JP5405668B2 - イオントラップ質量分析装置および質量分析方法 - Google Patents

イオントラップ質量分析装置および質量分析方法 Download PDF

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Description

本発明はイオントラップ部をもちタンデム質量分析による測定が可能なイオントラップ型質量分析装置、および質量分析方法に関する。
質量分析装置は、試料分子をイオン化し生成したイオンを電場または磁場により質量電荷比に応じて分離し、その量を検出器にて電流値として計測する機器である。試料は、液体クロマトグラフの分離カラムで成分毎に分離され、質量分析装置のイオン化部においてイオン化されて質量分析計に導入される。導入されたイオンは、イオントラップ部において構成された電界中に保持される。イオントラップ部から質量に応じて、もしくはまとめて排出されたイオンは、検出部において検出される。ここで検出されたイオンの質量対電荷比を横軸にとり、イオン強度を縦軸にとったグラフを、MSスペクトル(マススペクトル)と呼ぶ。
MSスペクトルには、試料中に含まれるイオンの質量対電荷比と信号強度の情報が現れており、これから試料成分の構造情報を得ることができる。ペプチド解析を行う場合には、MSスペクトルに表示されているピーク情報から試料中に含まれているペプチド情報を読み取り、専用のデータベース等を用い、コンピュータで解析を行う。解析の精度をあげるためには、MSスペクトルからより多くの構造情報を得ることが必要になる。
しかし、試料中の成分構成が複雑である場合に、異なる構造の成分であっても質量帯電荷比が等しくなった場合には、MSスペクトルから得られる情報からだけではその違いを判別するのに不十分な場合がある。このような場合に、タンデム質量分析(以下、MS/MS分析と称する)による測定が行われる(例えば、特許文献1参照)。
MS/MS分析では、イオントラップ内にイオンを取り込み、高周波電圧等のエネルギーを印加して目的外のイオンを排除し、選択的に残したイオンを希ガス等の中性分子との衝突乖離などにより乖離させ、分子イオンの結合を壊して分離したイオン(フラグメントイオンと呼ぶ)を測定する手法である。この中性分子との衝突によりイオンを乖離させることを、衝突誘導乖離(CIDと略す)と呼び、MS/MSスペクトルを得る。このMS/MS分析の一連の操作を繰り返し行うことを、その回数に応じてMS2やMS3などと呼ぶ。この操作により生成した特有のフラグメントイオンから、当該試料についてより多くの構造情報を得ることができる。
MS/MS分析を実行する上で、乖離を行うイオンが予め明確である場合は、分析者が測定時の条件として設定することが可能である。しかし、タンパク質解析などでは、試料中にどのようなイオンが含まれているのか不明であることが多いので、はじめにMS分析を行い、分析者がそこで取得されたMSスペクトルからある条件下で乖離を行うイオンを決定し、決定したイオンに対してMS/MS分析を行う。これを繰り返すことで測定中の数多くのイオンにおける構造情報を取得することができる。
液体クロマトグラフにおいて、分離カラムにより成分毎に分離された試料は、分離カラムにおける親和性の度合いにより、成分毎に分かれ、順次分離カラムから溶出する。これを質量分析計に導入してMSスペクトルを取得するが、特定の質量対電荷比におけるイオン強度を時系列的に並べたグラフをマスクロマトグラムという。
検出された成分が、ある試料中にどれくらい入っているか調べる場合に、この成分の濃度が既知であるサンプルの測定を行い、得られたマスクロマトグラム上の成分のピークの面積や高さに基づいて検量線を作成し、定量計算を行う。近年では、MS/MS分析を行ったフラグメントのピークを用いて定量する機能が質量分析計に求められている。
MSスペクトルを取得するためのMS分析を行う上で、イオントラップにおいては、次の操作を行う。質量分析計内に導入されたイオンは、イオントラップ部内に導かれ、イオントラップ部内に形成された電界により捕捉される(アキュムレーション)。この電界を変化させて、イオンをイオントラップ部内から排出(イジェクション)して検出器にて検出する。MS/MS分析を実行するためにはイオントラップ部において次の操作を行う。
質量分析計内に導入されたイオンは、イオントラップ部内に導かれ、イオントラップ部内に形成された電界により捕捉される(アキュムレーション)。ここでイオントラップ部内に蓄積されたイオンに対して目的外のイオンを排除し(アイソレーション)、イオントラップ部内に選択的に残ったイオンに対応する高周波電圧等のエネルギーを印加させて衝突誘導乖離を行う(CID)。続いて、イオントラップ部の電界を変化させて、イオンをイオントラップ部内から排出し、検出器にて検出する(イジェクション)。
