JP2014006335A - 光トランシーバ、光トランシーバ付き基板、光通信機器、及び、光トランシーバの製造方法 - Google Patents

光トランシーバ、光トランシーバ付き基板、光通信機器、及び、光トランシーバの製造方法 Download PDF

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Masayuki Inoue
雅之 井上
Hiroyoshi Maeso
宏芳 前岨
Yuuji Nakura
裕二 那倉
Kiyoshi Kato
清 加藤
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Abstract

【課題】製造コストを低減させることが可能な光トランシーバ、光トランシーバ付き基板、光通信機器、及び、光トランシーバの製造方法を提供する。
【解決手段】光トランシーバ10は、一対の側壁部36B及び端子保持部26の一方に備えられる一対の第1圧入凸部30A,30Bと、一対の側壁部36B及び端子保持部26の他方に備えられ、第1圧入凸部30A,30Bに対応する一対の第1圧入溝39A,39Bと、を有し、第1圧入凸部30A,30Bを第1圧入溝39A,39Bに嵌め込むように端子保持部26がハウジング本体部34に圧入されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、光トランシーバ、光トランシーバ付き基板、光通信機器、及び、光トランシーバの製造方法に関する。
従来、光トランシーバとして、例えば下記特許文献1に記載のものがある。この特許文献1の光トランシーバは、フレキシブル基板を介して外部と接続されている。
特開2011−215427号公報
しかしながら、フレキシブル基板は、比較的高価であるため、特許文献1のように、光トランシーバの構成部品としてフレキシブル基板を使用すると製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、製造コストを低減させることが可能な光トランシーバ、光トランシーバ付き基板、光通信機器、及び、光トランシーバの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、光ファイバが接続される光ファイバ接続部が取り付けられ、光電変換素子が実装される第1回路基板と、一端側が前記第1回路基板のスルーホールに挿通されて前記スルーホールに電気的に接続される端子と、前記端子を保持する端子保持部と、前記第1回路基板、前記端子、及び前記端子保持部を、一対の側壁部間に収容するハウジング本体部と、を備える光トランシーバであって、前記一対の側壁部及び前記端子保持部の一方に備えられる一対の第1圧入凸部と、前記一対の側壁部及び前記端子保持部の他方に備えられ、前記第1圧入凸部に対応する一対の第1圧入溝と、を有し、前記第1圧入凸部を前記第1圧入溝に嵌め込むように前記端子保持部が前記ハウジング本体部に圧入されている。
本構成によれば、光ファイバ接続部から端子に至る経路を、比較的高価なフレキシブル基板を使用しなくても形成することができるため、光トランシーバの製造コストを低減させること可能になる。
また、端子保持部をハウジング本体部に圧入することで端子の組み付けを行うため、例えば、端子を個別にハウジング本体部に圧入しなくても端子をハウジング本体部に組み付けることが可能になる。よって、光トランシーバの組み付け作業を簡素化することが可能になる。
本発明は、光ファイバが接続される光ファイバ接続部に接続され、光電変換素子が実装される第1回路基板と、一端側が前記第1回路基板のスルーホールに挿通されて前記スルーホールに電気的に接続される端子と、前記第1回路基板及び前記端子を保持するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前記第1回路基板を保持するハウジング本体部と、前記端子を保持する端子保持部と、を備える光トランシーバの製造方法であって、前記端子保持部を、前記ハウジング本体部に圧入して組み付ける。
本構成によれば、光ファイバ接続部から端子に至る経路を、比較的高価なフレキシブル基板を使用しなくても形成することができるため、光トランシーバの製造コストを低減させること可能になる。
