JP5409076B2 - 熱伝導率センサ - Google Patents

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本発明は、ホイートストンブリッジ回路を用いて試料ガスの熱伝導率を検出し、その熱伝導率によって試料ガス中の所定成分の濃度を測定する熱伝導率センサに関するものである。
従来、この種の熱伝導率センサとしては、特許文献1に示すように、ホイートストンブリッジ回路を構成する測定用抵抗の1つを測定セル内に収容し、比較用抵抗の1つを比較セル内に収容し、その他の抵抗を外部抵抗としてセル外部に設けるように構成しているものがある。
しかしながら、外部抵抗と測定用抵抗及び比較用抵抗との設置温度や温度係数が異なることから、外部抵抗と測定用抵抗及び比較用抵抗とが外部から受ける温度影響が異なり、正確な測定結果を得ることが難しいという問題がある。
このため、少なくとも外部抵抗が受ける温度影響を補正するための温度補正回路を設けることが考えられるが、外部抵抗の温度係数のばらつきにより製品毎に外部抵抗の受ける温度影響が異なり、製品毎に温度補正回路の補正係数を設定する必要があり、その設定が煩雑となってしまい、コスト増大の要因ともなっている。
さらに、1つの測定用抵抗及び1つの比較用抵抗からの電気信号のみでは、信号量が小さいためSN比が悪くなってしまい、その結果、低濃度範囲での測定が困難である。
上記の他に4つのセル(測定セル2つ及び比較セル2つ)を用い、各セルに測定用抵抗又は比較用抵抗を収容するものもあるが、製造コストが大きくなってしまう上に、小型化が困難であるという問題がる。また、2つの比較セル内に例えばNガスなどのリファレンスガスを封入する必要があり、封入のばらつきを避けることができない等の製造誤差が測定誤差に繋がってしまうという問題もある。
特開2003−42983号公報
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決するためになされたものであり、小型化を可能にし、外部抵抗を不要にし、リファレンスガス封入等の製造誤差を低減しながらも、検出信号を大きくして測定感度を向上させることをその主たる所期課題とするものである。
すなわち本発明に係る熱伝導率センサは、試料ガスに接触する測定用抵抗を一方の対辺に配置し、リファレンスガスに接触する比較用抵抗を他方の対辺に配置して構成されたホイートストンブリッジ回路を用い、前記比較用抵抗及び前記測定用抵抗の接続点の電位差を比較して前記試料ガスの熱伝導率を検出する熱伝導率センサであって、前記一方の対辺に配置される測定用抵抗を、前記試料ガスが収容される1つの測定空間内に収容し、前記他方の対辺に配置される比較用抵抗を、前記リファレンスガスが封入される1つのリファレンス空間内に収容し、前記測定用抵抗及び前記比較用抵抗が、基板表面上に形成された薄膜抵抗体からなることを特徴とする。
このようなものであれば、対辺に配置される測定用抵抗を1つの測定空間内に収容し、対辺に配置される比較用抵抗を1つのリファレンス空間内に収容しているので、熱伝導率センサを小型化を可能にすることができる。また、ホイートストンブリッジ回路を2つの測定用抵抗及び2つの比較用抵抗から構成しているので、ホイートストンブリッジ回路を構成するための外部抵抗を不要にすることができる。そして、リファレンス空間を1つしか設けていないので、リファレンスガス封入等の製造誤差を低減することができる。さらに、部品点数を削減することができる上、コスト削減にも寄与することができる。その上、単純に測定空間及びリファレンス空間を1つずつ設け、当該空間内に1つの測定用抵抗及び1つの比較用抵抗を設ける場合に比べて検出信号を倍にすることができるので、測定感度を向上させることができる。
測定用抵抗が受ける温度影響を可及的に同一にし、比較用抵抗が受ける温度影響を可及的に同一にして高精度の測定を可能にするとともに、センサを小型化可能にするためには、前記一方の対辺に配置される測定用抵抗が、同一の基板表面上に形成された2つの薄膜抵抗体からなり、前記他方の対辺に配置される比較用抵抗が、同一の基板表面上に形成された2つの薄膜抵抗体からなることが望ましい。
