JP5417190B2 - 直動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ボールねじやシリンダにより、スライダを直動させる直動装置に係わり、特に、スライダに連結されたテーブルと、このテーブルを操作するスライダを収納したハウジングとの間の防塵装置の改良に関する。
従来、この種の直動装置は、ハウジング内への塵埃の侵入を防止するため、ハウジングの開口部へ帯状のシールバンドを設けていた。
しかし、テーブルがスライダに連結されるため、帯状のシールバンドがスライダを乗り越える構造となっている。このため、スライダによって浮き上がった帯状のシールバンドの隙間から塵埃がハウジング内に侵入することがあった。
これを防止するため、例えば、テーブルとハウジングとの間に、敢えて、わずかな隙間を設けてハウジング内を加圧して塵埃の侵入を防いだり、あるいはテーブルとハウジングとの隙間に可撓性の摺動板を設置して塵埃の侵入を防いだりしていた。
そして、帯状のシールバンドをハウジングの開口部へ密着させるため、帯状のシールバンドの上面からローラやスクレーパなどにより帯状のシールバンドをハウジングの開口部へ押し付ける構造となっていた。
また、帯状のシールバンドがハウジングから浮き上がり、帯状のシールバンドとハウジングの開口部との間に隙間が生じるのを防止するため、帯状のシールバンドにテンションを加え常に緊張状態を保つ構造となっていた。
帯状のシールバンドにテンションを加える方法としては、帯状のシールバンドの上面および下面にローラやスクレーパを押し付ける構造となっていた。
また、帯状のシールバンドのテンションを適正に保つため、ローラやスクレーパをばねなどの弾性部材で支持していた。
特開2000−197304号公報 実開平4−60642号のマイクロフィルム 実開昭63−172545号のマイクロフィルム 実開平3−33041号のマイクロフィルム 特開2000−61681号公報 特開2006−43856号公報
しかしながら、ハウジング内を加圧する方法では、圧力を供給するためのコンプレッサや配管が必要であり、また可撓性の摺動板では、部品の形状や取り付け方が複雑であるなどの問題があった。
また、従来のシールバンドの防塵構造では、帯状のシールバンドをハウジングの開口部へ押し付ける機構や帯状のシールバンドにテンションを加える機構が必要であった。
また、帯状のシールバンドのテンションによる摩擦を低減するため、帯状のシールバンドとテーブルとの間へ、ローラや低摩擦の材料を使用しなければならず構造が複雑であった。
また、帯状のシールバンドのテンションや摩擦により、装置自体の摺動抵抗が大きく、装置を駆動するモータなどへの負荷が大きいという問題があった。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、帯状のシールバンドにテンションを加えることなく、さらに、帯状のシールバンドをハウジングの開口部へ押し付けることなくハウジング内への塵埃の侵入を防止することができる直進装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、長手方向に開口部を形成するハウジングと、前記開口部の両側に前記開口部に沿って設けられるサイドカバーと、前記サイドカバーのそれぞれの前記開口部側に前記開口部に沿って設けられる付着部材と、テーブルを立設し、前記テーブルを前記開口部より突出させて前記ハウジングの長手方向に往復動自在に収容されるスライダと、前記テーブルの上面を乗り越えて前記開口部を覆うように前記ハウジングに両端部が固定され、前記付着部材によって両側部が固定されるシールバンドと、前記テーブルの移動時に前記テーブルの上面を乗り越える前記シールバンドに湾曲部を形成させるシールバンド案内部と、前記テーブルの移動時に前記サイドカバーと前記テーブルとの隙間を塞ぐワイパとを備え、前記シールバンドは、前記テーブルの上面を乗り越えて前記開口部を閉塞する長さを有し、前記シールバンド案内部は、前記シールバンドが前記テーブルの上面を乗り越えるときに前記シールバンドに接して前記シールバンドを湾曲させ、前記テーブルの上面を乗り越えていない領域の前記シールバンドを前記付着部材へ固定させる付勢力を生じさせ、前記ワイパは、前記シールバンドが前記テーブルの上面を乗り越えるときに前記テーブルカバーと前記サイドカバーの上面および前記シールバンドとの隙間を塞ぎ、前記テーブルは、前記テーブルの全周に設けられ、前記ワイパを挿入保持する保持部と、前記保持部の底面における前記ワイパとの接触面に設けられ、前記ワイパを前記ハウジング方向へ押圧する押圧部とを備え、前記押圧部は、前記底面における前記ワイパとの接触面を凹凸形状にすることによって形成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の直動装置において、シールバンド案内部は、テーブルの長手方向の前後部に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の直動装置において、シールバンド案内部は、テーブルの上面からサイドカバーの上面に向かって垂下するとともにサイドカバーの上面に対して隙間を置いて