また、端子保持部をハウジング本体部に圧入することで端子の組み付けを行うため、例えば、端子を個別にハウジングに圧入しなくても端子をハウジングに組み付けることが可能になる。よって、光トランシーバの組み付け作業を簡素化することが可能になる。
さらに、第1圧入凸部を第1圧入溝に嵌め込むように圧入されているため、圧入の際に端子保持部を容易に圧入方向に案内することができる。
上記構成に加えて以下の構成を有すれば好ましい。
・前記ハウジング本体部は、前記一対の側壁部と異なる後壁部を備え、前記後壁部及び前記端子保持部の一方は、前記第1圧入凸部とは異なる第2圧入凸部を備え、前記後壁部及び前記端子保持部の他方は、前記第2圧入凸部に対応し、前記第1圧入溝とは異なる第2圧入溝を備え、前記第2圧入凸部を前記第2圧入溝に嵌め込むように前記端子保持部が前記ハウジング本体部に圧入されている。
このようにすれば、ハウジング本体部に端子保持部を強固に保持させることが可能になる。
・前記ハウジング本体部を覆う蓋部をさらに備え、前記蓋部は、当該蓋部を前記ハウジング本体部に被せることにより、前記端子保持部に当接して前記端子保持部の位置ずれを規制する規制部を有する。
このようにすれば、蓋部を利用して端子保持部の位置ずれを規制することができる。
・前記規制部は、前記端子の近傍で、かつ、前記端子の側面に沿うように設けられた保持壁を有する。
このようにすれば、保持壁により端子の傾き等を防止することが可能になる。
・前記蓋部には、前記光ファイバ接続部の位置を固定する位置固定部が形成されている。
このようにすれば、蓋部により、端子保持部の位置を固定するだけでなく、光ファイバ接続部の位置についても固定することができる。
・前記第1回路基板は、前記光ファイバ接続部に固定されている。
このようにすれば、光ファイバ接続部を介して第1回路基板の位置を固定することができる。
・前記蓋部には、前記第1回路基板が挿通される基板挿通孔が形成されている。
このようにすれば、第1回路基板が基板挿通孔に挿通される分だけ光トランシーバを小型化することが可能になる。
・上記いずれかの光トランシーバと、前記端子の他端側に接続される第2回路基板と、を備えた光トランシーバ付き基板とする。
・前記光トランシーバ付き基板がケースに収容されてなる光通信機器とする。
本発明によれば、光トランシーバの製造コストを低減させること可能になる。
実施形態1の光トランシーバを備えた光トランシーバ付き基板を示す断面図 光トランシーバを示す斜視図 光トランシーバを示す側面図 図3のA−A断面図 図3のB−B断面図 光モジュール及び端子モジュールを示す側面図 光モジュール及び端子モジュールが仮組み状態となった側面図 光モジュール及び端子モジュールが仮組み状態となった平面図 ハウジング本体部を示す平面図 蓋部を底面側から示す斜視図 蓋部を示す底面図 仮組み状態の光モジュール及び端子モジュールをハウジング本体部に組み付ける様子を示す斜視図 仮組み状態の光モジュール及び端子モジュールをハウジング本体部に組み付けた様子を示す斜視図 仮組み状態の光モジュール及び端子モジュールをハウジング本体部に組み付けた様子を示す平面図 実施形態2の蓋部を底面側から示す斜視図 蓋部を示す底面図 図4に対応する断面の光トランシーバを示す図 図5に対応する断面の光トランシーバを示す図
<実施形態1>
以下、実施形態1について、図1〜図14を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態における光トランシーバ10は、自動車等の車両に搭載されるものであり、図1に示すように、光ファイバが接続される光モジュール11と、光モジュール11の第1回路基板20に接続される複数本の端子23と、光モジュール11及び複数本の端子23が組み付けられたハウジング33と、を備えている。この光トランシーバ10に第2回路基板48が装着された光トランシーバ付き基板49は、ケース50内に収容されて光通信機器を構成する。以下では、上下方向について図1を基準とし、図1の左方(相手側コネクタとの嵌合方向)を前方、右方を後方として説明する。なお、本実施形態における光トランシーバ10の形状は、左右対称となっている。
(光モジュール11)
光モジュール11は、光ファイバ(図示しない)が接続される光ファイバ接続部12と、光ファイバ接続部12の後方に接続された第1回路基板20とを備えている。
(光ファイバ接続部12)
