JP5408274B2 - 半導体出力回路及び外部出力信号生成方法並びに半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体出力回路及び外部出力信号生成方法並びに半導体装置に関し、特にチップ間の情報伝達に用いられる外部出力信号を生成する半導体出力回路及び外部出力信号生成方法並びにこの出力回路を有する半導体装置に関する。
大規模集積回路(LSI;Large Scale Integration)の微細化技術によって、チップの高集積化が進み、1チップに搭載できる機能回路の規模も飛躍的に増大している。しかし、一般的な半導体集積回路装置は、1チップに多機能を搭載するよりも、所定の機能を有する複数のチップをバス配線で接続する構成をとる場合が多い。そこで、各チップには、チップ間相互の情報伝達のための信号を出力する(半導体)出力回路が具備される。
図7は、従来の半導体出力回路の構成例を示した回路図である。
図は、半導体出力回路を含むチップ91から、他のチップ93へ外部出力信号EBを出力する出力回路部分の例である。ここでは、入出力インタフェースの1つであるGTL(Gunning Transceiver Logic)出力回路の例を示している。
チップ91内の機能回路(図示せず)の動作に応じて電位を変化させる内部入力信号Aは、インバータ91cを経由して出力段のNチャンネルオープンドレイン回路を構成するトランジスタ91bのゲートに接続する。VDDは、内部電源電圧である。内部入力信号Aの電位がグランド側から正電源側(論理値がLからH)へ変化したときは、出力段のトランジスタ91bが非導通状態(以下、オフとする)となり、パッド91aを介して出力される外部出力信号EBは、終端電圧VTに立ち上げられる。また、内部入力信号Aの電位が反対方向(論理値がHからL)へ変化したときは、出力段のトランジスタ91bが導通状態(以下、オンとする)となり、外部出力信号EBの電位は低電圧側出力電圧VOLへ低下する。受信側では、このトランジスタ91bのオンオフによる外部出力信号EBの変化を基準電圧に対する振幅の僅かな振幅の遷移として検出し、外部出力信号EBの論理値を判断する。たとえば、終端電圧は標準的なGTLでは「1.2V±5%」、GTL+では「1.5V±10%」と決められている。
しかしながら、高集積化に伴うLSI内部電源電圧の低下に従って、出力段のトランジスタ91bのゲート−ソース間電圧(以下、Vgsと表記する)が小さくなり、DC特性のばらつきが大きくなるという問題点があった。
そこで、電力増幅用GaAsFETを飽和領域近くで動作させた場合にVgsを制御し、飽和出力電力の低下を防止するバイアス回路が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、ボルテージフォロワの出力を分圧して負帰還することでVgsを制御する半導体出力回路も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平9−46141号公報(図1) 特開2002−232243号公報(図1)
ところで、高集積化に伴ってVDDの電圧が低下すると、出力段のトランジスタ91bのDC特性のばらつきが大きくなるという原因のひとつは、出力バッファの非飽和条件式(1)、
|Vgs−Vth| > |Vds| ・・・(1)
において、左辺(Vgs−Vth)が小さくなることによって動作点が非飽和領域から飽和領域側へシフトしたことにある。これにより、出力段のトランジスタ91bの動作に応じて信号レベルが決まる外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLのばらつきが大きくなる。
図8は、従来の半導体出力回路における出力トランジスタの出力DC特性を示した図である。内部入力信号Aが低電圧側のときのDC特性を示している。
内部電源電圧VDDが高いときにはVgsは大きく、内部電源電圧VDDが低くなるとVgsは小さくなる。図は、高集積化による内部電源電圧VDDが低下する前のVgs大のときの出力トランジスタの特性95と、チップが高集積化して内部電源電圧VDDが低下し、Vgs小となったときの出力トランジスタの特性96と、を示している。なお、それぞれのVgsにおける特性のばらつきは、プロセスのばらつきにより生じる。
したがって、負荷線から得られるVgs大のときのVOLのばらつき(ΔVOL)97に対し、飽和領域側に近いVgs小のときのVOLのばらつき(ΔVOL)98の方が大きくなる。