配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1記載の直動装置において、シールバンド案内部は、テーブルに取り付けられるテーブルカバーの長手方向の前後部に設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の直動装置において、シールバンド案内部は、テーブルカバーの上面からサイドカバーの上面に向かって垂下するとともにサイドカバーの上面に対して隙間を置いて配置されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の何れか記載の直動装置において、テーブルの上面は、長手方向の前後部が中央部より低くなるアーチ型に形成されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6の何れか記載の直動装置において、付着部材は、マグネットシートであり、帯状のシールドバンドは、磁性材料で構成されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至6の何れか記載の直動装置において、前記付着部材は、シリコンゴム、ウレタン若しくは粘着剤をコーティングしたウレタンであることを特徴とする
請求項に係る発明は、長手方向に開口部を形成するハウジングと、前記開口部の両側に前記開口部に沿って設けられるサイドカバーと、前記サイドカバーのそれぞれの前記開口部側に前記開口部に沿って設けられる付着部材と、テーブルを立設し、前記テーブルを前記開口部より突出させて前記ハウジングの長手方向に往復動自在に収容されるスライダと、前記テーブルの上面を乗り越えて前記開口部を覆うように前記ハウジングに両端部が固定され、前記付着部材によって両側部が固定されるシールバンドと、前記テーブルの移動時に前記テーブルの上面を乗り越える前記シールバンドに湾曲部を形成させるシールバンド案内部と、前記テーブルの移動時に前記サイドカバーと前記テーブルとの隙間を塞ぐワイパとを備え、前記シールバンドは、前記テーブルの上面を乗り越えて前記開口部を閉塞する長さを有し、前記シールバンド案内部は、前記シールバンドが前記テーブルの上面を乗り越えるときに前記シールバンドに接して前記シールバンドを湾曲させ、前記テーブルの上面を乗り越えていない領域の前記シールバンドを前記付着部材へ固定させる付勢力を生じさせ、前記ワイパは、前記シールバンドが前記テーブルの上面を乗り越えるときに前記テーブルカバーと前記サイドカバーの上面および前記シールバンドとの隙間を塞ぎ、前記シールバンド案内部は、前記テーブルに取り付けられるテーブルカバーの前記長手方向の前後部に設けられ、前記テーブルカバーは、前記テーブルカバーの全周に設けられ、前記ワイパを挿入保持する保持部と、前記保持部の底面における前記ワイパとの接触面に設けられ、前記ワイパを前記ハウジング方向へ押圧する押圧部とを備え、前記押圧部は、前記底面における前記ワイパとの接触面を凹凸形状にすることによって形成されていることを特徴とする
請求項10に係る発明は、請求項1乃至9の何れか記載の直動装置において、前記スライダは、2つの部材からなるとともに、前記ハウジングの長手方向に直列に配置されていることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項10記載の直動装置において、前記シールバンド案内部は、前記テーブルに取り付けられるテーブルカバーの前記長手方向の前後部と中間部とに設けられていることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項1乃至11の何れか記載の直動装置において、前記シールバンド案内部の幅は、前記シールバンドの幅に対して50〜80%であることを特徴とする。
本発明によれば、テーブルを持つ直動装置でありながら、ハウジングの開口部を十分にシールすることにより、塵埃の侵入を防いで防塵機能を有することができるとともに、装置の大型化を防ぐことができる。
また、帯状のシールテーブルに対するテーブルの摺動抵抗が少ないため、高精度な位置決めができるとともに、直動装置を駆動するモータなどへの負荷が小さく省エネであり、長寿命化に貢献することができる。
また、帯状のシールバンドにテンションを加える必要がないため、シールバンド案内部はシールバンドの上面のみに接触しているだけであり摺動抵抗が少いとともに、帯状のシールバンドに対するテンションを調整するために、ローラやスクレーパをばねなどの弾性部材で支持する必要がない。
また、帯状のシールバンドの下面がテーブルの上面と接触することがないので、帯状のシールバンドに対する不要なテンションが発生することがなく摺動抵抗が少ない。
また、スライドを2つの部材を直列に配置したり、あるいは、全長を長くしたスライドを用いることによって、テーブルの耐荷重を増やすことが可能となる。
また、テーブルの耐荷重を増やすために、テーブルの長さを長くしてスライドを2つの部材を直列に配置した場合でも、シールバンド案内部を中間部に追加することによってテーブルカバーの内側への接触を防ぐとともに帯状のシールバンドの上面の接触面積を減らすことができる。
