JP5413380B2 - 楽曲データ修正装置 - Google Patents
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Description
ところで、本発明の楽曲データ修正装置においては、修正楽曲データにおけるガイドメロディを修正メロディとしても良い。この場合、本発明における楽曲データ修正手段は、歌唱音域における音域の代表値である歌唱代表値と、修正メロディにおけるガイメロ音域での音域の代表値であるガイメロ代表値との差が、1オクターブ以上かつ1.5オクターブ以下の音域となるように、ガイドメロディを構成する楽音の音高を変更する。
なお、歌唱代表値とは、歌唱音域における音域の代表値を表す音高(周波数の範囲)であり、例えば、歌唱音域の音高中心であっても良いし、歌唱音域の最低音高,または最高音高であっても良い。さらに、ガイメロ代表値とは、ガイメロ音域における音域の代表値を表す音高(周波数の範囲)であり、例えば、ガイメロ音域の音高中心であっても良いし、ガイメロ音域の最低音高,または最高音高であっても良い。
[第一実施形態]
本発明が適用された楽曲データ修正装置は、カラオケ装置にて演奏される楽曲を表す楽曲データを修正する装置である。以下、楽曲データ修正装置にて修正した楽曲データを修正楽曲データと称す。
〈カラオケ装置について〉
図1に示すように、カラオケ装置10は、通信部11と、入力受付部13と、表示部14と、音声入力部15と、音声出力部16と、音源モジュール17と、記憶部18と、制御部20とを備えている。
入力受付部13は、外部からの操作に従って情報や指令の入力を受け付ける入力機器(例えば、リモートコントローラ)である。表示部14は、画像を表示する表示装置(例えば、液晶ディスプレイやCRT等)である。また、音声入力部15は、音声を電気信号に変換して制御部20に入力する装置(いわゆるマイクロホン)である。音声出力部16は、制御部20からの電気信号を音声に変換して出力する装置(いわゆるスピーカ)である。
ところで、各楽譜トラックに規定される内容には、個々の楽音(即ち、楽器音)の音符長、個々の楽音の音高(いわゆるノートナンバー)、個々の楽音の強さ(いわゆるアタック、ベロシティ、ディケイなど)がある。
〈MIDIアレンジ処理について〉
次に、制御部20が実行するMIDIアレンジ処理について説明する。
このMIDIアレンジ処理は、入力受付部13を介して起動指令が入力されると、実行が開始されるものである。
[実施形態の効果]
以上説明したように、修正楽曲データに基づいてカラオケ装置10にて演奏した楽曲(以下、修正楽曲とする)では、当該修正楽曲に対してカラオケ装置10の利用者が発した歌声の音高と、修正楽曲におけるガイドメロディ(以下、修正メロディとする)として出力される修正後の楽音の音高との間に音高差が生じる。
これらの結果、修正楽曲は、カラオケ装置10の利用者にとって、修正メロディを構成する楽音を修正前のガイドメロディを構成する楽音と同様の音として認識可能である共に、利用者自身が発した歌声を聞き取りやすいため、歌いやすくなる。換言すれば、カラオケ装置10によれば、当該カラオケ装置10にて演奏される楽曲が歌いやすくなるように楽曲データを修正する技術を提供することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
[実施形態と特許請求の範囲との対応関係]
最後に、上記実施形態の記載と、特許請求の範囲の記載との関係を説明する。
Claims (3)
- 1種類以上の楽器の音を出力可能なカラオケ装置にて演奏される楽曲を表し、少なくとも、該楽曲にて歌唱されるべき旋律を表すガイドメロディについて、個々の楽音の音高、及び演奏開始タイミングが少なくとも規定された楽曲データを取得する楽曲データ取得手段と、
予め用意され、時間軸に沿った歌声の波形を表す歌声波形データを取得する歌声データ取得手段と、
少なくとも、前記歌声データ取得手段で取得した歌声波形データに基づいて、前記歌声を発した人物の声域である歌唱音域を特定する声域特定手段と、
前記ガイドメロディを構成する楽音の最低音高から最高音高までの音高範囲であるガイメロ音域について、前記声域特定手段にて特定した歌唱音域に重なる範囲が低減するように、前記楽曲データ取得手段で取得した楽曲データにおけるガイドメロディを構成する楽音の音高を、オクターブ単位で変更した楽曲データである修正楽曲データを生成する楽曲データ修正手段と
を備えることを特徴とする楽曲データ修正装置。 - 前記修正楽曲データにおけるガイドメロディを修正メロディとし、
前記楽曲データ修正手段は、
前記歌唱音域における音域の代表値である歌唱代表値と、前記修正メロディにおける前記ガイメロ音域での音域の代表値であるガイメロ代表値との差が、1オクターブ以上かつ1.5オクターブ以下の音域となるように、前記ガイドメロディを構成する楽音の音高を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の楽曲データ修正装置。 - 前記楽曲データ修正手段は、
前記ガイドメロディを構成する個々の楽音について、音高を階級とした度数分布を導出し、該度数分布において、度数が予め規定された規定閾値以上である音高の中で、最も低い音高を前記最低音高とし、
前記度数が規定閾値以上である音高の中で、最も高い音高を前記最高音高とする
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の楽曲データ修正装置。
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