JP5407426B2 - Pwm駆動回路及び電気機械装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多相によるPWM駆動技術に関する。
三相交流で駆動されるモーターなどの電機機械は、広く使用されている。三相交流で駆動されるモーターでは、モーターのコイルは、スター結線や、デルタ結線で結線されている(例えば特許文献1)。
特開2006−109675号公報
しかし、多相モーターをPWM駆動しようとする場合、多相モーター全体の効率については十分に検討されていないのが現状であった。
本発明は、上記課題の少なくとも1つを解決し、多相PWM駆動における効率の向上を目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば電気機械装置が提供される。この形態の電気機械装置は、N個(Nは3以上の整数)の端子を有するスター結線またはデルタ結線された負荷回路をPWM信号で駆動するためのPWM駆動回路と、前記負荷回路としてのコイル回路と、磁石と、を備える。前記PWM駆動回路は、前記各端子を第1と第2の電源電位のいずれかに接続可能な駆動スイッチ群と、前記駆動スイッチ群を切り替える制御部と、PWM周期毎に基準三角波を生成する三角波生成部と、前記PWM信号のデューティ比を示すデューティ値と前記基準三角波とを比較することによって、前記各端子を前記第1または第2の電源電位に接続する期間を決定するPWM駆動期間決定部と、を備える。前記制御部は、各PWM周期内において、(i)前記PWM周期の少なくとも一部の期間において、M個(Mは1以上、N/2以下の整数)の端子を前記第1の電源電位に接続するとともに、(ii)前記M個の端子が前記第1の電源電位に接続されている期間内において、前記M個の端子以外のL個(LはN−Mの整数)の端子を前記第2の電源電位に接続するように前記駆動スイッチ群を制御し、この際、前記L個の端子のうちの1個以上の端子が前記第2の電源電位に接続される場合に、前記L個の端子の全てが同時に前記第2の電源電位に接続される期間と、前記L個の端子の一方の端子が前記第2の電源電位に接続され前記L個の端子の他方の端子が前記第2の電源電位に接続されない期間と、前記他方の端子が前記第2の電源電位に接続され前記一方の端子が前記第2の電源電位に接続されない期間とを有するように、前記駆動スイッチ群の制御を実行し、(iii)前記L個の端子のうちのM個より大きい数の端子が同時に前記第2の電源電位に接続されないように、前記L個の端子を前記第2の電源電位に時分割で接続する。前記整数Nは3であり、前記整数Mは1、前記整数Lは2であり、前記負荷回路はスター結線されている。この形態の電気機械装置によれば、M個の端子が第1の電源電位に接続されている期間においては、L個の端子の全てが同時にオフせず、L個の端子のうちのいずれかの端子が第2の電源電位に接続されるので、負荷回路の出力を高め、PWM駆動における効率の向上を図ることが可能となる。
[適用例1]
N個(Nは3以上の整数)の端子を有するスター結線またはデルタ結線された負荷回路をPWM信号で駆動するためのPWM駆動回路であって、前記各端子を第1と第2の電源電位のいずれかに接続可能な駆動スイッチ群と、前記駆動スイッチ群を切り替える制御部と、を備え、前記制御部は、各PWM周期内において、(i)前記PWM周期の少なくとも一部の期間において、M個(Mは1以上、N/2以下の整数)の端子を前記第1の電源電位に接続するとともに、(ii)前記M個の端子が前記第1の電源電位に接続されている期間内において、前記M個の端子以外のL個(LはN−Mの整数)の端子を前記第2の電源電位に接続するように前記駆動スイッチ群を制御し、この際、前記L個の端子のうちの1個以上の端子が前記第2の電源電位に接続されるとともに前記L個の端子の全てが同時に前記第2の電源電位に接続されない期間を有するように、前記駆動スイッチ群の制御を実行する、PWM駆動回路。
PWM駆動では、一般にL個の端子はM個の端子が第1の電源電位に接続されている期間の全期間にわたって第2の電源電位には接続されない。すなわち、第2の電源電位に接続されるオン期間と接続されないオフ期間を有する。この適用例によれば、M個の端子が第1の電源電位に接続されている期間においては、L個の端子の全てが同時にオン、オフせず、L個の端子のうちのいずれかの端子が第2の電源電位に接続されるので、負荷回路の出力を高め、PWM駆動における効率の向上を図ることが可能となる。
[適用例2]
請求項1に記載のPWM駆動回路において、前記制御部は、前記L個の端子のうちのM個より大きい数の端子が同時に前記第2の電源電位に接続されないように、前記L個の端子を前記第2の電源電位に時分割で接続する、PWM駆動回路。
この適用例によれば、負荷回路の出力を高め、PWM駆動における効率化を図ることが可能となる。
[適用例3]
請求項1または請求項2に記載のPWM駆動回路において、前記整数Nは3であり、前記整数Mは1、前記整数Lは2である、PWM駆動回路。
負荷回路は、三相であってもよい。
[適用例4]
請求項1から請求項3に記載のPWM駆動回路において、前記負荷回路はスター結線されている、PWM駆動回路。
負荷回路は、スター結線されていてもよい。
[適用例5]
電気機械装置であって、
請求項1から請求項4のいずれかに記載のPWM駆動回路と、
前記負荷回路としてのコイル回路と、
磁石と、
を備える、電気機械装置。
PWM駆動回路を電気機械装置に用いてもよい。
[適用例6]
請求項5に記載の電気機械装置において、前記制御部は、PWM周期毎に基準三角波を生成する三角波生成部と、前記PWM信号のデューティ比を示すデューティ値と前記基準三角波とを比較することによって、前記各端子を前記第1または第2の電源電位に接続する期間を決定するPWM駆動期間決定部と、を備え、前記基準三角波の形状は前記基準三角波の頂点を頂角とする二等辺三角形である、電気機械装置。
この適用例によれば、制御部は、各端子に対するPWM駆動のオン、オフを容易に制御することが可能となる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、PWM駆動回路の他、電気機械装置、PWM駆動方法等、様々な形態で実現することができる。
