JP4670390B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源としてセラミックメタルハライドランプを用いた照明装置に関するものである。
近年、発光管の材料として多結晶アルミナセラミックのような透光性を有するセラミックを用いたセラミックメタルハライドランプ(例えば、特許文献1参照)や、セラミックメタルハライドランプを光源として用いた照明装置の研究開発が盛んに進められている。セラミックメタルハライドランプは、発光管の材料として石英を用いた従来のメタルハライドランプ(例えば、特許文献2参照)に比べて発光管の耐熱温度が高いので、発光管の管壁負荷を高く設定することが可能となり、効率や光色を改善することができるという利点を有している。
このため、定格ランプ電力が20〜150ワット程度の低ワットのセラミックメタルハライドランプが店舗などの商業施設を中心とした一般屋内照明として用いられ始め、定格ランプ電力が200ワット以上の高ワットのセラミックメタルハライドランプが高天井用の照明や街路灯などの一般屋外照明として用いられ始めている。このような一般照明用途のセラミックメタルハライドランプの管壁負荷は、20〜30〔W/cm〕前後に設定されることが多い。なお、発光管内には、発光物質としてのハロゲン化金属と、バッファガスとしての水銀と、始動用の希ガスとが封入されている。また、発光管の長手方向の両端部内には電極が配設されている。
ところで、従来のメタルハライドランプの光束劣化は、一般的に、電極の材料であるタングステンの飛散・蒸発などに起因する発光管の管壁の黒化や、発光物質と発光管の管壁との反応による発光管の透過率の低下や、発光物質の減少などによって生じる。これに対して、セラミックメタルハライドランプでは、発光管は発光物質との反応性が低い(つまり、発光管と発光物質との反応が起こりにくい)ので、光束劣化は発光管の管壁にタングステンが付着し黒化することによって透過率が低下することによるところが大きい。
特開2003−86130号公報 特開平8−264110号公報
最近では、セラミックメタルハライドランプの寿命の改善も進み、9000〜12000時間を定格寿命しているものが多く、定格寿命時の光束維持率も70〜85%程度と比較的高い値が得られているが、市場からはセラミックメタルハライドランプの更なる長寿命化が強く望まれている。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、光源として用いるセラミックメタルハライドランプの寿命を従来に比べて長くすることが可能な照明装置を提供することにある。
ところで、照明の分野において『ハロゲンサイクル』と呼ばれる循環作用が知られている(例えば、参考文献1:社団法人 照明学会,「大学課程 照明学会」,第1版,オーム社,p.23)。ここにおいて、上記参考文献1には、ハロゲン電球の説明で「点灯中に蒸発したタングステンがハロゲン原子あるいは分子と結合してハロゲン化タングステンとなる。管壁温度は250℃以上になるよう設計されていて、ハロゲン化タングステンは管壁に付着せずに、拡散または対流作用により再び高温のフィラメント付近でタングステンとハロゲンに解離し、タングステンはフィラメントに戻る。この循環作用をハロゲンサイクルと呼び、ハロゲン電球の黒化防止に効果をもたらしている。」と記載されている。
上記参考文献1では、作用が最もよく知られたハロゲン電球でハロゲンサイクルを説明しているが、セラミックメタルハライドランプにおいても同様にハロゲンサイクルが起こる。すなわち、ハロゲン電球のフィラメントがセラミックメタルハライドランプの電極に相当し、ハロゲンは発光管内に発光物質として封入されたハロゲン化金属が放電空間中で解離することにより供給される。ここで、ハロゲンサイクルは、化学反応であり、発光管の管壁から離れるハロゲン化タングステンの量は発光管の管壁の温度に依存する。定格点灯時のセラミックメタルハライドランプでは、定格点灯時の発光管の管壁温度により発光管の管壁から離れるハロゲン化タングステンの量が決定されるが、発光管の管壁から離れるタングステンの量よりも電極の蒸発・飛散などで発光管の管壁に付着するタングステンの量が上回ると、発光管の管壁へのタングステンの付着量が増加するので、発光管の黒化が進んで発光管の透過率が低下し、その結果、光束維持率が低下する。一般的なセラミックメタルハライドランプでは点灯時間が増加するに従い発光管の管壁の黒化が進行することから、ハロゲンサイクルにより発光管の管壁から離れるタングステンの量よりも電極の蒸発・飛散などで発光管の管壁に付着するタングステンの量が上回っていると考えられる。
