JP5413306B2 - 電気機器 - Google Patents
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Description
詳しくは、リアクトルは外部構造体に固定され、端子台は外部構造体に固定されるので、リアクトルと端子台の公差は、リアクトルと外部構造体の位置の公差と、端子台と外部構造体の位置の公差との和になる。その結果、リアクトルと端子台の位置についての公差が大きくなる。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の電気機器において、前記リアクトルは、前記固定用板材において位置決め用貫通孔を有し、当該位置決め用貫通孔に位置決め用棒材が嵌合して位置決めされることを要旨とする。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の電気機器において、前記位置決め用棒材は、前記端子台から延び、前記固定用板材の位置決め用貫通孔を貫通して前記外部構造体の凹部に嵌入されて前記端子台と前記リアクトルと前記外部構造体とを凹凸嵌合により位置決めしたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明では、請求項3に記載の電気機器において、前記位置決め用棒材は、前記外部構造体から延び、前記固定用板材の位置決め用貫通孔を貫通して前記端子台の凹部に嵌入されて前記端子台と前記リアクトルと前記外部構造体とを凹凸嵌合により位置決めしたことを要旨とする。
請求項6に記載の発明では、請求項1に記載の電気機器において、前記リアクトルは、前記固定用板材において突起を有し、当該突起が前記端子台の凹部に嵌合して位置決めされることを要旨とする。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の電気機器において、前記固定用板材において外部構造体用突起を更に有し、当該外部構造体用突起が前記外部構造体の凹部に嵌合して位置決めされることを要旨とする。
図1,2,3に本実施形態の電気機器10を示し、図1には電気機器10の平面図を、図2には図1のA−A線での電気機器10の縦断面図を、図3には図1のB−B線での電気機器10の縦断面図をそれぞれ示す。図4には電気機器10の分解斜視図を示す。
図5,6,7にリアクトル20を示し、図5にはリアクトル20の平面図を、図6にはリアクトル20の正面図(図5のC矢視図)を、図7にはリアクトル20の側面図(図5のD矢視図)をそれぞれ示す。
UU型コア21(U型コア21a,21b)とコイル22a,22bとは、その外周部がモールド用の樹脂25により封止されている。つまり、コイル22a,22bにU型コア21a,21bの先端部を挿入してU型コア21a,21bにおける両端面同士を当接させた状態でUU型コア21とコイル22a,22bとを樹脂25により一体的にモールドしている。
また、リアクトル20の樹脂25のステー支持部25bの上面には位置決め用突起28aが形成されている。同様に、リアクトル20の樹脂25のステー支持部25cの上面には位置決め用突起28bが形成されている。位置決め用突起28a,28bは断面が台形の円錐形状をなしている。
図4に示すように、リアクトル20と端子台40と金属製ケース50を用意する。そして、金属製ケース50の段差部51a,51b,51c,51dにリアクトル20のステー26a,26b,26c,26dを載置する。さらに、リアクトル20の上から端子台40の脚部44a,44b,44c,44dをリアクトル20のステー26a,26b,26c,26dの上に載置する。このとき、図3に示すように、リアクトル20の樹脂25のステー支持部25b,25cの位置決め用突起28a,28bに端子台40の絶縁性基部41の脚部44b,44cの位置決め用の凹部48a,48bを嵌合させて位置決めする。
(1)リアクトル20における対角の脚部44b,44cにおいて位置決め用突起28a,28bを設けるとともに、端子台40に当該突起28a,28bに対応する凹部48a,48bを形成してリアクトル20と端子台40とを凹凸嵌合により位置決めした。
詳しく説明する。
