JP5411077B2 - コネクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機に用いられるコネクタ装置に関する。
例えば、自動変速機は、クラッチやブレーキ等の複数の摩擦要素を選択的に係合又は開放して変速を行う。このような摩擦要素は、電磁油圧制御弁の出力ポートから供給される作動油によって動作する。
電磁油圧制御弁は、金属製のハウジングであるバルブボディに、例えば並列に配設される。これら電磁油圧制御弁は、電子制御ユニットにて制御される。そして、電子制御ユニットへの電力供給などは、AT(Automatic transmission)ケース(以下単に「ケース」という)の開口から突出するようにして設けられるコネクタを介して行われる。
ただし、ハウジングに取り付けられたコネクタがケースの開口に対して偏心するという事態が往々にして起こり得る。そこで従来、コネクタにガイド部材などを設けてコネクタの偏心を許容する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、特許文献1に記載された発明では、ガイド部材やガイドバーといった部品が必要となり、部品点数が多くなる。また、ケーブルを介して電気的に接続する構成であるため、組み立て時に、このケーブルを挟み込む虞がある。
ケーブルの挟み込みを防止するという観点からは、コネクタの内部にケーブルを埋設する構成が好ましい(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−116748号公報 米国特許第6164160号明細書
特許文献2に記載された発明は、コネクタの周囲に配置されるシール部材の弾性変形によってコネクタの偏心を許容するものと考えられる。しかしながら、特許文献2に記載された発明では、ケースの開口部分のシール部材に屈曲した部分が設けられているものの、コネクタの偏心に対して十分なシール性能を確保できない虞がある。
また、屈曲した部分よりもケースの内側部分ではシール部材の径が大きくなっているが、この部分は、ケースとコネクタとでコネクタ軸方向に挟み込まれており、いわゆる平面シールとなっている。
そして、この平面シール部分はケースの内側部分に形成されているため、水などが溜まりやすい構造となっている。仮にこの部分に水などが溜まれば、樹脂製のコネクタやシール部材を劣化させる虞がある。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ケースから突出する態様で配設されるコネクタのケースに対するシール性能を十分に確保可能なコネクタ装置を提供することにある。
上述した目的を達成するためになされた請求項1に記載のコネクタ装置は、自動変速機の変速を行うための油圧を発生させる油圧制御バルブボディを備えている。油圧制御バルブボディは、上述した電磁油圧制御弁及びバルブボディを有し、自動変速機のケース内部に収容される。
また、コネクタ装置は、油圧制御バルブボディに搭載されるコネクタを備えている。コネクタは、筒状となっており、ケースの開口から突出して当該ケースの外部との間で電気的な接続を図る。
ここで特に、コネクタ装置は、シール相当部材を備えている。シール相当部材は、その基端部の外周を、ケースの開口に内側から当接させる。また、先端部の内周がコネクタに合わせてケースの開口よりも小さく形成され、ケースの開口から離間した位置で、コネクタの外周部分を外側から押圧する。
つまり、例えば先端部に向かうに連れて径が小さくなる筒状のシール相当部材など、コネクタの軸方向に幅を持つシール相当部材を用いることで、弾性変形を十分に確保しようとするのである。このようにすれば、十分に弾性変形が確保されるため、ケースの開口においても、コネクタの外周部分においても、十分なシール性能が確保される。
また、ケース開口及びケースから突出するコネクタの外周部分でシールする構成であるため、取り付け後の目視確認ができ、シール性能が確保されているのか否かが容易に分かる。
なお、「シール相当部材」としたのは、コネクタの外周に直接的に接触してシールするような部材だけでなく、コネクタ外周のシール部材を押圧して間接的にシールする部材までを含める趣旨である。
なお、コネクタの偏心を許容するという観点からは、シール相当部材の先端部がコネクタの偏心に追従することが好ましい。そこで請求項2に示すように、シール相当部材は、基端部から先端部までの途中に径方向に延びる屈曲部を有し、コネクタの移動に先端部が追従可能となっていることとしてもよい。このようにすれば、径方向及び軸方向へのコネクタの移動にシール相当部材の先端部が追従するため、先端部によるシール性能が十分に確保される。