セラミックメタルハライドランプの寿命を延ばす方策は様々考えられるが、本願発明者らは、電極の材料であるタングステンが発光管の管壁に付着し黒化することにより引き起こされる透過率の低下がセラミックメタルハライドランプの寿命に大きく影響していることに着目した。ここで、発光管の管壁へのタングステンの付着量を減少させるか、もしくは、発光管の管壁に付着したタングステンをより多く取り除くことができれば、透過率の低下が軽減されて光束維持率が改善されるから、セラミックメタルハライドランプの寿命を延ばすことが可能となる。
そこで、本願発明者らは、様々なアプローチで、発光管の管壁へのタングステンの付着量を減少させる、もしくは、発光管の管壁に付着したタングステンをより多く取り除く検討を行った。その結果、セラミックメタルハライドランプのランプ温度を従来よりも高い温度に保温することによって、発光管の管壁へのタングステンの付着量を減少させる、もしくは、発光管の管壁に付着したタングステンをより多く取り除く効果が高まり、黒化が抑制されるという知見を得た。
本発明は、上記知見に基づいて為されたものであり、請求項1の発明は、発光物質として封入されたハロゲン化金属およびバッファガスとしての水銀および始動用の希ガスが封入されて長手方向の両端部内にタングステンにより形成された電極がそれぞれ配設された透光性セラミック製の発光管と該発光管を包む外管とを有するセラミックメタルハライドランプと、前記発光管内の前記電極間に放電を維持させて前記セラミックメタルハライドランプを点灯させる点灯装置と、前記セラミックメタルハライドランプの前記外管の外側に配置され前記セラミックメタルハライドランプを保温する保温部材とを備え、該保温部材は、ガラスにより形成されてなり少なくとも前記外管を囲む筒状に形成された筒状部と、該筒状部に設けられ可視光を透過し且つ赤外線を反射する赤外線反射膜とを有してなり、前記保温部材は、前記外管を介して前記発光管の管壁を、前記ハロゲン化金属が放電空間中で解離されることで供給されるハロゲンによるハロゲンサイクルが当該保温部材を設けていない場合に比べて促進される温度に高くすることを特徴とする。
この発明によれば、セラミックメタルハライドランプの外管の外側に保温部材が配置されていない場合に比べて、点灯時の発光管の管壁温度が高くなってハロゲンサイクルが促進されることにより発光管の管壁の黒化が抑制され、光束維持率を改善できるので、光源として用いるセラミックメタルハライドランプの寿命を従来に比べて長くすることが可能となる。
また、前記セラミックメタルハライドランプから放射された光を有効に利用したままで前記発光管の管壁温度を高めることができる。つまり、前記保温部材を設けたことによる光出力の低下を防止することができる。
さらに、点灯時に前記外管と筒状部との間で熱が輸送されることによって前記外管の温度が上昇し、前記外管と前記発光管との間で熱が輸送されることによって前記発光管の温度が上昇する。
請求項1の発明では、光源として用いるセラミックメタルハライドランプの寿命を従来に比べて長くすることが可能となるという効果がある。
(参考形態1)
本参考形態の照明装置は、図1に示すように、セラミックメタルハライドランプ1と、セラミックメタルハライドランプ1を接続保持するランプソケット2と、ランプソケット2から導出されたランプ線3を介してセラミックメタルハライドランプ1へ電力を供給してセラミックメタルハライドランプ1を点灯させる点灯装置である電子式安定器4とを備えている。なお、電子式安定器4は、商用電源(図示せず)に接続されており、低周波(例えば、120Hz)の矩形波電圧をセラミックメタルハライドランプ1に印加することでセラミックメタルハライドランプ1を点灯させる。
セラミックメタルハライドランプ1は、一端部(図1における下端部)に口金(図示せず)が設けられ他端部(図1における上端部)が閉塞された円筒状の外管12内に透光性セラミック製の発光管11が収納されている。言い換えれば、外管12は、発光管11を包んでいる。なお、発光管11は外管12に溶着されたステム14に接続された2つの導電線(発光管支柱)15を介して外管12に支持されている。ここに、一方の導電線15の一部は発光管11の側方を通るように配置されている。また、外管12と発光管11との間の空間は気密に保たれている。
