JP5407499B2 - 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。さらに詳細には、ディスクやフラッシュメモリなどの記録メディアを利用したデータ記録処理またはデータ再生処理を実行する情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
例えば記録再生機器やビデオカメラなどにおいて、ハードディスクや、DVD、Blu−ray Disc(登録商標)などのディスク型メディア、あるいはフラッシュメモリなど様々なメディアが利用される。
メディアを利用したデータ記録再生を行う場合、装置において実行される記録再生アプリケーションは、あらかじめ規定されたフォーマットに従ってデータ記録再生処理を行う。例えば高精細ハイビジョン映像の記録再生フォーマットの規格としてAVCHD(Advanced Video Codec High Definition)規格や、BD(Blu−ray Disc)規格がある。なお、AVCHD規格については、例えば、特許文献1(特開2008−5294号公報)、特許文献2(特開2008−5295号公報)に記載がある。またBD規格については例えば特許文献3(特開2007−179671号公報)に記載がある。
AVCHD規格やBD規格では、記録処理あるいは再生処理の許容対象とするデータ形式を規定している。例えばHD(High Definition)画像の記録再生を行う場合、1080/60i、1080/50iなどの予め決められた形式のデータの記録再生を行う。なお、[1080/60i]は、1920×1080画素のHD(High Definition)画像をインタレース方式で、1秒間に60枚のフィールド画像として1080ラインの記録再生を行うことを示している。[i]がインタレース方式を示している。ちなみにプログレッシブ方式は[p]として示される。
現在のハイビジョンデータは1920×1080画素の画像として規定されているが、さらに高精細画像として約4000×2000画素(=4K×2K)の画像の記録および再生を行う装置が開発されている。また、上述のインタレース方式と異なるプロクレッシブ方式での記録再生を行う[1080/60p]、あるいは、三次元立体画像である3D画像用の右眼用画像と左眼用画像の記録再生を行う装置など、様々な装置の開発がなされている。
しかし、AVCHD規格やBD規格は4K×2K画像や、1080/60p、3D画像データを記録再生データとして許容していない。従って、記録データとして4K×2Kの超高精細画像を生成しても、既存のAVCHD規格やBD規格を適用したデータ記録を行うことができないという問題がある。
この問題を解決する1つの方法としては、[4K×2K]画像や、[1080/60p]、[3D]画像、さらに現在の高精細画像である[1080/60i]などの様々な画像を記録するための新たな規格を定義することが考えられる。しかし、このような新規格を定義した場合、既存のAVCHD規格やBD規格に従ったデータ記録、再生を行う既存の装置が利用できなくなるという問題が発生する。
特開2008−5294号公報 特開2008−5295号公報 特開2007−179671号公報
本発明は、例えば上述の状況に鑑みてなされたものであり、既存のAVCHD規格やBD規格に対応する規格対応データと、AVCHD規格やBD規格に対応しない規格非対応データの両者を記録可能とするとともに、少なくとも規格対応データについては、AVCHD規格やBD規格に従ったデータ記録再生を行う既存装置においても利用可能とする構成を実現する情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
メディアに対するデータ記録処理に際して、再生用データを含むデータファイルと、該データファイルの管理情報を含む管理情報ファイルの生成または更新処理を行うデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記データファイルに格納する記録データが、予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用の第1管理情報ファイルに前記データファイルの管理情報を記録し、
前記データファイルの格納データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、第1管理情報ファイルと異なる第2管理情報ファイルに、前記データファイルの管理情報を記録する処理を行う情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報を前記第2管理情報ファイルに追加記録する管理情報ファイル更新処理を行う。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記第2管理情報ファイルを、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能な情報を含む設定とする更新処理を行う。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記所定のデータ記録再生フォーマットの規格はBD規格またはAVCHD規格、いずれかの規格であり、前記データ処理部は、前記第1管理情報ファイルを、BD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データにのみ適用するインデックスファイルと、ムービーオブジェクトファイルと、プレイリストファイルを含むファイルとして設定し、前記第2管理情報ファイルを、BD規格またはAVCHD規格に対応しない規格非対応データ、および、BD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データに適用するインデックスファイルと、ムービーオブジェクトファイルと、プレイリストファイルを含むファイルとして設定する処理を行なう。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、メディア記録データの管理構成であるディレクトリを、前記第1管理情報ファイルの設定ディレクトリと、前記第2管理情報ファイルの設定ディレクトリとを個別の独立ディレクトリとして設定したディレクトリ構成による記録データ管理を行う。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、BD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データは、前記第1管理情報ファイルに含まれるプレイリストファイル、または、前記第2管理情報ファイルに含まれるプレイリストファイルのいずれを適用しても実行可能としたプレイリスト設定処理を行なう。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記所定のデータ記録再生フォーマットの規格はBD規格またはAVCHD規格、いずれかの規格であり、前記データ処理部は、前記第1管理情報ファイルを、BD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データにのみ適用するインデックスファイルと、ムービーオブジェクトファイルを含むファイルとして設定し、前記第2管理情報ファイルを、BD規格またはAVCHD規格に対応しない規格非対応データ、および、BD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データに適用するインデックスファイルと、ムービーオブジェクトファイルを含むファイルとして設定する処理を行なう。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、メディア記録データの管理構成であるディレクトリを、前記第1管理情報ファイルの設定ディレクトリと、前記第2管理情報ファイルの設定ディレクトリを共通のディレクトリとしたディレクトリ構成による記録データ管理を行う。
さらに、本発明の第2の側面は、
メディアからのデータ再生処理を行うデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データおよび所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データの双方のデータの管理情報を記録した第2管理情報ファイルの検出処理を実行し、
前記第2管理情報ファイルが検出された場合は第2管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
前記第2管理情報ファイルが検出されない場合は、所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データ専用の第1管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行する情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報を前記第2管理情報ファイルに追加記録する管理情報ファイル更新処理を行う。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記第2管理情報ファイルを適用した再生処理を行う場合に、前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報が存在するか否かの検証処理を実行し、存在すると判定した場合に前記管理情報ファイル更新処理を実行し、該管理情報ファイル更新処理の完了後に、前記第2管理情報ファイルを適用した再生処理を行う。
さらに、本発明の第3の側面は、
メディアからのデータ再生処理を行うデータ処理部を有し、
前記メディアには、
A)再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データと、
B)前記規格対応データを管理する基本管理情報ファイルと、
C)再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データと、
D)前記規格非対応データに対応する拡張管理情報ファイルと、
が記録されており、
前記データ処理部は、
前記規格対応データの管理情報ファイルで管理されている規格対応データが、前記拡張管理情報ファイルにより管理されているか否かを検証し、
1)管理されていない場合には、その含まれない規格対応データを、前記拡張管理情報ファイルと合成し、
前記合成された拡張管理情報ファイルに基づき、前記規格対応データ、および、前記規格非対応データの再生処理を行い、
2)管理されている場合には、前記拡張管理情報ファイルに基づき、前記規格対応データ、および、前記規格非対応データの再生処理を行うことを特徴とする情報処理装置にある。
さらに、本発明の第4の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
データ処理部が、メディアに対するデータ記録処理に際して、再生用データを含むデータファイルと、該データファイルの管理情報を含む管理情報ファイルの生成または更新処理を行うデータ処理ステップを有し、
前記データ処理ステップは、
前記データファイルに格納する記録データが、予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用の第1管理情報ファイルに前記データファイルの管理情報を記録し、
前記データファイルの格納データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、第1管理情報ファイルと異なる第2管理情報ファイルに、前記データファイルの管理情報を記録する処理を行うステップを含む情報処理方法にある。
さらに、本発明の第5の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