ところで、シール相当部材がコネクタ外周のシール部材を押圧して間接的にシールする場合があることは既に述べたが、例えば請求項3に示すように、コネクタの外周に形成されたシール溝に配置されるシール部材と、シール部材の外周に配置されるカラー部材と、を備えた構成が考えられる。この場合、シール相当部材は、その先端部がカラー部材を介してシール部材を押圧するよう構成される。
一例を挙げると、図2に示すように、シール相当部材83の先端部が、カラー部材82を介して、シール部材としてのOリング81を押圧するという具合である。
このようにすれば、たとえシール相当部材が屈曲部を有していないなどの理由でその先端部がコネクタに対して相対的に移動してしまう場合であっても、カラー部材が介在するため、コネクタ自体が摩耗したり劣化したりすることがない。
もちろん、シール相当部材がコネクタの外周に直接的に接触してシールするような構成としてもよい。すなわち、請求項4に示すように、シール相当部材は、その先端部がコネクタの外周に形成されたシール溝に入り込んで当該コネクタとの間をシールするよう構成されていることとしてもよい。例えば図3に示すようにシール部材85の先端部85bがシール溝92aに入り込んでコネクタ90との間をシールするという具合である。このようにしても、シール相当部材が十分に弾性変形するため、十分なシール性能が発揮される。
このようにシール相当部材によって直接的なシールを実現する場合、例えば請求項5に示すように、シール相当部材の先端部を外側から押圧するカラー部材を備える構成とすることが好ましい。カラー部材で押圧されることによって、シール相当部材によるシール性能がより確保されるためである。例えば図3では、カラー部材86によって、シール相当部材85の先端部85bが押圧されている。
カラー部材で押圧する場合には、請求項6に示すように、カラー部材は、弾性変形による反力によってシール相当部材の先端部を外側から押圧する緊縛部材であることとしてもよい。例えば、図5に示すような緊縛部材88を用い、図4に示すように、シール相当部材87の先端部87bを押圧するという具合である。このようにすれば、カラー部材によってシール相当部材を十分に押圧することができる。
カラー部材を用いる構成にあっては、コネクタからのカラー部材の脱落を防止することが望ましい。そこで、請求項7に示すように、カラー部材は、コネクタの外周面に設けられる嵌合部に嵌合する被嵌合部を有していることとしてもよい。
具体的には、請求項8に示すように、コネクタの嵌合部は、嵌合突起であることが例示される。この場合、例えば、カラー部材には、嵌合突起に嵌合する嵌合穴や嵌合凹部が形成されるという具合である。また請求項9に示すように、コネクタの嵌合部は、嵌合溝であることが例示される。この場合、例えば、カラー部材には、嵌合溝に対応する径方向内側への突条部が形成されるという具合である。さらにまた請求項10に示すように、コネクタの嵌合部は、段差部であることが例示される。この場合、例えば、カラー部材には、段差部に引っかかるような内側への折り曲げ部が形成されるという具合である。
なお、金属材料でカラー部材を形成することが考えられるため、請求項11に示すように、カラー部材が耐錆性を具備していることが好ましい。このようにすれば、カラー部材の劣化を防止することができる。
ところで、コネクタがケースから突出して配置されるため、ダストなどがシール部分に侵入する虞がある。そこで請求項12に示すように、シール相当部材の先端側を覆うようにコネクタに取り付けられるダスト防止部材を備えていることとしてもよい。このようにすれば、ダストなどがシール部分に侵入することを防止できる。
一般的なコネクタの構成を示す説明図である。 第1実施形態のコネクタ装置を示す説明図である。 第2実施形態のコネクタ装置を示す説明図である。 第3実施形態のコネクタ装置を示す説明図である。 第3実施形態の緊縛部材を示す斜視図である。 別実施形態のコネクタ装置を示す説明図である。
(基本構成)
以下、実施形態のコネクタ装置を、図面に基づいて説明する。ここでは、最初に、コネクタの機能など基本構成を説明する。
図1に示すように、コネクタ10は、制御装置への電力供給などを実現するため、外部との間で電気的な接続を可能とするものである。制御装置は、制御ユニット20及び配線ユニット30を備えている。
制御ユニット20は、いわゆるTCU(Transmission Control Unit )であり、薄板長方形形状の本体部21及び、本体部21から側方へ延びるターミナル22を有している。この制御ユニット20は、配線ユニット30の所定位置に実装される。例えば図1では、配線ユニット30の下部に実装されている。
このとき、ターミナル22は、配線ユニット30から一部を露出させる導電部31にレーザ溶接される。配線ユニット30には、導電部31が埋設されており、この導電部31が柱状に突出するコネクタ10の内部を通り、コネクタ10の端子に接続されている。
