JP5407452B2 - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Description

この発明は、希ガスとヨウ素ガスとを含む放電ガスを使用することにより、ピーク波長が342nm付近にあるヨウ素分子発光を放射するランプを備える紫外線照射装置に関する。
液晶ディスプレイの製造工程においては、液晶の画素を構成する際に液晶にモノマーを混入させ、液晶分子を傾斜させた状態でモノマーを重合させることによって液晶分子の傾斜方向を固定させる技術(PSA:Polymer Sustained Alignment)が用いられている。PSAについて開示する特許文献1によれば、モノマーを重合させるための光源として、液晶に与えるダメージが少ないこと、モノマーの感度、液晶用ガラスの透過率等を考慮して、モノマーに対して例えば波長300−380nmの紫外光を照射することが好ましいとされている(特許文献1の段落0237)。
モノマーを重合させるために必要とされる波長300−380nmの紫外光を放射する紫外線光源としては種々のものが知られているが、現状ではPSA用途に最適な光源については検討が重ねられている段階である。例えば、水銀を放電媒体として波長365nmの紫外光を主として放射する水銀ランプ、金属ハロゲン化物を放電媒体とするメタルハライドランプ等がPSA用途の光源の候補とされている。しかしながら、水銀ランプは、複数の水銀ランプを搭載して紫外線照射装置を構成しようとした場合に紫外線照射装置が大型化するといった問題があり、また、水銀を放電媒体とするために環境への負荷が大きいといったデメリットがある。メタルハライドランプは投入電力に比して放射される紫外線の出力が低いというエネルギー効率の面で問題があり、また、ハロゲン化金属を放電媒体とするために環境への悪影響を無視できない。
一方、対向して配置される誘電体材料よりなる一対の壁部の間に形成された放電空間内に、希ガス、ハロゲンガス、またはこれらの混合ガスを充填して、前記壁部を介して高周波電圧を印加して放電空間内に各種のエキシマーを形成することによって、各種のエキシマーから発せられる紫外線を放電容器外部に放射するランプが知られている。この種のランプは、複数のランプを搭載して紫外線照射装置を構成しようとした場合に紫外線照射装置を比較的小型化することができると共に、印加した電力に比して放射される紫外線の出力が高いためにエネルギー効率に優れ、しかも、希ガスやハロゲンガスを放電媒体として使用するので環境への負荷が小さい、という実用的な面でメリットが大きいため、PSA用の光源として有望視されている。
このようなランプは、従来より主として液晶基板等の被処理物の表面に対して真空紫外線を照射することによって被処理物の表面改質をするための光源として使用されているが、PSA用途においてモノマーを重合させるために必要とされる波長300−380nmの波長域の紫外光の出力が不十分であった。
特開2003−257373号公報
以上から本発明は、PSA用途に最適な光源を提供するために、モノマーを重合させるために必要となる300−380nmの波長域の紫外線を効率良く放射するランプを備える紫外線照射装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る紫外線照射装置は、常温で固体のヨウ素固形物および希ガスと、互いに対向する一対の壁部と封止用壁部との間に形成される放電空間および前記放電空間の最冷部を形成するヨウ素固形物収容空間を備える放電容器と、前記放電空間を挟んで対向するように配置された一対の電極とを備え、前記ヨウ素固形物により前記放電空間に供給されるヨウ素ガスが励起ヨウ素分子を形成することによって、ピーク波長が342nm付近にある紫外線を放射するランプと、前記ヨウ素固形物収容空間を所定の温度にする温度可変部と、前記温度可変部の動作を制御する制御部と前記ヨウ素固形物を瞬時加熱するための瞬時加熱部と、前記瞬時加熱部の動作を制御する制御部とを備える、というものである。


請求項の発明に係る紫外線照射装置は、請求項記載の紫外線照射装置において、前記制御部が、前記ランプより放射されるピーク波長が342nm付近にあるヨウ素分子発光の照度を検知する光センサーを備え、前記ランプの初期照度データを格納すると共に、前記光センサーにより検知される前記ランプの実測照度データが前記初期照度データに対して所定割合以下に低下したかを判定し、前記実測照度データが前記初期照度データに対して所定割合以下に低下したときに前記瞬時加熱部を動作させ、前記ヨウ素固形物を瞬時加熱する、というものである。
