JP5414613B2 - 送信装置および送信方法 - Google Patents

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本発明は、複数の拡散信号をマッピングして送信する送信装置に関する。
従来から、送信装置が拡散処理後の信号を多重して送信し、受信装置において受信信号を逆拡散することによって元の信号を得る、通信システムがある。下記非特許文献1では、送信装置が多重化する信号を1つの決まった条件にて送信する場合において、受信装置における歪を最小にしつつ定包絡線にて送信する技術が開示されている。この技術は、例えば、測位信号などを送信する衛星の送信装置に利用することができる。
P.A.Dafesh C.R.Cahn 「Phase-Optimized Constant-Envelop Transmission (POCET) Modulation Method for GNSS Signals」(IONGNS 2009)
しかしながら、上記従来の技術によれば、実際に多重される信号は、運用途中での送信停止や、多重する際の電力比率の変更等の条件変更が行われる。このような条件変更が行われた場合は、送信装置が不適切な信号マッピングで信号を送信することになるため、受信装置において受信性能が劣化する、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、多重する信号の一部を停止する場合または多重する信号の電力比率を変更する場合に、適切な信号マッピングを行うことが可能な送信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の拡散データを生成する生成手段を備えた送信装置であって、前記拡散データの組み合わせと当該拡散データの組み合わせに基づいて生成される信号のマッピング位置とを関連付けて記録するためのパターンテーブルを備えた複数の送信信号マッピング手段から構成され、各送信信号マッピング手段が、それぞれ異なる拡散データの組み合わせを記録したパターンテーブルを備え、前記生成手段にて生成された複数の拡散データを入力として、自身が備えるパターンテーブルに記録された前記マッピング位置にマッピングされた信号を出力する送信信号マッピング手段群と、外部から送信対象の拡散データの情報を取得し、前記各送信信号マッピング手段により出力された信号の中から、当該情報として得られる拡散データの組み合わせと同一の拡散データの組み合わせに基づいて生成された信号を、送信信号として選択する送信信号選択手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、送信装置が多重する信号の一部を停止するまたは多重する信号の電力比率を変更する場合に、受信装置の受信性能を劣化させない、という効果を奏する。
図1は、送信装置の構成例を示す図である。 図2は、パターンテーブルにおける拡散データの組み合わせを示す図である。 図3は、パターンテーブルにおける拡散データの組み合わせおよび電力比を示す図である。 図4は、パターンテーブルの構成例を示す図である。 図5は、パターンテーブルの構成例を示す図である。 図6は、パターンテーブルの構成例を示す図である。 図7は、複素信号のマッピング状態を示す図である。 図8は、送信装置の送信処理を示すフローチャートである。 図9は、送信信号選択部の構成例を示す図である。 図10は、送信信号選択部の補間処理を示すフローチャートである。 図11は、入力した複素信号と補間処理後の複素信号を示す図である。
以下に、本発明にかかる送信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、送信装置の構成例を示す図である。送信装置は、拡散データ生成部1−1〜1−M(自然数)と、多重化信号生成部2と、選択情報生成部3と、アナログ送信部4と、アンテナ5と、を備える。
拡散データ生成部1−1〜1−Mは、外部から取得したメッセージデータや固定の繰返しパターンのデータを拡散した拡散データを生成し、生成した拡散データを多重化信号生成部2へ送信する。なお、本実施の形態において送信する信号は「0」もしくは「1」とするが、これ以外の数値を出力してもよい。