図3においては、リアクトル20に位置決め用突起28a,28bを設けるとともに、端子台40に突起28a,28bに対応する凹部48a,48bを形成してリアクトル20と端子台40とを位置決めした。これに代わり、図8に示すように、端子台40に位置決め用突起70a,70bを設けるとともに、リアクトル20に突起70a,70bに対応する凹部71a,71bを形成してリアクトル20と端子台40とを位置決めしている。このようにして端子台40とリアクトル20とを凹凸嵌合により位置決めすることもできる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図12はリアクトル20の平面図であり、図13はリアクトル20の正面図(図12のF矢視図)である。図14(a)は、電気機器の要部拡大平面図である。図14(b)は図14(a)のG−G線での縦断面図、図14(c)は図14(a)のH−H線での縦断面図である。
(1)位置決め用棒材としての突起80a,80bは、端子台40から延びており、位置決め用貫通孔81a,81bに突起80a,80bが嵌合して位置決めされるので、容易に端子台40とリアクトル20とを位置決めすることができる。つまり、端子台40とリアクトル20とが直接嵌合によって位置決めされる。その結果、リアクトル20と端子台40の位置についての公差を小さくすることができる。
また、位置決めの位置を統一したためリアクトル20の出力端(コイルの端子部23a,23b)と端子台40のバスバー42a,42bの公差を小さくすることができる。
図14に代わり図15や図16に示す構成とすることができる。
図15において、金属製ケース50の段差部51b,51cの上面には、上方に延びる位置決め用棒材としてのピン90が設けられている。リアクトル20のステー26b,26cにおいて位置決め用貫通孔91を有している。端子台40の脚部44b,44cには凹部92が形成されている。ピン90はリアクトルのステーの貫通孔91を貫通して端子台40の凹部92に嵌合している。これにより、端子台40とリアクトル20と金属製ケース50とを凹凸嵌合により位置決めしている。
・凹凸嵌合による位置決めを行う部位はリアクトルの平面視における四隅のうちの対角となる二箇所であったが、これに限ることはない。例えば、凹凸嵌合による位置決めを行う部位はリアクトルの平面視における四隅のうちの四箇所等であってもよい。
Claims (7)
- コアの周囲にコイルが巻回されたリアクトルと、
絶縁性基部に保持された端子板の一端に前記リアクトルのコイルが接続されるとともに他端に外部機器がつながる端子台と、
締結により前記リアクトルおよび前記端子台が固定される外部構造体と、
を備えた電気機器において、
前記リアクトルは、締結用貫通孔を有する固定用板材を具備し、
前記端子台は、締結用貫通孔を有する脚部を具備し、
前記リアクトルにおける前記固定用板材又は前記固定用板材をモールドする樹脂の一部と前記端子台とを凹凸嵌合により位置決めし、
前記固定用板材の締結用貫通孔及び前記脚部の締結用貫通孔に締結部材を通して前記リアクトルと前記端子台とが前記外部構造体に固定されることを特徴とする電気機器。 - 前記リアクトルは、前記固定用板材をモールドする樹脂の一部において凹凸嵌合により前記端子台と前記リアクトルとを位置決めしたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
- 前記リアクトルは、前記固定用板材において位置決め用貫通孔を有し、当該位置決め用貫通孔に位置決め用棒材が嵌合して位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
- 前記位置決め用棒材は、前記端子台から延び、前記固定用板材の位置決め用貫通孔を貫通して前記外部構造体の凹部に嵌入されて前記端子台と前記リアクトルと前記外部構造体とを凹凸嵌合により位置決めしたことを特徴とする請求項3に記載の電気機器。
- 前記位置決め用棒材は、前記外部構造体から延び、前記固定用板材の位置決め用貫通孔を貫通して前記端子台の凹部に嵌入されて前記端子台と前記リアクトルと前記外部構造体とを凹凸嵌合により位置決めしたことを特徴とする請求項3に記載の電気機器。
- 前記リアクトルは、前記固定用板材において突起を有し、当該突起が前記端子台の凹部に嵌合して位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
- 前記固定用板材において外部構造体用突起を更に有し、当該外部構造体用突起が前記外部構造体の凹部に嵌合して位置決めされることを特徴とする請求項6に記載の電気機器。
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