制御ユニット20の本体部21の下方には放熱部材40が配設されており、放熱部材40が本体部21に接触するように、放熱部材40と本体部21とはブラケット41を介して締結部材42にて取り付けられている。
以上説明したように、コネクタ10は、配線ユニット30と一体に成形されており、配線ユニット30に実装された制御ユニット20と外部との間を電気的に接続するためのものである。
(第1実施形態)
図2は、第1実施形態のコネクタ装置1を示す説明図である。図2は図1中のX方向から視た説明図であるが、コネクタ50は、図1中のコネクタ10とは異なる形状をしている。なお、同様の構成部分については、図1中の符号を流用する。
コネクタ装置1は、コネクタ50と、油圧制御バルブボティ60とを備えている。このコネクタ装置1はケース70の内部に収容されており、コネクタ50が、その先端側を、ケース70から突出させている。
コネクタ50は、図1中のコネクタ10と同様、配線ユニット30と一体に成形された樹脂製のコネクタである。配線ユニット30の下方には、図1と同様の放熱部材40が取り付けられており、この放熱部材40が、油圧制御バルブボディ60に固定されている。詳しくは、配線ユニット30が、放熱部材40を挿通する締結部材61によって、油圧制御バルブボディ60に螺着されている。
また、コネクタ50は、全体として円柱状となっているが、周方向に連続するリング状の溝を軸方向にいくつか有している。具体的には、ケース70側である基端側の大径部51、大径部51から縮径されて連続する中径部52、及び、中径部52の先端側に位置し中径部52よりも僅かに外径の小さな小径部53を有している。
このとき、大径部51には、所定方向へ突出する爪状の嵌合突起51aが形成されている。また、中径部52には、周方向に連続するシール溝52aが形成されている。さらにまた、小径部53には、シール溝52aとほぼ同径の嵌合溝53aが形成されている。
また、中径部52と小径部53との間には、小径部53よりも僅かに径の小さな連結部54が形成されている。
ここで特に、中径部52のシール溝52aに、Oリング81が配設されている。Oリング81の外周側には、コネクタ50と共にOリング81を覆うように、カラー部材82が配置されている。
カラー部材82は、中径部52及び大径部51を外側から覆うように、基端側よりも先端側の内径が小さくなっている。カラー部材82は、その基端側に、嵌合穴82aを有している。この嵌合穴82aに、大径部51の嵌合突起51aが嵌合している。
また、カラー部材82は、その先端82bが、径方向内側へ折り曲げられている。これにより、連結部54と中径部52との段差部55に、その先端82bを引っかけるようにして配置される。
カラー部材82の外周に配置されるのが、シール相当部材83である。シール相当部材83は、筒状を呈しており、エラストマ材料で形成されている。基端部83aには、円筒状の金属部材が埋設されている。これにより、基端部83aの外周が、ケース70の開口71に密着し、ケース70との間をシールする。ケース70の開口71は、下部の内径が小さくなっており、段差部72を形成している。基端部83aは、段差部72の上方に位置している。
シール相当部材83は、基端部83aに対し、先端部83bの内径が小さくなっており、先端部83bの内周で、上記カラー部材82を介して、Oリング81を外側から押圧している。
以上詳述したように、本実施形態のコネクタ装置1では、先端部83bに向かうに連れて径が小さくなる筒状のシール相当部材83を用いることで、コネクタ50の偏心に伴う弾性変形を十分に確保することができる。これにより、ケース70の開口71においても、コネクタ50の外周部分においても、十分なシール性能が確保される。
また、本実施形態では、シール相当部材83の先端部83bがカラー部材82を介してOリング81を押圧するよう構成されている。このようにシール相当部材83とコネクタ50との間にカラー部材82が介在するため、先端部83bの接触によるコネクタ50の摩耗や劣化を防止することができる。
さらにまた、本実施形態では、カラー部材82が、コネクタ50の大径部51に設けられる嵌合突起51aに嵌合する嵌合穴82aを有している。また、カラー部材82の先端82bは、径方向内側へ折り曲げられており、コネクタ50の段差部55に引っかかるように構成されている。これにより、カラー部材82がコネクタ50から脱落することを防止できる。
また、本実施形態では、カラー部材82に耐錆性の大きな材料を採用したため、カラー部材82の劣化を防止することができる。さらにまた、本実施形態では、シール相当部材83が外部から取り付けられるため、シールの状態を外部から目視確認することができると共に、取り付け自体が容易になる。
なお、コネクタ50がケース70の開口71から突出して配置されるため、Oリング81、カラー部材82、及び、シール相当部材83によるシール部分にダストなどが侵入する虞がある。そこで、図2中に二点鎖線で示すようなダスト防止部材84を備える構成としてもよい。
