JP5417119B2 - ノギスのアタッチメントおよび測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノギスに取り付けて使用するアタッチメントおよび当該アタッチメントを用いた測定装置に関するものである。
従来から長さを精密に測定する測定具としてノギスが広く利用されている。
ノギスの構造としては、本尺の長手方向に沿って本尺目盛を形成すると共に、スライダにバーニヤ目盛を形成したバーニヤ目盛式ノギス、スライダの移動量をダイヤルの指針の回転角に変換してダイヤル表示するようにしたダイヤル表示式ノギス、スライダの移動量を光電式、静電容量式あるいは磁気式などのエンコーダによって電気信号に変換し、その信号に基づく移動量を液晶表示パネルに表示するようにしたデジタル式ノギスなどが知られている。
何れの方式のノギスであっても、測定に際しては、片手で対象物を掴み、他の片手で本尺を握り、かつ、その親指でスライダに設けられたローラを押圧、回転させながらスライダを本尺に沿って移動させ、本尺およびスライダに設けられた内側用または外側用の測定ジョウを対象物の測定部位間に当接させる操作を行う。
この状態において、バーニヤ目盛式ノギスでは本尺目盛とバーニヤ目盛とから、ダイヤル表示式ノギスではダイヤルの指針から、デジタル式ノギスでは表示パネルの表示値からそれぞれ対象物の寸法などを求めている。
ところで、このようなノギスを応用した高度定規装置が提案されている。
ここで、高度定規装置とは、高さ方向に直線を引くことのできる定規装置をいう。
例えば、実用新案登録第3020794号公報には、底座、ナイフブロック、連結ブロック、固定ブロックおよびノギスから構成される高度定規装置が開示されている。
この高度定規装置は、ナイフブロックの一端を連結ブロックのコ字型切欠に嵌め込んでボルトにより固定し、連結ブロックの上部を固定ブロックのコ字型口に嵌め込んでボルトにより固定し、ノギスのカーソル部を固定ブロックの切欠に嵌め込み、切欠の凸部にてノギスを係止するとともにボルトにより固定し、さらにノギスの頭部が補正突起に当接するようにノギスを底座の嵌入溝に嵌め込んでボルトにより固定することにより、ノギスを用いた高度定規装置を構成している。
実用新案登録第3020794号公報
しかしながら、上記従来技術に係る高度定規装置は、高さ方向に直線を引くことができるに留まり、測定対象を拡充することなどはできなかった。
一方、従来のノギスのなかには、本尺の尾部から進退するデプスバーを備えるものがあり、このデプスバーによって対象物の深さを測ることができるようになっている。
しかし、デプスバーを使用する際には、測定者がノギスを垂直状態で保持する必要があり、その際にデプスバーが微妙に進退して測定誤差を生じる虞があった。
本発明は、測定対象を拡充することができ、対象物の厚さや深さ等をより精密に測定することのできるノギスのアタッチメントおよび測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明に係るノギスのアタッチメントは、少なくとも固定側の測定ジョウと可動側の測定ジョウを備えるノギスに取り付けられるアタッチメントであって、前記固定側の測定ジョウを着脱可能に固定して、当該固定側の測定ジョウを下側として前記ノギス全体を直立状態で保持すると共に測定対象としての対象物を載置する台座部材と、前記可動側の測定ジョウに着脱可能に固定される測定部材とから構成され、前記測定部材は、前記可動側の測定ジョウに対して着脱可能に固定される固定部材と、該固定部材から前記台座部材側に延伸され、前記可動側の測定ジョウが前記対象物に対して移動された際に、当該対象物に対して先端部が接触される測定針と、を備える、ことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明に係るノギスのアタッチメントは、請求項1に記載の発明について、前記台座部材は、前記固定側の測定ジョウを差し込む嵌入溝と、該嵌入溝に前記固定側の測定ジョウを保持した状態で、前記固定側の測定ジョウを側面側からネジ止めするネジ部材とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明に係るノギスのアタッチメントは、請求項1または請求項2の何れかに記載の発明について、前記測定部材の前記測定針は、前記固定部材に穿設される挿通孔に移動可能に挿通されると共に、該固定部材が備えるネジ部材によって前記挿通孔の側面側から固定されるように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明に係るノギスのアタッチメントは、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明について、前記測定部材は、前記可動側の測定ジョウと平行方向に突出して設けられ、前記台座部材に載置される対象物に対して罫書き線を形成する罫書き部をさらに備えることを特徴とする。
