JP5411803B2 - 光モジュール用コネクタ - Google Patents
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Description
この発明は光ファイバの端末に取り付けられた光モジュールと電気的に接続する光モジュール用コネクタに関する。
この種の光モジュール用コネクタは例えば基板上に形成されている配線パターン(端子パターン)と、光モジュールの端子電極とを電気的に接続するために、基板上に実装されて使用される。
図10はこのような光モジュール用のコネクタの従来例として、特許文献1に記載されている構成を示したものであり、図10中、10はコネクタを示し、20は光モジュールを示す。
光モジュール20はこの例では直方体状をなし、その一端面から光導波路21が延出して取り付けられている。光モジュール20は基板22とモジュールケース23とを備えており、光導波路21の一端部は基板22に接合されている。基板22上には図では隠れて見えないが、光電変換機能を有する光信号処理部が実装されており、光信号処理部はモジュールケース23によって被覆されている。基板22の両側面には凹部22aが配列形成され、これら凹部22a内に接続端子部24が配置されている。
コネクタ10はコネクタ本体11とカバー部材12とよりなり、コネクタ本体11はハウジング13とハウジング13の周囲に配置されたシールドケース14とを有している。ハウジング13には上方に開口する溝状の開口部15が形成されており、開口部15の互いに対向する内壁面にはソケットコンタクト部(接触端子)16が設けられている。
ソケットコンタクト部16はその一端部が接触部16aとされ、他端部はコネクタ本体11の底面から外部に延出されてコンタクトリード部16bとされている。コンタクトリード部16bはコネクタ10が基板(図示せず)上に実装された際に、基板上に接続される。なお、コネクタ本体11には光モジュール20の光導波路21を導出させるための導出路17が形成されている。
シールドケース14はハウジング13を側方から囲むように設けられている。シールドケース14はその下辺部から延出するリード部14aを備えており、リード部14aはコネクタ10が基板上に実装された際に、基板に接続固定され、これによりシールドケース14は基板側のGNDと導通される。
カバー部材12は平板状に形成された一対のアーム部12aと、一対のアーム部12a間に架設された架設板部12b及び補強架設板部12cとを有する。また、架設板部12bには押圧部材(押さえ板部)12dが設けられている。
一対のアーム部12aはその一端側がコネクタ本体11に軸部12eを介して回動自在に取り付けられている。一対のアーム部12aの一方にはカバー部材12を閉じてアーム部12aがシールドケース14の側壁の外面を覆う位置に位置した際に、シールドケース14の側壁に形成されている係止部14bに係合してカバー部材12をコネクタ本体11に固定する被係止部12fが形成されている。係止部14bはこの例では突起とされ、被係止部12fは係合孔とされている。なお、被係止部12fが形成されているアーム部12aにはカバー部材12の開閉操作を容易にする操作部としてレバー部12gがアーム部12aの延伸方向に延在されて形成されている。
光モジュール20とコネクタ10の接続は、コネクタ10のカバー部材12を開き、コネクタ本体11の開口部15に上方から光モジュール20を挿入することによって行われ、光モジュール20の接続端子部24と、これに対応するソケットコンタクト部16の接触部16aとが弾接して開口部15に光モジュール20が嵌合される。
コネクタ本体11の開口部15に光モジュール20を嵌合した後、カバー部材12を閉じ、シールドケース14の係止部14bとカバー部材12の被係止部12fとを係合させることによってカバー部材12をコネクタ本体11に固定する。この際、光モジュール20の背面はカバー部材12の押圧部材12dによって押圧され、これにより光モジュール20はコネクタ10に電気的に接続されて固定される。
上記のような構成を有するコネクタ10においては、カバー部材12を閉じ、シールドケース14の突起(係止部)14bにカバー部材の係合孔(被係止部)12fを係合させることによってカバー部材12がコネクタ本体11に固定され、一方、これら突起14bと係合孔12fとの係合状態を解除することによりカバー部材12が開くものとなっている。
しかるに、特許文献1では突起14bは図11Aに拡大して示したようにカバー部材12の開閉方向の断面形状が、両脚が共に傾斜した台形状とされており、つまりカバー部材12の挿入方向及び離脱方向に誘い用の傾斜面が形成されているため、カバー部材12の開閉操作を行い易い反面、強固な係合力を得にくいものとなっている。