ダスト防止部材84は、傘状の部材であり、先端部分が小径部53に形成された嵌合溝53aに嵌合し、カラー部材82及びシール相当部材83の先端部分を覆う。これにより、シール部分にダストなどが侵入することを防止できる。
本実施形態における油圧制御バルブボディ60が「油圧制御バルブボディ」に相当し、コネクタ50が「コネクタ」に相当し、シール相当部材83が「シール相当部材」に相当する。また、シール溝52aが「シール溝」に相当し、Oリング81が「シール部材」に相当し、カラー部材82が「カラー部材」に相当する。さらにまた、大径部51に形成された嵌合突起51aが「嵌合部」及び「嵌合突起」に相当し、カラー部材82の嵌合穴82aが「被嵌合部」に相当する。また、ダスト防止部材84が「ダスト防止部材」に相当する。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態のコネクタ装置2を示す説明図である。図3は図1中のX方向から視た説明図であるが、コネクタ90は、図1中のコネクタ10とは異なる形状をしている。なお、同様の構成部分については、図1中の符号を流用する。
コネクタ装置2は、コネクタ90と、油圧制御ボティ60とを備えている。このコネクタ装置2はケース73の内部に収容されており、コネクタ90が、その先端側を、ケース73から突出させている。
コネクタ90は、ケース73側である基端側の大径部91、及び、大径部91から縮径されて連続する小径部92を有している。ここで、小径部92には、周方向に連続するシール溝92aが形成されている。さらにまた、小径部92のシール溝92aよりも先端側に、嵌合溝92bが形成されている。
ここで特に、コネクタ90の外周に、シール相当部材85が配置されている。シール相当部材85は、筒状を呈しており、エラストマ材料で形成されている。基端部85aには、円筒状の金属部材が埋設されている。これにより、基端部85aの外周が、ケース73の開口74に密着し、ケース73との間をシールする。ケース73の開口74は、下部の内径が小さくなっており、段差部75を形成している。基端部85aは、段差部75の上方に位置している。
また、シール相当部材85は、基端部85aに対し、先端部85bの内径が小さくなっており、先端部85bが小径部92のシール溝92aに入り込んでいる。これにより、先端部85bは、コネクタ90との間をシールする。さらにまた、シール相当部材85は、基端部85aと先端部85bとの間に屈曲部85cを有している。
シール相当部材85の先端部85bを外側から押圧するのが、カラー部材86である。カラー部材86は、耐錆性が大きな部材であり、小径部92の先端側からシール相当部材85の先端部85bまでを覆うようにして配設されている。カラー部材86の基端部分はシール相当部材85に合わせて径外方向へ拡がっており、コネクタ90の先端側から装着することで、ちょうどシール相当部材85の先端部85bを押圧するように構成されている。
また、カラー部材86の先端側には径方向内側へ突出するリング状の突条部86aが形成されており、この突条部86aが、小径部92の嵌合溝92bに嵌合するようになっている。
以上詳述したように、本実施形態のコネクタ装置2では、先端部85bに向かうに連れて径が小さくなる筒状のシール相当部材85を用いることで、コネクタ90の偏心に伴う弾性変形を十分に確保することができる。これにより、ケース73の開口74においても、コネクタ90の外周部分においても、十分なシール性能が確保される。
また、本実施形態では、シール相当部材85の先端部85bがシール溝92aに入り込むことで、シール相当部材85による直接的なシールが実現されている。このときシール相当部材85が屈曲部85cを有しており、先端部85bがコネクタ90の偏心に追従するため、先端部85bの接触によるコネクタ90の摩耗や劣化を防止することができる。
さらにまた、本実施形態では、カラー部材86が、コネクタ90の小径部92に設けられた嵌合溝92bに嵌合する突条部86aを有している。これにより、カラー部材86がコネクタ90から脱落することを防止できる。
また、本実施形態では、カラー部材86に耐錆性の大きな材料を採用したため、カラー部材86の劣化を防止することができる。さらにまた、本実施形態では、シール相当部材85が外部から取り付けられるため、シールの状態を外部から目視確認することができると共に、取り付け自体が容易になる。
なお、本実施形態におけるシール相当部材85は屈曲部85cを有しているが、先端部85bのコネクタ90への追従性を確保するという観点から、図3中に二点鎖線で示すように、屈曲部85cに対してさらに撓み度合いの大きな屈曲部85dを採用してもよい。
