JP3020794U - ノギスを用いた高度定規装置 - Google Patents

ノギスを用いた高度定規装置

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JP3020794U
JP3020794U JP1995007479U JP747995U JP3020794U JP 3020794 U JP3020794 U JP 3020794U JP 1995007479 U JP1995007479 U JP 1995007479U JP 747995 U JP747995 U JP 747995U JP 3020794 U JP3020794 U JP 3020794U
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▲隆▼毅 王
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノギスを用いた高度定規装置を提供する。 【構成】 本考案の高度定規装置は、六角スパナ1、底
座2、ナイフブロック3、連結ブロック4、固定ブロッ
ク5およびノギス6から構成される。組立時には、ナイ
フブロック3の一端を連結ブロック4のコ字型切欠41
に嵌め込んでボルトにより固定し、連結ブロック4の上
部を固定ブロック5のコ字型口54に嵌め込んでボルト
により固定し、ノギス6のカーソル部62を固定ブロッ
ク5の切欠51に嵌め込み、切欠51の凸部511にて
ノギス6を係止するとともにボルトにより固定し、さら
にノギス6の頭部61が補正突起27に当接するように
ノギス6を底座2の嵌入溝21に嵌め込んでボルトによ
り固定することにより、ノギス6を用いた高度定規装置
が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ノギスを用いた高度定規装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
日常の仕事や学習において度量衡の測定は重要である。各種製品の製造や文明 の進歩は測定に頼るところが多く、また、学習の場においても重要な地位を占め ている。 測定には、測定対称によって異なる器具が用いられる。例えば、円筒の外径、 内径、長さ、管厚はいずれもノギスにより測定される。しかし、平面上に置かれ た外形の複雑な治具の線引きや高度測定を行うためには高度定規を用いる必要が ある。
【0003】 高度定規とは、高さ方向に直線を引く定規をいう。この高度定規は、通常直立 状態で使用され、工作物の方向を様々に変えてカーソルを所望の高さまで押し下 げてカーソルの止めねじを固定した後、一方の手で工作物を支えつつ他方の手で 高度定規の台座を押すことによりナイフで線引きを行うものである。これにより 、工作物の直立面の線引きを行うことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、高度定規は便利ではあるが製造コストが高く高価であるため、一般の 人や学生にとっては購入にかかる負担が大きい。また、高度定規の使用目的は高 さの測定や線引きに限られており、平面あるいは手持ちの工作物に対してはノギ スを使用するほうが便利であるが、このように二つの測定器具を使用することは 費用および保守に要する時間が増加するという問題がある。また、従来の高度定 規では底座と定規本体とは固定されていて分離できないため、体格が大きく収納 および携帯に不便である。さらに、底座と定規本体とが分離できないため、移動 時に物にぶつかった場合などに高度定規が破損したり誤差を生じたりするおそれ がある。
【0005】 本考案の目的は、ノギスを用いた高度定規装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(解決手段) 上記の課題を解決するために、本考案のノギスを用いた高度定規装置は、底座 、ナイフブロック、連結ブロック、固定ブロックおよびノギスより構成され、 (1)前記底座は、一つの矩形のブロックであって、上端には前記ノギスの頭部 を嵌め込む嵌入溝が設けられ、前記嵌入溝の底部の中央付近には一つの補正突起 が設けられており、前記側面には前記嵌入溝まで貫通する貫通孔が開けられ、前 記嵌入溝の隣には長方溝が設けられ、前記長方溝の両端にはそれぞれ一つのねじ 孔が開けられており、前記長方溝に蓋を被せて前記ねじ孔にねじ止め可能であり 、前記ノギスの頭部は前記嵌入溝に嵌め込んでボルトで固定され、 (2)前記固定ブロックは、側面に一つの切欠を有し、前記切欠の一方の端部に は前記切欠の内側に向けて突出する凸部が設けられており、両端には一方は前記 切欠に貫通し他方はコ字型口に開口するねじ孔がそれぞれ形成されており、前記 切欠と前記コ字型口との間には傾斜角度の異なる傾斜面が左右方向に形成されて おり、前記ノギスのカーソルは前記切欠に嵌め込まれてボルトで締めつけ固定さ れ、 (3)前記連結ブロックは、長方形のブロックであって底面にはコ字型切欠が設 けられ、前記コ字型切欠の中央部には一つのねじ孔が設けられ、上部の側面には 貫通孔が形成されており、前記連結ブロックの上部を前記固定ブロックの前記コ 字型口に嵌め込んでボルトで締めつけることにより前記固定ブロックに垂直に取 り付けられ、 (4)前記ナイフブロックは、一端が斜面状になっており他端の下部には梯状切 欠が設けられ、前記他端の上面から前記梯状切欠まで貫通する貫通孔を有し、前 記他端を前記連結ブロックの前記コ字型切欠に嵌め込みボルトで締めつけ固定さ れ、 不使用時には前記固定ブロック、前記連結ブロック、前記ナイフブロックを前 記底座の前記長方溝内に収納可能であることを特徴とする。