第1の実施例にかかるモーターのコイル回路とコイル回路のコイルに印可される信号のタイミングチャートを示す説明図である。 比較例の回路とタイミングチャートを示す説明図である。 第1の実施例の変形例におけるタイミングチャートを示す説明図である。 本実施例の効果を示す説明図である。 第2の実施例にかかるモーターの構成を示す説明図である。 PWM制御部の内部構成の一例を示す説明図である。 PWM部の内部構成の一例を示す説明図である。 三角波とクロック信号PCLSDCの関係を示す説明図である。 PWM値検証部の構成の一例を示す説明図である。 PWM信号生成部の構成の一例を示す説明図である。 PWM部のタイミングチャートの一部を示す説明図である。 三相駆動回路と電磁コイルを示す説明図である。 第3の実施例において、U相、V相、W相を第1の実施例とは異なるタイミングで動作させたときの駆動波形と出力と電流の流れの一例を示す説明図である。 第4の実施例の三相駆動回路と電磁コイルを示す説明図である。 デルタ結線時における駆動波形と電流の流れの一例を示す説明図である。 第4の実施例と比較例の駆動波形の一部と出力を示す説明図である。 第5の実施例の駆動回路と電磁コイルを示す説明図である。 五相スター結線時の駆動波形と各コイルに流れる電流の一例を示す説明図である。 図18の期間R1、R2における各相の電磁コイルのオンと出力を示す説明図である。 本発明の適用例によるモーターを利用したプロジェクタを示す説明図である。 本発明の適用例によるモーターを利用した燃料電池式携帯電話を示す説明図である。 本発明の適用例によるモーター/発電機を利用した移動体の一例としての電動自転車(電動アシスト自転車)を示す説明図である。 本発明の適用例によるモーターを利用したロボットの一例を示す説明図である。
[第1の実施例]
図1は、第1の実施例にかかるモーターのコイル回路とコイル回路のコイルに印可される信号のタイミングチャートを示す説明図である。コイル回路は、3つのコイル100u、100v、100wを備える。各コイル100u〜100wは、それぞれ端子101u〜101wと、102u〜102wとを有している。端子102u〜102wは、接続点100Nで接続されている。すなわち、コイル100u〜100wは、スター結線されている。なお、スター結線は、「Y結線」または「スター結合」とも呼ぶ。端子101u〜101wは、それぞれ配線200u〜200wを介して駆動部(図示せず)に接続されている。
一般に、三相をアナログ駆動信号で駆動する場合、各相の波形は、正弦曲線となる。本実施例では、0を中心としたアナログ波形で各相の波形を示したときの、アナログ波形が頂点近傍にある時(振幅が大きい時)、その相を主相と呼び、アナログ波形がゼロ近傍にある時(振幅が小さいとき)その相を副相と呼ぶ。三相の場合、U相が主相となっている場合、他のV相、W相は副相となっている。なお、どの相が主相になるかは、位相により異なる。位相が2/3π変われば、コイル100vが主相になり、コイル100w、100uが副相になる。また、さらに2/3π変わればコイル100wが主相になり、コイル100u、100vが副相になる。PWM駆動をする場合、主相となる期間は、オンの期間の割合、すなわちデューティ比が高い。一方、副相となる期間は、オンの期間の割合、すなわちデューティ比が低い。
図1(a)に示す状態(図1(c)の期間T1)では、コイル100uが電源電位Vsに接続され、コイル100vが接地電位GNDに接続され、両者の間に電流が流れている。また、コイル100wの端子101wは、ハイインピーダンス状態に保たれている。ハイインピーダンス状態は、本実施例で記載する場合には、図面に「H−Z」または「Hi−Z」と記載している。図1(b)に示す状態(図1(c)の期間T2)では、コイル100uが電源電位Vsに接続され、100w接地電位GNDに接続され、両者の間に電流が流れている。コイル100vの端子101vは、ハイインピーダンス状態に保たれている。図1(a)、(b)に示す状態では、U相が主相となっておりであり、オンの期間は、期間T1、T2ともPWM周期Tpwmの35%で、合わせてPWM周期Tpwmの70%である。なお、ここでは、T1の期間とT2の期間と、オフの期間とを合わせたPWM周期Tpwm全体の長さを100%としている。ここで、「PWM周期Tpwm」とは、PWM制御において、デューティ比が調整される単位時間を意味している。期間T1では、V相が副相であり、オンの期間はPWM周期Tpwmの35%である。なお、W相は、副相であるが、期間T1では、オフである。また、期間T2では、W相が副相であり、オンの期間はPWM周期Tpwmの35%である。V相は、副相であるが、期間T2ではオフである。本実施例では、副相であるV相、W相は、同時にオンしないように制御されている。なお、オン期間T1、T2は、PWM周期Tpwmの両端に分かれて設定されている。
図1(c)は、各相のオンの期間と、コイルの出力を示している。U相はPWM周期Tpwmの70%の期間でオンとなり、V相、W相は、それぞれPWM周期Tpwmの35%の期間でオンとなり、全体としては70%の期間で出力が発生する。
図2は、比較例の回路とタイミングチャートを示す説明図である。本実施例と比較例とは、回路は同じであり、副相がオンするタイミングが異なっている。すなわち、比較例では、2つの副相が、同時にオンし(図2(a))、あるいは、同時にオフしている(図2(b))。図2(c)は、各相のオンの期間と、出力を示している。ここで、図2(a)に示す期間T3では、主相であるU相と、2つの副相V相とW相が同時にオンしているが、図2(b)に示すT4の期間では主相のみがオンしている。このような場合、副相がオンする期間T3では、出力が発生するが、副相がオンしない期間T4では、出力が発生しない。これは、スター結線されたコイルをPWM駆動する場合、主相のみをオンするだけでは足りず、副相のうち少なくとも一方をオンする必要があるからである。なお、期間T3では、コイル100vと100wとが並列に接続される関係にある。したがって、第1の実施例の期間T1と、比較例の期間T3を比較すると、期間T3の方が、出力は大きい。しかし、期間T4では、全く出力されない。その結果、全体としては、同じ電圧を掛けた場合、比較例よりも、第1の実施例の方が出力を大きくすることが可能となる。
図3は、第1の実施例の変形例におけるタイミングチャートを示す説明図である。いずれの変形例も、コイル回路自体の接続関係は同じで、主相、副相がオンとなる期間が異なっている。図3(a)に示す例は、主相であるU相がオンとなる期間をPWM周期Tpwmの100%としている。図3(b)は、副相であるV相とW相がオンとなる期間を連続させている。図3(c)は、図3(b)において、V相とW相のオンとなる順番を逆にし、さらに、主相であるU相がオンとなる期間を100%としている。このように、V相、W相はどちらが先にオンしてもよい。図3(d)は、V相がPWM周期Tpwmの始点位置からオンし、W相がPWM周期Tpwmの中央位置からオンするようにしている。図3(e)は、V相が、PWM周期Tpwmの前半の中間の位置でオンし、W相が後半の中間の位置でオンするようにしている。図3(f)は、2つの副相V相、W相がオンとなる期間が一部重なっている。なお、ここに示した例は例示であり、様々なタイミングが可能である。図3(a)〜(f)及び図2(c)に示した比較例から理解できるように、本実施例では、2つの副相の一方のみがオンする期間を有することが好ましい。また、図1や図3(a)〜(e)に示すように、副相を時分割で切り替えてもよく、副相の一部が重なるように副相を切り替えてもよい。