突起14bと係合孔12fとの強固な係合力を得るためには、例えば図11Bに示したような形状を有する突起14b’を採用すればよく、即ち突起14b’の下部側を傾斜面ではなく、シールドケース14の側壁から垂直に立ち上がった垂直面とすればよい。
しかるに、この図11Bに示したような形状の突起14b’を採用した場合、カバー部材12の係合孔12fとの係合を解除するためには、カバー部材12の係合孔12fが形成されている部分を外側に開く必要があり、つまり図10に示したコネクタ10においてはレバー部12gを単に上方に操作するのではなく、外側に開く必要がある。
この場合、レバー部12gを外側に開くことによって係合孔12fが形成されているアーム部12aを外側に開くことになるが、この部分のアーム部12は架設板部12bによってもう一方のアーム部12aと連結されているため、外側に開くためには大きな力が必要となり、単なる平板状のレバー部12gの操作によっては例えばレバー部12gが変形してそのような大きな力をアーム部12aの係合孔12fが形成されている部分に加えることができないといった状況が生じる恐れがあり、解除操作が極めてやりづらくなるといった問題がある。
これに対し、例えば解除操作をやり易くすべく、突起14b’の高さを低くすれば、係合力が弱くなり、かつ係合安定性に欠け、カバー部材12が簡単に突起14b’から外れてしまうといった問題が生じる。
この発明の目的はこのような問題に鑑み、光モジュールが収納されるケースに対して、そのケースを蓋する可動カバーを強固に係合固定することができるようにし、かつ可動カバーの係合解除も容易に行うことができるようにした光モジュール用コネクタを提供することにある。
請求項1の発明によれば、光ファイバの端末に取り付けられた光モジュールと電気的に接続する光モジュール用コネクタは、上面が開放され、その開放側から光モジュールが挿入されて収納されるケースと、ケースに一端側が回動自在に支持されて回動可能とされ、ケースの上面を蓋する可動カバーと、ケースに収納された光モジュールの端子電極と弾接するコンタクトを保持し、ケースに配置固定された樹脂ボディとを具備し、可動カバーは上面部と、その上面部の前記一端側から他端側に向う両辺にそれぞれ折り曲げ形成された側面部とを有し、それら側面部は前記上面部がケースの上面を蓋した際にケースの側壁部の外側にそれぞれ位置するものとされ、前記側面部の外側に前記側面部と対向して平板部が設けられ、平板部の一端は前記側面部の前記一端側から他端側に向う中間に位置し、前記側面部の先端が180°折り返されてなる折り返し部を介して前記側面部と連結一体化されており、平板部の他端は前記側面部の他端側より突出されてレバー部をなし、平板部に前記側壁部に係止される係止部が形成されているものとされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、係止部が形成された平板部が可動カバーの前記両側面部にそれぞれ設けられているものとされる。
請求項3の発明では請求項1又は2の発明において、係止部は平板部の一部が内側に切り起こされて形成された係止爪とされ、その係止爪が挿入係止される角孔が前記側壁部に形成され、係止爪逃げ用の切り欠きが前記側面部に形成されているものとされる。
請求項4の発明では請求項3の発明において、角孔が形成されている部分の前記側壁部の上端に、係止爪を誘い込むためのガイド部が形成されているものとされる。
請求項5の発明では請求項1乃至4のいずれかの発明において、ケースの上面が可動カバーによって蓋された際に、前記側壁部に圧接する突起が前記側面部の内面に突出形成されているものとされる。
この発明では、光モジュールが収納されるケースを蓋する可動カバーは上面部と両側面部とを有して断面コ字状とされ、その側面部の外側に、一端が側面部と180°折り返し部を介して連結された平板部を設けて、その平板部にケースとの係止用の係止部を形成し、かつ平板部の他端を側面部より突出延長してレバー部を構成している。
従って、この発明によれば、レバー部を操作することにより、断面コ字状とされた可動カバーの剛性の影響を受けることなく、平板部を容易に変形させることができ、例えば係止部がケースの側壁部に形成された角孔に挿入され、角孔に強固に係合固定されるような係止爪であっても平板部を外側に開くように変形させることで容易に係止爪の係合を解除することができる。これにより、可動カバーを強固にケースに係合固定することができ、かつその可動カバーの係合解除も容易に行うことができる光モジュール用コネクタを得ることができる。
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明による光モジュール用コネクタの一実施例の外観を示したものであり、この例では光モジュール用コネクタ100はケース30と可動カバー40と複数のコンタクト50を保持した樹脂ボディ60とによって構成されている。
