JP5407498B2 - 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5407498B2
JP5407498B2 JP2009093627A JP2009093627A JP5407498B2 JP 5407498 B2 JP5407498 B2 JP 5407498B2 JP 2009093627 A JP2009093627 A JP 2009093627A JP 2009093627 A JP2009093627 A JP 2009093627A JP 5407498 B2 JP5407498 B2 JP 5407498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
file
standard
recording
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009093627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010244636A (ja
Inventor
俊也 浜田
憲一郎 有留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2009093627A priority Critical patent/JP5407498B2/ja
Priority to PCT/JP2010/056199 priority patent/WO2010116985A1/ja
Priority to US13/260,938 priority patent/US8913875B2/en
Publication of JP2010244636A publication Critical patent/JP2010244636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5407498B2 publication Critical patent/JP5407498B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/034Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
    • G11B27/32Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on separate auxiliary tracks of the same or an auxiliary record carrier
    • G11B27/322Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on separate auxiliary tracks of the same or an auxiliary record carrier used signal is digitally coded
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2537Optical discs
    • G11B2220/2541Blu-ray discs; Blue laser DVR discs
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/84Television signal recording using optical recording
    • H04N5/85Television signal recording using optical recording on discs or drums
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/804Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components
    • H04N9/8042Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components involving data reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。さらに詳細には、ディスクやフラッシュメモリなどの記録メディアを利用したデータ記録処理またはデータ再生処理を実行する情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
例えば記録再生機器やビデオカメラなどにおいて、ハードディスクや、DVD、Blu−ray Disc(登録商標)などのディスク型メディア、あるいはフラッシュメモリなど様々なメディアが利用される。
メディアを利用したデータ記録再生を行う場合、装置において実行される記録再生アプリケーションは、あらかじめ規定されたフォーマットに従ってデータ記録再生処理を行う。例えば高精細ハイビジョン映像の記録再生フォーマットの規格としてAVCHD(Advanced Video Codec High Definition)規格や、BD(Blu−ray Disc)規格がある。なお、AVCHD規格については、例えば、特許文献1(特開2008−5294号公報)、特許文献2(特開2008−5295号公報)に記載がある。またBD規格については例えば特許文献3(特開2007−179671号公報)に記載がある。
AVCHD規格やBD規格では、記録処理あるいは再生処理の許容対象とするデータ形式を規定している。例えばHD(High Definition)画像の記録再生を行う場合、1080/60i、1080/50iなどの予め決められた形式のデータの記録再生を行う。なお、[1080/60i]は、1920×1080画素のHD(High Definition)画像をインタレース方式で、1秒間に60枚のフィールド画像として1080ラインの記録再生を行うことを示している。[i]がインタレース方式を示している。ちなみにプログレッシブ方式は[p]として示される。
現在のハイビジョンデータは1920×1080画素の画像として規定されているが、さらに高精細画像として約4000×2000画素(=4K×2K)の画像の記録および再生を行う装置が開発されている。また、上述のインタレース方式と異なるプロクレッシブ方式での記録再生を行う[1080/60p]、あるいは、三次元立体画像である3D画像用の右眼用画像と左眼用画像の記録再生を行う装置など、様々な装置の開発がなされている。
しかし、AVCHD規格やBD規格は4K×2K画像や、1080/60p、3D画像データを記録再生データとして許容していない。従って、記録データとして4K×2Kの超高精細画像を生成しても、既存のAVCHD規格やBD規格を適用したデータ記録を行うことができないという問題がある。
この問題を解決する1つの方法としては、[4K×2K]画像や、[1080/60p]、[3D]画像、さらに現在の高精細画像である[1080/60i]などの様々な画像を記録するための新たな規格を定義することが考えられる。しかし、このような新規格を定義した場合、既存のAVCHD規格やBD規格に従ったデータ記録、再生を行う既存の装置が利用できなくなるという問題が発生する。
特開2008−5294号公報 特開2008−5295号公報 特開2007−179671号公報
本発明は、例えば上述の状況に鑑みてなされたものであり、既存のAVCHD規格やBD規格に対応する規格対応データと、AVCHD規格やBD規格に対応しない規格非対応データの両者を記録可能とするとともに、少なくとも規格対応データについては、AVCHD規格やBD規格に従ったデータ記録再生を行う既存装置においても利用可能とする構成を実現する情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
メディアに対するデータ記録処理に際して、記録データに関する管理情報を記録したファイルリストの生成または更新処理を行うデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルに前記記録データに関する管理情報を記録し、
前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、前記ファイルリストに前記記録データの再生に適用するファイルの識別情報を記録する処理を行う情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記ファイルリストに、前記記録データの再生に適用するファイルの識別情報であるURI(Uniform Resource Identifier)を記録する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報を前記ファイルリストに追加記録するファイルリスト更新処理を実行する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記ファイルリストを、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能としたURIを含む構成に更新する処理を行う。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、さらに、前記ファイルリストに前記記録データに関するシームレス再生可否情報、または記録日時情報の少なくともいずれかの情報を記録する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記所定のデータ記録再生フォーマットの規格はBD規格またはAVCHD規格、いずれかの規格であり、前記データ処理部は、前記記録データがBD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データである場合は、規格対応データ用の管理情報ファイルとしてインデックスファイルとムービーオブジェクトファイル、さらにプレイリストファイルを生成または更新する処理を行い、前記記録データがBD規格またはAVCHD規格に対応しない規格非対応データである場合は、前記ファイルリストに前記規格非対応データの再生に適用するファイルの識別情報を記録する処理を行う。
さらに、本発明の第2の側面は、
メディアからのデータ再生処理を行うデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、ファイルリストに記録されたファイル識別情報を取得し、該ファイル識別情報を用いて再生対象データを格納したデータファイルまたは該データファイルの再生に適用するファイルを取得して再生処理を実行する情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記ファイルリストから、ファイルの識別情報であるURI(Uniform Resource Identifier)を取得し、URIを用いて再生対象データを格納したデータファイルまたは該データファイルの再生に適用するファイルを取得して再生処理を実行する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報を前記ファイルリストに追加記録するファイルリスト更新処理を実行する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記ファイルリストを適用した再生処理を行う場合に、前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報が存在するか否かの検証処理を実行し、存在すると判定した場合に前記ファイルリストの更新処理を実行し、ファイルリスト更新処理の完了後に、前記ファイルリストを適用した再生処理を行う。
さらに、本発明の第3の側面は、
情報処理装置において再生対象とする再生用データと、