発光管11の長手方向の両端部内には、タングステンにより形成された電極(図示せず)がそれぞれ配設されており、各電極はそれぞれ導電線15を介して口金と接続されている。また、ランプソケット2の内部には、セラミックメタルハライドランプ1の口金および導電線15,15を介して発光管11内の各電極とそれぞれ電気的に接続される通電部(図示せず)が設けられており、通電部に接続されたランプ線3がランプソケット2の外部へ導出されている。
発光管11は、透光性を有するセラミック(例えば、多結晶アルミナセラミックなど)により形成されており、発光物質としてのハロゲン化金属(例えば、Dy,Ho,Tm,Na,Tlなどのヨウ化物)と、バッファガスとしての水銀と、始動用の希ガス(例えば、Arガス)とが封入されている。
ところで、本参考形態の照明装置は、セラミックメタルハライドランプ1を囲みセラミックメタルハライドランプ1から離間して配置される円筒状のガラス管5を備えている。ガラス管5とセラミックメタルハライドランプ1の外管12と発光管11とは同軸的に配置されており、ガラス管5および外管12それぞれの長手方向の中間部におけるガラス管5の内面と外管12の外面との間の間隔を所定距離(例えば、5mm程度)に設定してある。ここにおいて、ガラス管5は、ランプソケット2に連結された支持部材6を介してランプソケット2に支持されている。ガラス管5は、硬質ガラス(例えば、ホウケイ酸ガラスなど)により形成してあるが、セラミックメタルハライドランプ1の点灯時の高温下で破損しない材質であればよく、例えば、ソーダライムガラスや石英などにより形成してもよい。また、支持部材6は、鉄とニッケルとの合金である所謂ステンレスにより形成してある。
以上説明した本参考形態の照明装置において、電子式安定器4を動作させると、発光管11内に放電が維持され発光物質が励起されて光を放射する。ここにおいて、発光管11から放射された光に含まれる赤外線が外管12に吸収されることと、発光管11から熱輻射、熱伝導、対流により熱が輸送されることにより、外管12の温度が上昇する。また、外管12の熱は、熱輻射、熱伝導、対流により輸送され、ガラス管5の温度を上昇させる。ガラス管5の熱も同様に輸送され、平衡状態で各部の温度が一定になる。ここで、外管12からの熱伝導による熱輸送される熱量は外管12の温度とガラス管5の温度との温度差に比例するので、ガラス管5がない場合に比べて、外管12の温度が高くなる。また、ガラス管5からの熱輻射、熱伝導、対流は外管12へも寄与し、外管12の温度を上昇させる要因として働く。したがって、ガラス管5を設けることにより、ガラス管5を設けていない場合に比べて、セラミックメタルハライドランプ1の点灯時の外管12の温度が上昇し、同様のプロセスにより発光管11の温度が上昇する。要するに、本参考形態では、ガラス管5がセラミックメタルハライドランプ1を暖めて保温する機能を有しており、ガラス管5が、セラミックメタルハライドランプ1の外管12の外側に配置されセラミックメタルハライドランプ1を保温する保温部材を構成している。
しかして、本参考形態の照明装置では、セラミックメタルハライドランプ1の外管12の外側に保温部材を構成するガラス管5が配置されていない場合に比べて、点灯時の発光管11の管壁温度が高くなる。その結果、ガラス管5を備えていない場合に比べて、電極の蒸発やスパッタリングにより発光管11に付着したタングステンが発光管11内に存在するハロゲンガス(例えば、ヨウ素ガス)と反応して発光管11から蒸発し、電極の近傍で解離してタングステンが電極に戻る、いわゆるハロゲンサイクルが促進されることにより、発光管11の管壁の黒化が抑制される。ここで、発光管11の管壁の黒化が抑制されることにより発光管11の透過率の低下が抑制されるので、ガラス管5を設けていない場合に比べて、光束維持率を改善でき、光源として用いるセラミックメタルハライドランプ1の寿命を従来に比べて長くすることが可能となる。また、保温部材が硬質ガラスなどのガラスにより形成されているので、セラミックメタルハライドランプ1から放射された光を有効に利用したままで発光管11の管壁温度を高めることができる。言い換えれば、保温部材をガラスにより形成してあるので、保温部材を設けたことによる光出力の低下を防止することができる。
