JP2024035997A - シールド構造及びシールドコネクタ - Google Patents

シールド構造及びシールドコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2024035997A
JP2024035997A JP2022140676A JP2022140676A JP2024035997A JP 2024035997 A JP2024035997 A JP 2024035997A JP 2022140676 A JP2022140676 A JP 2022140676A JP 2022140676 A JP2022140676 A JP 2022140676A JP 2024035997 A JP2024035997 A JP 2024035997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
lid
connector
opening
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022140676A
Other languages
English (en)
Inventor
誠和 重越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
I Pex Inc
Original Assignee
Dai Ichi Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Seiko Co Ltd filed Critical Dai Ichi Seiko Co Ltd
Priority to JP2022140676A priority Critical patent/JP2024035997A/ja
Priority to PCT/JP2023/030325 priority patent/WO2024053398A1/ja
Publication of JP2024035997A publication Critical patent/JP2024035997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/72Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • H01R13/6581Shield structure

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】より確実に電磁波シールド効果を発揮することができるシールド構造及びシールドコネクタを提供する。【解決手段】シールド構造4は、基板2に実装されるコネクタ1及びコネクタ1を介して基板2に電気的に接続されるメモリモジュール3の電磁波シールドを形成し、導電性のシェル40と、導電性の蓋部41と、を備える。シェル40は、メモリモジュール3を出し入れ可能で、コネクタ1に対してメモリモジュール3の脱着操作が可能な開口部40cが基板2の実装面2aに対向して形成される。蓋部41は、開口部40cを開閉可能で、開口部40cを塞いだ状態でシェル40と接触する。シェル40は、基板2の実装面2aの法線方向に見てコネクタ及びメモリモジュール3を囲むように側壁部40aを有する。開口部40cは、側壁部40aにおいて法線方向に関して実装面2aに近接する一方の端部の反対の他方の端部を含む仮想平面Sに形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、シールド構造及びシールドコネクタに関する。
特許文献1には、メモリモジュール用のコネクタが開示されている。この文献では、コネクタに取り付けられた金属のカバーが、コネクタ内外で漏洩又は進入する電磁波を抑制する電磁波シールド効果を発揮することが開示されている。
特開2001-118618号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたコネクタのカバーは、メモリモジュールの上面を塞いでいるに過ぎないため、その電磁波シールド効果には限界がある。
本発明は、上記実情の下になされたものであり、より確実に電磁波シールド効果を発揮することができるシールド構造及びシールドコネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るシールド構造は、