所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応の再生用データ専用の管理情報を格納した規格対応データ専用管理情報ファイルと、
前記所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応の再生用データを含むデータの管理情報であるファイルリストを記録した構成を有し、
情報処理装置が前記ファイルリストまたは前記規格対応データ専用管理情報ファイルを選択適用して前記再生用データの再生処理を行うことを可能とした情報記録媒体にある。
さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態様において、前記ファイルリストは、前記再生用データの再生処理に適用するファイルの識別情報であるURI(Uniform Resource Identifier)を記録したリストであり、前記情報処理装置は、前記ファイルリストからURIを取得し、URIを用いて再生用データを格納したデータファイルまたは該データファイルの再生に適用するファイルを取得して再生処理を実行可能とした。
さらに、本発明の第4の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
データ処理部が、メディアに対するデータ記録処理に際して、記録データに関する管理情報を記録したファイルリストの生成または更新処理を行うデータ処理ステップを有し、
前記データ処理ステップは、
前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルに前記記録データに関する管理情報を記録し、
前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、前記ファイルリストに前記記録データの再生に適用するファイルの識別情報を記録するステップを含む情報処理方法にある。
さらに、本発明の第5の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
データ処理部が、メディアからのデータ再生処理を行うデータ処理ステップを有し、
前記データ処理ステップは、
再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、ファイルリストに記録されたファイル識別情報を取得し、該ファイル識別情報を用いて再生対象データを格納したデータファイルまたは該データファイルの再生に適用するファイルを取得して再生処理を実行するステップを含む情報処理方法にある。
さらに、本発明の第6の側面は、
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
データ処理部に、メディアに対するデータ記録処理に際して、記録データに関する管理情報を記録したファイルリストの生成または更新処理を行わせるデータ処理ステップを有し、
前記データ処理ステップは、
前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルに前記記録データに関する管理情報を記録し、
前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、前記ファイルリストに前記記録データの再生に適用するファイルの識別情報を記録する処理を行わせるステップを含むプログラムにある。
さらに、本発明の第7の側面は、
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
データ処理部に、メディアからのデータ再生処理を行わせるデータ処理ステップを有し、
前記データ処理ステップは、
再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、ファイルリストに記録されたファイル識別情報を取得し、該ファイル識別情報を用いて再生対象データを格納したデータファイルまたは該データファイルの再生に適用するファイルを取得して再生処理を実行させるステップを含むプログラムにある。
なお、本発明のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な画像処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、画像処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例によれば、メディアに対するデータ記録処理に際して、記録データがBD規格やAVCHD規格などの規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルに記録データの管理情報を記録し、規格非対応データである場合はファイルリストに記録データの再生に適用するファイル識別情報であるURI(Uniform Resource Identifier)を記録する。規格対応データの再生時には規格対応データ専用管理情報ファイルを利用し、規格非対応データの再生時にはファイルリストを適用して再生処理を行う。
BD規格およびAVCHD規格に従ったメディア(情報記録媒体)のファイル管理構造としてのディレクトリ構成を示す図である。 本発明の一実施例に係るメディアの記録データの管理構成としてのディレクトリ構成を示す図である。 ファイルリストの記録データの例について説明する図である。 装置およびメディア状態に応じたデータ再生処理の処理態様について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置の実行するデータ再生処理のシーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 装置およびメディア状態に応じたデータ記録処理の処理態様について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置の実行するデータ記録処理のシーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係るメディアの記録データの管理構成としてのディレクトリ構成を示す図である。 ファイルリストの記録データの例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置の実行するデータ再生処理のシーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置の実行するデータ記録処理のシーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 ファイルリストの記録データの例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成について説明する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラムの詳細について説明する。説明は、以下の項目に従って行う。
1.BD規格およびAVCHD規格の概要
2.規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成例(第1実施例)
3.メディアからのデータ再生処理およびメディアに対するデータ記録処理について
4.規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成例(第2実施例)
5.規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成例(第3実施例)
6.情報処理装置の構成例
[1.BD規格およびAVCHD規格の概要]
まず、既存のBD規格およびAVCHD規格の概要について説明する。前述したように、BD(Blu−ray Disc)規格、およびAVCHD(Advanced Video Codec High Definition)規格はいずれも、例えば高精細ハイビジョン映像を記録可能としたデータ記録再生フォーマットの規格であり、すでに現行のビデオカメラやBD記録再生機などにおいて利用されている。
図1は、BD規格またはAVCHD規格に従ってメディア(情報記録媒体)に記録されるデータの管理構造、すなわちディレクトリ構成を示す図である。BD規格およびAVCHD規格はいずれも、メディアにデータを記録する場合、例えば、動画像ストリームをMPEG2−TSストリームに符号化して記録する。
データ記録処理に際しては、図1に示すように、
インデックス(index)、
ムービーオブジェクト(MovieObject)、
プレイリスト(PlayList)、
クリップ情報(ClipInformation)、
クリップAVストリーム(ClipAVStream)
これらの各ファイルを生成して記録する。
クリップAVストリームファイルに、映像や音声からなる実データがMPEG2−TSストリームとして格納される。
図1に示すようにルート[Root]ディレクトリの下に、ディレクトリ[BDMV]が置かれる。ディレクトリ[BDMV]の直下に、インデックスファイル[index.bdmv]およびムービーオブジェクトファイル[MovieObject.bdmv]が記録される。さらにBDMVディレクトリ[BDMV]の下位ディレクトリとして、プレイリストディレクトリ[PLAYLIST]、クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]、ストリームディレクトリ[STREAM]が設定される。
プレイリストディレクトリ[PLAYLIST]にプレイリストファイル[xxxxx.mpls]が設定され、クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]にクリップ情報ファイル[xxxxx.clpi]が設定され、ストリームディレクトリ[STREAM]にクリップAVストリームファイル[xxxxx.m2ts]が設定される。
インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイルはクリップAVストリームファイルに格納されたデータの再生に適用する管理情報ファイルである。これらの管理情報ファイルはデータベースファイル、またはデータベースとも呼ばれる。以下、各ファイルの詳細について説明する。
インデックスファイル[index.bdmv]は、メディア全体の記録データについての管理情報ファイルである。例えば記録データの単位として設定されるタイトル毎にインデックス(タイトルとムービーオブジェクトとの対応関係情報など)を記録した管理情報ファイルである。なお、AVCHDフォーマットでは、本来ムービーオブジェクトファイルで管理すべきプレイリストの再生順をインデックスファイルのメタデータ内で管理している。情報記録媒体をプレーヤに装填した際にはまずインデックスファイルが読み込まれ、ユーザはインデックスファイルに記述されたタイトルを見て再生指定を行うことができる。
ムービーオブジェクトファイル[MovieObject.bdmv]は、プレイリストの管理情報を格納したファイルである。ムービーオブジェクトに対する参照情報は、インデックスファイル内に記録されている。但し、AVCHDフォーマットでは、ムービーオブジェクトファイルを参照せずに、インデックスファイルのメタデータによってプレイリストとタイトルの関係を管理するようになっている。
プレイリストディレクトリ[PLAYLIST]に記録されるプレイリストファイル[xxxxx.mpls]は、ユーザに見せるタイトルに対応して設けられ、少なくとも1以上のプレイアイテムで構成される再生リストである。各プレイアイテムは、クリップに対する再生開始点(IN点)と再生終了点(OUT点)を持つ再生区間指定情報である。プレイリスト内の複数のプレイアイテムを時間軸上に並べることで、それぞれの再生区間の再生順序を指定することができる。
クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]に記録されるクリップ情報ファイル[xxxxx.clpi]は、ストリームディレクトリ[STREAM]に記録されるクリップAVストリームファイル[xxxxx.m2ts]に対応して設定される。クリップ情報ファイルは、実際のストリームを再生する上で必要となるストリームに関する情報が記載されたファイルである。
ストリームディレクトリ[STREAM]に記録されるクリップAVストリームファイル[xxxxx.m2ts]は、MPEG2−TS形式で記録されたストリームが格納されているファイルである。画像データはこのファイル内に格納される。
このように、BD規格、AVCHD規格においては、図1に示すようにBDMVディレクトリにインデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル、クリップAVストリームファイルの各ファイルが記録される。
なお、以下では、クリップAVストリームファイルなど、再生対象データを格納したファイルを総称してストリームファイルと簡略化して説明する。また、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイル、これらのファイルを総称して管理情報、またはデータベースと呼ぶ。
[2.規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成例(第1実施例)]
図1を参照して説明したように、BD規格、AVCHD規格に従ったデータ記録を行う場合、BDMVディレクトリにインデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル、クリップAVストリームファイルの各ファイルが記録される。
しかし、前述したように、BD規格やAVCHD規格では、超高精細画像データである4K×2K画像や、1080/60p、3D画像データを記録再生データとして許容していない。従って、記録データとして4K×2Kの超高精細画像や、1080/60p、3D画像データを生成しても、既存のAVCHD規格やBD規格を適用したデータ記録やデータ再生処理に際してエラーが発生することが予測される。
このような問題を解決する第1実施例について、図2以下を参照して説明する。図2は、本実施例に係る情報処理装置に装着されたメディアにおける記録データの管理構成、すなわちディレクトリ構成を示す図である。本発明の一実施例に従った情報処理装置は、図2に示すようなディレクトリ構成に従って、メディアに各ファイルを記録する。
図2に示すディレクトリは、BD規格、AVCHD規格において記録再生データとして許容された規格対応データと、BD規格、AVCHD規格において記録再生データとして許容されない規格非対応データのいずれも設定可能なディレクトリである。
図2に示すディレクトリの基本構成は、図1を参照して説明したと同様、BDMVディレクトリ110の下位に、
インテックスファイル[Index.bdmv]、
ムービーオブジエクトファイル[MovieObject.bdmv]、
プレイリストディレクトリ[PLAYLIST]、
クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]、
ストリームディレクトリ[STREAM]
これらを設定している。
プレイリストディレクトリ[PLAYLIST]140にはプレイレストファイル[xxxxx.mpls]が設定され、クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]150にはクリップ情報ファイル[xxxxx.clpi]が設定され、ストリームディレクトリ[STREAM]160にはストリームファィル[xxxxx.m2ts]が設定される。
この基本構成は、従来のBD規格やAVCHD規格と同じ構造である。図2に示すディレクトリ構成では、さらに、BDMVディレクトリ110の下位に、ファイルリスト[Filelist.txt]130を設定している。
このファイルリスト130は、例えばテキストファイルである。このファイルリスト130には、BD規格やAVCHD規格において許容されていないデータ、例えば、4K×2Kデータ、1080/60p、あるいは、三次元立体画像である3D画像用データなどから構成されるストリームファイルに対応する管理情報(データベース)として設定される。
図2に示すインデックスファイル[Index.bdmv]と、ムービーオブジエクトファイル[MovieObject.bdmv]は、BD規格やAVCHD規格において記録再生データとして許容された規格対応データを格納したストリームファイル専用の既存管理情報(既存データベース)120である。
一方、ファイルリスト[filelist.txt]130は、BD規格やAVCHD規格において記録再生データとして許容されていない規格非対応データを格納したストリームファイル用の管理情報(データベース)である。以下では、これを拡張管理情報(拡張データベース)と呼ぶ。
なお、図2に示すディレクトリにおいて、ストリームファイルディレクトリ[STREAM]に設定された3つのファイル中、上から2つのファイル、すなわち、
[01000.m2ts]、
[01001.m2ts]、
これらのストリームファイルは、既存のBD規格やAVCHD規格に従った既存規格対応のストリームファイルである。
一方、最下段に示すファイル、すなわち、
ストリームファイル[10001.m2ts]161、
このストリームファイルは、BD規格やAVCHD規格において許容されていない例えば4K×2Kのデータからなる規格非対応のストリームファイル161である。
また、クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]に設定された3つのクリップ情報中、上から2つのファイル、すなわち、
[01000.clpi]、
[01001.clpi]
これらのクリップ情報ファイルは、既存のBD規格やAVCHD規格に従った既存規格対応のストリームファイルである[01000.m2ts]と[01001.m2ts]に対応するクリップ情報ファイルである。
一方、最下段に示すクリップ情報ファイル、すなわち、
クリップ情報ファイル[10001.clpi]151、
このクリップ情報ファイルは、BD規格やAVCHD規格において許容されていない例えば4K×2Kのデータからなるストリームファイル[10001.m2ts]161に対応するクリップ情報ファイル151である。
既存管理情報(既存データベース)120を構成するインデックスファイル[Index.bdmv]と、ムービーオブジェクトファイル[MovieObject.bdmv]は、BD規格やAVCHD規格において記録再生データとして許容された規格対応データを格納したストリームファイル専用の既存管理情報(既存データベース)120である。例えばインデックスファイル[Index.bdmv]に設定されたユーザ指定可能なタイトルによって、プレイリストディレクトリ140のプレイリストファイル[xxxxx.mpls]が選択され、選択されたプレイリストファイルに記録されたクリップ情報ファイル指定情報に従って、クリップファイル[xxxxx.clpi]が選択される。さらに、選択されたクリップファイル[xxxxx.clpi]に応じて、ストリームファイル[xxxxx.m2ts]が選択されて、ストリームファイルに格納された画像データなどが再生される。
この処理は、既存のBD規格やAVCHD規格に従った処理として実行されることになる。すなわち既存の記録再生装置において実行可能な処理である。
なお、図2に示すプレイリストファイルと、クリップ情報ファイルを結ぶ点線矢印は、各プレイリストファイルと、そのプレイリストファイルに記録された参照先となるクリップ情報ファイルとの対応を示す矢印である。プレイリストファイルには、例えばクリップ情報ファイルの識別子が記録され、この識別子によって特定のクリップ情報ファイルが選択され、選択されたクリップ情報ファイルに対応して設定されたストリームファイルの再生が可能となる。
図2に示す既存管理情報(既存データベース)120を構成するインデックスファイル[Index.bdmv]と、ムービーオブジエクトファイル[MovieObject.bdmv]には、BD規格やAVCHD規格において記録再生データとして許容されていない規格非対応データに関する管理情報は登録されない。
ファイルリスト[filelist.txt]130にのみ、BD規格やAVCHD規格において記録再生データとして許容されない規格非対応データの管理情報が記録される。規格非対応データ、例えば図2に示すストリームファィル10001.m2ts]161や、ビデオディレクトリ170に設定されたMPEG−4データであるストリームファイル[100.MP4]の再生を行う場合は、ファイルリスト130を利用した再生が行われる。
ファイルリスト130の構成例を図3に示す。ファイルリスト130には、図3に示すように、参照先となるクリップ情報ファイル、あるいは再生データを格納したストリームファイルやデータファイルの識別情報としてのURI(Uniform Resource Identifier)を記録したリストである。
URIは、W3Cにより規格化(RFC3986)されたリソース識別情報であり、URIによって参照先となるクリップ情報ファイルまたはストリームファイルなどを特定することができる。
具体的には、図3に示すファイルリスト130の最初のエントリ、
URI=file:/BDMV/CLPINF/10001.clpi
このURIは、図2に示すファイルリスト130からの矢印によって示されるクリップ情報ファイル[10001.clpi]の識別情報としてのURIである。
また、図3に示すファイルリスト130の2番目のエントリ、
URI=file:hostA/VIDEO/100.mp4
このURIは、図2に示すファイルリスト130からの矢印によって示されるビデオディレクトリ[VIDEO]170に設定されるMPEG4データ[100.MP4]の識別情報としてのURIである。
なお、ファイルリストにURIを設定することで、例えばネットワークを介してアクセス可能な他の装置に格納されたデータファイルを参照先ファイルとして設定することも可能となる。
図3に示すファイルリスト130を利用したデータ再生を行う場合、再生順は、ファイルリストに設定されたURIの順番に設定される。ただし、再生順、ユーザが自由に設定する処理やランダム設定なども可能である。再生装置がファイルリストを読み込んでユーザに処理を決定させるアプリケーションを適用することで様々な設定が可能となる。
このように、図2に示すファイルリスト130は、規格非対応データに対応する管理情報(データベース)とプレイリストの役割を果たす。ファイルリスト130に設定されたURIによって、クリップ情報ファイル、または再生対象データを格納したストリームファイル等のデータファイルが選択され、再生処理が可能となる。
図2に示すディレクトリ構成では、
BD規格やAVCHD規格に対応する規格対応データに対応する管理情報は、既存管理情報(既存データベース)120とプレイリストに記録される。
BD規格やAVCHD規格に対応しない規格非対応データに対応する管理情報は、ファイルリスト130(拡張管理情報(拡張データベース))に記録されることになる。
このような設定とすることで、少なくとも既存のBD規格やAVCHD規格に従ったデータ再生処理を行う装置は、既存規格対応のストリームファイル[01000.m2ts]と[01001.m2ts]について、既存管理情報(既存データベース)120を利用して、既存のBD規格、AVCHD規格に従った処理によりデータ記録再生を行うことができる。
BD規格やAVCHD規格に対応しないデータを記録可能とした新型の装置では、データ記録を実行する場合に、記録データが、BD規格やAVCHD規格に対応する規格対応データであるか規格非対応データであるかを判別する。規格対応データである場合は、既存管理情報(既存データベース)120を利用して、既存のBD規格、AVCHD規格に従った処理によりデータ記録を行う。一方、規格非対応データである場合は、既存管理情報(既存データベース)120を利用せず、ファイルリスト130に管理情報としてのURIを登録して、記録データを格納したストリームファイル、クリップ情報ファイルなどを生成して記録する。