多重化信号生成部2は、拡散データ生成部1−1〜1−MからM個の拡散データを入力して送信信号の候補を複数生成し、選択情報生成部3から入力した選択情報に基づいて出力する信号を選択して、定包絡のベースバンドの複素信号として出力する。
選択情報生成部3は、外部から取得した送信信号選択情報および送信信号電力情報に基づいて、多重化信号生成部2が出力する信号を選択するための選択情報を生成する。送信信号選択情報および送信信号電力情報は、外部から受け付けた送信条件であり、例えば、送信装置が衛星に搭載されている場合に、地球上から受け付けた送信条件である。なお、外部から送信信号選択情報および送信信号電力情報を受け付ける構成は一般的な受信手段であり、従来同等のため省略する。
アナログ送信部4は、多重化信号生成部2から出力されたベースバンドの複素信号をディジタル/アナログ変換処理後、アップコンバートしてアンテナ5へ出力する。アンテナ5は、アップコンバートされた信号を図示しない受信装置に向けて送信する。アナログ送信部4以降の処理は、従来同等の一般的なものである。
また、多重化信号生成部2は、送信信号マッピング部21−1〜21−N(自然数)と、送信信号選択部22と、を備える。
送信信号マッピング部21−1〜21−Nは、それぞれが異なる拡散データの組合せ、または拡散データの組合せおよび多重化電力比を示すパターンテーブルを備えており、入力した拡散データに対応する信号を、当該パターンデーブルから引き出して出力する。なお、拡散データ生成部1−1〜1−Mで用いているMと当該Nとの間に大小関係は無く、M=Nであってもよい。一般的に、パターンテーブルの種類(組み合わせのバリエーション)を増やすと送信信号マッピング部の数も多くなるのでN>Mとなる。
送信信号選択部22は、選択情報生成部3から入力した選択情報に基づいて、送信信号マッピング部21−1〜21−Nから入力された信号の中から送信信号として出力する信号を選択する。
ここで、送信信号マッピング部21−1〜21−Nが備えるパターンテーブルについて説明する。例えば、拡散データ生成部1−1〜1−MにおいてM=3の場合、拡散データの組合せのみを考慮した場合は、図2に示す4種類のパターンテーブルを用意することになる。図2は、送信信号マッピング部21−1〜21−4が備えるパターンテーブルにおける拡散データの組み合わせを示す図である。ここでは、送信信号マッピング部21−1がパターンテーブル1を備え、送信信号マッピング部21−2がパターンテーブル2を備えるように、送信信号マッピング部の符号の末尾とパターンテーブルの番号を合わせる。
例えば、パターンテーブル1は、拡散データ#1:ON、拡散データ#2:ON、拡散データ#3:ONの組み合わせであることを示す。拡散データを全て送信するまたは拡散データの1つをOFFにするという制約がある場合には、N=4となる。なお、図2は一例であり、2信号以上を多重することを制約とした場合のものであるが、更に多くの組合せについてのパターンテーブルを用意してもよい。
同様にM=3の場合として、拡散データの組合せと多重する際の電力比を考慮する場合は、図3に示す6種類のテーブルを用意することになる。図3は、送信信号マッピング部21−1〜21−6が備えるパターンテーブルにおける拡散データの組み合わせおよび電力比を示す図である。一例として、電力比の変更範囲を0〜−5dBとしている。同様に、送信信号マッピング部21−1がパターンテーブル1を備え、送信信号マッピング部21−2がパターンテーブル2を備えるように、送信信号マッピング部の符号の末尾とパターンテーブルの番号を合わせる。
例えば、パターンテーブル2は、拡散データ#1の電力比:0dB、拡散データ#2の電力比:−1dB、拡散データ#3の電力比:0dBの組み合わせであることを示す。なお、ここでは、一例として拡散データ#2の電力比を−1dBステップで変化させる場合について説明したが、これに限定するものではなく、拡散データ#2および拡散データ#3等の2つの拡散データの電力比を変化させてもよいし、変化するステップを0.5dBステップなどにしてもよい。また、電力比の範囲を0〜−5dBまでとしているが、一例であり、範囲を狭くする、または広くすることも可能である。
