JP5414897B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関の点火に用いられるスパークプラグに関する。
自動車エンジン等の内燃機関の点火用に使用されているスパークプラグは、一般に、筒状の主体金具と、この主体金具の内孔に配置される筒状の絶縁体と、この絶縁体の先端側軸孔に配置される中心電極と、他端側軸孔に配置される端子金具と、主体金具の先端側に一端が接合され、他端が中心電極と対向して火花放電間隙を形成する接地電極とを備える。
中心電極は軸孔の先端側に配置される脚部とこの脚部の後端側に脚部より径の大きい大径部を有し、絶縁体の軸孔の内径が変化する部分である棚部にこの大径部が支持されるように配置される。大径部の後端側にはさらに大径部より径の小さい突出部が設けられることがあり、大径部及び突出部の外周部分に、すなわち大径部及び突出部と絶縁体との間にシール材が設けられ、このシール材により中心電極が軸孔内に固定される。
特許文献1には、シール材の充填性を改良することにより、中心電極に要求される耐衝撃性を十分に向上させており、そのようなスパークプラグとして「・・上記中心電極の頭部に直径方向に縦断する平行溝を穿設する平行溝の端部から中心電極の周縁部までの距離をB、更に上記平行溝の穿設に伴って中心電極の頭部に形成される突起の高さをCとした場合に、13≦B/A≦40 10≦C/A≦35であるスパークプラグ。」(特許文献1の請求項1参照。)が記載されている。
特開平9−266055号公報
中心電極を軸孔内に良好に固定するためには、シール材が中心電極の外周に均等に設けられているのがよい。しかし、中心電極における突出部が、中心電極の軸線に対して軸線対称な形状でない場合、例えば、円柱状の突出部の軸線が中心電極の軸線に対して径方向にずれて形成されている場合には、中心電極と絶縁体との間の空間が放射状に均等に形成されないために、シール材の厚みの厚い部分と薄い部分とができてしまう。その結果、スパークプラグが実機で使用された場合に、振動や高温状態による熱膨張等により、シール材の薄い部分が弱点となって中心電極が軸孔内でがたつくおそれがある。
この発明の課題は、中心電極の突出部の軸線と脚部の軸線とのずれ幅を示す偏芯量が低減され、また、突出部の側面に形成された窪みの深さを示す窪み量が低減された中心電極を備えることにより、シール材が突出部の外周に径方向に均等に形成され、その結果、中心電極の軸孔内への固定が良好なスパークプラグを提供することである。
前記課題を解決するための手段として、
(1) 軸線方向に延びる軸孔、前記軸孔の先端側を形成する第1内周面、前記軸孔の後端側を形成し、前記第1内周面より大きい内径を有する第2内周面、及び前記第1内周面と前記第2内周面とを連結する棚部を有する絶縁体と、
前記棚部に支持される大径部、前記大径部から後端側に突出する突出部、及び前記大径部に隣接し、前記第1内周面により囲まれる空間に突出する円柱状の脚部を有する塑性加工で成形された中心電極と、
前記中心電極を前記軸孔内に固定させるためのシール部と、
を備えたスパークプラグであって、
前記突出部を包囲可能な最小径を有する仮想円筒の径をA(mm)、前記大径部における最大径をB(mm)、前記第1内周面に囲まれた空間に存在する前記脚部の平均径をC(mm)とすると、C<Aのとき、
A−C≦B−A
であり、
前記突出部の軸線方向長さL´を前記脚部の平均径Cで割った値(L´/C)が1以上のとき、
前記突出部の体積Vを前記脚部の断面積Dで割ることにより得られる成形前突出部長さ(V/D)をLとし、前記成形前突出部長さLに対する前記成形前突出部長さLと前記突出部の軸線方向長さL´との差(L−L´)の割合である据え込率(L−L´)/L×100(%)が13%以下であることを特徴とするスパークプラグである。
この発明のスパークプラグによると、C<Aのとき、A−C≦B−Aであるので、中心電極の突出部の軸線と脚部の軸線とのずれ幅を示す偏芯量が低減され、また突出部の側面に形成された窪みの深さを示す窪み量が低減された中心電極とすることができる。それによって、シール材が突出部の外周に径方向に均等に形成され、その結果、中心電極の軸孔内への固定が良好なスパークプラグを提供することができる。
この発明のスパークプラグによると、突出部の軸線方向長さL´を前記脚部の平均径Cで割った値(L´/C)が1以上のとき、据え込率(L−L´)/L×100(%)が13%以下であるので、偏芯量及び窪み量をより一層低減することができ、その結果、中心電極の軸孔内への固定がより一層良好なスパークプラグを提供することができる。