請求項の発明に係る紫外線照射装置は、請求項記載の紫外線照射装置において、前記制御部が、前記ランプの点灯時間を検知するタイマーを備え、前記瞬時加熱部を動作させるタイミングを決定する基準になる標準的な時間に係る標準時間データを格納すると共に、前記タイマーにより検知されるランプ点灯時間データが前記標準時間データを上回るかどうかを判定し、前記ランプ点灯時間データが前記標準時間データを上回ったときに前記瞬時加熱部を動作させ、前記ヨウ素固形物を瞬時加熱する、というものである。
請求項の発明に係る紫外線照射装置は、請求項ないし請求項記載の紫外線照射
装置において、前記温度制御手段が前記瞬時加熱手段を兼ねる、というものである。
請求項の発明に係る紫外線照射装置は、請求項ないし請求項記載の紫外線照射装置において、前記瞬時加熱手段は前記ヨウ素固形物収容空間の温度が110℃以上になるように前記ヨウ素固形物を瞬時加熱する、というものである。
請求項の発明に係る紫外線照射装置によれば、ヨウ素固形物を瞬時加熱する瞬時加熱部を備えるため、その表面にヨウ素酸化膜が形成されることによりヨウ素ガスを供給できなくなったヨウ素固形物を瞬時加熱することができる。したがって、放電空間に供給されるヨウ素ガスの濃度が常に一定になることにより、ランプから放射されるピーク波長が342nm付近にあるヨウ素分子発光の強度が経時的に低下することがないため、ランプを長寿命にすることができる。
請求項の発明に係る紫外線照射装置によれば、前記ランプより放射されるピーク波長が342nm付近にあるヨウ素分子発光の強度を検知する光センサーを備え、光センサーにより検知される照度データに基いて前記瞬時加熱部の動作を制御する。このため、ヨウ素固形物が適切なタイミングで瞬時加熱され、放電空間内のヨウ素ガスの濃度が常に一定となるので、ピーク波長が342nm付近にあるヨウ素分子発光の強度をより安定させることができる。
請求項の発明に係る紫外線照射装置によれば、前記ランプの点灯時間を検知するタイマーを備え、タイマーにより検知される時間データに基いて前記瞬時加熱部の動作を制御する。このため、ヨウ素固形物が適切なタイミングで瞬時加熱され、放電空間内のヨウ素ガスの濃度が常に一定となるので、ピーク波長が342nm付近にあるヨウ素分子発光の強度をより安定させることができる。
請求項の発明に係る紫外線照射装置によれば、前記温度可変部が前記瞬時加熱部を兼ねるため、紫外線照射装置の構成を簡易にすることができ、経済的である。
請求項の発明に係る紫外線照射装置によれば、前記瞬時加熱部は前記ヨウ素固形物収容空間の温度が110℃以上になるように前記ヨウ素固形物を瞬時加熱するため、ヨウ素固形物より確実に再生することができる。

本発明の第1実施形態の紫外線照射装置のシステム構成を示す図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の第1実施形態の紫外線照射装置の機能ブロック図である。 温度可変部の温度が一定となるように制御する処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の紫外線照射装置のシステム構成を示す図である。 本発明の第2実施形態の紫外線照射装置に係る機能ブロック図である。 ヨウ素固形物の瞬時加熱処理を示すフローチャートである。 ヨウ素固形物の瞬時加熱処理の他の例について説明する機能ブロック図である。 ヨウ素固形物の瞬時加熱処理の他の例を示すフローチャートである。 放電容器の各種の実施例を示す断面図である。
〔第1の実施形態の紫外線照射装置〕
図1は、本発明の第1実施形態の紫外線照射装置のシステム構成を示す図である。図2は、図1のランプ10をA−A線で切断した幅方向の断面図を示す。紫外線照射装置100は、ランプ10と、ランプ10を点灯駆動する点灯電源21と、ヨウ素固形物Iが配置されたヨウ素固形物収容空間Kを加熱または冷却する温度可変部30と、温度可変部30の動作を制御する制御部40とを備えて構成される。
ランプ10は、例えば石英ガラス等の誘電体材料よりなる一対の壁部2および3が上下に離間して対向して配置されると共に、一方の壁部2および他方の壁部3のそれぞれの両端部が封止用壁部4および5によって接合され、一方の壁部2および他方の壁部3の間に断面が方形状の放電空間Sが形成された角筒形状の放電容器1を備える。
放電容器1における一方の壁部2には、その外周面に密接して例えば導電性材料よりなるメッシュ状の一方の電極6が設けられ、放電容器1における他方の壁部3には導電性材料よりなる膜状の他方の電極7が設けられている。一方の電極6および他方の電極7のそれぞれは、例えば金により形成されている。一方の電極6および他方の電極7は、それぞれ点灯電源21に接続されている。放電空間Sは、一方の壁部2および他方の壁部3の、一方の電極6および他方の電極7が配設された部分の内部に形成される。