図9は、従来の半導体出力回路の信号波形を示した図である。図は、(A)Vgs=2.5Vの場合と、(B)Vgs=1.8Vの場合とにおける内部入力信号Aと、外部出力信号EBの信号波形の一例を示している。
内部電源電圧が高くVgsが大きい(A)Vgs=2.5Vの場合の例では、外部出力信号EBのVOLのばらつき(ΔVOL)は、130mVである。これに対し、内部電源電圧が低下し、Vgsが0.7V低下した(B)Vgs=1.8Vの場合の例では、外部出力信号EBのVOLのばらつき(ΔVOL)は、203mVに拡大している。
このように、高集積化にともなう内部電源電圧の低下に伴い、出力トランジスタのDC特性及び低電圧側出力電圧VOLのばらつきが大きくなるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、内部電源電圧が低下したときの外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLのばらつきを小さくすることを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような半導体出力回路が提供される。本発明の半導体出力回路は、出力部1と、差動部2とを有し、チップ間の情報伝達に用いられる外部出力信号を生成して出力する。出力部1は、内部入力信号Aによって直接または間接的に制御され、内部入力信号Aに応じた外部出力信号EBを出力する。差動部2は、一方の入力端子が出力部1から出力される外部出力信号EBまたは出力部1の内部信号、他方の入力端子に所定の基準信号VREF、及び出力端子に出力部1が接続され、外部出力信号EBまたは内部信号を所定の基準信号VREFに応じて制御する出力信号を生成する。なお、図1は、内部入力信号Aによって外部出力信号EBが直接制御され、差動部2の一方の入力端子に外部出力信号EBが接続される場合の回路構成例を示している。
このような半導体出力回路によれば、内部入力信号Aの電位がグランド側から電源VDD側、あるいは電源VDD側からグランド側へ変化するのに応じて、出力部1は外部出力信号EBの電位を変化させる。差動部2は、外部出力信号EBまたは出力部1の内部信号と、所定の基準信号VREFとに応じた出力信号を出力し、外部出力信号EBまたは内部信号が所定の基準信号VREFに応じた電位となるようボルテージフォロアとして機能する。これにより、外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLのばらつきを抑制する。
また、上記課題を解決するために、チップ間の情報伝達に用いられる外部出力信号を生成する外部出力信号生成方法において、出力部が、内部入力信号に直接または間接的に接続され、前記内部入力信号に応じて前記外部出力信号を生成し、差動部が、一方の入力端子が前記出力部から出力される前記外部出力信号または前記出力部の内部信号、他方の入力端子に所定の基準信号、及び出力端子に前記出力部が接続され、前記外部出力信号または前記内部信号を前記所定の基準信号に応じて制御する出力信号を出力し、前記差動部の前記出力信号によって前記出力部の前記外部出力信号を前記所定の基準信号に応じた値に制御する、ことを特徴とする外部出力信号生成方法、が提供される。
このような外部出力信号生成方法によれば、内部入力信号の電位がグランド側から電源側、あるいは、電源側からグランド側に変化するのに応じて、出力部は、外部出力信号の電位を変化させる。差動部は、外部出力信号または出力部の内部信号が所定の基準信号に応じた電位となるように出力信号を出力して制御し、外部出力信号の信号レベルを制御する。
また、上記課題を解決するために、チップ間をバス配線で接続し、前記バス配線を介して前記チップ間の情報伝達を行う半導体装置において、前記チップ間の情報伝達に用いられる外部出力信号の信号レベルを規定する内部入力信号に直接または間接的に接続され、前記内部入力信号に応じて前記外部出力信号を生成する出力部と、一方の入力端子が前記出力部から出力される前記外部出力信号または前記出力部の内部信号、他方の入力端子に所定の基準信号、及び出力端子に前記出力部が接続され、前記外部出力信号または前記内部信号を前記所定の基準信号に応じて制御する出力信号を出力する差動部と、を備え、前記バス配線を介して前記外部出力信号を出力する出力回路、を有することを特徴とする半導体装置、が提供される。