MSの回数をnとして、MSn分析においては、このアイソレーションとCIDとを、アキュムレーションとイジェクションの間に複数回実行させることにより、目的のイオンを検出することができる。
MS/MS分析においては、アイソレーションとCIDに必要な時間があるため、MS分析に比べてMSスペクトルを取得するのに必要な時間が長くなる。一方、クロマトグラムにおけるピークの幅は、分離カラムの性能に依存して一定であり、この時間中に取得できるMSスペクトル数は限定されている。
MS/MS分析の結果として取得されるMSスペクトルのフラグメントイオンは、元の選択したイオン強度に対して小さいイオン強度になる。MSスペクトルから構造情報を取得する際には、ノイズ等の影響をさけるため、信号とノイズとを分ける一定のしきい値を設定し、それ以上のピークから構造情報を取得するようにして、十分な強度のMSスペクトルを得ることができる。
また、MSスペクトルからフラグメントパターンを正確に把握するためには、その成分に対して複数回のMS/MS分析を行い、イオン強度情報を十分なものにすることが望ましく、1成分が溶出している間に複数回のMS/MS分析を行うことが要求される。またカラムから同じ時間帯に溶出する成分が複数ある場合に、その成分が溶出している間に、複数成分に対してMS/MS分析を行うことが要求される。
上記のように、MS/MS分析を短時間に行うことが要求されているが、MS/MS分析においては、アイソレーションおよびCIDの操作が必要になるため、MS分析と比較して一つのMSスペクトルを取得する上でより多くの時間が必要となる。さらに、近年の液体クロマトグラフにおいては、試料を成分毎に分離する分離カラムの性能向上と溶媒消費量の削減を目的として、高速化が図られている。
このような高速な液体クロマトグラフにおいては、1成分が溶出する時間がより短くなっており、1成分が溶出する間に質量分析装置が実行できるMS/MS分析の回数はより限定されたものになっている。したがって、質量分析装置には、MS/MSスペクトルを取得するためにかかる時間を短くし、できるだけ多くのMSスペクトルを取得することが求められている。
また、MS/MS分析を実行する上で、タンパク質解析などで乖離を行う場合、どのようなイオンが試料中に含まれているのか不明である。そのためまずMS分析を行い、そこで取得されたMSスペクトルからある条件下で乖離を行うイオンを決定し、決定したイオンに対してMS/MS分析を行う手法が用いられる。これを繰り返すことで測定中の数多くのイオンにおける構造情報を取得することができる。
この場合にMS分析とMS/MS分析とでは、分析にかかる時間が異なるため、クロマトグラムのサンプリングピリオドが一定にならず、同じ濃度の成分のピーク面積にばらつきが生じてしまう。同じ成分で同じ濃度のクロマトグラムのピーク面積が異なるのは定量計算を行う上で問題となる。
特開2008−58281号公報
本発明は、MS/MS分析において、フラグメント情報だけのMSスペクトルを得るようにして、短時間で分析が可能なイオントラップ質量分析装置を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の実施態様は、MS/MS分析の前後に実行されたMS分析で得られたMSスペクトルと、MS/MS分析におけるMSスペクトルとの差から、目的イオンのフラグメント情報だけのMSスペクトルを得るように構成する。
本発明によれば、通常のMS/MS分析における選択および衝突乖離のステップを含まず、MS分析と同じ手順でMS/MSスペクトルを得ることができる。これにより、フラグメント情報だけのMSスペクトルを得るようにして、短時間で分析が可能なイオントラップ質量分析装置を得ることができる。
イオントラップ質量分析装置の概略構成を示す構成図である。 イオントラップ部における分析制御タイミングを示すタイムチャートである。 フラグメントスペクトルを取得する手順を示すフローチャートである。 フラグメントスペクトルを取得する手順を示すフローチャートである。 処理部のディスプレイに表示される画面の一例を示す画面図である。 処理部に保持されるデータファイルの構成の一部を示す概念図である。 処理部に保持されるデータファイルの構成の一部を示す概念図である。 処理部のディスプレイに表示される画面の一例を示す画面図である。