放電容器1の内部には、図2に示すように、例えばシリカ(SiO)を主成分として含む紫外線反射膜8が他方の壁部3に密接して設けられている。このランプ10は、放電空間S内にて発生した紫外線を紫外線反射膜8によって反射して光出射方向側に位置する一方の壁部2に設けられたメッシュ状の一方の電極6の隙間を透過して放出する。
放電容器1は、図1に示すように封止用壁部4から外方に伸びるよう設けられた、放電空間S内を排気して放電ガスを充填するために用いられた排気管残部9が設けられている。排気管残部9は、外径4〜8mm、肉厚1mmの石英ガラス管よりなり、その内部は放電空間Sに連通する個別の空間とされ、発光用元素収容空間Kを形成する。
発光用元素収容空間Kには、常温で固体であるヨウ素固形物Iが配置されている。発光用元素収容空間Kは、放電容器1の内部空間のうちで最冷部となるよう、一方の電極6および他方の電極7のそれぞれの端部から少なくとも50mm程離れて形成されている。そのため、発光用元素収容空間Kの温度を制御することにより、ヨウ素ガスの濃度を最適に制御することができる。
発光用元素収容空間Kに配置されたヨウ素固形物Iは、常温で固体である昇華性を有する。ヨウ素固形物Iは、排気管残部9を囲むようにして排気管残部9に固定されたコイル状の温度可変部30により加熱または冷却され、放電空間Sにヨウ素ガスを供給する。
放電空間Sには、ヨウ素固形物Iから供給されるヨウ素ガスの他、クリプトンガス、アルゴンガス、またはこれらの混合ガスが充填されている。クリプトンガス、アルゴンガス、またはこれらの混合ガスは、その全圧が例えば40〜133kPaの範囲となるように放電容器に充填される。
温度可変部30は、排気管残部9の外表面に密接するように排気管残部9の外表面に巻回されたコイル状の抵抗加熱器によって構成され、発光用元素収容空間Kの温度が所定の温度で一定になるように発光用元素収容空間Kを定温加熱する。
温度可変部30は、図1に示すようなコイル状の抵抗加熱器に限らず、シート状或いは板状の抵抗加熱器および温水を流通させる配管であっても良いし、ハロゲンランプのような白熱ランプ、フラッシュランプのような放電ランプ、熱風送風機および高周波加熱器等のように、排気管残部9に接触することなくヨウ素固形物Iを加熱するものであっても良い。また、発光用元素収容空間Kが放電空間Sに近接していることによりランプ点灯時に発光用元素収容空間Kが高温状態になるランプにおいては、ペルチェ素子のような熱電冷却素子を使用することもできる。
このような構成のランプ10は、点灯電源21によって一方の電極6および他方の電極7の間に例えば1〜120kHzの交流電圧またはパルス電圧を供給することにより、放電空間Sに放電が形成される。
このような放電により、放電容器に封入されたヨウ素Iの正イオンIおよび陰イオンIは下記[化1]で示すように、放電ガスに含まれるヨウ素以外のクリプトン又はアルゴンの原子又は分子Mと反応することによって励起ヨウ素分子I を形成する。
[化1]
+ I + M → I + M
[化1]で示すようにして放電空間に形成された励起ヨウ素分子I は、ピーク波長が342nmのヨウ素分子発光を放射する。励起ヨウ素分子I を形成する基になるヨウ素イオンIおよびIは、準安定励起原子のエネルギーによりヨウ素が電離されるぺニング効果と呼ばれる反応が主な要因となって生成する。
このぺニング効果は、クリプトン又はアルゴンの準安定励起原子のエネルギーがヨウ素原子の電離エネルギーよりもわずかに高いことによって発生する。参考までに、準安定励起原子のエネルギーは、クリプトンが10.5eVであり、アルゴンが11.5、11.7eVであり、ヨウ素原子の電離エネルギーは10.4eVである。したがって、クリプトンガス、アルゴンガス、またはこれらの混合ガスと、ヨウ素ガスとを含む放電ガスを放電容器に封入すれば、放電空間においてヨウ素イオンIおよびIがより多く生成され、多数の励起ヨウ素分子I が形成される。
励起ヨウ素分子I は、ヨウ素ガスの濃度が例えば0.04〜0.9%の範囲であれば、上記した放電空間Sに形成され易くなる。したがって、ヨウ素ガスの濃度を最適に規定することにより、波長342nmのヨウ素分子発光の強度を高めることができる。ヨウ素の濃度は、温度可変部30により発光用元素収容空間Kの温度を例えば20〜70℃の範囲に適切に制御することにより調整される。ここにいうヨウ素ガスの濃度は、クリプトン、アルゴンといった希ガスの分圧に対するヨウ素ガスの分圧である。