請求項5に記載の本発明に係る測定装置は、少なくとも固定側の測定ジョウと可動側の測定ジョウを備えるノギスと、前記固定側の測定ジョウを着脱可能に固定して、当該固定側の測定ジョウを下側として前記ノギス全体を直立状態で保持すると共に測定対象としての対象物を載置する台座部材と、前記可動側の測定ジョウに着脱可能に固定される測定部材とを備え、前記測定部材は、前記可動側の測定ジョウに対して着脱可能に固定される固定部材と、該固定部材から前記台座部材側に延伸され、前記可動側の測定ジョウが前記対象物に対して移動された際に、当該対象物に対して先端部が接触される測定針と、から構成される、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明に係る測定装置は、請求項5に記載の発明について、前記台座部材は、前記ノギスの固定側の測定ジョウを差し込む嵌入溝と、該嵌入溝に前記固定側の測定ジョウを保持した状態で、前記固定側の測定ジョウを側面側からネジ止めするネジ部材とを備えることを特徴とする。
請求項7に記載の本発明に係る測定装置は、請求項5または請求項6の何れかに記載の発明について、前記測定部材の前記測定針は、前記固定部材に穿設される挿通孔に移動可能に挿通されると共に、該固定部材が備えるネジ部材によって前記挿通孔の側面側から固定されるように構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の本発明に係る測定装置は、請求項5から請求項7の何れかに記載の発明について、前記測定部材は、前記ノギスの可動側の測定ジョウと平行方向に突出して設けられ、前記台座部材に載置される対象物に対して罫書き線を形成する罫書き部をさらに備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、台座部材に載置された対象物の深さや厚さ等を測定部材を用いてより精密に測定することができるという効果が得られる。
また、請求項1に記載の発明によれば、台座部材に載置された対象物の深さや厚さ等を測定針を用いてより精密に測定することができるという効果が得られる。
請求項2に記載の発明によれば、台座部材を容易にノギスに取り付けることができ、利便性が向上される。
請求項3に記載の発明によれば、測定針の位置を容易に調整することができ、利便性が向上される。
請求項4に記載の発明によれば、固定部材が備える罫書き部を用いて対象物に罫書き線を形成することができ、利便性が一層向上される。
請求項5に記載の発明によれば、台座部材に載置された対象物の深さや厚さを測定部材を用いてより精密に測定することができるという効果が得られる。
また、請求項5に記載の発明によれば、台座部材に載置された対象物の深さや厚さを測定針を用いてより精密に測定することができるという効果が得られる。
請求項6に記載の発明によれば、台座部材を容易にノギスに取り付けることができ、利便性が向上される。
請求項7に記載の発明によれば、測定針の位置を容易に調整することができ、利便性が向上される。
請求項8に記載の発明によれば、固定部材が備える罫書き部を用いて対象物に罫書き線を形成することができ、利便性が一層向上される。
第1の実施の形態に係るノギスのアタッチメントAのノギスNへの取り付け状態を示す斜視図である。 台座部材A1の構成を示す斜視図である。 台座部材A1の裏面側の構成を示す斜視図である。 測定部材A2の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るノギスのアタッチメントAを取り付けたノギスNの全体構成を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るノギスのアタッチメントA’を取り付けたノギスNの全体構成を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の構成要素には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1から図5を参照して、本発明についての第1の実施の形態に係るノギスのアタッチメントおよびこのアタッチメントを用いた測定装置について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るノギスのアタッチメントAは、台座部材A1と測定部材A2とから構成されている。
ここで、台座部材A1および測定部材A2の構成を説明する前に、アタッチメントAの取り付け対象としてのノギスNについて簡単に説明する。
先にも述べたように、ノギスとしては、