本発明の第一実施形態に係る直動装置の平面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のB−B線に沿った断面図である。 図2の要部を拡大して示す断面図である。 図2の要部を拡大して示す斜視図である。 テーブル12と、テーブルカバー16と、シールバンド案内部16jと、帯状のシールバンド23との関係を示す断面図である。 図1の直進装置のテーブルカバー16と帯状のシールバンド23とを取り除き、テーブルカバー16のシールバンド案内部16jを残して示す斜視図である。 (a)はテーブルカバー16を示す斜視図、(b)はテーブルカバー16にワイパ37を取り付けた状態を示す斜視図、(c)はテーブルカバー16の収容部16fの突当たり面を示す斜視図である。 ワイパ37を示す斜視図である。 テーブルカバー16とワイパ37との接触面を凸部16gと凹部16hとからなる連続した山形とした例を示す断面図である。 テーブルカバー16とワイパ37との接触面を平面とした例を示す断面図である。 テーブルカバー16とワイパ37とサイドカバー8との関係を示す断面図である。 図1の直進装置を壁掛けとした例と平置きとした例とを示す説明図である。 ワイパ37を備えたテーブル12を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る直動装置の斜視図である。 図15の直進装置のテーブルカバー16を取り除き、テーブルカバー16のシールバンド案内部16jを残したテーブル12を示す斜視図である。 図16の要部を拡大して示す斜視図である。 2つのテーブル12と、テーブルカバー16と、2つのシールバンド案内部16jと、中央のシールバンド案内部16kと、帯状のシールバンド23との関係を示す断面図である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
〔第一実施形態〕
図1乃至図13は、本発明の第一実施形態に係る直動装置を示す。
図において、1はモータ、2はハウジング4内に収納されるボールねじ3とモータ1とを連結するブラケットである。
ブラケット2は、図1、図2に示すように、一端がねじを介してモータ1に連結されている。また、ブラケット2は、ハウジング4の軸方向に中空部2aを設け、中空部2aにはカップリングなどの連結部9が設けられている。連結部9には、モータシャフト1aがボールねじ3のねじ軸10に連結されている。
ハウジング4は、図2、図3に示すように、軸方向の天井部は、スライドブロック11の移動方向、すなわち軸方向に沿って開口部20を形成し、軸方向の両端部は開口している。開口部20によって形成される凹部4aは、凹部4aの両内側面4bの軸方向に沿って軸方向にボールねじ3によって往復移動されるスライドブロック(スライダ)11を往復移動自在に収納するガイド溝13を形成している。
また、ハウジング4は、一方の開口端にはブラケット2がねじを介して連結されて閉塞され、他方の開口端にはフランジ5がねじを介して連結されて閉塞されている。
スライドブロック11は、テーブル12を上面に設けている。
スライドブロック11には、図2、図3に示すように、ボールねじ3のボールねじナット18が配置され、スライドブロック11は、ハウジング4の凹部4aに形成されたガイド溝13に沿って摺動され、ボールねじ3のボールねじナット18とともにテーブル12を往復動操作される。
テーブル12は、ハウジング4の開口部20を通して往復移動させられるように構成されている。
ハウジング4の開口部20の両側の軸方向には、図1乃至図3に示すように、サイドカバー8がねじを介して連結されている。サイドカバー8の上面8aには、開口部20を塞ぐように帯状のシールバンド23が配設されている。
帯状のシールバンド23は、図1乃至図7に示すように、ハウジング4の軸方向においてテーブル12の上面から両側部12bにかけて覆うようにテーブル12の上方を通過して設けられ、帯状のシールバンド23の長手方向の両端部は、ブラケット2およびフランジ5にねじ30aによって固定され、帯状のシールバンド23の長手方向の両側部は、サイドカバー8に設けられたマグネット7によりサイドカバー8に吸着されている。
なお、帯状のシールバンド23は、テーブル12の両側部12bの斜度に合わせて適度な湾曲を得ることのできる、弾性を有するステンレスシートなどが望ましく、例えば、ある程度のばね性を有する磁性材からなる薄板、例えば、SUS440、SUS410などのマルテンサイト系ステンレス、例えば、SUS631、SUS632などの析出硬化系ステンレス、例えば、SUS430などのフェライト系ステンレス、SK材などがある。なお、例えば、SUS303、SUS304、SUS316、SUS304などのオーステナイト系ステンレスのような磁性のないステンレスシートは、マグネット7に吸着されないので、帯状のシールバンド23として使用できない。
なお、ばね性とは、帯状のシールバンド23の弾性により生じる板ばねのような特性をいう。
テーブル12は、ハウジング4の軸方向において両側部12bより中央部が盛り上がるアーチ型に形成されている。テーブル12は、マグネット7を設けたサイドカバー8の上面8aを両側からそれぞれ差し込める凹部12cを2つ設けている。2つの凹部12cによってテーブル12には、括れ部12dが形成されている。テーブル12は、複数の突起部12aを上方に立ち上げて略水平の仮想のテーブル面34を形成している。