データ処理部が、メディアからのデータ再生処理を行うデータ処理ステップを有し、
前記データ処理ステップは、
所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データおよび所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データの双方のデータの管理情報を記録した第2管理情報ファイルの検出処理を実行し、
前記第2管理情報ファイルが検出された場合は第2管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
前記第2管理情報ファイルが検出されない場合は、所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データ専用の第1管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行するステップを含む情報処理方法にある。
さらに、本発明の第6の側面は、
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
データ処理部に、メディアに対するデータ記録処理に際して、再生用データを含むデータファイルと、該データファイルの管理情報を含む管理情報ファイルの生成または更新処理を行わせるデータ処理ステップを有し、
前記データ処理ステップは、
前記データファイルに格納する記録データが、予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用の第1管理情報ファイルに前記データファイルの管理情報を記録し、
前記データファイルの格納データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、第1管理情報ファイルと異なる第2管理情報ファイルに、前記データファイルの管理情報を記録する処理を行わせるステップを含むプログラムにある。
さらに、本発明の第7の側面は、
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
データ処理部に、メディアからのデータ再生処理を行わせるデータ処理ステップを有し、
前記データ処理ステップは、
所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データおよび所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データの双方のデータの管理情報を記録した第2管理情報ファイルの検出処理を実行し、
前記第2管理情報ファイルが検出された場合は第2管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
前記第2管理情報ファイルが検出されない場合は、所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データ専用の第1管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行させるステップを含むプログラムにある。
なお、本発明のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な画像処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、画像処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例によれば、メディアに対するデータ記録処理に際して、記録データがBD規格やAVCHD規格などの規格対応データである場合は、規格対応データ専用の第1管理情報ファイルにデータの管理情報を記録し、規格非対応データである場合は、第2管理情報ファイルに、データの管理情報を記録する。また、第2管理情報ファイルには第1管理情報ファイルに記録された管理情報をすべて記録する管理情報更新処理を行う。規格対応データに対する処理のみを実行する既存装置は第1管理情報を適用して処理を行い、規格非対応データに対する処理の可能な新型装置は、第2管理情報を適用した処理によってすべてのデータの再生が可能となる。
BD規格およびAVCHD規格に従ったメディア(情報記録媒体)のファイル管理構造としてのディレクトリ構成を示す図である。 本発明の一実施例に係るメディアの記録データの管理構成としてのディレクトリ構成を示す図である。 BD規格、AVCHD規格に対応したプレイリストファイルの概略について説明する図である。 BD規格、AVCHD規格に対応したプレイリストファイルの概略について説明する図である。 拡張管理情報(拡張データベース)に含まれるプレイリストファイルについて説明する図である。 拡張管理情報(拡張データベース)に含まれるプレイリストファイルについて説明する図である。 拡張管理情報(拡張データベース)に含まれるプレイリストファイルのデータ例について説明する図である。 装置およびメディア状態に応じたデータ再生処理の処理態様について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置の実行するデータ再生処理のシーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 装置およびメディア状態に応じたデータ記録処理の処理態様について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置の実行するデータ記録処理のシーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係るメディアの記録データの管理構成としてのディレクトリ構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成について説明する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムの詳細について説明する。説明は、以下の項目に従って行う。
1.BD規格およびAVCHD規格の概要
2.規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成例(第1実施例)
3.プレイリストの構成について
4.メディアからのデータ再生処理およびメディアに対するデータ記録処理について
5.規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成例(第2実施例)
6.情報処理装置の構成例
[1.BD規格およびAVCHD規格の概要]
まず、既存のBD規格およびAVCHD規格の概要について説明する。前述したように、BD(Blu−ray Disc)規格、およびAVCHD(Advanced Video Codec High Definition)規格はいずれも、例えば高精細ハイビジョン映像を記録可能としたデータ記録再生フォーマットの規格であり、すでに現行のビデオカメラやBD記録再生機などにおいて利用されている。
図1は、BD規格またはAVCHD規格に従ってメディア(情報記録媒体)に記録されるデータの管理構造、すなわちディレクトリ構成を示す図である。BD規格およびAVCHD規格はいずれも、メディアにデータを記録する場合、例えば、動画像ストリームをMPEG2−TSストリームに符号化して記録する。
データ記録処理に際しては、図1に示すように、
インデックス(index)、
ムービーオブジェクト(MovieObject)、
プレイリスト(PlayList)、
クリップ情報(ClipInformation)、
クリップAVストリーム(ClipAVStream)
これらの各ファイルを生成して記録する。
クリップAVストリームファイルに、映像や音声からなる実データがMPEG2−TSストリームとして格納される。
図1に示すようにルート[Root]ディレクトリの下に、ディレクトリ[BDMV]が置かれる。ディレクトリ[BDMV]の直下に、インデックスファイル[index.bdmv]およびムービーオブジェクトファイル[MovieObject.bdmv]が記録される。さらにBDMVディレクトリ[BDMV]の下位ディレクトリとして、プレイリストディレクトリ[PLAYLIST]、クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]、ストリームディレクトリ[STREAM]が設定される。
プレイリストディレクトリ[PLAYLIST]にプレイリストファイル[xxxxx.mpls]が設定され、クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]にクリップ情報ファイル[xxxxx.clpi]が設定され、ストリームディレクトリ[STREAM]にクリップAVストリームファイル[xxxxx.m2ts]が設定される。
インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイルはクリップAVストリームファイルに格納されたデータの再生に適用する管理情報ファイルである。これらの管理情報ファイルはデータベースファイル、またはデータベースとも呼ばれる。以下、各ファイルの詳細について説明する。
インデックスファイル[index.bdmv]は、メディア全体の記録データについての管理情報ファイルである。例えば記録データの単位として設定されるタイトル毎にインデックス(タイトルとムービーオブジェクトとの対応関係情報など)を記録した管理情報ファイルである。なお、AVCHDフォーマットでは、本来ムービーオブジェクトファイルで管理すべきプレイリストの再生順をインデックスファイルのメタデータ内で管理している。情報記録媒体をプレーヤに装填した際にはまずインデックスファイルが読み込まれ、ユーザはインデックスファイルに記述されたタイトルを見て再生指定を行うことができる。
ムービーオブジェクトファイル[MovieObject.bdmv]は、プレイリストの管理情報を格納したファイルである。ムービーオブジェクトに対する参照情報は、インデックスファイル内に記録されている。但し、AVCHDフォーマットでは、ムービーオブジェクトファイルを参照せずに、インデックスファイルのメタデータによってプレイリストとタイトルの関係を管理するようになっている。
プレイリストディレクトリ[PLAYLIST]に記録されるプレイリストファイル[xxxxx.mpls]は、ユーザに見せるタイトルに対応して設けられ、少なくとも1以上のプレイアイテムで構成される再生リストである。各プレイアイテムは、クリップに対する再生開始点(IN点)と再生終了点(OUT点)を持つ再生区間指定情報である。プレイリスト内の複数のプレイアイテムを時間軸上に並べることで、それぞれの再生区間の再生順序を指定することができる。
クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]に記録されるクリップ情報ファイル[xxxxx.clpi]は、ストリームディレクトリ[STREAM]に記録されるクリップAVストリームファイル[xxxxx.m2ts]に対応して設定される。クリップ情報ファイルは、実際のストリームを再生する上で必要となるストリームに関する情報が記載されたファイルである。
ストリームディレクトリ[STREAM]に記録されるクリップAVストリームファイル[xxxxx.m2ts]は、MPEG2−TS形式で記録されたストリームが格納されているファイルである。画像データはこのファイル内に格納される。
このように、BD規格、AVCHD規格においては、図1に示すようにBDMVディレクトリにインデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル、クリップAVストリームファイルの各ファイルが記録される。