本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、イオントラップ質量分析装置の概略構成を示す構成図である。分析対象の試料は、液体クロマトグラフの分離カラム等の分離装置101で性質の異なる成分毎に分離され、イオン化部102においてイオン化され、質量分析計のイオントラップ部103に導入される。導入されたイオンは、イオントラップ部103において電界中に保持される。制御部104は、イオントラップ部103にイオンをトラップするためのエネルギーを電圧の形で印加する。このエネルギーの調整により、イオントラップ部103からイオンを排出させることができる。排出されたイオンは、検出部105において検出される。検出されたイオンのデータは、処理部106において所望のデータに加工処理される。
また本構成において、イオントラップ部の前・後に1つまたは複数の、イオンを分離または収束する分析部を設ける構成をとることもできる。
図2は、イオントラップ部103における分析制御タイミングを示すタイムチャートであり、横軸は時間t、縦軸は電圧vである。また、上から順に、現在の分析の場合の、トラップ部の電極またはQポールにイオンをトラップするために印加する電圧とイオンを排出するために印加する電圧、本実施例におけるイオンをトラップするために印加する電圧とイオンを排出するために印加する電圧である。通常のMS/MS分析においては、イオントラップ部103内にイオンを導入するアキュムレーション(区間201)を実行し、目的イオン以外のイオンを排出するアイソレーション(区間202)を実行し、CID(区間203)で衝突乖離を行い、イジェクション(区間204)においてイオントラップ部103から排出される。アイソレーション(区間202)とCID(区間203)のタイミングにおいて、エネルギー(区間205)を加え、イオントラップ部103からイオンを排出し乖離させる。
イオントラップ部の後段に分析部を設けた構成とする場合は、インジェクション(区間204)において、イオンをトラップするために印加する電圧を一定とし、別の電圧をトラップ部に印加することで排出することもできる。
これに対して本発明では、イオントラップ部103内にイオンを導入するアキュムレーション(区間201)において、エネルギー(区間205)を加えて試料からターゲットイオンを乖離させ、イジェクション(区間204)を行って、イオントラップからイオンを排出する。乖離させるエネルギー(区間205)は、アキュムレーション(区間201)と同時に印加されるが、この時間の最初から印加されるようにしてもよい。
図3は、フラグメントスペクトルを取得する手順を示すフローチャートである。最初にMS/MSを行うターゲットイオンを決定するため、MS分析(ステップ301)を行い、MSスペクトル302を取得する。ここで得られたMSスペクトル302から、分析者は、指定された条件下にてターゲットピークイオンを選択し、決定する。次に、決定したターゲットピークイオンに従ってMS/MS分析(ステップ303)を実行する。ここで得られたMSスペクトル304は、MSにおけるピーク情報とMS/MS分析におけるピーク情報を含んでいるため、ここからMSスペクトル302を差し引くことでフラグメント情報のみを含むMSスペクトル305を得ることができる。以降、この流れを繰り返すことで、連続してMS/MS分析のMSスペクトルを取得することができる。
このように、直前に実行されたMS分析のMSスペクトルを差し引いた例を示したが、連続するMSスペクトル取得動作に対してイオン量の変化が大きい場合は、直前のMS分析で得たMSスペクトルからの変化が大きいため、単純に差し引くだけでは大きな誤差を含むことが考えられる。この様な場合には、フラグメント情報を含むMSスペクトルの前後に取得したMS分析のMSスペクトルから、フラグメント情報を含むMSスペクトルにおけるMS分析のMSスペクトルを予測し、フラグメント情報を含むMSスペクトルから差し引くことで、フラグメント情報のみのMSスペクトルを取得することができる。
図4は、フラグメントスペクトルを取得する手順を示すフローチャートである。はじめに、MS/MSを行うターゲットイオンを決定するため、MS分析を行い(ステップ401)、MSスペクトル402を取得する。ここで得られたMSスペクトル402から、分析者は指定された条件下にてターゲットピークを決定する。次に、決定されたターゲットに従ってMS/MS分析を実行する(ステップ403)。ここで得られたMSスペクトル404は、MSにおけるピーク情報と、MS/MSにおけるピーク情報とを含んでいる。さらに次のターゲットイオンを選択するため、MS分析を行い(ステップ405)、MSスペクトル406を取得する。次に、処理部106のコンピュータで、MSスペクトル402とMSスペクトル406とからMSスペクトル407を生成し、MS/MSスペクトル404からMSスペクトル407を差し引くことで、フラグメント情報のみを含むMSスペクトル408を得ることができる。以降この手順を繰り返すことで、連続してMS/MS分析のMSスペクトルを取得することができる。