上述の図1に示した構成では、保温部材としてのガラス管5の長手方向の両端部が開放されているが、端部を閉じた形状としてもよく、端部を閉じた形状とすれば保温効果を増すことができ、また、閉じた端部に1ないし複数の開口部を適宜設けた形状としてもよい。要するに、保温部材は、少なくとも外管12を囲む筒状に形成された筒状部を有していればよく、図1に示した構成では、ガラス管5全体が筒状部を構成している。
また、ガラス管5および外管12それぞれの長手方向の中間部におけるガラス管5の内面と外管12の外面との間の間隔である所定距離は5mmに限定するものではなく、5mmよりも小さくても大きくてもよい。所定距離が短いほど保温効果が高いことは明らかであるが、ランプ動作時の温度を高くしすぎると(例えば、1200℃以上にすると)、発光物質と発光管11や封止材料との反応により放電維持電圧が上昇するなどの不具合が生じる可能性があるので、上記所定距離、ガラス管5の形状、上記開口部の大きさや数などの設計パラメータを、ガラス管5の周辺に存在する構成要素(例えば、図示しない器具本体や反射板など)の材質や形状などに応じて適宜設計することが望ましい。また、図1に示した構成では、支持部材6をランプソケット2に連結してあるが、支持部材6は器具本体や反射板やセラミックメタルハライドランプ1に設けるようにしてもよい。なお、支持部材6の材質や形状それぞれも設計パラメータの一つであることは勿論である。
(参考例
本参考例では、セラミックメタルハライドランプ1として、店舗照明に多く用いられている定格ランプ電力が150ワットのセラミックメタルハライドランプであって、発光管11内に、発光物質であるハロゲン化金属として、ディスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、ツリウム(Tm)、ナトリウム(Na)、タリウム(Tl)それぞれのヨウ化物が封入されるとともに、バッファガスとしての水銀および希ガスとしてのアルゴンガスが封入されており、管壁負荷が27W/cm、定格光束が13500ルーメン、定格寿命が9000時間とされているセラミックメタルハライドランプを用いている。また、本参考例では、ガラス管5および外管12それぞれの長手方向の中間部におけるガラス管5の内面と外管12の外面との間の間隔である所定距離が5mmとなるように内径が設定されたガラス管5を用いた。また、ガラス管5の材質は硬質ガラスとした。
上述のセラミックメタルハライドランプ1を複数本用意し、まず、比較例として、上述の保温部材としてのガラス管5を設けずに、定格ランプ電力である150ワットで長期点灯試験を行って光束維持率を求めた。ここに、電子式安定器4としては、周波数が約120Hzの矩形波電圧を出力するものを用いた。また、長期点灯試験は、5.5時間の点灯と0.5時間の消灯との合計6時間のサイクルを繰り返し行うもので、この試験条件はセラミックメタルハライドランプの一般的な試験条件である。なお、上記サイクルは試験架台に設けたタイマにより別途制御される。
上述のような長期点灯試験を行ったところ、点灯時間が長くなるにつれて光束が徐々に低下し、定格寿命である9000時間の時点での光束維持率の平均値は約73%であった。
これに対して、本参考例では、定格寿命である9000時間の時点での光束維持率の平均値が83%であり、光束維持率が改善されていることが確認された。要するに、本参考例では、ガラス管5を設けていない場合に比べてセラミックメタルハライドランプ1の寿命を長くできることが確認された。なお、本参考例において、セラミックメタルハライドランプ1の点灯時の発光管11の温度は、ガラス管5を設けていない場合に比べて約70℃上昇し1020℃になっていた。
(実施形態1)
本実施形態の照明装置の基本構成は参考形態1と略同じであって、ガラス管5の外面に可視光を透過し且つ赤外線を反射する赤外線反射膜が設けられている点が相違するだけで他の構成は参考形態1と同じなので、要部となる部位についてのみ図2を参照しながら説明する。
図2(a)はガラス管5の外面に設けられた赤外線反射膜51が高屈折率の誘電体(例えば、TiO、Taなど)からなる第1の誘電体膜51aと低屈折率の誘電体(例えば、SiO)からなる第2の誘電体膜51bとを交互に積層した多重反射膜(光学多層膜)により構成されており、反射させたい赤外線の中心波長は膜厚により設計することができる。
