる前カバー左壁73および前カバー右壁74と、前記前端壁63に対応して前カバー筒壁72の前端に形成された前カバー前壁76と、を有する。
図3〜図7、図11〜図20において、前記ホルダカバー61の前端部には、前端開閉部材の一例としての前カバー71が支持されている。図15〜図20において、前記前カバー71は、半円筒状の前カバー筒壁72と、前記前カバー筒壁72の左右両端から前記左カバー64および右カバー66に沿って延びる前カバー左壁73および前カバー右壁74と、前記前端壁63に対応して前カバー筒壁72の前端に形成された前カバー前壁76と、を有する。
前記前カバー左壁73および前カバー右壁74には、左右方向内側に延び且つ左カバー64および右カバー66に回転可能に支持されるカバー回転軸77を有する。したがって、実施例1の前カバー71は、カバー回転軸77を中心として、図6、図7、図11、図13、図15、図16、図20に示す前端閉塞位置と、図5、図12、図14、図18、図19に示す前端開放位置との間で回転可能に支持されている。
また、前記前カバー左壁73および前カバー右壁74には、図13、図15等に示す前端閉塞位置においてカバー回転軸77の前側下方に離れた位置であり且つ前記サポート46,47のロック開口56に対応する位置に、左右方向内側に突出する回転連動部の一例としてのロックスタッド78が形成されている。前記ロックスタッド78は、ロック開口56に嵌まっており、前カバー71の回転時やサポート46,47の回転時にロック開口56内を移動可能な状態で連結されている。
また、前記前カバー左壁73および前カバー右壁74には、図13、図15等に示す前端閉塞位置においてカバー回転軸77の前側下方に離れた位置であり且つ前記サポート46,47のロック開口56に対応する位置に、左右方向内側に突出する回転連動部の一例としてのロックスタッド78が形成されている。前記ロックスタッド78は、ロック開口56に嵌まっており、前カバー71の回転時やサポート46,47の回転時にロック開口56内を移動可能な状態で連結されている。
図20において、前記前カバー前壁76の中央部には、着脱体位置規制部の一例であって操作部通過口の一例としてのカバー側ハンドル回転口76aが扇形に切除された形状に形成されている。図20に前端閉塞位置において、カバー側ハンドル回転口76aは、ハンドル通過口63bに対向して形成され且つカートリッジハンドルKk6に対応した幅に形成された幅狭部76bと、幅狭部76bの左端から上方に延びるカバー側着脱規制面76cと、幅狭部76bの右端から上方に行くに連れて右方向に傾斜するカバー側回転規制面76dとを有する。
したがって、実施例1のトナーカートリッジKkは、カートリッジハンドルKk6が着脱規制面63c,76cに接触する図20に示す着脱位置と、着脱位置から回転して回転規制面63d,76dに接触して現像剤の補給が可能となる図3に示す補給位置と、の間の回転可能範囲内で回転可能に支持されている。
また、ホルダカバー61の前端壁63および前カバー71の前壁76とにより、傾斜ホルダ31の傾斜時に、トナーカートリッジKkの前方への移動を規制して脱落を防止する引き出し規制部材63+76が構成されている。
また、ホルダカバー61の前端壁63および前カバー71の前壁76とにより、傾斜ホルダ31の傾斜時に、トナーカートリッジKkの前方への移動を規制して脱落を防止する引き出し規制部材63+76が構成されている。
図20A、図20Bにおいて、前カバー71が図20に示す前端閉塞位置に移動した状態において、前記前カバー筒壁72の上端部には、前後方向に延びる第1案内溝の一例としての第1スリット72aが形成されている。また、図20A、図20Cにおいて、前記前カバー筒壁72には、周方向に沿って第1スリット72aの左右両側に離れた位置に第2案内溝および第3案内溝の一例としての第2スリット72bおよび第3スリット72cが形成されている。
図20において、前記カバー筒壁72の上端部には、回転停止部材の一例としてのハンドルロック81が支持されている。前記ハンドルロック81は、前カバー筒壁72の外周面に沿って延びる弧状板82を有する。前記弧状板82の前端には、下方に延びる回転停止部の一例としてのロック部83が一体的に形成されている。前記ロック部83は、下端がカバー側ハンドル回転口76a内に進入しており、図20に示す着脱位置に移動したカートリッジハンドルKk6をカバー側着脱規制面76cとの間で左右から挟み込み可能な位置に配置されている。
前記弧状板82には、前カバー筒壁72の各スリット72a〜72cに対応する位置に、スリット72a〜72cに嵌り且つスリット72a〜72cよりも前後方向の長さが短い被案内部83,84,85が形成されている。前記第1スリット72aに嵌る第1被案内部83の下端には、前カバー前壁76側に飛び出した突起83aが形成されており、突起83aと前カバー前壁76との間には、付勢部材の一例としてのロックバネ87が装着されている。前記第2スリット72bおよび第3スリット72cに嵌る第2被案内部84および第3被案内部85の下端には、前カバー前壁76側に延びる抜け止め部84a,85aが形成されている。
したがって、ハンドルロック81は、スリット72a〜72cに沿って前後方向に移動可能に支持されている。
したがって、ハンドルロック81は、スリット72a〜72cに沿って前後方向に移動可能に支持されている。
図21は図3に示す収容位置におけるハンドルロックと前側フレームとの位置関係の説明図である。
図20において、前記弧状板82の上面には、上方に突出する規制解除部の一例としての被接触部88が形成されている。図21において、前記被接触部88は、傾斜ホルダ31が収容位置に移動した状態で、開口1aの縁の前側フレーム1の前端面により構成された接触部の一例としてのハンドルロック解除部1bに接触可能な位置に構成されている。
従って、実施例1のハンドルロック81は、傾斜ホルダ31が収容位置から前方に引き出された状態では、被接触部88が前側フレーム1の前端面から離間して、ロックバネ87の弾性力により、被案内部83〜85がスリット72a〜72cの後端に接触する回転規制位置の一例としてのロック位置に保持される。この状態では、ロック部83が後方に移動して、保持されたトナーカートリッジKkのカートリッジハンドルKk6がロック部83とカバー側着脱規制面76cとに挟まれて、回転が規制された状態で保持されている。図21において、傾斜ホルダ31が収容位置に移動した状態では、被接触部88が前側フレーム1の前端面に接触して、ロックバネ87の弾性力に抗して、ハンドルロック81がスリット72a〜72cに沿って前方に移動した回転許可位置に移動する。回転許可位置では、ロック部83がカートリッジハンドルKk6の前端よりも前方に離れた状態となり、カートリッジハンドルKk6を回転させることで、トナーカートリッジKkが回転可能な状態となる。
