JP5417000B2 - 二輪自動車用空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
図1に示された基本構成を備え、下記表2に示された仕様を備えた実施例1の二輪自動車用空気入りタイヤを得た。このタイヤのサイズは、「210/60 R420」である。このタイヤでは、そのコード群は5本のアラミド繊維からなるコードで構成されている。このコードの構成は、1500dtex/2とされた。コードの間隔は、6mmとされた。トレッドの端までの半径方向高さHTは、50mmとされた。コード群において、半径方向外側に位置するコードの半径方向高さH1は、35mmとされた。半径方向内側に位置するコードの半径方向高さH2は、10mmとされた。コード群の半径方向高さH3は、25mmとされた。
コードの本数、コードの間隔、高さH1、高さH2、高さH3、高さHTに対する高さH1の比(H1/HT)、高さHTに対する高さH2の比(H2/HT)及び高さHTに対する高さH1の比(H3/HT)を下記表1及び表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
コードの種類を変えた他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。実施例13のコードは、ナイロン繊維である。このコードの構成は、940dtex/2である。実施例14のコードの材質は、スチールである。このコードの線径は、0.17mmである。
コード群を設けなかった他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。この比較例1は、レース用として使用されている従来のタイヤである。
カーカスを構成するカーカスプライの枚数を2枚とし、コード群を設けなかった他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
コード群に換えて、架橋ゴムからなる補強層を用いた他は実施例1と同様にしてタイヤを得た。この補強層の厚みは、0.8mmとされた。ビードベースラインからこの補強層の半径方向外側に位置する端までの半径方向高さは、35mmとされた。ビードベースラインから補強層の半径方向内側に位置する端までの半径方向高さは、10mmとされた。補強層の複素弾性率は、5MPaとされた。なお、複素弾性率は、「JIS K 6394」の規定に準拠して、粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所社製)を用いて計測された。計測条件としては、初期歪みが10%、振幅が±1%、周波数が10Hz、変形モードが引張モード、測定温度が70℃、試験片の変位部分の長さが30mmとされた。なお、この試験片はタイヤから切り出され、その長さは45mm、幅は4mm、厚さは2mmとされた。
排気量が1000ccである市販の二輪自動車(4サイクル)の後輪に、試作タイヤが装着された。リムはMT17×6.00、タイヤの空気内圧は200kPa(cold)とした。なお、前輪には、市販されている従来タイヤが装着されている。この前輪のタイヤサイズは、「125/80 R420」である。リムはMT17×3.50、タイヤの空気内圧は140kPa(cold)である。ドライアスファルト路で構成されたサーキットコースで、ライダーによるトラクション性能及び操縦安定性能に関する走行テスト(官能評価)が行われた。この結果が、指数値で示されている。この数値が大きいほど、良好であることが示される。この結果が、下記表1及び表2に示されている。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・バンド
14・・・コード群
24・・・コア
26・・・エイペックス
28・・・第一カーカスプライ
30・・・第二カーカスプライ
36・・・コード
Claims (8)
- その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、それぞれがカーカスの軸方向外側に位置する一対のコード群とを備えており、
それぞれのコード群が、このビードの近傍からトレッドの端に向かって、間隔を空けて順に配置された複数のコードからなり、
それぞれコードが、周方向に延在しており、
それぞれのコードが、同心のサークルを構成しており、
半径方向において最も外側に位置するコードが、ビードベースラインからトレッドの端までの半径方向高さHTの半分の位置よりも半径方向外側に位置しており、かつ、トレッドの端よりも半径方向内側に位置しており、
半径方向において最も内側に位置するコードが、上記半分の位置よりも半径方向内側に位置しており、
これらコードの本数が、3本以上15本以下である空気入りタイヤ。 - 上記コードの間隔が、3.3mm以上15mm以下である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- ビードベースラインから上記半径方向において最も外側に位置するコードまでの半径方向高さH1の、半径方向高さHTに対する比が、0.6以上0.9以下である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- ビードベースラインから上記半径方向において最も内側に位置するコードまでの半径方向高さH2の、半径方向高さHTに対する比が、0.1以上0.4以下である請求項1から3にいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 上記半径方向において最も内側に位置するコードから上記半径方向において最も外側に位置するコードまでの半径方向距離H3の、半径方向高さHTに対する比が、0.3以上0.7以下である請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 上記コードの材質が、スチールである請求項1から5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 上記コードが、アラミド繊維又はナイロン繊維からなる請求項1から5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 上記コードが、アラミド繊維からなり、
このコードの構成が、1500dtex/2である請求項7に記載の空気入りタイヤ。
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- 2009-03-23 JP JP2009069318A patent/JP5417000B2/ja not_active Expired - Fee Related
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