基板に実装されるコネクタ及び前記コネクタを介して前記基板に電気的に接続される接続対象物の電磁波シールドを形成するシールド構造であって、
前記基板と電気的に接続し、前記接続対象物を出し入れ可能で、前記コネクタに対して前記接続対象物の脱着操作が可能な開口部が前記基板の実装面に対向して形成される導電性のシェルと、
前記開口部を開閉可能で、前記開口部を塞いだ状態で前記シェルと接触する導電性の蓋部と、
を備え、
前記シェルは、
前記基板の実装面の法線方向に見て前記コネクタ及び前記接続対象物を囲むように前記基板の実装面上に立設される側壁部を有し、
前記開口部は、前記側壁部において前記法線方向に関して前記実装面に近接する一方の端部の反対の他方の端部を含む仮想平面に形成される。
この場合、前記蓋部は、前記シェルに対して回動可能に連結され、
前記蓋部の回動により、前記蓋部が前記開口部を開閉する、
こととしてもよい。
前記蓋部は、
前記開口部を閉じたときに前記開口部を塞ぐ蓋上板部と、
前記蓋上板部の外辺から延出する張り出し部と、
を備え、
前記蓋部の回動により、前記蓋上板部が前記開口部を開閉し、前記蓋上板部が前記開口部を塞いだときに前記張り出し部が前記側壁部の一部を覆う、
こととしてもよい。
前記シェルに、前記基板の実装面に平行な方向に延びる仮想的な回転軸の軸方向に先端が突出する一対の突出部が設けられ、
前記蓋部に、前記突出部にそれぞれ嵌合し、前記突出部に対して前記回転軸回りに相対的に回転可能な一対の穴部が設けられ、
前記一対の突出部及び前記一対の穴部とで、前記側壁部に対して前記蓋部を前記回転軸回りに回動させる回動機構が形成される、
こととしてもよい。
前記シェルに、前記基板の実装面に平行な方向に延びる仮想的な回転軸の軸方向に開口する一対の穴部が設けられ、
前記蓋部に、前記回転軸の軸方向に先端が突出して前記穴部にそれぞれ嵌合し、前記穴部に対して前記回転軸回りに相対的に回転可能な一対の突出部が設けられ、
前記一対の穴部及び前記一対の突出部とで、前記側壁部に対して前記蓋部を前記回転軸回りに回動させる回動機構が形成される、
こととしてもよい。
前記シェルでは、
前記一方の端部に連結され、前記基板と電気的に接続する基板接続部が形成されるとともに、
前記他方の端部に連結され、前記仮想平面に沿って配置されたシェル上板部が形成され、
前記シェル上板部に前記開口部が形成される、
こととしてもよい。
前記基板接続部、前記側壁部及び前記シェル上板部が、継ぎ目なしに連結された構造を有する、
こととしてもよい。
前記蓋上板部及び前記張り出し部が、継ぎ目なしに連結された構造を有する、
こととしてもよい。
本発明の第2の観点に係るシールドコネクタは、
接続対象物を基板に電気的に接続するコネクタと、
前記コネクタ及び前記接続対象物の電磁波シールドを形成する第1の観点に係るシールド構造と、
を備え、
前記コネクタは、絶縁性のハウジングを有し、
前記シールド構造を構成する導電性のシェルが、前記ハウジングに係止される。
本発明によれば、より確実に電磁波シールド効果を発揮することができる。
(A)は、本発明の実施の形態1に係るコネクタを示す斜視図である。(B)は、メモリモジュールが接続されたコネクタの斜視図である。 メモリモジュールの斜視図である。 (A)は、本発明の実施の形態1に係るシールドコネクタ(蓋部が開いた状態)を示す斜視図である。(B)は、(A)のシールドコネクタ(蓋部が閉じた状態)を示す斜視図である。 (A)は、シェルの上面図である。(B)は、シェルの斜視図である。 ハウジングの一部の拡大斜視図である。 図3(A)のシールドコネクタの一部の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るシールドコネクタ(蓋部が開いた状態)を示す斜視図である。 図7のシールドコネクタにおける回動機構の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。各図面においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。
[実施の形態1]
まず、本発明の実施の形態1について説明する。図1(A)に示すように、コネクタ1は、基板2に実装される。コネクタ1が実装される基板2の主面を実装面2aとする。コネクタ1は、例えば、実装面2aにその長手方向が沿った状態で、実装面2a上に半田付け等で固定され、基板2に形成された回路と電気的に接続する。