図20において、前記弧状板82の上面には、上方に突出する規制解除部の一例としての被接触部88が形成されている。図21において、前記被接触部88は、傾斜ホルダ31が収容位置に移動した状態で、開口1aの縁の前側フレーム1の前端面により構成された接触部の一例としてのハンドルロック解除部1bに接触可能な位置に構成されている。
従って、実施例1のハンドルロック81は、傾斜ホルダ31が収容位置から前方に引き出された状態では、被接触部88が前側フレーム1の前端面から離間して、ロックバネ87の弾性力により、被案内部83〜85がスリット72a〜72cの後端に接触する回転規制位置の一例としてのロック位置に保持される。この状態では、ロック部83が後方に移動して、保持されたトナーカートリッジKkのカートリッジハンドルKk6がロック部83とカバー側着脱規制面76cとに挟まれて、回転が規制された状態で保持されている。図21において、傾斜ホルダ31が収容位置に移動した状態では、被接触部88が前側フレーム1の前端面に接触して、ロックバネ87の弾性力に抗して、ハンドルロック81がスリット72a〜72cに沿って前方に移動した回転許可位置に移動する。回転許可位置では、ロック部83がカートリッジハンドルKk6の前端よりも前方に離れた状態となり、カートリッジハンドルKk6を回転させることで、トナーカートリッジKkが回転可能な状態となる。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた本発明の実施例1の前記画像形成装置Uでは、画像形成動作、いわゆる、ジョブが実行されて、前記各現像器GG〜GKで現像剤が消費されると、消費量に応じて、トナーディスペンス装置U3aが作動して、各トナーカートリッジKg〜Kkから現像剤が補給される。トナーカートリッジKg〜Kk内の現像剤が空になると、トナーカートリッジKg〜Kkが交換される。
前記構成を備えた本発明の実施例1の前記画像形成装置Uでは、画像形成動作、いわゆる、ジョブが実行されて、前記各現像器GG〜GKで現像剤が消費されると、消費量に応じて、トナーディスペンス装置U3aが作動して、各トナーカートリッジKg〜Kkから現像剤が補給される。トナーカートリッジKg〜Kk内の現像剤が空になると、トナーカートリッジKg〜Kkが交換される。
(トナーカートリッジを取り外す作業の説明)
図3において、空になったトナーカートリッジKkを交換する場合、図3に示す収容位置において、トナーカートリッジKkのカートリッジハンドルKk6を操作して、図3Bに示す流出口開放位置から図3Cに示す流出口閉塞位置まで、トナーカートリッジKkを回転させる。トナーカートリッジKkの回転に伴って、カートリッジシャッタKk4および本体側シャッタ12により、流出口Kk3および流入口9が閉塞される。
図3において、空になったトナーカートリッジKkを交換する場合、図3に示す収容位置において、トナーカートリッジKkのカートリッジハンドルKk6を操作して、図3Bに示す流出口開放位置から図3Cに示す流出口閉塞位置まで、トナーカートリッジKkを回転させる。トナーカートリッジKkの回転に伴って、カートリッジシャッタKk4および本体側シャッタ12により、流出口Kk3および流入口9が閉塞される。
前記流出口閉塞位置にトナーカートリッジKkが回転すると、流出口部Kk2がシャッタ通過溝6に移動し、トナーカートリッジKkおよび被ガイドレール21,22、傾斜ホルダ31が前方に引き出し可能な状態となる。トナーカートリッジKkのカートリッジハンドルKk6を操作して収容位置から前方に引き出されると、図20に示すように、ハンドルロック81がロックバネ87の弾性力で回転規制位置に移動し、トナーカートリッジKkのカートリッジハンドルKk6が回転不能な状態に保持される。したがって、引き出し作業中にトナーカートリッジKkが回転してしまうことが低減され、操作性が向上している。
図3、図4において、図3に示す収容位置から前方に引き出されたトナーカートリッジKkは、被ガイドレール21,22のストッパ24がガイドレール16の螺子19に接触する図4に示す引き出し位置まで引き出し可能である。前記引き出し位置では、図11に示すように、サポート46,47のラッチ孔51に掛かり部42dが嵌っており、傾斜ホルダ31は、図4、図11に示す挿入可能位置に保持された状態となっている。
また、図13、図15において、前記引き出し位置では、前カバー71のロックスタッド78が、ロック開口56のカバーロック部56cに嵌った状態となっている。したがって、図4、図11、図13に示す挿入可能位置では、前カバー71は、図13に示す前端閉塞位置に保持され、回転不能な状態となっている。したがって、挿入可能位置で誤って前カバー71が前端開放位置に移動して開放されることが防止されている。したがって、前カバー71が回転可能な状態で傾斜ホルダ31が回転してトナーカートリッジKkが傾斜ホルダ31から前方に滑り落ちる等の不測の事故が防止されている。
また、図13、図15において、前記引き出し位置では、前カバー71のロックスタッド78が、ロック開口56のカバーロック部56cに嵌った状態となっている。したがって、図4、図11、図13に示す挿入可能位置では、前カバー71は、図13に示す前端閉塞位置に保持され、回転不能な状態となっている。したがって、挿入可能位置で誤って前カバー71が前端開放位置に移動して開放されることが防止されている。したがって、前カバー71が回転可能な状態で傾斜ホルダ31が回転してトナーカートリッジKkが傾斜ホルダ31から前方に滑り落ちる等の不測の事故が防止されている。
利用者が挿入可能位置に保持されているトナーカートリッジKkの前端のカートリッジハンドルKk6を下方に下げると、掛かり部42dがピン付勢バネ43の弾性力に抗して、ラッチ孔51から抜け、下方の傾斜位置に向けて移動を開始する。
このとき、実施例1の傾斜ホルダ31では、ホルダ回転軸32に、ワンウェイヒンジ38が組み込まれており、自然回転力よりも小さな回転力しか伝達されない。したがって、ワンウェイヒンジ38が組み込まれていない場合には、トナーカートリッジKkや傾斜ホルダ31等の自重で下方の傾斜位置に向けて回転する際の回転速度が速くなりすぎて、急速度で回転する傾斜ホルダ31が衝突して物品が破損したり利用者が負傷したりすることや、急速度の回転でトナーカートリッジKkが飛び出す等の不測の事故が発生する恐れがあったが、実施例1ではワンウェイヒンジ38で回転速度が低減されており、事故等の発生が低減されている。