なお、以下では、クリップAVストリームファイルなど、再生対象データを格納したファイルを総称してストリームファイルと簡略化して説明する。また、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイル、これらのファイルを総称して管理情報、またはデータベースと呼ぶ。
[2.規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成例(第1実施例)]
図1を参照して説明したように、BD規格、AVCHD規格に従ったデータ記録を行う場合、BDMVディレクトリにインデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル、クリップAVストリームファイルの各ファイルが記録される。
しかし、前述したように、BD規格やAVCHD規格では、超高精細画像データである4K×2K画像や、1080/60p、3D画像データを記録再生データとして許容していない。従って、記録データとして4K×2Kの超高精細画像や、1080/60p、3D画像データを生成しても、既存のAVCHD規格やBD規格を適用したデータ記録やデータ再生処理に際してエラーが発生することが予測される。
このような問題を解決する第1実施例について、図2以下を参照して説明する。図2は、本実施例に係る情報処理装置に装着されたメディアにおける記録データの管理構成、すなわちディレクトリ構成を示す図である。本発明の一実施例に従った情報処理装置は、図2に示すようなディレクトリ構成に従って、メディアに各ファイルを記録する。
図2に示すディレクトリは、BD規格、AVCHD規格において記録再生データとして許容された規格対応データと、BD規格、AVCHD規格において記録再生データとして許容されない規格非対応データのいずれも設定可能なディレクトリである。
図2に示すディレクトリ構成において、上側に示すディレクトリ部110は、先に図1を参照して説明したと同様のディレクトリ構成を有する。すなわち、既存のBD規格やAVCHD規格に従ったディレクトリ構成である。ディレクトリ部110は、BDMVディレクトリ111にインデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル、クリップAVストリームファイルの各ファイルを設定した構成を持つ。このBDMVディレクトリ111は、既存のBD規格、AVCHD規格に対応する規格対応データのみのデータ記録再生を実行する既存装置においても利用可能である。
BDMVディレクトリ111の既存管理情報(既存データベース)112は、既存のBD規格やAVCHD規格に従ったストリームファイルに対応する既存管理情報(既存データベース)対応のファイルが設定される。すなわち、
インデックス(index)、
ムービーオブジェクト(MovieObject)、
プレイリスト(PlayList)、
これらの既存管理情報(既存データベース)対応のファイルが設定される。
なお、図2に示すディレクトリにおいて、ストリームファイルディレクトリ[STREAM]に設定された3つのファイル中、上から2つのファイル、すなわち、
[01000.m2ts]、
[01001.m2ts]、
これらのストリームファイルは、既存のBD規格やAVCHD規格に従った既存規格対応のストリームファイルである。
一方、最下段に示すファイル、すなわち、
[01001.m2ts]
このストリームファイルは、BD規格やAVCHD規格において許容されていない例えば4K×2Kのデータからなる規格非対応のストリームファイル113である。
また、クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]に設定された3つのクリップ情報中、上から2つのファイル、すなわち、
[01000.clpi]、
[01001.clpi]
これらのクリップ情報ファイルは、既存のBD規格やAVCHD規格に従った既存規格対応のストリームファイルである[01000.m2ts]と[01001.m2ts]に対応するクリップ情報ファイルである。
一方、最下段に示すクリップ情報ファイル、すなわち、
[10001.clpi]
このクリップ情報ファイルは、BD規格やAVCHD規格において許容されていない例えば4K×2Kのデータからなるストリームファイル[10001.m2ts]113に対応するクリップ情報ファイル114である。
上側に示すディレクトリ部110内のクリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]と、ストリームディレクトリ[STREAM]には、クリップ情報ファイルと、ストリームファイルを、既存のBD規格やAVCHD規格に従った既存規格対応、非対応を問わず設定することができる。
しかし、図2に示す上部のディレクトリ部110、すなわちBDMVディレクトリ111の既存管理情報(既存データベース)112には、既存のBD規格やAVCHD規格に従ったストリームファイルに対応する管理情報(データベース)のみが設定される。すなわち、管理情報(データベース)ファイル設定部112の、
インデックス(index)、
ムービーオブジェクト(MovieObject)、
プレイリスト(PlayList)、
これらのファイルには、クリップ情報ディレクトリ[CLIPINF]に設定された3つのクリップ情報中、上から2つのファイル[01000.clpi]と[01001.clpi]と、ストリームファイルディレクトリ[STREAM]に設定された3つのファイル中、上から2つのファイル[01000.m2ts]と[01001.m2ts]、これらの規格対応データ用の管理情報のみが記録される。
図2に示すプレイリストファイルと、クリップ情報ファイルを結ぶ点線矢印は、各プレイリストファイルと、そのプレイリストファイルに記録された参照先となるクリップ情報ファイルとの対応を示す矢印である。プレイリストファイルには、例えばクリップ情報ファイルの識別子が記録され、この識別子によって特定のクリップ情報ファイルが選択され、選択されたクリップ情報ファイルに対応して設定されたストリームファイルの再生が可能となる。
BD規格やAVCHD規格に対応しない規格非対応データに対応する管理情報は、図2の下部に示す拡張管理情報(拡張データベース)120にのみ記録されることになる。
このような設定とすることで、少なくとも既存のBD規格やAVCHD規格に従ったデータ再生処理を行う装置は、既存規格対応のストリームファイル[01000.m2ts]と[01001.m2ts]について、既存管理情報(既存データベース)112を利用して、既存のBD規格、AVCHD規格に従った処理によりデータ記録再生を行うことができる。
一方、図2の下部に示す拡張管理情報(拡張データベース)120は、既存のBD規格やAVCHD規格に従ったディレクトリとは異なる本実施例の装置によって設定される追加ディレクトリ(HDEXディレクトリ121)に設定される。
本実施例において、拡張管理情報(拡張データベース)120は、ルート(ROOT)の直下の下位ディレクトリであるBDMVディレクトリ111と並列にルート直下に設定される追加ディレクトリに設定される、なお、この追加ディレクトリをここではHDEXディレクトリ121とする。
HDEXディレクトリ121には、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイルが設定され、さらに下位ディレクトリとしてプレイリストディレクトリ122が設定される。プレイリストディレクトリ122にプレイリストファイルが設定される。HDEXディレクトリ121には、クリップ情報ファイルと、ストリームファイルの設定領域は設けられない。
HDEXディレクトリ121には、既存のBD規格やAVCHD規格に従った既存規格対応のストリームファイルと、既存のBD規格やAVCHD規格に対応しない既存規格外のストリームファイルの全てのストリームファイルに対応する拡張管理情報(拡張データベース)が設定される。すなわち、
インデックス(index)、
ムービーオブジェクト(MovieObject)、
プレイリスト(PlayList)、
これらのファイルからなる拡張管理情報(拡張データベース)120が設定される。
プレイリストディレクトリ122には、図2に示す点線矢印のように、ディレクトリ部110のクリップ情報ディレクトリに設定されるクリップ情報ファイルの全てを参照対象ファイルとするプレイリストファイルが設定される。
図2に示すように、
プレイリストファイル[HDEX00000.mpls]は、既存のBD規格またはAVCHD規格対応のストリームファイル[01000.m2ts]に対応するクリップ情報ファイル[01000.clpi]を参照ファイルとしている。
プレイリストファイル[HDEX00001.mpls]も、既存のBD規格またはAVCHD規格対応のストリームファイル[01001.m2ts]に対応するクリップ情報ファイル[01001.clpi]を参照ファイルとしている。
プレイリストファイル[HDEX01000.mpls]は、既存のBD規格またはAVCHD規格非対応のストリームファイル[10001.m2ts]に対応するクリップ情報ファイル[10001.clpi]を参照ファイルとしている。
また、もう1つのプレイリストファイル[HDEX01001.mpls]は、ルートディレクトリの直下ディレクトリとして設定されたビデオ[VIDEO]ディレクトリ130に設定されたMPEG4ファイルである[100.MP4]を参照ファイルとしている。
なお、プレイリストファイルによって参照されるクリップ情報ファイルによって、そのクリップ情報ファイルと対応するストリームファイルが読み出されて再生が行われる。ただし、ビデオ[VIDEO]ディレクトリ130に設定されたMPEG4ファイル[100.MP4]は、クリップ情報ファイルを用いることなく、プレイリストファイルによって直接再生処理が行われる。
HDEXディレクトリ121を認識するのは、HDEXディレクトリを認識し理解することのできるプログラムが搭載された新型の情報記録装置または情報再生装置である。旧型の装置、すなわち、既存のBD規格やAVCHD規格のみに従ったデータ記録や再生を行う装置は、HDEXディレクトリ121を理解することはできないので、このディレクトリに設定されたファイル、すなわち、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイルを含む拡張管理情報(拡張データベース)は全て存在しないものとして処理を行うことになる。
すなわち、旧型装置は、BDMVディレクトリ111を理解し、BDMVディレクトリ111に設定された既存管理情報(既存データベース)112を利用して、既存のBD規格またはAVCHD規格対応のストリームファイルのみを再生することができる。
HDEXディレクトリ121を認識し理解するプログラムが搭載された新型の情報記録装置または情報再生装置は、図2に示すディレクトリ全体を認識し理解することができる。例えばデータ再生に際しては、HDEXディレクトリ121に設定された拡張管理情報(拡張データベース)に含まれるインデックスファイル〜プレイリストファイルを利用する処理も可能であり、BDMVディレクトリ111に設定された既存管理情報(既存データベース)112を利用することも可能である。
拡張管理情報(拡張データベース)120に含まれるインデックスファイル〜プレイリストファイルを利用することで、既存のBD規格またはAVCHD規格に対応しない既存規格非対応のストリームファイルの再生が可能であり、さらに、既存のBD規格またはAVCHD規格に対応する既存規格対応のストリームファイルの再生も可能となる。
これは、HDEXディレクトリ121には、既存のBD規格またはAVCHD規格に対応する既存規格対応のストリームファイルと、既存規格非対応のストリームファイルのすべての再生処理に適用するプレイリストファイルが設定されるからである。
なお、HDEXディレクトリ121に設定される拡張管理情報(拡張データベース)120に含まれるインデックスファイルとムービーオブジェクトファイルには、既存のBD規格またはAVCHD規格に対応する既存規格対応のストリームファイルと、既存規格非対応のストリームファイルのすべてに対応するタイトル等の管理情報が記録される。