図1(B)に示すように、基板2に実装されるコネクタ1には、接続対象物としてのメモリモジュール3が接続される。メモリモジュール3は矩形平板状の実装用のチップ基板を有しており、基板2の実装面2aに沿って(例えば平行に)、コネクタ1に接続される。メモリモジュール3は、コネクタ1を介して基板2に電気的に接続される。
図2に示すように、メモリモジュール3は、データを記憶するメモリ3aと、メモリ3aと電気的に接続された複数の接点3bと、を有している。メモリ3aは、チップ基板を挟むように、その両面に設けられている。複数の接点3bは、チップ基板の一方の外辺に沿って同一の間隔で一列に配列されている。複数の接点3bは、コネクタ1を介して基板2に形成された回路と電気的に接続される。この接続により、例えば、基板2に実装された読み出し回路(不図示)がメモリ3aからデータを読み出し可能となり、基板2に実装された書き込み回路(不図示)がメモリ3aにデータを書き込み可能となる。
図1(A)及び図1(B)では、XYZ直交座標系を規定している。基板2の実装面2aがXY平面に平行であり、基板2の実装面2aの法線方向がZ軸方向となる。以下では、Z軸方向を「法線方向」とし、+Z方向を「上方向」とし、-Z方向を「下方向」とする。コネクタ1は、X軸方向を長手方向として、基板2に実装される。また、メモリモジュール3は、コネクタ1に対してY軸方向に脱着される。以下では、X軸方向を「長手方向」とし、+X方向を「右方向」とし、-X方向を「左方向」とする。また、Y軸方向を「前後方向」とし、+Y方向を「前方向」とし、-Y方向を「後方向」とする。
[コネクタ]
図1(A)に示すように、コネクタ1は、絶縁性のハウジング11と、導電性のコンタクト12と、弾力性を有する部材で構成される支持部13と、を備える。
図1(A)に示すように、ハウジング11は、コネクタ1のベースとなる構成要素であり、ハウジング11の長手方向がコネクタの長手方向に一致している。ハウジング11は、例えば樹脂の成型加工により形成される。ハウジング11は、前後方向に開口する差込口11aを有する。この差込口11aにメモリモジュール3の接点3bが差し込まれる。
図1(A)に示すように、コンタクト12は、ハウジング11に対して圧入又はインサート成形されている。コンタクト12は、複数設けられており、同一の間隔で、長手方向に配列されている。コンタクト12は、基板2の実装面2a上に形成された電極と電気的に接続する一方、ハウジング11の差込口11aにメモリモジュール3が差し込まれると、複数の接点3b(メモリモジュール3にコンタクト12が配列された間隔と同じ間隔で配置されている)がコンタクト12に接触する。これにより、メモリモジュール3のメモリ3aと、基板2の回路とが電気的に接続される。
図1(A)に示すように、支持部13は、ハウジング11の長手方向の両端にそれぞれ1つずつ圧入又はインサート成形されている。一対の支持部13は、同型であり、コネクタ1のYZ面に平行な中心面に対してそれぞれが互いに面対称となるように配置されている。支持部13は、メモリモジュール3を支持する支持片13aを有する。図1(B)に示すように、メモリモジュール3が差込口11aに差し込まれると、接点3bがコンタクト12と接触すると同時に、支持部13の支持片13aが一対となってメモリモジュール3を支持する。
図2に示すように、メモリモジュール3には、長手方向の両端に切り欠き3cが設けられている。図1(A)及び図1(B)に示すように、支持部13は、ハウジング11の差込口11aに差し込まれた状態で、切り欠き3cに係止される係止片13bを有している。係止片13bによる係止は、手動による支持部13の操作により行われる。また、メモリモジュール3の係止は、支持部13の手動操作により解除可能である。
[シールド構造]
図3(A)及び図3(B)に示すように、基板2上のコネクタ1及びメモリモジュール3は、導電性のシールド構造4で覆われている。シールド構造4は、全体として矩形平板状の箱型のカバーである。シールド構造4は、コネクタ1及びメモリモジュール3の電磁波シールドを形成する。すなわち、シールド構造4は、コネクタ1及びメモリモジュール3から外部に漏洩する電磁波と、外部からコネクタ1及びメモリモジュール3に進入する電磁波による影響を抑制する。コネクタ1及びシールド構造4を備えるシールドコネクタ10という。
図3(A)に示すように、シールド構造4は、導電性のシェル40と、同じく導電性の蓋部41と、を備える。図3(B)に示すように、シェル40は基板2上に実装されたシールド構造4の本体であり、蓋部41はシールド構造4の上蓋として機能する。