このとき、実施例1の傾斜ホルダ31では、ホルダ回転軸32に、ワンウェイヒンジ38が組み込まれており、自然回転力よりも小さな回転力しか伝達されない。したがって、ワンウェイヒンジ38が組み込まれていない場合には、トナーカートリッジKkや傾斜ホルダ31等の自重で下方の傾斜位置に向けて回転する際の回転速度が速くなりすぎて、急速度で回転する傾斜ホルダ31が衝突して物品が破損したり利用者が負傷したりすることや、急速度の回転でトナーカートリッジKkが飛び出す等の不測の事故が発生する恐れがあったが、実施例1ではワンウェイヒンジ38で回転速度が低減されており、事故等の発生が低減されている。
前記傾斜ホルダ31が傾斜位置に向けて回転すると、サポート連結スタッド44で連結されたサポート46,47は、ホルダ回転軸32とは離れた位置に配置されているサポート回転軸48を中心として回転する。前記傾斜ホルダ31およびサポート46,47が回転すると、図13、図15、図16に示すように、回転軸32,48の位置がずれている傾斜ホルダ31とサポート46,47の回転軌跡の差に応じてサポート連結スタッド44が傾斜停止溝52の案内溝部53に沿って相対的に移動する。そして、図16に示すように、サポート連結スタッド44が案内溝部53の前端の下回転ロック面53bに接触すると、傾斜ホルダ31およびサポート46,47の回転が規制され、それ以上の下方向への傾斜が規制される。すなわち、図5、図16に示す傾斜位置への傾斜ホルダ31の移動が完了し、サポート46,47が下回転位置に移動する。
なお、前記傾斜ホルダ31回転時に、傾斜ホルダ31と一体的に移動する前カバー71では、ロックスタッド78は、傾斜ホルダ31と回転軌跡が異なるサポート46,47の前端のロック開口56に対して相対的に移動し、図15に示すカバーロック部56cに嵌った状態から図16に示すサポートロック解除部56bに接触した状態となる。したがって、図16に示す傾斜位置まで傾斜ホルダ31が移動すると、前カバー71がカバー回転軸77を中心として回転可能な状態となっている。
また、図8、図9において、前記傾斜ホルダ31の回転に伴って、右側のリンク連結ピン36dで連結されたリンク27が連動して回転し、図8に示す停止部離間位置から図9に示す停止部接触位置に移動する。したがって、被停止部27bが誤挿入停止部16aに接触して、被ガイドレール21,22の収容位置に向けての移動が規制される。したがって、傾斜ホルダ31の傾斜中やトナーカートリッジKkの交換中に、誤って被ガイドレール21,22や傾斜ホルダ31等が収容位置に向けて移動することが低減されている。
また、図8、図9において、前記傾斜ホルダ31の回転に伴って、右側のリンク連結ピン36dで連結されたリンク27が連動して回転し、図8に示す停止部離間位置から図9に示す停止部接触位置に移動する。したがって、被停止部27bが誤挿入停止部16aに接触して、被ガイドレール21,22の収容位置に向けての移動が規制される。したがって、傾斜ホルダ31の傾斜中やトナーカートリッジKkの交換中に、誤って被ガイドレール21,22や傾斜ホルダ31等が収容位置に向けて移動することが低減されている。
また、実施例1の傾斜ホルダ31では、サポート46,47のサポート回転軸48がホルダ回転軸32の近傍に配置されており、被ガイドレール21,22の前方への飛び出し量を少なくすることが可能になっている。したがって、被ガイドレール21,22が前方に飛び出している場合に比べて、実施例1のカートリッジホルダKHkでは、飛び出した被ガイドレール21,22に作業者が接触して負傷等することが低減されている。
また、サポート回転軸48とホルダ回転軸32とが近接していると、傾斜ホルダ31の回転軌跡と、サポート46,47の回転軌跡が近似する。したがって、傾斜位置に移動した状態において、傾斜ホルダ31に対してサポート46,47の相対位置のずれが少なく、傾斜ホルダ31の下面からのサポート46,47の飛び出し量が少なくなっている。よって、飛び出したサポート46,47に接触して負傷する等の不測の事故も低減されている。
また、サポート回転軸48とホルダ回転軸32とが近接していると、傾斜ホルダ31の回転軌跡と、サポート46,47の回転軌跡が近似する。したがって、傾斜位置に移動した状態において、傾斜ホルダ31に対してサポート46,47の相対位置のずれが少なく、傾斜ホルダ31の下面からのサポート46,47の飛び出し量が少なくなっている。よって、飛び出したサポート46,47に接触して負傷する等の不測の事故も低減されている。
前記傾斜位置に移動した状態で、前カバー71を、図5に示す前端閉塞位置から図6に示す前端開放位置に回転させると、ロックスタッド78がロック開口56のカバースタッドガイド溝56aに沿って回転する。前記ロックスタッド78がサポートロック解除部56bから離間してカバースタッドガイド溝56aに移動すると、サポート46,47が回転する。そして、図14、図17に示すように、サポート連結スタッド44が下回転ロック面53bから回転ロック面54aに嵌った回転規制位置にサポート46,47が移動する。この状態では、案内溝部53に沿った方向の移動が規制された状態となっており、この結果サポート46,47が回転不能な状態、すなわち、傾斜ホルダ31が傾斜位置から挿入可能位置に向けて回転不能な状態で保持される。したがって、前カバー71が開放された状態で、誤って傾斜ホルダ31を挿入可能位置に向けて回転されることが防止されている。
前記前カバー71が、図6に示す前端開放位置に移動すると、カートリッジハンドルKk6からカバー側ハンドル回転口76aが離れて、図7に示すようにトナーカートリッジKkを傾斜ホルダ31から取り外すことが可能となる。したがって、画像形成装置Uの上部に着脱されるトナーカートリッジKg〜Kkを着脱する際に、前後方向にのみ移動し、傾斜ホルダ31のように下方に傾斜した状態とならない従来の構成に比べて、実施例1の画像形成装置Uでは、身長が低かったり、車いす等を使用する作業者でもトナーカートリッジKg〜Kkを容易に交換可能な構成となっている。
(トナーカートリッジを装着する作業の説明)
図7において、新たなトナーカートリッジKkが装着される場合、カートリッジハンドルKk6がホルダ側ハンドル回転口63aホルダ側着脱規制面63cにガイドされて、新たなトナーカートリッジKkがカートリッジ保持面62aに装着され、図6に示す状態となる。図6に示すように、前カバー71が前端開放位置に移動した状態では、回転ロック面54aとサポート連結スタッド44との接触で傾斜ホルダ31が回転不能な状態となっており、且つ、リンク27の被停止部27bと挿入防止用停止部16aとの接触で挿入不能な状態となっている。したがって、前カバー71を閉め忘れた状態で傾斜ホルダ31を回転させたり、挿入することが防止されている。