テーブル12には、テーブル面34を除くテーブル12部分を覆うようテーブルカバー16が取り付けられている。
テーブルカバー16は、ハウジング4の幅よりも僅かに狭い幅を有する四角形の上面プレート16aと、上面プレート16aの両側部に下方に向けて垂下して設けられた側面プレート16bと、上面プレート16aの前後に下方に向けて垂下して設けられた前後面プレート16cとで構成されている。
側面プレート16bおよび前後面プレート16cの下端部は、サイドカバー8の上面8aと平行に形成され、側面プレート16bおよび前後面プレート16cの下端部は、図12に示すように、サイドカバー8の上面8aと一定の隙間Sを置いて配置されている。ここで、一定の隙間Sは、例えば0.5mm程度の小さな隙間であれば良い。
側面プレート16bおよび前後面プレート16cの内側には、全周を取り囲むように一枚の長細い板状のワイパ37が取り付けられている。
テーブルカバー16の前後面プレート16cの内側には、帯状のシールバンド23をサイドカバー8に設けられたマグネット7によりサイドカバー8に密着させる、シールバンド案内部16jがそれぞれ設けられている。
帯状のシールバンド23は、ブラケット2およびフランジ5にねじ30aによって固定されているが、帯状のシールバンド23の軸方向の長さはテーブル12を跨いで通過できるように余剰部を有している。
このため、帯状のシールバンド23は、マグネット7の吸着力により両端部が固定状態となると、シールバンド案内部16jにより上面から押えられた帯状のシールバンド23の余剰部は、帯状のシールバンド23自体のばね性により自然に湾曲部23aを形成する。
さらに、湾曲部23aは、帯状のシールバンド23自体のばね性により、帯状のシールバンド23をマグネット7へ吸着させる付勢機能を発揮するため、別に付勢手段がなくてもシールバンド案内部16jにより帯状のシールバンド23をマグネット7へ吸着させることができる。
また、帯状のシールバンド23は、テーブルカバー16の下側とテーブル12の上側との間を通過するが、帯状のシールバンド23の湾曲部23aがテーブルカバー16の上面プレート16aの内側にも、テーブル12の上面にも接触しないような長さに調整されている。
テーブル12の上面は、アーチ状となっており、通常の状態では帯状のシールバンド23に接触していないが、テーブルカバー16を取り付けて湾曲部23aを形成する補助的な役割をしている。
また、シールバンド案内部16jは、帯状のシールバンド23をマグネット7へ押さえ付ける構造ではなく、サイドカバー8の上面8aに対して隙間をもってテーブルカバー16に取り付けられているため、帯状のシールバンド23を押さえ付ける摩擦力が発生しない。さらに、帯状のシールバンド23とシールバンド案内部16jとの接触部分に加わる力も、帯状のシールバンド23自体のばね性による力のみであるため、摩擦力が殆ど発生しない。
次に、図6により、テーブル12と、テーブルカバー16と、シールバンド案内部16jと、帯状のシールバンド23との関係について説明する。
ここで、寸法Fは、テーブルカバー16の軸方向の距離、寸法Cは、シールバンド案内部16j間の距離、寸法Xは、テーブルカバー16の天井面から帯状のシールバンド(サイドカバー8に貼り付いた位置)23までの距離、寸法Yは、テーブル12の頂部と帯状のシールバンド(サイドカバー8に貼り付いた位置)23との距離、寸法Zは、シールバンド案内部16jと帯状のシールバンド(サイドカバー8に貼り付いた位置)23との距離、rDは、帯状のシールバンド23の曲率半径、rEは、シールバンド案内部16jの帯状のシールバンド23への接触部の曲率半径とする。
本実施形態における条件は、下記の通りである。寸法Yは、構造上必須である。寸法Xは、できるだけ低くしたい。寸法Fは、テーブル12のストロークを稼ぐために短くしたい。帯状のシールバンド23の曲率半径rDとシールバンド案内部16jの帯状のシールバンド23への接触部の曲率半径rEとは、帯状のシールバンド23の寿命に影響するためできるだけ大きくしたい。
帯状のシールバンド23の曲率半径rDとシールバンド案内部16jの帯状のシールバンド23への接触部の曲率半径rEとを大きくするためには、寸法Cを大きくする必要があるが、寸法Cを大きくすると、同時に寸法Fも大きくなってしまう。
そこで、シールバンド案内部16jを寸法Z分だけ浮かせることにより、寸法Cを大きくしなくても帯状のシールバンド23の曲率半径rDとシールバンド案内部16jの帯状のシールバンド23への接触部の曲率半径rEとを大きくすることが可能になる。
寸法Zを小さくすることによって、寸法Cをそのままにすることも可能と思われるが、この場合、帯状のシールバンド23の曲率半径rDとシールバンド案内部16jの帯状のシールバンド23への接触部の曲率半径rEとが小さくなってしまう。
そこで、帯状のシールバンド23の上面をしっかり押えるのではなく、帯状のシールバンド23の撓み部分(湾曲部23a)の傾斜の途中をシールバンド案内部16jで押えることができるように、シールバンド案内部16jの位置を決定した。