なお、旧型の装置において、メディアに対するデータ記録が行われ、既存管理情報(既存データベース)112のみが更新された場合は、そのメディアを新型の装置に装着して再生処理を実行する場合などに、既存管理情報(既存データベース)112の更新データを拡張管理情報(拡張データベース)120に記録する拡張データベースの更新処理が行われる。この処理によって、拡張管理情報(拡張データベース)120には、既存管理情報(既存データベース)112に記録された管理情報をすべて含むように設定される。この処理については、後段で詳細に説明する。
このように、HDEXディレクトリを認識するプログラムが搭載された新型の情報記録装置または情報再生装置は、HDEXディレクトリ121の拡張管理情報(拡張データベース)120、すなわち、
インデックスファイルと、
ムービーオブジェクトファイルと、
プレイリストファイルを利用して、
図2に示す上段のBDMVディレクトリ111の
クリップ情報ファイルと、
ストリームファイル、
を適用したデータ再生により、既存規格(BD規格,AVCHD規格)対応のストリームファイル、既存規格非対応のストリームファイルのいずれわも再生することが可能となる。
また、HDEXディレクトリを認識するプログラムを搭載しない旧型の情報記録装置または情報再生装置は、HDEXディレクトリ121を理解する必要はなく、BDMVディレクトリ111の既存管理情報(既存データベース)112、すなわち、
インデックスファイルと、
ムービーオブジェクトファイルと、
プレイリストファイルを利用して、
BDMVディレクトリ111の
クリップ情報ファイルと、
ストリームファイル、
を適用したデータ再生を行うことになる。
[3.プレイリストの構成について]
次に、本実施例に従ったプレイリストファイルの構成例について説明する。図2に示すディレクトリ構成において、プレイリストファイルは、
(1)BDMVディレクトリ111に設定されるプレイリストディレクトリ[PLAYLIST]に設定される既存管理情報(既存データベース)112に含まれるプレイリストファイル、
(2)HDEXディレクトリ121に設定されるプレイリストディレクトリ[PLAYLIST]に設定される拡張管理情報(拡張データベース)120に含まれるプレイリストファイル、
これら2つの異なるプレイリストファイルが含まれる。
BDMVディレクトリ111に設定される既存管理情報(既存データベース)112に含まれるプレイリストファイルは、既存のBD規格、AVCHD規格に対応したプレイリストファイルである。
一方、HDEXディレクトリ121に設定される拡張管理情報(拡張データベース)120に含まれるプレイリストファイルは、既存のBD規格、AVCHD規格に対応したプレイリストファイルとは異なるデータ構造を有する。
まず、BDMVディレクトリ111に設定される既存管理情報(既存データベース)112に含まれるプレイリストファイル、すなわち、既存のBD規格、AVCHD規格に対応したプレイリストファイルの概略について図3〜図4を参照して説明する。図3は、既存管理情報(既存データベース)112に含まれるプレイリストファイルの一例を示すシンタクスである。
先に説明したように、プレイリストファイル[xxxxx.mpls]は、ユーザに見せるタイトルに対応して設けられ、少なくとも1以上のプレイアイテムで構成される再生リストである。各プレイアイテムは、クリップに対する再生開始点(IN点)と再生終了点(OUT点)を持つ再生区間指定情報である。プレイリスト内の複数のプレイアイテムを時間軸上に並べることで、それぞれの再生区間の再生順序を指定することができる。
図3に示すようにプレイリストファイルには、まずタイプ情報[TypeIndicator]が記録され、その後に各実体データのスタートアドレス情報[PlayListStartAddress]〜[ExtensionStartAddress]が記録され、その後に、プレイリストファイルに記録される実体データの記録フィールド[blkApplicationPlayList()]〜[blkExtensionData()]が記録される。
図4(a)は、図3に示すプレイリストファイルの構成データであるプレイリスト情報ブロック[blkPlayList()]200の1エントリのシンタクスを示している。プレイリスト情報ブロックには、プレイリストに設定されたプレイアイテムに関する情報が記録される。プレイアイテムは、クリップに対する再生開始点(IN点)と再生終了点(OUT点)を持つ再生区間指定情報である。
図4(b)は、図4(a)に示すプレイリスト情報のプレイアイテムブロック[blkPlayItem()]201の1エントリのシンタクスを示している。
クリップ情報ファイル名[ClipInformationFileName]フィールド211には、プレイリストの参照先となるクリップ情報のファイル名が記録される。具体的には、例えば、参照先となるクリップ情報ファイルのファイル名が[01000.clpi]である場合、上位5文字[01000]がこのクリップ情報ファイル名フィールド211に記録される。
その下のクリップコーデック識別子[ClipCodecIdentifier]フィールド212には、プレイリストによって再生されるストリームファイルのコーデック情報が記録されるストリームファイルがMPEG2−TSファイルである場合[M2TS]と記述される。
再生処理を実行する再生装置は、プレイリストファイルに記録されたこれらの情報を利用して参照先となるクリップ情報ファイルを特定し、クリップ情報ファイルに対応付けられたストリームファイルを読み出して再生処理を行う。
次に、HDEXディレクトリ121に設定される拡張管理情報(拡張データベース)120に含まれるプレイリストファイルについて図5〜図7を参照して説明する。図5は、拡張管理情報(拡張データベース)120に含まれるプレイリストファイルの一例を示すシンタクスである。
図5に示すプレイリストファイルは、図3に示すプレイリストファイルとほぼ同様のデータ構成である。タイプ情報[TypeIndicator]が記録され、その後に各実体データのスタートアドレス情報[PlayListStartAddress]〜[ExtensionStartAddress]が記録され、その後に、プレイリストファイルに記録される実体データの記録フィールド[blkApplicationPlayList()]〜[blkExtensionData()]が記録される。これらのデータ構成は同様である。
図6(a)は、図5に示すプレイリストファイルの構成データであるプレイリスト情報ブロック[blkPlayList()]250の1エントリのシンタクスを示している。プレイリスト情報ブロックには、プレイリストに設定されたプレイアイテムに関する情報が記録される。プレイアイテムは、クリップに対する再生開始点(IN点)と再生終了点(OUT点)を持つ再生区間指定情報である。
図6(b)は、図6(a)に示すプレイリスト情報のプレイアイテムブロック[blkPlayItem()]251の1エントリのシンタクスを示している。
図6(b)に示すメディアファイル[MediaFile]フィールド261は、先に、図4(b)を参照して説明した既存管理情報(既存データベース)のプレイリストファイルのクリップ情報ファイル名[ClipInformationFileName]フィールド211に対応するフィールドである。
この、メディアファイル[MediaFile]フィールド261には、プレイリストの参照先となるクリップ情報ファイル、あるいは再生データを格納したストリームファイルやデータファイルの識別情報としてのURI(Uniform Resource Identifier)を記録する。
URIは、W3Cにより規格化(RFC3986)されたリソース識別情報であり、URIによって、このプレイリストの参照先となるクリップ情報ファイルまたはストリームファイルなどを特定することができる。
具体的には、例えば、このプレイリストファイルが図2に示す拡張データベース120中の最初のプレイリストファイル[HDEX00000.mpls]である場合、その参照先となるクリップ情報ファイルは図2に示す矢印によって示されるクリップ情報ファイル[01000.clpi]である。このクリップ情報ファイル[01000.clpi]のURIは、図7(a)に示すように、以下のような構成となる。
URI=file:/BDMV/CLPINF/01000.clpi
このURI情報が、図6(b)に示すメディアファイル[MediaFile]フィールド261に記録される。
また、図2に示すビデオディレクトリ[VIDEO]130に設定されるMPEG4データに対応するプレイリストである場合は、メディアファイル[MediaFile]フィールド261に記録されるURIの記述は、図7(b)に示すように、以下のような構成となる。
URI=file:hostA/VIDEO/100.mp4
なお、メディアファイル[MediaFile]フィールド261にURIを設定することで、例えばネットワークを介してアクセス可能な他の装置に格納されたデータファイルを参照先ファイルとして設定することも可能となる。
図6(b)に示すメディアファイル[MediaFile]フィールド261の下のメディアファイル識別子[MediaFileIdentifier]フィールド262は、先に、図4(b)を参照して説明した既存管理情報(既存データベース)のプレイリストファイルのクリップコーデック識別子[ClipCodecIdentifier]フィールド212に対応するフィールドである。
この、メディアファイル識別子[MediaFileIdentifier]フィールド262には、プレイリストによって再生されるストリームファイルのデータ形式情報が記録される。
図7に示すように、例えば、このプレイリストによって再生されるストリームファイルがMPEG2−TSである場合は[M2TS]と記録される。[M2TS]は、MPEG−2 Transport Streamに対応するデータであることを示している。
また、このプレイリストによって再生されるストリームファイルがMPEG4である場合は[ISOBMFF]、あるいは[MP4]と記録される。なお、[ISOBMFF]は、MPEG4データのISO規格における表現形式である、ISO base media formatに対応するデータであることを示している。
なお、先に図4(b)を参照して説明した既存管理情報(既存データベース)のプレイリストファイルのクリップコーデック識別子[ClipCodecIdentifier]フィールド212は、MPEG2−TSを示す[M2TS]を固定的に記録する設定である。これは、BMDVディレクトリ下のストリームディレクトリに設定可能なデータ形式はMPEG2−TSのみであるからである。
これに対して、図5〜図7を参照して説明した拡張管理情報(拡張データベース)のプレイリストファイルのメディアファイル識別子[MediaFileIdentifier]フィールド262には、[M2TS]のみならず、様々なファイル識別情報が記録可能である。例えば、図2に示すビデオディレクトリ[VIDEO]130に設定されるMPEG4に対応するプレイリストである場合は、[ISOBMFF]、あるいは[MP4]と記録する。
このように、拡張管理情報(拡張データベース)に設定するプレイリストは、MPEG2−TSのみならず様々なデータ形式に利用可能なプレイリストとすることが可能となる。
本発明に従ったデータ記録処理を行う情報処理装置は、メディアに対するデータ記録処理に際して、再生用データを含むストリームファイルなどのデータファイルを生成するとともに、データファイルの管理情報を含む管理情報ファイルの一部として図5〜図7を参照して説明した記録データを含むプレイリストファイルを生成する。すなわち、情報処理装置のデータ処理部は、プレイリストにデータファイルまたはデータファイル対応のクリップ情報ファイルいずれかのファイルの識別情報であるURI(Uniform Resource Identifier)を記録し、さらに、再生データのデータ形式情報を記録する処理を行う。