なお、BDMVディレクトリ110の下のストリームディレクトリにはMPEG2−TSデータのみが記録され、その他のMPEG4データなどは、ビデオディレクトリ170に設定される。
なお、図3に示すファイルリストの最初のエントリは、図2に示すクリップ情報ファイル[10001.clpi]151に対応するURIであり、ファイルリストを利用した再生を行う場合、このクリップ情報ファイル151を取得して、このクリップ情報ファイル151によって特定されるストリームファイル[10001.m2ts]が読み出されて再生処理が行われる。
このようにファイルリストにクリップ情報ファイルのURIが設定されている場合は、URIによって取得されるクリップ情報ファイルによって、そのクリップ情報ファイルと対応するストリームファイルが読み出されて再生が行われる。
図3に示すファイルリストの2番目のエントリは、ビデオ[VIDEO]ディレクトリ130に設定されたMPEG4ファイル[100.MP4]のURIであり、この場合は、クリップ情報ファイルを用いることなくMPEG4ファイル[100.MP4]の再生処理が行われる。
ファイルリスト130を認識し理解できるのは、ファイルリスト130を解釈するプログラムが搭載された新型の情報記録装置または情報再生装置である。旧型の装置、すなわち、既存のBD規格やAVCHD規格のみに従ったデータ記録や再生を行う装置は、ファイルリスト130を理解することはできない。
従って、図2に示すようにファイルリスト130が設定されていても、ファイルリスト130は存在しないものとして処理を行うことになる。
すなわち、旧型装置は、BDMVディレクトリ110を理解し、BDMVディレクトリ110に設定された既存管理情報(既存データベース)120を利用して、既存のBD規格またはAVCHD規格対応のストリームファイルのみを再生することができる。
ファイルリスト130を認識し理解するプログラムが搭載された新型の情報記録装置または情報再生装置は、図2に示すディレクトリ全体を認識し理解することができる。例えばデータ再生に際しては、ファイルリスト130に設定されたURIを利用する処理も可能であり、BDMVディレクトリ110に設定された既存管理情報(既存データベース)120を利用してBD規格やAVCHD規格に対応する規格対応データを再生することも可能である。
ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))130を利用することで、既存のBD規格またはAVCHD規格に対応しない既存規格非対応データの再生が可能であり、さらに、既存のBD規格またはAVCHD規格に対応する既存規格対応のストリームファイルの再生も可能となる。
[3.メディアからのデータ再生処理およびメディアに対するデータ記録処理について]
次に、図2を参照して説明したデータ管理構造、すなわちディレクトリ構成に従ったデータ記録のなされたディスクなどのメディアからのデータ再生処理、およびメディアに対するデータ記録処理シーケンスについて説明する。
なお、記録再生装置が旧型の装置、すなわち、図2に示すファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))130を解釈できない装置である場合は、新たなデータ記録を行う場合には、既存管理情報(既存データベース)120に対する処理のみを行うことになる。従って、最初にメディアに対するデータ記録を行った機器が旧型の装置である場合は、図2に示すファイルリスト130は生成されない。
従って、ファイルリスト130を解釈できない旧型の装置による処理と、ファイルリスト130を解釈できる新型の装置による処理とは異なる処理となる。また、記録メディアに既に図2に示すファイルリスト130が設定されている場合とされていない場合があり、これらのメディア状態に応じて装置が実行する処理が異なることになる。
図4に、装置およびメディア状態に応じたデータ再生処理の処理態様をまとめた表を示す。図4に示すように、メディアに記録されたデータの再生処理は、以下のような処理態様となる。
(1a)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できない旧型装置が、既存データベースのみが設定されたメディアからデータ再生を行なう場合
(1b)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できない旧型装置が、既存データベースとファイルリストが設定されたメディアからデータ再生を行なう場合
これらの場合は、旧型装置は、BDMVディレクトリの既存データベースを利用した再生処理しか実行できない。旧型装置は、メディアに設定されたBDMVディレクトリの既存データベース、すなわち、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストを利用した再生処理を行う。
旧型装置は、既存データベース内のプレイリストに記録された情報を利用して、同じBDMVディレクトリのクリップ情報ファイルとストリームファイルを読み出して再生処理を行う。
(2a)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できる新型装置が、既存データベースのみが設定されたメディアからデータ再生を行なう場合、
(2b)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できる新型装置が、既存データベースとファイルリスト(拡張DB)が設定されたメディアからデータ再生を行なう場合であり、再生対象データが既存データベースを利用して再生可能なデータである場合(既存規格(BD規格/AVCHD規格)対応のストリームファイルを再生する場合)、
これらの場合は、新型装置は、BDMVディレクトリの既存データベースを利用して再生処理を実行する。すなわち、ファイルリスト(拡張DB)を利用する必要はない。
(2c)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できる新型装置が、既存データベースとファイルリストが設定されたメディアからデータ再生を行なう場合であり、再生対象データが既存データベースを利用して再生可能なデータのみでない場合(既存規格(BD規格/AVCHD規格)非対応のストリームファイルを再生する場合)、
この場合は、新型装置は、ファイルリスト(拡張DB)と既存データベースの両データベースを利用して再生処理を実行する。
なお、前述の(2b)の処理は、例外的な処理であり、既存データベースとファイルリスト(拡張DB)が設定されたメディアからデータ再生を行なう場合は、基本的に上記(2c)の処理が行われる。ただし新型装置を持つユーザが、既存データベース+ファイルリストのメディアが旧型装置でどのように再生されるかテストする目的、あるいはユーザが旧型装置での見え方を特に希望する場合などに例外的な動作として(2b)が実行される場合がある。
図5に示すフローチャートを参照してメディアの記録データの再生処理を行う場合の処理シーケンスについて説明する。このフローに示す処理は、記録再生装置のデータ処理部において実行される。なお、このフローチャートは新型装置、旧型装置のいずれの処理も含むフローチャートとして示している。
ステップS101において、記録再生装置のデータ処理部は、装置に装着したメディアの記録情報を読み取り、ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))が認識できたか否かを判定する。再生装置が旧型装置の場合は、ファイルリスト(拡張DB)の認識はできないので、このステップS101の判定は、すべてNoとなる。また、再生装置が新型装置であっても、メディアにファィルリストが生成されていない場合は、ステップS101の判定はNoとなる。
ステップS101の判定がNoの場合、ステップS103に進み、既存データベースを利用した再生処理を実行する。すなわち、既存データベースのインデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、さらにプレイリストを利用して、インデックスファイルに設定されたタイトルに対応するプレイリストに記録された情報を利用して、BDMVディレクトリのクリップ情報ファイルとストリームファイルを読み出して再生処理を行う。
再生装置が新型装置であり、メディアにファイルリスト(拡張DB)が生成されている場合は、ステップS101の判定はYesとなる。この場合は、ステップS102以下の処理を実行する。すなわち、ステップS102以下の処理は、ファイルリスト(拡張DB)を理解できる新型装置においてのみ実行される処理である。
ステップS102において、データ処理部は、再生処理に利用するデータベースを選択する。この選択処理において、ファイルリスト(拡張DB)を理解できる新型装置は、まず、ファイルリスト(拡張DB)を選択する。なお、再生処理に利用するデータベースの選択は、ユーザが選択する設定としてもよい。あるいは、ユーザの指定したタイトルに応じて自動的に選択する設定も可能である。利用データベースを既存データベースとした場合は、ステップS103に進み、既存データベースを利用した再生処理を実行する。
利用データベースがファイルリスト(拡張データベース)である場合は、ステップS104に進む。ステップS104では、既存データベースとファイルリスト(拡張データベース)の両データベースを読み込み、両DBの登録情報に基づいて再生順を決定して、既存規格対応データ、または非対応データを再生する。なお、再生順の決定は任意の処理であり、予めデフォルトで設定された再生順を利用する構成としてもよい。
なお、この再生処理において適用するファイルリスト(拡張データベース)には、図3を参照して説明したように、クリップ情報ファイルまたはストリームファイルの識別情報であるURIが記録されている。情報処理装置(再生装置)のデータ処理部は、URIによって特定されるクリップ情報ファイルまたはストリームファイルを取得して再生処理を実行する。
このように、本発明の一実施例に係る情報処理装置は、メディアからのデータ再生処理を行う場合、データ処理部が以下のような処理を実行する。
再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用の既存管理情報(既存データベース)を適用して再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行する。
再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を適用して再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行する。
次に、メディアに対するデータ記録処理について説明する。
データ記録処理においても、データ再生処理と同様、記録処理を実行する装置の種類とメディアのデータ記録状態に応じて異なる処理を行うことになる。図6に、装置およびメディア状態に応じたデータ記録処理の処理態様をまとめた表を示す。図6に示すように、メディアに対するデータ記録処理は、以下のような処理態様となる。
(1a)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できない旧型装置が、既存データベースのみが設定されたメディアにデータ記録を行なう場合
(1b)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できない旧型装置が、既存データベースとファイルリスト(拡張DB)が設定されたメディアにデータ記録を行なう場合