図1は、この発明に係るスパークプラグの一実施例であるスパークプラグの断面全体説明図である。 図2は、この発明に係るスパークプラグの一実施例であるスパークプラグの要部断面説明図である。 図3は、この発明における中心電極の製造工程の一例を示す工程図である。 図4は、この発明における中心電極の製造工程の一例を示す工程図である。 図5は、偏芯量を説明するための説明図である。 図6は、窪み量を説明するための説明図である。 図7は、ダイスD8の軸がダイスD7の軸に対してずれて配置された場合を示す説明図である。 図8は、据え込率を説明するための説明図である。 図9は、L´/Cと偏芯量との関係を示す図である。
この発明に係るスパークプラグの一実施例であるスパークプラグを図1に示す。図1はこの発明に係るスパークプラグの一実施例であるスパークプラグ1の断面全体説明図である。なお、絶縁体の軸線をOとし、図1では紙面下方を軸線Oの先端方向、紙面上方を軸線Oの後端方向として、説明する。
このスパークプラグ1は、軸線O方向に延びる軸孔2を有する絶縁体3と、前記軸孔2の先端側でシール材6により固定される中心電極4と、前記軸孔2の後端側に配置される端子金具5と、前記絶縁体3を収容する主体金具7と、一端が前記主体金具7の先端面に接合されると共に他端が前記中心電極4と間隙gを介して対向するように配置された接地電極8とを備える。
前記主体金具7は、略円筒形状を有しており、絶縁体3を収容して保持するように形成されている。主体金具7における先端方向の外周面にはネジ部9が形成されており、このネジ部9を利用して図示しない内燃機関のシリンダヘッドにスパークプラグ1が装着される。主体金具7は、導電性の鉄鋼材料、例えば、低炭素鋼により形成されることができる。このネジ部9は小径化を図るためにM12以下とされるのが好ましい。
前記接地電極8は、例えば、略角柱状を有しており、一端が主体金具7の先端面に接合され、途中で略L字状に曲げられて、その先端部が中心電極4の先端部と間隙gを介して対向するように、その形状及び構造が設計されている。接地電極8は、中心電極4を形成する材料と同様の材料により形成される。
前記端子金具5は、中心電極4と接地電極8との間で火花放電を行うための電圧を外部から中心電極4に印加するための端子である。端子金具5は、軸孔2の内径よりも外径が大きく、軸孔2から露出して、絶縁体3の軸線O方向の後端側端面にその一部が当接する鍔部10と鍔部10の軸線O方向の先端側端面から先端方向に延在し、軸孔2に収容される略円柱状の棒状部11とを有する。端子金具5は、例えば、低炭素鋼等で形成され、その表面にNi金属層がメッキ等で形成されている。
前記絶縁体3は、主体金具7の内周部に滑石(タルク)12又はパッキン13等を介して保持されている。絶縁体3は、前記軸孔2の先端側を形成する第1内周面14、前記軸孔2の後端側を形成し、前記第1内周面14より大きい内径を有する第2内周面15、及び前記第1内周面14と前記第2内周面15とを連結する棚部16を有する。絶縁体3は、その先端方向の端部が主体金具7の先端面から突出した状態で、主体金具7に固定されている。絶縁体3は、機械的強度、熱的強度、電気的強度等を有する材料であることが望ましく、このような材料として、例えば、アルミナを主体とするセラミック焼結体が挙げられる。
前記中心電極4は、前記棚部16に支持される頭部17と前記頭部17に隣接し、かつ前記第1内周面14により囲まれる空間に突出する略円柱状の脚部18とを有し、先端が絶縁体3の先端面から突出した状態で主体金具7に対して絶縁保持されている。前記頭部17は、脚部18より径が大きく、棚部16に支持される大径部19と大径部19より径が小さく、前記大径部19の後端から後端側に突出する突出部20とを有する。
前記大径部19は、軸線O方向の先端側から順に拡径部23と最大径部24と縮径部25とを有し、縮径部25の後端側に突出部20が連設されている。前記拡径部23が前記棚部16に支持されて、軸孔2内に中心電極4が固定されている。この実施態様においては、拡径部23はテーパ状に形成され、最大径部24の外周面は円柱状に形成され、縮径部25は、円柱状の最大径部24とこの最大径部24より外径の小さい円柱状の突出部20とを連結して、軸線Oに直交する平面として形成されている。
この実施態様においては、前記突出部20は円柱状に形成され、前記突出部20における大径部19とは反対側の端部には逆円錐状の凹部26が形成されている。凹部26が形成されていると、シール材6と頭部17とが接触する面積が増大するので、シール材6と頭部17とが密着し易くなる。