図2は図1に示した光モジュール用コネクタ100の断面構造を示したものであり、図3は可動カバー40を開いた状態を示したものである。また、図4〜6はケース30、可動カバー40及び樹脂ボディ60の構成をそれぞれ示したものである。まず、図4〜6を参照して各部の構成を説明する。
ケース30は金属製とされ、図4に示したように方形状の底板部31と、その底板部31の対向2辺に折り曲げ形成された側壁部32とを有しており、一対の側壁部32はその一端側が底板部31より突出して延長されている。これら側壁部32の底板部31より突出延長された先端部には互いに外向きに折り曲げられて突起32aが形成されている。一方、一対の側壁部32の他端側には側壁部32の上端から互いに内向きに折り曲げ形成され、底板部31と平行に延伸された後、底板部31に向かって折り曲げられてなる延伸部33が形成されており、これら延伸部33の底板部31に向かって折り曲げられた先端部33aによって先端部33a間に所定の幅を有する溝34が形成されている。
一対の側壁部32の延伸部33寄りの部分には角孔35がそれぞれ形成されており、これら角孔35が形成されている部分の側壁部32の上端には互いに内向きにわずかに傾斜するように折り曲げられてなるガイド部32bが形成されている。また、ガイド部32bに隣接して突起32a側の側壁部32の上端には上端から側壁部32の内側に180°折り返されてなる位置決め部32cが形成されている。さらに、一対の側壁部32の突起32a寄りの部分にはそれぞれ爪32dが2つずつ、内側に切り起こされて形成されている。
底板部31には側壁部32にわずかにかかるように一対の窓36及び一対の窓37が形成されており、延伸部33寄りの一対の窓36の互いの外側部分には側壁部32の下辺より外側に向けて底板部31と同一面上に位置するように折り曲げ形成された端子31aがそれぞれ形成されている。同様に、突起32a寄りの一対の窓37の互いの外側部分にも端子31aがそれぞれ形成されている。また、一対の窓36の側壁部32と直交する延伸部33側の辺には底板部31の内面上に突出するように位置決め片31bが曲げ起こされてそれぞれ形成されている。なお、これら位置決め片31bの先端はわずかに延伸部33側に傾斜するように曲げられている。
可動カバー40は金属製とされ、図5に示したように方形状の上面部41とその上面部41の対向2辺に折り曲げ形成された側面部42とを有している。上面部41の、側面部42が形成されている辺の一端側は一対の側面部42と切り離されている。この切り離された部分の上面部41の先端には90°曲げが施されており、曲げ部分41aは両側面部42間に位置されている。曲げ部分41aを挟む一対の側面部42の各一端には円形の穴43がそれぞれ形成されている。
一対の側面部42のそれぞれ外側には側面部42と近接対向して平板部44が設けられている。平板部44は、その一端が側面部42の穴43が形成されている一端側から他端側に向う中間に位置し、この位置において平板部44は側面部42の先端(下端)が180°折り返されてなる折り返し部42aを介して側面部42と連結一体化されている。一方、平板部44の他端は側面部42の他端側よりさらに突出延長されており、この突出延長された部分によってレバー部44aが構成されている。
平板部44の延伸方向のほぼ中央にはケース30の側壁部32の角孔35に係止される係止部が形成されている。係止部はこの例では平板部44の一部が内側に(側面部42側に)切り起こされて形成された係止爪45とされている。係止爪45は平板部44の板面に対して直角をなすように切り起こされており、係止爪45の先端下部側には傾斜面45aが設けられている。
一対の側面部42には係止爪45の位置に対応する部分に係止爪45を逃すための切り欠き46がそれぞれ形成されている。また、一対の側面部42の穴43寄りの部分には内面側に突出するように突起42bがそれぞれ2つずつ形成されている。なお、平板部44には折り返し部42aが位置する一端側から係止爪45が形成されている中央にかけて細長い長円穴47が形成されている。
樹脂ボディ60は図6に示したようにブロック状とされ、前端面60a及び後端面60bにはそれぞれ左右方向両端部をわずかに残して切り欠き61及び62が形成されている。樹脂ボディ60の上面60cの前端側には切り欠き61に続いて1段低い段部63が形成されている。切り欠き61及び62が形成されている部分には前後方向に貫通する複数の穴64が左右方向に配列されて形成されており、これら穴64の延伸方向中間部は上面60c側に開口されている。穴64の上面60c側の開口部64aは段部63から段部63に続く上面60cにかけて設けられている。
次に、各部の組み立てについて説明する。
