JP5405189B2 - パック電池 - Google Patents

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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は、パック電池に関し、特に、素電池に接続される回路基板および外部端子の配置に関する。
電動工具や電動アシスト自転車、さらには電動バイクやハイブリッド自動車などにパック電池が広く用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1で提案されているパック電池は、2つのケース部材の組み合わせにより外装ケースが構成されており、その内部空間に複数の素電池が収納されている。外装ケース内には、素電池の他に、素電池に電気的に接続された回路基板および外部端子が収納されている。
複数の素電池は、各々が円筒状の外観形状を有し、角筒軸同士が平行となるように並設され、当該状態で2つのホルダにより保持されている。そして、回路基板は、複数の素電池を保持する2つのホルダの一方に取り付けられている。
特許文献1で提案されているパック電池では、2つのケース部材の一方において、外方に向けて一部が突設されており、その先端で外部端子が露出するようになっている。このため、当該従来技術に係るパック電池は、装着対象となる機器において対応して設けられた凹部に対して、上記突設された部分を挿入することで装着され、突設された部分の先端に露出する外部端子が、装着機器側の端子に電気的に接続されることになる。
特開2006−196277号公報
しかしながら、上記従来技術に係るパック電池では、外装ケースにおける突設部分には素電池が収納されていないスペースであり、その分、パック電池の外形サイズが大きくなってしまう、という問題がある。ここで、外装ケースにおける突設部分の内部にも素電池を収納するように設計変更することも考えられるが、従来技術に係るパック電池では、複数の素電池と突設部分との間に回路基板が配されているので、回路基板のサイズが制約条件となって、外形サイズの小型化を図ることが困難である。
本発明は、上記問題の解決を図るべくなされたものであって、複数の素電池と回路基板とを備えながら、外形サイズの小型化を図るのに優位な構造を有するパック電池を提供することを目的とする。
そこで、本発明では、次の構成を採用する。
本発明に係るパック電池は、複数の素電池と、これらに電気接続された回路基板および複数の外部端子と、複数の素電池および回路基板および複数の外部端子を収納する外装ケースとを備える。
本発明に係るパック電池では、複数の素電池が、各々円筒状の外観を有するとともに、各筒軸同士が平行する状態で並設されており、且つ、当該並設された状態において、筒軸方向における両外から第1および第2のホルダにより保持されている。外装ケースは、ともに有底筒状をした第1および第2のケース部材が、その開口端同士が突き合わせられて構成され、第1のケース部材の底面が第2のケース部材の底面に対して小さなサイズに形成され、第1のケース部材に複数の窓部が開設されている。複数の素電池は、第1および第2のケース部材に対し、その両内部空間にわたり収納されている。
本発明に係るパック電池では、回路基板のサイズが、第1のケース部材の底面のサイズよりも大きく、且つ、第2のケース部材の底面のサイズよりも小さく設定されており、第2のホルダに対し取り付けられている。そして、複数の外部端子は、その各々が、第1のホルダに対し取り付けられているとともに、第1のケース部材に開設された窓部から一部が外部に露出されている、ことを特徴とする。
上記のように、本発明に係るパック電池では、第2のケース部材に比べて相対的に底面のサイズが小さい第1のケース部材に開設された窓部から外部端子が外部に露出している。よって、本発明に係るパック電池では、第1のケース部材が機器に装着されることになる。また、本発明に係るパック電池の回路基板は、第2のホルダに取り付けられており、第2のケース部材の側に収納される。そして、第2のケース部材は、その底面が第1のケース部材の底面よりも大きなサイズとなっているので、回路基板のサイズが第1のケース部材のサイズを小型化するにあたっての制約とはならない。
よって、本発明に係るパック電池では、複数の素電池が、第1のケース部材および第2のケース部材の両内部空間にわたって収納されるのであるが、このときに第1のケース部材の底面に近い箇所まで複数の素電池を収納することができ、無駄なスペースを排除できる構成となっている。