これらの場合は、旧型装置は、BDMVディレクトリの既存データベースを利用した記録処理を実行する。旧型装置は、記録データに応じたストリームファイルとクリップ情報ファイルを生成し、記録データに応じて既存データベースの更新、具体的には、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイルの更新と、プレイリストの生成を行う。
(2a)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できる新型装置が、既存データベースのみが設定されたメディアにデータ記録を行なう場合であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合
この場合は、新型装置は、BDMVディレクトリの既存データベースを利用してデータ記録処理を実行する。すなわち、拡張データベースを新たに生成する必要はない。
(2b)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できる新型装置が、既存データベースのみが設定されたメディアにデータ記録を行なう場合であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データである場合
この場合は、新型装置は、既存データベースを利用せず、ファイルリスト(拡張データベース)を作成し、作成したファィルリスト(拡張DB)に記録データの管理情報を登録する。
具体的には、記録データに応じたストリームファイルやクリップ情報ファイルを生成し、これらの記録データに対する管理情報としてのURIをファイルリスト(拡張データベース)に登録する。
(2c)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できる新型装置が、既存データベースとファイルリスト(拡張DB)が設定されたメディアにデータ記録を行なう場合であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合
この場合は、新型装置は、既存データベースを利用したデータ記録処理を実行する。具体的には、記録データに応じたストリームファイルとクリップ情報ファイルを生成し、これらの記録データに対する管理情報を既存データベースに登録する。
(2d)ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))を解釈できる新型装置が、既存データベースとファィルリスト(拡張DB)が設定されたメディアにデータ記録を行なう場合であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データである場合
この場合は、新型装置は、ファィルリスト(拡張DB)を利用したデータ記録処理を実行する。具体的には、記録データに応じたストリームファイルやクリップ情報ファイルを生成し、これらの記録データに対する管理情報としてのURIをファイルリスト(拡張DB)に登録する。
図7に示すフローチャートを参照してメディアに対するデータ記録処理を行う場合の処理シーケンスについて説明する。このフローに示す処理は、記録再生装置のデータ処理部において実行される。なお、このフローチャートは新型装置、旧型装置のいずれの処理も含むフローチャートとして示している。
ステップS201において、記録再生装置のデータ処理部は、まず、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データであるか、規格非対応データであるかを判別する。記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合は既存データベース、非対応データである場合はファイルリスト(拡張データベース)を利用データベースとして選択する。なお、装置がファイルリスト(拡張データベース)を理解できない旧型装置である場合は、規格対応データの記録処理のみ処理可能である。また装置がファイルリスト(拡張データベース)を理解できる新型装置であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合は既存データベースを選択し、非対応データである場合はファイルリスト(拡張データベース)を利用データベースとして選択することになる。
記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合は、既存データベースの利用が選択され、ステップS202に進む。ステップS202では、既存データベースを利用したデータ記録処理が行われる。すなわち、記録データに応じたストリームファイルとクリップ情報ファイルを生成し、記録データに応じて既存データベースの更新、具体的には、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイルの更新と、プレイリストの生成を行う。
次に、ステップS201において、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データであると判定した場合について説明する。この場合は、利用データベースをファイルリスト(拡張データベース)とした処理が行われることになり、ステップS203に進む。なお、ステップS203以降の処理は、ファイルリスト(拡張データベース)を認識可能な新型装置のみが実行する処理である。
ステップS203では、メディアの記録情報からファイルリスト(拡張データベース)が認識できたか否かを判定する。記録装置が新型装置であっても、メディアにファイルリスト(拡張データベース)が生成されていない場合は、ステップS203の判定はNoとなる。ステップS203の判定がNoの場合、ステップS204においてファイルリスト(拡張データベース)の生成処理を行う。
ステップS203において、メディアの記録情報からファイルリスト(拡張データベース)が認識できた場合、およびステップS204においてファイルリスト(拡張データベース)の生成処理が行われた場合、次に、ステップS205に進む。
ステップS205では、ファイルリスト(拡張データベース)を利用したデータ記録処理が行われる。すなわち、記録データに応じたストリームファイルやクリップ情報ファイルを生成し、記録データに応じてファイルリスト(拡張データベース)の更新、具体的には、図3を参照して説明したように参照ファイルに対応するURI(Uniform Resource Identifier)をファイルリストに登録する処理を行う。
このように、本発明の一実施例に係る情報処理装置は、メディアに対するデータ記録を行う場合、データ処理部において、再生用データを含むストリームファイル等のデータファイルとクリップ情報ファイルを生成し、データファイルの管理情報を記録する。
記録データが、予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用の既存管理情報(既存データベース)にストリームファイル等の管理情報を記録する。また、記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、ファイルリスト(拡張データベース)に、クリップ情報ファイルやストリームファイルのURIを記録する処理を行う。
[4.規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成例(第2実施例)]
上述した第1実施例では、ファイルリスト(拡張データベース)に対する登録情報を、BD規格やAVCHD規格において記録再生対象データとして許容されない規格非対応データのみに関するデータファイルやクリップ情報ファイルのURIとしていた。
ファイルリストには、このような規格非対応データに関する管理情報のみではなく、規格対応データに対応する管理情報を登録する構成としてもよい。すなわち、ファイルリストにすべてのメディア記録データを再生するためのURIを設定する構成としてもよい。以下では、このような設定としたファイルリストを利用した実施例について第2実施例として説明する。
本実施例におけるディレクトリ構成について図8を参照して説明する。図8に示すデスィレクトリは、図2を参照して説明したと同様の構成であるが、ファイルリスト330に登録されるURIが異なる。本例では、ファィルリストに登録されるURIは、規格(BD規格/AVCHD規格)非対応のデータを再生するためのURI情報のみではなく、既存規格対応のデータの再生に適用するプレイリストファイルのURIも含めた設定となっている。図8に示す矢印はファイルリストの登録URIによって参照されるファイルを示している。
本実施例におけるファイルリスト330の例を図9に示す。本実施例におけるファイルリスト330には、図9に示すように、第3番目のエントリと第4番目のエントリは、図3を参照して説明したと同様、規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データの再生に適用するためのクリップ情報ファイルとデータファイルのURIである。
しかし、第1番目のエントリと第2番目のエントリは、規格(BD規格/AVCHD規格)対応データの再生に適用するためのプレイリストファイのURIである。これらは、図8に示すプレイリストディレクトリ140に設定されたプレイリストファイル[00000.mpls]とプレイリストファイル[00001.mpls]のURIである。
プレイリストファイル[00000.mpls]とプレイリストファイル[00001.mpls]は、規格対応データの再生処理に適用するプレイリストである。従ってファイルリスト330に登録されたURIを用いることで、規格対応/非対応に拘らず、すべてのメディア記録データの再生が可能となる。
しかし、このファイルリストに対するURI登録を実行できるのはファイルリストを解釈できる新型の装置のみである。ファイルリストを解釈できない旧型の装置は、データ記録を実行した場合、その管理情報を既存データベースにのみ登録し、ファイルリストには登録しない。
従って、旧型装置によってデータ記録が行われた場合、ファイルリストにURIが登録されていない再生可能なデータがメデイアに存在することになる。このような事態が発生すると、ファイルリストのみを利用した再生処理を行っても再生できないデータが発生する。このような事態を避けるため、ファイルリストを解釈できる新型装置がデータ記録や再生処理を行う場合、既存管理情報(既存データベース)の登録情報と、ファイルリスト(拡張データベース)の登録情報の比較処理を行う。
既存管理情報(既存データベース)にのみ登録され、ファイルリスト(拡張データベース)に登録されていないデータがある場合、その未登録データに対応するURIをファイルリスト(拡張データベース)に登録する処理を行う。すなわちデータベースの整合性を保持するためのファイルリスト更新処理を実行する。
本実施例に係るデータ再生およびデータ記録シーケンスについて、図10、図11のフローチャートを参照して説明する。
まず、図10に示すフローチャートを参照して本実施例におけるデータ記録処理シーケンスについて説明する。このフローに示す処理は、記録再生装置のデータ処理部において実行される。なお、このフローチャートは新型装置、旧型装置のいずれの処理も含むフローチャートとして示している。
ステップS301において、記録再生装置のデータ処理部は、装置に装着したメディアの記録情報を読み取り、ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))が認識できたか否かを判定する。再生装置が旧型装置の場合は、ファイルリスト(拡張DB)の認識はできないので、このステップS301の判定は、すべてNoとなる。また、再生装置が新型装置であっても、メディアにファィルリストが生成されていない場合は、ステップS301の判定はNoとなる。