また、メディアからのデータ再生処理を行う情報処理装置のデータ処理部は、プレイリストをメディアから読み出し、プレイリストから再生データを格納したデータファイル、またはクリップ情報ファイルいずれかのファイルに対するURIを取得し、URIを適用してデータファイルまたはクリップ情報ファイルの取得処理を行う。さらに、再生データのデータ形式情報をプレイリストから取得し、取得したデータ形式情報に応じたデータ復号処理を実行して再生データを生成する。
[4.メディアからのデータ再生処理およびメディアに対するデータ記録処理について]
次に、図2を参照して説明したデータ管理構造、すなわちディレクトリ構成に従ったデータ記録のなされたディスクなどのメディアからのデータ再生処理、およびメディアに対するデータ記録処理シーケンスについて説明する。
なお、記録再生装置が旧型の装置、すなわち、図2に示す拡張管理情報(拡張データベース)120を解釈できない装置である場合は、新たなデータ記録を行う場合には、既存管理情報(既存データベース)112に対する処理のみを行うことになる。従って、最初にメディアに対するデータ記録を行った機器が旧型の装置である場合は、図2に示す拡張管理情報(拡張データベース)120は生成されず、図2に示すBDMVディレクトリ111以下にのみデータが設定される。
従って、図2に示す拡張管理情報(拡張データベース)120を解釈できない旧型の装置による処理と、拡張管理情報(拡張データベース)120を解釈できる新型の装置による処理とは異なる処理となる。また、記録メディアに既に図2に示す拡張管理情報(拡張データベース)120が設定されている場合とされていない場合があり、これらのメディア状態に応じて装置が実行する処理が異なることになる。
図8に、装置およびメディア状態に応じたデータ再生処理の処理態様をまとめた表を示す。図8に示すように、メディアに記録されたデータの再生処理は、以下のような処理態様となる。
(1a)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できない旧型装置が、既存データベースのみが設定されたメディアからデータ再生を行なう場合
(1b)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できない旧型装置が、既存データベースと拡張データベースが設定されたメディアからデータ再生を行なう場合
これらの場合は、旧型装置は、BDMVディレクトリの既存データベースを利用した再生処理しか実行できない。旧型装置は、メディアに設定されたBDMVディレクトリの既存データベース、すなわち、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストを利用した再生処理を行う。
旧型装置は、既存データベース内のプレイリストに記録された情報を利用して、同じBDMVディレクトリのクリップ情報ファイルとストリームファイルを読み出して再生処理を行う。
(2a)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できる新型装置が、既存データベースのみが設定されたメディアからデータ再生を行なう場合、
(2b)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できる新型装置が、既存データベースと拡張データベースが設定されたメディアからデータ再生を行なう場合であり、再生対象データが既存データベースを利用して再生可能なデータである場合(既存規格(BD規格/AVCHD規格)対応のストリームファイルを再生する場合)であり、例えばユーザの指定に応じて利用データベースとして既存データベースを選択した場合、
これらの場合は、新型装置は、BDMVディレクトリの既存データベースを利用して再生処理を実行する。すなわち、拡張データベースを利用する必要はない。拡張装置において、このユーザの選択を許可すれば、拡張装置においても従来装置においてどのように再生されるかの検証することができる。
(2c)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できる新型装置が、既存データベースと拡張データベースが設定されたメディアからデータ再生を行なう場合であり、再生対象データが既存データベースを利用して再生可能なデータでない場合(既存規格(BD規格/AVCHD規格)非対応のストリームファイルを再生する場合)、
この場合は、新型装置は、拡張データベースを利用して再生処理を実行する。
さらに、この拡張データベースを利用した再生処理を行う場合は、既存データベースの登録情報と、拡張データベースの登録情報の整合性検証、および整合性調整処理を実行する。すなわち、既存データベースの登録情報がすべて拡張データベースに登録されているか否かを検証し、未登録の管理情報がある場合は、その管理情報を拡張データベースに登録する拡張データベース更新処理を実行する。再生前にこの更新処理を行ってしまえば、拡張データベースだけで再生が可能となるため、この更新処理後は、既存データベース、拡張データベースを切り替える必要はなく、再生処理負担が軽くなる。
なお、前述の(2b)の処理は、例外的な処理であり、既存データベースと拡張データベースが設定されたメディアからデータ再生を行なう場合は、基本的に上記(2c)の処理が行われる。ただし新型装置を持つユーザが、既存データベース+拡張データベースのメディアが旧型装置でどのように再生されるかテストする目的、あるいはユーザが旧型装置での見え方を特に希望する場合などに例外的な動作として(2b)が実行される場合がある。
図9に示すフローチャートを参照してメディアの記録データの再生処理を行う場合の処理シーケンスについて説明する。このフローに示す処理は、記録再生装置のデータ処理部において実行される。なお、このフローチャートは新型装置、旧型装置のいずれの処理も含むフローチャートとして示している。
ステップS101において、記録再生装置のデータ処理部は、装置に装着したメディアの記録情報を読み取り、拡張データベースが認識できたか否かを判定する。再生装置が旧型装置の場合は、拡張データベースの認識はできないので、このステップS101の判定は、すべてNoとなる。また、再生装置が新型装置であっても、メディアに拡張データベースが生成されていない場合は、ステップS101の判定はNoとなる。
ステップS101の判定がNoの場合、ステップS103に進み、既存データベースを利用した再生処理を実行する。すなわち、既存データベースのインデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストを利用して、既存データベース内のプレイリストに記録された情報を利用して、BDMVディレクトリのクリップ情報ファイルとストリームファイルを読み出して再生処理を行う。
再生装置が新型装置であり、メディアに拡張データベースが生成されている場合は、ステップS101の判定はYesとなる。この場合は、ステップS102以下の処理を実行する。すなわち、ステップS102以下の処理は、拡張データベースを理解できる新型装置においてのみ実行される処理である。
ステップS102において、データ処理部は、再生処理に利用するデータベースを選択する。この選択処理において、拡張データベースを理解できる新型装置は、まず、拡張データベースを選択する。すなわち、既存データベースの登録情報のすべてを拡張データベースに含める処理を行うことを前提として拡張データベースを選択する。なお、再生処理に利用するデータベースの選択は、ユーザが選択する設定としてもよい。あるいは、ユーザの指定したタイトルに応じて自動的に選択する設定も可能である。利用データベースを既存データベースとした場合は、ステップS103に進み、既存データベースを利用した再生処理を実行する。
利用データベースを拡張データベースとした場合は、ステップS104に進む。ステップS104では、既存データベースの登録情報のすべてが、拡張データベースに含まれているか否かのデータベース整合性検証処理を実行する。
ステップS105において、既存データベースの登録情報のすべてが、拡張データベースに含まれている(整合性あり)と判定されなかった場合は、ステップS106に進み、既存データベースの登録情報のすべてを、拡張データベースに含める拡張データベース更新処理(データベース整合性調整処理)を実行する。
例えば旧型の装置においてデータ記録がなされた場合、その記録データに対応する管理情報は既存データベースのみにしか記録されない。この場合、拡張データベースから、既存規格対応のストリームファイルの再生ができなくなる場合がある。このような事態を避けるため、新型の装置において拡張データベースを利用した再生処理を行う際に、拡張データベースの更新を実行し、既存データベースに記録された情報を拡張データベースにも記録するデータベース整合性調整を行う。なお、新型の装置が再生専用の装置である場合、新型の装置はデータベース整合性調整を実行し更新した拡張データベースを装置内のメモリに一時的に記録する。そしてメディア上の拡張データベースではなく、装置内メモリ上の更新された拡張データベースを用いて再生を開始する。
ステップS105においてデータベースの整合性があると判定された場合、またはステップS106において、整合性調整処理が実行された後、ステップS107に進み、拡張データベースを利用した再生処理を行う。すなわち、拡張データベースのインデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストを利用して、クリップ情報ファイルやストリームファイルを読み出して再生処理を行う。
なお、この再生処理において適用するプレイリストには、図6を参照して説明したように、メディアファイル[MediaFile]情報として、クリップ情報ファイルまたはストリームファイルの識別情報であるURIが記録されている。また、メディアファイル識別子[MediaFileIdentifier]情報として、再生対象データのデータ形式情報、例えばM2TS、ISOBMFF、MP4等の情報が記録されている。
このように、本発明の一実施例に係る情報処理装置は、メディアからのデータ再生処理を行う場合、データ処理部が以下のような処理を実行する。
再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用の既存管理情報(既存データベース)を適用して再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行する。
再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、拡張管理情報(拡張データベース)を適用して再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行する。
また、ステップS106の処理において説明したように、情報処理装置のデータ処理部は、既存管理情報(既存データベース)に含まれるが、拡張管理情報(拡張データベース)に含まれないデータの管理情報を拡張管理情報(拡張データベース)に追加記録する管理情報ファイル更新処理を行う。
この処理によって、拡張管理情報(拡張データベース)は、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能な情報を含む管理情報として設定することができる。
さらに、拡張管理情報(拡張データベース)を適用した再生処理を行う場合は、情報処理装置のデータ処理部は、拡張管理情報(拡張データベース)に含まれるプレイリストをメディアから読み出す。さらにプレイリストから再生データを格納したデータファイル、またはクリップ情報ファイルいずれかのファイルに対するURIを取得し、URIを適用してデータファイルまたはクリップ情報ファイルの取得処理を行う。さらに、再生データのデータ形式情報をプレイリストから取得し、取得したデータ形式情報に応じたデータ復号処理を実行して再生データを生成する。