熱伝導率センサとしての感度を高めるためにはできるだけ印加電流量を挙げることが望ましいが、それに伴いセンサ温度が上昇する。防爆規格に準じて本センサにて可燃性ガスを測定する際には、防爆規格によってセンサ温度に上限がある。このとき、当該上限以下の範囲において均一な温度分布を得るためには、少なくとも前記測定用抵抗を構成する薄膜抵抗体が、前記基板表面上において、パターン形成されたパターン形成部を有し、当該パターン形成部が、周辺部の密度が最も大きく中央部に至るに従って徐々に密度が小さくなるパターン形状をなし、パターン形成部への通電時にパターン形成部近傍を略均一な温度に昇温可能としていることが望ましい。
このように構成した本発明によれば、外部抵抗を不要にし、小型化を可能にし、リファレンスガス封入等の製造誤差を低減しながらも、検出信号を大きくして測定感度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る熱伝導率センサの測定回路を示す図である。 同実施形態に係る熱伝導率センサの内部ブロック体を示す断面図である。 同実施形態の内部ブロック体を示す断面図である。 同実施形態のベース体、センサ基板及びリードピンの模式的断面図である。 同実施形態のセンサ基板を示す平面図である。 同実施形態の薄膜抵抗体の温度分布を示すシミュレーション結果である。
以下に本発明に係る熱伝導率センサの一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る熱伝導率センサ100は、可燃性及び/又は腐蝕性成分を含む試料ガスの熱伝導率を検出し、当該熱伝導率によって試料ガス中の所定成分の濃度を測定するものである。なお、可燃性及び/又は腐蝕性成分としては、水(HO)、酸素(O)ガス、硫黄酸化物(SO)ガス、窒素酸化物(NO)ガス、塩酸(HCl)ガス、アンモニア(NH)ガス、硫化水素(HS)ガス又は水素(H)ガス等である。
まず熱伝導率センサ100の測定回路について図1を参照して説明する。
この測定回路は、試料ガスに接触して設けられる2つの測定用抵抗R1、R2及びリファレンスガスに接触して設けられる2つの比較用抵抗R3、R4を用いて構成されるものである、具体的に測定回路は、1つの測定用抵抗R1又はR2と、1つの比較用抵抗R3又はR4とを直列接続して形成される2つの直列回路部を並列接続して構成されるホイートストンブリッジ回路WBを用いて構成されている。
このとき、各直列回路部の測定用抵抗R1、R2が互いに対向する対辺に、比較用抵抗R3、R4が互いに対向する対辺に位置するように並列接続されている。また、各直列回路部の接続点間に定電流を流すための定電流源CSが接続されている。なお、各直列回路部の接続点の一方には、オフセット調整用の可変抵抗R5が設けられている。このような構成において、演算部Xが、各直列回路部における測定用抵抗R1、R2及び比較用抵抗R3、R4の接続点P1、P2の電位を検出して、それら接続点P1、P2の電位差を検出信号として取得して、試料ガス中の所定成分の濃度を算出するようにしている。なお、少なくとも熱伝導率センサ100、定電流源CS及び演算部Xによりガス分析装置を構成している。
次に、熱伝導率センサ100の機器構成について説明する。
本実施形態の熱伝導率センサ100は、前記ホイートストンブリッジ回路WBを内部に備えるものであり、試料ガスを内部に導入する導入口及び試料ガスを外部に導出する導出口が形成された耐圧防爆構造のケーシング(不図示)と、当該ケーシング内に設けられ、前記導入口及び導出口に連通する耐圧防爆構造の内部ブロック体2(図2参照)とを備える。
そして、内部ブロック体2は、図2に示すように、内部流路2Aが形成されたブロック本体21と、このブロック本体21に設けられて内部流路2Aに連通するとともに、導入口に配管を介して接続される導入配管接続部22と、当該ブロック本体21に設けられて内部流路2Aに連通するとともに、導出口に配管を介して接続される導出配管接続部23と、を備えている。
なお、導入配管接続部22及び導出配管接続部23には、焼結金属エレメント24が、接続部内の流路をブロック本体21側(点火源側)と配管側とに仕切るように設けられている。具体的に焼結金属エレメントは、有底筒形状をなすものであり、その底部分がブロック本体21側を向くように流路に沿って設けられている。