樹脂ボディ60には複数のコンタクト50が圧入されて取り付けられる。コンタクト50は図2に示したような形状とされ、基部50aと、その一端から立ち上げられた可動接片50bと、可動接片50bの先端側に上方に円弧状をなして突出形成された接点部50cと、接点部50cの先に接点部50cから折り返されて形成された突き当て部50dと、基部50aの他端から1段下げられて形成された端子部50eとを有する。
コンタクト50は樹脂ボディ60の各穴64に後端面60b側から圧入されて取り付けられる。基部50aには詳細図示を省略しているが、その幅方向両側に圧入用の爪が突出形成されている。コンタクト50の先端の突き当て部50dは図2に示したように樹脂ボディ60の抑え部65の下面に突き当てられる。接点部50cは開口部64aを介して樹脂ボディ60の段部63上に突出される。なお、端子部50eは樹脂ボディ60の後端面60b側から突出され、樹脂ボディ60の底面60dと同一面上に位置される。
複数のコンタクト50を保持した樹脂ボディ60はケース30に、その突起32aが位置する一端側から挿入されて取り付けられる。ケース30の側壁部32に形成されている爪32dは樹脂ボディ60の両側面と圧接し、ケース30に樹脂ボディ60が固定される。
次に、可動カバー40がケース30に取り付けられる。可動カバー40はその一対の側面部42の各一端に形成されている穴43に、ケース30に形成されている突起32aがそれぞれ挿入されることによってケース30に取り付けられる。これにより、可動カバー40の側面部42の穴43が形成されている一端側はケース30の突起32aに回動自在に軸支され、可動カバー40は回動可能にケース30に取り付けられて組み立てが完了する。
このようにして作製された光モジュール用コネクタ100は、可動カバー40を閉じた状態では図1に示したようにケース30の開放された上面は可動カバー40の上面部41によって蓋され、可動カバー40の両側面部42はそれぞれケース30の側壁部32の外側に、側壁部32を覆うように位置される。ケース30の、溝34を形成している一対の延伸部33は上面部41の外側に位置される。可動カバー40の平板部44に形成されている係止爪45はケース30の側壁部32に形成されている角孔35に係合位置して係止される。
上記のような構成を有する光モジュール用コネクタ100は例えば基板上に実装されて使用される。基板上への実装においては各コンタクト50の端子部50eが基板に形成されている端子パターンにハンダ付けされて接続固定され、またケース30に形成されている端子31aが基板のGNDパターンにハンダ付けされて接続固定される。
次に、この光モジュール用コネクタ100に対する光モジュールの接続について説明する。
光モジュールを接続するためには可動カバー40を図3に示したように開く。図1に示した可動カバー40が閉じている状態から可動カバー40を開くためには、係止爪45が形成されている一対の平板部44を、そのレバー部44aを指で操作して左右に(互いに外向きに)開き、角孔35に対する係止爪45の係合を解除した後、レバー部44aを上方に操作して可動カバー40を回動させる。
図7〜9は可動カバー40を開き、光ファイバ210の端末に取り付けられている光モジュール200をケース30の上面開放側から挿入してケース30に収納した状態を示したものであり、光モジュール200はこの例では薄い(高さの低い)直方体状をなし、その後端面から光ファイバ210が導出されている。一方、光モジュール200の前端面には図9に示したように上端側にひさし状に突出した突出部200aが形成されており、この突出部200aの下面には詳細図示を省略しているが、複数の端子電極が配列形成されている。
光モジュール200の突出部200aは樹脂ボディ60の段部63上に位置し、各コンタクト50の接点部50cは光モジュール200の端子電極と弾接される。光ファイバ210はケース30の溝34に位置されて外部に導出される。なお、光モジュール200はケース30に形成されている一対の位置決め部32c及び一対の位置決め片31bによって両側面及び後端面が位置決めされており、また突出部200aが突出形成されている前端面は樹脂ボディ60によって位置決めされている。
ケース30に光モジュール200を収納した後、可動カバー40を閉じる。この際、可動カバー40の係止爪45の下部側には傾斜面45aが形成されており、またケース30の側壁部32の係止爪45が進入してくる位置には係止爪45を誘い込むためのガイド部32bが形成されているため、係止爪45は側壁部32に引っ掛ることなく、良好に角孔35まで進入して角孔35に係合固定される。
可動カバー40をケース30に固定することにより、光モジュール200の上面は可動カバー40の上面部41によって押され、これにより光モジュール200はケース30内に固定されて光モジュール用コネクタ100と良好に電気的に接続される。なお、可動カバー40の側面部42に、内面側に突出して形成されている突起42bはケース30の側壁部32と圧接し、これによりケース30と共に可動カバー40が良好に接地される(GNDに落とされる)。