前記脚部18は、前記大径部19に隣接し、かつ前記第1内周面14により囲まれる空間に突出する円柱状の軸状部と、この軸状部に隣接しかつ軸状部より外径の小さい径中部と、この径中部に隣接しかつ径中部より外径の小さい径小部と、この径小部に隣接して径小部の外径より縮径して円錐台形を有している先端部30とを有する。この態様においては、前記先端部30全体が絶縁体3の先端面から露出しているが、前記先端部30の一部のみが絶縁体3の先端面から露出していてもよいし、径小部の一部と先端部30の全体とが絶縁体3の先端面から露出していてもよい。
中心電極4は、熱伝導性及び機械的強度等を有する材料で形成されることが望ましく、例えば、インコネル(商標名)600等のNi基合金で形成される。なお、中心電極4は、Ni基合金等の一種類の材料により形成される単一構造に限定されず、Ni基合金等により形成された外層27とこの外層27により内包され、かつ前記外層27より熱伝導率の高い材料で形成された内層28とを有する2層構造であっても良いし、外層とこの外層に内包される内層とこの内層に内包され、かつ互いに隣接する層とは異なる材料により形成される一層以上の層を有する層構造であっても良い。前記内層28を形成する材料として、例えば、Cu、Cu合金、Ag、又はAg合金等を挙げることができる。
前記シール材6は、前記棚部16と前記第2内周面15と前記頭部17とにより囲まれる空間に設けられることにより前記中心電極4を前記軸孔2内に固定する。シール材6は、ホウケイ酸ソーダガラス等のガラス粉末、Cu、Fe等の金属粉末を含むシール粉末を焼結して形成されることができる。シール材6の抵抗値は、通常数100mΩ以下である。
中心電極4と端子金具5との間には、前記シール材6を介して抵抗体21が設けられている。抵抗体21は、中心電極4と端子金具5とを電気的に接続し、この抵抗体21により電波ノイズの発生が防止される。抵抗体21は、ホウケイ酸ソーダガラス等のガラス粉末、ZrO等のセラミック粉末、カーボンブラック等の非金属導電性粉末、及び/又は、Zn、Sb、Sn、Ag、Ni等の金属粉末等を含有する抵抗体組成物を焼結して形成されることができる。この抵抗体21の抵抗値は、通常100Ω以上である。
この態様においては、抵抗体21と端子金具5との間に前記シール材6と同様の材料により形成される第2シール材22が設けられ、端子金具5が絶縁体3に対して封着固定されている。第2シール材22は必要に応じて設けられ、第2シール材22がない場合には、前記抵抗体21により端子金具5が絶縁体3に対して封着固定される。
このスパークプラグは、図2(a)に示すように、突出部20を包囲可能な最小径を有する仮想円筒の径をA(mm)、大径部19における最大径をB(mm)、脚部18の平均径をC(mm)とすると、C<Aのとき、A−C≦B−Aである。換言すると、突出部20が脚部18より太いとき、大径部19の径と突出部20の径との差が突出部20の径と脚部18の径との差より大きい。前記関係式を満たすことにより、図2(b)に示すように、中心電極4の突出部20の軸線Xと脚部18の軸線Yとのずれ幅を示す偏芯量aが低減され、また、突出部20の側面に形成された窪み33の深さを示す窪み量bが低減された中心電極4を形成することができる。
スパークプラグの製造工程において、中心電極4と絶縁体3とを組み付ける際に、軸孔2に挿入される中心電極4は、脚部18の軸線Yと絶縁体3の軸線Oとが一致するように配置される。偏芯量aの大きい中心電極が配置された場合には、絶縁体3の軸線Oに対して突出部20の軸線Xが大きくずれるので、突出部20と第2内周面15との間に広い空間と狭い空間とが形成されて、径方向に偏った空間となってしまう。この空間には、シール材6を形成するシール粉末が充填され、加熱圧縮することでシール材6となり、このシール材6によって軸孔2内に中心電極4が固定される。前記空間が軸線Oの径方向に均等に形成されずに、狭い空間が一部に存在すると、その狭い空間へのシール粉末の充填量が少なくなり、この部分での中心電極4の絶縁体3への固着力が弱くなってしまう。突出部20の側面に窪み33が形成されている場合にも、同様のことが生じる。すなわち、図2(b)に示すように、突出部20の側面に窪み33があると、窪み33の存在する部分に対応する空間にはシール粉末の充填量が多くなるが、相対的に他の空間にはシール粉末の充填量が少なくなる。そうすると、中心電極4の外周に均等にシール材6が形成されないので、中心電極4が径方向に均等に絶縁体3に固定されず、シール材6の量が相対的に少ない部分が弱点となってしまう。その結果、スパークプラグが実機で使用された場合に、振動や高温状態による熱膨張等により中心電極4が軸孔2内でがたつくことがある。