(1)本尺の長手方向に沿って本尺目盛を形成すると共に、スライダにバーニヤ目盛を形成したバーニヤ目盛式ノギス、
(2)スライダの移動量をダイヤルの指針の回転角に変換してダイヤル表示するようにしたダイヤル表示式ノギス、
(3)スライダの移動量を光電式、静電容量式あるいは磁気式などのエンコーダによって電気信号に変換し、その信号に基づく移動量を液晶表示パネルに表示するようにしたデジタル式ノギス
などがある。
本実施の形態に係るアタッチメントAは、原理的には何れの方式のノギスにも取り付け可能である。
但し、取り扱いの容易性および測定結果の把握のし易さ等を勘案して、本実施の形態におけるノギスNはデジタル式ノギスであるものとする。
ノギスNは、板状の本尺(ビーム)1の一方の端部に固定側のジョウ6を本尺1と直角に設け、本尺1に沿って移動自在に取り付けられるスライダ部2に可動側のジョウ7を固定側のジョウ6と対向するよう設け、固定側のジョウ6と可動側のジョウ7で対象物を挟むことにより、固定側のジョウ6に対する可動側のジョウ7の移動量、即ちスライダ部2の移動量をスライダ部2に設けられた液晶表示パネル3に数値表示(デジタル表示)して読み取ることができるようになっている。
また、固定側のジョウ6と可動側のジョウ7の反対側に短い内側測定ジョウ8(図1では、可動側のジョウ7の内側測定ジョウはスライダ部2に隠れて図示されていない)を設け、内側の寸法も測定できるようなっている。
また、スライダ部2には、電池を出し入れする電池蓋4、ノギスNの原点を設定する原点設定ボタン5、スライダ部2を移動させるサムローラ11等が設けられている。
さらに、本尺1の後端部には、対象物の深さを測るためのデプスバー10が進退可能に設けられている。
なお、本実施の形態に係るアタッチメントAを適用可能なノギスは、上記構成のノギスNに限定されないことは勿論である。即ち、基本的な機能が同一または類似のノギスであれば同様に適用可能である。
次に、図2および図3を参照して、台座部材A1の構成例について説明する。
台座部材A1の台座本体20は、ステンレス板やアルミ板等を折り曲げ加工して、側壁部20a、底部20bが形成される。
なお、側壁部20aの高さは、ノギスNの固定側のジョウ6の厚さより高く設計される。後述するように、側壁部20aの高さに相当する嵌入溝25にノギスNの固定側のジョウ6が収納されるようにするためである。
台座本体20の略中央には、側壁部20aと平行に嵌入溝25が形成されている。
嵌入溝25の両側部の下側には、ノギスNの固定側のジョウ6を案内するレール部材21a、21bがビス23により固定されている。
また、レール部材21bには、レール部材21aと21bの間に嵌入されるノギスNの固定側のジョウ6を側方から締めて固定する固定ネジ24、24が設けられている。
台座部材A1にノギスNを取り付ける際には、まず、図1に示すように、台座本体20の嵌入溝25に対して、ノギスNの固定側のジョウ6をD1方向に差し入れる。
次いで、固定ネジ24、24を手で固定方向に回してノギスNの固定側のジョウ6を締め付けて固定する。
次に、図4を参照して、測定部材A2について説明する。
図4(a)〜(c)に示すように、測定部材A2は、可動側の測定ジョウ7に対して着脱可能に固定される固定部材30と、この固定部材30から台座部材A1側に延伸され、可動側の測定ジョウ7が対象物500(図5参照)に対して移動された際に、対象物500に対して先端部32aが接触される測定針32とから構成される。
より詳細には、固定部材30はコ字状の断面形状を有し、可動側の測定ジョウ7を差し込む嵌入溝35が形成されている。
嵌入溝35の一方の側部には、測定針32を挿通させる挿通孔31が穿設されている。
嵌入溝35の他方の側部には、挿通孔31に挿通される測定針32を側方から締め付ける固定ネジ33と、嵌入溝35に差し込まれる可動側の測定ジョウ7を側方から締め付けて固定する固定ネジ34とが設けられている。
測定部材A2を組み立てる手順は、図4(a)の状態の固定部材30について、測定針32を挿通孔31に上方から挿通して方向D2に移動させて所望位置で保持する。
次いで、固定ネジ33を固定方向に回転させて、測定針32を側方から締め付けて固定する(図4(b))。
なお、測定針32は、最大で図4(c)に示す状態まで下降させた状態とすることができる。
そして、このような構成の測定部材A2をノギスNを取り付ける際には、図1に示すように、可動側の測定ジョウ7をD2方向から嵌入溝35に差し込み、固定ネジ34を固定方向に回転させて固定する。
これにより、図5に示すような、アタッチメントAを取り付けたノギスNが構成される。
なお、台座部材A1の底面に、滑り止め、あるいはガタつき防止のためのゴム足等を設けるようにしてもよい。
ここで、図5を参照して、アタッチメントAを取り付けたノギスNの用い方について説明する。