以上説明したように、この例によれば、可動カバー40は上面部41と両側面部42とを有して断面コ字状とされており、側面部42の外側にそれぞれ一端が折り返し部42aを介して側面部42と連結された平板部44を設け、その平板部44に係止爪45を形成すると共に、平板部44の他端を延長してレバー部44aとしており、よって断面コ字状をなす可動カバー40の剛性の影響を受けることなく、レバー部44aを操作して平板部44を互いに外側に容易に開くことができる。
これにより、例えば係止爪45が大きく突出形成されてケース30の角孔35に強固に係合固定されているような場合であっても、その係合を容易に解除することができ、よって可動カバー40をケース30に強固に係合固定することができ、かつ可動カバー40の係合解除も容易に行うことができる光モジュール用コネクタ100を得ることができる。
なお、この例では可動カバー40の平板部44に細長い長円穴47を設けているが、これはレバー部44aを外側に開くように操作した際に、平板部44がその延伸方向全体に渡って良好に弾性変形するように、あえて平板部44の幅広部分の剛性を落とすために設けている。
上述した例では可動カバー40の両側面部42の外側にそれぞれ平板部44を設けているが、例えば一方のみに平板部44を設ける構成としてもよい。この場合は可動カバー40は1つの係止爪45によってケース30に係止され、またレバー部44aも1つとなる。
30 ケース 31 底板部
32 側壁部 32a 突起
32b ガイド部 34 溝
35 角孔 40 可動カバー
41 上面部 42 側面部
42a 折り返し部 43 穴
44 平板部 44a レバー部
45 係止爪 46 切り欠き
50 コンタクト 50c 接点部
60 樹脂ボディ 63 段部
64 穴 100 光モジュール用コネクタ
200 光モジュール 210 光ファイバ
32 側壁部 32a 突起
32b ガイド部 34 溝
35 角孔 40 可動カバー
41 上面部 42 側面部
42a 折り返し部 43 穴
44 平板部 44a レバー部
45 係止爪 46 切り欠き
50 コンタクト 50c 接点部
60 樹脂ボディ 63 段部
64 穴 100 光モジュール用コネクタ
200 光モジュール 210 光ファイバ
Claims (5)
- 光ファイバの端末に取り付けられた光モジュールと電気的に接続する光モジュール用コネクタであって、
上面が開放され、その開放側から前記光モジュールが挿入されて収納されるケースと、
前記ケースに一端側が回動自在に支持されて回動可能とされ、前記ケースの上面を蓋する可動カバーと、
前記ケースに収納された前記光モジュールの端子電極と弾接するコンタクトを保持し、前記ケースに配置固定された樹脂ボディとを具備し、
前記可動カバーは上面部と、その上面部の前記一端側から他端側に向う両辺にそれぞれ折り曲げ形成された側面部とを有し、それら側面部は前記上面部が前記ケースの上面を蓋した際に前記ケースの側壁部の外側にそれぞれ位置するものとされ、
前記側面部の外側に前記側面部と対向して平板部が設けられ、
前記平板部の一端は前記側面部の前記一端側から他端側に向う中間に位置し、前記側面部の先端が180°折り返されてなる折り返し部を介して前記側面部と連結一体化されており、
前記平板部の他端は前記側面部の他端側より突出されてレバー部をなし、
前記平板部に前記側壁部に係止される係止部が形成されていることを特徴とする光モジュール用コネクタ。 - 請求項1記載の光モジュール用コネクタにおいて、
前記係止部が形成された前記平板部が前記可動カバーの前記両側面部にそれぞれ設けられていることを特徴とする光モジュール用コネクタ。 - 請求項1又は2記載の光モジュール用コネクタにおいて、
前記係止部は前記平板部の一部が内側に切り起こされて形成された係止爪とされ、
前記係止爪が挿入係止される角孔が前記側壁部に形成され、
前記係止爪逃げ用の切り欠きが前記側面部に形成されていることを特徴とする光モジュール用コネクタ。 - 請求項3記載の光モジュール用コネクタにおいて、
前記角孔が形成されている部分の前記側壁部の上端に、前記係止爪を誘い込むためのガイド部が形成されていることを特徴とする光モジュール用コネクタ。 - 請求項1乃至4記載のいずれかの光モジュール用コネクタにおいて、
前記ケースの上面が前記可動カバーによって蓋された際に、前記側壁部に圧接する突起が前記側面部の内面に突出形成されていることを特徴とする光モジュール用コネクタ。
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JP2011243415A (ja) | 2011-12-01 |
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