しかし、この発明のスパークプラグによると、偏芯量a及び窪み量bが低減された中心電極4が設けられているので、中心電極4を絶縁体3に組み付けた後に、突出部20と第2内周面15との間に軸線Oの径方向に均等に空間が形成されることができる。それによって、この空間にシール粉末が径方向に均等に充填されることができるので、中心電極4の軸孔2への固定が良好なスパークプラグを提供することができる。
C<Aのとき、A−C≦B−Aであると、偏芯量a及び窪み量bが低減された中心電極4を形成することができるのは、中心電極4の製造工程における段取りに起因する。したがって、この発明の理解を容易にするために、まず、中心電極4の製造方法を中心にして、スパークプラグ1の製造方法の一例を以下に説明する。
図3及び図4は、中心電極の製造工程を示す説明図である。まず、インコネル600等の中心電極を形成するNi基合金製線材を所定の長さに切断し、切断した線材の両端面を打撃して平面に形成し、円柱状外被材41を形成する。次いで、この円柱状外被材41を図4の(a)に示すダイスD1、パンチP1及びピンp1からなる鋳造装置61により冷間鋳造する。具体的には、円柱状外被材41をダイスD1の丸穴d1内に挿入してパンチP1で穿つことによって、断面形状が円柱状であり、上端面に浅い凹み、下端面の外周に丸みを有する中間外被材42を形成する。なお、ピンp1は、成形後の中間外被材42をダイスD1の丸穴d1から突き出すためのキックアウトピンである。
さらに、中間外被材42を図4の(b)に示すダイスD2、パンチP2及びピンp2からなる鋳造装置62により冷間鋳造する。具体的には、中間外被材42をダイスD2の丸穴d2内に挿入してパンチP2でさらに穿つことによって、深い凹み43を有するカップ状外被材45を形成する。なお、ピンp2は、成形後のカップ状外被材45をダイスD2の丸穴d2から突き出すためのキックアウトピンである。
一方、Cu、Cu合金、Ag、及びAg合金等の熱伝導性に優れた金属製線材を所定の長さに切断し、切断した線材の両端面を打撃して平面に成形して円柱状芯材51を形成する。次いで、この円柱状芯材51を冷間鋳造して頭部付き円柱状芯材52を形成する。次いで、図4の(c)に示すように、カップ状外被材45の凹み43に頭部付き円柱状芯材52を遊嵌した嵌合体をダイスD3の丸穴d3内に挿入して、パンチP3で平行打ちすることによって、図3に示す第一複合体71を形成する。なお、ピンp3は、成形後の第1複合体71をダイスD3の丸穴d3から突き出すためのキックアウトピンである。
この第1複合体71を図4の(d)に示すように、ダイスD4の丸穴d4内に挿入してパンチP4で押し込んで前方押し出し成形することによって、第1複合体71の先端側を細径化して、図3に示す丸棒状の押し出し成形体73を形成する。この押し出し成形体の先端側には第1複合材71より外径が小さい丸棒状の軸状部74と、後端側には前方押し出し成形が施されずに径大のまま残った後端部72とが形成される。
次いで、押し出し成形体73の後端側の後端部72を含む部分を切断することにより、図3に示す軸状部74を有する第2複合体75を形成する。
次いで、図4の(e)に示すように、第2複合体75をダイスD5の丸穴d5内に挿入してパンチP5で押し込んで前方押し出し成形することによって、第2複合体75の軸状部74をさらに細径化して、図3に示す段付きの第3複合体77を形成する。この第3複合体77の軸状部74の先端側には、軸状部74よりも外径の小さい丸棒状の径小部76が形成される。
次いで、図4の(f)に示すように、第3複合体77をダイスD6の丸穴d6内に挿入し、パンチP6で押し込んで押通し成形することによって、第3複合体77の軸状部74の先端側をさらに細径化して、図3に示す2段付の第4複合体78を形成する。この第4複合体78の軸状部74と径小部76との間には、軸状部74よりも外径が小さく、径小部76よりも外径が大きい丸軸状の径中部79が形成される。
次いで、図4(g)に示すように、第4複合体78の一部がダイスD7の後端から露出した状態で、第4複合体78の一部をダイスD7の丸穴d7に挿入する。ダイスD7における丸穴d7の後端側には、丸穴d7よりも内径の大きい丸穴d71が設けられている。次いで、ダイスD7の後端から露出している第4複合体78をダイスD8の丸穴d8に挿入するようにしてダイスD8を配置する。このとき、ダイスD7における丸穴d7の軸線NとダイスD8における丸穴d8の軸Mとが一致するように、ダイスD8を配置する。なお、丸穴d8の内径は、丸穴d7よりも大きく、丸穴d71よりも小さく形成されている。次いで、第4複合体78をパンチP7で押し込んで、第4複合体78の後端部分を塑性変形し、ダイスD7の丸穴d71を埋めるまで押圧し、第4複合体78の後端に大径部19と突出部20とを形成する。このようにして、中心電極4が形成される。