【0007】 (作用および考案の効果) 本考案のノギスを用いた高度定規装置によると、ナイフブロック、連結ブロッ クおよび固定ブロックを組立て結合した後、ノギスを固定ブロックの側面の切欠 に嵌め込んでボルトで締めつけ固定し、次いでノギスの頭部を底座の嵌入溝に嵌 め込むことによりノギスを高度定規として使用することが可能となる。この構造 によれば、簡単な構造でノギスを高度定規に変換することができるので経済的で ある。
【0008】 また、本考案のノギスを用いた高度定規装置によると、底座の嵌入溝内に一つ の補正突起を設けているので、ノギスの頭部をこの嵌入溝内に嵌め込んだとき、 頭部と嵌入溝との弧度の違いによるノギスのがたつきを低減することができる。 ノギスの頭部をこの補正突起に当接させて垂直にした後にボルトを締めつけてノ ギスを固定することにより、高度定規装置の組立時間を短縮することができる。
【0009】 さらに、本考案のノギスを用いた高度定規装置によると、固定ブロックへのノ ギスの取付箇所がコの字型の切欠になっており固定ブロックの一端からこの切欠 までねじ孔が貫通しており、固定ブロックの他端はコ字型口となっており一つの ねじ孔が開けられている。また、この切欠とコ字型口との間には傾斜角度の異な る斜面が左右に形成されている。これにより、ノギスの止めねじを廻す操作が行 いやすいため高度定規装置の組立操作が容易である。
【0010】 さらにまた、本考案のノギスを用いた高度定規装置によると、底座には嵌入溝 の隣に一つの長方溝が形成されており、この長方溝にナイフブロック、連結ブロ ックおよび固定ブロックを収納可能である。このため、本考案のノギスを用いた 高度定規装置は、高度定規としてに使用した後には解体して底部の長方溝内に他 の部品を収納することにより、小体積となるので携帯に便利であり、また装置の 損傷を防止することができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の一実施例によるノギスを用いた高度定規装置を図1〜図5に示す。こ の高度定規装置は、マイナス型スパナと兼用できる一本の六角スパナ1、底座2 、ナイフブロック3、連結ブロック4、固定ブロック5およびノギス6より構成 される。
【0012】 底座2は一つの矩形のブロックであり、その上端にはノギス6の頭部61を嵌 入させる嵌入溝21が形成されている。嵌入溝21には、底部中央付近の適当な 位置に一つの補正突起27が設けられている。また、底座2の側面には、嵌入溝 21まで貫通する二つのねじ孔22が設けられている。嵌入溝23の一方側には 一つの長方溝23が形成されており、この長方溝23の両端にはねじ孔24、2 5が設けられており、長方溝23に上蓋26を被せてねじ止めできるようになっ ている。
【0013】 ナイフブロック3は、一端が斜面31になっており、他端の下部には梯状の切 欠32が形成され、さらに他端の上面から切欠32まで貫通する貫通孔33が設 けられている。 連結ブロック4は長方形のブロックであり、その底面には下向きのコ字型切欠 41が形成されている。切欠41にはねじ孔42が設けられている。また、連結 ブロック4の上部側面には一つの貫通孔43が設けられている。
【0014】 固定ブロック5の側面には一つの切欠51が形成されており、切欠51の一方 の端部には切欠51の内側に向けて突出する凸部511が設けられている。また 、固定ブロック5の両端にはそれぞれねじ孔52、53が設けられており、ねじ 孔52は切欠51まで貫通し、またねじ孔53の端面は下向きのコ字型口54に なっている。切欠51とコ字型口54との間には、それぞれ傾斜角度の異なった 斜面55および斜面56が形成されている。
【0015】 本考案の一実施例の高度定規装置は、以下のようにして組立てられる。 まず、ナイフブロック3の切欠32の一端を連結ブロック4の底面のコ字型切 欠41に嵌め込み、貫通孔33を通してボルトを差し込んでねじ孔42に締めつ ける。また、連結ブロック4の上部を固定ブロック5のコ字型口54に嵌め込み 、貫通孔43を通してボルトをねじ孔53に締めつける。そして、ノギス6のカ ーソル部62を固定ブロック5の切欠51内に嵌め込み、切欠51の凸部511 にてノギス6を係止し、固定ブロック5のねじ孔52を通してノギス6のカーソ ル62に締めつけることにより固定ブロック5にノギス6を固定する。また、ノ ギス6の頭部61が補正突起27に当接するようにノギス6を底座2の嵌入溝2 1に嵌め込み、さらにねじ孔22を通してボルトでノギス6を嵌入溝21の側面 に締めつけて固定することにより高度定規装置が得られる。
【0016】 本考案の一実施例によると、図2および図3に示すように、底座2の嵌入溝2 1内に一つの補正突起27が設けられており、嵌入溝21にノギスの頭部61を 入れたときに頭部61を直接この補正突起27に当接させることにより嵌入溝2 1と頭部61との弧度の違いによるノギス6のがたつきを解消することができる 。このため、ノギス6の位置の構成を省略することが可能であるため、高度定規 装置の組立時間を短縮することができる。