図4は、本実施例の効果を示す説明図である。ここでは、各コイル100u〜100wの抵抗を1Ω、電源電位VSを1V、接地電位GNDを0Vとして、コイル回路の出力を求めている。図1(a)に示す期間T1では、端子101uから端子101vに電流が流れる。端子101uから端子101vまでの合成抵抗は2Ωであり、電圧差は1Vである。この期間が全体の35%であるので、この期間T1の出力P1は、P1=(V/R)*0.35=(1/1)*0.35=0.175Wとなる。なお、端子101wは、ハイインピーダンス状態である。同様に期間T2の出力P2は0.175Wとなる。従って、全相出力は0.35Wとなる。一方、図2(a)に示す期間T3では、コイル100vと100wが並列に接続され、さらにコイル100uが直列に接続されているので、全体の合成抵抗は、1.5Ωとなる。したがって、この期間T3における出力P3は、P3=0.23Wとなる。しかし、図2(b)に示す期間T4では、端子101v、101wの両方がハイインピーダンス状態となるため、コイル100u〜100wのいずれにも電流が流れない。そのため、出力が発生しない。したがって、全相出力は、0.23Wとなる。この結果、第1の実施例では、比較例と比べて出力が150%(1.5倍)であり、50%の改善効果がある。なお、図3(a)〜図3(f)についても同様にして出力を求め、図4に記載した。図3(f)に示す例では、V相、W相のオン期間が重ならない期間はPWM周期Tpwmの30%であり、その間の出力は、それぞれ0.15W、V相、W相のオン期間が重なる期間はPWM周期Tpwmの10%であり、その間の出力は、0.07Wで合計0.37Wとなる。
以上、第1の実施例によれば、端子101uを電源電位に接続し、残る2個の端子101vと101wの内の1つの端子を接地電位に接続し、さらに、2個の端子101v、101wが同時に接地電位に接続されない期間を有するようにしている。そのため、同じ電圧を印可したときに、同じデューティ比であっても、コイル回路からの出力を大きくすることが可能となる。その結果、コイル回路を効率よく利用して出力の向上を図ることが可能となる。なお、図3(f)に示すように、2個の端子101v、101wが同時に接地電位に接続され、2つのコイル100vと100wが同時にする期間があってもよい。なお、第1の実施例では、端子101uを電源電位に接続し、残る2個の端子101vと101wの内の1つの端子を接地電位に接続しているが、逆に、端子101uを接地電位に接続し、残る2個の端子101vと101wの内の1つの端子を電源電位に接続してもよい。
[第2の実施例]
図5は、第2の実施例にかかるモーターの構成を示す説明図である。モーター10は、ローター20とステーター30とを備える。ローター20は、永久磁石210と、軸230とを備える。本実施例は、三相モーターであり、6個の永久磁石210を有している。永久磁石210は、磁石止め250とバネ260により、軸230の周りに取り付けられている。また、軸230は、軸受け240により支持されている。
ステーター30は、電磁コイル100u〜100w(「コイル100u〜100w」とも呼ぶ。)と、磁気センサー300と、回路基板310と、を備える。電磁コイル100u〜100wは、三相モーターの各相に対応しており、ローター20の永久磁石210を挟むように配置されている。また、電磁コイル100u〜100wは、電磁ヨーク120の周りに巻かれている。なお、電磁ヨーク120は、無くてもよい。磁気センサー300は、電磁コイル100u〜100wに対応して設けられている。なお、磁気センサー300を区別する場合には、それぞれ「磁気センサー300u〜300w」と呼ぶ。磁気センサー300は、例えば、アナログ出力を有するホールICを用いて構成することが可能である。磁気センサー300は、ステーター30上の回路基板310に配置されている。回路基板310は、コネクタ320により、モーター10の外部回路と接続されている。
図6は、PWM制御部の内部構成の一例を示す説明図である。PWM制御部400は、回路基板310上に設けられていてもよく、コネクタ320により接続される外部回路に設けられていてもよい。PWM制御部400は、CPU405と、基本クロック生成回路410と、1/N分周器420と、PWM部500と、正逆方向指示値レジスタ440と、乗算器450、452、454と、符号化部460、462、464と、AD変換部470、472、474と、電圧指令値レジスタ480と、励磁区間設定部490とを備えている。
基本クロック生成回路410は、所定の周波数を有するクロック信号PCLを発生する回路であり、例えばPLL回路を含んでいる。分周器420は、このクロック信号PCLの1/Nの周波数を有するクロック信号SDCを発生する。Nの値は所定の一定値に設定される。このNの値は、予めCPU405によって分周器420に設定される。PWM部500は、クロック信号PCL、SDCと、乗算器450、452、454から供給される乗算値Mu、Mv、Mwと、正逆方向指示値レジスタ440から供給される正逆方向指示値RIと、符号化部460、462、464から供給される正負符号信号Pu、Pv、Pwと、励磁区間設定部590から供給される励磁区間信号Eu、Ev、Ewとに応じて、u、v、w各相の駆動信号を生成する。この動作については後述する。
正逆方向指示値レジスタ440内には、モーターの回転方向を示す正逆方向指示値RIがCPU405によって設定される。本実施例では、正逆方向指示値RIがLレベルのときにモーターが正転し、Hレベルのときに逆転する。
PWM部500に供給される他の信号の値Mu、Mv、Mw、Pu、Pv、Pw、Eu、Ev、Ewは以下のように決定される。なお、乗算器450と符号化部460とAD変換部470はU相用の回路であり、乗算器452と符号化部462とAD変換部472はV相用の回路であり、乗算器454と符号化部464とAD変換部474はW相用の回路である。これらの回路群の動作は同じなので、以下ではU相用の回路の動作について主に説明する。
磁気センサーの出力SSAは、AD変換部470に供給される。このセンサー出力SSAのレンジは、例えばGND(接地電位)からVDD(電源電圧)までであり、その中位点(=VDD/2)が出力波形の中位点(正弦波の原点を通る点)である。AD変換部470は、このセンサー出力SSAをAD変換して、センサー出力のデジタル値を生成する。AD変換部470の出力のレンジは、例えば1Fh〜0h(語尾の"h"は16進数であることを示す)であり、中央値10hがセンサー波形の中位点に相当する。