図3は、本発明の第1の実施形態の紫外線照射装置の機能ブロック図を示す。同図に示す20は点灯制御部、30はランプ10の発光用元素収容空間Kを加熱または冷却する温度可変部、40は温度可変部30の動作を制御する制御部を示す。制御部40は、温度センサー41、温調制御部42、記憶部43および電源44を備えて構成される。
温度センサー41は、図1に示すランプ10の排気管残部9の外表面近傍に設置された例えば放射温度計などによって構成される。温度センサー41は、放射ランプ10の発光用元素収容空間Kの温度を測定し、発光用元素収容空間Kの実測温度データTMを温調制御部42に送信する。記憶部43は、目標温度データTSを記憶することのできる書換え可能な不揮発性のメモリEEPROM等より構成される。記憶部43に格納される目標温度データTSは、ヨウ素固形物により放電空間Sに供給されるヨウ素ガスの濃度が例えば0.04〜0.9%の範囲となるように適宜決められる。
温調制御部42は、記憶部43に格納された目標温度データTSを取得すると共に、温度センサー41により検知される実測温度データTMが目標温度データTSと一致しているかどうかを判定するCPUである。温調制御部42は、目標温度データTSと温度センサー41により検知された実測温度データTMとを対比判断して、実測温度データTが目標温度データTに一致しないときに、実測温度データTMが目標温度データTに一致するために必要となる電力を演算して算出する。温調制御部42は、算出した電力を電力指令として電源44に送出する。
電源44は、温調制御部42より送出された電力指令に従って、温度可変部30に電力を供給する。これにより、温度可変部30によって加熱される発光用元素収容空間Kの温度が目標温度データTに一致するように温調される。
点灯制御部20は、ランプ10を点灯させるための電力および周波数を算出し、それぞれ電力指令、周波数指令として点灯電源21に送出する。また、点灯制御部20は、紫外線照射装置の外部から送出される開始指令および消灯指令にしたがって、点灯電源21をON・OFFする。
本発明の第1実施形態の紫外線照射装置の動作について図4に示すフローチャートにより説明する。本発明の第1実施形態の紫外線照射装置においては、図1に示すランプ10の発光用元素収容空間Kの温度を制御するための温度可変部30と温度可変部30の動作を制御する制御部40とを備える。制御部40は、ヨウ素固形物Iから放電空間Sに供給されるヨウ素ガスの濃度が最適になるように、発光用元素収容空間Kの温度を制御する。
図4は、温度可変部30の温度が一定となるように制御する処理を示すフローチャートである。
(ステップS101)
点灯制御部20は、受信した点灯指令に従い、電力指令および周波数指令を点灯電源21に送出する。点灯電源21は、受信した電力指令および周波数指令に従ってランプ10を点灯させる。
(ステップS102)
温調制御部42は、記憶部43に格納された目標温度データTを読出す。
(ステップS103)
温調制御部42は、温度センサー41により検知された実測温度データTを取得する。
(ステップS104)
温調制御部42は、実測温度データTが目標温度データTSに一致しているかを確認する。実測温度データTMが目標温度データTSに一致している場合は、ステップS105に進む。実測温度データTMが目標温度データTSに一致していない場合は、ステップS103に進む。
(ステップS105)
点灯制御部20に消灯指令が送出された場合は、点灯制御部20は電源21に消灯指令を送出し、点灯電源21がランプ10への電力供給を停止してランプ10を消灯する。ステップS105においてランプ消灯指令が入力されていない場合は、ステップS103に戻り、ステップS103〜S104のプロセスが繰り返し実行される。
以上の本発明の第1実施形態の紫外線照射装置によれば、発光用元素収容空間Kの温度が温度可変部30および制御部40によって所定の温度となるように制御されるため、発光用元素収容空間Kに配置された発光用元素であるヨウ素固形物Iの温度を一定に制御することができる。このため、ヨウ素固形物Iによって放電空間Sに供給されるヨウ素ガスの濃度が最適に制御されて、ピーク波長が342nm付近にあるヨウ素分子発光の出力を高いレベルに安定させることができる。したがって、PSAにおいてモノマーを重合させるために必要とされる、300−380nmの波長域の紫外光の出力を高いものとすることができる。