このように各接続部22、23内に焼結金属エレメント24を設けることによって、ブロック本体21内で火炎が生じた場合に、当該火炎が接続部22、23外に及ぶことを防ぎ、配管の構成及び当該配管を各接続部22、23に接続するための継ぎ手の構成を工業電気設備防爆指針(発行者 独立行政法人 労働安全衛生総合研究所)に基づいた専用の構成とする必要がなく、構成を簡単化できるとともに製造コストを削減することができる。
ブロック本体21は、ステンレス鋼等の耐腐蝕性材料から形成されており、ブロック本体21の内部流路2A上には、測定用抵抗R1、R2が形成されたセンサ基板3(以下、特に区別する場合には「測定用基板3m」という。)が配置される測定空間S1が形成されている。
具体的には、内部流路2Aの一部を形成する凹部21aに測定用基板3mを保持するセンサホルダ4を気密に嵌入することによってセンサホルダ4と凹部21aによって測定空間S1が形成され、測定用基板3mがその測定空間S1内に設けられる。
また、ブロック本体21には、比較用抵抗R3、R4が形成されたセンサ基板3(以下、特に区別する場合には「比較用基板3r」という。)が配置されるリファレンス空間S2が形成されている。このリファレンス空間S2内には、リファレンスガスが封入されるとともに、内部流路2Aとは独立して設けられている。
具体的には、ブロック本体21に形成された凹部21bに比較用基板3rを保持するセンサホルダ4を気密に嵌入することによってセンサホルダ4と凹部21bによってリファレンス空間S2が形成され、比較用基板3rがそのリファレンス空間S2内に設けられる。なお、比較用基板3rを保持するセンサホルダ4と、測定用基板3mを保持するセンサホルダ4とは同一の構成としている。
このセンサホルダ4は、ステンレス鋼等の耐腐蝕性材料から形成されており、概略円筒形状をなすものである。そして、このセンサホルダ4は、図3に示すように、センサ基板3及び当該センサ基板3に電気的に接続されるリードピン5が固定される概略円板形状のベース体41と、当該ベース体41に両側から挟むように固定されるホルダ本体42とを備えている。なお、ベース体41とホルダ本体42とは全周レーザ溶接により接続される。
しかして本実施形態の熱伝導率センサ100は、ホイートストンブリッジ回路WBを構成する一方の対辺に配置された測定用抵抗R1、R2を1つの測定空間S1内に配置し、他方の対辺に配置された比較用抵抗R3、R4を1つのリファレンス空間S2内に配置するようにしている。つまり、測定用抵抗R1、R2は、1つの測定用基板3mに設けられ、比較用抵抗R3、R4は、1つの比較用基板3rに設けられるとともに、その測定用基板3mを1つの測定空間S1内に配置し、比較用基板3rを1つのリファレンス空間S2内に配置している。なお、1つの測定空間S1とは、1つの測定セルによって形成される空間であり、2つの測定セルを配管等により連通させて形成されるようなものではない。本実施形態では、1つのセンサホルダ4とブロック本体21とにより1つの測定セルが構成される。また、1つのリファレンス空間S2とは、1つのリファレンスセルによって形成される空間であり、2つのリファレンスセルを配管等により連通させて形成されるようなものではない。本実施形態では、1つのセンサホルダ4とブロック本体21とにより1つのリファレンスセルが構成される。
ここで、測定用基板3m及び比較用基板3rについて説明する。
測定用基板3mは、図4に示すように、例えば平面視矩形状の空洞部31aを有するシリコン基板31と、このシリコン基板31上に空洞部31aを遮るように設けられたダイアフラム構造の抵抗体保持膜32(例えばSiO膜と当該SiO膜上に形成されたSi膜から構成されている。)と、この抵抗体保持膜32上に形成された白金からなる薄膜抵抗体33と、当該薄膜抵抗体33の各端部に接触する配線接続部となる金からなるパッド部34と、を備えている。なお、薄膜抵抗体33及び抵抗体保持膜32上には、TEOS−SiO膜等の表面保護膜35が部分的に被覆されている。また、比較用基板3rは、測定用基板3mと同一の構成である。
具体的には、測定用基板3mを構成するシリコン基板31と比較用基板3rを構成するシリコン基板31は、同一形状をなし、本実施形態では共に平面視において矩形状をなすものである。また、測定用基板3mを構成する薄膜抵抗体33のパターンと比較用抵抗R3、R4を構成する薄膜抵抗体33のパターンとは、同一パターンとなるように形成し、それらの抵抗値が同一となるようにしている。その他の膜の構成も同一である。このように測定用基板3m及び比較用基板3rの構成を同一にすることによって、測定用基板3m及び比較用基板3rの温度特性が同一となるようにしている。