このような半導体装置では、出力回路の出力部は、情報伝達のための外部出力信号のレベルを規定する内部入力信号を入力し、内部入力信号に応じた外部出力信号を出力する。差動部は、外部出力信号または出力部の内部信号が、所定の基準信号に応じた電位となるように制御する出力信号を出力し、外部出力信号の信号レベルを制御する。
本発明の半導体出力回路では、差動部によって、出力部から出力される外部出力信号の信号レベルを制御する。これにより、チップの微細化などによって内部電源電圧が低下することで外部出力信号の低電圧側出力電圧にばらつきが生じるような場合であっても、ばらつきを抑制することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態の半導体出力回路構成を示した回路図である。 本発明の実施の形態の半導体出力回路の信号波形を示した図である。 本発明の第2の実施の形態の半導体出力回路構成を示した回路図である。 本発明の第3の実施の形態の半導体出力回路構成を示した回路図である。 本発明の第4の実施の形態の半導体出力回路構成を示した回路図である。 本発明の第5の実施の形態の半導体出力回路構成を示した回路図である。 従来の半導体出力回路の構成例を示した回路図である。 従来の半導体出力回路における出力トランジスタの出力DC特性を示した図である。 従来の半導体出力回路の信号波形を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の半導体出力回路構成を示した回路図である。
本発明の第1の実施の形態の半導体出力回路は、外部出力信号EBを生成する出力部1と、外部出力信号EBの電圧を制御する差動部2と、を有し、内部入力信号Aによって外部出力信号EBが直接制御され、差動部2の一方の入力端子に外部出力信号EBが接続される場合の回路構成の一例を示している。
出力部1は、出力線が出力パッドEXに接続して外部出力信号EBを出力するNチャンネルオープンドレイン出力回路で構成される。トランジスタN11は、単一極性型トランジスタであり、ゲートにインバータ31を介して内部入力信号A、ソースに差動部2の出力を供給するトランジスタN22、及びドレインに外部出力信号EBを出力する出力パッドEXが接続される。内部入力信号Aの電位がグランド側から電源VDD側に変化すると、トランジスタN11はオフし、外部出力信号EBはVT電位に立ち上がる。また、内部入力信号Aの電位が電源VDD側からグランド側に変化すると、出力段のトランジスタN11がオンし、外部出力信号EBは低電圧側出力電圧VOLまで立ち下げられる。
差動部2は、演算増幅器(Operation Amplifier;以下、オペアンプとする)21と、トランジスタN22とを有し、基準信号VREFを発生させる電流源32と抵抗R33とを有する基準電圧発生回路が接続される。オペアンプ21は、非反転入力端子(+)に外部出力信号EB、反転入力端子(−)に基準信号VREF、及び出力端子がトランジスタN22のゲートに接続され、外部出力信号EBの電位と、基準信号VREFとが等しくなるように出力信号を生成する。NチャンネルのトランジスタN22は、ゲートがオペアンプ21の出力端子、ソースがグランド、及びドレインが出力部1のトランジスタN11のソースに直列に接続し、オペアンプ21の出力信号に応じて出力部1のトランジスタN11のソース電圧を制御する。
基準電圧発生部は、電流源32と抵抗R33とが直列に接続され、電流源32と抵抗R33とで決まる一定の電圧(これを基準電圧VREFと呼ぶ)を発生させる。
このような構成の本発明の第1の実施の形態の半導体出力回路の動作について説明する。
出力部1は、内部入力信号Aがグランド側からVDD側(論理値のLからH)へ変化すると、出力段のトランジスタN11がオフし、外部出力信号EBの電位がVTに立ち上がる。このとき、トランジスタN11はオフしているため、外部出力信号EBに対する差動部2のオペアンプ21の影響はない。一方、内部入力信号AがVDD側からグランド側(論理値のHからL)へ変化すると、トランジスタN11がオンし、外部出力信号EBの電位がVOLに立ち下がる。このとき外部出力信号EBは、トランジスタN11がオンするため、直列に接続される差動部2の影響を受ける。差動部2では、外部出力信号EBの電位が基準電圧VREFとなるようにオペアンプ21による負帰還が作用するので、内部入力信号AがLレベルのときは、外部出力信号EBは基準電圧VREFとなるように動作する。基準電圧VREFを低電圧側出力電圧VOLとしておけば、内部電源電圧VDDの大きさによらず、外部出力信号EBが低電圧側出力電圧VOLとなるように制御されるので、外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLのばらつきを小さくすることができる。