なお、この中心電極の製造方法の例では、中心電極が外層27と内層28とにより形成される例について説明したが、内層がさらに2つ以上の層により形成される中心電極や一種類の材料により形成される中心電極についても、同様の方法により形成されることができる。
一方、公知の方法により所定の形状に接地電極8、主体金具7、端子金具5及び絶縁体3を作製する。
絶縁体3の軸孔2内に中心電極4を挿入して、軸孔2の棚部16に中心電極4の拡径部23を係止し、第1内周面15により囲まれる空間に脚部18を、第2内周面14により囲まれる空間に頭部17を配置する。このとき、脚部18の径は第2内周面14により囲まれる空間の内径より僅かに小さく、中心電極4を軸孔2内に挿入できる程度のクリアランスを有する。したがって、脚部18の軸線Yと絶縁体3の軸線Oとがほぼ一致するように、中心電極4を軸孔2内に配置することができる。
次いで、シール材6を形成するシール粉末、抵抗体21を形成する抵抗体組成物、及び第2シール材22を形成するシール粉末をこの順に前記軸孔2内の後端側から入れて、プレスピンを軸孔2内に挿入して60N/mm以上の圧力で予備圧縮する。この発明に係るスパークプラグによると、偏芯量a及び窪み量bが低減された中心電極4が設けられるので、突出部20と第2内周面15との間に軸線Oの径方向に均等に空間が形成される。よって、この空間にシール粉末が径方向に均等に充填されることができる。
次いで、前記軸孔2内の後端側から端子金具5の棒状部11を挿入して、棒状部11がシール粉末に接触するように端子金具5を配置する。
次いで、シール粉末及び抵抗体組成物を、シール粉末に含まれるガラス粉末のガラス軟化点以上の温度、例えば800〜1000℃の温度で3〜30分にわたって加熱しつつ、端子金具5の鍔部10の先端面が絶縁体3の後端面に当接するまで圧入して、シール粉末及び抵抗体組成物を圧縮加熱する。
こうしてシール粉末及び抵抗体組成物を焼結して抵抗体21、シール材6及び第2シール材22が形成され、シール材6及び第2シール材22により中心電極4及び端子金具5が軸孔2内に封着固定される。この発明によると、中心電極4と第2内周面15との間に径方向に均等にシール材6が形成されるので、中心電極4の軸孔2への固定が良好なスパークプラグを提供することができる。
次いで、レーザ溶接等によりその先端面に接地電極8が接合された主体金具7に、中心電極4及び端子金具5等が固定された絶縁体3を組み付ける。
最後に接地電極8の先端部を中心電極4側に折り曲げて、接地電極8の一端が中心電極4の先端部と対向するようにして、スパークプラグ1が製造される。
前述のようにして塑性加工により形成される中心電極は、C<Aのとき、A−C≦B−Aであると、偏芯量a及び窪み量bが低減されることができる。
この発明における中心電極4は、C<Aであること、すなわち突出部20の径が脚部18の径より大きいことを前提とする。C>A、すなわち突出部20の径が脚部18の径より小さい場合には、前述した中心電極4を形成する工程において、さらに、突出部を脚部より細くする工程を追加する必要がある。したがって、この発明における中心電極4は、中心電極4の製造工程の簡略化の観点からC<Aとする。なお、C=A、すなわち突出部20の径と脚部18の径とが等しい場合には、突出部20と大径部19とを形成する工程において、ダイスD7の上端から露出している第4複合体78をダイスD8の丸穴d8に挿入してダイスD8を配置する際に、第4複合体78が座屈してしまう可能性がある。
中心電極4がC<Aのとき、A−C≦B−Aであると、偏芯量a及び窪み量bが低減されることは、後述する実験データにより示される。中心電極の形状により、偏芯量a及び窪み量bを調整することができることについては、以下のように定性的に説明することができる。