図7において、新たなトナーカートリッジKkが装着される場合、カートリッジハンドルKk6がホルダ側ハンドル回転口63aホルダ側着脱規制面63cにガイドされて、新たなトナーカートリッジKkがカートリッジ保持面62aに装着され、図6に示す状態となる。図6に示すように、前カバー71が前端開放位置に移動した状態では、回転ロック面54aとサポート連結スタッド44との接触で傾斜ホルダ31が回転不能な状態となっており、且つ、リンク27の被停止部27bと挿入防止用停止部16aとの接触で挿入不能な状態となっている。したがって、前カバー71を閉め忘れた状態で傾斜ホルダ31を回転させたり、挿入することが防止されている。
図5、図6において、前カバー71を前端閉塞位置に向けて回転させると、図17に示す状態を経て図16に示す前端閉塞位置に移動する。図16に示す前端閉塞位置では、サポート連結スタッド44が下回転ロック面53bに接触した状態となり、サポート46,47の上方に向けての回転が可能な状態となる。なお、この状態でも、リンク27の被停止部27bと挿入防止用停止部16aとが接触しており、被ガイドレール21,22は挿入不能な状態で保持されている。
前カバー71が前端閉塞位置に移動すると、カートリッジハンドルKk6が、ロック部83とカバー側着脱規制面76cとに挟まれて、回転が規制された状態となる。したがって、カートリッジハンドルKk6を把持した操作中に、カートリッジKkが傾斜ホルダ31に対して回転して、意図した操作とは異なる操作となってしまうことが低減されている。
前カバー71が前端閉塞位置に移動すると、カートリッジハンドルKk6が、ロック部83とカバー側着脱規制面76cとに挟まれて、回転が規制された状態となる。したがって、カートリッジハンドルKk6を把持した操作中に、カートリッジKkが傾斜ホルダ31に対して回転して、意図した操作とは異なる操作となってしまうことが低減されている。
図4、図5において、傾斜ホルダ31を図5に示す傾斜位置から上方に回転させると、図4に示す挿入可能位置に向けて移動する。このとき、実施例1のホルダ回転軸32に組み込まれたワンウェイヒンジ38は、傾斜位置から挿入可能位置に向かう回転方向については回転力が制限されない。したがって、回転方向の一方向だけでなく両方向の回転力を制限する制動部材を使用する場合に比べて、利用者が下方から上方に傾斜ホルダ31を回転させる際に、作業者の回転させようとする力を制限する負荷が作用せず、作業者が容易に挿入可能位置に回転させることが可能になっている。なお、挿入可能位置に上昇中に誤って手を離しても、挿入可能位置から傾斜位置に向けての回転は回転力が制限され、急速度での落下が防止され、作業者が負傷等の事故が低減されている。
また、実施例1の傾斜ホルダ31では、左カバー64の後端保護部64aが左側壁36bと左側の被ガイドレール21との隙間を埋めており、回転作業中に誤って被ガイドレール21と左カバー64との間に指を詰めてしまう等の事故も低減されている。
また、実施例1の傾斜ホルダ31では、左カバー64の後端保護部64aが左側壁36bと左側の被ガイドレール21との隙間を埋めており、回転作業中に誤って被ガイドレール21と左カバー64との間に指を詰めてしまう等の事故も低減されている。
図4に示す挿入可能位置に移動すると、図11に示すように、サポート46,47のラッチ孔51に掛かり部42dが嵌り、操作する作業者が挿入可能位置に移動したことを認識可能になっている。仮に、操作者が挿入可能位置から、更に上方に回転させようとしても、図11、図13に示すように、サポート連結スタッド44が案内溝部53の上回転ロック面53aに接触している。したがって、サポート46,47の上方への回転が規制されており、傾斜ホルダ31の挿入可能位置よりも上方への回転が規制されている。
また、前記挿入可能位置では、前カバー71のロックスタッド78がカバーロック部56cに嵌った状態となっており、誤って前カバー71が前端開放位置に開放されることが防止されている。
さらに、挿入可能位置では、リンク27が図8に示す停止部離間位置に移動しており、被停止部27bが誤挿入停止部16aから離間し、被ガイドレール21,22を後方の収容位置に向けて移動可能な状態となっている。
また、前記挿入可能位置では、前カバー71のロックスタッド78がカバーロック部56cに嵌った状態となっており、誤って前カバー71が前端開放位置に開放されることが防止されている。
さらに、挿入可能位置では、リンク27が図8に示す停止部離間位置に移動しており、被停止部27bが誤挿入停止部16aから離間し、被ガイドレール21,22を後方の収容位置に向けて移動可能な状態となっている。
図3、図4において、図4に示す挿入可能位置から、利用者がカートリッジハンドルKk6を押すと、図20に示すようにトナーカートリッジKkの押入リブKk7が上側カバー62のリブ接触部62bに接触して、トナーカートリッジKkと共に傾斜ホルダ31および被ガイドレール21,22が図3に示す後方の収容位置に向けて移動する。
このとき、実施例1のトナーカートリッジKkは、カートリッジハンドルKk6がロック部83とカバー側着脱規制面76cとに挟まれた状態で保持されており、流出口部Kk2がシャッタ通過溝6に対応する位置となっている。したがって、流出口部Kk2が干渉せず、シャッタ通過溝6を通過して収容位置に向けて移動可能になっている。
このとき、実施例1のトナーカートリッジKkは、カートリッジハンドルKk6がロック部83とカバー側着脱規制面76cとに挟まれた状態で保持されており、流出口部Kk2がシャッタ通過溝6に対応する位置となっている。したがって、流出口部Kk2が干渉せず、シャッタ通過溝6を通過して収容位置に向けて移動可能になっている。
図21において、傾斜ホルダ31等が挿入可能位置から収容位置に向けて移動し、ハンドルロック81の被接触部88が開口1aの縁の前側フレーム1の前端面に接触すると、ロックバネ87の弾性力に抗して、前カバー71に対して相対移動する。したがって、図21に示すように傾斜ホルダ31等が収容位置に移動すると、ハンドルロック81がカートリッジハンドルKk6よりも前方に飛び出した位置に保持され、カートリッジハンドルKk6が傾斜ホルダ31に対して回転可能な状態となる。
図3において、収容位置に移動してハンドルロック81によるカートリッジハンドルKk6の回転規制が解除された状態で、カートリッジハンドルKk6を回転すると、図3Cに示す流出口閉塞位置から図3Bに示す流出口開放位置に移動し、流出口Kk3および流入口9とが開放され、接続される。したがって、トナーカートリッジKkからリザーブタンクRTkに現像剤が供給可能になる。