符号化部460は、AD変換後のセンサー出力値のレンジを変換するとともに、センサー出力値の中位点の値を0に設定する。この結果、符号化部460で生成されるセンサー出力値Xuは、正側の所定の範囲(例えば+14〜0)と負側の所定の範囲(例えば0〜−14)の値を取る。但し、符号化部460から乗算器450に供給されるのは、センサー出力値Xuの絶対値であり、その正負符号は正負符号信号PuとしてPWM部500に供給される。
電圧指令値レジスタ480は、CPU405によって設定された電圧指令値Yuを格納する。この電圧指令値Yuは、後述する励磁区間信号Euとともに、モーターの印加電圧を設定する値として機能するものであり、例えば0〜1.0の値を取る。仮に、非励磁区間を設けずに全区間を励磁区間とするように励磁区間信号Euを設定した場合には、Yu=0は印加電圧をゼロとすることを意味し、Yu=1.0は印加電圧を最大値とすることを意味する。乗算器450は、符号化部460から出力されたセンサー出力値Xuと、電圧指令値Yuとを乗算して整数化し、その乗算値MuをPWM部500に供給する。PWM部500の出力は、三相駆動回路600に入力され、電磁コイル100u〜100wが駆動される。
図7は、PWM部の内部構成の一例を示す説明図である。PWM部500は、メモリ510と、PWM値検証部520と、PWM信号生成部530u、530v、530wと、を備える。メモリ510は、三角波信号TRを生成するためのデータを格納している。メモリ510には、クロック信号PCL、SDCが入力されている。メモリ510は、クロック信号PCLの1クロック毎に内部に予め格納してある値を順に読み出して、三角波信号TRとして出力する。クロック信号SDCのパルスは、メモリ510をリセットするために用いられる。なお、本実施例では、三角波TRの最大値は、乗算値Muの最大値と同じである。
図8は、三角波と、クロック信号PCL、SDCの関係を示す説明図である。三角波TRは、二等辺三角形の形状をしており、三角波TRの最大値を読み出すタイミングは、ちょうど、クロック信号SDCの2つパルスの中間のタイミングである。なお、クロック信号SDCの周期は、PWM周期Tpwm(図1(c))と同じである。
図9は、PWM値検証部の構成の一例を示す説明図である。PWM値検証部520は、最小値検出部525を備える。最小値検出部525には、各相の乗算値Mu、Mv、Mwのうちのいずれが最小値であるかを判断する。具体的には、最小値検出部525は、Muの値が最小となったときに出力値Minu=1に設定し、他の出力値Minv、Minwを0に設定する。乗算値Mv、Mwがそれぞれ最小値となる場合も同様である。
(1)まず、最小値検出部525は、Minu=0、Minv=0、Minw=0、とする。
(2)次に、Mu≦Mv、且つ、Mu≦Mwであれば、最小値検出部525は、Minu=1として、処理を終了する。最小値検出部525は、工程(2)で処理を終了した場合には、以下の工程(3)、(4)を実行しない。
(3)工程(2)の条件を満たさない場合であって、Mv≦Mu、且つ、Mv≦Mwであれば、最小値検出部525は、Minv=1として処理を終了する。最小値検出部525は、工程(3)で処理を終了した場合には、以下の(4)を実行しない。
(4)工程(2)と工程(3)の条件を満たさない場合であって、Mw≦Mu、且つ Mw≦Mvであれば、最小値検出部525は、Minw=1として処理を終了する。
なお、この場合は、工程(2)(3)に示す条件を満たさない場合であっても、工程(4)に至れば、工程(4)の示す条件は満たすので、最小値検出部525は、工程(2)〜(4)のいずれかで、処理を終了する。
本実施例では、最小値検出部525を備え、各相の乗算値Mu、Mv、Mwのうちのいずれが最小値であるかを判断しているが、最大値検出部を備え、各相の乗算値Mu、Mv、Mwのうちのいずれが最大値であるかを判断するように構成してもよい。
図10は、PWM信号生成部の構成の一例を示す説明図である。PWM信号生成部530uは、比較部532uと、反転部534uと、XOR回路536uと、アンド回路537u、539uと、インバーター回路538uと、を備える。なお、PWM信号生成部530v、530wについても同様の構成を備えている。反転部534uは、乗算値Muをその最大値Mmaxから引いた反転値Mu'(=Mmax−Mu)を求める。ここで、最大値Mmaxは、三角波TRの最大値と同じ値であり、本実施例では14を用いている。
比較部532uは、三角波TRと、乗算値Mu又はその反転値Mu'との大小を比較する。具体的には、Minu=0のとき、比較部532uは、三角波TRの値と、乗算値Muの値との大小を比較する。比較部532uは、TR≧Muであれば0を出力し、TR<Muであれば1を出力する。一方、Minu=1のとき、比較部532uは、三角波TRの値と反転値Mu'の値の大小を比較する。比較部532uは、TR≧Mu'であれば0を出力し、TR<Mu'であれば1を出力する。なお、本実施例では、三角波TRとして、上方が凸の形状となっている三角波を用いたが、下方が凸の形状になっている三角波を用いてもよい。この場合、Minu=0のとき、比較部532uは、三角波TRの値と反転値Mu'との大小を比較してもよい。また、Minu=1のとき、比較部532uは、三角波TRの値と、乗算値Muとの大小を比較してもよい。XOR回路536uは、Minuの値と、比較部532uの出力との排他的論理和を取ってその出力値PWMDuを生成する。また他には、反転部534uを省略し三角波TRをMinu=0時には上部に凸を用い、Minu=1時には下部に凸を使用でき、または三角波TRをMinu=0時には上部に凸を使用し、Minu=1時には上部に(1−凸)を用いても良く、これらの方法論理は他にもあるが主目的とするところではないため省略する。
アンド回路537uは、XOR回路536uの出力信号PWMDuと、正負符号信号Puと、のアンドをとり、uH駆動信号DRVuHを発生させる。アンド回路539uは、XOR回路536uの出力信号PWMDuと、正負符号信号Puの反転信号と、のアンドをとり、uL駆動信号DRVuLを発生させる。信号Puの反転は、インバーター回路538uが行う。
図11は、PWM部のタイミングチャートの一部を示す説明図である。最初の周期PD1では、乗算値Mu=14、Mv=7、Mw=7、正負符号信号Pu=H(=1)、Pv=L(=0)、Pw=Lである。これらの値を用いて信号Minu〜Minwを求めると、Minu=0、Minv=1、Minw=0となる。