(A−C)の値が大きい程、すなわち突出部20が脚部18より太い程、偏芯量aが大きくなる可能性がある。図4の(g)に示すように、突出部20と大径部19とを形成する工程において、まず、ダイスD7の丸穴d7に第4複合体78を挿入し、ダイスD7の後端から露出している第4複合体78を、ダイスD8の丸穴d8に挿入してダイスD8を配置する。このとき、ダイスD7の丸穴d7の軸線NとダイスD8の丸穴d8の軸線Mとが一致するように、ダイスD8を配置する。しかし、軸線Nと軸線Mとが完全に一致するようにダイスD8を配置できないこともある。ただし、図5に示すように、軸Nと軸Mとが一致せずにずれて配置された場合であっても、ダイスD7の後端から第4複合体78の一部が露出しているので、ダイスD8の丸穴d8の内周面と第4複合体78とが接触し、それ以上に軸がずれることはない。すなわち、軸線Nと軸線Mとのずれ幅は、最大で(A−C)/2である。ダイスD7の軸NとダイスD8の軸Mとがずれて配置されると、そのずれ幅に対応して脚部18の軸線Yと突出部20の軸線Xとのずれ幅を示す偏芯量aが決まる。したがって、(A−C)の値が大きい程、軸線Nと軸線Mとのずれ幅が大きくなる可能性があるので、(A−C)の値は小さい程、偏芯量aを小さくすることができる。
(A−C)の値が大きい程、すなわち突出部20が脚部18より太い程、窪み量bが大きくなる可能性がある。図4(g)に示すように、突出部20と大径部19とを形成する工程において、ダイスD7の丸穴d7に第4複合体78を挿入し、これにダイスD8を配置した後に、第4複合体78をパンチP7で押圧して、第4複合体78の後端部を塑性変形し、丸穴d71を埋めるまで押圧する。このとき、図6に示すように、第4複合体78がダイスD8の丸穴d8を完全に埋めるように塑性変形されないと、突出部20の側面に窪み33が形成される可能性がある。図6(a)に示すように、軸線Nと軸線Mとが一致するように配置された場合には、窪み量bの最大値は、(A−C)/2になる。また、図6(b)に示すように、軸線Nと軸線Mとが、例えば(A−C)/2のずれ幅で配置された状態で第4複合体78をパンチP7で押圧した場合には、窪み量bの最大値は(A−C)になる。いずれにしても、(A−C)の値が大きい程、窪み量bが大きくなる可能性があり、(A−C)の値が小さい程、窪み量bを小さくすることができる。
また、(B−A)の値は0より大きく、ある程度の大きさを有するのが良い。すなわち、大径部19の径が突出部20の径と同じか或いは僅かに大きいに過ぎない場合には、突出部20と大径部19とを形成する工程において、軸Nと軸Mとがずれた状態でダイスD7とダイスD8とが配置された場合に、図7に示すように、突出部20が大径部19の側面よりも径方向に突出してしまう可能性がある。そうすると、軸孔2の第2内周面15における内径を、大径部19を挿入可能な最小径として設計していた場合には、突出部20が径方向にはみ出しているために中心電極4を軸孔2に挿入できないことが生じる可能性がある。
また、突出部20に窪み33が形成され難くするためには、(B−A)の値がある程度の大きさを有するのが好ましい。図4(g)に示すように、突出部20と大径部19とを形成する工程では、ダイスD7の丸穴d7に第4複合体78を挿入し、これにダイスD8を配置した後に、第4複合体78をパンチP7で押圧して、第4複合体78の後端部を塑性変形し、丸穴d71を埋めるまで押圧する。このとき、ダイスD7の丸穴d71に第4複合体78が満たされてもなお押圧し続けると、ダイスD7が破損するおそれがある。したがって、丸穴d71に第4複合体78が満たされたら、押圧を終了する。(B−A)の値が0に近い、すなわち大径部19の径と突出部20の径とがほとんど同じ場合には、丸穴d7より径大の丸穴d71に第4複合体78が満たされても、ダイスD8の丸穴d8に第4複合体78が満たされていないことがある。この第4複合体78が満たされていない部分が窪み33となって突出部20に形成されることがある。
図8に示すように、この発明における中心電極4は、突出部20の軸線方向長さL´を脚部18の平均径Cで割った値(L´/C)が1以上のとき、好ましくは3以下のとき、突出部20の体積Vを脚部18の断面積Dで割ることにより得られる成形前突出部長さ(V/D)をLとし、成形前突出部長さLに対する成形前突出部長さLと突出部20の軸線方向長さL´との差(L−L´)の割合である据え込率(L−L´)/L×100(%)が13%以下である。前記関係式を満たすと、偏芯量a及び窪み量bをより一層低減することができ、その結果、中心電極4の軸孔2内への固定がより一層良好なスパークプラグを提供することができる。
前記据え込率は、図4(g)に示すように、突出部20と大径部19とを形成する工程において、パンチP7で第4複合体78を軸線M方向に圧縮したときの、突出部20を形成する部分の圧縮率を示す。値(L´/C)が1以上のときには、脚部18に対して突出部20は太くなる。第4複合体78における突出部20を形成する突出部形成部80を、据え込率が13%を超えるように圧縮すると、第4複合体78より突出部20の径が所定割合以上大きくなる。第4複合体78の径は脚部18の径と同じであるので、突出部20の径は脚部18の径より所定割合以上大きくなり、前述したように、偏芯量a及び窪み量bが大きくなる可能性がある。