なお、図1に示す発光用元素収容空間Kに配置されたヨウ素固形物Iは、放電空間S内に存在する水や酸素といった不純物と反応してその表面にヨウ素酸化膜が形成されることにより、放電空間Sにヨウ素ガスを供給することが阻害されることがある。ヨウ素固形物Iの表面にヨウ素酸化膜が形成される原因は、定かでないが、放電容器1を構成する石英ガラスに不可避的に含まれているOH基が、ランプの点灯時に石英ガラスが放電に晒されることにより放電空間Sに不純ガスとして放出され、この放出されたOH基が放電空間Sで解離することによって生成した水や酸素といった不純物がヨウ素固形物Iと反応するためと考えられる。特に、図2に示すように、シリカを主成分として含む紫外線反射膜8が放電容器1の内壁面に形成されている場合は、ヨウ素固形物Iの酸化反応が活発になるため、放電空間Sにヨウ素ガスを供給することが阻害され易くなる。
次に説明する本発明の第2実施形態に係る紫外線照射装置においては、ヨウ素固形物Iの表面にヨウ素酸化膜が形成されたときに、ヨウ素固形物Iを上記した定温加熱の温度よりも高い温度で瞬時加熱することによって、ヨウ素固形物を溶融させて、ヨウ素酸化膜の内側に閉じ込められたヨウ素を外側に放出させることで、ヨウ素を再び供給できる状態にする。
〔第2実施形態の紫外線照射装置〕
図5は、本発明の第2実施形態の紫外線照射装置のシステム構成を示す図である。紫外線照射装置200は、ランプ10と、ランプ10を点灯駆動する点灯電源21と、ヨウ素固形物収容空間Kを所定の温度に加熱または冷却する温度可変部30と、ヨウ素固形物Iを瞬時加熱する瞬時加熱部50と、これらの動作を制御する制御部60とを備えて構成される。図5では、図1および2に示す第1の実施形態の紫外線照射装置と共通する箇所は図1および2と同一符号を付すことにより説明を省略する。
瞬時加熱部50は、ヨウ素固形物を溶融させることができるような、例えば、シート状の抵抗加熱器で構成される。
図6は、本実施形態の紫外線照射装置の機能ブロック図を示す。制御部60は、点灯制御部20、温度センサー41、温調制御部42、電源44、光センサー61、瞬時加熱制御部62、記憶部63および電源64を備えて構成される。点灯制御部20、温度可変部30、温度センサー41、温度制御部42および電源44は図2に示すものと共通する。
光センサー61は、上記したヨウ素エキシマーI から発せられるピーク波長が342nm付近にあるヨウ素分子発光に感度を有するものであり、例えばシリコンフォトダイオード等の光電変換素子であるが、紫外光を可視光に変更する蛍光体等であっても良い。
瞬時加熱制御部62は、光センサー61により検知されるヨウ素分子発光の強度が所定の割合を超えて低下したときに、瞬時加熱部50を駆動する電源64に対し指令を送る。つまり、瞬時加熱制御部62は、ヨウ素分子発光の強度が所定の割合を超えて低下したときに、発光用元素であるヨウ素固形物Iの表面にヨウ素酸化膜が形成されたものと判定し、ヨウ素固形物Iの瞬時加熱処理を行うように制御する。すなわち、瞬時加熱部62は、記憶部63から読出した初期照度データXと光センサー61により検知された実測照度データXとを対比判断して、初期照度データXに対して実測照度データXが例えば30%以上低下したときに、電源64を瞬時加熱するタイミングを制御する。
また、瞬時加熱制御部62は、ヨウ素固形物Iを瞬時加熱するときに必要とされる電力および時間を、それぞれ電力指令および時間指令として電源64に送出する。ヨウ素固形物Iを瞬時加熱するときの電力および時間は、ヨウ素固形物Iの表面温度がヨウ素酸化膜を溶融して消滅させることのできる温度となるようにそれぞれ設定され、例えば電力が20W、時間が90秒である。
以下は本実施形態において用いられる各種のデータである。記憶部63は、初期照度データX、電力データW、時間データSおよび目標温度データTが格納され、瞬時加熱制御部62の指令を受けたときに各種のデータを瞬時加熱制御部62に送出する。
・初期照度データX:個々のランプ毎にランプを製造した直後においてランプ10から発せられるヨウ素分子発光の強度を測定した照度データ
・実測照度データX:光センサー61によってランプ10から発せられるヨウ素分子発光の強度を測定した照度データ
・電力データW:ヨウ素固形物Iの瞬時加熱するときの電力データ
・時間データS:ヨウ素固形物Iの瞬時加熱するときの時間データ
・目標温度データT:ヨウ素固形物Iを定温加熱するときの温度データ
記憶部63は、例えばEEPROM等の不揮発性メモリによって構成され、記憶部63に格納された各種データを書換えることができる。例えば、本実施形態の紫外線照射装置に使用するランプを新品のものに交換したときは、交換前のランプに係る初期照度データX、電力データW、時間データSおよび目標温度データTが記憶部63から消去され、新品のランプに係る初期照度データX、電力データW、時間データSおよび目標温度データTが記憶部63に格納される。