出力PWMDuの値は、H(=1)となる。具体的には、信号Minu=0であるため、比較部532uは、三角波TRと乗算値Muとの大小を比較する。この周期PD1では、TR≦Muであるため、比較部532uの出力はH(=1)である。比較部532uの出力と、MinuとのXORの値、すなわち信号PWMDuの値は、H(=1)となる。また、PWMDvの値は、L(=0)→H→Lと変化する。具体的には、Minv=1であるため、比較部532vは、三角波TRと反転値Mv'との大小を比較する。Mv'=7(=14−Mv)であり、三角波TRは0→14→0と変化するため、0<TR<7の区間(区間D1とD3)では、TR<Mv'となり、比較部532vの出力はHとなる。一方、7≦TR≦14の区間(区間D2)では、TR≧Mv'となり、比較部532の出力はLとなる。その結果、周期PD1内で、比較部532vの出力は、H→L→Hと変化する。次いで、比較部532vの出力と、Minv(=1)と、の排他的論理和(XOR)を生成するので、PWMDvの値は、周期PD1内でL→H→Lとなる。同様に、PWMDwは、三角波TRとMwの大きさにより、周期PD1内でH→L→Hと変化する。以後、2つ目から5つ目の各周期PD2〜PD5についても同様にして、PWMDu〜PWMDwの変化が決定される。
信号PWMDx(xはu、v、wのいずれか)がHとなる期間の長さにより、主相がいずれの相であるかが決まる。図11に示す最初と2番目の周期PD1、PD2では、Hとなる期間は、PWMDuが最も長い。これらの周期PD1、PD2では、U相が主相となり、V相、W相は副相である。4番目と5番目の周期PD4、PD5では、Hとなる期間は、PWMDvが最も長い。したがって、これらの期間PD4、PD5では、V相が主相であり、U相、W相は副相である。3番目の周期PD3では、Hとなる期間は、PWMDuとPWMDvの長さが同じである。3番目の周期PD3では、2番目と4番目の主相の遷移を考慮すれば、U相が主相から副相に切り替わり、V相が副相から主相に切り替わる周期である。この場合、たとえば、PWMDuとPWMDvがLに落ちるまでの期間は、U相が主相、V相が副相であり、PWMDuとPWMDvがLからHになった以降は、V相が主相、U相が副相である、と考えてもよい。
図11の最下段に示した波形PWMallは、どの区間で出力が発生するかを示している。主相と、いずれかの副相と、の両方がHの期間に出力を発生させることが可能である。周期PD1、PD5では、全期間にわたり出力が生成されるが、周期PD2〜PD4では、出力が生成しない期間が生じる。
図12は、三相駆動回路と電磁コイルを示す説明図である。図12では、図1に示すコイル回路の3つの端子101u〜101wに3つのドライバ回路600u〜600wがそれぞれ接続されている。なお、図12では、配線200u〜200wを省略している。3つのドライバ回路600u〜600wを合わせて、三相駆動回路600と呼ぶ。ドライバ回路600uは、トランジスタUUとトランジスタUDと、レベルシフト回路605uを備える。本実施例ではトランジスタUU、UDとしてNチャンネルのMOSトランジスタを用いている。トランジスタUUは、ドレインが電源VSに接続され、ソースが端子101uに接続されている。トランジスタUUのゲートには、レベルシフト回路605uを介してuH駆動信号DRVuHが入力されている。レベルシフト回路605uは、トランジスタUUにおけるゲート電位を電源電位VSよりも上げるために用いられる。トランジスタUUがオンしても、端子101uの電位を、ゲート電位−トランジスタUUの閾値、までしか上げることができない。そのため、ゲート電位がドレインの電位と同じであると、いわゆる閾値落ちが発生する。レベルシフト回路605uによりトランジスタUUのゲート電位を、電源電位VS+トランジスタUUの閾値、以上に上げれば、トランジスタUUのオン時に、端子101uの電位を電源電位VSまで上昇させることが可能となる。なお、レベルシフト回路605uは無くてもよい。また、トランジスタUUとしてPチャンネルのMOSトランジスタを用いる場合には、レベルシフト回路605uは無くてもよい。トランジスタUDは、ドレインが端子101uに接続され、ソースがグランドに接続されている。トランジスタUDのゲートには、uL駆動信号DRVuLが入力されている。
以上、本実施例によれば、モーター10の出力を向上させることが可能となる。また、
三角波TRを作成し、三角波TRの値と、乗算値Mu、Mv、Mwとを比較することにより、PWM駆動をオンさせる期間(PWMDxがHとなる期間)を容易に求めることが可能となる。
[第3の実施例]
図13は、第3の実施例において、U相、V相、W相を第1の実施例とは異なるタイミングで動作させたときの駆動波形と出力と電流の流れの一例を示す説明図である。図13(a)は全期間の駆動波形を示している。図13(b)は、1周期P3における、各相(U相、V相、W相)のオンの期間及び出力を示している。この周期P3では、U相が主相であり、V相、W相が副相となっている。U相は周期P3の内、75%の期間でオンであり、V相、W相はそれぞれ50%、25%の期間でオンである。副相のオン期間は、V相とW相で同じ長さではなく、V相のオン期間の方が長い。またV相、W相のPWM駆動オンの期間は重なっていない。この実施例では、周期P3の75%の期間で出力が発生する。図13(c)は、図13(a)タイミングQ1〜Q6における電流の流れを模式的に示す説明図である。例えば、タイミングQ1では、U相の電磁コイル100uとW相の電磁コイル100wに電流が流れ、その向きは、端子101wから端子101u(図12参照)であることを示している。この第3実施例によれば、副相V相、W相のオン期間の長さが異なっていても、コイル回路の出力を増大させることが可能である。また、各相のオン期間は、短(25%)→中(50%)→長(75%)→長(75%)→中(50%)→短(25%)と変化しており、駆動信号を、所謂正弦波形に近い駆動信号とすることが可能である。すなわち、モーターに対し理想的な駆動信号を与えることが可能となる。
[第4の実施例]
図14は、第4の実施例の三相駆動回路と電磁コイルを示す説明図である。ここでは、電磁コイル100uから100wは、デルタ結線されている。電磁コイル100wとコイル100uの接続点103uに第1のドライバ回路600uが接続されている。同様に電磁コイル100uとコイル100vの接続点103vに第2のドライバ回路600vが接続されており、電磁コイル100vとコイル100wの接続点103wに第3のドライバ回路600wが接続されている。