ちなみに、シールバンド案内部16jの先端部は、図4、図8に示すように、帯状のシールバンド23への面当たりを避けて帯状のシールバンド23の負荷を低減し、耐久性などを付与することができるように、面取り16j’を設け、帯状のシールバンド23との摩耗を小さくするようにしてある。
次に、図4、図5、図8、図9、図10を参照してテーブルカバー16に取り付けられたワイパ37について詳細に説明する。
テーブルカバー16にはワイパ37を収容するために、上面プレート16aから垂下して設けられた側面リブ16dおよび前後面リブ16eが、それぞれ側面プレート16bおよび前後面プレート16cに平行に配置され、側面プレート16bおよび前後面プレート16cの内側全周にわたり収容部16fが設けられている。
また、シールバンド案内部16jは、帯状のシールバンド23の幅よりも小さく、帯状のシールバンド23の両側付近が接触しないため、帯状のシールバンド23の両側付近の劣化を防止することができる。シールバンド案内部16jの幅は、帯状のシールバンド23の幅に対して50〜80%が望ましい。
収容部16fの底面を形成する突当たり面は、図8(c)に示すように、凸部16gと凹部16hとからなる連続した山形となっている。
ワイパ37は、ゴムや弾性力を有する合成樹脂が材料とされ、テーブルカバー16の凸部16gおよび凹部16hに接触するカバー側接触面37aと、サイドカバー8の上面8aおよび帯状のシールバンド23に接触するシールバンド側接触面37bと、側面プレート16b、前後面プレート16c、側面リブ16dおよび前後面リブ16eに接触する保持面37cとから構成されている。ワイパ37は、テーブルカバー16の収容部16fに押し込まれることにより、摩擦力で収容部16f内に保持されている。
次に、図1乃至図4を参照して本実施形態に係る直動装置の作用を説明する。
モータ1の作動によりボールねじ3のねじ軸10を作動すると、ねじ軸10の回転に伴ってボールねじナット18がねじ軸10に沿って軸方向に移動する。これに伴って、スライドブロック11が軸方向に沿って移動する。スライドブロック11の移動によってテーブルカバー16は、帯状のシールバンド23の上を移動し、テーブル12は、帯状のシールバンド23の下を移動する。
このとき、帯状のシールバンド23の湾曲部23aもシールバンド案内部16jにより連動して移動するため、帯状のシールバンド23は、常にテーブル12とテーブルカバー16とに非接触状態で移動することが可能となり、帯状のシールバンド23に対するテンションやテンションに伴う摩擦による摺動抵抗の少ない防塵構造を得ることができる。
サイドカバー8の上面8aには、開口部20を塞ぐように帯状のシールバンド23が設けられているので、開口部20から塵埃などが侵入する不具合を防止することができる。テーブル12の移動に際しても、シールバンド案内部16jで帯状のシールバンド23を押さえながら移動するので、常に帯状のシールバンド23とサイドカバー8とを密着させることができ、テーブルカバー16で覆われていない部分からの塵埃の侵入を防ぐことができる。
さらに、テーブルカバー16に取り付けられたワイパ37により、テーブルカバー16とサイドカバー8上面8aおよび帯状のシールバンド23との隙間から塵埃などがテーブルカバー16内に侵入する不具合を防ぐことができ、防塵構造を得ることができる。
通常、この種のワイパは、ゴムや弾性を有する合成樹脂などの材料が使用されるが、弾性力を有するため、部品の寸法精度が悪くなるという問題が生じる。また、複数の部品を組み合わせるため、テーブルカバー16とサイドカバー8の上面8aおよび帯状のシールバンド23との隙間は必ずしも一定とは限らないことがある。
つまり、ワイパ37の寸法が所望の寸法よりも小さくなった場合やテーブルカバー16とサイドカバー8の上面8aおよび帯状のシールバンド23との隙間が所望の寸法よりも大きくなった場合は、ワイパ37とサイドカバー8の上面8aおよび帯状のシールバンド23との間に隙間ができ、塵埃が侵入してしまう。
反対に、ワイパ37の寸法が所望の寸法よりも大きくなった場合やテーブルカバー16とサイドカバー8の上面8aおよび帯状のシールバンド23との隙間が所望の寸法よりも小さくなった場合は、ワイパ37とサイドカバー8の上面8aおよび帯状のシールバンド23との間の摺動抵抗が増加し、発熱や耐久性低下の問題を生じる。
そこで、本実施形態では、テーブルカバー16とワイパ37との接触面を凸部16gと凹部16hとからなる連続した山形とし、部品の寸法誤差や部品の組み合わせ誤差を吸収できる構造とした。
次に、部品の寸法誤差や部品の組み合わせ誤差を吸収する作用を説明する。
図11で示すように、テーブルカバー16とワイパ37との接触面を平面とした場合、上下方向の寸法誤差を吸収できるのはワイパ37自身の弾性力のみになってしまうため、圧縮方向に誤差が発生した場合、ワイパ37の全体が圧縮され反発力が発生し、この反発力がそのまま摺動抵抗の増加につながっていた。
これを、図10で示すように、テーブルカバー16とワイパ37との接触面を凸部16gと凹部16hとからなる連続した山形することにより、圧縮方向に誤差が発生した場合でも、圧縮されたワイパ37の一部が凹部16hへ逃げ、ワイパ37自身の弾性力以上の変形を可能とする。
