JP5409606B2 - 架橋ラテックス微粒子 - Google Patents

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Description

エマルション重合により得られるラテックス粒子は、粒径を測定するために使用される機器を較正するためのモデルコロイドとしての使用、生体分子(タンパク質もしくはペプチド)の粒子表面への固定化、新規タイプのイムノアッセイの開発ならびにインクジェット印刷、塗装およびコーティング用途での塗膜形成を包含する様々な用途を有し得る。ラテックス微粒子は、これらの分野および他の分野における用途を有するが、インクジェットインクイメージングの用途を、その独特な特性の一部を好ましく説明するために用いる事が出来る。特に、ある種のインクジェット相容性ラテックスポリマーを導入することを通じて、インクジェットインクの耐水性の領域において多大な改善がなされている。インクジェットインクの一部として印刷されると、インクのラテックス成分は、媒体表面上に塗膜を形成して、着色剤を疎水性塗膜内に捕捉し、そして保護することができる。
このように、ラテックス微粒子は、印刷の耐久性を改善しうる一方で、熱インクジェットプリントヘッドを通じて印刷される場合に、厳しい熱剪断条件をこうむる。さらに、これらのポリマーは、時間経過に伴ってインクから沈降し、それゆえ、往々にして、多くの貯蔵条件下で安定ではない。
したがって、様々な幅広い媒体タイプ上での印刷、および様々な印刷構成による印刷のための、改善された安定性および耐久性を有するラテックス微粒子を提供することに対する引き続き存在する必要性がある。
本発明を開示および記載する前に、プロセスステップおよび材料は多少変動しうるため、本発明は本明細書に開示されている特定のプロセスステップおよび材料に限定されるものではないことを理解されたい。また、本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を記載することだけを目的に使用されていることも理解されたい。本発明の範囲は、添付の請求項およびその相当物によってのみ限定されることが意図されているので、用語は、限定を意図しているのではない。また、検討は、架橋剤、ラテックス微粒子、ラテックス懸濁液、インクジェットインクもしくはラテックス微粒子を調製する方法に焦点を合わせているが、一分野でのこのような検討を、他の分野に適用することができることは特記すべきである。
本明細書および添付の請求項で使用される場合、単数形の「a」、「an」および「the」は、内容が明確に他を示していない限り、複数形を包含することを特記する。
本明細書で使用される場合、用語「ビヒクル」および「液体ビヒクル」は、着色剤もしくは他の物質を担持して、インクもしくは液体懸濁液を形成する液体流体を指す。液体ビヒクルは、当分野でよく知られていて、幅広い様々な液体ビヒクルを、本発明の実施形態にしたがって使用することができる。このようなインクビヒクルは、限定ではないが、溶媒、共溶媒、緩衝剤、殺生物剤、粘度調節剤、金属イオン封鎖剤、安定剤および水を包含する様々な異なる薬剤の混合物を包含することができる。また、液体ビヒクルは、一部の実施形態では、他のポリマー、UV硬化性物質および/もしくは可塑剤などの他の添加剤を担持することもできる。着色剤、例えば、染料および/もしくは顔料が液体ビヒクル中に存在する場合、その溶液もしくは分散液(ラテックスを含むか、もしくは含まないが、インクと考えられる)。これらいずれの実施形態でも、ラテックスがインク中に存在してもしなくても、ラテックス分散液を、インクのためのオーバーコートとして使用することができる。
「着色剤」との用語は、本発明の実施形態にしたがって液体ビヒクルに懸濁もしくは溶媒和されていてよい染料、顔料および/もしくは他の微粒子を包含しうる。染料は典型的には、水溶性であり、顔料は典型的には、水不溶性である。使用することができる顔料には、自己分散顔料およびポリマー分散顔料が包含される。自己分散顔料には、電荷もしくはポリマー基で化学的に表面変性されているものが包含される。この化学的変性は、顔料が、液体ビヒクルに分散するか、実質的に分散したままになるのを助ける。顔料はまた、顔料がその中に分散したままになるのを助ける液体ビヒクル中の分散剤(ポリマーもしくはオリゴマーまたは界面活性剤であってよい)を利用する粉砕もしくは非変性顔料であってもよい。