次に、メディアに対するデータ記録処理について説明する。
データ記録処理においても、データ再生処理と同様、記録処理を実行する装置の種類とメディアのデータ記録状態に応じて異なる処理を行うことになる。図10に、装置およびメディア状態に応じたデータ記録処理の処理態様をまとめた表を示す。図10に示すように、メディアに対するデータ記録処理は、以下のような処理態様となる。
(1a)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できない旧型装置が、既存データベースのみが設定されたメディアにデータ記録を行なう場合
(1b)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できない旧型装置が、既存データベースと拡張データベースが設定されたメディアにデータ記録を行なう場合
これらの場合は、旧型装置は、BDMVディレクトリの既存データベースを利用した記録処理を実行する。旧型装置は、記録データに応じたストリームファイルとクリップ情報ファイルを生成し、記録データに応じて既存データベースの更新、具体的には、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイルの更新と、プレイリストの生成を行う。
(2a)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できる新型装置が、既存データベースのみが設定されたメディアにデータ記録を行なう場合であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合
この場合は、新型装置は、BDMVディレクトリの既存データベースを利用してデータ記録処理を実行する。すなわち、拡張データベースを新たに生成する必要はない。
(2b)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できる新型装置が、既存データベースのみが設定されたメディアにデータ記録を行なう場合であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データである場合
この場合は、新型装置は、既存データベースを利用せず、拡張データベースを作成し、作成した拡張データベースに記録データの管理情報を登録する。
具体的には、記録データに応じたストリームファイルとクリップ情報ファイルを生成し、これらの記録データに対する管理情報を拡張データベースに登録する。すなわち、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストの生成を行う。
さらに、生成した拡張データベースに既存データベースの登録情報を追加する処理を行う。すなわちデータベース間の整合性を保持するための拡張データベース更新処理を行う。
(2c)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できる新型装置が、既存データベースと拡張データベースが設定されたメディアにデータ記録を行なう場合であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合
この場合は、新型装置は、既存データベースを利用したデータ記録処理を実行する。具体的には、記録データに応じたストリームファイルとクリップ情報ファイルを生成し、これらの記録データに対する管理情報を既存データベースに登録する。
さらに、拡張データベースに既存データベースの登録情報を追加する処理を行う。すなわちデータベース間の整合性を保持するための拡張データベース更新処理を行う。
(2d)拡張管理情報(拡張データベース)を解釈できる新型装置が、既存データベースと拡張データベースが設定されたメディアにデータ記録を行なう場合であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データである場合
この場合は、新型装置は、拡張データベースを利用したデータ記録処理を実行する。具体的には、記録データに応じたストリームファイルとクリップ情報ファイルを生成し、これらの記録データに対する管理情報を拡張データベースに登録する。
さらに、必要に応じて拡張データベースに既存データベースの登録情報を追加する処理を行う。すなわちデータベース間の整合性を保持するための拡張データベース更新処理を行う。
図11に示すフローチャートを参照してメディアに対するデータ記録処理を行う場合の処理シーケンスについて説明する。このフローに示す処理は、記録再生装置のデータ処理部において実行される。なお、このフローチャートは新型装置、旧型装置のいずれの処理も含むフローチャートとして示している。
ステップS201において、記録再生装置のデータ処理部は、まず、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データであるか、規格非対応データであるかを判別する。記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合は既存データベース、非対応データである場合は拡張データベースを利用データベースとして選択する。なお、装置が拡張データベースを理解できない旧型装置である場合は、規格対応データの記録処理のみ処理可能である。また装置が拡張データベースを理解できる新型装置であり、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合は既存データベースを選択し、非対応データである場合は拡張データベースを利用データベースとして選択することになる。
記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)対応データである場合は、既存データベースの利用が選択され、ステップS202に進む。ステップS202では、既存データベースを利用したデータ記録処理が行われる。すなわち、記録データに応じたストリームファイルとクリップ情報ファイルを生成し、記録データに応じて既存データベースの更新、具体的には、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイルの更新と、プレイリストの生成を行う。
次にステップS203に進む。ステップS203では、メディアの記録情報から拡張データベースが認識できたか否かを判定する。記録装置が旧型装置の場合は、拡張データベースの認識はできないので、このステップS203の判定は、すべてNoとなる。また、記録装置が新型装置であっても、メディアに拡張データベースが生成されていない場合は、ステップS203の判定はNoとなる。ステップS203の判定がNoの場合、データ記録処理は終了する。
ステップS203において、メディアの記録情報から拡張データベースが認識できた場合は、ステップS207に進む。ステップS207の処理は、拡張データベースを認識可能な新型装置のみが実行する処理である。ステップS207では、既存データベースに登録された情報を拡張データベースにも登録するデータベース整合性調整を行う。
この整合性調整処理は、先に説明したように、拡張データベースから、既存規格対応のストリームファイルの再生ができなくなることを防止するために行われる。
次に、ステップS201において、記録データが規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データであると判定した場合について説明する。この場合は、利用データベースを拡張データベースとした処理が行われることになり、ステップS204に進む。なお、ステップS204以降の処理は、拡張データベースを認識可能な新型装置のみが実行する処理である。
ステップS204では、メディアの記録情報から拡張データベースが認識できたか否かを判定する。記録装置が新型装置であっても、メディアに拡張データベースが生成されていない場合は、ステップS204の判定はNoとなる。ステップS204の判定がNoの場合、ステップS205において拡張データベースの生成処理を行う。
ステップS204において、メディアの記録情報から拡張データベースが認識できた場合、およびステップS205において拡張データベースの生成処理が行われた場合、次に、ステップS206に進む。
ステップS206では、拡張データベースを利用したデータ記録処理が行われる。すなわち、記録データに応じたストリームファイルとクリップ情報ファイルを生成し、記録データに応じて拡張データベースの更新、具体的には、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイルの更新と、プレイリストの生成を行う。
なお、このデータ記録処理に際して、情報処理装置のデータ処理部は、再生用データを含むストリームファイルなどのデータファイルを生成するとともに、該データファイルの管理情報を含む管理情報ファイルの一部として図5〜図7を参照して説明した記録データを含むプレイリストファイルを生成する。すなわち、情報処理装置のデータ処理部は、プレイリストにデータファイルまたはデータファイル対応のクリップ情報ファイルいずれかのファイルの識別情報であるURI(Uniform Resource Identifier)を記録し、さらに、再生データのデータ形式情報を記録する処理を行う。
次に、ステップS207に進む。ステップS207では、既存データベースに登録された情報を拡張データベースにも登録するデータベース整合性調整(管理情報ファイル更新処理)を行う。なお、この処理は既存データベースの登録情報がすべて拡張データベースに登録されている(整合性あり)場合には実行する必要はない。拡張データベースに登録されていないが既存データベースに登録された情報がある場合(整合性なし)にのみ実行する。
このように、本発明の一実施例に係る情報処理装置は、メディアに対するデータ記録を行う場合、データ処理部において、再生用データを含むストリームファイル等のデータファイルとクリップ情報ファイルを生成し、データファイルの管理情報を含む管理情報ファイル(例えばインデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイル)を生成または更新する。さらに、データ処理部は、ストリームファイルに格納する記録データが、予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用の既存管理情報(既存データベース)にストリームファイル等の管理情報を記録する。また、ストリームファイルの格納データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、拡張管理情報(拡張データベース)に、ストリームファイルの管理情報を記録する処理を行う。
また、ステップS207の処理において説明したように、データ処理部は、既存管理情報(既存データベース)に含まれるが、拡張管理情報(拡張データベース)に含まれないデータの管理情報を拡張管理情報(拡張データベース)に追加記録する管理情報ファイル更新処理を行う。
この処理によって、拡張管理情報(拡張データベース)は、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能な情報を含む管理情報として設定することができる。
[5.規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成例(第2実施例)]
先に、図2を参照して、規格対応データと規格非対応データの記録、再生を可能とする記録データ管理構成としてのディレクトリ構成を第1実施例として説明したが、ディレクトリ構成は、図2に示す構成に限らない。