なお、送信信号マッピング部21−1〜21−Nが備えるパターンテーブルとして、拡散データの組合せのみを考慮した場合、または拡散データの組合せと多重する際の電力比を考慮する場合を別々に説明したが、両方のパターンテーブルを備えるようにしてもよい。いずれかの拡散データをOFFにするまたは電力比を変更するという両方の変更に対応することができる。
つぎに、パターンテーブルの構成について説明する。図4は、パターンテーブルの構成例を示す図である。ここでは、M=4として、拡散データの組合せにおいて、拡散データが全てONの場合を示す。パターンテーブルは、拡散データ#1〜#4と、実数成分と、虚数成分と、から構成される。拡散データ#1〜#4は、各拡散データの信号値を示す。前述のとおり、信号値は「0」と「1」とする。実数成分と、虚数成分は、前記拡散データ#1〜#4の値によって得られる信号のマッピング位置を示す。パターンテーブルは、各拡散データ生成部1−1〜1−4から出力された信号「0」、「1」の2値の組み合わせと、その組み合わせの拡散信号を多重して複素信号に変換した信号をマッピングした場合におけるマッピング位置を示すものである。また、4つの拡散データ生成部1−1〜1−4からの出力の組み合わせとして24=16通りの信号(複素信号)が出力されることを表している。マッピングされた信号の座標位置は、実数成分と虚数成分で示されており、いずれの複素信号も、同心円状に現れることを示す。
同様にM=4として、2信号がOFFの場合について説明する。図5は、パターンテーブルの構成例を示す図である。図4と同様の構成であるが、一例として、拡散データ#2、#4がOFFとなっている点が異なる。ここでは、4つの拡散データ生成部1−1〜1−4のうち2つの出力の組み合わせとして22=4通りの信号(複素信号)が出力されることを表している。また、マッピングされた信号の座標位置は、実数成分と虚数成分で示されており、いずれの複素信号も、同心円状に現れることを示す。
なお、図5に示すようにOFFが含まれる場合には、実際に現れる組み合わせの分だけをパターンテーブルに表示するようにしてもよい。図6は、パターンテーブルの構成例を示す図である。拡散データ#1、#3の組み合わせに基づいたものである。このように、ONとなっている拡散データのみを対象とすることで、パターンテーブルの構成を簡素化することができる。
図4〜6に示すパターンテーブルを備える送信信号マッピング部から出力される複素信号のマッピング状態について説明する。図7は、複素信号のマッピング状態を示す図である。図4に示すパターンテーブルを備える送信信号マッピング部から出力される信号を白い丸で示し、図5、6に示すパターンテーブルを備える送信信号マッピング部から出力される信号を黒い四角で示す。図7に示すように、各パターンテーブルに基づいて送信される複素信号は、それぞれ同心円状に位置することになる。同心円の大きさは、パターンテーブル間では異なる大きさであってもよい。
なお、電力比を変更した場合の図3に対応するパターンテーブルについても、図4〜6と同等の構成となる。この場合、拡散データ#1〜#4の組み合わせについては図4等と同一であるが、電力比の変更度合いに応じて、実数成分および虚数成分の値が異なる。
このように、本実施の形態では、多重化信号生成部2において、送信信号マッピング部21−1〜21−Nが、各拡散データの状態に対応するパターンテーブルを備える。各拡散データの停止状態や電力比に基づいて、実際の送信条件に合致するパターンテーブルを備えた送信信号マッピング部から出力された複素信号を選択する。これにより、拡散データの一部を送信しない場合や多重する際の電力比に変更が生じた場合であっても、同心円状に配置される信号を送信信号として得ることができるため、受信装置における受信性能の劣化を回避することができる。
また、送信する複素信号を同心円状にマッピングすることで、常に定包絡線信号になるように送信することから、電力効率の良い送信を実現することができる。特に、衛星と地球上の通信装置との間で通信を行う場合、衛星から送信される信号は限られた電力にて送信する必要があるため、故障などにより一部の信号が停止、または運用方法の変更により送信していた信号の多重比率を変更した場合においても、適切な多重信号を送信できるため、受信装置側でも常に安定した受信を確保することができる。
つづいて、送信装置の送信処理をフローチャートに基づいて説明する。図8は、送信装置の送信処理を示すフローチャートである。ここでは、一例としてM=4とした場合について説明する。