突出部20における仮想円筒の径A、大径部19における最大径B、脚部18における平均径Cについてはマイクロメータにより、突出部20の軸線方向長さL´については投影機により、測定することができる。
前記径Aについては、中心電極4の軸に直交する方向からみて突出部20の最大幅を測定し、中心電極4を60°回転させる毎に突出部20の最大幅を測定し、これらの測定値のうちの最大値を径Aとすることができる。前記最大径Bについては、中心電極4の後端方向からみて複数方向の径を測定し、測定した径のうちの最大径を最大径Bとすることができる。前記脚部18の平均径Cについては、この実施態様の中心電極4のように、径が多段状に変化している場合には、脚部18において最も径の大きい軸状部74の径の平均径を測定する。まず、軸状部74の先端から軸線Oに沿って後端方向に1mmの位置を測定開始点として、この測定開始点において直交する2方向の脚部18の直径を測定する。同様にして、この測定開始点から後端方向に1mm毎に5点における2方向の直径を測定し、これらの10点の測定値の算術平均を算出することにより平均径Cを得ることができる。
なお、大径部19の先端は、中心電極4の先端から後端に向かって脚部18の平均径Cより拡径し始める位置とする。換言すると、脚部18と大径部19との境界付近において外径が平均径Cより常に大きい外径を有する部位における軸線O方向の先端位置を大径部19の先端とする。また、大径部19の後端は、中心電極4の後端から先端に向かって突出部20の径Aより拡径し始める位置とする。換言すると、突出部20と大径部19との境界付近において外径が径Aより常に大きい外径を有する部位における軸線O方向の後端位置を大径部19の後端とする。
脚部18の断面積Dは、脚部18の平均径Cにより算出することができる。また、突出部20の体積Vは、計算により求めることができる。偏芯量aは、偏芯度測定器により、窪み量bは、マイクロメータ又は投影機により、測定することができる。
この発明に係るスパークプラグは、自動車用の内燃機関例えばガソリンエンジン等の点火栓として使用され、内燃機関の燃焼室を区画形成するヘッド(図示せず)に設けられたネジ穴に前記ネジ部が螺合されて、所定の位置に固定される。この発明に係るスパークプラグは、如何なる内燃機関にも使用することができる。
この発明に係るスパークプラグは、前記した実施例に限定されることはなく、本願発明の目的を達成することができる範囲において、種々の変更が可能である。例えば、この発明に係るスパークプラグは、ねじ径によらず前記要件を満たすことにより、中心電極の軸孔内への固定が良好なスパークプラグを提供することができる。
前記中心電極4における頭部17の形状は、前記した実施例に限定されることはなく、例えば、大径部及び突出部が円柱状や鼓形状であってもよい。また、大径部及び突出部の表面にネジ加工及びローレット加工が施されていてもよい。
前記中心電極4と前記接地電極8とが対向する面には、白金合金及びイリジウム合金等により形成される貴金属チップ31,32が設けられていてもよく、前記中心電極4及び前記接地電極8のいずれか一方にのみ貴金属チップが設けられていてもよい。この態様のスパークプラグ1においては、前記中心電極4及び前記接地電極8の両方に貴金属チップ31,32が設けられており、各貴金属チップ31,32の間に火花放電間隙gが形成されている。
<中心電極の作製>
図1に示す中心電極と同様の形状を有する中心電極を、前述した製造工程にしたがって作製した。突出部を内包可能な最小径を有する仮想円筒の径(A)、大径部の最大径(B)、脚部の平均径(C)、脚部の断面積(D),突出部の体積(V)、突出部の軸線方向長さ(L´)を変化させて、表1及び表2に示す種々の寸法を有する中心電極を作製した。
前記各種寸法については、(A)、(B)、(C)はマイクロメータにより、(L´)は投影機により前述したように測定した。(D)及び(V)は、前記測定値から計算により求めた。突出部は後端部に逆円錐状の凹みを有する円柱形状であり、脚部は多段状の円柱形状であった。
なお、作製した中心電極は、Cuを主成分とする金属により形成される内層とこの内層を内包するNiを主成分とする金属により形成される外層とを有する層構造であった。
<中心電極の寸法と偏芯量及び窪み量との関係>