ステップS301の判定がNoの場合、ステップS303に進み、既存データベースを利用した再生処理を実行する。すなわち、既存データベースのインデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、さらにプレイリストを利用して、インデックスファイルに設定されたタイトルに対応するプレイリストに記録された情報を利用して、BDMVディレクトリのクリップ情報ファイルとストリームファイルを読み出して再生処理を行う。
再生装置が新型装置であり、メディアにファイルリスト(拡張DB)が生成されている場合は、ステップS301の判定はYesとなる。この場合は、ステップS302以下の処理を実行する。すなわち、ステップS302以下の処理は、ファイルリスト(拡張DB)を理解できる新型装置においてのみ実行される処理である。
ステップS302において、データ処理部は、再生処理に利用するデータベースを選択する。この選択処理において、ファイルリスト(拡張DB)を理解できる新型装置は、まず、ファイルリスト(拡張DB)を選択する。すなわち、既存データベースの登録情報のすべてをファイルリスト(拡張DB)に含める処理を行うことを前提としてファイルリスト(拡張DB)を選択する。なお、再生処理に利用するデータベースの選択は、ユーザが選択する設定としてもよい。あるいは、ユーザの指定したタイトルに応じて自動的に選択する設定も可能である。利用データベースを既存データベースとした場合は、ステップS303に進み、既存データベースを利用した再生処理を実行する。
利用データベースが拡張データベースである場合は、ステップS304に進む。ステップS304では、既存データベースの登録情報のすべてが、ファイルリスト(拡張データベース)に含まれているか否かのデータベース整合性検証処理を実行する。
ステップS305において、既存データベースの登録情報のすべてが、拡張データベースに含まれている(整合性あり)と判定されなかった場合は、ステップS306に進み、既存データベースの登録情報のすべてを、ファイルリスト(拡張データベース)に含める拡張データベース更新処理(データベース整合性調整処理)を実行する。
例えば旧型の装置においてデータ記録がなされた場合、その記録データに対応する管理情報は既存データベースのみにしか記録されない。この場合、ファイルリスト(拡張データベース)から、既存規格対応のストリームファイルの再生ができなくなる場合がある。このような事態を避けるため、新型の装置において拡張データベースを利用した再生処理を行う際に、ファイルリスト(拡張データベース)の更新を実行し、既存データベースに記録された情報をファイルリスト(拡張データベース)にも記録するデータベース整合性調整を行う。なお、この処理において、ファイルリスト(拡張デーベース)には、既存データベースに登録されたタイトル対応のプレイリストのURIが記録されることになる。
また、新型の装置が再生専用の装置である場合、新型の装置はデータベース整合性調整処理後の更新したファイルリストを、装置内のメモリに一時的に記録する。そしてメディア上のファイルリストではなく、装置内のメモリに存在する更新されたファイルリストを用いて再生を開始する。
ステップS305においてデータベースの整合性があると判定された場合、またはステップS306において、整合性調整処理が実行された後、ステップS307に進み、ファイルリスト(拡張データベース)を利用した再生処理を行う。この時点で、ファイルリスト(拡張データベース)には、少なくとも全てのメディア記録ファイルを再生するためのURIが記録されており、全てのデータの再生が可能となる。
なお、この再生処理において適用するファイルリスト(拡張データベース)には、図9を参照して説明したように、規格対応データについてはプレイリストファイルのURI、規格非対応データについては、クリップ情報ファイルまたはストリームファイルの識別情報であるURIが記録されている。情報処理装置(再生装置)のデータ処理部は、URIによって特定されるプレイリストファイル、またはクリップ情報ファイルまたはストリームファイルを取得して再生処理を実行する。
この実施例では、ファイルリスト(拡張データベース)を、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能な情報を含む管理情報として設定することができる。
次に、本実施例におけるメディアに対するデータ記録処理シーケンスについて、図11に示すフローチャートを参照して説明する。このフローに示す処理は、記録再生装置のデータ処理部において実行される。なお、このフローチャートは新型装置、旧型装置のいずれの処理も含むフローチャートとして示している。
ステップS401において、記録再生装置のデータ処理部は、まず、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データであるか、規格非対応データであるかを判別する。記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合は既存データベース、非対応データである場合はファイルリスト(拡張データベース)を利用データベースとして選択する。なお、装置がファイルリスト(拡張データベース)を理解できない旧型装置である場合は、規格対応データの記録処理のみ処理可能である。また装置がファイルリスト(拡張データベース)を理解できる新型装置であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合は既存データベースを選択し、非対応データである場合はファイルリスト(拡張データベース)を利用データベースとして選択することになる。
記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合は、既存データベースの利用が選択され、ステップS402に進む。ステップS402では、既存データベースを利用したデータ記録処理が行われる。すなわち、記録データに応じたストリームファイルとクリップ情報ファイルを生成し、記録データに応じて既存データベースの更新、具体的には、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイルの更新と、プレイリストの生成を行う。
次にステップS403に進む。ステップS403では、メディアの記録情報からファイルリスト(拡張データベース)が認識できたか否かを判定する。記録装置が旧型装置の場合は、ファイルリスト(拡張データベース)の認識はできないので、このステップS403の判定は、すべてNoとなる。また、記録装置が新型装置であっても、メディアにファイルリスト(拡張データベース)が生成されていない場合は、ステップS403の判定はNoとなる。ステップS403の判定がNoの場合、データ記録処理は終了する。
ステップS403において、メディアの記録情報からファイルリスト(拡張データベース)が認識できた場合は、ステップS407に進む。ステップS407の処理は、ファイルリスト(拡張データベース)を認識可能な新型装置のみが実行する処理である。ステップS407では、既存データベースに登録された情報をファイルリスト(拡張データベース)にも登録するデータベース整合性調整を行う。
この整合性調整処理は、先に説明したように、ファイルリスト(拡張データベース)から、既存規格対応のストリームファイルの再生ができなくなることを防止するために行われる。
次に、ステップS401において、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データであると判定した場合について説明する。この場合は、利用データベースをファイルリスト(拡張データベース)とした処理が行われることになり、ステップS404に進む。なお、ステップS404以降の処理は、ファイルリスト(拡張データベース)を認識可能な新型装置のみが実行する処理である。
ステップS404では、メディアの記録情報からファイルリスト(拡張データベース)が認識できたか否かを判定する。記録装置が新型装置であっても、メディアにファイルリスト(拡張データベース)が生成されていない場合は、ステップS404の判定はNoとなる。ステップS404の判定がNoの場合、ステップS405においてファイルリスト(拡張データベース)の生成処理を行う。
ステップS404において、メディアの記録情報からファイルリスト(拡張データベース)が認識できた場合、およびステップS405においてファイルリスト(拡張データベース)の生成処理が行われた場合、次に、ステップS406に進む。
ステップS406では、ファイルリスト(拡張データベース)を利用したデータ記録処理が行われる。すなわち、記録データに応じたストリームファイルやクリップ情報ファイルを生成し、記録データに応じてファイルリスト(拡張データベース)の更新、具体的には、図9を参照して説明したように参照ファイルに対応するURI(Uniform Resource Identifier)をファイルリストに登録する処理を行う。
次に、ステップS407に進む。ステップS407では、既存データベースに登録された情報をファイルリスト(拡張データベース)にも登録するデータベース整合性調整(管理情報ファイル更新処理)を行う。なお、この処理は既存データベースの登録情報がすべてファイルリスト(拡張データベース)に登録されている(整合性あり)場合には実行する必要はない。ファイルリスト(拡張データベース)に登録されていないが既存データベースに登録された情報がある場合(整合性なし)にのみ実行する。
本実施例では、情報処理装置のデータ処理部は、既存管理情報(既存データベース)に含まれるが、ファイルリスト(拡張データベース)に含まれない管理情報がある場合、その管理情報をファイルリスト(拡張データベース)に追加記録する管理情報ファイル更新処理を行う。この処理によって、ファイルリスト(拡張データベース)は、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能な情報(URI)を含む管理情報として設定することができる。
[5.規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成例(第3実施例)]
上述した実施例では、ファイルリスト(拡張データベース)にデータ再生に適用するファィルのURIのみを記録する構成としていた。ファイルリストには、このURI情報以外の情報を記録する設定としてもよい。URI以外の情報をファイルリストに登録した例について、以下実施例3として説明する。
本実施例におけるファイルリスト350の例を図12に示す。本実施例におけるファイルリスト350は、先に図9を参照して説明したと同様、規格対応データの再生に適用するプレイリストファイルのURI、さらに規格非対応データの再生に適用するクリップ情報ファイルまたはストリームファイルのURIが登録されたファイルリストである。
さらに、ファイルリスト350には、図12に示すように、
シームレス再生可否情報:[non−seamless],[seamless]、
記録年月日情報:[20081225]等、
これらの情報を各エントリのURIとともに記録する構成としている。
シームレス再生可否情報は、ストリームファイルの再生処理において、直前に再生しているファイルと連続に再生できるか否かを示す情報である。連続再生可能なデータについてはシームレス[seamless]との情報が設定される。連続再生できないデータについては、ノンシームレス[non−seamless]との情報が設定される。なおシームレスの態様を識別可能な情報として設定してもよい。記録年月日情報はデータ記録を実行した日時情報である。これらの情報は、データ記録処理に際して記録装置のデータ処理部が設定する。なお、図12に示す情報以外の情報をファイルリストに登録する構成としてもよい。
ファイルリストを適用した再生処理を実行する場合、情報処理装置のデータ処理部は、ファイルリストの登録情報に従った再生処理を実現することができる。例えば記録順に並べて再生する処理や、シームレス接続されたファイルの連続再生処理などの再生制御が可能となる。