ディレクトリ構成の第2実施例について、図12を参照して説明する。第2実施例は、図12に示すように、図2を参照して説明した拡張ディレクトリ[HDEX]121を設定せず、規格(BD規格/AVCHD規格)対応、非対応に拘らず、すべての管理情報およびデータをBDMVディレクトリ310に設定した例である。
既存規格(BD規格/AVCHD規格)対応のデータの管理情報は、インデックスファイル[Index.bdmv]とムービーオブジェクトファイル[MovieObject.bdmv]によって構成される既存管理情報(既存データベース)320に登録される。
また、拡張管理情報(拡張データベース)330を構成するインデックスファイル[Index2.bdmv]とムービーオブジェクトファイル[MovieObject2.bdmv]には、既存規格(BD規格/AVCHD規格)非対応のデータの管理情報、さらに既存規格(BD規格/AVCHD規格)対応のデータの管理情報のすべてが登録される。
なお、インデックスファイルにはプレイリストファイルを呼び出すためのタイトルが設定されるが、既存規格(BD規格/AVCHD規格)対応のデータの管理情報として設定される既存データベースのインデックスファイル[Index.bdmv]には、図12に示す既存規格対応データのプレイリストファイル[00000.mpls]と[00001.mpls]、これ2つのプレイリストファイルを利用して再生可能な2つのタイトルのみが登録される。
一方、拡張データベースのインデックスファイル[Index2.bdmv]には、図12に示す既存規格対応データのプレイリストファイル[00000.mpls]と[00001.mpls]と、既存規格非対応データのプレイリストファイル[HDEX01000.mpls]と[HDEX01001.mpls]、これら全ての4つのプレイリストファイルを利用して再生可能な4つのタイトルが登録される。
プリイリストディレクトリ340には、既存規格(BD規格/AVCHD規格)対応データのプレイリストと、既存規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データのプレイリストのすべてが設定される。プレイリストファイル341として示す[HDEX01000.mpls]、[HDEX01001.mpls]、これらのプレイリストが、既存規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データ、例えば4K×2Kデータ、あるいは1080/60p、3D画像データなど、既存規格(BD規格/AVCHD規格)非対応データに対応するプレイリストである。
クリップ情報ファイル、ストリームファイルについては、図2と同様、規格対応、非対応に拘らず、すべて1つのクリッブ情報ディレクトリ、およびストリームディレクトリに設定されて管理される。
図に示す点線枠で示すストリームファイル[10001.m2ts]343が、規格非対応データに対応し、このデータに対するクリップ情報ファイルがクリップ情報ファイル[10001.clpi]342である。
プレイリストファイル341中のプレイリストファイル[HDEX01000.mpls]は、クリップ情報ファイル[10001.clpi]を参照先として登録している。
プレイリストファイル341中のプレイリストファイル[HDEX01001.mpls]は、ビデオ[VIDEO]ディレクトリのデータ[100.MP4]を参照先として登録している。
なお、本実施例においても先の実施例1と同様、プレイリストファイル341には、図6(b)を参照して説明した以下のデータフィールドが設定される。すなわち、
メディアファイル[MediaFile]フィールド261、
メディアファイル識別子[MediaFileIdentifier]フィールド262、
これらのフィールドが設定される。
メディアファイル[MediaFile]フィールド261には、プレイリストの参照先となるクリップ情報ファイルなどのURI(Uniform Resource Identifier)が記録される。
メディアファイル識別子[MediaFileIdentifier]フィールド262には、プレイリストによって再生されるストリームファイルのデータ形式情報が記録される。
なお、図12に示すディレクトリ構成を適用した場合のデータ記録再生処理の処理態様と処理シーケンスは、管理情報や生成ファイルの設定位置が異なるが、その他の処理は、先に図8〜図11を参照して説明したとほぼ同様の処理となる。
なお、先の実施例1では、管理情報(データベース)として、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、プレイリストファイル、これらの3種類のファイルを含めて説明したが、図12に示す例では、管理情報(データベース)は、インデックスファイル、ムービーオブジェクトファイル、これらの2種類のファイルとして説明している。管理情報(データベース)は、記録される実データに対応して設定される管理情報であり、プレイリストを含める設定含めない設定いずれも可能である。
なお、図12に示す例において、管理情報(データベース)をプレイリストファイルを含めた情報として定義した場合、既存管理情報(既存データベース)に含まれるプレイリストファイルは、図12に示すプレイリストディレクトリ340に設定されたプレイリストファイル[00000.mpls]、[00001.mpls]の2つのみが含まれる。一方、拡張管理情報(拡張データベース)には、プレイリストディレクトリに設定されるすべてのプレイリストファイルが含まれる。
[6.情報処理装置の構成例]
次に、上述したメディアに対するデータ記録処理やメディアからのデータ再生処理を実行する本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成例について、図13を参照して説明する。図13は、本発明の一実施例に係る情報処理装置400の構成例を示すブロック図である。情報処理装置400は、メディア410に対するデータ記録、またはデータ再生の少なくともいずれかの処理を行う装置である。具体的には例えば、レコーダ、ビデオカメラ、PCなどの装置である。
なお、図13にはメディア410としてディスク型メディアを示しているが、メディアはディスク型メディアに限らず、フラッシュメモリなどのメディアでもよい。
情報処理装置400は、図13に示すように、データ処理部(制御部)401、通信部402、入力部403、出力部404、メモリ405、メディアインタフェース406を有する。
データ処理部401は、様々なデータ処理プログラムを実行するプログラム実行機能を持つCPUを有する。例えばデータ記録再生処理を行うアプリケーションプログラムを実行する。通信部402を介して入力する放送データなどのメディアに対する記録処理、あるいはメディアからの読み出しデータの再生処理などを行う。
入力部403は、例えばユーザの操作部であり、データ記録または再生指示の入力など、様々な入力が行われる。なお、入力部403にはリモコンも含まれ、リモコン操作情報の入力も可能である。出力部404は、ディスプレイ、スピーカ等によって構成される画像や音声の出力部である。メモリ405は、RAM,ROM等によって構成され、データ処理部401において実行するアプリケーションプログラムなどの格納領域として利用される。メモリ405は、アプリケーション用のパラメータ、ワーク領域としても利用され、さらに、メディア記録データのバッファ領域などとしても利用される。
メディアインタフェース406は、メディア410を利用したデータ記録、再生処理に適用されるインタフェースである。データ処理部401の要求に従って、データをメディア410に書き込み、またメディア410からのデータ読み取り処理などを行う。
データ処理部401において実行されるデータ記録再生処理は、例えば先にフローチャートを参照して説明した処理である。これらの処理を実行するためのプログラムがメモリ405に格納されている。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例構成によれば、メディアに対するデータ記録処理に際して、記録データがBD規格やAVCHD規格などの規格対応データである場合は、規格対応データ専用の第1管理情報ファイルにデータの管理情報を記録し、規格非対応データである場合は、第2管理情報ファイルに、データの管理情報を記録する。また、第2管理情報ファイルには第1管理情報ファイルに記録された管理情報をすべて記録する管理情報更新処理を行う。規格対応データに対する処理のみを実行する既存装置は第1管理情報を適用して処理を行い、規格非対応データに対する処理の可能な新型装置は、第2管理情報を適用した処理によってすべてのデータの再生が可能となる。
111 BDMVディレクトリ
112 既存管理情報(既存データベース)
113 ストリームファイル
114 クリップ情報ファイル
120 拡張管理情報(拡張データベース)
121 拡張ディレクトリ(HDEXディレクトリ)
122 プレイリストディレクトリ
130 ビデオディレクトリ
310 BDMVディレクトリ
320 既存管理情報(既存データベース)
330 拡張管理情報(拡張データベース)
340 プレイリストディレクトリ
341 プレイリストファイル
342 クリップ情報ファイル
343 ストリームファイル
400 情報処理装置
401 データ処理部
402 通信部
403 入力部
404 出力部
405 メモリ
406 メディアインタフェース
410 メディア

Claims (12)

  1. メディアに対するデータ記録処理に際して、再生用データを含むデータファイルと、該データファイルの管理情報を含む管理情報ファイルの生成または更新処理を行うデータ処理部を有し、
    前記データ処理部は、
    前記データファイルに格納する記録データが、予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用の第1管理情報ファイルに前記データファイルの管理情報を記録し、
    前記データファイルの格納データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、第1管理情報ファイルと異なる第2管理情報ファイルに、前記データファイルの管理情報を記録する処理を行い、
    前記データ処理部は、
    前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報を前記第2管理情報ファイルに追加記録する管理情報ファイル更新処理を行い、前記第2管理情報ファイルを、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能な情報を含む設定とする情報処理装置。
  2. 前記所定のデータ記録再生フォーマットの規格はBD規格またはAVCHD規格、いずれかの規格であり、
    前記データ処理部は、
    前記第1管理情報ファイルを、BD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データにのみ適用するインデックスファイルと、ムービーオブジェクトファイルと、プレイリストファイルを含むファイルとして設定し、
    前記第2管理情報ファイルを、BD規格またはAVCHD規格に対応しない規格非対応データ、および、BD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データに適用するインデックスファイルと、ムービーオブジェクトファイルと、プレイリストファイルを含むファイルとして設定する処理を行なう請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データ処理部は、
    メディア記録データの管理構成であるディレクトリを、前記第1管理情報ファイルの設定ディレクトリと、前記第2管理情報ファイルの設定ディレクトリとを個別の独立ディレクトリとして設定したディレクトリ構成による記録データ管理を行う請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記データ処理部は、