図2(a)に示すような多重反射膜からなる赤外線反射膜51をガラス管5の外面に積層することにより、セラミックメタルハライドランプ1から放射された光のうち赤外線が効率良くセラミックメタルハライドランプ1の外管12側へ戻されることとなり、発光管11の温度が効率良く上昇することになる。したがって、ガラス管5によりセラミックメタルハライドランプ1の外管12を囲む範囲を狭く(例えば、ガラス管5の長手方向の寸法を小さく)しても十分な保温効果を得ることが可能となる。なお、セラミックメタルハライドランプ1から放射された光のうち可視光は赤外線反射膜51を透過して外部へ放射されることは勿論である。
図2(b)はガラス管5の外面に設けられた赤外線反射膜51がInOあるいはSnOからなる単層膜により構成されている。ここにおいて、上述の多重反射膜では干渉現象を利用しているので設計値の中心波長付近の赤外線を選択的に反射できるのに対して、単層膜の場合には、より広い波長域の赤外線を反射することとなる。ただし、上述の多重反射膜の方が上述の単層膜に比べて耐熱性に優れているので、セラミックメタルハライドランプ1から放射される赤外線の波長域やセラミックメタルハライドランプ1の温度などを考慮して、多重反射膜と単層膜とのいずれを採用するか決めればよい。
なお、本実施形態では、図2(a),(b)のいずれの場合もガラス管5の外面に赤外線反射膜51を積層してあるが、赤外線反射膜51はガラス管5の内面あるいは外面と内面との両方に積層してもよい。
(参考形態2)
本参考形態の照明装置は、図3および図4に示すように、前面に開口面を有しセラミックメタルハライドランプ1が収納される器具本体7と、器具本体7の開口面を覆う形で器具本体7に取り付けられるガラス板8と、器具本体7内に配置されセラミックメタルハライドランプ1から放射された光を上記開口面側へ反射させるアルミニウム製の反射板9とを備えており、セラミックメタルハライドランプ1から放射された光がガラス板8を通して出射されるようになっている。ここにおいて、反射板9は、断面放物線状(断面U字状)の形状に形成されているが、反射板9の形状は特に限定するものではない。なお、図示していないが、セラミックメタルハライドランプ1の口金は参考形態1と同様にランプソケットおよびランプ線を介して点灯装置である電子式安定器に接続されている。
ところで、本参考形態では、ガラス板8におけるセラミックメタルハライドランプ1および反射板9との対向面に、実施形態1にて説明した多重反射膜もしくは単層膜からなる赤外線反射膜が積層されており、当該赤外線反射膜が、セラミックメタルハライドランプ1の外管12の外側に配置されセラミックメタルハライドランプ1を保温する保温部材を構成している。
しかして、本参考形態の照明装置では、セラミックメタルハライドランプ1の点灯時にセラミックメタルハライドランプ1から放射された光のうち可視光は直接あるいは反射板9で反射されて上記赤外線反射膜およびガラス板8を通して外部へ放射される一方で、赤外線が上記赤外線反射膜で反射されて器具本体7内へ戻ることとなるから、器具本体7およびセラミックメタルハライドランプ1の温度が上昇して発光管11の温度が上昇するので、参考形態1と同様に、ハロゲンサイクルが促進されてセラミックメタルハライドランプ1の光束維持率が改善され寿命が長くなる。また、保温部材となる上記赤外線反射膜はガラス板8に積層されているので、保温部材をガラス板8とは別部品(例えば、参考形態1のようなガラス管5)として備えるものに比べて、部品点数を削減することができる。
なお、本参考形態では、保温部材として可視光を透過し且つ赤外線を反射する特性を有する赤外線反射膜を採用しているが、ガラス板8に設ける保温部材は赤外線反射膜に限らず、可視光を透過し且つ赤外線を吸収する特性を有する膜により構成してもよい。また、ガラス板8自体に、可視光を透過し且つ赤外線を反射もしくは吸収する特性を持たせてもよい。
(参考形態3)
本参考形態の照明装置の基本構成は参考形態2と略同じであって、参考形態2にて説明したガラス板8に赤外線反射膜を設けず、図5に示した形状の反射板9を用いている点に特徴がある。