図15は、デルタ結線時における駆動波形と電流の流れの一例を示す説明図である。なお、図15(a)に示す駆動波形は、図13(a)に示す波形と同じである。図15(b)は、タイミングQ1〜Q6における電流の流れを示している。デルタ結線の場合、時計回りと、反時計回りの2つの電流の流れが生じる。例えば、図15(b)のうちQ1に示す時では、接続点103wから接続点103vに向かって、電磁コイル100uを通る反時計回りの電流と、電磁コイル100wと100uを通る時計回りの電流が生じる。Q2に示す時では、接続点103uから接続点103vに向かって、電磁コイル100uを通る時計回りの電流と、電磁コイル100wと100vを通る反時計回りの電流が生じる。
図16は、第4の実施例と比較例の駆動波形の一部と出力を示す説明図である。図15の示した周期P1〜P12のうち、周期P3を例にとり説明する。図16(a)は、第4の実施例の駆動波形を示し、図16(b)は、第4の実施例の出力、図16(c)は、比較例の駆動波形、図16(d)は、比較例の出力を示す。第4の実施例では、期間T5では、接続点103uがH、接続点103vがL、接続点103wがハイインピーダンスである。期間T6では、接続点103uがH、接続点103vがハイインピーダンス、接続点103wがLである。期間T7では、接続点103uがH、接続点103vがL、接続点103wがハイインピーダンスである。この例では、接続点103uに入力される信号が主相であり、接続点103v、103wに入力される信号が副相となる。
期間T5では、電磁コイル100uの出力Pは、P=(V/R)*0.25=(1/1)*0.25=0.25Wとなる。また、電磁コイル100v、100wの出力される出力Pは、それぞれ、P=(0.5/1)*0.25=0.0625Wとなる。同様に、期間T6では、電磁コイル100wの出力は0.25であり、電磁コイル100u、100vの出力は、それぞれ0.0625Wである。期間T7の消費電力は期間T5の出力と同じである。したがって、全体の出力は、1.125Wとなる。
比較例では、期間T5で、接続点103v、103wが共にLとなり、期間T6で接続点103v、103wが共にハイインピーダンスになる点が異なる。期間T5では、電磁コイル100uと100wで出力が発生し、その値は、それぞれ0.25Wである。なお、電磁コイル100vには電流が流れないため出力は生じない。期間T6では電流が流れず、出力は発生しない。期間期間では、電磁コイル100u、100v、100wの出力は、それぞれ0.25Wと0.0625W、0.0625Wである。したがって、出力の合計は、0.875Wとなる。この比較例の合計出力(0.875W)に比べ、第4の実施例の合計出力(1.125W)は29%増加している。
このように、同じディーティ比であっても、2個の接続点103v、103wが同時にLに接続されない期間を有するようにすることにより、同時にオフする期間の発生を抑制し、電磁コイル100u〜100wにおける出力を高めることが可能となる。すなわち、電磁コイルの結線は、スター結線だけでなく、デルタ結線であってもよい。
[第5の実施例]
図17は、第5の実施例の、駆動回路と電磁コイルを示す説明図である。第5の実施例では、電磁コイル100u〜100yはスター結線されている。図17は、図12に示す説明図に、X相とY相の電磁コイル100x、100yとドライバ回路600x、600yとを追加したものである。ドライバ回路600x、600yは、レベルシフト回路605x、605yを含んでいる。
図18は、五相スター結線時の駆動波形と各コイルに流れる電流の一例を示す説明図である。図18(a)は駆動波形を示し、図18(b)は、電流を示している。なお、図18(b)において、符号は、数字の部分を外して、U,V、W、X、Y、Nで示している。図18(b)において太線は、接続点Nへの電流の流入、太破線は、接続点Nからの電流の流出を示している。
図19は、図18の期間R1、R2における各相の電磁コイルのオンと出力を示す説明図である。期間R1では、V相、Y相が主相で、U相、W相、X相が副相となっている。ただし、U相はオフである。また、期間R2では、W相、Y相が主相となり、U相、V相、X相が副相となっている。但し、X相はオフである。この時の出力は、合計1Wである。全体でみれば、V相、W相、Y相がオンであり、U相がオフからオンに切り替わり、X相がオフからオンに切り替わっている。
図19(b)は比較例を示している。比較例では、副相であるU相とX相を同時にオンさせ(期間R1)、同時にオフさせている(期間R2)。このときの出力は、0.93W(=14/15W)である。第5の実施例の方が、比較例よりも出力が7%大きくなっている。このように五相であっても出力を大きくすることが可能である。なお、一般に、これ以上の多相であってもよい。なお、デルタ結線の場合も同様である。
三相の場合、3個(N=3)の端子を有するスター結線またはデルタ結線された負荷回路100をPWM信号で駆動するためのPWM駆動回路であって、各端子(101u〜101w)を第1と第2の電源電位のいずれかに接続可能な駆動スイッチ群(UU〜WD)と、前記駆動スイッチ群を切り替えるPWM制御部400と、を備え、PWM制御部400は、各PWM周期内Tpwmにおいて、(i)前記PWM周期Tpwmの少なくとも一部の期間(期間T1+T2)において、1個(M=1)の端子を第1の電源電位Vsに接続するとともに、(ii)前記1個(M個)の端子010uが前記第1の電源電位VSに接続されている期間内において、1個の端子101u以外の2個(L=N−M=3−2)の端子101v、101wを第2の電源電位GNDに接続するように駆動スイッチ群(UU〜WD)を制御し、この際、2個(L個)の端子のうちの1個以上の端子が前記第2の電源電位GNDに接続されるとともに前記個2(L個)の端子の全てが同時に第2の電源電位GNDに接続されない期間を有するように、前記駆動スイッチ群の制御を実行している。
また五相の場合には、5個(N=5)の端子を有するスター結線またはデルタ結線された負荷回路100をPWM信号で駆動するためのPWM駆動回路であって、各端子(101u〜101y)を第1と第2の電源電位のいずれかに接続可能な駆動スイッチ群(UU〜YD)と、前記駆動スイッチ群を切り替えるPWM制御部400と、を備え、PWM制御部400は、各PWM周期内Tpwmにおいて、(i)前記PWM周期Tpwmの少なくとも一部の期間において、2個(M=2)の端子を第1の電源電位Vsに接続するとともに、(ii)前記2個(M個)の端子101uが前記第1の電源電位VSに接続されている期間内において、1個の端子101u以外の3個(L=N−M=5−2)の端子101v、101wを第2の電源電位GNDに接続するように駆動スイッチ群(UU〜WD)を制御し、この際、3個(L個)の端子のうちの1個以上の端子が前記第2の電源電位GNDに接続されるとともに前記3個(L個)の端子の全てが同時に第2の電源電位GNDに接続されない期間を有するように、前記駆動スイッチ群の制御を実行している。なお、五相の場合には、M=1、L=4であってもよい。