<瞬時加熱部の制御 1>
図7は、本実施形態の紫外線照射装置の動作についてのフローチャートを示す。
(ステップS201)
点灯制御部20は、受信した点灯指令に従い、電力指令および周波数指令を点灯電源21に送出する。点灯電源21は、受信した電力指令および周波数指令に従ってランプ10を点灯させる。
(ステップS202)
温調制御部42は、記憶部63に格納された目標温度データTを読出す。
(ステップS203)
温調制御部42は、温度センサー41により検知された実測温度データTを取得する。
(ステップS204)
温調制御部42は、実測温度データTが目標温度データTに一致しているかを確認する。実測温度データTが目標温度データTに一致している場合は、ステップS205に進む。実測温度データTが目標温度データTに一致していない場合は、ステップS203に進む。
(ステップS205)
瞬時加熱制御部62は、記憶部63に格納された初期照度データXを読み出す。
(ステップS206)
瞬時加熱制御部62は、光センサー61により検知された実測照度データXを取得する。
(ステップS207)
瞬時加熱制御部62は、実測照度データXが初期照度データXに対して、例えば30%以上低下したかを判定する。照度低下が30%を超える場合はステップS208に進む。照度低下が30%を超えない場合はステップS210に進む。
(ステップS208)
瞬時加熱制御部62は、記憶部63に格納された、電力データWおよび時間データSを読み出す。
(ステップS209)
瞬時加熱制御部62は、記憶部63から読み出した電力データWおよび時間データSを、それぞれ電力指令および時間指令として電源64に送出する。
電源64は、瞬時加熱制御部62から送出された各種の指令にしたがって、瞬時加熱部50を駆動する。このようにして、瞬時加熱部50がヨウ素固形物Iを瞬時加熱することにより、ヨウ素固形物が溶融してヨウ素を供給できる状態にする。
(ステップS210)
点灯制御部20に消灯指令が送出された場合は、ランプ10への電力供給を停止してランプ10を消灯する。ランプ消灯指令が入力されていない場合は、ステップS206に戻り、ステップS206〜S209のプロセスが繰り返し実行される。
本実施形態の紫外線照射装置においては、上記したように、発光用元素収容空間Kの温度を一定に温調すると共に、定期的にヨウ素固形物を瞬時加熱して溶融させている。そのため、ヨウ素固形物から供給されるヨウ素ガスの量が減少することなく常に一定となることにより、図5に示す放電空間Sに存在するヨウ素ガスの濃度が最適範囲で一定なるので、ピーク波長が342nm付近にあるヨウ素分子発光の強度を高めることができる。したがって、PSAにおいてモノマーを重合させるために必要とされる300−380nmの波長域の紫外光の出力を高いものとすることができる。
<瞬時加熱部の制御 2>
図8は、本発明の第2実施形態の紫外線照射装置において、ヨウ素固形物Iの瞬時加熱処理の他の例について説明するための機能ブロック図を示す。
同図に示す制御部80は、点灯制御部20、温度センサー41、温調制御部42、電源44、タイマー81、瞬時加熱制御部82、記憶部83および電源84を備えて構成される。点灯制御部20、温度可変部30、温度センサー41、温度制御部42、電源44および瞬時加熱部50は、図2に示すものと共通する。
同図に示す瞬時加熱制御部82は、タイマー81により検知されるランプの点灯時間のデータに基づいて、電源84に各種の指令を送出することによって、瞬時加熱部50の動作を制御するようになっている。
タイマー81は、ランプの点灯時間をカウントするものである。タイマー81によりカウントされたランプの点灯時間データは、後述するフローチャートで説明するように、瞬時加熱制御部82によりリセット指令を受ける毎に(つまり、瞬時加熱が実行される毎に)、リセットされる。
瞬時加熱制御部82は、タイマー81により検知されるランプ点灯時間データに基いて、瞬時加熱部50を駆動する電源84に対し指令を送る。つまり、瞬時加熱制御部82は、ランプ点灯時間が所定の時間を超えたときに、発光用元素であるヨウ素固形物Iの表面にヨウ素酸化膜が形成されたものと判定し、ヨウ素固形物Iの瞬時加熱を行うように制御する。