[6.情報処理装置の構成例]
次に、上述したメディアに対するデータ記録処理やメディアからのデータ再生処理を実行する本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成例について、図13を参照して説明する。図13は、本発明の一実施例に係る情報処理装置400の構成例を示すブロック図である。情報処理装置400は、メディア410に対するデータ記録、またはデータ再生の少なくともいずれかの処理を行う装置である。具体的には例えば、レコーダ、ビデオカメラ、PCなどの装置である。
なお、図13にはメディア410としてディスク型メディアを示しているが、メディアはディスク型メディアに限らず、フラッシュメモリなどのメディアでもよい。
情報処理装置400は、図13に示すように、データ処理部(制御部)401、通信部402、入力部403、出力部404、メモリ405、メディアインタフェース406を有する。
データ処理部401は、様々なデータ処理プログラムを実行するプログラム実行機能を持つCPUを有する。例えばデータ記録再生処理を行うアプリケーションプログラムを実行する。通信部402を介して入力する放送データなどのメディアに対する記録処理、あるいはメディアからの読み出しデータの再生処理などを行う。
入力部403は、例えばユーザの操作部であり、データ記録または再生指示の入力など、様々な入力が行われる。なお、入力部403にはリモコンも含まれ、リモコン操作情報の入力も可能である。出力部404は、ディスプレイ、スピーカ等によって構成される画像や音声の出力部である。メモリ405は、RAM,ROM等によって構成され、データ処理部401において実行するアプリケーションプログラムなどの格納領域として利用される。メモリ405は、アプリケーション用のパラメータ、ワーク領域としても利用され、さらに、メディア記録データのバッファ領域などとしても利用される。
メディアインタフェース406は、メディア410を利用したデータ記録、再生処理に適用されるインタフェースである。データ処理部401の要求に従って、データをメディア410に書き込み、またメディア410からのデータ読み取り処理などを行う。
データ処理部401において実行されるデータ記録再生処理は、例えば先にフローチャートを参照して説明した処理である。これらの処理を実行するためのプログラムがメモリ405に格納されている。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例構成によれば、メディアに対するデータ記録処理に際して、記録データがBD規格やAVCHD規格などの規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルに記録データの管理情報を記録し、規格非対応データである場合はファイルリストに記録データの再生に適用するファイル識別情報であるURI(Uniform Resource Identifier)を記録する。規格対応データの再生時には規格対応データ専用管理情報ファイルを利用し、規格非対応データの再生時にはファイルリストを適用して再生処理を行う。
110 BDMVディレクトリ
120 既存管理情報(既存データベース)
130 ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))
140 プレイリストディレクトリ
150 クリップ情報ディレクトリ
151 クリップ情報ファイル
160 ストリームディレクトリ
161 ストリームファイル
170 ビデオディレクトリ
330 ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))
350 ファイルリスト(拡張管理情報(拡張データベース))
400 情報処理装置
401 データ処理部
402 通信部
403 入力部
404 出力部
405 メモリ
406 メディアインタフェース
410 メディア

Claims (12)

  1. メディアに対するデータ記録処理に際して、記録データに関する管理情報を記録したファイルリストの生成または更新処理を行うデータ処理部を有し、
    前記データ処理部は、
    前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルに前記記録データに関する管理情報を記録し、
    前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、前記ファイルリストに前記記録データの再生に適用するファイルの識別情報を記録する処理を行い、
    前記データ処理部は、
    前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報を前記ファイルリストに追加記録するファイルリスト更新処理を実行し、前記ファイルリストを、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能としたファイル識別情報を含む構成に更新する処理を行う情報処理装置。
  2. 前記データ処理部は、
    前記ファイルリストに、前記記録データの再生に適用するファイルの識別情報であるURI(Uniform Resource Identifier)を記録する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データ処理部は、さらに、前記ファイルリストに前記記録データに関するシームレス再生可否情報、または記録日時情報の少なくともいずれかの情報を記録する請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定のデータ記録再生フォーマットの規格はBD規格またはAVCHD規格、いずれかの規格であり、
    前記データ処理部は、
    前記記録データがBD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データである場合は、規格対応データ用の管理情報ファイルとしてインデックスファイルとムービーオブジェクトファイル、さらにプレイリストファイルを生成または更新する処理を行い、
    前記記録データがBD規格またはAVCHD規格に対応しない規格非対応データである場合は、前記ファイルリストに前記規格非対応データの再生に適用するファイルの識別情報を記録する処理を行う請求項1に記載の情報処理装置。
  5. メディアからのデータ再生処理を行うデータ処理部を有し、
    前記データ処理部は、
    再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
    再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、ファイルリストに記録されたファイル識別情報を取得し、該ファイル識別情報を用いて再生対象データを格納したデータファイルまたは該データファイルの再生に適用するファイルを取得して再生処理を実行し、
    前記データ処理部は、
    前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報を前記ファイルリストに追加記録するファイルリスト更新処理を実行するとともに、
    前記ファイルリストを適用した再生処理を行う場合に、
    前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報が存在するか否かの検証処理を実行し、存在すると判定した場合に前記ファイルリストの更新処理を実行し、ファイルリスト更新処理の完了後に、前記ファイルリストを適用した再生処理を行う情報処理装置。
  6. 前記データ処理部は、
    前記ファイルリストから、ファイルの識別情報であるURI(Uniform Resource Identifier)を取得し、URIを用いて再生対象データを格納したデータファイルまたは該データファイルの再生に適用するファイルを取得して再生処理を実行する請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置において再生対象とする再生用データと、
    所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応の再生用データ専用の管理情報を格納した規格対応データ専用管理情報ファイルと、
    前記所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応の再生用データを含むデータの管理情報であるファイルリストを記録した構成を有し、
    前記ファイルリストは、情報記録媒体に記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能としたファイル識別情報を含む構成であり、
    情報処理装置が前記ファイルリストまたは前記規格対応データ専用管理情報ファイルを選択適用して前記再生用データの再生処理を行うことを可能とし、前記ファイルリストの適用により、情報記録媒体に記録された全ての再生用データの再生を可能とした情報記録媒体。
  8. 前記ファイルリストは、
    前記再生用データの再生処理に適用するファイルの識別情報であるURI(Uniform Resource Identifier)を記録したリストであり、
    前記情報処理装置は、前記ファイルリストからURIを取得し、URIを用いて再生用データを格納したデータファイルまたは該データファイルの再生に適用するファイルを取得して再生処理を実行可能とした請求項7に記載の情報記録媒体。
  9. 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    データ処理部が、メディアに対するデータ記録処理に際して、記録データに関する管理情報を記録したファイルリストの生成または更新処理を行うデータ処理ステップを有し、
    前記データ処理ステップは、
    前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルに前記記録データに関する管理情報を記録し、
    前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、前記ファイルリストに前記記録データの再生に適用するファイルの識別情報を記録するステップと、
    前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報を前記ファイルリストに追加記録するファイルリスト更新処理を実行し、前記ファイルリストを、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能としたファイル識別情報を含む構成に更新する処理を行うステップを含む情報処理方法。
  10. 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    データ処理部が、メディアからのデータ再生処理を行うデータ処理ステップを有し、
    前記データ処理ステップは、
    再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
    再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、ファイルリストに記録されたファイル識別情報を取得し、該ファイル識別情報を用いて再生対象データを格納したデータファイルまたは該データファイルの再生に適用するファイルを取得して再生処理を実行するステップを含み、
    前記データ処理部は、
    前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報を前記ファイルリストに追加記録するファイルリスト更新処理を実行するとともに、
    前記ファイルリストを適用した再生処理を行う場合に、