本明細書で使用される場合、「ラテックス微粒子」および「ラテックス粒子」は、液体ビヒクルに分散して、ラテックス分散液もしくはラテックスを形成しうる個別のモノマーから合成されるポリマー物質を指す。この用語はまた、ラテックス封入顔料を包含し、ここで、顔料は、少なくとも部分的に、ラテックスポリマーに封入されている。
本明細書で使用される場合、「複数」は、1つよりも多いことを指す。例えば、複数のモノマーは、少なくとも2種のモノマーを指す。
本明細書で使用される場合、「約」との用語は、所定の値が、端点の「少し上」もしくは「少し下」であってもよいことを示すことにより、数値的範囲の端点に柔軟性を与えるために使用されている。この用語の柔軟性の程度は、特定の可変子により指示されてよく、経験および本明細書の関連する記載を基に決定する当業者の知識の範囲内であろう。
本明細書で使用される場合、複数の成分が、簡便さのために共通するリストに示されていることがある。しかしながら、これらのリストは、そのリストの各メンバーが、別々のおよび独自のメンバーとして個々に同定されていると解釈されるべきである。したがって、反対の指示を伴わなければ、このようなリストの個々のメンバーを、単にそれらが共通するグループに示されていることに基づいて、同じリストのうちの任意の他のメンバーの事実上の相当物と見なすべきではない。
濃度、量および他の数値データは、本明細書では、範囲の形式で表示もしくは提示されていることがある。このような範囲形式は、単に簡便さおよび簡潔さのために使用されており、したがって、範囲の限界として明示されている数値だけでなく、各数値およびサブ範囲が明示されているかのように、その範囲内に包含される個々の数値もしくはサブ範囲を包含すると柔軟に解釈されるべきであることを理解されたい。実例として、「約0.01から2.0」の数値範囲は、約0.01から約2.0の明示されている値だけでなく、示されている範囲内の個々の値およびサブ範囲を包含すると解釈されるべきである。したがって、この数値範囲には、0.5、0.7および1.5などの個々の値ならびに0.5から1.7、0.7から1.5および1.0から1.5などのサブ範囲が包含される。これと同じ原理は、ただ1つの数値を記載している範囲にも当てはまる。さらに、このような解釈は、記載されている範囲もしくは特性の幅に限らず当てはめられるべきである。
これらの定義を考慮しつつ、貯蔵下でも、インクジェット構成において生じる剪断条件下でも、改善された安定性を示し、さらに、基材に印刷された場合に、適切な塗膜形成特性を示し続けうるラテックス微粒子を開発することが有利であろうと理解されている。ラテックスの安定性を改善し、ラテックスの塗膜形成特性を保持するために架橋ラテックス微粒子を使用できる。しかしながら、多くの架橋剤は、ランダムな位置でラテックス微粒子と化学的結合を形成する多官能性成分である。したがって、本発明のラテックス微粒子は、複数の重合モノマーと、より均一にラテックス微粒子を架橋しうる架橋剤とを包含する。
架橋剤は、様々な形態を有してよいが、ラテックス微粒子を架橋する1個もしくは2個のClおよび/もしくはBr原子を包含する。架橋剤は、ラテックス微粒子を、約0.05重量%から約15重量%の範囲まで架橋しうる。架橋が増すにつれて、粒子の剛性が上昇する。粒子の剛性が高いほど、剪断安定性特性は改善されうるが、また、塗膜形成特性は低下しうる。したがって、開示されている架橋剤での約0.05重量%から約15重量%範囲の架橋量が、剛性と釣り合って、ラテックス微粒子の塗膜形成能を犠牲にすることなく、改善された剪断安定性を可能にする。
一態様では、架橋剤は、式1に示されている構造を含有するか、もしくは本質的にそれからなる。
X−CH(R)−R’−CH(R)−X 式1
式1中、Xは、それぞれ独立に、ClもしくはBrであり;Rは、それぞれ独立に、C1からC10アルキルもしくはアリールであり;R’は、独立に、C1からC20アルキレンである。例えば、式1の化合物は、二塩素化されて、例えば2個のClを包含してよいか;二臭素化されて、例えば、2個のBrを包含してよいか;もしくは同じ化合物中に、ClおよびBrを包含してよい。
他の態様では、架橋剤は、式2に示されている構造を含有するか、もしくは本質的にそれからなってよい。
X−CH−R’−CH−X 式2
式1においてと同様に、式2中、Xは、それぞれ独立に、ClもしくはBrであり;R’は、C1からC20アルキレンである。例えば、式1の化合物は、二塩素化されて、例えば2個のClを包含してよいか;二臭素化されて、例えば、2個のBrを包含してよいか;もしくは同じ化合物中に、ClおよびBrを包含してよい。具体的な例では、架橋剤は、1,3−ジクロロプロパンであってよい。
したがって、ラテックス微粒子は、複数の重合モノマーと、式1の構造、式2の構造もしくはその両方の組合せを包含する架橋剤とを包含しうる。ラテックス微粒子は、約0.05重量%から約15重量%の架橋剤で架橋されたラテックス微粒子を有してよい。さらなる実施形態では、約0.5重量%から約2重量%のラテックス微粒子が架橋剤で架橋されていてよい。
式1および2の架橋剤は、非重合性であり、ラテックス微粒子に重合されず、むしろ、ポリマー鎖の一部を他の部分に結合する架橋リンカーとして機能する。他の実施形態では、重合性である別の架橋剤を使用することができる。架橋剤は、式3の構造を有することができる。
CH=C(R’)−A−B−CH−X 式3
式3中、Xは、ClもしくはBrであり;R’は、HもしくはCHであり;Aは、COO、CONH、CHもしくはアリーレンであり;Bは、C1からC20アルキレンもしくはアリーレンである。具体的な実施形態では、Xは、Clである。他の実施形態では、Xは、Brである。さらなる実施形態では、R’は、Hである。なお他の実施形態では、R’は、CHである。一態様では、Aは、COOである。代替的に、他の態様では、Aは、CONHである。さらに他の態様では、Aは、CHであるか、もしくは他の態様では、アリーレンである。
ラテックス微粒子は、式3の架橋剤を包含してよい。このようなラテックス微粒子は、複数の重合モノマーと、式3の構造の共重合架橋剤を包含してよい。式3の架橋剤は、架橋剤として、および重合プロセスにおけるモノマーとして作用する。ラテックス微粒子に重合されると、架橋剤は、ClもしくはBrと、ラテックス微粒子の他の部分との結合を形成することにより、微粒子を架橋するように作用する。一実施形態では、約0.05%から約15%のラテックス微粒子が、共重合架橋剤により架橋される。さらなる実施形態では、約0.5%から約2%のラテックス微粒子が、架橋剤で架橋される。
ラテックス微粒子を形成するために使用されるモノマーは、当分野で現在知られている任意のモノマーであってよく、好ましくは、主として、元来、疎水性である。このようなモノマーを、式1および2の非重合性構造と、もしくは式3の重合性構造と共に使用することができる。一実施形態では、モノマーは、アクリレート、メタクリレートもしくはスチレンなどの他のビニル含有モノマーを含有するか、もしくは主にそれからなってよい。モノマーの非限定的な例は、アクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ドデシル、スチレンおよびそれらの混合物を包含する。加えて、メタクリル酸などの酸性基を10%までラテックス微粒子に導入すると、ラテックス微粒子にアニオン安定性を与えることができる。
予定されている用途に応じて、特定のサイズのラテックス微粒子を得ることが有用であり得る。式1および式2の架橋剤は、非重合性であり、したがって、ラテックス微粒子に架橋剤としてのみ導入され、ここでは、Clおよび/もしくはBr原子と結合している炭素原子が架橋結合を形成する。一部の例では、架橋剤は、追加的に、連鎖移動剤として機能して、ラテックス分子量全体を低減もしくは制限しうる。一実施形態では、任意の本明細書に開示されている架橋剤に当てはまる通り、ラテックス微粒子は、約100nmから約300nmの粒径を有しうる。このようなサイズは、熱インクジェットインクにおいてラテックス微粒子を使用する際に特に有用であり得る。
本発明のラテックス微粒子は、様々な用途で使用することができる。一態様では、ラテックス微粒子を、液体媒体に分散させて、ラテックスもしくはラテックス分散液を形成することができる。さらなる実施形態では、ラテックスは、液体媒体に分散されているラテックス微粒子0.1重量%から50重量%を包含してよい。さらに、ラテックスは、インクジェットインクであってよい。インクジェットインクは、液体ビヒクルに分散されているラテックス微粒子0.1重量%から50重量%および着色剤を包含してよい。前述の通り、着色剤には、本発明の実施形態に従って液体ビヒクル中に分散もしくは溶媒和することができる染料、顔料および/もしくは他の微粒子が包含されうる。染料は典型的には、水溶性であり、顔料は典型的には、水不溶性である。使用することができる顔料には、自己分散顔料およびポリマーもしくは界面活性剤分散顔料が包含される。着色剤は、染料を含有するか、もしくは主に染料からなってよい。加えて、着色剤は、顔料を含有するか、主に顔料からなってよい。
本発明によるラテックス微粒子を形成する方法は、複数のモノマーを水性エマルションに分散させるステップと、架橋剤約0.01重量%から約30重量%を加えるステップとを包含しうる。架橋剤は、式1もしくは式2の構造もしくはそれらの混合物を有してよい。エマルションは、他の多官能性架橋化合物を実質的に含まなくてよい。モノマーの重合を開始して、架橋剤により架橋されているラテックス微粒子を形成することができる。この方法で、ラテックス微粒子が少なくとも部分的に形成され、次いで、架橋剤により架橋される。ラテックス微粒子へのモノマーの一般的な重合は、エマルション重合により行われる。そのように、モノマーの選択、重合時間、エマルション温度および条件などの重合パラメーターは、所望のラテックス微粒子および/もしくは予定されている使用を基に選択することができる。
具体的な実施形態では、架橋剤は、式1の形態を含有するか、もしくは本質的にそれからなる。さらなる実施形態では、式1の構造を有する架橋剤は、実質的に同一の化学物質である。別の実施形態では、式1の構造を有する架橋剤は、複数の異なる化合物を包含する。
同様に、他の実施形態では、架橋剤は、式2の形態を有する架橋剤を含有するか、もしくは本質的にそれからなってよい。さらなる実施形態では、式2の構造を有する架橋剤は、実質的に同一の化学物質である。別の実施形態では、式2の構造を有する架橋剤は、複数の異なる化合物を包含する。
上記で検討した通り、式1および/もしくは式2の化合物は、二塩素化されて、例えば2個のClを包含してよいか;二臭素化されて、例えば、2個のBrを包含してよいか;もしくは同じ化合物中に、ClおよびBrを包含してよい。具体的な実施形態では、架橋剤は、二塩素化架橋剤を含有するか、もしくは本質的にそれからなってよい。さらなる実施形態では、架橋剤は、1,3−ジクロロプロパンを包含するか、もしくは本質的にそれからなってよい。他の具体的な実施形態では、架橋剤は、二臭素化架橋剤を含有するか、もしくは本質的にそれからなってよい。
本発明によるラテックス微粒子を形成する他の方法は、複数のモノマーを水性エマルションに分散させるステップと、式3の構造の架橋剤約0.01重量%から約60重量%を加えるステップとを包含しうる。エマルションは、多官能性架橋化合物を実質的に含まなくてよい。モノマーと架橋剤の重合を開始して、架橋剤により架橋されているラテックス微粒子を形成することができる。ラテックス微粒子へのモノマーの一般的な重合は、エマルション重合により行われる。そのように、モノマーの選択、重合時間、エマルション温度および条件などの重合パラメーターは、所望のラテックス微粒子および/もしくは予定されている使用を基に選択することができる。具体的な実施形態では、架橋剤は、式3の構造である複数の別個の異なる化合物であってよい。他の実施形態では、架橋剤は、式3の構造の複数の実質的に同一の化合物であってよい。さらなる実施形態では、架橋剤は、塩素を包含してよい。他の実施形態では、架橋剤は、臭素を包含してよい。
追加の実施形態では、非重合性架橋剤および重合性架橋剤の両方が、重合のためのエマルション中に包含されていてよい。このようなものは、式1および式2のうちの少なくとも1種の構造の架橋剤、ならびに式3の構造の架橋剤からの架橋を有するラテックス微粒子をもたらすであろう。この場合にも、エマルションは、式1および2の種類ではない多官能性架橋化合物を実質的に含まなくてよい。このような重合は、架橋剤による架橋を有するラテックス微粒子をもたらしうる。一態様では、ラテックス微粒子の約0.05重量%から約15重量%が、架橋剤で架橋されていてよい。
一実施形態では、1個もしくは複数の固体粒子が、エマルション中に、モノマーの重合の間に、開示されている架橋剤の任意のものと共に包含されていてよい。固体粒子は、重合の間に少なくとも部分的に封入されてよい。一態様では、固体粒子は、重合の間にラテックス微粒子により実質的に封入されてよい。顔料を、固体粒子として使用することができる。本出願の架橋剤を包含する重合の間に顔料粒子を封入することにより、顔料粒子は、特に、熱インクジェットインクにおいて使用するために構成されている場合、封入を伴わない場合よりも良好な安定性および分散を示しうる。
本発明の配合物および方法に包含されてよい液体ビヒクルおよび他の添加剤に関して、列挙されている成分は例示であって、使用することができるビヒクル成分の範囲を限定するものではないことを理解されたい。例えば、本発明の一部の実施形態では、液体ビヒクルが、水溶性有機溶媒もしくは他の共溶媒および他の添加剤を液体媒体の一部として含むことが有利であり得る。任意の実施形態配合物の残りは、純水もしくは当分野で知られている他のビヒクル成分であってよい。
別々に、もしくは組み合わせて使用することができる共溶媒の群は、脂肪族アルコール、芳香族アルコール、ジオール、グリコールエーテル、ポリグリコールエーテル、カプロラクタム、ホルムアミド、アセトアミドおよび長鎖アルコールを包含する。このような化合物の例は、第1級脂肪族アルコール、第2級脂肪族アルコール、1,2−アルコール、1,3−アルコール、1,5−アルコール、エチレングリコールアルキルエーテル、プロピレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコールアルキルエーテルの高級同族体、N−アルキルカプロラクタム、非置換カプロラクタム、置換および非置換両方のホルムアミド、置換および非置換両方のアセトアミドなどを包含する。使用することができる溶媒の具体的な例は、トリメチロールプロパン、2−ピロリジノンおよび1,5−ペンタンジオールを包含する。
加えて、液体ビヒクルは、湿潤剤を含んでよい。湿潤剤は、液体ビヒクル内に水分を保持することにより維持されうる溶液の寿命および可溶性特性を増強するために存在してよい。湿潤剤の例は、尿素、チオ尿素、エチレン尿素、アルキル尿素、アルキルチオ尿素、ジアルキル尿素、ジアルキルチオ尿素などの窒素含有化合物;1−デオキシ−D−ガラクチトール、マンニトールおよびイノシトールなどの糖ならびにこれらの組合せを包含するが、それらに限定されない。
液体ビヒクルはまた、粘度調節剤、pH調節剤、防腐剤、様々なタイプの界面活性剤、抗酸化剤および蒸発促進剤などの溶液特性調節剤を含有してもよい。本発明により限られた量で包含されうる界面活性剤の例は、ラウリルアミン、ココナッツアミン、ステアリルアミン、ロジンアミンの塩酸塩、酢酸塩などの第1級、第2級および第3級アミン塩化合物;塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリブチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウムなどの第4級アンモニウム塩タイプの化合物;塩化セチルピリジニウム、臭化セチルピリジニウムなどのピリジニウム塩タイプの化合物;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、アセチレンアルコール、アセチレングリコールなどの非イオン界面活性剤;ならびに2−ヘプタデセニルヒドロキシエチルイミダゾリン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン、ステアリルジメチルベタインおよびラウリルジヒドロキシエチルベタインなどの他の界面活性剤;ならびにそれらの組合せを包含する。当分野で既に知られているものなどのフルオロ界面活性剤もまた、使用することができる。
使用することができるpH調節剤は、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、アンモニア、酢酸ナトリウム、酢酸アンモニウム、モルホリン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチルモノエタノールアミン、n−ブチルジエタノールアミン、ジ−n−ブチルエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミンおよびトリイソプロパノールアミンなどの塩基剤、ならびに、その組合せを含有する。加えて、pH調節剤はまた、酸性クラッシング剤(crashing agent)のリストから選択することができる酸性剤を含んでもよい。
本発明の配合物と調和して、様々な他の添加剤を使用し、特定の用途のためにインク組成物の特性を最適化することができる。これらの添加剤の例は、有害な微生物の成長を阻害するために加えられるものである。これらの添加剤は、液体ビヒクル配合物で日常的に使用される殺生物剤、殺カビ剤および他の微生物剤であってよい。適切な微生物剤の例は、Nuosept(Nudex、Inc.)、Ucarcide(Union carbide Corp.)、Vancide(R.T.Vanderbilt Co.)、Proxel(ICI America)およびそれらの組合せを包含するが、それらに限定されない。
EDTA(エチレンジアミン四酢酸)などの金属イオン封鎖剤が、重金属不純物の有害な作用を除くために包含されていてもよい。
加えて、固体(液体ビヒクルに溶解しているか、その中に分散している)もまた、本発明の配合物中に存在してよく、これは、結合剤、他のラテックス微粒子、UV硬化性物質、可塑剤、顔料(着色剤以外)などを包含しうる。
本開示の通りの架橋剤を使用して製造されたラテックス微粒子は、改善された架橋と、その結果として、インクジェットインクにおいて改善された剪断安定性、貯蔵安定性および性能を示す。このような架橋剤は、規則性エマルション重合プロセスで使用することができ、プロセス設計に変更はほとんど必要ない。加えて、架橋剤は、ラテックス微粒子を架橋している間に、望ましくない化学的実体をエマルションにもたらさない。むしろ、これらは、官能基の全部もしくは一部を開放することなく、ラテックス微粒子を通じて架橋結合を形成する。これは、望ましくない化学物質を含まないラテックス分散液をもたらす。さらに、式1〜3の架橋剤は、他のタイプの架橋剤に比較して、ラテックス微粒子を通じてより均一に架橋をもたらしうる。均一な架橋は、印刷条件および高剪断条件の両方でのラテックス微粒子の性能、ならびに印刷された性能を改善する。
次の実施例で、現在知られている本発明の実施形態を説明する。これらの実施例は、本発明の限定とみなされるべきではなく、単に、最新の実験データを基に本発明の最良と知られている組成を製造する方法を適切に教示するものである。したがって、代表的な数の組成物およびその製造方法が、本明細書には開示されている。
実施例1
クロロ含有モノマーの調製
クロロエトキシエトキシエタノール19.6gを、ジクロロメタン50mlに溶解する。トリエチルアミン20mlを混合物に加える。混合物を氷塩混合物で冷却し、塩化アクリロイル10.7mlを徐々に加える。混合物を周囲温度で一晩撹拌する。その後、混合物を水20mlで3回洗浄して、塩酸塩を除去する。有機層を集め、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させる。これを濾過し、溶媒を除去する。
実施例2
架橋剤を用いてのラテックス微粒子の調製
実施例1のアクリレート化クロロ化合物7.5gをアクリル酸ヘキシル7.5gと混合する。混合物を水15ml中で、30%のRhodafac RS 710を1g用いて乳化する。加えて、水45mlを90℃に加熱する。次いで、過硫酸カリウム0.15gを加熱された水に加え、エマルションもまた、加熱された水に5分間にわたって加える。加熱を同じ温度で1.5時間続け、次いで、混合物を冷却する。これにより、架橋している平均粒径185nmのラテックス微粒子が製造される。微粒子は、有機溶媒中で膨潤するが、このことは、架橋が、重合可能な二官能基の結果ではないことを示している。
実施例3
ハロゲン化架橋剤を用いないラテックス微粒子の調製
実施例2の手順に従うが、但し、実施例1のアクリレート化クロロ化合物の代わりに、メタクリル酸メチルを用いる。生じるラテックス微粒子は、テトラヒドロフラン、トルエンおよびジクロロメタンなどの有機溶媒に溶解性である。このような溶解性は、架橋が実質的に存在しないことを示している。
本発明を、ある種の好ましい実施形態を参照して記載したが、当業者であれば、本発明の意図から逸脱することなく、様々な修正、変更、省略および置換を成すことができることを認めるであろう。したがって、本発明は、次の請求項の範囲によってのみ制限されることが意図されている。

Claims (10)

  1. ラテックス微粒子であって、
    複数の重合モノマー;および
    構造:
    X−CH(R)−R’−CH(R)−X、X−CH−R’−CH−Xもしくはそれらの組合せ
    〔式中、Xが、それぞれ独立に、ClもしくはBrであり;Rが、それぞれ独立に、C1からC10アルキルもしくはアリールであり;R’が、それぞれ独立に、C1からC20アルキレンである〕
    を包含する架橋剤を含み、ここで、前記ラテックス微粒子の0.05重量%から15重量%が、前記架橋剤で架橋されている、ラテックス微粒子。
  2. 前記ラテックス微粒子の0.5%から2%が、前記架橋剤で架橋されている、請求項1に記載のラテックス微粒子。
  3. 液体ビヒクル中に分散している請求項1に記載のラテックス微粒子を0.1重量%から50重量%と、着色剤とを含む、インクジェットインク。
  4. ラテックス微粒子を形成する方法であって:
    a)複数のモノマーを水性エマルションに分散させるステップと;
    )0.01重量%から30重量%の架橋剤を加え、ここで、前記架橋剤が、構造:
    X−CH(R)−R’−CH(R)−X、X−CH−R’−CH−Xもしくはそれらの組合せ
    〔式中、Xが、それぞれ独立に、ClもしくはBrであり、Rが、それぞれ独立に、アルキルもしくはアリールであり、R’が、それぞれ独立に、アルキレンである〕を有し、前記水性エマルションが、他の多官能性架橋化合物を含まないステップと;
    c)前記モノマーの重合を開始するステップと;そして
    d)前記ラテックス微粒子が前記架橋剤により架橋されているように、前記ラテックス微粒子を形成するステップとを含む、方法。
  5. 前記架橋剤が、1,3−ジクロロプロパンを包含する、請求項4に記載の方法。
  6. ラテックス微粒子であって、
    合モノマー;および
    構造:
    CH=C(R’)−A−B−CH−X
    〔式中、Xが、ClもしくはBrであり;R’が、HもしくはCHであり;Aが、COO、CONH、CHもしくはアリーレンであり;そして、Bが−CH CH −OCH CH −OCH である〕
    を包含する共重合架橋剤を含み、ここで、前記ラテックス微粒子の0.05%から15%が架橋されている、ラテックス微粒子。
  7. 前記ラテックス微粒子の0.5%から2%が、架橋剤で架橋されている、請求項6に記載のラテックス微粒子。
  8. 液体ビヒクル中に分散している請求項6に記載のラテックス微粒子を0.1重量%から50重量%と、着色剤とを含む、インクジェットインク。
  9. ラテックス微粒子を形成する方法であって:
    a)ノマーを水性エマルションに分散させるステップと;
    )0.01重量%から60重量%の重合性架橋剤を加え、ここで、前記架橋剤が、構造:
    CH=C(R’)−A−B−CH−X
    [式中、Xは、ClもしくはBrであり;R’は、HもしくはCHであり;Aは、COO、CONH、CHもしくはアリーレンであり;Bが−CH CH −OCH CH −OCH である]
    を有し、前記エマルションが、多官能性架橋化合物を含まないようにするステップと;
    c)前記モノマーおよび架橋剤の重合を開始するステップと;そして
    d)前記ラテックス微粒子が前記架橋剤により架橋されているように、前記ラテックス微粒子を形成するステップとを含む方法。
  10. 前記架橋剤が、塩素を包含する、請求項9に記載の方法。
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