ところで、参考形態2にて説明した反射板9はセラミックメタルハライドランプ1から放射され反射板9へ到達した光が一度の反射で外部へ放射されるような形状に設計されているが、本参考形態では、反射板9に、セラミックメタルハライドランプ1から放射された光の一部をセラミックメタルハライドランプ1側へ反射させる(セラミックメタルハライドランプ1へ戻す)ように突出させた部位9aを設けることで反射板9が保温部材を兼ねている。なお、図5中の矢印は、セラミックメタルハライドランプ1から放射された光の進行経路の例を示している。他の構成は参考形態2と同様なので図示および説明を省略する。
しかして、本参考形態の照明装置では、セラミックメタルハライドランプ1の点灯時にセラミックメタルハライドランプ1から放射された光によりセラミックメタルハライドランプ1の温度が上昇して発光管11の温度が上昇するので、保温部材を反射板9とは別部品として備えるものに比べて、部品点数を削減することができる。なお、本参考形態の照明装置では、ガラス板8は必ずしも設ける必要はなく、用途などに応じて適宜設ければよい。
(参考形態4)
本参考形態の照明装置の基本構成は参考形態1と略同じであって、参考形態1にて説明したガラス管5および支持部材6を備えておらず、図6に示すように、通電により発熱するヒータからなる熱源21がセラミックメタルハライドランプ1の外管12の近傍に配設されている点などが相違し、熱源21が保温部材を構成している。したがって、熱源21へ通電して熱源21を発熱させることによりセラミックメタルハライドランプ1を直接的あるいは間接的に加熱して発光管11の温度を上昇させることができるので、熱源21を発熱させることで参考形態1と同様にハロゲンサイクルを促進させることができる。なお、参考形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
また、本参考形態では、セラミックメタルハライドランプ1から放射される光を受光して受光量に応じた電気信号を出力する受光素子22が、外管12の近傍で熱源21から離間して配設されており、受光素子22および熱源21が電子式安定器4に設けられた制御部23に接続されている。
ところで、発光管11の管壁の内面に電極からのタングステンが付着する黒化が進行するにつれてセラミックメタルハライドランプ1の光束が徐々に劣化し受光素子22の出力が低下するが、制御部23は、受光素子22の出力に基づいて光束劣化を検知するためにあらかじめ設定した閾値と受光素子22との出力とを比較し、受光素子22の出力が閾値を下回ると熱源21を動作させるように構成されており、熱源21が動作することにより、セラミックメタルハライドランプ1の温度が上昇しハロゲンサイクルが促進されて発光管11の黒化の度合いが低減され、発光管11の光透過率が回復するので、セラミックメタルハライドランプ1の寿命を長くすることができる。
本参考形態では、受光素子22と制御部23とでセラミックメタルハライドランプの光束劣化を検知する光束劣化検知手段を構成し、制御部23が、光束劣化検知手段により光束劣化が検知されたときに熱源21を動作させる制御手段を構成している。
要するに、本参考形態の照明装置では、光束劣化検知手段により光束劣化が検知されると熱源21への通電が開始されて発光管11の温度が上昇してハロゲンサイクルが促進されることとなるので、セラミックメタルハライドランプ1の光束にかかわらず熱源21へ通電する場合に比べて無駄な電力消費を低減しながらもセラミックメタルハライドランプ1の寿命を従来に比べて長くすることが可能となる。
なお、本参考形態では、制御部15が受光素子22の出力に基づいて熱源21の動作を制御するようにしてあるが、熱源11への通電を入り切りするためのスイッチを設けて、ユーザがマニュアルでスイッチをオンすることにより熱源21を動作させることができるようにしてもよい。また、図6に示した構成ではセラミックメタルハライドランプ1の外管12の近傍に熱源21を配置してあるが、熱源21の出力レベルによってはセラミックメタルハライドランプ1から比較的離れた位置に配置しても同様の保温効果を得ることができる。特に、照明装置が密閉型の照明器具の場合には、照明器具内の大気を暖めることで同様の保温効果を得ることができ、ハロゲンサイクルが促進されてセラミックメタルハライドランプ1の寿命が長くなる。また、熱源21をセラミックメタルハライドランプ1の外管12の近傍に配置した場合には所望の配光特性を得ることが困難な場合もあるので、所望の配光特性に応じて熱源21の配置や出力レベルを設定する必要がある。