また、ホイートストンブリッジ回路WBの対辺に配置される測定用抵抗R1、R2は、1つのシリコン基板31上にパターン形成された2つの薄膜抵抗体33からなり、他方の対辺に配置される比較用抵抗R3、R4は、1つのシリコン基板31上にパターン形成された2つの薄膜抵抗体33からなる。
ここで、代表して測定用抵抗R1、R2を構成する薄膜抵抗体33のパターンについて図5を参照して説明する。
測定用抵抗R1、R2を構成する薄膜抵抗体33は、シリコン基板31表面を二等分した各領域毎に1つずつ形成されている。また、各領域に形成された薄膜抵抗体33は、二等分線に対して対称に形成されている。
具体的には、各薄膜抵抗体33は、シリコン基板31(具体的には抵抗体保持膜32)表面上において、パターン形成された2つのパターン形成部33Pを有し、各パターン形成部33Pが、周辺部の密度が最も大きく中央部に至るに従って徐々に密度が小さくなるパターン形状をなし、パターン形成部33Pへの通電時にパターン形成部33P近傍を略均一な温度に昇温可能としている。
より詳細には、パターン形成部33Pは、一方向(例えば左右方向)の両端部分では、薄膜抵抗体33の線幅及び薄膜抵抗体33の線間隔(ピッチ)が共に最小であり、中央部分に行くに従って徐々に薄膜抵抗体33の線幅及び薄膜抵抗体33の線間隔(ピッチ)が大きくなるダブルジグザク状のパターン形状に形成されている。
なお、本実施形態の熱伝導率センサ100においてセンサ感度を高めるためには、薄膜抵抗体33(測定用抵抗R1、R2及び比較用抵抗R3、R4)の温度を可及的に上昇させることが望ましい。しかしながら、防爆規格によって薄膜抵抗体33の温度の上限値が制限されることから、ピークを持つ温度分布ではなく、ブロードな温度分布が望ましい。
この観点から、本実施形態の薄膜抵抗体33の温度分布のシミュレーション結果を図6に示す。図6に示す温度(Y軸)は、図5における線Cに沿った温度を示している。また、図6中の「改良後」とは、本実施形態の薄膜抵抗体33における温度分布を示すものであり、「改良前」とは、比較例として、薄膜抵抗体のパターン形成部のパターンが、両端部分及び中央部分共に、薄膜抵抗体の線幅及び薄膜抵抗体の線間隔を同一にして周辺部の密度と中央部の密度が等しいダブルジグザグ状のパターン形状に形成されたものである。
この図6から分かるように、「改良前」の温度は、中心部でピークを持ち、当該ピークが防爆規格温度(具体的には130℃)に制限され、その他の部分の温度をそれ以上上昇させることができない。一方、「改良後」の温度は、防爆規格温度(具体的には130℃)以下において均一な温度分布を形成していることが分かる。
<センサ基板3の配線構造>
そして、図4に示すように、センサホルダ4には、一端部5aが空間S1、S2内に設けられてパッド部34に電気的に接続され、他端部5bが空間S1、S2外に設けられる耐腐蝕性のリードピン5が設けられている。センサホルダ4のベース体41にはリードピン5が挿入される挿入孔41aが形成されており、当該挿入孔41aにリードピン5が挿入された状態において、ガラス封止により気密に固定されている。
リードピン5は、腐蝕性ガスに対して耐腐蝕性を示す材料から形成されており、具体的にはニッケル合金製の棒状部材である。なお、本実施形態におけるニッケル合金は、ニッケル(Ni)を主成分とし、コバルト(Co)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、鉄(Fe)、ケイ素(Si)、マンガン(Mn)、炭素(C)等を含有する合金である。
また、リードピン5の一端部5a(測定空間S1側端部)と測定用基板3のパッド部34とは、接続体6により電気的に接続されている。この接続体6は、ワイヤボンディングにより、パッド部34及びリードピン5の一端部5aに接続されるものであり、本実施形態では、金ワイヤである。