【0017】 この高度定規装置を使用するときにはまずノギス6のボルト63を緩めて調整 するが、図5に示すように、このとき固定ブロック5の側面に斜面55、56が 形成されているため調整ボルト63が廻しやすい。また、高度定規として使用し た後には各ボルトを外して解体し、図4に示すように各部品を底座2の長方溝2 3内に収納したのち長方溝23に上蓋26を被せてボルトで締めて密閉すること により、部品を保護するとともに部品の紛失を防ぐことができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案のノギスを用いた高度定規装置によると、高価な高度定規を購入するこ となくノギスを用いて高度定規装置が得られる。また、従来の高度定規とは異な り収納および携帯に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるノギスを用いた高度定
規装置を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例によるノギスを用いた高度定
規装置を示す部分断面図である。
【図3】本考案の一実施例によるノギスを用いた高度定
規装置を示す部分断面図である。
【図4】本考案の一実施例によるノギスを用いた高度定
規装置において各部品を長方溝内に収納した状態を示す
部分断面図である。
【図5】本考案の一実施例によるノギスを用いた高度定
規装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 六角スパナ 2 底座 3 ナイフブロック 4 連結ブロック 5 固定ブロック 6 ノギス 21 嵌入溝 22 ねじ孔 23 長方溝 26 上蓋 27 補正突起 32 切欠(梯状切欠) 33 貫通孔 41 コ字型切欠 51 切欠 54 コ字型口 55、56 斜面 61 頭部 62 カーソル 511 凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノギスを用いた高度定規装置であって、
    底座、ナイフブロック、連結ブロック、固定ブロックお
    よびノギスより構成され、(1)前記底座は、一つの矩
    形のブロックであって、上端には前記ノギスの頭部を嵌
    め込む嵌入溝が設けられ、前記嵌入溝の底部の中央付近
    には一つの補正突起が設けられており、前記側面には前
    記嵌入溝まで貫通する貫通孔が開けられ、前記嵌入溝の
    隣には長方溝が設けられ、前記長方溝の両端にはそれぞ
    れ一つのねじ孔が開けられており、前記長方溝に蓋を被
    せて前記ねじ孔にねじ止め可能であり、前記ノギスの頭
    部は前記嵌入溝に嵌め込んでボルトで固定され、(2)
    前記固定ブロックは、側面に一つの切欠を有し、前記切
    欠の一方の端部には前記切欠の内側に向けて突出する凸
    部が設けられており、両端には一方は前記切欠に貫通し
    他方はコ字型口に開口するねじ孔がそれぞれ形成されて
    おり、前記切欠と前記コ字型口との間には傾斜角度の異
    なる傾斜面が左右方向に形成されており、前記ノギスの
    カーソルは前記切欠に嵌め込まれてボルトで締めつけ固
    定され、(3)前記連結ブロックは、長方形のブロック
    であって底面にはコ字型切欠が設けられ、前記コ字型切
    欠の中央部には一つのねじ孔が設けられ、上部の側面に
    は貫通孔が形成されており、前記連結ブロックの上部を
    前記固定ブロックの前記コ字型口に嵌め込んでボルトで
    締めつけることにより前記固定ブロックに垂直に取り付
    けられ、(4)前記ナイフブロックは、一端が斜面状に
    なっており他端の下部には梯状切欠が設けられ、前記他
    端の上面から前記梯状切欠まで貫通する貫通孔を有し、
    前記他端を前記連結ブロックの前記コ字型切欠に嵌め込
    みボルトで締めつけ固定され、 不使用時には前記固定ブロック、前記連結ブロック、前
    記ナイフブロックを前記底座の前記長方溝内に収納可能
    であることを特徴とするノギスを用いた高度定規装置。
JP1995007479U 1995-07-20 1995-07-20 ノギスを用いた高度定規装置 Expired - Lifetime JP3020794U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089948A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Shimizu Seiki:Kk ノギスのアタッチメントおよび測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011089948A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Shimizu Seiki:Kk ノギスのアタッチメントおよび測定装置

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