これを一般化すれば、N相の場合には、N個の端子を有するスター結線またはデルタ結線された負荷回路100をPWM信号で駆動するためのPWM駆動回路であって、各端子を第1と第2の電源電位のいずれかに接続可能な駆動スイッチ群と、前記駆動スイッチ群を切り替えるPWM制御部400と、を備え、PWM制御部400は、各PWM周期内Tpwmにおいて、(i)前記PWM周期Tpwmの少なくとも一部の期間において、M個(Mは1以上、N/2以下の整数)の端子を第1の電源電位Vsに接続するとともに、(ii)前記2個(M個)の端子が前記第1の電源電位VSに接続されている期間内において、1個の端子以外のL個(L=N−M)の端子を第2の電源電位GNDに接続するように駆動スイッチ群(UU〜WD)を制御し、この際、L個の端子のうちの1個以上の端子が前記第2の電源電位GNDに接続されるとともに前記L個の端子の全てが同時に第2の電源電位GNDに接続されない期間を有するように、前記駆動スイッチ群の制御を実行している。
本実施例では、コイル回路やモーターを例に取り説明したが、負荷回路としては、コイル(電磁コイル)に限らず、様々なものを用いることが可能である。例えば、負荷回路は、電熱器、IH加熱器、インバーター非接触電力伝送、スイッチング電源、インバーター放電管であってもよい。
[変形例]
本発明は、ファンモーター、時計(針駆動)、ドラム式洗濯機(単一回転)、ジェットコースタ、振動モーターなどの種々の装置のモーターに適用可能である。本発明をファンモーターに適用した場合には、上述した種々の効果(低消費電力、低振動、低騒音、低回転ムラ、低発熱、高寿命)が特に顕著である。このようなファンモーターは、例えば、デジタル表示装置や、車載機器、燃料電池式パソコン、燃料電池式デジタルカメラ、燃料電池式ビデオカメラ、燃料電池式携帯電話などの燃料電池使用機器、プロジェクタ等の各種装置のファンモーターとして使用することができる。本発明のモーターは、さらに、各種の家電機器や電子機器のモーターとしても利用可能である。例えば、光記憶装置や、磁気記憶装置、ポリゴンミラー駆動装置等において、本発明によるモーターをスピンドルモーターとして使用することが可能である。また、本発明によるモーターは、移動体やロボット用のモーターとしても利用可能である。
図20は、本発明の適用例によるモーターを利用したプロジェクタを示す説明図である。このプロジェクタ1600は、赤、緑、青の3色の色光を発光する3つの光源1610R、1610G、1610Bと、これらの3色の色光をそれぞれ変調する3つの液晶ライトバルブ1640R、1640G、1640Bと、変調された3色の色光を合成するクロスダイクロイックプリズム1650と、合成された3色の色光をスクリーンSCに投写する投写レンズ系1660と、プロジェクタ内部を冷却するための冷却ファン1670と、プロジェクタ1600の全体を制御する制御部1680と、を備えている。冷却ファン1670を駆動するモーターとしては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することができる。
図21は、本発明の適用例によるモーターを利用した燃料電池式携帯電話を示す説明図である。図21(A)は携帯電話1700の外観を示しており、図21(B)は、内部構成の例を示している。携帯電話1700は、携帯電話1700の動作を制御するMPU1710と、ファン1720と、燃料電池1730とを備えている。燃料電池1730は、MPU1710やファン1720に電源を供給する。1ファン720は、燃料電池1730への空気供給のために携帯電話1700の外から内部へ送風するため、或いは、燃料電池1730で生成される水分を携帯電話1700の内部から外に排出するためのものである。なお、1ファン720を図21(C)のようにMPU1710の上に配置して、MPU1710を冷却するようにしてもよい。ファン1720を駆動するモーターとしては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することができる。
図22は、本発明の適用例によるモーター/発電機を利用した移動体の一例としての電動自転車(電動アシスト自転車)を示す説明図である。この自転車1800は、前輪にモーター1810が設けられており、サドルの下方のフレームに制御回路1820と充電池1830とが設けられている。モーター1810は、充電池1830からの電力を利用して前輪を駆動することによって、走行をアシストする。また、ブレーキ時にはモーター1810で回生された電力が充電池1830に充電される。制御回路1820は、モーターの駆動と回生とを制御する回路である。このモーター1810としては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することが可能である。
図23は、本発明の適用例によるモーターを利用したロボットの一例を示す説明図である。このロボット1900は、第1と第2のアーム1910,1920と、モーター1930とを有している。このモーター1930は、被駆動部材としての第2のアーム1920を水平回転させる際に使用される。このモーター1930としては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することが可能である。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10...モーター
20...ローター
30...ステーター
100u〜100y...コイル(電磁コイル)
100N...接続点
101u〜101w...端子
102u〜102w...端子
103u〜103w...接続点
120...電磁ヨーク
200u〜200w...配線
210...永久磁石
230...軸
240...軸受け
250...磁石止め
260...バネ
300、300u〜300w...磁気センサー
310...回路基板
320...コネクタ
400...PWM制御部
410...基本クロック生成回路
420...分周器
440...正逆方向指示値レジスタ
450、452、454...乗算器
460、462、464...符号化部
480...電圧指令値レジスタ
490...励磁区間設定部
510...メモリ
525...最小値検出部
530u〜530w...PWM信号生成部
532u〜532w...比較部
534u〜532w...反転部
590...励磁区間設定部
600...三相駆動回路
600u〜600y...ドライバ回路