光ファイバ接続部12は、光透過性を有する合成樹脂(例えば、PEI、PC、PMMA)の成形物であり、光ファイバの端部に外嵌されたフェルール(図示しない)が挿入可能な略円筒形状の一対のスリーブ部13と、スリーブ部13の後方側に連なり第1回路基板20及びハウジング33に固定される被固定部15とが一体に成形されている。光ファイバ接続部12の後端部には、第1回路基板20の光電変換素子と対向する部分が後端から所定長さ凹んで形成された窪み部14が形成されている。
スリーブ部13の先端部には、フェルールを装着可能な装着凹部13Aが形成されている。
窪み部14は、後方側が段差状に拡径されており、この拡径された部分の内側に金属板材を所定の形状にプレス加工してなる内部シールド15Aが装着されている。
被固定部15は、スリーブ部13の後方に連なりハウジング33に固定されるハウジング固定部17と、ハウジング固定部17の後方に段差状に拡径され、第1回路基板20に固定される基板固定部16とを有する。
ハウジング固定部17は、図12に示すように、外方へ板状に突出する突出部17Aと、突出部17Aの後方に隣接する凹状溝17Cを有してハウジング33に押さえられる被押さえ部17Bとを備えている。
突出部17Aは、ハウジング固定部17の径方向に板状に突出しており、その外形は、横長の長方形状をなしている。
被押さえ部17Bは、後述するハウジング本体部34及び蓋部41に押さえられて光ファイバ接続部12の位置をハウジング33に対して位置決めする部分であり、下方側の凹状溝17Cには、ハウジング本体部34の位置固定壁37が圧入される。
基板固定部16の前面には、上下方向に延びる一対のリブ16Aが形成されている。
各リブ16Aは、突出部17Aの左右の側縁に沿う位置にそれぞれ設けられており、概ね突出部17Aの上端とほぼ等しい高さから基板固定部16の下端部まで形成されている。
各スリーブ部13の外周面には、上下一対の(複数)の肉抜き部13Bが形成されている。各肉抜き部13Bは、スリーブ部13の外周面のうちの所定の角度の範囲に形成されており、スリーブ部13の外周面を扇状に切欠いた形状とされている。
(第1回路基板20)
第1回路基板20は、プリント配線技術により形成された導電路(図示しない)と、この導電路を通るように設けられた多数のスルーホール21とを有し、光電変換素子(図示しない)が実装されて光電変換回路を構成している。
この第1回路基板20の板面は、光ファイバ接続部12の延出方向(前後方向)に対して直交する角度となっている。そして、光モジュール11がハウジング33に固定された状態では、第1回路基板20は、ハウジング33の底壁36Aに対して略垂直に起立した姿勢となる。
光電変換素子としては、電気信号を光信号に変換する発光素子(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting LASER)と、光信号を電気信号に変換する受光素子(フォトダイオード)とを備えている。一枚の第1回路基板20に受光素子および発光素子の両方を実装することで、第1回路基板20の小型化が図られている。
発光素子から出射された光は、窪み部14の内側及びスリーブ部13を通って光ファイバの端面に導かれ、光ファイバからの光は、スリーブ部13及び窪み部14の内側を通って受光素子に受光される。
スルーホール21は、円形状であって、内面に例えばスズメッキからなるメッキが形成され、第1回路基板20の導電路に電気的に接続されており、第1回路基板20の上方側に設けられた2段のスルーホール21には、端子23の前端側(一端側)が挿通されてロウ接(半田付け又はろう付け)により接続される。
(端子23)
複数本の端子23(本実施形態では10本)は、合成樹脂製の端子保持部26に保持されて端子モジュール22を構成している(図6参照)。
各端子23は、L字形(略垂直)に屈曲されたの細長い角形の棒状をなす。
端子23の前端側(一端側)は、前端から後方に直線状に延出された第1接続部24とされ、端子23の下端側(他端側)は、第1接続部24の延出方向に対して直交する方向(異なる方向)に延出された第2接続部25とされ、第2接続部25側は、端子保持部26に圧入されて保持されている。
第2接続部25のうち端子保持部26の下方に突出する部分は、図1に示すように、ハウジング33の底壁36Aの開口部40に挿通されて底壁36Aの下方に突出し、光トランシーバ10の外部に設けられた第2回路基板48のスルーホールに挿通されてロウ接されている。
(ハウジング33)