作製した中心電極について、偏芯量(a)を偏芯度測定器(本体:ユニバーサルパンチ社製K1-10型、ピックテスター:株式会社ミツトヨ製TI-123H)により、窪み量(b)を投影機により測定した。測定結果を表1に示す。
表1に示すように、(B−A)−(A−C)の値が大きくなる程、偏芯量(a)及び窪み量(b)が小さくなった。偏芯量(a)が(B−A)/2の値以上になり、軸線Xが軸線Yに対して(B−A)/2の値以上偏芯すると、図7に示すように、大径部の径方向の端面から突出部がはみ出してしまい、中心電極の軸孔内への挿入性が悪くなるそれがあり、またシール粉末を均等に充填できないおそれがある。したがって、(B−A)/2の値を偏芯量(a)の許容値とすると、(B−A)−(A−C)の値が0以上のとき、偏芯量(a)が許容値より小さくなった。
偏芯量(a)及び窪み量(b)の小さい中心電極を備えた本発明のスパークプラグは、突出部の外周に径方向に均等にシール材が形成されるので、中心電極が軸孔内に良好に固定されることができる。
Figure 0005414897
<据え込率と偏芯量との関係>
据え込率、及び突出部の軸線方向長さ(L´)の脚部の平均径(C)に対する割合(L´/C)の異なる種々の中心電極を作製し、偏芯量(a)を偏芯度測定器により測定した。
据え込率は次の式から算出した。
式:(L−L´)/L×100
なお、突出部の軸線方向長さ(L´)は投影機により測定し、成形前突出部長さ(L)は、突出部の体積(V)を脚部の断面積(D)で除することにより求めた。突出部の体積(V)及び脚部の断面積(D)は、(A)、(C)、(L´)の測定値から計算により求めた。突出部は、後端部に逆円錐状の凹みを有する円柱形状であり、脚部は多段状の円柱形状であった。結果を、表2及び図9に示す。
図9に示すように、(L´/C)が1以上のとき、据え込率が13%以下であると、据え込率が14%及び15%のときに比べて、偏芯量(a)が小さかった。偏芯量(a)の小さい中心電極を備えた本発明のスパークプラグは、突出部の外周に径方向に均等にシール材が形成されるので、中心電極が軸孔内に良好に固定されることができる。
Figure 0005414897
1 スパークプラグ
2 軸孔
3 絶縁体
4 中心電極
5 端子金具
6 シール材
7 主体金具
8 接地電極
9 ネジ部
10 鍔部
11 棒状部
12 タルク
13 パッキン
14 第1内周面
15 第2内周面
16 棚部
17 頭部
18 脚部
19 大径部
20 突出部
21 抵抗体
22 第2シール材
23 拡径部
24 最大径部
25 縮径部
26 凹部
27 外層
28 内層
30 先端部
31、32 貴金属チップ
33 窪み
41 円柱状外被材
42 中間外被材
43 凹み
45 先端部分
46 カップ状外被材
51 円柱状芯材
52 頭部付き円柱状芯材
61,62,63,64,65,66,67 鋳造装置
71 複合体
72 後端部
73 押し出し成形体
74 軸状部
75 第2複合体
76 径小部
77 第3複合体
78 第4複合体
79 径中部
80 突出部形成部
75 頭部形成部

Claims (1)

  1. 軸線方向に延びる軸孔、前記軸孔の先端側を形成する第1内周面、前記軸孔の後端側を形成し、前記第1内周面より大きい内径を有する第2内周面、及び前記第1内周面と前記第2内周面とを連結する棚部を有する絶縁体と、
    前記棚部に支持される大径部、前記大径部から後端側に突出する突出部、及び前記大径部に隣接し、前記第1内周面により囲まれる空間に突出する円柱状の脚部を有する塑性加工で成形された中心電極と、
    前記中心電極を前記軸孔内に固定させるためのシール部と、
    を備えたスパークプラグであって、
    前記突出部を包囲可能な最小径を有する仮想円筒の径をA(mm)、前記大径部における最大径をB(mm)、前記第1内周面に囲まれた空間に存在する前記脚部の平均径をC(mm)とすると、C<Aのとき、
    A−C≦B−A
    であり、
    前記突出部の軸線方向長さL´を前記脚部の平均径Cで割った値(L´/C)が1以上のとき、
    前記突出部の体積Vを前記脚部の断面積Dで割ることにより得られる成形前突出部長さ(V/D)をLとし、前記成形前突出部長さLに対する前記成形前突出部長さLと前記突出部の軸線方向長さL´との差(L−L´)の割合である据え込率(L−L´)/L×100(%)が13%以下であることを特徴とするスパークプラグ。
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