図3において、収容位置に移動してハンドルロック81によるカートリッジハンドルKk6の回転規制が解除された状態で、カートリッジハンドルKk6を回転すると、図3Cに示す流出口閉塞位置から図3Bに示す流出口開放位置に移動し、流出口Kk3および流入口9とが開放され、接続される。したがって、トナーカートリッジKkからリザーブタンクRTkに現像剤が供給可能になる。
図22は実施例2の下回転規制部および回転規制部の説明図であり、実施例1の図16に対応する図である。
図23は実施例2の回転位置調整部材の説明図であり、図23Aは回転位置調整部材が取り外された状態の回転位置調整用開口の説明図、図23Bは浅回転位置用回転位置調整部材の説明図、図23Cは中回転位置用回転位置調整部材の説明図、図23Dは深回転位置用回転位置調整部材の説明図である。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図23は実施例2の回転位置調整部材の説明図であり、図23Aは回転位置調整部材が取り外された状態の回転位置調整用開口の説明図、図23Bは浅回転位置用回転位置調整部材の説明図、図23Cは中回転位置用回転位置調整部材の説明図、図23Dは深回転位置用回転位置調整部材の説明図である。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図22、図23において、実施例2の傾斜ホルダ31では、サポート46′,47′の前部には、実施例1のL字形状の傾斜停止溝52に替えて、略四角形状の傾斜停止溝52′が形成されている。図23Aにおいて、実施例2の傾斜停止溝52′は、実施例1の案内溝部53に対応して、前後方向に延びる案内溝部53′と、前記案内溝部53′の前端に連続して形成され且つ実施例1の回転規制溝部54の上下方向の長さに対応する上下方向の幅を有する四角形状の回転調整口52a′とを有する。また、前記回転調整口52a′の前方には、調整部材装着部52bが形成されている。
前記調整部材装着部52bには、回転調整部材の一例として、図23Bに示す板状の浅回転調整板91、図23Cに示す中回転調整板92、図23Dに示す深回転調整板93のいずれかが選択的に着脱可能に支持される。
図23Bにおいて、前記浅回転調整板91は、回転調整口52a′の前側を塞ぐ調整板本体91aと、調整板本体91aの後端部が切除された形状に形成され且つ回転調整口52a′との間の隙間で回転規制用溝部54を形成する浅回転溝形成部91bとを有する。したがって、実施例2の調整板本体91aでは、浅回転溝形成部91bの案内溝部53′の前方に対応する表面により下回転規制部の一例としての下回転ロック面91dが構成されている。
図23Bにおいて、前記浅回転調整板91は、回転調整口52a′の前側を塞ぐ調整板本体91aと、調整板本体91aの後端部が切除された形状に形成され且つ回転調整口52a′との間の隙間で回転規制用溝部54を形成する浅回転溝形成部91bとを有する。したがって、実施例2の調整板本体91aでは、浅回転溝形成部91bの案内溝部53′の前方に対応する表面により下回転規制部の一例としての下回転ロック面91dが構成されている。
図23Cにおいて、前記中回転調整板92は、回転調整口52a′を塞ぐ調整板本体92aと、案内溝部53′の前端に接続され且つ延長線上に前方に延びる溝により構成された案内溝延伸部92bと、前記案内溝延伸部92bの前端に接続され且つ上方に延びる中回転規制溝部92cとを有する。したがって、実施例2の調整板本体92aでは、案内溝延伸部92bと中回転規制溝部92cとの接続部により下回転規制部の一例としての下回転ロック面92dが構成されている。
図23Dにおいて、前記深回転調整板93は、回転調整口52a′を塞ぐ調整板本体93aと、案内溝部53′の前端に接続され且つ延長線上に回転調整口52a′の前端まで延びる溝により構成された案内溝延伸部93bと、案内溝延伸部93bの前端から上方に延びる深回転規制溝部93cとを有する。したがって、実施例2の調整板本体93aでは、案内溝延伸部93bと深回転規制溝部93cとの接続部により下回転規制部の一例としての下回転ロック面93dが構成されている。
したがって、実施例2では、案内溝部53′と、案内溝延伸部92b、93bとを合わせた溝の長さは、浅回転調整板91が装着された場合よりも、中回転調整板92が装着された場合の方が長く、中回転調整板92が装着された場合よりも深回転調整板93が装着された場合の方が長くなっている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の画像形成装置Uでは、浅回転調整板91が回転位置調整部材装着部52bに装着されると、傾斜ホルダ31を傾斜させた場合に、サポート連結スタッド44が案内溝部53′の前端である下回転ロック91dに接触する傾斜位置で停止する。
一方、中回転調整板92が装着された場合、サポート連結スタッド44が案内溝部53′を通過して、案内溝延伸部92bの前端の下回転ロック面92dに接触する傾斜位置で停止する。したがって、中回転調整板92が装着された場合の傾斜位置は、浅回転調整板91が装着された場合の傾斜位置に対して挿入可能位置からの回転角度が大きくなる。
前記構成を備えた実施例2の画像形成装置Uでは、浅回転調整板91が回転位置調整部材装着部52bに装着されると、傾斜ホルダ31を傾斜させた場合に、サポート連結スタッド44が案内溝部53′の前端である下回転ロック91dに接触する傾斜位置で停止する。
一方、中回転調整板92が装着された場合、サポート連結スタッド44が案内溝部53′を通過して、案内溝延伸部92bの前端の下回転ロック面92dに接触する傾斜位置で停止する。したがって、中回転調整板92が装着された場合の傾斜位置は、浅回転調整板91が装着された場合の傾斜位置に対して挿入可能位置からの回転角度が大きくなる。
同様に、深回転調整板93が装着された場合、サポート連結スタッド44が案内溝部53′を通過して、案内溝延伸部93bの前端の下回転ロック面93dに接触する傾斜位置で停止する。したがって、深回転調整板93が装着された場合の傾斜位置は、中回転調整板92が装着された場合の傾斜位置に対して挿入可能位置からの回転角度がさらに大きくなる。
したがって、実施例2の画像形成装置Uでは、回転調整板91〜93を着脱すると、傾斜ホルダ31の傾斜位置における傾斜角度が変化し、利用者の用途等に応じて傾斜位置を変更、調整することができる。