図5は、処理部106のディスプレイに表示される画面の一例を示す画面図である。図3,図4において説明したMSスペクトル取得において、直前のMS分析のMSスペクトルを差し引くか、前後のMS分析から差し引くかは、イオンの変動状態によって決められる。そのため、状況に応じて分析者が切り替えることも想定できる。図5に示す画面で、分析者は、直前のMS分析のMSスペクトルを差し引くか、前後のMS分析から差し引くかを選択することができる。
図6,図7は、処理部106に保持されるデータファイルの構成の一部を示す概念図である。MS/MSスペクトル分析は、データ取得と同時に行われる場合と、データ取得後に行われる場合とがある。図6に、データ取得と同時にMS/MSスペクトル分析を行う場合のデータファイルの構成を示す。この場合には、取得したデータファイルには、MS/MSスペクトルとしてフラグメント情報のみが保存される。図7に、データ取得後にMS/MSスペクトル分析を行う場合のデータファイルの構成を示す。この場合には、取得したデータファイルには、MSスペクトルとフラグメントスペクトルが混在したスペクトルがデータファイルに保存される。このデータと、直前のMSスペクトル、もしくは前後のMSスペクトルから差し引きを行うことで、図4に示したMSスペクトル408を得ることができる。
図8は、処理部106のディスプレイに表示される画面の一例を示す画面図であり、図6および図7に示したような、MS/MSスペクトル分析を、データ取得と同時に行うかデータ取得後に行うかを、分析者が選択することができる。
以上述べたように、本発明の実施例によれば、通常のMS/MS分析における選択および衝突乖離のステップを含まず、MS分析と同じ手順でMS/MSスペクトルを得ることができる。これにより、フラグメント情報だけのMSスペクトルを得るようにして、短時間で分析が可能なイオントラップ質量分析装置を得ることができる。
101 分離装置
102 イオン化部
103 イオントラップ部
104 制御部
105 検出部
106 処理部

Claims (2)

  1. 成分毎に分離された試料をイオン化し、イオントラップ部に導入して電界中に保持し、前記イオンの質量に応じて排出されたイオンを検出してMSスペクトル(マススペクトル)を生成する質量分析方法において、
    前記試料の第一のMSスペクトルを生成し、
    前記第一のMSスペクトル中の選択されたターゲットピークイオンのMS/MS分析を行って第二のMSスペクトルを生成し、
    前記第二のMSスペクトル中の選択されたターゲットピークイオンのMS分析を行って第三のMSスペクトルを生成し、
    前記第一のMSスペクトルと前記第三のMSスペクトルとから第四のMSスペクトルを生成し、
    前記第四のスペクトルと前記第二のMSスペクトルとの差からフラグメント情報のみを含む第五のMSスペクトルを生成することを特徴とする質量分析方法。
  2. 成分毎に分離された試料をイオン化するイオン化部と、
    前記イオン化部でイオン化された前記イオンを電界中で保持するとともに、該イオンの質量に応じて排出するイオントラップ部と、
    前記イオントラップ部から排出された前記イオンを検出する検出部と、
    前記検出部で検出されたデータに基づいてMSスペクトル(マススペクトル)を生成する処理部とを備え、
    前記処理部は、前記試料の第一のMSスペクトルを生成し、前記第一のMSスペクトル中の選択されたターゲットピークイオンのMS/MS分析を行って第二のMSスペクトルを生成し、前記第二のMSスペクトル中の選択されたターゲットピークイオンのMS分析を行って第三のMSスペクトルを生成し、前記第一のMSスペクトルと前記第三のMSスペクトルとから第四のMSスペクトルを生成し、前記第四のスペクトルと前記第二のMSスペクトルとの差からフラグメント情報のみを含む第五のMSスペクトルを生成することを特徴とするイオントラップ質量分析装置。
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