    BD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データは、前記第1管理情報ファイルに含まれるプレイリストファイル、または、前記第2管理情報ファイルに含まれるプレイリストファイルのいずれを適用しても実行可能としたプレイリスト設定処理を行なう請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記所定のデータ記録再生フォーマットの規格はBD規格またはAVCHD規格、いずれかの規格であり、
    前記データ処理部は、
    前記第1管理情報ファイルを、BD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データにのみ適用するインデックスファイルと、ムービーオブジェクトファイルを含むファイルとして設定し、
    前記第2管理情報ファイルを、BD規格またはAVCHD規格に対応しない規格非対応データ、および、BD規格またはAVCHD規格に対応する規格対応データに適用するインデックスファイルと、ムービーオブジェクトファイルを含むファイルとして設定する処理を行なう請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記データ処理部は、
    メディア記録データの管理構成であるディレクトリを、前記第1管理情報ファイルの設定ディレクトリと、前記第2管理情報ファイルの設定ディレクトリを共通のディレクトリとしたディレクトリ構成による記録データ管理を行う請求項5に記載の情報処理装置。
  7. メディアからのデータ再生処理を行うデータ処理部を有し、
    前記データ処理部は、
    所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データおよび所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データの双方のデータの管理情報を記録した第2管理情報ファイルの検出処理を実行し、
    前記第2管理情報ファイルが検出された場合は第2管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
    前記第2管理情報ファイルが検出されない場合は、所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データ専用の第1管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
    前記データ処理部は、
    前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報を前記第2管理情報ファイルに追加記録する管理情報ファイル更新処理を行うとともに、
    前記第2管理情報ファイルを適用した再生処理を行う場合に、
    前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報が存在するか否かの検証処理を実行し、存在すると判定した場合に前記管理情報ファイル更新処理を実行し、該管理情報ファイル更新処理の完了後に、前記第2管理情報ファイルを適用した再生処理を行う情報処理装置。
  8. メディアからのデータ再生処理を行うデータ処理部を有し、
    前記メディアには、
    A)再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データと、
    B)前記規格対応データを管理する基本管理情報ファイルと、
    C)再生対象データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データと、
    D)前記規格非対応データに対応する拡張管理情報ファイルと、
    が記録されており、
    前記データ処理部は、
    前記規格対応データの管理情報ファイルで管理されている規格対応データが、前記拡張管理情報ファイルにより管理されているか否かを検証し、
    1)管理されていない場合には、その含まれない規格対応データを、前記拡張管理情報ファイルと合成し、
    前記合成された拡張管理情報ファイルに基づき、前記規格対応データ、および、前記規格非対応データの再生処理を行い、
    2)管理されている場合には、前記拡張管理情報ファイルに基づき、前記規格対応データ、および、前記規格非対応データの再生処理を行い、
    前記データ処理部は、
    前記規格対応データを管理する管理情報ファイルに含まれ、前記拡張管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報を前記拡張管理情報ファイルに追加記録する管理情報ファイル更新処理を行うとともに、
    前記拡張管理情報ファイルを適用した再生処理を行う場合に、
    前記規格対応データを管理する管理情報ファイルに含まれ、前記拡張管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報が存在するか否かの検証処理を実行し、存在すると判定した場合に前記管理情報ファイル更新処理を実行し、該管理情報ファイル更新処理の完了後に、前記拡張管理情報ファイルを適用した再生処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  9. 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    データ処理部が、メディアに対するデータ記録処理に際して、再生用データを含むデータファイルと、該データファイルの管理情報を含む管理情報ファイルの生成または更新処理を行うデータ処理ステップを有し、
    前記データ処理ステップは、
    前記データファイルに格納する記録データが、予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用の第1管理情報ファイルに前記データファイルの管理情報を記録し、
    前記データファイルの格納データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、第1管理情報ファイルと異なる第2管理情報ファイルに、前記データファイルの管理情報を記録する処理を行うステップと、
    前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報を前記第2管理情報ファイルに追加記録する管理情報ファイル更新処理を行い、前記第2管理情報ファイルを、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能な情報を含む設定とするステップを含む情報処理方法。
  10. 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    データ処理部が、メディアからのデータ再生処理を行うデータ処理ステップを有し、
    前記データ処理ステップは、
    所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データおよび所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データの双方のデータの管理情報を記録した第2管理情報ファイルの検出処理を実行し、
    前記第2管理情報ファイルが検出された場合は第2管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
    前記第2管理情報ファイルが検出されない場合は、所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データ専用の第1管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行するステップと、
    前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報を前記第2管理情報ファイルに追加記録する管理情報ファイル更新処理を行うとともに、
    前記第2管理情報ファイルを適用した再生処理を行う場合に、
    前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報が存在するか否かの検証処理を実行し、存在すると判定した場合に前記管理情報ファイル更新処理を実行し、該管理情報ファイル更新処理の完了後に、前記第2管理情報ファイルを適用した再生処理を行うステップを含む情報処理方法。
  11. 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
    データ処理部に、メディアに対するデータ記録処理に際して、再生用データを含むデータファイルと、該データファイルの管理情報を含む管理情報ファイルの生成または更新処理を行わせるデータ処理ステップを有し、
    前記データ処理ステップは、
    前記データファイルに格納する記録データが、予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データである場合は、規格対応データ専用の第1管理情報ファイルに前記データファイルの管理情報を記録し、
    前記データファイルの格納データが予め規定された所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データである場合は、第1管理情報ファイルと異なる第2管理情報ファイルに、前記データファイルの管理情報を記録する処理を行わせるステップと、
    前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報を前記第2管理情報ファイルに追加記録する管理情報ファイル更新処理を行わせ、前記第2管理情報ファイルを、メディアに記録された再生用データを格納したデータファイルの全てをアクセス可能な情報を含む設定とするステップを含むプログラム。
  12. 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
    データ処理部に、メディアからのデータ再生処理を行わせるデータ処理ステップを有し、
    前記データ処理ステップは、
    所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データおよび所定のデータ記録再生フォーマットに対応しない規格非対応データの双方のデータの管理情報を記録した第2管理情報ファイルの検出処理を実行し、
    前記第2管理情報ファイルが検出された場合は第2管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行し、
    前記第2管理情報ファイルが検出されない場合は、所定のデータ記録再生フォーマットに対応した規格対応データ専用の第1管理情報ファイルを適用して前記再生対象データを格納したデータファイルを取得して再生処理を実行させるステップと、
    前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報を前記第2管理情報ファイルに追加記録する管理情報ファイル更新処理を行うとともに、
    前記第2管理情報ファイルを適用した再生処理を行う場合に、
    前記第1管理情報ファイルに含まれ、前記第2管理情報ファイルに含まれないデータの管理情報が存在するか否かの検証処理を実行し、存在すると判定した場合に前記管理情報ファイル更新処理を実行し、該管理情報ファイル更新処理の完了後に、前記第2管理情報ファイルを適用した再生処理を行わせるステップを含むプログラム。
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