[シェル]
図4(A)に示すように、シェル40は、基板2の実装面2aから見て矩形平板状の側壁部40aと、基板2の実装面2aに接する基板接続部40bと、を有する。図4(B)に示すように、側壁部40aは矩形枠状の部材である。図4(A)及び図4(B)に示すように、側壁部40aは、基板2の実装面2aの法線方向に見てコネクタ1及びメモリモジュール3を囲むように基板2の実装面2a上に立設される。基板接続部40bは、半田付け又は他の方法により、基板2と電気的に接続される。これにより、シェル40全体が基板2と電気的に接続される。基板接続部40bは、図4(A)に示すように、実装面2aに沿って、側壁部40aの外方に突出している。
図3(A)に示すように、シェル40には、側壁部40aの立設によって形成され、且つ、基板2の実装面2aに対向して形成された開口部40cが設けられている。具体的には、開口部40cは、側壁部40aにおいて法線方向に関して実装面2aに近接する一方の端部の反対の他方の端部を含む仮想平面Sに形成される。開口部40cは、シェル40内に対して手動によりメモリモジュール3を出し入れ可能なサイズを有する。開口部40cを介して、コネクタ1に対するメモリモジュール3の脱着操作が可能である。このため、開口部40cは、支持部13の係止片13bと、メモリモジュール3の切り欠き3cとの係止及び係止解除を手動で操作できるように開口している(図1(B)参照)。
上述のように、シェル40では、側壁部40aにおいて実装面2aの法線方向に関して実装面2aに近接する一方の端部に、基板接続部40bが形成される。さらに、シェル40では、実装面2aの法線方向に関して一方の端部の反対の側壁部40aの他方の端部に、基板2の実装面2aに対向して仮想平面Sに沿って配置されたシェル上板部40dが形成される。シェル上板部40dに開口部40cが形成される。なお、シェル40に、シェル上板部40dが設けられていなくてもよい。この場合、開口部40cは、側壁部40aの上方の縁部によって形成される。
図1(A)、図1(B)及び図5に示すように、ハウジング11の長手方向の両端の上面には、係止穴11bが設けられている。一方、図4(B)に示すように、シェル40には、係止穴11bに対応する箇所に、下向きに突出する係止片40eが設けられている。さらに、図5に示すように、ハウジング11の長手方向の両端の側面には、凸状の係止凸部11cが設けられている。一方、図4(B)に示すように、シェル40には、係止凸部11cに対応する箇所に、係止穴40fが設けられている。図6に示すように、係止穴11bに係止片40eが挿入され、係止凸部11cが係止穴40fに挿入されることにより、シールド構造4を構成する導電性のシェル40が、ハウジング11に係止される。このように、シェル40とハウジング11とは、直交する2つの方向の凹凸で嵌合しているため、強固に結合している。
なお、係止片40eと係止穴11bとの間の位置ずれ(形成誤差)に対応すべく、係止片40eは、係止穴11bに対して余裕をもって凸の部分が凹部の開口よりも小さく形成されるのが望ましい。また、係止凸部11cと係止穴40fとの間の位置ずれ(形成誤差)に対応すべく、係止穴40fは、係止凸部11cに対して余裕をもって凸の部分が凹部の開口よりも大きく形成されるのが望ましい。
シェル40は、金属平板に対して、絞り加工を行うことにより形成される。具体的には、金属板をダイとしわ押えとで挟持し、角筒型のパンチでプレスすることにより、シェル40が形成される。絞り加工が行われた後、シェル40は、開口部40c等を形成するための穴開け加工が行われた後、他の部分の折り曲げ加工が行われ、図4(B)に示す形状となる。なお、金属板をダイとしわ押えとで挟持された部分が基板接続部40bとなり、パンチでプレスされた部分がシェル上板部40dとなり、絞り加工で形成される側面が側壁部40aとなる。これにより、シェル40において、基板接続部40b、側壁部40a及びシェル上板部40dは、折り曲がった部分においても継ぎ目なしに連結された構造を有する。側壁部40a同士も同様である。継ぎ目とは、異なる部材がつなぎ合わせて形成される部分をいう。
[蓋部]
図3(A)及び図3(B)に示すように、蓋部41は、開口部40cを開閉可能で、開口部40cを塞いだ状態でシェル40と接触する。蓋部41は、シェル40に対して回動可能に連結され、蓋部41の回動により、蓋部41が開口部40cを開閉する。