このように、本発明の第1の実施の形態では、外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLが所定の電圧となるように差動部2による負帰還が作用するため、低電圧側出力電圧VOLのばらつきを抑えることができる。作用は、内部電源電圧VDDの大きさによらず生じるが、内部電源電圧VDDの低下に伴って大きくなる低電圧側出力電圧VOLのばらつきに対し、特に効果が大きい。
図2は、本発明の実施の形態の半導体出力回路の信号波形を示した図である。図は、Vgs=1.8V(図9に示した従来の半導体出力回路におけるVgsが小さいときと同じ)における内部入力信号Aと、外部出力信号EBの信号波形の一例を示している。
本発明の実施の形態の半導体出力回路では、内部電源電圧VDDが低い(Vgs=1.8V)状態であっても、外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLのばらつきは(ΔVOL)は、113mVに抑えられている。
これは、図9(B)に示した同一条件における従来の半導体出力回路のVOLばらつき(ΔVOL)の203mVに比べてかなり小さく、本発明の実施の形態の回路が、VOLのばらつきを抑制する効果が高いことがわかる。本発明の実施の形態の外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLのばらつきは、図9(A)に示した従来の半導体出力回路のVOLばらつきの130mVと比べてもばらつきが小さいことがわかる。
このように、本発明の実施の形態の半導体出力回路によれば、低電圧側出力電圧VOLのばらつきを抑える効果が大きいことがわかる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図3は、本発明の第2の実施の形態の半導体出力回路構成を示した回路図である。
第2の実施の形態の半導体出力回路は、図1に示した第1の実施の形態の半導体出力回路がNチャンネルオープンドレイン出力回路の例であるのに対し、Nチャンネルオープンドレイン出力回路をPチャンネルオープンドレイン出力回路に置き換えた場合の例である。
すなわち、第2の実施の形態では、図1に示した第1の実施の形態の出力部1のNチャンネルのトランジスタN11がPチャンネルのトランジスタP11に、差動部2のNチャンネルのトランジスタN22がPチャンネルのトランジスタP22に置き換えられている。
第2の実施の形態の半導体出力回路も、第1の実施の形態の半導体出力回路と同様に動作し、内部入力信号Aがグランド側からVDD側電位に変化すると、トランジスタP11がオンする。このとき、オペアンプ21が、外部出力信号EBの電位が基準電圧VREFとなるように作用するので、結果として、外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLのばらつきを小さくすることができる。
このように、本発明の第2の実施の形態の半導体出力回路によれば、外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLのばらつきを抑えることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図4は、本発明の第3の実施の形態の半導体出力回路構成を示した回路図である。
第3の実施の形態の半導体出力回路では、図1に示した第1の実施の形態の半導体出力回路の差動部2のオペアンプ21の反転入力端子(−)に接続される基準電圧VREFを発生させる基準電圧発生回路を構成する電流源32と抵抗R33とが、トランジスタN34と電流源32との構成に置き換えられている。