アタッチメントAを取り付けたノギスNによって、対象物の深さや厚さを測定する場合には、まず、台座部材A1の上に何も載せない状態で、サムローラ11を操作してスライダ部2をD4方向に降下させる。
そして、測定針32の先端部32aが台座部材A1の表面に接触した状態で、原点設定ボタン5を押して、この状態でノギスNの原点を設定する。
次いで、台座部材A1の上に対象物500を載置する。なお、対象物500の形状等について特に制限はないが、例えば図5に示す対象物500のように、側壁500aの存在により、底面500bの厚さや突起部500cの高さや深さ等の測定が通常状態のノギスNでは困難な場合に、本実施の形態に係るアタッチメントAの特性を活かした測定が可能である。
例えば、対象物500の底面500bの厚さを測定したい場合には、サムローラ11を操作してスライダ部2をD4方向に降下させ、測定針32の先端部32aを対象物500の底面500bの表面に接触させる。この状態で、液晶表示パネル3に表示されている数値が台座部材A1の表面と底面500bの表面との距離、即ち底面500bの厚さということになる。
また、対象物500の底面500bの突起部500cの高さを測定したい場合には、まず、サムローラ11を操作してスライダ部2をD4方向に降下させ、測定針32の先端部32aを対象物500の底面500bの表面に接触させた状態で、原点設定ボタン5を押して、この状態でノギスNの原点を設定する。
次いで、測定針32の先端部32aを対象物500の底面500bの突起部500cの頂点に接触させる。この状態で、液晶表示パネル3に表示されている数値が底面500bの表面と突起部500cの頂点との距離、即ち突起部500cの高さということになる。
このように、通常のノギスでは測定が困難な形状であっても、本実施の形態に係るアタッチメントAを用いることにより、容易に測定が可能となり、利便性が向上される。
なお、対象物の形状に応じて、測定針32の下方への長さを固定ネジ33によって調整するとよい。
また、台座部材A1は、本実施の形態に示したように、板材を折り曲げ加工して形成する場合に限らず、金属材をくり抜き加工して嵌入溝25等を形成するようにしてもよいし、台座部材A1自体を樹脂で成形するようにしてもよい。
さらに、測定部材A2は、精度や剛性の面では金属製とすることが望ましいが、低廉化等を図る場合には樹脂等で成形してもよい。
また、本実施の形態では、測定部材A2は、固定部材30と測定針32とから構成される場合について述べたが、これに限らず、固定部材に測定針を一体的に設ける場合も考えられる。
また、固定部材全体あるいは測定針自体を垂直方向から水平方向に回動できる構成とすることも考えられる。
さらに、本実施の形態では、測定針32の先端が対象物に接触した状態で測定を行っているが、原理的には、測定部材A2の何れかの部位が、対象物に接触した状態であれば測定は可能である。
また、本実施の形態では、ユーザがアタッチメントA(台座部材A1および測定部材A2)をノギスNに取り付けることを前提に説明したが、これに限らず、例えばノギスのメーカ等が、所定のノギスにアタッチメントA(台座部材A1および測定部材A2)を予め取り付けて、図5に示すような状態のものを測定装置として出荷、販売等する場合であってもよい。
(第2の実施の形態)
図6を参照して、本発明についての第2の実施の形態に係るノギスのアタッチメントA’について説明する。
なお、第2の実施の形態に係るノギスのアタッチメントA’について、第1の実施の形態に係るノギスのアタッチメントAと同一の構成については同一符号を付して説明は省略する。
ここで、台座部材A1の構成は第1の実施の形態に係るノギスのアタッチメントAと全く同じである。
測定部材A2’については、第1の実施の形態に係る測定部材A2と異なり、固定部材30の前面側端部30aに、台座部材A1に載置される対象物600に対して罫書き線を形成する罫書き部40が設けられている。
罫書き部40は、所定の長さ(例えば、1cm程度)の軸部材40bの先端部に罫書き刃40aを形成している。
なお、特には限定されないが、図6に示す例では、固定部材30の挿通孔31から測定針32は抜かれた状態とされている。
次に、測定部材A2’を用いて対象物600に対して罫書き線を形成する場合の操作について説明する。
まず、原点設定ボタン5の操作によりノギスNの原点を調整し、サムローラ11を操作してスライダ部2をD5方向に移動させ、液晶表示パネル3に表示されている数値に基づいて所望の高さで停止する。
次いで、台座部材A1の上に対象物600を載置させ、対象物600を罫書き刃40aに押し当てた状態で対象物600自体をD6方向に水平移動させる。