(参考形態5)
本参考形態の照明装置の基本構成は参考形態4と略同じであって、セラミックメタルハライドランプ1の温度を検出する温度センサからなる温度検出手段を備え、電子式安定器4に設けた制御部23が、温度検出手段による検出温度が目標値に近づくように熱源21を制御する制御手段を構成している。
しかして、本参考形態の照明装置では、セラミックメタルハライドランプ1の点灯時の外管12の外面の温度を略一定の温度に保つことが可能となるので、ハロゲンサイクルをより確実に促進させることが可能となるとともに、信頼性を高めることが可能となる。
ところで、参考形態4では受光素子22を設けていたが、かならずしも受光素子22は設ける必要がなく、制御部23が予め設定されたタイムチャートに従って動作するようにすれば、制御部23の動作時のみ熱源21によりセラミックメタルハライドランプ1が加熱されることとなるので、セラミックメタルハライドランプ1の点灯時に熱源21へ常時通電する場合に比べて無駄な電力消費を低減しながらもセラミックメタルハライドランプ1の寿命を従来に比べて長くすることが可能となる。
(参考形態6)
本参考形態の照明装置の基本構成は参考形態4と略同じであって、熱源としてハロゲンランプを用いている点が相違するだけなので図示を省略する。
しかして、本参考形態の照明装置では、熱源21に通電することにより、セラミックメタルハライドランプ1を加熱するだけでなく、熱源21を光量の減退分を補償する光源としても有効利用することができる。セラミックメタルハライドランプ1は消灯後に再始動するには十数分待つ必要があるが、その間、熱源21が動作している(つまり、ハロゲンランプが点灯している)ように制御部23が熱源21を制御するようにすれば、熱源21を再始動時の補償光源として利用することができる。
なお、本参考形態では、熱源21としてハロゲンランプを用いているが、ハロゲンランプ以外の電球を用いてもよい。
参考形態1を示す概略構成図である。 実施形態1の要部説明図である。 参考形態2を示し、ガラス板を取り外した状態の概略斜視図である。 同上を示す概略断面図である。 参考形態3における要部概略断面図である。 参考形態4を示す概略構成図である。
符号の説明
1 セラミックメタルハライドランプ
2 ランプソケット
3 ランプ線
4 電子式安定器
5 ガラス管
6 支持部材
11 発光管
12 外管

Claims (3)

  1. 発光物質として封入されたハロゲン化金属およびバッファガスとしての水銀および始動用の希ガスが封入されて長手方向の両端部内にタングステンにより形成された電極がそれぞれ配設された透光性セラミック製の発光管と該発光管を包む外管とを有するセラミックメタルハライドランプと、前記発光管内の前記電極間に放電を維持させて前記セラミックメタルハライドランプを点灯させる点灯装置と、前記セラミックメタルハライドランプの前記外管の外側に配置され前記セラミックメタルハライドランプを保温する保温部材とを備え、該保温部材は、ガラスにより形成されてなり少なくとも前記外管を囲む筒状に形成された筒状部と、該筒状部に設けられ可視光を透過し且つ赤外線を反射する赤外線反射膜とを有してなり、前記保温部材は、前記外管を介して前記発光管の管壁を、前記ハロゲン化金属が放電空間中で解離されることで供給されるハロゲンによるハロゲンサイクルが当該保温部材を設けていない場合に比べて促進される温度に高くすることを特徴とする照明装置。
  2. 前記赤外線反射膜は、前記筒状部の前記ガラスの内面あるいは外面の少なくとも一方に設けられ、前記セラミックメタルハライドランプから放射される赤外線を反射させる、第一の誘電体と該第一の誘電体よりも低屈折率の第二の誘電体とを交互に積層した多重反射膜であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記赤外線反射膜は、前記筒状部の前記ガラスの内面あるいは外面の少なくとも一方に設けられ、前記セラミックメタルハライドランプから放射される赤外線を反射させる単層膜であることを特徴とする請求項1記載の照明装置
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