ハウジング33は、合成樹脂製であり、上側に開口した略箱型をなすハウジング本体部34と、複数本の端子23を保持し、ハウジング本体部34に収容される端子保持部26と、ハウジング本体部34の上面側に被せられる蓋部41とを備えている。
(ハウジング本体部34)
ハウジング本体部34は、図12に示すように、相手側の光コネクタが前方から嵌合されるフード部35と、光モジュール11及び端子モジュール22が収容される収容部36とを有している。
フード部35は角筒状をなし、その上壁には、相手側の光コネクタを案内する一対の案内突部35Aが内側に向けて突出している。
収容部36は、底壁36Aと、底壁36Aの左右の側縁部から立ち上がる左右一対の側壁部36Bと、一対の側壁部36Bの後端部(後方側)を連ねるように底壁36Aの後端縁から立ち上がる後壁部36Dと、左右の側壁部36B間を連ねるように底壁36Aに立設され光モジュール11の位置を固定する位置固定壁37(「位置固定部」の一例)とを有する。
底壁36Aは、端子23の第2接続部25(他端側)を外部に導出する開口部40と、端子保持部26が載置される載置部38Aとを有する。
開口部40は、ハウジング本体部34の底壁36Aを貫通しており、横長の長方形状をなしている。
載置部38Aは、開口部40の前後に底壁36Aを厚肉にして形成された厚肉部38の上面に設けられている。
左右一対の側壁部36Bの内面には、後述する端子保持部26の第1圧入凸部30A,30Bが圧入される第1圧入溝39A,39Bが上下方向に延びている。 また、後壁部36Dの内面(前面)には、端子保持部26の第2圧入凸部30Cが圧入される第2圧入溝39Cが上下方向に延びている。
第1及び第2圧入溝39A〜39Cは、側壁部36B及び後壁部36Dを内面側から所定の深さで切欠いた形状とされ、側壁部36B及び後壁部36Dを肉薄とした部分である。
第1及び第2圧入溝39A〜39Cの溝壁は、端子保持部26の圧入凸部30A〜30Cの圧入方向(端子保持部の収容方向)の両側面に摺接して挿入方向(圧入方向)を案内する。
端子保持部26が載置部38Aに載置される正規組み付け位置まで端子保持部26を圧入すると、第1及び第2圧入凸部30A〜30Cと第1及び第2圧入溝39A〜39Cの溝底との間の摩擦力により端子保持部26がハウジング本体部34に対して固定される。
フード部35の後方における左右の側壁部36Bの上端面には、蓋部41を圧入して固定するための圧入凹部36Cが形成されている。
位置固定壁37は、収容部36の底壁36Aに立設されており、収容部36内を前後に仕切っている。
位置固定壁37は、光モジュール11の凹状溝17Cに圧入して光モジュール11の位置を固定するものであり、上方から嵌め入れられるハウジング固定部17の凹状溝17Cの形状に応じて上端部(先端部)が円弧状に凹み形成されている。
(端子保持部26)
端子保持部26は、ハウジング本体部34の内部に収容される横長の直方体状の本体部27と、本体部27の左右の側面から突出しハウジング本体部34の第1及び第2圧入溝39A〜39Cに圧入される第1及び第2圧入凸部30A〜30Cと、を備えている。
本体部27は、上下方向に貫通する貫通孔27Aが前後2段、左右に5個並んで形成されている。
端子23は、上下方向に延びる第2接続部25側が貫通孔27Aに圧入されている。なお、端子23は、その側面に、食い込み部が突出しており、貫通孔27Aの孔壁に食い込んで圧入される。
第1圧入凸部30A,30Bは、図14に示すように、本体部27の前後方向の中間部において本体部27の側面から一定の寸法で段差状に突出しており、第2圧入凸部30Cは、本体部27の左右方向の中間部において本体部27の背面から一定の寸法で段差状に突出している。
第1及び第2圧入凸部30A〜30Cの突出寸法は、ハウジング本体部34の圧入溝39A〜39Cの深さよりわずかに大きい。
(蓋部41)
蓋部41は、長方形状であって、図1に示すように、第1回路基板20の上端部が挿通される基板挿通孔41Bが形成されている。
基板挿通孔41Bは、左右方向に延びる溝状であって、ハウジング本体部34に組み付けられた第1回路基板20の上端部が挿通されると、第1回路基板20の上端面と蓋部41の上面がほぼ面一になる。
蓋部41の裏面側には、図10に示すように、光ファイバ接続部12を上方側から押さえる押さえ部42(「位置固定部」の一例)と、ハウジング本体部34の圧入凹部36Cと結合して蓋部41が閉じた状態に保持する筒状の圧入結合部41Aと、端子保持部26に当接して端子モジュール22の位置ずれを規制する規制部43と、を有する。