まず、拡散データ生成部1−1〜1−4が、それぞれ外部からのメッセージデータ等から拡散データを生成する(ステップS1)。そして、生成した拡散データを、各送信信号マッピング部21−1〜21−Nへ出力する。
つぎに、送信信号マッピング部21−1〜21−Nが、信号マッピングを行う(ステップS2)。具体的には、入力した拡散データに対応して出力するマッピング信号として、自身が備えるパターンテーブルから送信候補の信号であるマッピングされた複素信号を引き出す。そして、マッピングされた複素信号を送信信号選択部22へ出力する。
ここで、選択情報選択部3は、外部から送信信号選択情報や送信信号電力情報を入力した場合に選択情報を生成する(ステップS3)。そして、生成した選択情報を送信信号選択部22へ出力する。送信信号選択情報としては、例えば、拡散データ生成部1−1から入力した拡散データ#1をOFFにする、という内容である。また、送信信号電力情報としては、例えば、拡散データ生成部1−2から入力した拡散データ#2の電力比を−2dBとする、という内容である。
なお、送信信号選択情報および送信信号電力情報は、送信装置に何らかの異常があった場合等に送信方法を変更する際に利用することを想定し、通常送信中に選択情報生成部3が頻繁に選択情報を生成することはないが、これに限定するものではない。送信装置において送信方法に変更がない場合は、ステップS3の処理を省略してもよい。
つぎに、送信信号選択部22は、選択情報生成部3から入力した選択情報に基づいて、送信信号マッピング部21−1〜21−Nから入力した複素信号の中から、送信信号として送信する複素信号を1つ選択する(ステップS4)。例えば、選択情報の内容が、拡散データ生成部1−1から入力した拡散データ#1をOFFにする、という内容であった場合、当該内容に合致したパターンテーブルを備える送信信号マッピング部から入力した複素信号を選択する。そして、選択した信号をアナログ送信部4へ出力する。
なお、選択情報生成部3が頻繁に選択情報を生成することを想定していないため、例えば、送信信号選択部22は、選択情報生成部3から新たな選択情報を入力するまでは、先に入力した選択情報に基づいて同じ送信信号マッピング部からの複素信号を選択し続けるようにしてもよい。
その後、アナログ送信部4が、多重化信号生成部2の送信信号選択部22から入力した複素信号を、アンテナ5を経由して送信する(ステップS5)。
以上説明したように、本実施の形態では、送信装置は、多重する信号の一部を停止または多重する電力比率を変更した場合に対して、適切なマッピングを行うためのパターンテーブルを備え、変更内容に合致したパターンテーブルに基づいてマッピングされた複素信号を選択し、送信することとした。これにより、多重する信号の一部を停止または多重する電力比率を変更した場合においても、受信装置側の受信性能の劣化を回避することができる。また、常に定包絡線信号に近づくように送信することにより、電力効率の良い送信を実現することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、拡散データを多重する際の電力比を変更する場合において、所望の電力比のパターンテーブルがないときの補間処理について説明する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図3では、ある拡散データの電力比を変更する場合、変化の大きさを−1dBステップとしているが、運用上、電力比を−1.5dBとすることも考えられる。この様に所望の電力比のパターンテーブルを備える送信信号マッピング部21−1〜21−Nが存在しない場合、所望の電力比のパターンテーブルに近い値を持つパターンテーブルを備える送信信号マッピング部からの出力を用いて、所望の電力比に対応した複素信号を求める。
図9は、送信信号選択部22の構成例を示す図である。送信信号選択部22は、選択部221−1,221−2と、選択補間情報生成部222と、補間部223と、電力調整部224と、帯域制限部225と、を備える。
選択部221−1,221−2は、選択補間情報生成部222から入力した選択情報に基づいて、送信信号マッピング部21−1〜21−Nから入力した複素信号の中から、所望の電力比に近い複素信号を選択する。