第3の実施の形態の基準電圧発生回路は、電流源32と、ソースが電流源32、及びドレインとゲートが内部電源VDDに接続するトランジスタN34とを備え、トランジスタN34のソースがオペアンプ21の反転入力端子(−)に接続される。このトランジスタN34は、出力部を構成するトランジスタN11と同一極性型のトランジスタで構成される。これにより、第1の実施の形態の基準電圧発生回路が生成する基準電圧VREFが電流と抵抗とで決まる一定値であるのに対し、第3の実施の形態の基準電圧発生回路では、基準電圧VREFに出力部を構成するトランジスタと同じトランジスタ特性依存を持たせている。
第1の実施の形態の基準電圧発生回路では、基準電圧VREFは常に一定値となるが、基準電圧VREFの値によっては、出力段のトランジスタN11等のトランジスタ特性により、出力される外部出力信号EBは基準電圧VREFからわずかにずれる。そこで、第3の実施の形態の半導体出力回路では、同じトランジスタ特性を有するトランジスタN34を基準電圧発生回路に設け、基準電圧VREFの値を制御する。
このような構成の第3の実施の形態の半導体出力回路では、基準電圧VREFは、出力部のプロセスばらつきによる差動部のオフセットなどを相殺する方向に作用するという特徴がある。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図5は、本発明の第4の実施の形態の半導体出力回路構成を示した回路図である。
第4の実施の形態の半導体出力回路では、図4に示した第3の実施の形態のオペアンプ21が外部出力信号EBを帰還するのに対し、出力部のトランジスタN11と、トランジスタN11と直列接続される差動部のトランジスタN22との中間点に接続し、出力部の内部信号を帰還させるようにしている。
第4の実施の形態では、オペアンプ21は、出力部のトランジスタN11の内部信号の電圧VAを負帰還させ、VAが基準電圧VREFとなるように制御を行う。第1の実施の形態から第3の実施の形態では、低電圧側電圧VOLが基準電圧VREFとなるように外部出力信号EBを帰還させていた。しかしながら、外部出力信号EBは、内部入力信号Aの変動に応じて信号レベルが変動するため、外部出力信号EBが変化する過渡期では、オペアンプ21を安定的に動作させることが難しい。そこで、第4の実施の形態の半導体出力回路では、内部入力信号Aによって変動する外部出力信号EBではなく、非反転入力端子(+)にトランジスタN11のソースを接続し、出力部の内部信号を帰還させる。これにより、差動部は、VAが基準電圧VREFとなるように作用する。
このような構成の第4の実施の形態の半導体出力回路では、内部入力信号Aによって変動する回路が、負帰還の一部ではなく負荷として接続されるため、安定しやすいという特徴がある。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
図6は、本発明の第5の実施の形態の半導体出力回路構成を示した回路図である。
第5の実施の形態の半導体出力回路は、第1の実施の形態から第4の実施の形態の半導体出力回路が、内部入力信号Aによって出力端のトランジスタN11またはP11が直接制御されるのに対し、内部入力信号Aが差動部を介してトランジスタN11を制御する構成としている。
第5の実施の形態では、第1の実施の形態の半導体出力回路に対し、オペアンプ21に所定の基準電圧を供給する基準電圧発生回路が内部入力信号Aに置き換えられ、オペアンプ21の出力が直接出力部のトランジスタN11へ接続する構成をとる。したがって、オペアンプ21は、外部出力信号EBの低電圧側電圧VOLが、内部入力信号Aの低電位側の電圧と同じになるように制御を行う。
このような構成の第5の実施の形態の半導体出力回路では、外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLが一定になるように制御が行われるため、低電圧側出力電圧VOLのばらつきを抑制することができる。
なお、上記の第1の実施の形態から第5の実施の形態は、回路構成例であり、図に示した実施の形態の各部を組み合わせて、他の回路構成とすることが可能であることは当然である。また、基準電圧発生回路などの細部は、他の回路で適宜置き換えることができる。
以上、本発明の実施の形態の半導体出力回路によれば、プロセスの微細化が進むことにより、問題となっていた外部出力信号EBの低電圧側出力電圧VOLのばらつきを抑制することが可能となる。