蓋部41は、開口部40cを塞ぐ蓋上板部41aと、蓋上板部41aの外辺から延出する張り出し部41bと、を備える。蓋部41の回動により、蓋上板部41aが開口部40cを開閉する。蓋上板部41aが開口部40cを塞いだときに、張り出し部41bは、側壁部40aの一部、右方向(+X方向)、左方向(-X方向)及び後方向(-Y方向)を覆うように配置される。
図3(A)及び図3(B)に示すように、蓋部41は、シェル40に対して、基板2の実装面2aに平行な仮想的な回転軸AXを中心に回動する。回転軸AXの軸方向は長手方向と一致する。
図6に示すように、シェル40には、突出部50が設けられている。突出部50は、基板接続部40bから上方向に折れ曲がって延び、さらに左方向(-X方向)に折れ曲がって延びて、その先端が回転軸AXの軸方向に突出している。図4(A)に示すように、突出部50は、長手方向の両端に1つずつ設けられている。一対の突出部50は、YZ平面に平行なシェル40の中心面に対して面対称に配置されている。
また、蓋部41には、突出部50に嵌合し、突出部50に対して回転軸AX回りに回転可能な穴部51が設けられている。穴部51には、突出部50が挿入される。図4(B)に示すように、シェル40には、穴部40gが開けられている。図4(B)及び図6に示すように、突出部50の先端は、蓋部41の穴部51に挿入された後、さらに、シェル40の穴部40gに挿入され、ハウジング11の溝部11dまで達している。
図4(B)に示すように、穴部40gは、突出部50に対応して一対のものが設けられている。この構成により、蓋部41を側壁部40aと突出部50とで挟むことができるので、蓋部41がシェル40から脱落するのを防ぐことができる。
一対の突出部50及び一対の穴部51とで、側壁部40aに対して蓋部41を回転軸AX回りに回動させる回動機構が形成されている。これにより、図3(A)及び図3(B)に示すように、シェル40に対して蓋部41を回転可能とし、開口部40cを開閉することができる。
また、蓋部41は、1枚の金属平板が折り曲げられて形成される。これにより、蓋部41は、蓋上板部41a及び張り出し部41bが、継ぎ目なしで連結された構造を有する。また、蓋部41では、隣接する張り出し部41b同士の間において、板同士が重なるように構成されているので、電磁波が通りにくくなっている。なお、蓋部41も、シェル40と同様に、絞り加工により形成されてもよい。この場合、張り出し部41b同士も継ぎ目なしとなる。
この他、図4(B)に示すように、シェル40には、凹部40hが形成されている。また、図3(A)に示すように、蓋部41には、蓋部41が開口部40cを塞いだときに、凹部40hと嵌合する凸部41cが形成されている。凹部40hと凸部41cとの嵌合により、蓋部41が不用意に回転し、開口部40cが開くのが防止されている。
また、蓋部41には、図3(A)及び図3(B)に示すように、一対のつまみ41dが形成されている。つまみ41dは、蓋部41を開閉する際に、操作者の操作を容易にするために設けられている。
メモリモジュール3をシールドコネクタ10に接続する場合、まず、手動で蓋部41を回転させ、開口部40cを開けた状態とする。この状態で、メモリモジュール3を開口部40cから挿入し、ハウジング11の差込口11aに接点3bを差し込んでコンタクト12と接触させつつ、切り欠き3cに支持部13の係止片13bを係止させるとともに、支持部13の支持片13aにメモリモジュール3を支持させる。これにより、メモリモジュール3の接続が完了する。ここで、シールドコネクタ10は、図3(A)に示す状態となる。
つまみ41dをつまんで、蓋部41を回転させ、開口部40cを閉じると、凹部40hと凸部41cとが嵌合し、シールドコネクタ10は、図3(B)に示す状態となる。これにより、シェル40の電磁波シールドが形成される。この電磁波シールドは、上方向のみならず、右方向、左方向、前方向、後方向にも配置されており、基板2の実装面2aを除く5つの面で、電磁波を遮蔽することができる。