選択補間情報生成部222は、選択情報生成部3から入力した選択情報に基づいて、選択部221−1,221−2への複素信号選択情報、補間部223への電力情報、および電力調整部224への調整情報を生成して出力する。
補間部223は、選択補間情報生成部222から入力した電力情報に基づいて、選択部221−1,221−2から入力した複素信号点について補間処理を行い、補間処理によって得た複素信号を出力する。
電力調整部224は、補間処理によって得た複素信号に対して、選択補間情報生成部222から入力した調整情報に基づいて、電力レベルの調整を行う。
帯域制限部225は、所望の周波数帯域外の信号を抑えるための帯域制限処理を行う。なお、送信信号の所望の周波数帯域外送信レベルが十分に低い場合は、省略してもよい。
つづいて、送信信号選択部22の補間処理をフローチャートに基づいて説明する。図10は、送信信号選択部の補間処理を示すフローチャートである。ここでは、具体的に、拡散データ生成部1−1が出力する拡散データ#1と、拡散データ生成部1−2が出力する拡散データ#2を多重する際の所望の電力比が−1.5dBの場合において、図3に示すような−1dBステップで変化しているパターンテーブルを備える各送信信号マッピング21−1〜21−Nから出力される複素信号を用いて補間処理を行う。なお、送信信号選択部22以外の構成については、実施の形態1と同様である。
まず、選択補間情報生成部222が、選択情報生成部3からの選択情報に基づいて、選択部221−1,221−2への複素信号選択情報、補間部223への電力情報、および電力調整部224への調整情報を生成する(ステップS11)。ここでは、所望の電力比を−1.5dBとしているため、選択補間情報生成部222は、選択部221−1に対して、拡散データ#2を多重する際の電力比が−1dBの複素信号を選択させる複素信号選択情報を出力する。また、選択部221−2に対して、拡散データ#2を多重する際の電力比が−2dBの複素信号を選択させる複素信号選択情報を出力する。そして、補間部223に対して、所望の電力比が−1.5dBであることを示す電力情報を出力する。さらに、電力調整部224に対して、補間処理によって得た複素信号の電力レベルを調整するための調整情報を出力する。
つぎに、選択部221−1は、選択補間情報生成部222から入力した複素信号選択情報に基づいて、拡散データ#1と拡散データ#2を多重する際の電力比が−1dBとなるパターンテーブル2を備えた送信信号マッピング部21−2からの複素信号を選択し、補間部223へ出力する。すなわち、電力比率が−1.5dBよりも大きい複素信号の中から最も近いものを選択して出力する(ステップS12)。
同様に、選択部221−2は、選択補間情報生成部222から入力した複素信号選択情報に基づいて、拡散データ#1と拡散データ#2を多重する際の電力比が−2dBとなるパターンテーブル3を備えた送信信号マッピング部21−3からの複素信号を選択し、補間部223へ出力する。すなわち、電力比率が−1.5dBよりも小さい複素信号の中から最も近いものを選択して出力する(ステップS12)。
つぎに、補間部223は、選択補間情報生成部222から入力した電力情報に基づいて、選択部221−1,221−2から入力した複素信号を用いて補間処理を行う(ステップS13)。図11は、入力した複素信号と補間処理後の複素信号を示す図である。複素信号1101は選択部221−1から入力した複素信号、複素信号1102は選択部221−2から入力した複素信号、複素信号1103は補間処理後の複素信号を示す。例えば、補間部223は、複素信号1101と複素信号1102を結ぶ中央の点を補間結果として複素信号1103を得て電力調整部224へ出力する。なお、補間処理の方法はこれに限定するものではなく、正確な演算に基づいて内挿補間した点を補間後の複素信号としてもよい。
その後、電力調整部224が、選択補間情報生成部222から入力した調整情報に基づいて、補間後の複素信号の電力レベルの調整を行う(ステップS14)。さらに、必要に応じて、帯域制限部225が、所望の周波数帯域外の信号を抑えるための帯域制限処理を行う(ステップS15)。帯域制限部225は、帯域制限処理後の信号を送信信号選択部22の出力としてアナログ送信部4へ出力する。なお、電力調整部224および帯域制限部225におけるそれぞれの処理を、アナログ送信部4で行うこととしてもよい。