したがって、実施例2の画像形成装置Uでは、回転調整板91〜93を着脱すると、傾斜ホルダ31の傾斜位置における傾斜角度が変化し、利用者の用途等に応じて傾斜位置を変更、調整することができる。
図24は実施例3の傾斜ホルダが収容位置に移動した状態の説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。
図25は実施例3の傾斜ホルダが引き出し位置に移動した状態の説明図であり、実施例1の図4に対応する図である。
図26は実施例3の傾斜ホルダが傾斜位置に移動した状態の説明図であり、実施例1の図5に対応する図である。
次に本発明の実施例3の説明をするが、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
なお、図24〜図26において、トナーカートリッジの図示は省略している。
図25は実施例3の傾斜ホルダが引き出し位置に移動した状態の説明図であり、実施例1の図4に対応する図である。
図26は実施例3の傾斜ホルダが傾斜位置に移動した状態の説明図であり、実施例1の図5に対応する図である。
次に本発明の実施例3の説明をするが、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
なお、図24〜図26において、トナーカートリッジの図示は省略している。
図24〜図26において、実施例3のカートリッジホルダKHkでは、被ガイドレール21′,22′が、実施例1の被ガイドレール21,22に比べて、前後方向の長さが長く形成されている。
図26において、実施例3のカートリッジホルダKHk′では、実施例1のサポート46,47に変えて、左側の被ガイドレール21′の前端部と、傾斜ホルダ31の前端部とを連結するサポート101が支持されている。前記サポート101は、一端部の一例としての基端部が被ガイドレール21′にサポート回転軸101aを中心として回転可能に支持されており、他端部の一例としての先端部には、実施例1の案内溝部53に対応するサポート101に沿って延びる長孔状の案内溝部102が形成されている。前記案内溝部102のサポート回転軸101a側には、実施例1の上回転ロック面53aに対応する上回転ロック面102aが形成され、上回転ロック面102aの反対側には、実施例1の下回転ロック面53bに対応する下回転ロック面102bが形成されている。
図26において、実施例3のカートリッジホルダKHk′では、実施例1のサポート46,47に変えて、左側の被ガイドレール21′の前端部と、傾斜ホルダ31の前端部とを連結するサポート101が支持されている。前記サポート101は、一端部の一例としての基端部が被ガイドレール21′にサポート回転軸101aを中心として回転可能に支持されており、他端部の一例としての先端部には、実施例1の案内溝部53に対応するサポート101に沿って延びる長孔状の案内溝部102が形成されている。前記案内溝部102のサポート回転軸101a側には、実施例1の上回転ロック面53aに対応する上回転ロック面102aが形成され、上回転ロック面102aの反対側には、実施例1の下回転ロック面53bに対応する下回転ロック面102bが形成されている。
前記サポート101の案内溝部102には、実施例1のサポート連結スタッド44に対応する外方まで突出するサポート連結スタッド103が嵌った状態で支持されている。したがって、実施例3の傾斜ホルダ31は、被ガイドレール21′,22′によって、図25に示す挿入許可位置と、図26に示す下回転ロック面102bにサポート連結スタッド103が接触する傾斜位置との間を移動可能な状態で支持されている。
さらに、実施例3の傾斜ホルダ31では、前カバー71が省略されており、ホルダカバー61′の前端に、前方に延びる取手状のホルダハンドル104が一体形成されている。したがって、実施例3では、実施例1の前カバー71の回転とサポート46,47との連動による傾斜位置でのロックや、挿入可能位置での前カバー71の回転をロックする機構については省略されている。また、実施例3では、引き出し規制部材が、ホルダカバー61の前端壁63のみで構成されている。
さらに、実施例3の傾斜ホルダ31では、前カバー71が省略されており、ホルダカバー61′の前端に、前方に延びる取手状のホルダハンドル104が一体形成されている。したがって、実施例3では、実施例1の前カバー71の回転とサポート46,47との連動による傾斜位置でのロックや、挿入可能位置での前カバー71の回転をロックする機構については省略されている。また、実施例3では、引き出し規制部材が、ホルダカバー61の前端壁63のみで構成されている。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3のカートリッジホルダKHk′では、実施例1と同様に、被ガイドレール21′,22′が図24に示す収容位置と図25に示す引き出し位置との間を移動すると共に、傾斜ホルダ31が図25に示す挿入許可位置と図26に示す傾斜位置に移動する。したがって、引き出し位置よりも下方に傾斜した傾斜位置において、トナーカートリッジKkの交換が可能になっている。
前記構成を備えた実施例3のカートリッジホルダKHk′では、実施例1と同様に、被ガイドレール21′,22′が図24に示す収容位置と図25に示す引き出し位置との間を移動すると共に、傾斜ホルダ31が図25に示す挿入許可位置と図26に示す傾斜位置に移動する。したがって、引き出し位置よりも下方に傾斜した傾斜位置において、トナーカートリッジKkの交換が可能になっている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H014)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、前記画像形成装置Uは、いわゆる、複合機により構成したが、これに限定されず、例えば、プリンタ、FAX等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、前記画像形成装置Uは、6色のトナーが使用される構成に限定されず、例えば、5色以下や、7色以上のトナーを使用する構成も可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H014)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、前記画像形成装置Uは、いわゆる、複合機により構成したが、これに限定されず、例えば、プリンタ、FAX等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、前記画像形成装置Uは、6色のトナーが使用される構成に限定されず、例えば、5色以下や、7色以上のトナーを使用する構成も可能である。