    前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報が存在するか否かの検証処理を実行し、存在すると判定した場合に前記ファイルリストの更新処理を実行し、ファイルリスト更新処理の完了後に、前記ファイルリストを適用した再生処理を行う情報処理方法。
  11. 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
    データ処理部に、メディアに対するデータ記録処理に際して、記録データに関する管理情報を記録したファイルリストの生成または更新処理を行わせるデータ処理ステップを有し、
    前記データ処理ステップは、
    前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルに前記記録データに関する管理情報を記録し、
    前記記録データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、前記ファイルリストに前記記録データの再生に適用するファイルの識別情報を記録する処理を行わせるステップと、
    前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報を前記ファイルリストに追加記録するファイルリスト更新処理を実行し、前記ファイルリストを、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能としたファイル識別情報を含む構成に更新する処理を行わせるステップを含むプログラム。
  12. 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
    データ処理部に、メディアからのデータ再生処理を行わせるデータ処理ステップを有し、
    前記データ処理ステップは、
    再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
    再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、ファイルリストに記録されたファイル識別情報を取得し、該ファイル識別情報を用いて再生対象データを格納したデータファイルまたは該データファイルの再生に適用するファイルを取得して再生処理を実行させるステップを含み、
    さらに、前記プログラムは、前記データ処理部に、
    前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報を前記ファイルリストに追加記録するファイルリスト更新処理を実行させるとともに、
    前記ファイルリストを適用した再生処理を行う場合に、
    前記規格対応データ専用管理情報ファイルに含まれ、前記ファイルリストに含まれないデータの管理情報が存在するか否かの検証処理を実行し、存在すると判定した場合に前記ファイルリストの更新処理を実行し、ファイルリスト更新処理の完了後に、前記ファイルリストを適用した再生処理を行わせるプログラム。
JP2009093627A 2009-04-08 2009-04-08 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム Expired - Fee Related JP5407498B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009093627A JP5407498B2 (ja) 2009-04-08 2009-04-08 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム
PCT/JP2010/056199 WO2010116985A1 (ja) 2009-04-08 2010-04-06 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム
US13/260,938 US8913875B2 (en) 2009-04-08 2010-04-06 Information processing apparatus, information recording medium, information processing method, and program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009093627A JP5407498B2 (ja) 2009-04-08 2009-04-08 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010244636A JP2010244636A (ja) 2010-10-28
JP5407498B2 true JP5407498B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=42936268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009093627A Expired - Fee Related JP5407498B2 (ja) 2009-04-08 2009-04-08 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8913875B2 (ja)
JP (1) JP5407498B2 (ja)
WO (1) WO2010116985A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5293463B2 (ja) * 2009-07-09 2013-09-18 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
CN106020620B (zh) * 2012-09-27 2019-07-26 京瓷株式会社 显示装置、控制方法和控制程序

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3350463B2 (ja) * 1998-12-02 2002-11-25 株式会社東芝 オーディオ情報を保持する媒体、その情報を記録する方法、およびその情報を再生する装置
JP3668213B2 (ja) * 2002-08-13 2005-07-06 株式会社東芝 Hdコンテンツとsdコンテンツとを記録する光ディスク及び光ディスク装置
KR100957799B1 (ko) * 2003-03-06 2010-05-13 엘지전자 주식회사 대화형 디스크의 재생환경 설정방법
CN101031973B (zh) * 2004-09-30 2011-01-26 夏普株式会社 记录再现装置
KR20060125465A (ko) * 2005-06-02 2006-12-06 엘지전자 주식회사 기록매체, 데이터 재생방법 및 재생장치와 데이터 저장방법및 저장장치
JP2007058255A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Hitachi Ltd 鑑賞データ表示装置
JP5098145B2 (ja) * 2005-10-12 2012-12-12 ソニー株式会社 データ管理装置および記録媒体の管理方法
JP4972933B2 (ja) 2005-12-28 2012-07-11 ソニー株式会社 データ構造、記録装置、記録方法、記録プログラム、再生装置、再生方法および再生プログラム
JP2007243907A (ja) * 2006-02-10 2007-09-20 Sony Corp 記録装置、記録方法、記録方法のプログラム、記録方法のプログラムを記録した記録媒体、再生装置、再生方法、再生方法のプログラム及び再生方法のプログラムを記録した記録媒体
JP4229144B2 (ja) 2006-06-23 2009-02-25 ソニー株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4229143B2 (ja) 2006-06-23 2009-02-25 ソニー株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP5057820B2 (ja) * 2007-03-29 2012-10-24 株式会社東芝 デジタルストリームの記録方法、再生方法、記録装置、および再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010116985A1 (ja) 2010-10-14
US20120020645A1 (en) 2012-01-26
JP2010244636A (ja) 2010-10-28
US8913875B2 (en) 2014-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5418030B2 (ja) 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
JP5502741B2 (ja) コピー機能付再生装置およびコピー機能付再生装置に用いるコピー方法
JP6134075B2 (ja) 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム
JP6128236B2 (ja) 情報処理装置、情報記録媒体、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム
JP5395074B2 (ja) 再生装置、再生方法、プログラム
WO2010106745A1 (ja) アプリケーション実行装置
JP5407499B2 (ja) 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
KR101460806B1 (ko) 데이터 변환 방법 및 데이터 변환 장치, 데이터 기록 장치, 데이터 재생 장치, 및 기록 매체
JP5369956B2 (ja) 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム
JP2008047163A (ja) 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP5407498B2 (ja) 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム
JP5407500B2 (ja) 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
JP6589980B2 (ja) 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム
JP2011130219A (ja) 映像記録装置および映像再生装置
JP5240014B2 (ja) 映像記録装置
JP2008181428A (ja) 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
WO2015166817A1 (ja) 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム
KR20070120000A (ko) 데이터를 기록하는 방법, 장치 및 기록매체 그리고재생방법 및 장치
JP2010020632A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130905

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131021

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees