JP2010020632A - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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達也 猪口
Takahisa Ogami
隆久 大上
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剛 志水
Koichi Sotoyama
孝一 外山
Satoshi Aida
悟史 相田
Hiroshi Kimura
洋 木村
Shizuka Kurisu
静佳 栗栖
Yoshinori Ichikawa
嘉紀 市川
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Abstract

【課題】サーバからの後発データの取得およびローカル記憶部格納処理における改善された構成を実現する。
【解決手段】ユーザ装置がサーバから後発データを取得する際、サーバが後発データを構成するファイルのファイル名や、ローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報をユーザ装置に提供する。ユーザ装置は、受信パス情報およびファイル名に従って、サーバから受信する後発データのローカル記憶部格納処理を実行する。本構成によれば、ユーザ装置の処理負荷を増大させることなく、ディスクとローカル記憶部に格納した後発データを読み出すためのバーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築が可能となるようなファイル名や格納位置を設定して、後発データを格納することが可能となる。
【選択図】図17

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。さらに、詳細には、Blu−ray Disc(登録商標)やDVDなどの情報記録媒体の格納コンテンツに対応するサブコンテンツなどをサーバからダウンロードしてローカル記憶部に格納し、ディスク格納コンテンツと、ローカル記憶部格納コンテンツ(後発データ)を利用したコンテンツ利用処理を行うための後発データの提供処理や格納処理を行う情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
音楽等のオーディオデータ、映画等の画像データ、ゲームプログラム、各種アプリケーションプログラム等、様々なソフトウエアデータ(以下、これらをコンテンツ(Content)と呼ぶ)は、記録メディア、例えば、Blu−ray Disc(登録商標)やDVD(Digital Versatile Disc)などの情報記録媒体(記録メディア)に格納してユーザに提供することができる。青色レーザを利用したBlu−ray Disc(登録商標)は高密度記録可能なディスクであり大容量の映像コンテンツなどを高画質データとして記録でき、昨今、利用が増大している。
コンテンツ格納ディスクは、例えばユーザ所有のディスクプレーヤ等の再生装置、あるいはPC(Personal Computer)などの様々な装置に装着してコンテンツの再生を行うことができる。
音楽データ、画像データ等、多くのコンテンツは、一般的にその作成者あるいは販売者に頒布権等が保有されている。従って、このようなコンテンツをユーザに提供する場合、一定の利用制限、すなわち、正規なユーザのみのコンテンツ利用を許容する形態とするのが一般的である。例えば許可のない無秩序なコンテンツコピー等が行われないような制御が行なわれる。
Blu−ray Disc(登録商標)において採用しているコンテンツ利用制御構成には、コンテンツをユニット(CPSユニット)に区分し、各ユニット単位で暗号化を行う構成や、利用制御情報(Usage Rule)を対応付けて管理を行う構成などがある。コンテンツはCPSユニットによって区分され、各CPSユニットは、ユニット対応の利用制御情報(Usage Rule)に規定された範囲で利用が許容される。
多くの場合、利用制御情報(Usage Rule)は、コンテンツに併せてディスクに記録される。再生装置は、コンテンツ再生時に再生コンテンツの属するCPSユニットに対応する利用制御情報をディスクから読み出して、利用制御情報に従ってコンテンツ利用を行う。利用制御情報(Usage Rule)には、例えばコンテンツのコピー・再生制御情報(CCI)、具体的には、コピーの許可されたコンテンツであるか、コピーの許可されないコンテンツであるかなど、許容される利用態様や許容されない利用態様などの情報を記録した情報である。
CPSユニットに属するコンテンツが暗号化コンテンツである場合は、ユニット対応の暗号鍵であるCPSユニット鍵が対応付けられる。暗号化コンテンツの再生時には、CPSユニット鍵を利用した復号処理が行われる。なお、CPSユニット鍵を格納したCPSユニット鍵ファイルもディスクに記録される。Blu−ray Disc(登録商標)に格納されたコンテンツは、このように厳格な利用管理の下で利用制御がなされる。
さらに、Blu−ray Disc(登録商標)の規格では、ディスクに記録されたコンテンツに対応する付属データ、例えば映画コンテンツに対応する字幕データや吹き替えデータ、その他のコンテンツ対応のサービスデータ、動画、静止画等のコンテンツを、後発データ(トレーラー(trailer)とも呼ばれる)としてサーバからダウンロードして利用する場合の利用制御についても規定している。
なお、サーバなどから後発データ(トレーラー)を取得してユーザ装置のハードディスク等のローカル記憶部に記録してディスク記録コンテンツに併せて再生するコンテンツ利用システムについては、例えば特許文献1(特許3959735号公報)や、特許文献2(特開2003−140662号公報)に開示されている。
Blu−ray Disc(登録商標)におけるコンテンツ利用制御の規格としてAACS(Advanced Access Content System)がある。これは、ディスク記録済みコンテンツのみならず、上記のようなローカル記憶部に格納した後発データについての利用制についても規定している。
なお、Blu−ray Disc(登録商標)等のディスク記録コンテンツと、ハードディスク等のローカル記憶部に記録された後発データをユーザ装置において併せて再生する際には、ディスク格納コンテンツと、ハードディスクなどのローカル記憶部格納コンテンツを統合したバーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築して再生処理が行われる。このVFSに基づく再生処理により、あたかも1つのメディアからの再生処理と同様の再生が可能となる。
このVFS構築処理の際、ローカル記憶部に記憶された後発データのファイル名を、VFS設定用のファイル名に変換する処理を行う。ローカル記憶部には、様々なコンテンツ提供サーバからの様々な後発データが格納される。これらの後発データファイルをVFS上に設定する場合、VFS上において重複のないように、かつ確実なファイル識別が可能となるようにVFS用のファイル名を設定することが必要となる。
すなわち、[ローカル記憶部上のファイル名]を[VFS上のファイル名]に変換する処理が必要となる。このファイル名変換処理のために、ユーザ装置はファイル名変換テーブルを保持する。このファイル名変換テーブルは、マニフェストファイル(BUMF:Binding Unit Manifest File)と呼ばれる。
ユーザの情報処理装置においてディスク格納コンテンツとローカル記憶部格納コンテンツの双方を利用して再生を行う場合には、ファイル名変換テーブルであるマニフェストファイル(BUMF:Binding Unit Manifest File)を利用してバーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築することが必要となる。
このバーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築するためには、ユーザ装置のローカル記憶部に格納される後発データファイルのファイル名や、格納位置を示すパス情報が、一定のルールに適合し、ファイル名変換テーブルとの整合性が保たれていることが必要である。従って、ユーザ装置では、サーバから取得する後発データをローカル記憶部に格納する場合には、バーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築可能なように後発データを構成するファイルのファイル名や格納位置を設定することが必要となる。
ユーザの情報処理装置において、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を参照しながら、サーバから取得する複数の後発データファイルの格納位置を決定することも可能であるが、このような処理はユーザ装置における処理負荷を発生させることになる。また、誤った格納処理を実行した場合にはバーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築に失敗し、再生ができなくなるといったエラーが発生する可能性もある。
特許3959735号公報 特開2003−140662号公報
本発明は、例えば上述の状況に鑑みてなされたものであり、後発データをサーバから取得してユーザ装置のローカル記憶部に格納する場合のユーザ装置の処理負荷の増加や処理エラーの発生を防止したものである。具体的には、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築が可能となるようなファイル名や格納位置をサーバから提供し、ユーザ装置が提供情報に従って後発データを格納することを可能とした情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
サーバとの通信を実行する通信部と、
前記サーバから取得した後発データを格納するローカル記憶部と、
前記サーバから後発データを取得して前記ローカル記憶部に格納する処理を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記サーバから受信する後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記ローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報を前記サーバから受信し、受信パス情報およびファイル名に従って、前記サーバから受信する後発データのローカル記憶部格納処理を実行する構成である情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、ディスク格納データと前記ローカル記憶部に格納された後発データを利用したデータ再生処理に際して、前記ディスクと前記ローカル記憶部の格納データを読み出すために前記パス情報およびファイル名を利用したバーチャル・ファイルシステムを構築する構成である。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記ローカル記憶部に格納された後発データに対応するファイルのファイル名を、ファイル名変換テーブルを利用して前記バーチャル・ファイルシステムにおけるファイル名に変換する処理を行う構成であり、前記サーバから受信するファイル名は、前記ファイル名変換テーブルに記録されたファイル名と整合するデータである。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記後発データの取得処理に際して、前記バーチャル・ファイルシステムの構築または更新に必要となるファイルセットに対応するパッケージの指定情報であるパッケージIDを前記サーバに送信して後発データの取得処理を行う構成である。
さらに、本発明の第2の側面は、
ユーザ装置との通信を実行する通信部と、
前記ユーザ装置に提供する後発データを格納したデータベースと、
前記通信部を介して前記ユーザ装置からの後発データ取得要求を受信し、前記データベースから取得した後発データをユーザ装置に送信するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記ユーザ装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報をユーザ装置に提供する処理を行う構成であるサーバにある。
さらに、本発明のサーバの一実施態様において、前記データ処理部は、前記ユーザ装置がディスク格納データとローカル記憶部に格納した後発データの再生処理に必要とするバーチャル・ファイルシステムの構築を可能とするファイル名、およびパス情報をユーザ装置に提供する構成である。
さらに、本発明のサーバの一実施態様において、前記データ処理部は、前記バーチャル・ファイルシステムの構築に必要とする後発データのファイル名の変換処理に適用するファイル名変換テーブルの記録情報と整合するファイル名およびパス情報をユーザ装置に提供する構成である。
さらに、本発明のサーバの一実施態様において、前記データ処理部は、前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に含まれる要求データ識別子としてパッケージIDを受信して、該パッケージIDの対応付けられたファイルセットを前記データベースから抽出してユーザ装置に送信する処理を行う構成であり、前記パッケージIDは、ユーザ装置においてディスクとローカル記憶部の格納データを読み出すために設定されるバーチャル・ファイルシステムの構築または更新に必要となるファイルセットに対応するパッケージの指定情報であり、前記データ処理部は、前記パッケージIDをユーザ装置に対する送信データの選択情報として適用した処理を行う構成である。
さらに、本発明の第3の側面は、
ディスクを装着しディスク格納データの再生処理を行う情報処理装置と、
前記情報処理装置からのデータ取得要求を受信して、前記情報処理装置に対する後発データの提供処理を行うサーバを有する情報処理システムであり、
前記サーバは、
前記情報処理装置からの後発データ取得要求を受信し、データベースから取得した後発データをユーザ装置に送信する処理を実行するとともに、後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記情報処理装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報を前記情報処理装置に提供する処理を行う構成であり、
前記情報処理装置は、
前記サーバから受信する後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記ローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報を前記サーバから受信し、受信パス情報およびファイル名に従って、前記サーバから受信する後発データのローカル記憶部格納処理を実行する構成である情報処理システムにある。
さらに、本発明の第4の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
通信部が、サーバから後発データと該後発データに含まれるファイルのファイル名、および情報処理装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報を受信するデータ受信ステップと、
データ処理部が、前記パス情報およびファイル名に従って、前記サーバから受信する後発データをローカル記憶部に格納する処理を実行するデータ格納ステツプと、
を有する情報処理方法にある。
さらに、本発明の第5の側面は、
ユーザ装置に対する後発データの提供処理を実行するサーバにおける情報処理方法であり、
データ処理部において、前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記ユーザ装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報をユーザ装置に提供する情報提供ステップと、
データ処理部において、前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データをユーザ装置に提供する後発データ提供ステップを有する情報処理方法にある。
さらに、本発明の第6の側面は、
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
通信部に、サーバから後発データと該後発データに含まれるファイルのファイル名、および情報処理装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報を受信させるデータ受信ステップと、
データ処理部に、前記パス情報およびファイル名に従って、前記サーバから受信する後発データをローカル記憶部に格納する処理を実行させるデータ格納ステップと、
を有するプログラムにある。
さらに、本発明の第7の側面は、
サーバにおいて、ユーザ装置に対する後発データの提供処理を実行させるプログラムであり、
データ処理部に、前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記ユーザ装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報をユーザ装置に提供させる情報提供ステップと、
データ処理部に、前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データをユーザ装置に提供させる後発データ提供ステップを有するプログラムにある。
なお、本発明のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例の構成においては、ユーザ装置がサーバから後発データを取得する処理を行う場合、サーバは、後発データを構成するファイルのファイル名や、ローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報をユーザ装置に提供する。ユーザ装置は、受信パス情報およびファイル名に従って、サーバから受信する後発データのローカル記憶部格納処理を実行する。本構成によれば、ユーザ装置の処理負荷を増大させることなく、ディスクとローカル記憶部に格納した後発データを読み出すためのバーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築が可能となるようなファイル名や格納位置を設定して、後発データを格納することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。説明は、以下の項目に従って行う。
1.情報処理装置の構成と処理の概要
2.VFSを利用したコンテンツ再生処理とファイル名変換テーブル(BUMF)の概要
3.後発データファイルセットのパッケージ化処理
4.パッケージの細分化情報としてのグループIDを利用した処理例
5.後発データのファイルIDまたはパス情報をサーバからユーザ装置に提供する処理例
[1.情報処理装置の構成と処理の概要]
まず、本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成と処理の概要について説明する。図1は、例えばBlu−ray Disc(登録商標)などのディスク(情報記録媒体)200の再生処理を実行する例えばPCや再生装置等の情報処理装置100を示す図である。
情報処理装置100は、以下の構成を有する。
コンテンツの再生処理、後発データ(トレーラー)の取得処理、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築処理、コンテンツ利用処理などを実行するCPUなどのプログラム実行機能を持つデータ処理部101、
ディスク200の格納コンテンツに対応するデータとして、サーバ131,132からダウンロードしたデータやユーザの生成したデータなどの後発データ(トレーラー)および管理データを格納する例えばハードディスクやフラッシュメモリ等によって構成されるローカル記憶部102、
ディスク200に対するデータ入出力を行なうドライブ103、
プログラムの実行領域、パラメータ格納領域などに利用されるROM,RAMなどによって構成されるメモリ104、
ネットワークを介した例えばサーバとの通信を実行する通信インタフェース105、
コンテンツやコンテンツ情報表示を行なう表示部106、
これらの構成を有する。
情報処理装置100は、ディスク200からドライブ103を介して情報記録媒体100に格納されたコンテンツを読み取り、コンテンツの再生処理を行なう。この処理はデータ処理部101の制御の下に行なわれる。ディスク200は、例えば、コンテンツが予め記録されたROMメディアである。
情報処理装置100は、ディスク200に格納されたコンテンツ再生に併せて利用可能なサブコンテンツ、例えば、ディスク200に格納されたコンテンツが映画コンテンツである場合の字幕データや吹き替えデータ、その他、ディスク200に格納されたコンテンツに対応するサービスデータなどの後発データ(トレーラー)を、サーバ131,132を介して取得し、取得データを例えばハードディスクやフラッシュメモリ等によって構成されるローカル記憶部102に記憶する。
ローカル記憶部102に記憶される後発データは、例えばディスク200の格納コンテンツのいずれかに対応して取得されルデータである。ディスク200の格納コンテンツの再生処理に際して、サーバから取得しローカル記憶部102に格納された後発データの再生を併せて実行することができる。
この再生処理においては、例えばディスク格納コンテンツと、ハードディスクなどのローカル記憶部格納コンテンツを統合したバーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築して再生処理が行われる。このVFSに基づく再生処理により、あたかも1つのメディアからの再生処理と同様の再生が可能となる。VFSに基づく再生処理の詳細については後段で説明する。
データ処理部101は、後発データの記録に際して、必要に応じて後発データに関する管理情報や説明情報を生成または更新してローカル記憶部102に記録する。データ処理部101は、ローカル記憶部102に設定される後発データ用ディレクトリに、後発データおよび管理情報、説明情報の記録を行う。
データ処理部101は、バインディングユニット(BU:Binding Unit)ともよばれる管理ユニット単位で、後発データの管理を行う。管理ユニット(BU)は、ディスク200に格納されたコンテンツに対応して後発的に生成または取得された後発データ、例えばサーバからのダウンロードコンテンツやユーザ生成データを含むユニットとして設定される。後発データの多くは、ディスク200に格納されたコンテンツの再生に併せて再生利用可能なデータである。
データ処理部101は、ディスク200に格納されたコンテンツと、ローカル記憶部102に記憶された後発データとを併せて再生する際、上述したようにバーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築して再生処理を行うが、この際、ローカル記憶部102に記憶された後発データのファイル名変換処理を行う。この変換処理に適用するテーブルはファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))と呼ばれる。マニフェストファイルは、管理ユニット(バインディングユニット(BU))単位で、後発データ管理情報を記録しており、バインディングユニットマニフェストファイル(BUMF)とも呼ばれる。
基本的には、1つの管理ユニット(BU)に対して1つのマニフェストファイル(BUMF)が設定されるが、1つのマニフェストファイル(BUMF)中に複数の管理ユニットの管理情報を記録することも許容される。マニフェストファイル(BUMF)の具体例および使用例については後段で説明する。
次に、図2、図3を参照して情報記録媒体の格納データ例および情報処理装置のコンテンツ再生処理例について説明する。図2は、ディスク200の格納データ、および情報処理装置(再生装置)100のコンテンツ再生処理例を示す図である。ここでは、コンテンツ格納済みディスクとしてのROMディスクの情報格納例を示す。情報処理装置100は、例えばPC、あるいは再生専用装置など、様々な情報処理装置であり、ディスク200からのデータ読み取り処理を実行するドライブ103を有する。
ディスク200としてのROMディスクは、例えば、Blu−ray Disc(登録商標)、DVDなどの情報記録媒体であり、例えば正当なコンテンツ権利者の許可の下にディスク製造工場において製造された正当なコンテンツを格納した情報記録媒体である。
図2に示すように、ディスク200には、
コンテンツ201。
後述するサーバからのコンテンツダウンロード処理などに適用するプログラムである後発データ対応プログラム202。
ブロードキャストエンクリプション方式の一態様として知られる木構造の鍵配信方式に基づいて生成される暗号鍵ブロックとしてのMKB(Media Key Block)203。
ディスク200の格納コンテンツなどの正当性を証明するコンテンツ証明書(CC::Content Cert)、コンテンツ識別子としてのコンテンツID、情報記録媒体個別、あるいは所定枚数単位の情報記録媒体毎の識別情報として設定されるボリュームID、ディスク固有の識別情報としてのメディアIDに相当するPMSN(Pre−recorded Media Serial Number)などを含む処理管理ファイル204。
コンテンツのコピー・再生制御情報としてのCCI(Copy Control Information)等を含む利用制御情報(Usage Rule)205。
コンテンツ利用管理単位としてのコンテンツ管理ユニット(CPSユニット)毎に設定される暗号鍵であるCPSユニット鍵を格納したCPSユニット鍵ファイル206。
これらのデータが格納されている。