押さえ部42は、被押さえ部17Bの上端を押さえることが可能な高さの壁状をなしている。
光モジュール11がハウジング本体部34に組み付けられた状態では、図1に示すように、基板固定部16の前面が押さえ部42の後面に当接する。
圧入結合部41Aは、図4に示すように、ハウジング本体部34の圧入凹部36Cに圧入されることにより、圧入結合部41Aと圧入凹部36Cとの間の摩擦力で蓋部41が光ファイバ接続部12を下方に押さえつつ蓋部41が閉じた状態に保持する。
蓋部41の側縁部には、ハウジング本体部34の側壁部36Bの上端部に設けられた窪み部36Eに嵌め入れられる嵌入凸部41Cが設けられている。
規制部43は、蓋部41の裏面から下方に略U字状に一定の突出寸法で突出しており、互いに対向配置された一対の側壁44A,44Aと、一対の側壁44A,44Aの後端部間を連ねる連結壁44Bとを有し、一対の側壁44A,44A間に全ての端子23が配される。
規制部43の下方への突出寸法は、図5に示すように、蓋部41を閉じた際に、規制部43の下端が載置部38Aに載置されている端子保持部26の上面に当接する寸法であり、本実施形態では、規制部43は、端子保持部26を下方に付勢する寸法とされている。なお、これに限らず、規制部を端子保持部26を付勢しない程度に当接する突出寸法とする構成や、端子保持部26が正規組み付け位置にあるときには、規制部が端子保持部26に当接せず、端子モジュール22が外力を受けて端子保持部26が位置ずれしたときに規制部43が当接する突出寸法としてもよい。
ハウジング33は、シールド部材45によって覆われる(図1参照)。
シールド部材45は、金属板材を所定形状にプレス加工したものであり、フード部35を除いた部分を覆うように、ハウジング33の外側に取り付けられる。
シールド部材45の下端部には、下方に向かって突出するように設けられた複数の接続脚部(図示しない)が形成されており、この接続脚部は、第2回路基板48のスルーホールを貫通して当該スルーホールにロウ接され、第2回路基板48の導電路に接続される。
次に、光トランシーバ10の製造方法を説明する。
図6に示すように、光ファイバ接続部12の基板固定部16を第1回路基板20に取り付けて固定し、光モジュール11を形成する。また、各端子23を下端側(第2接続部25側)から端子保持部26に圧入し、端子モジュール22を形成する。
次に、第1回路基板20の複数のスルーホール21に端子モジュール22の全ての端子23を前端側(一端側)から挿入した仮組み状態とする(図7)。
次に、仮組み状態の光モジュール11及び端子モジュール22を、ハウジング本体部34に組み付ける組み付け工程を行う。
具体的には、図4,図5に示すように、端子保持部26の圧入凸部30A〜30Cを圧入溝39A〜39Cに通し、端子保持部26が載置部38Aに当接する正規組み付け位置に達するまで圧入する。このとき、光モジュール11の凹状溝17Cについてもハウジング本体部34の位置固定壁37を圧入する(図1参照)。
これにより、仮組み付け状態の光モジュール11及び端子モジュール22がハウジング本体部34に組み付けられた状態となる(図13,図14)。
次に、各端子23を第1回路基板20の各スルーホール21に工具を用いて半田付けする。
次に、ハウジング本体部34に蓋部41を被せ、蓋部41の圧入結合部41Aをハウジング本体部34の圧入凹部36Cに圧入する。これにより、図1に示すように、光モジュール11の被押さえ部17Bが蓋部41の押さえ部42により下方に押え付けられた状態で被せられる。このとき、蓋部41の規制部43は、端子保持部26の上面に当接して付勢し端子保持部26の位置ずれを規制する。
次に、シールド部材45をハウジング33に外嵌して組み付ける。これにより、光トランシーバ10の組み付けが完了する。そして、光トランシーバ10の下方に第2回路基板48を装着し、端子23の他端側及びシールド部材45の接続脚部を第2回路基板48のスルーホールにフロー半田付けにより半田付けして光トランシーバ付き基板49を形成する。また、光トランシーバ付き基板49をケース50に収容して光通信機器を形成する。
上記実施形態によれば、以下の作用・効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、光ファイバ接続部12から端子23に至る経路を、比較的高価なフレキシブル基板を使用しなくても形成することができるため、光トランシーバ10の製造コストを低減させること可能になる。