しかして、ニッケル合金と金ワイヤ6とをワイヤボンディングにより電気的に接続するとともに、耐腐蝕性を向上させるために、リードピン5の一端部5aには、図4の上の部分拡大図に示すように、クロム(Cr)からなる第1層7(Cr層)及び当該第1層7上に金(Au)からなる第2層8(Au層)が成膜されている。そして、Auワイヤ6が超音波接合によって接続される。なお、超音波接合とは、金ワイヤ6を治具でリードピン5に押し付けて数十KHz程度の超音波振動で擦り付け、その時に発生する摩擦熱と加圧力で接合するものである。
本実施形態では、リードピン5の一端部5aに成膜されるCr層7の膜厚は例えば100〜500Åであり、Au層8の膜厚は例えば2000Å以上である。
ニッケル合金に対してAu層8が成膜しにくいところ、上記のようにCr層7を成膜した後、当該Cr層7上にAu層8を形成することによって、Au層8をリードピン5の測定空間S1側端部(インナーリード側)に成膜することができる。また、Cr層7は酸化しやすいので、仮にAu層8にピンホール(微小孔)が生じた場合であっても、当該ピンホールにより外部に晒されるCr層7が酸化膜を形成することによって酸化の進行を抑えることができ、耐腐蝕性を向上させることができる。
また、ニッケル合金と外部導線9(例えば銅(Cu)からなるリード線)との接続性を向上させるために、リードピン5の他端部5b(測定空間S1とは反対側端部)には、図4の下の部分拡大図に示すように、クロム(Cr)からなる第1層10(Cr層)、当該第1層10上にニッケル(Ni)からなる第2層11(Ni層)、及び当該第2層11上に金(Au)からなる第3層12(Au層)が成膜されている。
本実施形態では、リードピン5の他端部5bに成膜されるCr層10の膜厚は例えば100〜500Åであり、Ni層11の膜厚は例えば8000Å以上であり、Au層12の膜厚は例えば500Å以下である。
ニッケル合金に対してNi層11を成膜しにくいところ、上記のようにCr層10を成膜した後に、当該Cr層10上にNi層11を形成することによって、Ni層11をリードピン5の他端部5b(アウターリード側)に成膜することができる。そして、当該Ni層11に外部導線9を半田付けにより接合することによって、外部導線9とニッケル合金(リードピン5)とを電気的に接続することができる。また、Ni層11上にAu層12を形成しているので、Ni層11の酸化を防止することができる。なお、外部導線9の半田付けにおいて、Au層12は溶解して、外部導線9とNi層11とが接続される。
<成膜方法等>
次に上記リードピン5に対する各層の成膜方法等の一例について説明する。
まず、センサホルダ4のベース体41に設けた挿入孔41aにリードピン5を挿入し、ガラス封止によりベース体41に対してリードピン5を固定する。その後、ベース体41の挿入孔41aに対応した貫通孔を有するマスク基板をベース体41の測定空間S1側からリードピン5が挿入孔41aに挿入されるように重ね合わせる。このとき、マスク基板から露出した部分が成膜される部分となる。この状態で、スパッタ法、真空蒸着法又はCVD法などの薄膜製造技術によって、マスク基板からの露出部分に、Cr層7及びAu層8をこの順で成膜する。その後、マスク基板を取り外すことによって、リードピン5の一端部5aにCr層/Au層が成膜される。
また、ベース体41の挿入孔41aに対応した貫通孔を有するマスク基板をベース体41の測定空間S1の反対側からリードピン5が挿入孔41aに挿入されるように重ね合わせる。このとき、マスク基板から露出した部分が成膜される部分となる。この状態で、上記薄膜製造技術によって、マスク基板からの露出部分に、Cr層10、Ni層11及びAu層12をこの順で成膜する。その後、マスク基板を取り外すことによって、リードピン5の他端部5bにCr層/Ni層/Au層が成膜される。
このようにリードピン5の両端部5a、5bに成膜した後、リードピン5の一端部5aにセンサ基板3と電気的に接続するための金ワイヤ6を超音波接合する。一方、リードピン5の他端部5bに外部導線9をはんだ接合する。その後、ベース体41にホルダ本体42をレーザ溶接する。これによって、センサ基板3及びリードピン5を電気的に接続するとともに、それらがセンサホルダ4に固定されセンサユニットが形成される。