なお、後発データ対応プログラム202は、例えばJava(登録商標)アプリケーションプログラムによって構成されるプログラムである。Blu−ray Disc(登録商標)に格納されるJava(登録商標)アプリケーションプログラムは、BD−Jプログラム(またはBD−Jアプリケーション)とも呼ばれる。以下、ディスク200に格納される情報の概要について説明する。
(1)コンテンツ201
ディスク200には、様々なコンテンツが格納される。例えば高精細動画像データであるHD(High Definition)ムービーコンテンツなどの動画コンテンツのAV(Audio Visual)ストリームやゲームプログラム、画像ファイル、音声データ、テキストデータ、Java(登録商標)アプリケーションプログラムなどのコンテンツである。
これらのコンテンツ中、メインコンテンツである例えば映画コンテンツは、特定のAVフォーマット規格データであり、コンテンツの著作権保護技術の規格であるAACS(Advanced Access Content System)の規格に従って暗号化データとして記録される。すなわち、コンテンツをユニット(CPSユニット)として区分し、各ユニットに対応するユニット鍵(CPSユニット鍵)を適用した暗号化コンテンツとしてディスクに記録される。コンテンツの記録フォーマットについての詳細は図3を参照して後段で説明する。
コンテンツ201には、さらに例えばゲームプログラムや、画像ファイル、音声データ、テキストデータなどがサブコンテンツとして格納される場合もある。サブコンテンツは、特定のAVデータフォーマットに従わないデータである場合もある。
メインコンテンツ、サブコンテンツとともに、コンテンツの種類としては、音楽データ、動画、静止画等の画像データ、ゲームプログラム、WEBコンテンツなど、様々なコンテンツが含まれ、これらのコンテンツには、ディスク200からのデータのみによって利用可能なコンテンツ情報と、ディスク200からのデータと、ネットワーク接続されたサーバから提供されるデータとを併せて利用可能となるコンテンツ情報など、様々な態様の情報が含まれる。
(2)後発データ用プログラム202
ディスクに格納されたコンテンツに対応する後発データのサーバからのダウンロード処理などに適用するプログラムである。例えばJava(登録商標)アプリケーションによって構成されるプログラムである。Blu−ray Disc(登録商標)の場合には、Blu−ray Disc(登録商標)に対応して設定されるJava(登録商標)プログラムであるBD−Jプログラムが利用される。
なお、BD−Jプログラムを適用してサーバからダウンロードされる後発データは、ディスクに格納されたコンテンツに対応する字幕データや、サービス映像コンテンツや予告編等のデータ、さらに、更新された利用制御情報やCPSユニット鍵ファイルなど様々なファイルによって構成される。なお、BD−Jプログラム自身の更新プログラムもダウンロード対象データとなる場合がある。
(3)MKB
MKB(Media Key Block)203は、ブロードキャストエンクリプション方式の一態様として知られる木構造の鍵配信方式に基づいて生成される暗号鍵ブロックである。MKB203は有効なライセンスを持つユーザの情報処理装置に格納されたデバイス鍵(Kd)に基づく処理(復号)によってのみ、コンテンツの復号に必要なキーであるメディア鍵(Km)の取得を可能とした鍵情報ブロックである。これはいわゆる階層型木構造に従った情報配信方式を適用したものであり、ユーザデバイス(情報処理装置)が有効なライセンスを持つ場合にのみ、メディア鍵(Km)の取得を可能とし、無効化(リボーク処理)されたユーザデバイスにおいては、メディア鍵(Km)の取得が不可能となる。
MKBの管理を行う管理センタはMKBに格納する鍵情報の暗号化に用いるデバイス鍵の変更により、特定のユーザデバイスに格納されたデバイス鍵では復号できない、すなわちコンテンツ復号に必要なメディア鍵を取得できない構成を持つMKBを生成することができる。従って、任意タイミングで不正デバイスを排除(リボーク)して、有効なライセンスを持つデバイスに対してのみ復号可能な暗号化コンテンツを提供することが可能となる。
(4)処理管理ファイル
処理管理ファイル204には、例えば以下のデータが含まれる。
ディスク格納コンテンツの正当性を証明するための証明書であるコンテンツ証明書(CC:Content Cert)。
ディスク200の格納コンテンツの識別子としてのコンテンツID。
情報記録媒体個別、あるいは所定枚数単位の情報記録媒体毎の識別情報として設定されるボリュームID。
ディスク固有の識別情報としてのメディアIDに相当するPMSN(Pre−recorded Media Serial Number)。
その他、ディスク200の識別情報としてのディスクID、ディスク200の格納コンテンツの編集スタジオの識別子としてのスタジオID、これらのデータが含まれる。
(5)利用制御情報(Usage Rule)
利用制御情報(Usage Rule)205には、例えばコピー・再生制御情報(CCI)が含まれる。すなわち、ディスク200に格納された暗号化コンテンツ201、あるいはサーバから後発的に取得するコンテンツなどに対応する利用制御のためのコピー制限情報や、再生制限情報である。このコピー・再生制御情報(CCI)は、コンテンツ管理ユニットとして設定されるCPSユニット個別の情報として設定される場合や、複数のCPSユニットに対応して設定される場合など、様々な設定が可能である。
(6)CPSユニット鍵ファイル
ディスク200に格納された暗号化コンテンツは、上述したように、コンテンツ管理ユニットとして設定されるCPSユニットに区分され、ユニット単位の暗号鍵を適用して暗号化されている。再生処理を実行する情報処理装置は、再生対象とするコンテンツの属するCPSユニットを判別し、判別したCPSユニットに対応する暗号鍵としてのCPSユニット鍵を適用した復号処理を行うことが必要となる。このCPSユニット鍵を取得するために必要なデータを格納したファイルがCPSユニット鍵ファイルである。なお、コンテンツ再生には、CPSユニット鍵のみならず、他の様々な鍵情報や鍵生成情報等を適用することが必要となる。
図2には、ディスク200の格納データの詳細と、ディスク200の格納コンテンツとローカル記憶部102の格納コンテンツ、例えばサーバから後発的に取得したコンテンツを併せて再生する情報処理装置100の処理の概略を示している。情報処理装置は、情報記録媒体の格納データの読み取り処理を実行するドライブ103を有する。
情報処理装置100のデータ処理部101は、まず、ステップS11において、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築処理を行う。すなわち、ディスク200の格納コンテンツと、ハードディスクなどのローカル記憶部102の格納コンテンツを統合したバーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築する。このVFSに基づく再生処理により、あたかも1つのメディアからの再生処理と同様の再生が可能となる。その後、ステップS12〜S13においてコンテンツの復号処理およびデコード(例えばMPEGデコード)処理が行われてコンテンツ再生が実行される。
メモリ104は、プログラムの実行領域、データ格納領域などに利用されるROM,RAMによって構成されるメモリであり、コンテンツ復号処理に適用するデバイス鍵[Kd]や、様々な処理を実行するプログラムなどが格納される。情報処理装置100は、コンテンツの復号に際して、これらメモリ104に格納されたデータと、ディスク200からの読み取りデータとに基づいてコンテンツの復号に適用する鍵を生成し、再生対象となる暗号化コンテンツの復号処理を実行する。
次に、図3を参照して、情報記録媒体に格納されるコンテンツのフォーマット例について説明する。情報記録媒体に格納されるコンテンツは、少なくともその一部はユニット毎の異なる利用制御を実現するため、ユニット毎に異なる鍵が割り当てられ暗号化処理されて格納される。すなわち、コンテンツはコンテンツ管理ユニット(CPSユニット)に区分されて、個別の暗号化処理がなされ、個別の利用管理がなされる。
暗号化コンテンツの再生などコンテンツ利用に際しては、まず、各ユニットに割り当てられたCPSユニット鍵を取得することが必要であり、さらに、その他の必要な鍵、鍵生成情報等を適用して予め定められた復号処理シーケンスに基づくデータ処理を実行して再生を行う。コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)の設定態様について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、コンテンツは、(A)インデックス210、(B)ムービーオブジェクト220、(C)プレイリスト230、(D)クリップ240の階層構成を有する。再生アプリケーションによってアクセスされるタイトルなどのインデックスを指定すると、例えばタイトルに関連付けられた再生プログラムが指定され、指定された再生プログラムのプログラム情報に従ってコンテンツの再生順等を規定したプレイリストが選択される。
プレイリストには、再生対象データ指定情報であるプレイアイテムが含まれる。プレイリストに含まれるプレイアイテムによって規定される再生区間としてのクリップ情報によって、コンテンツ実データとしてのAVストリームやコマンドが選択的に読み出されて、AVストリームの再生、コマンドの実行処理が行われる。なお、プレイリスト、プレイアイテムは多数、存在し、それぞれに識別情報としてのプレイリストID、プレイアイテムIDが対応付けられている。
なお、図3に示すフォーマットは、AACS規定に従った暗号化コンテンツのフォーマットであり、ディスクに格納されるコンテンツ201の全てがこのフォーマットに従ったデータであることは必須ではない。ディスクにはこのフォーマットに従って記録された暗号化データ以外にコマーシャルコンテンツ、サービスコンテンツなど様々なコンテンツが記録可能である。これらのデータは、非暗号化コンテンツとしてディスクに記録されている場合もあり、このようなコンテンツの再生にもプレイリストの利用が可能である。また、Java(登録商標)プログラムの再生にもプレイリストの利用が可能である。
図3に示すプレイリストの設定は、すべて暗号化データとしてのAVストリームのみの再生を指定するプレイリストの例を示しているが、この他に、AACS規定に従ったAVストリームと、非暗号化データとしてのコンテンツ再生用のプレイリストなども設定可能である。なお、ユーザがコンテンツを再生する場合は、タイトルを指定して再生が行われるが、ユーザによるタイトル指定によって再生プログラムが選択され、再生プログラムによってプレイリストが選択されて、選択されたプレイリストによって1つあるいは複数の再生コンテンツが順次選択されて再生が行われる。
図3には、ディスク200に記録されたコンテンツ201に含まれる暗号化コンテンツ中の2つのCPSユニットを示している。これらは、情報記録媒体に格納されたコンテンツの一部を構成している。CPSユニット1,271、CPSユニット2,272の各々は、インデックスとしてのタイトルと、再生プログラムファイルとしてのムービーオブジェクトと、プレイリストと、コンテンツ実データとしてのAVストリームファイルを含むクリップを含むユニットとして設定されたCPSユニットである。
コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)1,271には、タイトル1,211とタイトル2,212、再生プログラム221,222、プレイリスト231,232、クリップ241、クリップ242が含まれ、これらの2つのクリップ241,242に含まれるコンテンツの実データであるAVストリームデータファイル261,262が、少なくとも暗号化対象データであり、原則的にコンテンツ管理ユニット(CPSユニット)1,271に対応付けて設定される暗号鍵であるCPSユニット鍵(Ku1)を適用して暗号化されたデータとして設定される。
コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)2,272には、インデックスとしてアプリケーション1,213、再生プログラム224、プレイリスト233、クリップ243が含まれ、クリップ243に含まれるコンテンツの実データであるAVストリームデータファイル263がコンテンツ管理ユニット(CPSユニット)2,272に対応付けて設定される暗号鍵である暗号鍵であるCPSユニット鍵(Ku2)を適用して暗号化される。
例えば、ユーザがコンテンツ管理ユニット1,271に対応するアプリケーションファイルまたはコンテンツ再生処理を実行するためには、コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)1,271に対応付けて設定された暗号鍵としてのユニット鍵:Ku1を取得して復号処理を実行することが必要となる。コンテンツ管理ユニット2,272に対応するアプリケーションファイルまたはコンテンツ再生処理を実行するためには、コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)2,272に対応付けて設定された暗号鍵としてのユニット鍵:Ku2を取得して復号処理を実行することが必要となる。
CPSユニット鍵ファイルの具体的構成例を図4に示す。図4は、CPSユニット鍵ファイルの構成をテーブルとして示す図である。図4に示すように、CPSユニット鍵ファイルは、タイトルなどのインデックス情報毎に区分され、各インデックスに対応するコンテンツ管理ユニット番号(CPSユニット番号)と、暗号化済みCPSユニット鍵[Kun]が対応付けられたデータ構成とされる。
コンテンツ再生を実行する情報処理装置は、各CPSユニットに設定されたユニット番号(CPSユニット番号)に基づいて、対応するCPSユニット鍵を取得して暗号化コンテンツであるCPSユニットの復号処理を実行する。
[2.VFSを利用したコンテンツ再生処理とファイル名変換テーブル(BUMF)の概要]
先に説明したようにコンテンツ再生処理を実行する情報処理装置100のデータ処理部101は、ディスク200に格納されたコンテンツと、ローカル記憶部102に記憶された後発データとを併せて再生する際、バーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築して再生処理を行う。この際、ローカル記憶部102に記憶された後発データのファイル名変換処理を行う。この変換処理に適用するテーブルがファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))である。以下、VFSを利用したコンテンツ再生処理とファイル名変換テーブル(BUMF)の概要について説明する。
図5を参照して、ディスク200の格納コンテンツと、ハードディスク等のローカル記憶部102に格納された後発データとを併せて再生する場合に設定するバーチャル・ファイルシステム(VFS)について説明する。例えばディスク200の格納コンテンツがフランス語の映画コンテンツであり、ハードディスク等のローカル記憶部102に格納された後発データがその映画コンテンツに対応する日本語字幕データである場合、両者を併せて再生することで、日本語字幕つきの映画再生が可能となる。
このような複合したコンテンツ再生を行なう場合、情報処理装置100は、ローカル記憶部102の後発データ管理ファイルを含むディレクトリおよびファイルをディスク200のディレクトリおよびファイルと仮想的に合成する。すなわちバーチャル・ファイルシステム(VFS)を設定する。このバーチャル・ファイルシステム(VFS)設定処理は、ディスク上のデータファイルと、ローカル記憶部の対応する後発データファイルを仮想的な1つのディレクトリ上のファイルとする設定である。この処理により異なる記録媒体に格納されたファイルを高速にアクセスすることが可能となる。
図5に示すアプリケーションプログラム320は、ムービーオブジェクト(MovieObject)や、後発データ再生管理プログラム(BD−Jアプリ)など情報処理装置100において再生処理等を実行するアプリケーションプログラムである。アプリケーションプログラム320は、バーチャル・ファイルシステムを介して、ディスク200に記録されているファイルやローカル記憶部102に記録されているファイルを操作する。アプリケーションプログラム320は、バーチャル・ファイルシステムを介して、ローカル記憶部102に記録されているファイルの検索情報である後発データ検索情報321を利用して必要とする後発データファイルを取得する。
バーチャル・ファイルシステムは、アプリケーションプログラム320に対して、記録媒体(ファイルシステム)の違いを隠蔽する役割を果たす。従って、アプリケーションプログラム320は、ファイルが記録されている記録媒体の違いを意識せずに、同じAPIを利用して、各記録媒体に記録されているファイルを操作することができる。
例えば、バーチャル・ファイルシステムは、装置にディスクが装着されたとき、あるいはアプリケーションプログラムの実行時などにディスクのファイルシステムとローカル記憶部102のファイルシステムをマージして生成される。生成されたバーチャル・ファイルシステム(VFS)が情報処理装置100のメモリに記憶される。なお、新たな後発データ(トレーラー)の取得などによって、ローカル記憶部102に記録されているディレクトリやファイルが変更されるごとに、バーチャル・ファイルシステム(VFS)は更新される。
このように、ディスク200に格納されたコンテンツと、ローカル記憶部102に記憶された後発データ(トレーラー)とを併せて再生する際には、バーチャル・ファイルシステム(VFS)を設定することが必要となる。
なお、先に説明したように、ユーザの情報処理装置がサーバから取得する後発データ(トレーラー)は、例えば映画などのコンテンツ実体を格納したコンテンツファイルに限らず、CPSユニット鍵ファイルや、利用制御情報ファイルなど様々なファイルによって構成される。
図6に、ユーザの情報処理装置に装着されるディスク410の格納データと、ユーザの情報処理装置内のハードディスク等のローカル記憶部430内に格納された後発データ(トレーラー)の例を示す。
図6には、ディスク410と、ローカル記憶部430に格納された複数のファイル構成を示している。ファイルは管理情報などを含むファイル群と、映画などのAVコンテンツの実体データを含むAVストリームファイル群によって構成される。AVストリームファイルには、コンテンツ実体としての[CPSユニットxxx対応コンテンツファイル]が複数設定される。コンテンツは前述したようにCPSユニットによって区分されている。
管理情報などを含むファイル群には、コンテンツの再生に適用する暗号鍵のファイルである[ユニット鍵情報ファイル]や、[MKB情報ファイル]、コンテンツの正当性確認に適用するコンテンツ証明書を格納した[コンテンツ証明書ファイル]、各CPSユニットに対応する利用制御情報を格納した[CPSユニットxxx対応利用制御情報ファイル]などが格納される。
図に示すように、ディスク410に記録されたファイルの一部は[無効]、あるいは[一部無効]となる場合がある。これは、ディスクに記録されたファイルの更新ファイルが、サーバからダウンロードされた場合であり、サーバからダウンロードされ、ローカル記憶部430に記録された更新ファイルを利用する場合、ディスクの格納ファイルを無効、あるいは一部無効として利用しない設定とするものである。
例えば、ディスクの格納データの一部を、ユーザの情報処理装置のローカル記憶部430に格納された後発データ(トレーラー)に置き換えて利用する場合、ファイルを置き換えた更新されたバーチャル・ファイルシステム(VFS)を設定することが必要となる。バーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新が不完全な場合には、コンテンツ再生ができなくなることがある。
なお、サーバからダウンロードするデータは、ディスク格納ファイルに対応する置き換えデータファイルのみではなく、ディスク410には記録されていない新たなコンテンツである場合もある。例えば、図に示す[CPSユニットコンテンツファイル003]431は、ディスク410には記録されていない新たなコンテンツを格納したコンテンツファイルである。
このように、ユーザの情報処理装置は、様々なファイルをサーバから後発データ(トレーラー)としてダウンロードを行う。ダウンロードファイルは、情報処理装置のハードディスクなどのローカル記憶部430に格納される。ユーザの情報処理装置は、ディスク410の格納ファイルと、ローカル記憶部430の格納ファイルを利用して、図5を参照して説明したバーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築して、2つのメディアに格納されたファイルを選択的に読み出してコンテンツ再生処理を実行する。
なお、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築によるコンテンツ再生処理においては、ローカル記憶部に記憶された後発データのファイル名変換処理を行うことが必要となる。すなわち、再生プログラムの指定するファイル名によって、ディスク格納ファイルを読み出すのと同様に、ローカル記憶部の格納ファイルの読み出しを可能とするファイル名変換処理が必要となる。
このファイル名変換処理に適用するテーブルがファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))である。ファイル名変換テーブル[BUMF]の構成について、図7を参照して説明する。
ユーザの情報処理装置は、ローカル記憶部に、サーバなどから取得した後発データファイルに併せて、ファイル名変換テーブル[BUMF]を保持し、バーチャル・ファイルシステムであるVFS生成処理に際して、ファイル名変換テーブルを参照して、[ローカル記憶部上のファイル名]を[VFS上のファイル名]に変換して、VFS上に設定する。
図7に示すファイル名変換テーブル(BUMF)は、[ローカル記憶部上のファイル名]と、[スタジオID]と、[変換後のファイル名]の各エントリを対応付けた構成を持つ。スタジオIDとはコンテンツの編集を行った編集エンティテイの識別情報である。ファイル名変換テーブル(BUMF)は、ローカル記憶部に格納されたファイルのファイル名を、バーチャル・ファイルシステム(VFS)用のVFSファイル名に変換するための情報を持つ。
[ローカル記憶部上のファイル名]は、後発データを格納するローカル記憶部に記録する際の実際のファイル名である。これらは、重複がないように設定される。
情報処理装置では、バーチャル・ファイルシステムの構築に際して、ファイル名変換テーブルを適用して変換後のファイル名を取得して、取得したファイル名をバーチャル・ファイルシステム上のファイル名として設定する。再生対象コンテンツのスタジオIDを取得して、このIDに基づいて、ファイル名変換テーブルを適用して変換後のファイル名を取得してバーチャル・ファイルシステム上のファイル名として設定する。
例えば、
ローカル記憶部上のファイル名:studioA.STREAM.00001.m2tsである場合の変換後のファイル名は、
BDMV/STREAM/00001.m2ts
となる。
この変換後のファイル名:BDMV/STREAM/00001.m2tsは、再生アプリケーションにおいて利用可能なファイル名である。
このように、ファイル名変換テーブル(BUMF)を適用してファイル名の変換を実行することで、ローカル記憶部102のディレクトリには、自由なファイル名を設定可能となり、重複しない自由な名前のファイルを設定することができる。
なお、図7に示すファイル名変換テーブル(BUMF)の下から2番目と3番目のエントリは、[ローカル記憶部上のファイル名]がいずれも、
studioC.STREAM.00002.m2ts
であり共通であるが、
スタジオID=1である場合の変換後のファイル名は、
BDMV/STREAM/00002.m2ts
であり、
スタジオID=2である場合の変換後のファイル名は、
BDMV/STREAM/00012.m2ts
となり、スタジオIDの値に応じて、異なるファイル名に変換される構成となっている。このようにファイル名変換テーブルを適用したファイル名変換処理を行なうことで、例えば異なる再生アプリケーションにおいて適用する異なるファイルとして設定することが可能となる。
なお、後発データの利用管理を厳格に行うため、ユーザの情報処理装置のローカル記憶部には、ファイル改竄検証データ(BUSF:Binding Unit Signature File)が格納される。ファイル改竄検証データ(BUSF)は、BUMFの構成データに対して管理サーバ(例えば後発データ提供サーバ)の秘密鍵を適用した署名を設定したファイルである。
後発データを利用するユーザ装置は、まず、ファイル改竄検証データ(BUSF)の署名検証によりマニフェストファイル(BUMF)の正当性を確認する。この確認がなされたことを条件として、マニフェストファイル(BUMF)を利用してローカル記憶部に格納された後発データのファイル名変換を実行してバーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築する。
[3.後発データファイルセットのパッケージ化処理]
次に、後発データファイルセットのパッケージ化処理について説明する。先に説明したように、ユーザの情報処理装置がサーバから取得する後発データ(トレーラー)は、例えば映画などのコンテンツ実体を格納したコンテンツファイルに限らず、CPSユニット鍵ファイルや、利用制御情報ファイルなど様々なファイルによって構成される。
これらの後発データファイルを利用するためには、ファイル名変換テーブル(BUMF)を適用してファイル名の変換を実行して、バーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築することが必要である。
生成したバーチャル・ファイルシステム(VFS)が不完全な場合、例えば必要な後発データファイルの一部が欠落している場合などにはコンテンツの再生ができなくなる場合がある。例えば、AVストリームを格納したコンテンツ実体ファイルはサーバから受領しているが、そのコンテンツ実体ファイルの格納コンテンツの復号処理に適用する鍵ファイルを受領していない場合には、そのコンテンツの利用はできなくなる。
このように、ユーザ側の情報処理装置において、後発データをサーバから受領する場合には、受信ファイルのセットが、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新に必要なファイルを全て含んでいることが必要となる。
前述したように、ユーザの情報処理装置において、後発データを提供するサーバにアクセスを行い後発データの取得処理を実行する場合、ディスクにコンテンツとともに格納されたプログラムが利用される。例えばBlu−ray Disc(登録商標)に対応して設定されるJava(登録商標)プログラムであるBD−Jプログラムがコンテンツとともにディスクに記録されており、ユーザの情報処理装置は、このプログラムをディスクから読み取って実行する。図1、図2に示す情報処理装置のデータ処理部101においてプログラムが実行される。
ユーザ装置としての情報処理装置のデータ処理部101は、このプログラムの記述に従って、サーバに対するアクセスおよび後発データの取得要求を実行する。このプログラム(BD−Jプログラム)に、サーバから提供する予定の後発データのファイルセットに関する情報を記録し、プログラムに従ってサーバに対する後発データ取得要求を実行すれば、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新に必要なファイルの取得が可能となる。
しかし、後発データの作成は、プログラム(BD−Jプログラム)とコンテンツとを記録したディスクのユーザに対する提供処理が終了した後に行われる場合もある。従って、プログラム(BD−Jプログラム)の作成段階で、完全なバーチャル・ファイルシステム(VFS)更新に必要となるファイルのセットを明確にすることは実際には、困難または不可能である。
このような問題を解決するため、本発明では、バーチャル・ファイルシステム(VFS)更新に必要となるファイルのセットに対応する識別情報としてパッケージIDを設定した。
情報処理装置のデータ処理部101は、後発データの取得処理に際して、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築または更新に必要となるファイルセットに対応するパッケージの指定情報であるパッケージIDをサーバに送信して後発データの取得処理を行う。
パッケージIDは、バーチャル・ファイルシステム(VFS)更新に必要となるファイルセットの具体的なファイル構成について未定の状態でも設定することができる識別情報である。図8を参照してパッケージIDの設定例について説明する。
図8(A)は、ディスク製造前のフェーズでのパッケージIDの設定例を示している。ディスク製造前には、ディスクに格納するコンテンツと、ディスクに格納するプログラム(BD−Jプログラム)、すなわち後発データのサーバからの取得処理を実行するためのプログラムは、作成が完了していなければならない。
しかし、この時点では、後発データとしてサーバから提供するファイルは未完成である場合が多い。しかし、図に示すように、後発データとして送信する予定のデータの大枠は決定できる。図に示すように[日本語字幕]、[フランス語字幕]、[公開予定映画の予告編a]・・・などである。これらのパッケージ内容に対応させて、それぞれパッケージIDを予め設定する。
図に示すように、
パッケージID=0001:[日本語字幕]、
パッケージID=0002:[フランス語字幕]、
パッケージID=0003:[公開予定映画の予告編a]、
このような設定である。
このパッケージIDの設定時には、各パッケージに含まれる具体的な後発データを構成するファイルは未完成の状態でかまわない。
ディスク450に格納するプログラム(BD−Jプログラム)452、すなわち後発データをサーバから取得する処理を実行するプログラム452には、後発データの取得要求を実行する際にサーバに出力可能なパッケージIDを記録しておく。
プログラム(BD−Jプログラム)452は、ユーザ指定情報に従って特定のパッケージIDを選択して、選択したパッケージIDを情報処理装置460からサーバに出力する処理を実行させる。
例えば、ユーザが日本語字幕を要求する場合には、ユーザの日本語字幕指定情報に従って日本語字幕に対応するパッケージIDが選択されて、情報処理装置460から選択されたパッケージIDがサーバに出力される。このようなBD−Jプログラム452をディスク450に記録する。
なお、図8(A)の最終行に示すパッケージID[nnnn]のように、パッケージ内容が未定の設定としてもよい。例えば、ディスク製造時に未定のパッケージを仮に設定して、後日、任意の後発データ、例えば広告用のデータを作成した時点で、この広告データをパッケージID[nnnn]に対応付ける。
ユーザの情報処理装置がサーバから後発データを取得する場合は、サーバからユーザ装置に対して、提供可能な後発データのリストを送信することが可能であり、このリストに、広告データとパッケージID[nnnn]との対応情報を含めておけば、パッケージID[nnnn]を利用したパッケージデータの送受信も可能となる。
図8(B)は、後発データファイルが完成した後のパッケージIDとパッケージ構成ファイルとの対応を示している。例えばパッケージID=0001は日本語字幕をディスク格納コンテンツに併せて再生するために必要なファイルのセットである。このファイルセット中には、例えば日本語字幕の実体データを格納したコンテンツファイル、暗号鍵を格納した鍵ファイル、利用制御情報を格納した利用制御情報ファイルなどが含まれる。
サーバは、ユーザの情報処理装置460から受領するパッケージIDに基づいて、パッケージIDに対応するパッケージの構成ファイルをユーザの情報処理装置460に提供することができる。このパッケージの構成ファイルは、欠陥のない更新されたバーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築するために必要なファイルをすべて含むパッケージとして設定される。
このような処理構成とすることで、ディスク製造段階では後発データのファイル構成が未定であっても何ら問題がない。すなわち、後発データをサーバから取得する処理を実行するプログラム(BD−Jプログラム)にパッケージIDを記録して、パッケージIDを後発データの指定情報としてサーバに送信させる設定としたプログラムを作成してディスクに格納してユーザに提供すればよい。
図9を参照して、このパッケージIDを適用した処理構成、および一連の処理の流れについて説明する。
図9には、
コンテンツや、後発データ、プログラム(BD−Jプログラム)等の作成処理を行うデータ生成部(スタジオ)510と、
データ生成部510からディスクに記録するデータを受領してディスクを製造するディスク生成部(ディスク工場)520と、
後発データの提供処理を実行するサーバ530と、
ディスクの再生および後発データの取得処理等を実行するユーザ装置である情報処理装置540を示している。
情報処理装置540は、ディスク生成部520の製造したディスク550を装着して再生する。ディスク550は、データ生成部(スタジオ)510の生成した映画コンテンツなどを含むディスク記録ファイルと、後発データの取得処理を実行するためのプログラム(BD−Jプログラム)を記録したディスク550である。
情報処理装置540において、ディスク550に記録されたプログラム(BD−Jプログラム)を実行して、サーバ530に対して後発データの要求を実行して後発データを取得する。情報処理装置540は、後発データの要求に際して、パッケージIDを指定情報としてサーバ530に出力する。サーバ530は、受信したパッケージIDに対応するパッケージセットのファイルをユーザの情報処理装置540に提供する。
サーバ530の具体的構成例を図10に示す。サーバ530は、ユーザ装置との通信を実行する通信部533と、ユーザ装置に提供する後発データを格納したデータベース531と、通信部533を介してユーザ装置からの後発データ取得要求を受信し、データベース531から取得した後発データをユーザ装置に送信するデータ処理部532を有する。
データ処理部532は、ユーザ装置からの後発データ取得要求に含まれる要求データ識別子としてパッケージIDを受信して、パッケージIDの対応付けられたファイルセットをデータベース531から抽出してユーザ装置に送信する処理を行う。なお、パッケージIDは、ユーザ装置においてディスクとローカル記憶部の格納データを読み出すために設定されるバーチャル・ファイルシステムの構築または更新に必要となるファイルセットに対応するパッケージの指定情報である。データ処理部532は、パッケージIDをユーザ装置に対する送信データの選択情報として適用した処理を行う。さらに、パッケージの構成ファイルの一部のファイルセットに対応するグループの指定情報であるグループIDを利用した処理を行う場合もある。これらの処理については以下において詳細に説明する。
図9を参照して、時間の経緯に従った一連の処理の流れについて説明する。処理は、図に示す以下のステップに従って進行する。
ステップS201〜S205:記録データの生成〜ディスク製造〜ユーザへの提供、
ステップS251〜S254:後発データの生成〜サーバへの提供、
ステップS271〜S273:ユーザ装置によるサーバからの後発データ取得、
まず、ステップS201〜S205の記録データの生成から、ディスク製造、ディスクのユーザへの提供処理について説明する。
ステップS201〜S203は、データ生成部(スタジオ)510において実行される処理である。
データ生成部510は、後発データ属性情報生成部511、プログラム編集部512、コンテンツ編集部513、パッケージ生成部514を有する。なお、ここで説明する処理例は一例であり、後発データ属性情報生成部511、プログラム編集部512、コンテンツ編集部513、パッケージ生成部514が1つのデータ生成部(スタジオ)510内に含まれる例として説明するが、これらの各処理部は、異なるデータ生成部に属する設定でもよい。個別の処理部で生成したデータは、例えばネットワークを介して送受信可能となる。
ステップS201は、後発データ属性情報生成部511の処理である。後発データ属性情報生成部511は、パッケージIDの生成を実行する。パッケージIDは、先に図8を参照して説明したように、特定の後発データセット、すなわちバーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新に必要となる完全な後発データのファイルセットに対応して設定されるIDである。ただし、このパッケージIDの設定時点では、後発データのファイルセットが生成されている必要はなく未完成でよい。各パッケージIDの対応するパッケージセットの構成についての概要、例えば「日本語字幕」、「フランス語字幕」などが決定されていてもよく、未決定であってもよい。
パッケージID=0001:[日本語字幕]、
パッケージID=0002:[フランス語字幕]、
パッケージID=0003:[公開予定映画の予告編a]、
・・・
パッケージID=nnnn:[内容未定]
このような設定のパッケージIDを決定する。
なお、パッケージIDは、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新に必要十分な後発データのファイルセットに対応して設定されるIDであるが、その他、パッケージ内に設定予定のファイルの各々に対応するファイル識別子としてのファイルIDについてもあらかじめ決定する構成としてもよい。さらに、ユーザ装置である情報処理装置540のハードディスクなどのローカル記憶部に後発データが格納される場合のパス情報(図7に示す[ローカル記憶部内のファイル名])についても決定しておいてもよい。ただし、ファイルIDやパス情報については、パッケージに含まれるファイルの構成が決定している場合には設定可能であるが、ファイル構成が未決定の場合には、決定できない場合もあり、このような場合には決定しなくてもよい。
このように、後発データ属性情報生成部511は、少なくともパッケージIDについては決定し、可能であればファイルID、パス情報も決定する。パッケージIDおよびその他の決定情報は、プログラム編集部512と、パッケージ生成部514に提供される。
プログラム編集部512は、ステップS202において、後発データの取得処理を実行するプログラム(BD−Jプログラム)を作成する。ここで作成するプログラムには、後発データの取得要求を実行する際にサーバに出力可能なパッケージIDを記録しておく。このパッケージIDは、後発データ属性情報生成部511から提供されたパッケージIDである。
パッケージID=0001:[日本語字幕]、
パッケージID=0002:[フランス語字幕]、
パッケージID=0003:[公開予定映画の予告編a]、
・・・
パッケージID=nnnn:[内容未定]
このような設定のパッケージIDであり、ユーザの後発データ選択指示情報に従って対応するパッケージIDをサーバに送信する処理を実行させるプログラムが含まれる。
プログラム編集部512は、生成したプログラム(BD−Jプログラム)をコンテンツ編集部513に提供する。コンテンツ編集部513は、ステップS203において、ディスクに記録するコンテンツ等のデータからなるディスク記録ファイルを作成する。これらのディスク記録ファイルと、プログラム編集部512から受領したプログラム(BD−Jプログラム)をディスク生成部(ディスク工場)520に提供する。なお、コンテンツ編集部513の生成するディスク記録ファイルは、例えば図6に示すディスク410の格納データとして示す様々な種類のファイルであり、ユーザに提供されるディスクに最初から記録されているファイル群である。
ディスク工場520は、ステップS204において、コンテンツ編集部513から受領したディスク記録ファイルとプログラム(BD−Jプログラム)を記録したディスク550を生成する。ステップS205において、このディスク550が販売店等を介してユーザに提供される。
ここまでが、ステップS201〜S205の処理であり、記録データの生成、ディスク製造、ディスクのユーザへの提供処理についてのシーケンスである。
次に、ステップS251〜S254に示す後発データの生成から、後発データのサーバへの提供処理までのシーケンスについて説明する。
ステップS251は、データ生成部510のコンテンツ編集部513において実行する後発データ生成処理である。コンテンツ編集部513は、ステップS251において、ディスク550に記録したコンテンツに対応する様々な後発データ(トレーラー)を生成する。例えば字幕データ、映画予告編、サービスデータなどのコンテンツファイルである。さらにこれらのコンテンツに対応するユニット鍵ファイルや利用制御情報ファイルなどである。
コンテンツ編集部513は、生成した後発データファイルを、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新を可能とする必要十分なファイルを含むファイルセットにまとめて、パッケージ生成部514に提供する。
パッケージ生成部514は、コンテンツ編集部513から受領したファイルセットに対して、後発データ属性情報生成部511から受領したパッケージIDを設定したパッケージを作成する。さらに、パッケージ生成部514は、ステップS253において、生成したパッケージを後発データの提供処理を行うサーバ530に送信する。
サーバ530は、ステップS254において、パッケージ生成部514から受領したパッケージ、すなわち、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新が可能なファイルセットから構成されるパッケージをデータベース531に格納する。各パッケージにはパッケージIDが対応付けられ、パッケージIDの指定によって、そのパッケージIDに対応するファイルセットが取り出し可能な構成となっている。
ここまでが、ステップS251〜S254に示す処理であり、後発データの生成から、後発データのサーバへの提供処理までのシーケンスである。
次に、ステップS271〜S273の処理、すなわち、ユーザ装置によるサーバからの後発データ取得処理について説明する。
ユーザ装置である情報処理装置540は、ディスク550を装置にセットして、ディスク550に記録されたプログラム(BD−Jプログラム)を実行する。このプログラムは、後発データの取得処理を実行させるプログラムであり、先に説明したように例えばユーザの選択した後発データ指定情報に従って選択される特定のパッケージIDをサーバに送信する後発データ要求処理を実行させるプログラムを含んでいる。
情報処理装置540におけるプログラムの実行により、ステップS272において、例えばユーザの選択した後発データの指定情報に従って選択された特定のパッケージIDがサーバ530に送信される。
サーバ530は、情報処理装置540から受信したパッケージIDに従って、データベース531から、そのパッケージIDに対応するファイルセットを取得して、ステップS273において、ユーザの情報処理装置540に送信する。
その後、ユーザの情報処理装置540では、サーバ530から受信したパッケージに含まれる後発データのファイルをハードディスクなどのローカル記憶部に格納する。さらに、コンテンツ再生処理を行う場合は、ディスク550に格納されたファイルと、ローカル記憶部に格納されたファイルによる統合的な仮想ファイルシステムとしてのバーチャル・ファイルシステム(VFS)(図5参照)を構築して再生処理を実行する。
このバーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築に際して、新たに取得した後発データを利用する場合、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新が行われることになる。しかし、このVFS更新において、欠落したファイル等が存在すると完全なVFS更新処理が実行されない。
しかし、本発明に従った処理では、サーバ530から送信されるパッケージに含まれるファイルセットは、VFS更新が可能な完全なファイルセットであることが保証される。従って、ユーザの情報処理装置540では、バーチャル・ファイルシステム(VFS)更新に失敗してコンテンツ再生ができなくなるといった事態は発生することなくコンテンツ再生が可能となる。
なお、上述の実施例では、ユーザ装置としての情報処理装置がサーバから後発データを取得するための処理を実行するプログラム(BD−Jプログラム)は、ディスクに予め記録されたプログラムを利用する例として説明したが、同様のプログラム(BD−Jプログラム)をサーバから受信し、サーバから受信したプログラムを利用して後発データの取得処理を行う構成としてもよい。
[4.パッケージの細分化情報としてのグループIDを利用した処理例]
次に、パッケージの細分化情報としてのグループIDを利用した処理例について説明する。上述した処理例では、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新が確実に可能となるファイルを含むパッケージを設定して、各パッケージの識別子としてのパッケージIDを利用して、ファイルセットをユーザ装置に提供する構成とする例であった。
しかし、パッケージの設定態様によっては、1つのパッケージに含まれるファイルのすべてをユーザ装置に提供する必要のない場合もある。例えば、図11に示すよう名パッケージ設定である。図11のパッケージ610には、複数のファイルが含まれる。
後発データAに関係するファイルセットA611
後発データBに関係するファイルセットA612
後発データCに関係するファイルセットA613
後発データA,B,Cに共通に利用される補助ファイルセット614
これらの4つのカテゴリのファイルセットが含まれる。
パッケージ610に含まれる全体のファイルは、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新が可能なファイルを含む設定である。
しかし、
後発データAに関係するファイルセットA611と、後発データA,B,Cに共通に利用される補助ファイルセット614からなるファイルセットのみでも、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の更新が可能。
同様に、ファイルセットB612と補助ファイルセット614のみでもVFS更新が可能。
同様に、ファイルセットC613と補助ファイルセット614のみでもVFS更新が可能。
このような設定のパッケージが構成される場合もある。
例えば具体例として、パッケージ610が、字幕情報パッケージとして設定され、後発データAが日本語、後発データBがフランス語、後発データCが中国語、といった設定で、補助ファイルセットがこれらの字幕表示に共通に適用される補助データであるといった設定である。
このような場合、ユーザ側の装置が、後発データAと補助ファイルのみを取得すればよい場合でも、上述の実施例ではパッケージIDによって取得されるファイルセットが決定されてしまうので、必要のない後発データB,Cも受領してしまうことになる。
さらに、先に説明したように、サーバからユーザ装置に対する後発データの提供処理は、一度に限らず、ディスク発売後に、
第1の後発データのパッケージ、
第2の後発データのパッケージ、
第3の後発データのパッケージ、
・・・
このように、日時の経過に応じて新たな後発データパッケージがユーザに提供される場合がある。
このような場合に、第1の後発データパッケージに含まれるファイルセット中のファイルと、第2の後発データパッケージに含まれるファイルセット中のファイルとが重複するファイルである場合もある。このような場合にはユーザ装置は同じテータを深い受信することになり無駄な処理が発生する。
例えば、図12に示すように、パッケージAとパッケージBに共通に含まれるファイルがある場合を想定する。ユーザ装置がパッケージAについては既に受信済みである場合、パッケージB全体のファイルを受信すると、重複したファイルを受信してしまうことになる。
このような問題を解決するため、パッケージの細分化情報としてのグループIDを利用する。例えば図13に示すように、ある1つのパッケージ(パッケージID=xxx)に含まれるファイルの一部のみを含むファイルセットのグループを設定し各グループにグループIDを対応して設定する。
図13に示す例では、
パッケージ(パッケージID=xxx)のファイルは、
(a)グループA=グループID=yyy
(b)グループB=グループID=zzz
(c)その他
これらの3つに細分化される。
ユーザ装置は、パッケージIDを指定してサーバに対して後発データ容器裕を実行することも可能であるが、さらにグループIDを指定して特定パッケージの特定グループに含まれるファイルセットのみを要求するといった設定も可能となる。
なお、この処理例では、図9を参照して説明した全体処理シーケンスにおいて、後発データ属性情報生成部511はパッケージIDのみならず、グループIDの作成も実行する。また、コンテンツ編集部513は、グループID単位のファイルセットを作成してパッケージ生成部514に提供する。パッケージ生成部514はパッケージの設定に加え、グループの設定も実行することになる。
このような設定とすることで、ユーザ装置は、サーバに対する後発データ取得要求に際して、グループIDを指定して特定パッケージの特定グループに含まれるファイルセットのみを要求するといった処理が可能となる。
例えば、先に説明した図11に示すような設定である場合、グループIDを利用することで、無駄なファイル受信を行うことが防止される。すなわち、図14に示すような1つのパッケージP610に含まれるファイルセットにグループを設定する。
すなわち以下のようなクグループを設定する。
グループA=後発データAに関係するファイルセットA611
グループB=後発データBに関係するファイルセットA612
グループC=後発データCに関係するファイルセットA613
グループD=後発データA,B,Cに共通に利用される補助ファイルセット614
これらの4つのグループA〜Dを設定し、それぞれに異なるグループIDを対応付ける。
ユーザ装置は、例えばパッケージPを示すパッケージIDに加えて、グループAのグループIDとグループDのグループIDをサーバに送信して後発データ要求を行う。
サーバは、この場合、パッケージPに含まれる全ファイルではなく、グループAのファイルとグループDに含まれるファイルのみを選択してユーザ装置に送信する。
ユーザ装置では、グループAのファイルとグループDに含まれるファイルのみを受信してローカル記憶部に格納する。これらのデータのみでもバーチャル・ファイルシステムの更新は問題なく実行される。この構成により、ユーザ装置は、利用しない無駄なファイルの受信を避けることが可能となる。
同様に、先に説明した図12のような設定、すなわち複数のパッケージに共通ファィルが含まれる場合にも、グループ設定により、同一ファイルの送受信を防止することが可能となる。
すなわち、図15に示すように、パッケージBに含まれ、かつパッケージAに含まれないファイルのみによって構成されるファイルセットをグループAとして設定し、グループAに対してグループIDを設定する。
このような構成とすることで、既にパッケージAのファイルセットを受信しているユーザ装置は、パッケージBのパッケージIDとグループAのグループIDをサーバに対して送信して後発データ取得要求を行うことで、グループAに含まれるファイルのみの受信が可能となる。すなわち、既に受信したファイルを重複して受信することなく、必要なファイルのみを受信することが可能となる。
[5.後発データのファイルIDまたはパス情報をサーバからユーザ装置に提供する処理例]
次に、後発データのファイルIDまたはパス情報をサーバからユーザ装置に提供する処理例について説明する。
ユーザ装置である情報処理装置がサーバから取得した後発データは、情報処理装置のハードディスクなどのローカル記憶部に格納される。先に図6を参照してローカル記憶部に格納されるデータ例について説明した。しかし、現実的には、ユーザの情報処理装置には様々なディスクがセットされ、後発データも各ディスクに対応して取得される。従って、ローカル記憶部には複数のディスクに対応する多くの後発データが格納されることになる。
従って、ローカル記憶部には、特定のディスクに対応する後発データを即座に選択できるようにディスク対応のサブディレクトリを設定して、各ディスクの後発データを格納する設定とする。図16を参照してユーザの情報処理装置のハードディスクなどのローカル記憶部における後発データの管理構成を説明する。
図16は、ローカル記憶部710に設定される後発データ格納用のディレクトリ例を示す図である。後発データ格納ディレクトリのサブディレクトリとして、組織(Organization)対応ディレクトリ711が設定される。これは、ディスク格納コンテンツや後発データの提供元であるスタジオなどによって区別されるディレクトリである。例えばスタジオ1の提供する後発データは、[org_id:1]に格納し、スタジオ2の提供する後発データは、[org_id:2]に格納する。
さらに、スタジオ等の組織対応ディレクトリの下位ディレクトリとして、ディスク(disc)対応ディレクトリ712が設定される。一般的に1つのスタジオは、様々な映画などを格納した複数のディスクを提供する。このディスク(disc)対応ディレクトリ712は、1枚のディスクごとに後発データを区別するためのディレクトリである。
例えばスタジオ1の提供するディスク0に対応する後発データは、[org_id:1]の下位のディスク0[disc_id:0]に格納する。スタジオ1の提供するディスク1に対応する後発データは、[org_id:1]の下位のディスク1[disc_id:1]に格納する。
図16に示す例では、データファイルセット721は、スタジオ1の提供するディスク0に対応する後発データのファイルのセットである。データファイルセット722は、スタジオ1の提供するディスク1に対応する後発データのファイルのセットである。
データファイルセット721,722には、それぞれ、複数のデータファイルが含まれている。図に示す例では、データファイルセット721には、プレイリストファイル[00000.mpls]、クリップ情報ファイル[01000.clpi]、AVストリームファイル[01000.m2ts]が含まれている。また、データファイルセット722には、プレイリストファイル[00000.mpls]、クリップ情報ファイル[01000.clpi]、AVストリームファイル[01000.m2ts]が含まれている。
データファイルセット721,722に含まれるファイル名は同じでも、ディスクIDが異なる設定であり、特定のディスクをセットして構築されるバーチャル・ファイルシステムでは、セットしたディスクに対応するファイルセットのアクセスが行われることになる。なお、ファイルのアクセスにはパス情報が用いられる。パス情報は、ローカル記憶部におけるデータの格納位置を示す情報である。
パス情報は、例えば、ローカル記憶部の後発データ格納部ディレクトリの上位から下位ディレクトリの識別子を順次記録した設定として構成される。パス情報に記録されたディレクトリ識別情報をたどることで、目的とするファイルのアクセスが可能となる。例えば、パス情報は、以下のように設定される。
[org_id/disc_id/ファイル名]
このような設定のパス情報を利用することで、目的のファイルのアクセスが可能となる。
先に、説明したように、ユーザの情報処理装置において、ディスク格納データと、ローカル記憶部格納データとを併せて再生する場合には、バーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築する。バーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築する場合には、ローカル記憶部のファイル名をバーチャル・ファイルシステム(VFS)上のファイル名に変換することが必要となる。
ファイル名変換は、先に図7を参照して説明したように、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を適用して実行されることになる。従って、後発データをローカル記憶部に格納する場合、ファイル名やパスは、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))と矛盾のない設定とすることが必要となる。すなわち、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を適用したバーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築が可能となるファイル名やパスを設定することが必要となる。
具体的には、後発データは、特定の組織ID[org_id]を持つスタジオと特定のディスクID[disc_id]を持つディスクに対応する後発データの格納位置に間違いなく格納することが必要となる。この格納位置を間違えると、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築に失敗し、データ再生ができなくなる場合がある。
ユーザの情報処理装置において、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を参照しながら、サーバから取得する複数の後発データファイルの格納位置を決定することも可能であるが、このような処理はユーザ装置における処理負荷を発生させることになる。
そこで、本処理例では、後発データのファイルID、パス情報の少なくともいずれかの情報をサーバからユーザ装置に提供する構成とした。本処理例に従った後発データの取得処理シーケンスについて、図17に示すシーケンス図を参照して説明する。
図17は、ユーザの情報処理装置(クライアント)がサーバから後発データを取得する場合に実行される情報処理装置とサーバ間のデータ通信シーケンスである。この処理を行う際、ユーザの情報処理装置(クライアント)は、特定のディスクを装着し、ディスクから読み取ったプログラム(BD−Jプログラム)をデータ処理部において実行する。情報処理装置のデータ処理部が、プログラム(BD−Jプログラム)を実行することで、図17に示すシーケンスに従って処理が行われることになる。
まず、ユーザの情報処理装置(クライアント)は、サーバに対するアクセスを実行する。この処理に際しては、情報処理装置は、装着したディスクのディスク識別子であるディスクIDを読み取ってサーバに送信する。サーバはディスクIDに従って、そのディスクに対応する後発データを特定することができる。
ステップS302において、サーバは、情報処理装置から受信したディスクIDの正当性を確認し、正当性が確認されたことを条件として、情報処理装置に対して、後発データの要求を認めるOK応答を出力する。OK応答には、情報処理装置とサーバ間の通信セッションの識別子であるセッションIDや、後発データファイルに対応するアクセス情報としてのURLなどが含まれる。
次に、ステップS303において、ユーザの情報処理装置(クライアント)は、サーバに対して後発データ要求を実行する。この後発データ要求に際しては、前述したように、パッケージID、あるいはグループIDを送信する。パッケージIDやグループIDは、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築や更新に必要となるファイルセットに対応して設定される識別子である。
次に、ステップS304において、サーバは、ユーザの情報処理装置(クライアント)から受信したパッケージIDやグループIDによって選択されるファイルのリストをユーザの情報処理装置(クライアント)に提供する。
なお、先に、図9を参照して説明した処理例では、サーバは、ユーザの情報処理装置(クライアント)から受信したパッケージIDやグループIDによって選択されるファイルをデータベースから取得して直接送信する処理として説明した。図17に示すシーケンス図では、サーバは、まず、ユーザの情報処理装置(クライアント)から受信したパッケージIDやグループIDによって選択されるデータファイルのリストを提供し、その後、後発データファイルを送信する。
サーバから提供されるデータファイルリストには、後発データファイル各々のファイルIDと、ローカル記憶部における格納位置であるパス情報が含まれる。サーバのデータ処理部は、ユーザ装置である情報処理装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データに含まれるファイルのファイル名、およびユーザ装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報をユーザ装置に提供する処理を行う。
サーバの提供するファイル名、およびパス情報は、ユーザ装置におけるバーチャル・ファイルシステムの構築を可能とするファイル名、およびパス情報であり、先に説明したファイル名変換テーブルに記録されたファイル名と整合するデータとして設定される。
ステップS305において、ユーザ側の情報処理装置は、サーバから後発データをダウンロードする。このときダウンロードされるファイルは、パッケージIDやグループIDに対応して設定されるファイルセットに含まれるファイルである。
ユーザ側の情報処理装置のデータ処理部は、サーバから受信する後発データファイルをローカル記憶部に順次格納していく。この格納処理に際しては、先にステップS304において受信済みの後発データファイルリストを参照して、ファイル名、パス情報を取得して、格納位置とファイル名を決定して記録していく。このリストに従ったデータ格納処理により、バーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築に失敗することのないデータ格納が可能となる。サーバから受信するパス情報やファイル名は、先に説明したファイル名変換テーブルに記録されたファイル名と整合するデータとして設定されているためである。
指定したパッケージIDまたはグループIDに対応するファイルのすべてがダウンロードされ、ローカル記憶部に格納する処理が完了すると、ユーザ側の情報処理装置は、ステップS306において、ログアウトをサーバに通知し、ステップS307において、サーバはログアウトOKの送信を行い、これでサーバと情報処理装置間の通信は終了する。
後発データの取得処理を完了した情報処理装置は、ディスク格納データと、ローカル記憶部格納データを統合した仮想ファイルシステムであるバーチャル・ファイルシステム(VFS)を設定してデータ再生を行なうことが可能となる。サーバから取得した後発データのファイル名とパスは、サーバから提供された情報に基づくものであり、ユーザ装置において構築されるバーチャル・ファイルシステム(VFS)に適合した矛盾のない情報である。従って、ユーザ装置では、バーチャル・ファイルシステム(VFS)を構築したデータ再生を確実に実行することができる。
なお、サーバがユーザ装置に提供する後発データのファイル名やパス情報は、サーバのデータ処理部において生成してもよいし、図9に示すデータ生成部(スタジオ)510において生成した情報をサーバ530が受信してユーザ装置に提供する構成としてもよい。
また、サーバは、ユーザ装置に対して提供する後発データのパス情報をファイル名から自動生成してユーザ装置に提供する構成としてもよい。このパス情報の自動生成処理例について、図18を参照して説明する。
図18は、先に説明した図16と同様、ユーザ装置のローカル記憶部810に設定される後発データ格納用のディレクトリ例を示す図である。後発データ格納ディレクトリのサブディレクトリとして、組織(Organization)対応ディレクトリ811が設定される。これは、ディスク格納コンテンツや後発データの提供元であるスタジオなどによって区別されるディレクトリである。さらに、スタジオ等の組織対応ディレクトリの下位ディレクトリとして、ディスク(Disc)対応ディレクトリ812が設定される。さらに、その下位ディレクトリとしてファイル(File)対応ディレクトリ813を設定する。ファイル(File)対応ディレクトリ813は後発データを構成するファイル単位のディレクトリである。
例えば特定のデータ生成部(スタジオ)=[org_id:x]の特定のディスク=[Disc_id:n]に対応する後発データの1つのパッケージに3つのファイルが含まれ、そのファイル名が、
ファイル名=[FileA]、[FileB]、[FileC]であったとする。
このような設定のファイルに対応して、データ格納位置としてのパスを、以下のように自動生成する。
ファイルA[FileA]のパス=[Org_id:x/Disc_id:n/File_id:a]
ファイルB[FileB]のパス=[Org_id:x/Disc_id:n/File_id:b]