なお、シールドコネクタ10からメモリモジュール3を取り出す場合、例えば、つまみ41dをつまんで、蓋部41を回転させ、図3(A)に示す状態とする。そして、支持部13の先端部を長手方向に開いて係止片13bによる係止を解除すれば、メモリモジュール3を開口部40cから取り出すことができる。なお、コネクタ1では、支持部13の係止片13bによる係止を解除すると、メモリモジュール3の後方向の部分が開口部40cを通って浮き上がるようになっていてもよい。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図7に示すように、本実施の形態に係るシールド構造4がシェル40及び蓋部41を備える点は、上記実施の形態1に係るシールド構造4及びシールドコネクタ10と同じである。シェル40が、側壁部40a、基板接続部40b、開口部40c及びシェル上板部40dを備える点も上記実施の形態1に係るシールド構造4及びシールドコネクタ10と同じである。
図7に示すように、蓋部41は、側壁部40aに対して、基板2の実装面2aに平行な仮想的な回転軸AXを中心に回動する。図8に示すように、側壁部40aには、回転軸AXの長手方向に開口する穴部52が設けられている。穴部52は、長手方向の両端に1つずつ設けられている。
また、蓋部41には、突出部53が設けられている。突出部53は、蓋部41の張り出し部41bから前方に延出した部分が、回転軸AXの軸方向に折れ曲がって先端がその方向(回転軸AXの軸方向)に突出する形状を有する。突出部53は、蓋部41の前後方向に延びる中心線に対して面対称に一対のものが設けられている。穴部52は、突出部53に対応して一対のものが設けられている。突出部53は、穴部52にそれぞれ嵌合し、穴部52に対して回転軸AX回りに回転可能である。一対の穴部52及び一対の突出部53とで、側壁部40aに対して蓋部41を回動させる回動機構が形成されている。
以上詳細に説明したように、上記実施の形態によれば、コネクタ1及びメモリモジュール3から外部に向けて漏洩する電磁波及び、コネクタ1及びメモリモジュール3に向けて外部から進入する電磁波をより確実に抑制することができる。
また、上記実施の形態では、開口部40cの開閉操作を容易とするために、シェル40に対して蓋部41を回転させるようにしている。しかしながら、これには限られない。シールド構造4は、シェル40に対して蓋部41を実装面2aに平行な方向にスライドして開口部40cを開閉する構成となっていてもよい。
また、上記実施の形態では、蓋部41が張り出し部41bを有するものとしている。このようにすれば、側壁部40aと張り出し部41bとで二重の電磁波シールドを形成することができるので、シールド構造4の電磁波遮蔽能力をさらに高めることができる。
また、上記実施の形態では、シェル40及び蓋部41に形成された突出部50,53と穴部51,52とを嵌合させる構成で、蓋部41の回転機構を形成している。このようにすれば、シェル40及び蓋部41以外に回転機構を新たに付け加えることなく、シェル40及び蓋部41で回転機構を構成して開口部40cの開閉が可能となるので、シールド構造4の構成を簡素化することができる。なお、側壁部40aに互いに逆向きに突出する一対の突出部を設け、蓋部41にその突出部に嵌合する一対の穴部を設け、それらを嵌合させて回転機構を構成するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、シェル40には、シェル上板部40dが設けられている。これにより、シェル40と蓋部41とで二重に電磁波を遮蔽する領域を増やすことができるので、シールド構造4の電磁波遮蔽能力を高めることができる。
また、上記実施の形態では、シェル40が、基板接続部40b、側壁部40a及びシェル上板部40dが、継ぎ目なしに連結された構造を有する。すなわち、基板接続部40b、側壁部40a及びシェル上板部40dは、1枚の金属平板が折り曲げられて形成されており、異なった部材が連結されて構成されたものではない。これにより、隙間をつくらずに電磁波を確実に遮蔽することができる。なお、基板接続部40b、側壁部40a及びシェル上板部40dの間に、隙間があってもよい。ただし、この隙間は、対象となる周波数帯の電磁波が通ることができない程度の大きさとする必要がある。このことは、蓋部41における蓋上板部41aと張り出し部41bとの間についても同様である。
なお、本実施の形態では、接続対象物をメモリモジュール3としている。しかしながら、これには限られない。接続対象物は、他のものであってもよい。カード状の基板に電子チップが取り付けられた電子モジュール、電池(乾電池、ボタン電池など種類は問わない)、ヒューズ、各種ICカードなど、コネクタ1に配置されたコンタクト12と電気的に接続可能であればどのようなものであってもよい。
本実施の形態に係るシールドコネクタ10の外形は、矩形平板状であるが、これに限定されない。五角形等の他の多角形状であってもよいし、円板状であってもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本発明は、接続対象物と、その接続対象物と基板とを接続するコネクタとを含む構造物から外部へ漏洩する電磁波と、外部からその構造物の内部へ進入する電磁波とを抑制するのに適用することができる。
1 コネクタ、2 基板、2a 実装面、3 メモリモジュール、3a メモリ、3b 接点、3c 切り欠き、4 シールド構造、10 シールドコネクタ、11 ハウジング、11a 差込口、11b 係止穴、11c 係止凸部、11d 溝部、12 コンタクト、13 支持部、13a 支持片、13b 係止片、40 シェル、40a 側壁部、40b 基板接続部、40c 開口部、40d シェル上板部、40e 係止片、40f 係止穴、40g 穴部、40h 凹部、41 蓋部、41a 蓋上板部、41b 張り出し部、41c 凸部、41d つまみ、50 突出部、51 穴部、52 穴部、53 突出部、AX 回転軸、S 仮想平面

Claims (9)

  1. 基板に実装されるコネクタ及び前記コネクタを介して前記基板に電気的に接続される接続対象物の電磁波シールドを形成するシールド構造であって、
    前記基板と電気的に接続し、前記接続対象物を出し入れ可能で、前記コネクタに対して前記接続対象物の脱着操作が可能な開口部が前記基板の実装面に対向して形成される導電性のシェルと、
    前記開口部を開閉可能で、前記開口部を塞いだ状態で前記シェルと接触する導電性の蓋部と、
    を備え、
    前記シェルは、
    前記基板の実装面の法線方向に見て前記コネクタ及び前記接続対象物を囲むように前記基板の実装面上に立設される側壁部を有し、
    前記開口部は、前記側壁部において前記法線方向に関して前記実装面に近接する一方の端部の反対の他方の端部を含む仮想平面に形成される、
    シールド構造。
  2. 前記蓋部は、前記シェルに対して回動可能に連結され、
    前記蓋部の回動により、前記蓋部が前記開口部を開閉する、
    請求項1に記載のシールド構造。
  3. 前記蓋部は、
    前記開口部を閉じたときに前記開口部を塞ぐ蓋上板部と、
    前記蓋上板部の外辺から延出する張り出し部と、
    を備え、
    前記蓋部の回動により、前記蓋上板部が前記開口部を開閉し、前記蓋上板部が前記開口部を塞いだときに前記張り出し部が前記側壁部の一部を覆う、
    請求項2に記載のシールド構造。
  4. 前記シェルに、前記基板の実装面に平行な方向に延びる仮想的な回転軸の軸方向に先端が突出する一対の突出部が設けられ、
    前記蓋部に、前記突出部にそれぞれ嵌合し、前記突出部に対して前記回転軸回りに相対的に回転可能な一対の穴部が設けられ、
    前記一対の突出部及び前記一対の穴部とで、前記側壁部に対して前記蓋部を前記回転軸回りに回動させる回動機構が形成される、
    請求項2に記載のシールド構造。
  5. 前記シェルに、前記基板の実装面に平行な方向に延びる仮想的な回転軸の軸方向に開口する一対の穴部が設けられ、
    前記蓋部に、前記回転軸の軸方向に先端が突出して前記穴部にそれぞれ嵌合し、前記穴部に対して前記回転軸回りに相対的に回転可能な一対の突出部が設けられ、
    前記一対の穴部及び前記一対の突出部とで、前記側壁部に対して前記蓋部を前記回転軸回りに回動させる回動機構が形成される、
    請求項2に記載のシールド構造。
  6. 前記シェルでは、
    前記一方の端部に連結され、前記基板と電気的に接続する基板接続部が形成されるとともに、
    前記他方の端部に連結され、前記仮想平面に沿って配置されたシェル上板部が形成され、
    前記シェル上板部に前記開口部が形成される、
    請求項1に記載のシールド構造。
  7. 前記基板接続部、前記側壁部及び前記シェル上板部が、継ぎ目なしに連結された構造を有する、
    請求項6に記載のシールド構造。
  8. 前記蓋上板部及び前記張り出し部が、継ぎ目なしに連結された構造を有する、
    請求項3に記載のシールド構造。
  9. 接続対象物を基板に電気的に接続するコネクタと、
    前記コネクタ及び前記接続対象物の電磁波シールドを形成する請求項1から8のいずれか一項に記載のシールド構造と、
    を備え、
    前記コネクタは、絶縁性のハウジングを有し、
    前記シールド構造を構成する導電性のシェルが、前記ハウジングに係止される、
    シールドコネクタ。
JP2022140676A 2022-09-05 2022-09-05 シールド構造及びシールドコネクタ Pending JP2024035997A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022140676A JP2024035997A (ja) 2022-09-05 2022-09-05 シールド構造及びシールドコネクタ
PCT/JP2023/030325 WO2024053398A1 (ja) 2022-09-05 2023-08-23 シールド構造及びシールドコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022140676A JP2024035997A (ja) 2022-09-05 2022-09-05 シールド構造及びシールドコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024035997A true JP2024035997A (ja) 2024-03-15

Family

ID=90191183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022140676A Pending JP2024035997A (ja) 2022-09-05 2022-09-05 シールド構造及びシールドコネクタ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2024035997A (ja)
WO (1) WO2024053398A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4882578B2 (ja) * 2005-11-30 2012-02-22 ミツミ電機株式会社 電子部品接続用コネクタ
WO2008015862A1 (fr) * 2006-07-31 2008-02-07 Mitsumi Electric Co., Ltd. Connecteur permettant de connecter un composant électronique
JP5411803B2 (ja) * 2010-05-18 2014-02-12 ホシデン株式会社 光モジュール用コネクタ
JP5189142B2 (ja) * 2010-07-26 2013-04-24 Smk株式会社 メモリーカード用コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2024053398A1 (ja) 2024-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101282491B1 (ko) 커넥터 장치
JP4542525B2 (ja) ケーブル用コネクタ
KR100505788B1 (ko) 커넥터
JPS648877B2 (ja)
JP2010080854A (ja) 電子機器
JP2021111596A (ja) コネクタ及びコネクタ装置
JP2021111597A (ja) コネクタ及びコネクタ装置
JP2009193916A (ja) コネクタ装置
JP2021111598A (ja) コネクタ及びコネクタ装置
JP5789560B2 (ja) 電子機器
WO2024053398A1 (ja) シールド構造及びシールドコネクタ
JP2001118619A (ja) コネクタ
JP2010212191A (ja) 回路基板用電気コネクタ
TW202418685A (zh) 屏蔽構造及屏蔽連接器
JP2020202080A (ja) 電子部品ユニット
JP2006085987A (ja) カードコネクタ
JP2015088301A (ja) カードコネクタ
JP7342533B2 (ja) コネクタ
US6106309A (en) PC card
JP6566877B2 (ja) Fpc用コネクタ
JP5107750B2 (ja) 電子カード
JP2004165552A (ja) 電子機器
JP3233207U (ja) 電気コネクタ
JP2003051690A (ja) シールドボックス構造及び、固定部品、シールドボックス
JPH11214716A (ja) 半導体光学装置のシールドケース