記憶部83は、例えばEEPROM等の不揮発性メモリによって構成され、格納された各種データを書換えることができる。例えば、本実施形態の紫外線照射装置に使用するランプを新品のものに交換したときは、交換前のランプに係る標準時間データS、電力データW、時間データSおよび目標温度データTが記憶部83から消去され、新品のランプに係る標準時間データS、電力データW、時間データSおよび目標温度データTが記憶部83に格納される。
以下は、ヨウ素固形物Iの瞬時加熱処理の他の例の説明に使用する各種のデータを示す。
・標準時間データS:各ランプ毎に決めた、前記瞬時加熱部を動作させるタイミングを決定する基準になる時間データ
・ランプ点灯時間データS:タイマー81により検知されるランプの点灯時間のデータ
・電力データW:ヨウ素固形物Iの瞬時加熱するときの電力データ
・時間データS:ヨウ素固形物Iの瞬時加熱するときの時間データ
・目標温度データT:ヨウ素固形物Iを定温加熱するときの温度データ
図9は、本実施形態の紫外線照射装置の動作についてのフローチャートを示す。
(ステップS301)
点灯制御部20は、点灯指令を受信することにより、電力指令および周波数指令を点灯電源21に送出する。点灯電源21は、点灯制御部20より送られた電力指令および周波数指令に従ってランプ10を点灯させる。
(ステップS302)
点灯制御部20は、点灯指令と同期してタイマー81にカウント開始指令を送出する。タイマー81は、カウント開始指令を受信することにより、ランプ点灯時間のカウントを開始する。
(ステップS303)
温調制御部42は、記憶部83に格納された目標温度データTを読出す。
(ステップS304)
温調制御部42は、温度センサー41により検知された実測温度データTを取得する。
(ステップS305)
温調制御部42は、実測温度データTが目標温度データTに一致しているかを確認する。実測温度データTが目標温度データTに一致している場合は、ステップS305に進む。実測温度データTが目標温度データTに一致していない場合は、ステップS304に進む。
(ステップS306)
瞬時加熱制御部82は、記憶部83に格納された標準時間データSを読み出す。
(ステップS307)
瞬時加熱制御部82は、タイマー81によってカウントされたランプ点灯時間データSを取得する。
(ステップS308)
瞬時加熱制御部82は、ランプ点灯時間データSが標準時間データSを超えたかを判定する。ランプ点灯時間データSが標準時間データSを超えた場合はステップS309に進む。ランプ点灯時間データSが標準時間データSを超えない場合は、ステップS312に進む。
(ステップS309)
瞬時加熱制御部82は、記憶部83に格納された、電力データWおよび時間データSを読み出す。
(ステップS310)
瞬時加熱制御部82は、記憶部83から読み出した電力データWおよび時間データSを、それぞれ電力指令および時間指令として電源84に送出する。
電源84は、瞬時加熱制御部82から送出された各種の指令にしたがって、瞬時加熱部50を駆動する。このようにして、瞬時加熱部50がヨウ素固形物Iを瞬時加熱することにより、ヨウ素固形物が溶融してヨウ素を供給できる状態にする。
(ステップS311)
瞬時加熱制御部82は、タイマー81に対し、リセット指令を送出する。タイマー81は、受信したリセット指令に従ってランプ点灯時間データSをリセットして零にしてから点灯時間データSのカウントを再開する。
(ステップS312)
点灯制御部20に消灯指令が送出された場合は、ランプ10への電力供給を停止してランプ10を消灯する。消灯指令が入力されていない場合は、ステップS307に戻り、ステップS307〜S311のプロセスが繰り返し実行される。
なお、本実施形態の紫外線照射装置に係る瞬時加熱部50は、上記では抵抗加熱器を例示して説明しているが、これに限らず、以下のような各種の加熱手段を採用することもできる。すなわち、瞬時加熱部50は、ハロゲンランプのような白熱電球、フラッシュランプのような放電ランプ、熱風送風機、高周波加熱器、温水流通管などを使用しても良い。
また、本実施形態の紫外線照射装置に係る瞬時加熱部50は、温度可変部30から独立して設けられていることは必須ではない。すなわち、温度可変部30が瞬時加熱部50を兼ねるようにしても良い。
図10は、図1又は図5に示すランプが備える放電容器の他の構成を示す拡大断面図である。
図10(A)に示す放電容器1Aは、封止用壁部4から外方に向けて伸びる排気管残部9Aの根本部が縮径することによって環状の規制部90Aが形成され、発光用元素収容空間Kの入口の径方向の幅が狭められている。このため、ランプ10の搬送時・使用時等に放電容器1に衝撃が加わった場合でも、ヨウ素固形物Iが発光用元素収容空間Kから放電空間Sに転がり込むことが規制部90Aによって確実に防止される。