(H03)前記実施例において、G:グリーン、O:オレンジ、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の6色のトナーを使用したが、これに限定されず、例えば、G:グリーン、O:オレンジのトナーに替えて、前記6色以外の色のトナーを使用することも可能である。また、他にも、防水、保護のために画像表面をコーティングする無色トナーや、企業や団体等の組織を象徴する色、いわゆるコーポレートカラーとしたり、盗難防止等のために印刷用紙の画像内に予め設定された形状、配列、例えば、線状の磁気ワイヤを形成するための磁気トナーを使用することも可能である。なお、磁気ワイヤから発生する磁気パルスを検出する盗難防止装置については、例えば、特開2006−256124号公報等に記載されており、公知である。
(H04)前記実施例において、制動部材の一例としてワンウェイヒンジを使用する構成を例示したが、ワンウェイヒンジを使用することが好ましいが、例えば、正逆回転両方向に制動をするトルクリミッタを使用することも可能である。また、この他にも、速度が増加するに応じて負荷抵抗が大きくなる緩衝装置、いわゆるダンパーを制動部材として使用することも可能である。
(H05)前記実施例において、引き出し体の一例としてのレール状の被ガイドレール21,22,21′,22′を例示したが、この構成に限定されず、いわゆるスライダ等の従来公知の引き出し方向に移動可能な構成を使用することが可能である。
(H05)前記実施例において、引き出し体の一例としてのレール状の被ガイドレール21,22,21′,22′を例示したが、この構成に限定されず、いわゆるスライダ等の従来公知の引き出し方向に移動可能な構成を使用することが可能である。
(H06)前記実施例において、トナーカートリッジKg〜Kkは、カートリッジシャッタKk4が周面に沿って周方向に移動する構成を採用しているが、この構成に限定されず、例えば、引き出し方向に沿って移動可能な構成とし、引き出し位置と収容位置との間を移動する際に開閉される構成を採用することも可能である。なお、このような構成を採用した場合、トナーカートリッジは保持体本体36+61上で回転する必要がないため、ハンドル回転口63a,76aの形状を扇形ではなく、ハンドルKk6が通過可能な上下方向に沿った溝状とすることが可能であり、ハンドルロック81も省略可能である。
(H07)前記実施例において、リンク27を設けて傾斜ホルダ31が挿入可能位置に移動していない状態で被ガイドレール21,22が引き出し位置で保持される構成を採用することが望ましいが、省略することも可能である。
(H07)前記実施例において、リンク27を設けて傾斜ホルダ31が挿入可能位置に移動していない状態で被ガイドレール21,22が引き出し位置で保持される構成を採用することが望ましいが、省略することも可能である。
(H08)前記実施例において、掛かり部42dとラッチ孔51とによる掛かりで、作業者に挿入可能位置に移動したことを知覚させたり、挿入可能位置で傾斜ホルダ31を保持する補助をしたりする構成を採用することが望ましいが、省略することも可能である。また、ピン42とラッチ孔51との組み合わせを採用したが、この構成に限定されず、例えば、かぎ爪と孔や、かぎ爪とピンといった組み合わせ等、従来公知の任意の構成とすることも可能である。また、ピン42をホルダフレーム36に設け、ラッチ孔51をサポート46,47に設けたが、ホルダフレーム36にラッチ孔を設け、サポートにピンを設けることも可能である。
(H09)前記実施例において、サポート46,47と前カバー71との回転の連動により、回転ロック面54aとサポート連結スタッド44とが嵌り、前カバー71を前端閉塞位置に移動させないと傾斜ホルダ31が回転不能な状態にロックする構成を採用することが望ましいが、省略することも可能である。
(H09)前記実施例において、サポート46,47と前カバー71との回転の連動により、回転ロック面54aとサポート連結スタッド44とが嵌り、前カバー71を前端閉塞位置に移動させないと傾斜ホルダ31が回転不能な状態にロックする構成を採用することが望ましいが、省略することも可能である。
(H010)前記実施例において、押入リブKk7とリブ接触部62bとの接触で、カートリッジハンドルKk6を操作して引き出し位置から収容位置まで移動可能な構成を例示したが、この構成に限定されず、押し込む構成は任意の構成を採用可能である。例えば、トナーカートリッジKkの前端を前カバーで完全に覆い、前カバー71等に操作部を設けて前カバー71を押し込むことで収容位置に向けて移動可能な構成とすることも可能である。
(H011)前記実施例において、ホルダカバー61は設けることが望ましいが、省略することも可能であり、ホルダカバー61の各部位をホルダフレーム36に設けることも可能である。
(H011)前記実施例において、ホルダカバー61は設けることが望ましいが、省略することも可能であり、ホルダカバー61の各部位をホルダフレーム36に設けることも可能である。
(H012)前記実施例において、ロックスタッド78とロック開口56とにより、前カバー71の回転と、サポート46,47とを連動させる構成を例示したが、この構成を設けることが望ましいが、省略して、独立して移動可能な構成とすることも可能である。また、スタッド78と開口56との組み合わせに限定されず、任意の連動機構とすることも可能であり、スタッド78をサポート46,47に設け、開口を前カバーに設けることも可能である。
(H013)前記実施例において、ハンドルロック81の形状等は、実施例に例示した構成に限定されず、設計や仕様等に応じて変更可能である。
(H014)前記実施例において、トナーカートリッジKk〜Kgがハンドル通過口63bを通過して装着される際に、回転位置が流出口閉塞位置から流出口開放位置側にずれる可能性があるが、これに対応するために、前カバー71を閉じる際に、トナーカートリッジKk〜Kgを流出口閉塞位置に回転させる機構を組み込むことが望ましい。例えば、ハンドルロック81にトナーカートリッジKk〜Kgの前端に接触して回転させるカムを設けて、前カバー71を閉じる動作に伴って、流出口閉塞位置に移動させることも可能である。
(H013)前記実施例において、ハンドルロック81の形状等は、実施例に例示した構成に限定されず、設計や仕様等に応じて変更可能である。