また、予めワイパ37を少し圧縮した状態で取り付けておくことにより、隙間が広がった場合でも、ワイパ37とサイドカバー8の上面8aおよび帯状のシールバンド23との隙間を塞ぐことができる。
したがって、部品の寸法誤差や部品の組み合わせ誤差が大きい場合でも、塵埃の侵入を防止することができるため、コストアップすることなく確実な防塵構造を得ることができる。
次に、テーブルカバー16とワイパ37との接触面に形成される山形の数と、山の高さの根拠について説明する。
実験の結果から、山の数は、軸方向で4〜6山、幅方向で3〜4山が望ましく、山の高さは、ワイパ37の高さを基準に考えて、圧縮率が5〜15%が望ましく、それ以上になると、摩擦が増え発熱や耐久性の低下、直動装置の摺動抵抗の増加になることが確認されている。
ここで、圧縮率(%)は、1−(H−D)/H×100とした。式中、Hはワイパ37の高さ、Dはワイパ37をテーブルカバー16の山で圧縮した量を現し、これらの関係は図12に示されている。
また、一枚の長細い板状のワイパ37を収容部16fから成る四辺の溝にぐるりと挿入するだけで、ワイパ37の装着ができるため、ワイパ37の取付が簡単である。また、つなぎ目も特に接着などの必要が無く、ワイパ37を一枚で作るので、コスト的にも、製造上も有利である。
なお、上記実施形態では、一枚の長細い板状のワイパ37を収容部16fから成る四辺の溝にぐるりと挿入する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。
例えば、図13に示すように、本実施形態に係る直進装置を壁掛けとして用いる場合には、帯状のシールバンド23に塵埃が付着しなければ、ワイパ37を両シールバンド側接触面37bだけに装着しても、塵埃の侵入を防止することができる。
また、図13に示すように、本実施形態に係る直進装置を平置きとして用いる場合には、帯状のシールバンド23上に塵埃が残りやすいので、テーブル12の移動方向の前後面プレート16cだけにワイパ37を装着しても、塵埃の侵入を防止することができる。
図13に示すように、ワイパ37の取付箇所が減ることによって、摺動抵抗を低減することが可能となる。
ただし、粉末状のものが空間に舞っている環境では、上記実施形態に係る直進装置のように、一枚の長細い板状のワイパ37を収容部16fから成る四辺の溝にぐるりと挿入することが望ましい。
また、上記実施形態では、テーブルカバー16にワイパ37を装着する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、図14に示すように、テーブル12の下面にテーブルカバー16の収容部16fと同様にワイパ37の収容部を設けても良い。
また、ワイパ37の装着は、テーブルカバー16への装着において述べたように、全周でも一部でも良い。
また、上記実施形態では、テーブルカバー16とワイパ37との接触面を凸部16gと凹部16hとからなる連続した山形とした場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、テーブルカバー16とワイパ37との接触面を、テーブルカバー16を平面、ワイパ37を山形としても良い。
また、上記実施形態では、テーブルカバー16とワイパ37との接触面を凸部16gと凹部16hとからなる連続した山形とした場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、テーブルカバー16とワイパ37との接触面は、滑らかな曲線で結んだ波型でも、凸部16g部分のみをリブ状にしても良い。
また、上記実施形態では、テーブルカバー16とワイパ37との接触面を凸部16gと凹部16hとからなる連続した山形とした場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、収容部16fにばねを設け、ワイパ37をばねで押し付けるようにしても良い。
また、上記実施形態では、一枚の長細い板状のワイパ37を収容部16fから成る四辺の溝にぐるりと挿入した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、四辺分割とし、隙間が開かないように連接しても良い。
また、上記実施形態では、マグネットシート7を用いて帯状のシールバンド23を吸着する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、自己粘着性のある材料を用いても良い。この場合には、帯状のシールバンド23は、磁性材料に限らず、非磁性材料などその他の材料でも良い。なお、自己粘着性のある材料としては、例えば、シリコンゴム、ウレタン若しくは粘着材をコーティングしたウレタンなどがある。
また、上記実施形態では、シールバンド案内部16jを設けたテーブルカバー16をテーブル12に装着する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、図14に示すように、テーブルカバー16を省いて、テーブル12の長手方向の前後面にシールバンド案内部12eを一体的に設けても良い。
〔第二実施形態〕
図15乃至図18は、本発明の第二実施形態に係る直動装置を示す。
直動装置は、テーブル12の耐荷重を増やすためにテーブル12の長さを長くすることが求められることがある。
しかし、第一実施形態に係る直動装置において、テーブル12の耐荷重を増やそうとすると、テーブル12は、図3に示すように、サイドカバー8が入り込む凹部12cを長手方向の両側に形成しているため、テーブル12には括れ部12dが形成され、テーブル12の強度が低下する虞がある。
そこで、本実施形態では、テーブル12の長さを長くして括れ部12dの断面積を増やすことによってテーブル12の耐荷重を増加させることを可能とした。
そして、テーブル12の上側を通過する帯状のシールバンド23の湾曲部23aを長くすると、テーブル12の両端に設けられたシールバンド案内部16jだけでは、テーブルカバー16の内側へ帯状のシールバンド23の上面が広範囲に渡り接触し、摩擦による摺動抵抗を生じたり、部品が摩耗することがある。
そこで、本実施形態に係る直動装置では、スライドブロック11を2個直列に連結して配置するとともに、テーブル12の両端に設けられたシールバンド案内部16jの中央位置のテーブルカバー16の内側へシールバンド案内部16kを追加している。
その他の構成は、1つのスライドブロック11を用いた第一実施形態に係る直動装置と同じである。
次に、本実施形態において、テーブル12の中央位置にシールバンド案内部16kを設けることが望ましい理由について説明する。
a.スライドブロック11が移動した際の湾曲部23aの偏りを防ぐため、湾曲部23aを二つに均等に振り分ける必要がある。このため、中間のシールバンド案内部16kはテーブル12の両端に設けられたシールバンド案内部16jの中央付近が望ましい。
b.スライドブロック11が移動した際の湾曲部23aの偏りを防ぐため、湾曲部23aを二つに均等に振り分ける必要がある。このため、中間のシールバンド案内部16kの下面は二つに振り分けた湾曲部23aの頂点よりも低い位置にあるのが望ましい。
c.帯状のシールバンド23の両測付近の劣化を防止するため、中間のシールバンド案内部16kの幅は、テーブル12の両端に設けられたシールバンド案内部16jの幅と同じく帯状のシールバンド23の幅に対して50〜80%が望ましい。
なお、シールバンド案内部16kの先端部は、図18に示すように、シールバンド案内部16jの先端部の設けた面取り16j’と同様に、帯状のシールバンド23への面当たりを避けて帯状のシールバンド23の負荷を低減し、耐久性などを付与することができるように、面取り16k’を設け、帯状のシールバンド23との摩耗を小さくするようにしてある。
なお、本実施形態では、スライドブロック11を2個に分けて直列に連結して配置した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、1個のスライドブロック11の全長を長くしても良い。
また、上記実施形態では、アクチュエータとして、ボールねじ3を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、流体を使用したシリンダやリニアモータでも良い。
1 モータ
2 ブラケット
3 ボールねじ
4 ハウジング
5 フランジ
7 マグネット
8 サイドカバー
8a サイドカバー8の上面
10 ねじ軸
11 スライドブロック
12 テーブル
12c 凹部
12d 括れ部
12e シールバンド案内部
13 ガイド溝
16 テーブルカバー
16a 上面プレート
16b 側面プレート
16c 前後面プレート
16d 側面リブ
16e 前後面リブ
16f 収容部
16g 凸部
16h 凹部
16j、16k シールバンド案内部
18 ボールねじナット
20 開口部
23 帯状のシールバンド
34 テーブル面
37 ワイパ
37a カバー側接触面
37b シールバンド側接触面

Claims (12)

  1. 長手方向に開口部を形成するハウジングと、
    前記開口部の両側に前記開口部に沿って設けられるサイドカバーと、
    前記サイドカバーのそれぞれの前記開口部側に前記開口部に沿って設けられる付着部材と、
    テーブルを立設し、前記テーブルを前記開口部より突出させて前記ハウジングの長手方向に往復動自在に収容されるスライダと、
    前記テーブルの上面を乗り越えて前記開口部を覆うように前記ハウジングに両端部が固定され、前記付着部材によって両側部が固定されるシールバンドと、
    前記テーブルの移動時に前記テーブルの上面を乗り越える前記シールバンドに湾曲部を形成させるシールバンド案内部と、
    前記テーブルの移動時に前記サイドカバーと前記テーブルとの隙間を塞ぐワイパと
    を備え、
    前記シールバンドは、前記テーブルの上面を乗り越えて前記開口部を閉塞する長さを有し、
    前記シールバンド案内部は、前記シールバンドが前記テーブルの上面を乗り越えるときに前記シールバンドに接して前記シールバンドを湾曲させ、前記テーブルの上面を乗り越えていない領域の前記シールバンドを前記付着部材へ固定させる付勢力を生じさせ、
    前記ワイパは、前記シールバンドが前記テーブルの上面を乗り越えるときに前記テーブルカバーと前記サイドカバーの上面および前記シールバンドとの隙間を塞ぎ、
    前記テーブルは、
    前記テーブルの全周に設けられ、前記ワイパを挿入保持する保持部と、
    前記保持部の底面における前記ワイパとの接触面に設けられ、前記ワイパを前記ハウジング方向へ押圧する押圧部とを備え、
    前記押圧部は、前記底面における前記ワイパとの接触面を凹凸形状にすることによって形成されている
    ことを特徴とする直動装置。
  2. 請求項1記載の直動装置において、
    前記シールバンド案内部は、前記テーブルの前記長手方向の前後部に設けられている
    ことを特徴とする直動装置。
  3. 請求項1又は2記載の直動装置において、
    前記シールバンド案内部は、前記テーブルの上面から前記サイドカバーの上面に向かって垂下するとともに前記サイドカバーの上面に対して隙間を置いて配置されている
    ことを特徴とする直動装置。
  4. 請求項1記載の直動装置において、
    前記シールバンド案内部は、前記テーブルに取り付けられるテーブルカバーの前記長手方向の前後部に設けられている
    ことを特徴とする直動装置。
  5. 請求項4記載の直動装置において、
    前記シールバンド案内部は、前記テーブルカバーの上面から前記サイドカバーの上面に向かって垂下するとともに前記サイドカバーの上面に対して隙間を置いて配置されている
    ことを特徴とする直動装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか記載の直動装置において、
    前記テーブルの上面は、前記長手方向の前後部が中央部より低くなるアーチ型に形成されている
    ことを特徴とする直動装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか記載の直動装置において、
    前記付着部材は、マグネットシートであり、
    前記シールドバンドは、磁性材料で構成されている
    ことを特徴とする直動装置。
  8. 請求項1乃至6の何れか記載の直動装置において、
    前記付着部材は、シリコンゴム、ウレタン若しくは粘着剤をコーティングしたウレタンである
    ことを特徴とする直動装置。
  9. 長手方向に開口部を形成するハウジングと、
    前記開口部の両側に前記開口部に沿って設けられるサイドカバーと、
    前記サイドカバーのそれぞれの前記開口部側に前記開口部に沿って設けられる付着部材と、
    テーブルを立設し、前記テーブルを前記開口部より突出させて前記ハウジングの長手方向に往復動自在に収容されるスライダと、
    前記テーブルの上面を乗り越えて前記開口部を覆うように前記ハウジングに両端部が固定され、前記付着部材によって両側部が固定されるシールバンドと、
    前記テーブルの移動時に前記テーブルの上面を乗り越える前記シールバンドに湾曲部を形成させるシールバンド案内部と、
    前記テーブルの移動時に前記サイドカバーと前記テーブルとの隙間を塞ぐワイパと
    を備え、
    前記シールバンドは、前記テーブルの上面を乗り越えて前記開口部を閉塞する長さを有し、
    前記シールバンド案内部は、前記シールバンドが前記テーブルの上面を乗り越えるときに前記シールバンドに接して前記シールバンドを湾曲させ、前記テーブルの上面を乗り越えていない領域の前記シールバンドを前記付着部材へ固定させる付勢力を生じさせ、
    前記ワイパは、前記シールバンドが前記テーブルの上面を乗り越えるときに前記テーブルカバーと前記サイドカバーの上面および前記シールバンドとの隙間を塞ぎ、
    前記シールバンド案内部は、前記テーブルに取り付けられるテーブルカバーの前記長手方向の前後部に設けられ、
    前記テーブルカバーは、
    前記テーブルカバーの全周に設けられ、前記ワイパを挿入保持する保持部と、
    前記保持部の底面における前記ワイパとの接触面に設けられ、前記ワイパを前記ハウジング方向へ押圧する押圧部とを備え、
    前記押圧部は、前記底面における前記ワイパとの接触面を凹凸形状にすることによって形成されている
    ことを特徴とする直動装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか記載の直動装置において、
    前記スライダは、2つの部材からなるとともに、前記ハウジングの長手方向に直列に配置されている
    ことを特徴とする直動装置。
  11. 請求項10記載の直動装置において、
    前記シールバンド案内部は、前記テーブルに取り付けられるテーブルカバーの前記長手方向の前後部と中間部とに設けられている
    ことを特徴とする直動装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか記載の直動装置において、
    前記シールバンド案内部の幅は、前記シールバンドの幅に対して50〜80%である
    ことを特徴とする直動装置。
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