また、上記の実施の形態の半導体出力回路は、所定の機能を有する複数のチップをバス配線によって接続する構成をとる半導体装置に適用される。本発明の実施の形態の半導体装置では、チップ間相互の情報伝達のための情報伝達信号の出力部を、上記の出力回路で構成する。この出力回路から出力される外部出力信号(情報伝達信号)を、バスを介して他のチップへ送り、受け側のチップに入力される。受け側のチップでは、入力された情報伝達信号の信号レベルが、終端電圧VT側にあるか、低電圧側出力電圧VOL側にあるかに基づいて伝達される情報を抽出する。したがって、上記の構成の出力回路によって、外部出力信号の低電圧側出力電圧VOLのばらつきが抑制されることによって、受け側のレベル検出が容易になり、安定的に情報が伝達されるようになる。
1 出力部
2 差動部
21 オペアンプ(演算増幅器)
31 インバータ
32 電流源
A 内部入力信号
EB 外部出力信号
EX 出力パッド
N11、N22 (Nチャンネル)トランジスタ
VREF 基準電圧
VDD 内部電源電圧

Claims (6)

  1. チップ間の情報伝達に用いられる外部出力信号を生成する半導体出力回路において、
    内部入力信号直接または間接的にゲートで受け、前記内部入力信号に応じて前記外部出力信号をドレインから出力する単一極性型の第1のトランジスタにより構成される出力部と、
    前記第1のトランジスタのソースとグランド間に接続された第2のトランジスタと、
    一方の入力端子が前記第1のトランジスタのソースに接続され、前記出力部の内部信号を前記一方の入力端子で受け前記外部出力信号の低電圧側出力電圧となる所定の基準電圧を他方の入力端子で受け、出力端子が前記第2のトランジスタのゲートに接続され、前記外部出力信号または前記内部信号の電位を前記所定の基準電圧に応じて制御する差動増幅器と、
    を有することを特徴とする半導体出力回路。
  2. 前記第1のトランジスタと同じトランジスタ特性を持つ第3のトランジスタを含み、前記所定の基準電圧を発生する基準電圧発生回路を、更に有することを特徴とする請求項1に記載の半導体出力回路。
  3. チップ間の情報伝達に用いられる外部出力信号を生成する外部出力信号生成方法において、
    単一極性型の第1のトランジスタにより構成される出力部が、前記第1のトランジスタのゲートに直接または間接的に入力される内部入力信号に応じて前記第1のトランジスタのドレインから前記外部出力信号を出力し、
    前記第1のトランジスタのソースとグランド間に接続された第2のトランジスタと、出力端子が前記第2のトランジスタのゲートに接続され、一方の入力端子が前記第1のトランジスタのソースに接続された差動増幅器が、前記一方の入力端子から前記出力部の内部信号を入力し、他方の入力端子から前記外部出力信号の低電圧側出力電圧となる所定の基準電圧を入力し、前記外部出力信号または前記内部信号の電位を前記所定の基準電圧に応じて制御することを特徴とする外部出力信号生成方法。
  4. 前記第1のトランジスタと同じトランジスタ特性を持つ第3のトランジスタを含む基準電圧発生回路が、前記所定の基準電圧を発生することを特徴とする請求項3に記載の外部出力信号生成方法。
  5. チップ間をバス配線で接続し、前記バス配線を介して前記チップ間の情報伝達を行う半導体装置において、
    前記チップ間の情報伝達に用いられる外部出力信号の信号レベルを規定する内部入力信号直接または間接的にゲートで受け、前記内部入力信号に応じて前記外部出力信号をドレインから出力する単一極性型の第1のトランジスタにより構成される出力部と、前記第1のトランジスタのソースとグランド間に接続された第2のトランジスタと、一方の入力端子が前記第1のトランジスタのソースに接続され、前記出力部の内部信号を前記一方の入力端子で受け前記外部出力信号の低電圧側出力電圧となる所定の基準電圧を他方の入力端子で受け、出力端子が前記第2のトランジスタのゲートに接続され、前記外部出力信号または前記内部信号の電位を前記所定の基準電圧に応じて制御する差動増幅器と、を備え、前記バス配線を介して前記外部出力信号を出力する出力回路、を有することを特徴とする半導体装置。
  6. 前記第1のトランジスタと同じトランジスタ特性を持つ第3のトランジスタを含み、前記所定の基準電圧を発生する基準電圧発生回路を、更に有することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
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