(H014)前記実施例において、トナーカートリッジKk〜Kgがハンドル通過口63bを通過して装着される際に、回転位置が流出口閉塞位置から流出口開放位置側にずれる可能性があるが、これに対応するために、前カバー71を閉じる際に、トナーカートリッジKk〜Kgを流出口閉塞位置に回転させる機構を組み込むことが望ましい。例えば、ハンドルロック81にトナーカートリッジKk〜Kgの前端に接触して回転させるカムを設けて、前カバー71を閉じる動作に伴って、流出口閉塞位置に移動させることも可能である。
16a…誤挿入停止部、
27…連動部材、
27b…被停止部、
21,22…引き出し体、
31…回転保持体、
32,33…回転軸、
36+61…保持体本体、
42d…掛かり部、
44,103…回転規制部、
46,46′,47,47′,101…補助回転体、
48,101a…補助回転軸、
51…被掛かり部、
53a,102a…上回転規制部、
53b,91d,92d,93d,102b…下回転規制部、
Gg〜Gk…現像器、
Kg〜Kk…着脱体,現像剤収容容器、
KHg〜KHk…着脱体保持装置、
Pg〜Pk…像保持体、
U…画像形成装置、
U3…画像形成装置本体。
27…連動部材、
27b…被停止部、
21,22…引き出し体、
31…回転保持体、
32,33…回転軸、
36+61…保持体本体、
42d…掛かり部、
44,103…回転規制部、
46,46′,47,47′,101…補助回転体、
48,101a…補助回転軸、
51…被掛かり部、
53a,102a…上回転規制部、
53b,91d,92d,93d,102b…下回転規制部、
Gg〜Gk…現像器、
Kg〜Kk…着脱体,現像剤収容容器、
KHg〜KHk…着脱体保持装置、
Pg〜Pk…像保持体、
U…画像形成装置、
U3…画像形成装置本体。
Claims (7)
- 画像形成装置本体内部に収容された収容位置と、前記収容位置から前記画像形成装置本体の外方に引き出された引き出し位置と、の間を移動可能に支持された引き出し体と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び且つ前記画像形成装置本体に対して着脱される着脱体を保持する保持体本体を有し、前記引き出し体に回転軸を中心として回転可能に支持された回転保持体であって、前記引き出し体が前記引き出し位置から前記収容位置に向けて移動可能な挿入可能位置と、前記挿入可能位置に対して前記回転軸を中心として重力方向の下方に回転して傾斜した傾斜位置と、の間を移動可能な前記回転保持体と、
前記回転保持体の前記回転軸から離れた位置に設けられた回転規制部と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び、且つ、前記回転保持体の回転軸に対して離れた位置に配置された補助回転軸を中心として回転可能に支持された補助回転体と、
前記補助回転体の前記補助回転軸から離れた位置に設けられた下回転規制部であって、前記傾斜位置に移動した前記回転保持体の前記回転規制部に係合して前記回転保持体を前記傾斜位置に保持し且つ前記回転保持体の前記傾斜位置からさらに前記重力方向下方への回転を規制する前記下回転規制部と、
を備えたことを特徴とする着脱体保持装置。 - 前記回転保持体に対する位置が変更可能に支持された前記下回転規制部であって、且つ、前記回転規制部との係合時の前記回転保持体の前記挿入可能位置からの回転角度を変更することで前記回転保持体の傾斜位置を変更可能な前記下回転規制部、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の着脱体保持装置。 - 前記回転保持体の回転軸に対して、前記補助回転軸が近接して配置された前記補助回転体、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の着脱体保持装置。 - 画像形成装置本体内部に収容された収容位置と、前記収容位置から前記画像形成装置本体の外方に引き出された引き出し位置と、の間を移動可能に支持された引き出し体と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び且つ前記画像形成装置本体に対して着脱される着脱体を保持する保持体本体を有し、前記引き出し体に回転軸を中心として回転可能に支持された回転保持体であって、前記引き出し体が前記引き出し位置から前記収容位置に向けて移動可能な挿入可能位置と、前記挿入可能位置に対して前記回転軸を中心として重力方向の下方に回転して傾斜した傾斜位置と、の間を移動可能な前記回転保持体と、
前記回転保持体の前記回転軸から離れた位置に設けられた回転規制部と、
前記引き出し体の移動方向に沿って延び、且つ、前記回転保持体の回転軸に対して離れた位置に配置された補助回転軸を中心として回転可能に支持された補助回転体と、
前記補助回転体の前記補助回転軸から離れた位置に設けられ、且つ、前記挿入可能位置に移動した前記回転保持体の前記回転規制部に係合して前記回転保持体の前記挿入可能位置からさらに前記重力方向上方への回転を規制する上回転規制部と、
を備えたことを特徴とする着脱体保持装置。 - 前記画像形成装置本体に形成された誤挿入停止部に接触・離間可能な被停止部を有し且つ前記回転保持体に連結された連動部材であって、前記回転保持体が前記挿入可能位置に移動した状態では前記被停止部が前記誤挿入停止部から離間した離間位置に移動して前記引き出し体の移動を許可し、且つ、前記回転保持体が前記傾斜位置に移動した状態では前記被停止部が前記誤挿入停止部に接触する接触位置に移動して前記引き出し体の移動を妨げる前記連動部材、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の着脱体保持装置。 - 前記補助回転体に形成され且つ前記補助回転軸から離れた位置に配置された被掛かり部と、
前記回転保持体に配置された掛かり部であって、前記回転保持体が前記傾斜位置に移動した状態では前記回転保持体に連動して回転する前記補助回転体の前記被掛かり部から離間すると共に、前記回転保持体が前記挿入可能位置に移動した状態では前記被掛かり部に掛かる前記掛かり部と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の着脱体保持装置。 - 像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する現像器と、
前記現像器に補給される現像剤が収容された現像剤収容容器により構成された前記着脱体と、
請求項1ないし6のいずれかに記載された着脱体保持装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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