605u...レベルシフト回路
1600...プロジェクタ
1610R、1610G、1610B...光源
1640R、1640G、1640B...液晶ライトバルブ
1650...クロスダイクロイックプリズム
1660...投写レンズ系
1670...冷却ファン
1680...制御部
1700...携帯電話
1720...ファン
1730...燃料電池
1800...自転車
1810...モーター
1820...制御回路
1830...充電池
1900...ロボット
1910...第1のアーム
1920...第2のアーム
1930...モーター
DRVuH〜DRVyL...駆動信号
SDC...クロック信号
PCL...クロック信号
SSA...出力(センサー出力)

Claims (6)

  1. 電気機械装置であって、
    N個(Nは3以上の整数)の端子を有するスター結線またはデルタ結線された負荷回路をPWM信号で駆動するためのPWM駆動回路と、
    前記負荷回路としてのコイル回路と、
    磁石と、
    を備え、
    前記PWM駆動回路は、
    前記各端子を第1と第2の電源電位のいずれかに接続可能な駆動スイッチ群と、
    前記駆動スイッチ群を切り替える制御部と、
    PWM周期毎に基準三角波を生成する三角波生成部と、
    前記PWM信号のデューティ比を示すデューティ値と前記基準三角波とを比較することによって、前記各端子を前記第1または第2の電源電位に接続する期間を決定するPWM駆動期間決定部と、
    を備え、
    前記制御部は、各PWM周期内において、
    (i)前記PWM周期の少なくとも一部の期間において、M個(Mは1以上、N/2以下の整数)の端子を前記第1の電源電位に接続するとともに、
    (ii)前記M個の端子が前記第1の電源電位に接続されている期間内において、前記M個の端子以外のL個(LはN−Mの整数)の端子を前記第2の電源電位に接続するように前記駆動スイッチ群を制御し、この際、前記L個の端子のうちの1個以上の端子が前記第2の電源電位に接続される場合に、(a)前記L個の端子の全てが同時に前記第2の電源電位に接続される期間と、(b)前記L個の端子の一方の端子が前記第2の電源電位に接続され前記L個の端子の他方の端子が前記第2の電源電位に接続されない期間と、(c)前記他方の端子が前記第2の電源電位に接続され前記一方の端子が前記第2の電源電位に接続されない期間と、を有するように、前記駆動スイッチ群の制御を実行し
    (iii)前記L個の端子のうちのM個より大きい数の端子が同時に前記第2の電源電位に接続されないように、前記L個の端子を前記第2の電源電位に時分割で接続し、
    前記整数Nは3であり、前記整数Mは1、前記整数Lは2であり、
    前記負荷回路はスター結線されている、
    電気機械装置
  2. 電気機械装置であって、
    N個(Nは3以上の整数)の端子を有するスター結線またはデルタ結線された負荷回路をPWM信号で駆動するためのPWM駆動回路と、
    前記負荷回路としてのコイル回路と、
    磁石と、
    を備え、
    前記PWM駆動回路は、
    前記各端子を第1と第2の電源電位のいずれかに接続可能な駆動スイッチ群と、
    前記駆動スイッチ群を切り替える制御部と、
    PWM周期毎に基準三角波を生成する三角波生成部と、
    前記PWM信号のデューティ比を示すデューティ値と前記基準三角波とを比較することによって、前記各端子を前記第1または第2の電源電位に接続する期間を決定するPWM駆動期間決定部と、
    を備え、
    前記制御部は、各PWM周期内において、
    (i)前記PWM周期の少なくとも一部の期間において、M個(Mは1以上、N/2以下の整数)の端子を前記第1の電源電位に接続するとともに、
    (ii)前記M個の端子が前記第1の電源電位に接続されている期間内において、前記M個の端子以外のL個(LはN−Mの整数)の端子を前記第2の電源電位に接続するように前記駆動スイッチ群を制御し、この際、前記L個の端子のうちの1個以上の端子が前記第2の電源電位に接続される場合に、(a)前記L個の端子の全てが同時に前記第2の電源電位に接続される期間と、(b)前記L個の端子の一方の端子が前記第2の電源電位に接続され前記L個の端子の他方の端子が前記第2の電源電位に接続されない期間と、(c)前記他方の端子が前記第2の電源電位に接続され前記一方の端子が前記第2の電源電位に接続されない期間と、を有するように、前記駆動スイッチ群の制御を実行し、
    前記負荷回路はスター結線されている、
    電気機械装置。
  3. PWM駆動回路であって、
    N個(Nは3以上の整数)の端子を有するスター結線またはデルタ結線された負荷回路をPWM信号で駆動するためのPWM駆動回路であって、
    前記各端子を第1と第2の電源電位のいずれかに接続可能な駆動スイッチ群と、
    前記駆動スイッチ群を切り替える制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、各PWM周期内において、
    (i)前記PWM周期の少なくとも一部の期間において、M個(Mは1以上、N/2以下の整数)の端子を前記第1の電源電位に接続するとともに、
    (ii)前記M個の端子が前記第1の電源電位に接続されている期間内において、前記M個の端子以外のL個(LはN−Mの整数)の端子を前記第2の電源電位に接続するように前記駆動スイッチ群を制御し、この際、前記L個の端子のうちの1個以上の端子が前記第2の電源電位に接続される場合に、(a)前記L個の端子の全てが同時に前記第2の電源電位に接続される期間と、(b)前記L個の端子の一方の端子が前記第2の電源電位に接続され前記L個の端子の他方の端子が前記第2の電源電位に接続されない期間と、(c)前記他方の端子が前記第2の電源電位に接続され前記一方の端子が前記第2の電源電位に接続されない期間と、を有するように、前記駆動スイッチ群の制御を実行する、
    PWM駆動回路。
  4. 請求項に記載のPWM駆動回路において、
    前記整数Nは3であり、前記整数Mは1、前記整数Lは2である、PWM駆動回路。
  5. 請求項3または請求項4に記載のPWM駆動回路において、
    前記負荷回路はスター結線されている、PWM駆動回路。
  6. 電気機械装置であって、
    請求項から請求項のいずれか一項に記載のPWM駆動回路と、
    前記負荷回路としてのコイル回路と、
    磁石と、
    を備える、電気機械装置。
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