次に、このように構成したリードピン5を用いたセンサホルダ4の耐腐蝕性試験の結果について説明する。この耐腐蝕性試験において使用するガスは、一酸化窒素(NO)又は二酸化窒素(NO)を50%以上含むものである。また、比較のために、ベース体及びリードピンを鉄製とし、それらに金メッキを施した熱伝導率センサ(以下、従来製品1という。)、及び、ベース体及びリードピンを鉄製とし、それらに金メッキを施し、エポキシ系樹脂でコーティングした熱伝導率センサ(以下、従来製品2という。)にも同様の試験を行った。
従来製品1では、1日〜2日でベース体及びリードピンが腐蝕してしまい、従来製品2では、約20日でベース体及びリードピンが腐蝕した。一方で、本実施形態の熱伝導率センサ100は、約250日経過してもなおベース体41及びリードピン5の腐蝕は見られなかった。
<応力緩和構造>
また、本実施形態に係る熱伝導率センサ100においては、センサホルダ4のベース体41とセンサ基板3との間に、ベース体41の熱膨張係数とセンサ基板3の熱膨張係数との間の熱膨張係数を有する中間体13を介在させ、接着剤14により、ベース体41及び中間体13を接着させるとともに、中間体13及びセンサ基板3を接着させている。なお、接着剤14としては、例えばエポキシ系接着剤を用いることができる。
本実施形態のベース体41がステンレス製からなり、その熱膨張係数は約16×10−6[/℃]であり、センサ基板3がシリコン基板31を用いたものであり、その熱膨張係数は約2.4×10−6[/℃]であることから、中間体13の熱膨張係数は、その間であることが望ましい。特に本実施形態の中間体13は、高融点を持ち化学的安定性が良く熱伝導率の小さいジルコニア(ZrO)(熱膨張係数約10×10−6[/℃])、又は常温強度、耐腐蝕性、電気絶縁性に優れたアルミナ(Al)(熱膨張係数約8.1×10−6[/℃])を用いることが考えられるが、腐蝕性ガスに対して適用範囲の広いジルコニアを用いることが特に好ましい。
このような中間体13を介在させていることによって、ベース体41によってセンサ基板3に生じる応力を緩和させることができ、抵抗体保持膜32等に撓み、割れが生じる問題を解決することができる。
また、中間体13は、例えば直径400μm以上の概略球形状をなしている。これによって、中間体13を介在させてベース部41とセンサ基板3とを接着する場合に、接着剤14と中間体13との接触面積を大きくすることができるので、ベース部41に対してセンサ基板3を頑丈に固定することができる。つまり、熱膨張の違いによって生じる応力によって接着破壊が生じることを防止することができる。また、中間体13に塗布された接着剤14の表面張力によって、中間体13に対してセンサ基板3を位置決めすることができる。
最後にベース体41とリードピン5の組み合わせについて付言しておく。
従来の構成では、ベース体及びリードピンを鉄製とし、配線の接合を容易にするために金メッキを施しており、ベース体及びリードピンのガラス封止にはガラスを用いている。鉄の熱膨張係数は約10×10−6[/℃]であり、ガラスの熱膨張係数は約9.5×10−6[/℃]であることから、ベース体及びリードピンは同じような熱膨張をするので、温度変動によるガラス封止の気密性の低下が起こらない。しかし、上述したとおり、金メッキにピンホール(微小孔)があると、当該微小孔から腐蝕性成分が侵入してしまい、鉄製のリードピンが腐蝕するという問題がある。
ここで、耐腐蝕性を持たせるために、ベース体及びリードピンをステンレス鋼製として構成することが考えられる。
しかしながら、このステンレス鋼製のベース体及びステンレス鋼製のリードピンのガラス封止にガラスを用いようとしても、ステンレス鋼の熱膨張係数が約16×10−6[/℃]、ガラスの熱膨張係数が約9.5×10−6[/℃]であることから、例えば製作におけるガラス溶融封入時とガラス冷却固化時との温度の違いによって、リードピンとガラスとの間に隙間が出来やすいという問題がある。したがって、気密性の問題からリードピンにステンレス鋼を用いることができない。
そこで、本実施形態の熱伝導率センサ100においては、リードピン5にニッケル合金(熱膨張係数約10.0×10−6[/℃])を用い、ベース体41にステンレス鋼を用い、それらをガラスによりガラス封止している。その結果、ベース体41及びリードピン5に耐腐蝕性を持たせることができるだけでなく、ガラス及びニッケル合金の熱膨張係数が近いことから、ガラスとリードピン5とがガラス冷却固化時において同じような熱収縮をし、ガラスとリードピン5との間に隙間ができにくく、かつ、熱膨張係数の大きいステンレス鋼をベース体41に用いることで、その熱収縮時にさらに高い気密性を確保することができる。