本実施形態における油圧制御バルブボディ60が「油圧制御バルブボディ」に相当し、コネクタ90が「コネクタ」に相当し、シール相当部材85が「シール相当部材」に相当する。また、シール溝92aが「シール溝」に相当し、カラー部材86が「カラー部材」に相当する。さらにまた、小径部92に形成された嵌合溝92bが「嵌合部」及び「嵌合溝」に相当し、カラー部材86の突条部86aが「被嵌合部」に相当する。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態のコネクタ装置3を示す説明図である。図4は図1中のX方向から視た説明図であるが、コネクタ100は、図1中のコネクタ10とは異なる形状をしている。なお、同様の構成部分については、図1中の符号を流用する。
コネクタ装置3は、コネクタ100と、油圧制御ボティ60とを備えている。このコネクタ装置3はケース76の内部に収容されており、コネクタ100が、その先端側を、ケース76から突出させている。
コネクタ100は、ケース76側である基端側の大径部101、及び、大径部101から縮径されて連続する小径部102を有している。ここで、小径部102には、周方向に連続するシール溝102aが形成されている。上記実施形態と比較して、シール溝102aは軸方向の幅が広くなっている。
ここで特に、コネクタ100の外周に、シール相当部材87が配置されている。シール相当部材87は、筒状を呈しており、エラストマ材料で形成されている。基端部87aには、円筒状の金属部材が埋設されている。これにより、基端部87aの外周が、ケース76の開口77に密着し、ケース76との間をシールする。ケース76の開口77は、下部の内径が小さくなっており、段差部78を形成している。基端部87aは、段差部78の上方に位置している。
また、シール相当部材87は、基端部87aに対し、先端部87bの内径が小さくなっており、先端部87bが小径部102のシール溝102aに入り込んでいる。これにより、先端部87bがコネクタ100との間をシールする。さらにまた、シール相当部材87は、基端部87aと先端部87bとの間に屈曲部87cを有している。
シール相当部材87の先端部87bを外側から押圧するのが、緊縛部材88である。緊縛部材88は、耐錆性が大きな部材であり、シール溝102aの軸方向における幅よりも小さな幅を有している。
緊縛部材88は、図5に示すように、円筒部88a、円周方向の端部88b,88cを有している。幅が狭くなっている一方の端部88bは幅が広くなっている他方の端部88cに形成された穴部88dに挿通し、全体としてリング形状をなしている。また、端部88b,88cは、径方向外側へ折り曲げられている。これにより、端部88b,88cに対し近接させるよう荷重を加えると緊縛部材88は円筒部88aを中心として弾性変形し、その反力によって、シール溝102aに入り込んだシール相当部材87の先端部87bを押圧する。
以上詳述したように、本実施形態のコネクタ装置3では、先端部87bに向かうに連れて径が小さくなる筒状のシール相当部材87を用いることで、コネクタ100の偏心に伴う弾性変形を十分に確保することができる。これにより、ケース76の開口77においても、コネクタ100の外周部分においても、十分なシール性能が確保される。
また、本実施形態では、シール相当部材87の先端部87bがシール溝102aに入り込むことで、シール相当部材87による直接的なシールが実現されている。このとき、シール相当部材87が屈曲部87cを有しており、先端部87bがコネクタ100の偏心に追従するため、先端部87cの接触によるコネクタ100の摩耗や劣化を防止することができる。
さらにまた、本実施形態では、緊縛部材88が、シール溝102aに入り込んだシール相当部材87の先端部87bを押圧すると共に、シール溝102aに緊縛部材88自身が嵌り込むようになっている。これにより、シール相当部材87によるシール性能を十分に確保することができ、また、緊縛部材88がコネクタ100から脱落することを防止できる。
また、本実施形態では、緊縛部材88に耐錆性の大きな材料を採用したため、緊縛部材88の劣化を防止することができる。さらにまた、本実施形態では、シール相当部材87が外部から取り付けられるため、シールの状態を外部から目視確認することができると共に、取り付け自体が容易になる。
なお、本実施形態では、ケース76の開口77における下部の内径が小さくなるような形状にして段差部78を形成しているが、必ずしもこの形状である必要はなく、図6に示したように開口80が段差部を持たずストレートに貫通した形状のケース79を採用してもよい。このような形状にすることにより、ケース79の製造過程において「巣」の発生を低減することが出来る。また、このような構成は、上記実施形態にも適用可能である。
また、図6では、図4と異なり、シール相当部材87の記号Cで示す上面とケース79の記号Dで示す上面とが面一となっている。このようにすれば、シール相当部材87を上方から圧入する際、ケース79の記号Dで示す上面で圧入工具を止めることができる。その結果、ケース79の開口80が段差部を有しない構成であっても、シール相当部材87が下に抜けてしまうことがない。
本実施形態における油圧制御バルブボディ60が「油圧制御バルブボディ」に相当し、コネクタ100が「コネクタ」に相当し、シール相当部材87が「シール相当部材」に相当する。また、シール溝102aが「シール溝」に相当し、緊縛部材88が「カラー部材」及び「緊縛部材」に相当する。
以上、本発明は、上記実施形態に何等限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる形態で実施可能である。
1,2,3・・・コネクタ装置
10,50,90,100・・・コネクタ
51,91,101・・・大径部
52・・・中径部
53,92,102・・・小径部
51a・・・嵌合突起
52a,92a,102a・・・シール溝
53a・・・嵌合溝
54・・・連結部
55・・・段差部
92b・・・嵌合溝
60・・・油圧制御バルブボディ
61・・・締結部材
70,73,76,79・・・ケース
71,74,77,80・・・開口
72,75,78・・・段差部
81・・・Oリング
82,86・・・カラー部材
83,85,87・・・シール相当部材
83a,85a,87a・・・基端部
83b,85b,87b・・・先端部
85c,85d,87c・・・屈曲部
84・・・ダスト防止部材
88・・・緊縛部材

Claims (12)

  1. 自動変速機のケース内部に収容され、自動変速機の変速を行うための油圧を発生させる油圧制御バルブボディと、
    前記油圧制御バルブボディに搭載され、前記ケースの開口から突出して当該ケースの外部との間で電気的な接続を図るための筒状のコネクタと、
    基端部の外周を前記ケースの開口に内側から当接させ、先端部の内周が前記コネクタに合わせて前記ケースの開口よりも小さく形成され、前記ケースの開口から離間した位置で、前記コネクタの外周部分を外側から押圧するシール相当部材と、
    を備えていることを特徴とするコネクタ装置。
  2. 請求項1に記載のコネクタ装置において、
    前記シール相当部材は、前記基端部から前記先端部までの途中に径方向に延びる屈曲部を有し、前記コネクタの移動に前記先端部が追従可能となっていること
    を特徴とするコネクタ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のコネクタ装置において、
    前記コネクタの外周に形成されたシール溝に配置されるシール部材と、
    前記シール部材の外周に配置されるカラー部材と、を備え、
    前記シール相当部材は、その先端部が前記カラー部材を介して前記シール部材を押圧するよう構成されていること
    を特徴とするコネクタ装置。
  4. 請求項1又は2に記載のコネクタ装置において、
    前記シール相当部材は、その先端部が前記コネクタの外周に形成されたシール溝に入り込んで当該コネクタとの間をシールするよう構成されていること
    を特徴とするコネクタ装置。
  5. 請求項4に記載のコネクタ装置において、
    前記シール相当部材の先端部を外側から押圧するカラー部材を備えていること
    を特徴とするコネクタ装置。
  6. 請求項5に記載のコネクタ装置において、
    前記カラー部材は、弾性変形による反力によって前記シール相当部材の先端部を外側から押圧する緊縛部材であること
    を特徴とするコネクタ装置。
  7. 請求項3,5,6の何れか一項に記載のコネクタ装置において、
    前記カラー部材は、前記コネクタの外周面に設けられる嵌合部に嵌合する被嵌合部を有していること
    を特徴とするコネクタ装置。
  8. 請求項7に記載のコネクタ装置において、
    前記嵌合部は、嵌合突起であること
    を特徴とするコネクタ装置。
  9. 請求項7に記載のコネクタ装置において、
    前記嵌合部は、嵌合溝であること
    を特徴とするコネクタ装置。
  10. 請求項7に記載のコネクタ装置において、
    前記嵌合部は、段差部であること
    を特徴とするコネクタ装置。
  11. 請求項3,5〜10の何れか一項に記載のコネクタ装置において、
    前記カラー部材は、耐錆性を具備していること
    を特徴とするコネクタ装置。
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載のコネクタ装置において、
    前記シール相当部材の先端側を覆うようにコネクタに取り付けられるダスト防止部材を備えていること
    を特徴とするコネクタ装置。
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