これにより、対象物600における所望の高さ位置に罫書き線を刻むことができ、利便性が向上される。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明に係る技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
本発明によるノギスのアタッチメントおよび測定装置は、対象物の深さや厚さ等を測定する際に適用することが可能である。
A、A’ ノギスのアタッチメント
A1 台座部材
A2 測定部材
D2 方向
N ノギス
1 本尺
2 スライダ部
3 液晶表示パネル
4 電池蓋
5 原点設定ボタン
6 固定側の測定ジョウ
7 可動側の測定ジョウ
8 内側測定ジョウ
10 デプスバー
11 サムローラ
20 台座本体
20a 側壁部
20b 底部
21a レール部材
21b レール部材
23 ビス
24 固定ネジ
25 嵌入溝
30 固定部材
30a 前面側端部
31 挿通孔
32 測定針
32a 先端部
33 固定ネジ
34 固定ネジ
35 嵌入溝
40 罫書き部
40a 罫書き刃
40b 軸部材
500 対象物
500a 側壁
500b 底面
500c 突起部
600 対象物

Claims (8)

  1. 少なくとも固定側の測定ジョウと可動側の測定ジョウを備えるノギスに取り付けられるアタッチメントであって、
    前記固定側の測定ジョウを着脱可能に固定して、当該固定側の測定ジョウを下側として前記ノギス全体を直立状態で保持すると共に測定対象としての対象物を載置する台座部材と、
    前記可動側の測定ジョウに着脱可能に固定される測定部材と、
    から構成され、
    前記測定部材は、
    前記可動側の測定ジョウに対して着脱可能に固定される固定部材と、
    該固定部材から前記台座部材側に延伸され、前記可動側の測定ジョウが前記対象物に対して移動された際に、当該対象物に対して先端部が接触される測定針と、
    を備える、
    ことを特徴とするノギスのアタッチメント。
  2. 前記台座部材は、
    前記固定側の測定ジョウを差し込む嵌入溝と、
    該嵌入溝に前記固定側の測定ジョウを保持した状態で、前記固定側の測定ジョウを側面側からネジ止めするネジ部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のノギスのアタッチメント。
  3. 前記測定部材の前記測定針は、
    前記固定部材に穿設される挿通孔に移動可能に挿通されると共に、該固定部材が備えるネジ部材によって前記挿通孔の側面側から固定されるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載のノギスのアタッチメント。
  4. 前記測定部材は、
    前記可動側の測定ジョウと平行方向に突出して設けられ、前記台座部材に載置される対象物に対して罫書き線を形成する罫書き部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のノギスのアタッチメント。
  5. 少なくとも固定側の測定ジョウと可動側の測定ジョウを備えるノギスと、
    前記固定側の測定ジョウを着脱可能に固定して、当該固定側の測定ジョウを下側として前記ノギス全体を直立状態で保持すると共に測定対象としての対象物を載置する台座部材と、
    前記可動側の測定ジョウに着脱可能に固定される測定部材と、
    を備え、
    前記測定部材は、
    前記可動側の測定ジョウに対して着脱可能に固定される固定部材と、
    該固定部材から前記台座部材側に延伸され、前記可動側の測定ジョウが前記対象物に対して移動された際に、当該対象物に対して先端部が接触される測定針と、
    から構成される、
    ことを特徴とする測定装置。
  6. 前記台座部材は、
    前記ノギスの固定側の測定ジョウを差し込む嵌入溝と、
    該嵌入溝に前記固定側の測定ジョウを保持した状態で、前記固定側の測定ジョウを側面側からネジ止めするネジ部材と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記測定部材の前記測定針は、
    前記固定部材に穿設される挿通孔に移動可能に挿通されると共に、該固定部材が備えるネジ部材によって前記挿通孔の側面側から固定されるように構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6の何れかに記載の測定装置。
  8. 前記測定部材は、
    前記ノギスの可動側の測定ジョウと平行方向に突出して設けられ、前記台座部材に載置される対象物に対して罫書き線を形成する罫書き部をさらに備えることを特徴とする請求項5から請求項7の何れかに記載の測定装置。
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