また、端子保持部26をハウジング本体部34に圧入することで端子23の組み付けを行うため、例えば、端子23を個別にハウジングに圧入しなくても端子をハウジングに組み付けることが可能になる。よって、光トランシーバ10の組み付け作業を簡素化することが可能になる。
さらに、第1圧入凸部30A,30Bを第1圧入溝39A,39Bに嵌め込むように圧入されているため、圧入の際に端子保持部26を容易に圧入方向に案内することができる。
(2)ハウジング本体部34は、一対の側壁部36Bと異なる後壁部36Dを備え、後壁部36D及び端子保持部26の一方は、第1圧入凸部30A,30Bとは異なる第2圧入凸部30Cを備え、後壁部36D及び端子保持部26の他方は、前記第2圧入凸部30Cに対応し、第1圧入溝39A,39Bとは異なる第2圧入溝39Cを備え、第2圧入凸部30Cを第2圧入溝39Cに嵌め込むように端子保持部26がハウジング本体部34に圧入されている。
このようにすれば、ハウジング本体部34に端子保持部26を強固に保持させることが可能になる。
(3)ハウジング本体部34を覆う蓋部41をさらに備え、蓋部41は、当該蓋部41をハウジング本体部34に被せることにより、端子保持部26に当接して端子保持部26の位置ずれを規制する規制部43を有する。
このようにすれば、蓋部41を利用して端子保持部26の位置ずれを規制することができる。
(4)蓋部41には、光ファイバ接続部12の位置を固定する位置固定壁37(位置固定部)及び押さえ部42(位置固定部)が形成されている。
このようにすれば、蓋部41により、端子保持部26の位置を固定するだけでなく、光ファイバ接続部12の位置を固定することができる。
(5)第1回路基板20は、光ファイバ接続部12に固定されている。
このようにすれば、光ファイバ接続部12を介して第1回路基板20の位置を固定することができる。
(6)蓋部41には、第1回路基板20が挿通される基板挿通孔41Bが形成されている。
このようにすれば、第1回路基板20が基板挿通孔41Bに挿通される分だけ光トランシーバ10を小型化することが可能になる。
<実施形態2>
実施形態2を図15ないし図18を参照しつつ説明する。実施形態1では蓋部41の規制部43は、略U字状であったが、実施形態2は、図15に示すように、蓋部46の規制部46Aを櫛刃状としたものである。他の構成は、実施形態1と同一であり、実施形態1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
蓋部46の裏面には、櫛刃状の規制部46Aが蓋部46の板面と直交する方向に突出している。
規制部46Aは、左右に並んで配された6枚(複数)の保持壁47と、6枚の保持壁47の後端部を連結する連結壁47Cとを有する。
各保持壁47は、長方形の板状をなし、図18に示すように、端子23の近傍で、かつ、端子23の側面に沿うように設けられている。
6枚の保持壁47のうち、左右の端部に配された2枚の保持壁47Bは、他の4枚の保持壁47Aよりもやや肉薄に形成されている。
また、2枚の保持壁47Bは、4枚の保持壁47Aよりもわずかに下方への突出寸法が大きい。
隣り合う保持壁47間は、端子23が通される溝部51が所定の間隔で形成されている。
溝部51の間隔は、端子23を挿通した際に、左右にわずかな隙間を生じる寸法とされており、これにより、端子23が左右に傾斜しようとしても保持壁47に当接することで所定以上の傾斜が規制される。
実施形態2によれば、蓋部46には、端子23の近傍で、かつ、端子23の側面に沿うように保持壁47が設けられているため、保持壁47により端子23の傾き等を防止することが可能になる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、端子23をスルーホール21に半田付けしているが、これに限らず、例えば、端子23をスルーホール21にロウ付けするものであってもよい。
(2)上記実施形態では、全ての端子23を一個の端子保持部26で一括して保持するものとしているが、これに限らず、例えば端子23を複数の端子保持部で保持するものとしてもよい。
(3)実施形態1では、端子保持部26の圧入凸部30A〜30Cが側壁部36Bや後壁部36Dの圧入溝39A〜39Cに圧入される構成とされているが、これに限らず、例えば、側壁部36Bや後壁部36Dの内面に圧入凸部を設け、本体部27に圧入凸部が圧入される圧入溝を設けるようにして端子保持部をハウジング本体部に圧入するようにしてもよい。