このように、送信装置では、送信信号マッピング部21−1〜21−Nが所望の電力比に合致したパターンテーブルを備えていない場合においても、所望の電力比に近いパターンテーブルを備えた送信信号マッピング部から出力された複素信号を用いて補間処理を行うことにより、所望の電力比に対応した複素信号を得ることができる。
また、送信装置は、送信信号選択部22が補間処理を行うことによって、多重化信号生成部が備える送信マッピング部21−1〜21−Nの数を減らすことができる。例えば、送信マッピング部21−1〜21−Nが備えるパターンテーブルにおいて、拡散データを多重する際の電力比のステップを−2dBとした場合であっても、補間処理によって−1dBステップと同等の複素信号を得ることができる。この場合、送信信号選択部22における演算量は増えるが、送信マッピング部21−1〜21−Nの数を減らすことによって装置規模を小さくすることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、複数の拡散データを多重する際、所望の電力比を示すパターンテーブルを備える送信信号マッピング部が存在しない場合、送信信号選択部が、2つの送信信号マッピング部からの複素信号を用いて補間処理を行い、所望の電力比となる複素信号を出力することとした。これにより、所望の精度のパターンテーブルを備えない場合においても、実際に存在するパターンテーブルに基づいて出力された複素信号を用いて、所望の電力比となる複素信号を得ることができる。また、実施の形態1と同等の精度を求める場合には、パターンテーブルを備える送信信号マッピング部の数を減らすことによって、装置規模を小さくすることができる。
以上のように、本発明にかかる送信装置は、拡散信号を用いた通信に有用であり、特に、拡散信号を多重して送信する場合に適している。
1−1,1−2,…,1−M 拡散データ生成部
2 多重化信号生成部
3 選択情報生成部
4 アナログ送信部
5 アンテナ
21−1,21−2,…,21−N 送信信号マッピング部
22 送信信号選択部
221−1,221−2 選択部
222 選択補間情報生成部
223 補間部
224 電力調整部
225 帯域制限部

Claims (8)

  1. 複数の拡散データを生成する生成手段を備えた送信装置であって、
    前記拡散データの組み合わせと当該拡散データの組み合わせに基づいて生成される信号のマッピング位置とを関連付けて記録するためのパターンテーブルを備えた複数の送信信号マッピング手段から構成され、各送信信号マッピング手段が、それぞれ異なる拡散データの組み合わせを記録したパターンテーブルを備え、前記生成手段にて生成された複数の拡散データを入力として、自身が備えるパターンテーブルに記録された前記マッピング位置にマッピングされた信号を出力する送信信号マッピング手段群と、
    外部から送信対象の拡散データの情報を取得し、前記各送信信号マッピング手段により出力された信号の中から、当該情報として得られる拡散データの組み合わせと同一の拡散データの組み合わせに基づいて生成された信号を、送信信号として選択する送信信号選択手段と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記各送信信号マッピング手段は、
    前記それぞれ異なる拡散データの組み合わせとして、前記複数の拡散データのうちの少なくとも1つの拡散データを送信する場合における拡散データの組み合わせ、の1つを記録したパターンテーブルを備え、
    自身が備えるパターンテーブルに記録された拡散データの組み合わせに関連付けて記録される前記マッピング位置を、当該拡散データを多重した後に複素信号に変換した信号をマッピングした場合のマッピング位置とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記各送信信号マッピング手段は、
    前記それぞれ異なる拡散データの組み合わせとして、拡散データごとに多重電力比が指定された拡散データの組み合わせ、の1つを記録したパターンテーブルを備え、