ファイルC[FileC]のパス=[Org_id:x/Disc_id:n/File_id:c]
このように、データ生成部(スタジオ)の組織ID[org_id:x]と、ディスクID[Disc_id:n]と、ファイルIDとを連結したパス情報を生成する。このパス情報をユーザ装置に提供することで、各ファイル[FileA]、[FileB]、[FileC]は、図18に示す位置に設定され格納されることになる。
このようにファイル名に従ったパス情報を生成してユーザ装置に提供する構成としてもよい。これらのファイル設定位置は、特定の組織IDを持つスタジオと特定のディスクIDを持つディスクに対応する後発データの格納位置に格納されることになり、その特定のディスクに対応して設定されるバーチャル・ファイルシステム構築の際に間違いなく読み出し可能な位置に後発データを格納することができる。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例構成によれば、ユーザ装置がサーバから後発データを取得する処理を行う場合、サーバは、後発データを構成するファイルのファイル名や、ローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報をユーザ装置に提供する。ユーザ装置は、受信パス情報およびファイル名に従って、サーバから受信する後発データのローカル記憶部格納処理を実行する。本構成によれば、ユーザ装置の処理負荷を増大させることなく、ディスクとローカル記憶部に格納した後発データを読み出すためのバーチャル・ファイルシステム(VFS)の構築が可能となるようなファイル名や格納位置を設定して、後発データを格納することが可能となる。
本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成について説明する図である。 情報記録媒体格納データ、および情報処理装置(再生装置)100のコンテンツ再生処理例を示す図である。 情報記録媒体に格納されるコンテンツのフォーマット例について説明する図である。 CPSユニット鍵ファイルの具体的構成例について説明する図である。 情報処理装置において生成するバーチャル・ファイルシステムについて説明する図である。 ディスクおよび情報処理装置のローカル記憶部に格納されるデータ構成例について説明する図である。 後発データ検索情報に格納されるファイル変換テーブルの例について説明する図である。 パッケージIDの設定処理および利用例について説明する図である。 パッケージIDの設定処理および利用を行なう構成例と処理シーケンスについて説明する図である。 後発データ提供処理を行うサーバの構成例について説明する図である。 パッケージIDのみを利用した場合の問題点について説明する図である。 パッケージIDのみを利用した場合の問題点について説明する図である。 パッケージIDのみではなくグループIDを利用した処理例について説明する図である。 パッケージIDのみではなくグループIDを利用した処理例について説明する図である。 パッケージIDのみではなくグループIDを利用した処理例について説明する図である。 ユーザの情報処理装置のハードディスクなどのローカル記憶部における後発データの管理構成を説明する図である。 ユーザの情報処理装置(クライアント)がサーバから後発データを取得する場合に実行される情報処理装置とサーバ間のデータ通信シーケンスについて説明する図である。 ユーザ装置に対して提供する後発データのパス情報をファイル名から自動生成してユーザ装置に提供する処理について説明する図である。
符号の説明
100 情報処理装置
101 データ処理部
102 ローカル記憶部
103 ドライブ
104 メモリ
105 通信IF
106 表示部
131,132 サーバ
200 情報記録媒体
201 コンテンツ
203 MKB
204 処理管理ファイル
205 利用制御情報
206 CPSユニット鍵ファイル
210 インデックス
220 ムービーオブジェクト
230 プレイリスト
240 クリップ
271,272 CPSユニット
320 アプリケーションプログラム
321 後発データ検索情報
410 ディスク
430 ローカル記憶部
431 CPSユニットコンテンツファイル003
450 ディスク
452 プログラム
460 情報処理装置
510 データ生成部
511 後発データ属性情報生成部
512 プログラム編集部
513 コンテンツ編集部
514 パッケージ生成部
520 ディスク生成部
530 サーバ
531 データベース
532 データ処理部
533 通信部
540 情報処理装置
550 ディスク
610 パッケージ
611〜614 ファイルセット
710 ローカル記憶部
711 組織(Organization)対応ディレクトリ
712 ディスク(disc)対応ディレクトリ
810 ローカル記憶部
811 組織(Organization)対応ディレクトリ
812 ディスク(Disc)対応ディレクトリ
813 ファイル(File)対応ディレクトリ

Claims (13)

  1. サーバとの通信を実行する通信部と、
    前記サーバから取得した後発データを格納するローカル記憶部と、
    前記サーバから後発データを取得して前記ローカル記憶部に格納する処理を実行するデータ処理部を有し、
    前記データ処理部は、
    前記サーバから受信する後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記ローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報を前記サーバから受信し、受信パス情報およびファイル名に従って、前記サーバから受信する後発データのローカル記憶部格納処理を実行する構成である情報処理装置。
  2. 前記データ処理部は、
    ディスク格納データと前記ローカル記憶部に格納された後発データを利用したデータ再生処理に際して、前記ディスクと前記ローカル記憶部の格納データを読み出すために前記パス情報およびファイル名を利用したバーチャル・ファイルシステムを構築する構成である請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データ処理部は、
    前記ローカル記憶部に格納された後発データに対応するファイルのファイル名を、ファイル名変換テーブルを利用して前記バーチャル・ファイルシステムにおけるファイル名に変換する処理を行う構成であり、前記サーバから受信するファイル名は、前記ファイル名変換テーブルに記録されたファイル名と整合するデータである請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記データ処理部は、
    前記後発データの取得処理に際して、前記バーチャル・ファイルシステムの構築または更新に必要となるファイルセットに対応するパッケージの指定情報であるパッケージIDを前記サーバに送信して後発データの取得処理を行う構成である請求項2に記載の情報処理装置。
  5. ユーザ装置との通信を実行する通信部と、
    前記ユーザ装置に提供する後発データを格納したデータベースと、
    前記通信部を介して前記ユーザ装置からの後発データ取得要求を受信し、前記データベースから取得した後発データをユーザ装置に送信するデータ処理部を有し、
    前記データ処理部は、
    前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記ユーザ装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報をユーザ装置に提供する処理を行う構成であるサーバ。
  6. 前記データ処理部は、
    前記ユーザ装置がディスク格納データとローカル記憶部に格納した後発データの再生処理に必要とするバーチャル・ファイルシステムの構築を可能とするファイル名、およびパス情報をユーザ装置に提供する構成である請求項5に記載のサーバ。
  7. 前記データ処理部は、
    前記バーチャル・ファイルシステムの構築に必要とする後発データのファイル名の変換処理に適用するファイル名変換テーブルの記録情報と整合するファイル名およびパス情報をユーザ装置に提供する構成である請求項6記載のサーバ。
  8. 前記データ処理部は、
    前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に含まれる要求データ識別子としてパッケージIDを受信して、該パッケージIDの対応付けられたファイルセットを前記データベースから抽出してユーザ装置に送信する処理を行う構成であり、
    前記パッケージIDは、ユーザ装置においてディスクとローカル記憶部の格納データを読み出すために設定されるバーチャル・ファイルシステムの構築または更新に必要となるファイルセットに対応するパッケージの指定情報であり、
    前記データ処理部は、
    前記パッケージIDをユーザ装置に対する送信データの選択情報として適用した処理を行う構成である請求項5に記載のサーバ。
  9. ディスクを装着しディスク格納データの再生処理を行う情報処理装置と、
    前記情報処理装置からのデータ取得要求を受信して、前記情報処理装置に対する後発データの提供処理を行うサーバを有する情報処理システムであり、
    前記サーバは、
    前記情報処理装置からの後発データ取得要求を受信し、データベースから取得した後発データをユーザ装置に送信する処理を実行するとともに、後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記情報処理装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報を前記情報処理装置に提供する処理を行う構成であり、
    前記情報処理装置は、
    前記サーバから受信する後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記ローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報を前記サーバから受信し、受信パス情報およびファイル名に従って、前記サーバから受信する後発データのローカル記憶部格納処理を実行する構成である情報処理システム。
  10. 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    通信部が、サーバから後発データと該後発データに含まれるファイルのファイル名、および情報処理装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報を受信するデータ受信ステップと、
    データ処理部が、前記パス情報およびファイル名に従って、前記サーバから受信する後発データをローカル記憶部に格納する処理を実行するデータ格納ステツプと、
    を有する情報処理方法。
  11. ユーザ装置に対する後発データの提供処理を実行するサーバにおける情報処理方法であり、
    データ処理部において、前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記ユーザ装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報をユーザ装置に提供する情報提供ステップと、
    データ処理部において、前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データをユーザ装置に提供する後発データ提供ステップを有する情報処理方法。
  12. 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
    通信部に、サーバから後発データと該後発データに含まれるファイルのファイル名、および情報処理装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報を受信させるデータ受信ステップと、
    データ処理部に、前記パス情報およびファイル名に従って、前記サーバから受信する後発データをローカル記憶部に格納する処理を実行させるデータ格納ステップと、
    を有するプログラム。
  13. サーバにおいて、ユーザ装置に対する後発データの提供処理を実行させるプログラムであり、
    データ処理部に、前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データに含まれるファイルのファイル名、および前記ユーザ装置のローカル記憶部におけるファイル格納位置を示すパス情報をユーザ装置に提供させる情報提供ステップと、
    データ処理部に、前記ユーザ装置からの後発データ取得要求に応じて、後発データをユーザ装置に提供させる後発データ提供ステップを有するプログラム。
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