10…光トランシーバ
11…光モジュール
12…光ファイバ接続部
13…スリーブ部
15…被固定部
16…基板固定部
17…ハウジング固定部
17A…突出部
17B…被押さえ部
17C…凹状溝
20…第1回路基板
21…スルーホール
22…端子モジュール
23…端子
24…第1接続部
25…第2接続部
26…端子保持部
27…本体部
28…端子固定部
30A,30B…第1圧入凸部
30C…第2圧入凸部
33…ハウジング
34…ハウジング本体部
36…収容部
36A…底壁
36B…側壁部
36C…圧入凹部
36D…後壁部
37…位置固定壁(位置固定部)
38A…載置部
39A,39B…第1圧入溝
39C…第2圧入溝
40…開口部
41,46…蓋部
41A…圧入結合部
41B…基板挿通孔
42…押さえ部(位置固定部)
43,46A…規制部
44A…側壁
47(47A,47B)…保持壁
48…第2回路基板
49…光トランシーバ付き基板
50…ケース
51…溝部

Claims (10)

  1. 光ファイバが接続される光ファイバ接続部が取り付けられ、光電変換素子が実装される第1回路基板と、
    一端側が前記第1回路基板のスルーホールに挿通されて前記スルーホールに電気的に接続される端子と、
    前記端子を保持する端子保持部と、
    前記第1回路基板、前記端子、及び前記端子保持部を、一対の側壁部間に収容するハウジング本体部と、
    を備える光トランシーバであって、
    前記一対の側壁部及び前記端子保持部の一方に備えられる一対の第1圧入凸部と、
    前記一対の側壁部及び前記端子保持部の他方に備えられ、前記第1圧入凸部に対応する一対の第1圧入溝と、を有し、
    前記第1圧入凸部を前記第1圧入溝に嵌め込むように前記端子保持部が前記ハウジング本体部に圧入されている光トランシーバ。
  2. 前記ハウジング本体部は、前記一対の側壁部と異なる後壁部を備え、前記後壁部及び前記端子保持部の一方は、前記第1圧入凸部とは異なる第2圧入凸部を備え、前記後壁部及び前記端子保持部の他方は、前記第2圧入凸部に対応し、前記第1圧入溝とは異なる第2圧入溝を備え、
    前記第2圧入凸部を前記第2圧入溝に嵌め込むように前記端子保持部が前記ハウジング本体部に圧入されている請求項1に記載の光トランシーバ。
  3. 前記ハウジング本体部を覆う蓋部をさらに備え、
    前記蓋部は、当該蓋部を前記ハウジング本体部に被せることにより、前記端子保持部に当接して前記端子保持部の位置ずれを規制する規制部を有する請求項1又は請求項2に記載の光トランシーバ。
  4. 前記規制部は、前記端子の近傍で、かつ、前記端子の側面に沿うように設けられた保持壁を有する請求項3に記載の光トランシーバ。
  5. 前記蓋部には、前記光ファイバ接続部の位置を固定する位置固定部が形成されている請求項3又は請求項4に記載の光トランシーバ。
  6. 前記第1回路基板は、前記光ファイバ接続部に固定されている請求項5に記載の光トランシーバ。
  7. 前記蓋部には、前記第1回路基板が挿通される基板挿通孔が形成されている請求項3ないし請求項6のいずれか一項に記載の光トランシーバ。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の光トランシーバと、前記端子の他端側に接続される第2回路基板と、を備えた光トランシーバ付き基板。
  9. 請求項8に記載の光トランシーバ付き基板がケースに収容されてなる光通信機器。
  10. 光ファイバが接続される光ファイバ接続部に接続され、光電変換素子が実装される第1回路基板と、
    一端側が前記第1回路基板のスルーホールに挿通されて前記スルーホールに電気的に接続される端子と、
    前記第1回路基板及び前記端子を保持するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、前記第1回路基板を保持するハウジング本体部と、前記端子を保持する端子保持部と、を備える光トランシーバの製造方法であって、
    前記端子保持部を、前記ハウジング本体部に圧入して組み付ける光トランシーバの製造方法。
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