    自身が備えるパターンテーブルに記録された拡散データの組み合わせに関連付けて記録される前記マッピング位置を、当該拡散データを指定された多重電力比で多重した後に複素信号に変換した信号をマッピングした場合のマッピング位置とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記送信対象の拡散データの情報として得られる拡散データの組み合わせが前記パターンテーブルにない多重電力比を所望するものであった場合、
    前記送信信号選択手段は、
    所望の多重電力比より大きくかつ所望の多重電力比に最も近い拡散データの組み合わせが記録されたパターンテーブルを備える送信信号マッピング手段から出力された信号と、所望の多重電力比より小さくかつ所望の多重電力比に最も近い拡散データの組み合わせが記録されたパターンテーブルを備える送信信号マッピング手段から出力された信号と、の2つの信号を選択し、
    前記2つの信号を用いて補間処理を行うことにより、所望の多重電力比の信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の送信装置。
  5. 複数の拡散データを生成する生成手段を備えた送信装置における送信方法であって、
    前記送信装置が、前記拡散データの組み合わせと当該拡散データの組み合わせに基づいて生成される信号のマッピング位置とを関連付けて記録するためのパターンテーブルを複数備え、それぞれが異なる拡散データの組み合わせを記録している場合に、
    前記生成手段にて生成された複数の拡散データを入力として、各パターンテーブルに記録された前記マッピング位置にマッピングされた信号を出力する送信信号マッピングステップと、
    外部から送信対象の拡散データの情報を取得し、前記送信信号マッピングステップにおいて出力された信号の中から、当該情報として得られる拡散データの組み合わせと同一の拡散データの組み合わせに基づいて生成された信号を、送信信号として選択する送信信号選択ステップと、
    を含むことを特徴とする送信方法。
  6. 前記各パターンテーブルには、
    前記それぞれ異なる拡散データの組み合わせとして、前記複数の拡散データのうちの少なくとも1つの拡散データを送信する場合における拡散データの組み合わせ、の1つが記録され、
    前記拡散データの組み合わせに関連付けて記録される前記マッピング位置として、当該拡散データを多重した後に複素信号に変換した信号をマッピングした場合のマッピング位置が記録される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の送信方法。
  7. 前記各パターンテーブルには、
    前記それぞれ異なる拡散データの組み合わせとして、拡散データごとに多重電力比が指定された拡散データの組み合わせ、の1つが記録され、
    前記拡散データの組み合わせに関連付けて記録される前記マッピング位置として、当該拡散データを指定された多重電力比で多重した後に複素信号に変換した信号をマッピングした場合のマッピング位置が記録される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の送信方法。
  8. 前記送信信号選択ステップにおいて取得した送信対象の拡散データの情報として得られる拡散データの組み合わせが前記パターンテーブルにない多重電力比を所望するものであった場合、
    さらに、
    前記送信信号マッピングステップにおいて出力された信号の中から、所望の多重電力比より大きくかつ所望の多重電力比に最も近い拡散データの組み合わせ、に関連付けてパターンテーブルに記録されているマッピング位置にマッピングされた信号を選択する第1の選択ステップと、
    前記送信信号マッピングステップにおいて出力された信号の中から、所望の多重電力比より小さくかつ所望の多重電力比に最も近い拡散データの組み合わせ、に関連付けてパターンテーブルに記録されているマッピング位置にマッピングされた信号を選択する第2の選択ステップと、
    前記第1の選択ステップおよび前記第2の選択ステップにおいて選択された2つの信号を用いて補間処理を行うことにより、所望の多重電力比の信号を生成する補間ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の送信方法。
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