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態に係る熱伝導率センサ100によれば、対辺に配置される測定用抵抗R1、R2を1つの測定空間S1内に収容し、対辺に配置される比較用抵抗R3、R4を1つのリファレンス空間S2内に収容しているので、熱伝導率センサ100を小型化することができる。
また、ホイートストンブリッジ回路WBを2つの測定用抵抗R1、R2及び2つの比較用抵抗R3、R4から構成しているので、ホイートストンブリッジ回路WBを構成するための外部抵抗を不要にすることができる。さらに、外部抵抗の外部温度影響を考慮する必要がなく、外部抵抗の温度影響補正を不要にすることができる。
そして、リファレンス空間S2を1つしか設けていないので、リファレンスガス封入等の製造誤差を低減することができる。さらに、空間数削減により部品点数を削減することができる上、コスト削減にも寄与することができる。
その上、単純に測定空間S1及びリファレンス空間S2を1つずつ設け、当該空間内に1つの測定用抵抗R1、R2及び比較用抵抗R3、R4を設ける場合に比べて検出信号を倍にすることができるので、測定感度を向上させることができる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、センサ基板及びリードピン5をAuワイヤボンディングにより接続しているが、その他、Ptワイヤボンディングであっても良い。このとき、リードピン5の一端面においてCr層上に形成される第2層はAu層ではなく、Pt層を成膜する。
また、接続体6としては、ワイヤに限られず、リードピン5の先端面及びパッド部34に介在する例えば球形状をなす部材であっても良い。
さらに、前記実施形態では、シリコン基板上に薄膜抵抗体を形成したものを用いているが、白金測温抵抗体をガラスコーティングしたものを用いることもできる。ただしこの場合は、前記実施形態に比べて構造のばらつきが大きいことにより、測定感度にばらつきが生じてしまうという問題がある。また、ガラスコーティングしているので、熱容量が大きく応答速度が遅いという問題がある。
その他、前述した実施形態や変形実施形態の一部又は全部を適宜組み合わせてよいし、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100 ・・・熱伝導率センサ
S1 ・・・測定空間
S2 ・・・リファレンス空間
WB ・・・ホイートストンブリッジ回路
P1、P2・・・接続点
R1、R2・・・測定用抵抗
R3、R4・・・比較用抵抗
33 ・・・薄膜抵抗体
33P ・・・パターン形成部

Claims (3)

  1. 試料ガスに接触する測定用抵抗を一方の対辺に配置し、リファレンスガスに接触する比較用抵抗を他方の対辺に配置して構成されたホイートストンブリッジ回路を用い、前記比較用抵抗及び前記測定用抵抗の接続点の電位差を比較して前記試料ガスの熱伝導率を検出する熱伝導率センサであって、
    前記一方の対辺に配置される測定用抵抗を、前記試料ガスが収容される1つの測定空間内に収容し、前記他方の対辺に配置される比較用抵抗を、前記リファレンスガスが封入される1つのリファレンス空間内に収容し、
    前記一方の対辺に配置される測定用抵抗が、同一の基板表面上に形成された2つの薄膜抵抗体からなり、
    前記他方の対辺に配置される比較用抵抗が、同一の基板表面上に形成された2つの薄膜抵抗体からなる熱伝導率センサ。
  2. 少なくとも前記測定用抵抗を構成する薄膜抵抗体が、前記基板表面上において、パターン形成されたパターン形成部を有し、当該パターン形成部が、周辺部の密度が最も大きく中央部に至るに従って徐々に密度が小さくなるパターン形状をなし、パターン形成部への通電時にパターン形成部近傍を略均一な温度に昇温可能としている請求項1記載の熱伝導率センサ。
  3. 請求項1又は2記載の熱伝導率センサを用いたガス分析装置。
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