したがって、ヨウ素固形物Iが放電空間S内に転がり込んで放電空間S中で熱せられて過剰なヨウ素ガスを放出する、といった不具合の発生を確実に防止することができる。
図10(B)に示す放電容器1Bは、封止用壁部4から外方に向けて伸びる排気管残部9Bの先端が屈曲している。すなわち、排気管残部9Bは、放電容器の管軸と平行に伸びる水平部91Bと、その先端に連続して水平部91Bに対して概ね直角に屈曲して径方向に伸びる規制部90Bとを備え、規制部90Bの内部にヨウ素固形物Iが配置されている。このため、図10(A)に示すものと同様に、ランプ10の搬送時・使用時等に放電容器1Bに衝撃が加わった場合でも、ヨウ素固形物Iが発光用元素収容空間Kから放電空間Sに転がり込むことが規制部90Bによって確実に防止される。
図10(C)に示す放電容器1Cは、図1等に示す放電容器とは形状が異なっており、封止用壁部4から外方に伸びる排気管残部が設けられていない。すなわち、放電容器1Cは、一対の電極6および7が配置されていない領域が壁部2および3の一部に形成され、この電極が配置されていない壁部2および3の内部にヨウ素固形物Iが配置されている。つまり、同図の放電容器1Cは、電極6および7が配置されていない壁部2および3の内部が発光用元素収容空間Kである。
図10(D)に示す放電容器1Dは、図10(C)に示す放電容器と同様に排気管残部を有しない構造である。放電容器1Dは、板状の規制部90Dが封止用壁部4の近傍において放電容器1Dと一体的に形成されている。このため、ランプ10の搬送時・使用時等に放電容器1に衝撃が加わった場合でも、ヨウ素固形物Iが発光用元素収容空間Kから放電空間Sに転がり込むことが規制部90Dによって確実に防止される。
10 ランプ
1 放電容器
2 一方の壁部
3 他方の壁部
4 一方の封止用壁部
5 他方の封止用壁部
6 一方の電極
7 他方の電極
8 紫外線反射膜
9 排気管残部
20 点灯制御部
21 点灯電源
30 温度可変部
40、60、80 制御部
41 温度センサー
42 温調制御部
43、63、83 記憶部
44、64、84 電源
50 瞬時加熱部
61 光センサー
62、82 瞬時加熱制御部
81 タイマー

Claims (5)

  1. ヨウ素固形物および希ガスと、
    互いに対向する一対の壁部と封止用壁部との間に形成される放電空間および前記放電空間の最冷部を形成するヨウ素固形物収容空間を備える放電容器と、
    前記放電空間を挟んで対向するように配置された一対の電極とを備え、
    前記ヨウ素固形物により前記放電空間に供給されるヨウ素ガスが励起ヨウ素分子を形成することによって、ピーク波長が342nm付近にある紫外線を放射するランプと、
    前記ヨウ素固形物収容空間を所定の温度にする温度可変部と、前記温度可変部の動作を制御する制御部と、前記ヨウ素固形物を瞬時加熱するための瞬時加熱部と、前記瞬時加熱部の動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記制御部が、前記ランプより放射されるピーク波長が342nm付近にあるヨウ素分子発光の照度を検知する光センサーを備え、前記ランプの初期照度データを格納すると共に、前記光センサーにより検知される前記ランプの実測照度データが前記初期照度データに対して所定割合以下に低下したかを判定し、前記実測照度データが前記初期照度データに対して所定割合以下に低下したときに前記瞬時加熱部を動作させ、前記ヨウ素固形物を瞬時加熱することを特徴とする請求項1記載の紫外線照射装置。
  3. 前記制御部が、前記ランプの点灯時間を検知するタイマーを備え、前記瞬時加熱部を動作させるタイミングを決定する基準になる標準時間データを格納すると共に、前記タイマーにより検知されるランプ点灯時間データが前記標準時間データを上回るかどうかを判定し、前記ランプ点灯時間データが前記標準時間データを上回ったときに前記瞬時加熱部を動作させ、前記ヨウ素固形物を瞬時加熱することを特徴とする請求項1記載の紫外線照射装置。
  4. 前記温度可変部が前記瞬時加熱部を兼ねることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の紫外線照射装置。
  5. 前記瞬時加熱部が前記ヨウ素固形物収容空間の温度が110℃以上になるように、前記ヨウ素固形物を瞬時加熱することを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の紫外線照射装置。
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