以上より、本発明に係るパック電池では、複数の素電池と回路基板とを備えながら、外形サイズの小型化を図るのに優位である。
本発明に係るパック電池では、次のようなバリエーションを採用することができる。
本発明に係るパック電池では、並設される複数の素電池の各外周面同士の間に、スペーサが介挿されている、という構成を採用することができる。このように素電池間にスペーサを介挿させることにより、パック電池の使用時においても、外装ケースに対して素電池が確実に固定されることになる。
また、本発明に係るパック電池では、複数の素電池が互いに同じ外形サイズを有し、スペーサにおける素電池との各当接面が、各素電池の外周面に対応するように凹状に形成されている、という構成を採用することができる。これにより、より確実に素電池を保持することができる。
また、本発明に係るパック電池では、回路基板と複数の素電池とが、第2のホルダを挟んで配置されている、という構成を採用することができる。
また、本発明に係るパック電池では、外部端子が、曲折加工された短冊状の金属板である、という構成を採用することができる。このような構成を採用することで、本発明に係るパック電池では、大電流の供給を行うのに適し、電動工具や電動アシスト自転車、さらには、ハイブリッド自動車の電源として用いることができる。
また、本発明に係るパック電池では、複数の素電池の各々が非水電解質二次電池である、という構成を採用することができる。
また、本発明に係るパック電池では、回路基板と外部端子とが、リード板またはリード線を以って接続されており、リード板またはリード線が、複数の素電池に対し、隣接する素電池同士の外周面間の隙間に配されている、という構成を採用することができる。このような構成を採用すれば、素電池間のスペースを有効に利用することができ、高いスペース効率を実現できる。
従って、このような構成を採用する場合には、一定のスペースに比較的多くの素電池を収納することができ、更なる小型化や高容量化・高出力化などを図ることができる。
また、本発明に係るパック電池では、複数の素電池の各外周面が外装ケースの内面に対向または当接している、という構成を採用することができる。即ち、複数の素電池の外周面に当たる部分には、ホルダを配することがないので、その分だけ外形サイズの小型化を図ることができる。
実施の形態に係るパック電池1の外観構成を示す模式斜視図である。 パック電池1の内部構成を示す展開斜視図である。 コアパック40の構成を示す展開斜視図である。 (a)は、パック電池1の外観構成を示す正面図であり、(b)および(c)は、パック電池1の模式断面図である。 コアパック40の接続関係を示す模式ブロック図である。
以下では、本発明を実施するための形態について、一例を示して説明する。なお、以下の説明で用いる実施の形態は、本発明の構成および作用・効果を分かりやすく説明するために用いる一例であって、 本発明は、その本質的部分以外に以下の形態に何ら限定を受けるものではない。
1.パック電池1の外観構成
実施の形態に係るパック電池1の外観構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るパック電池1では、筒状の外観形状を有する。パック電池1では、第1ケース部材11と第2ケース部材12との組み合わせを以って外装ケースが構成されている。第1ケース部材11と第2ケース部材12とは、4本のネジ31〜34により固定されている。なお、図1では、図示の都合上、3本のネジ31〜33だけを示している。
第1ケース部材11は、第2ケース部材12に比べて、X−Y面での外周サイズが小さく形成されている。そして、第1ケース部材11におけるZ軸方向上端部分の側面11aからは、3つの外部端子21〜23が外部に露出している。第1ケース部材11では、Z軸方向の下端部分11bがフランジ状に拡がった状態に形成されており、当該部分をネジ31〜34が挿通する。
第2ケース部材12には、Y軸方向両側の側面に着脱ボタン13,14が取り付けられている。この着脱ボタン13,14は、本実施の形態に係るパック電池1を機器、例えば、電動工具に対し着脱する際に用いるボタンであり、着脱ボタン13,14を押すことにより、ラッチによる装着機器との掛止状態が解除される。
2.パック電池1の内部構成
パック電池1の内部構成について、図2を用い説明する。図2は、パック電池1の内部構成を示す展開斜視図である。
図2に示すように、パック電池1では、第1ケース部材11と第2ケース部材12との組み合わせを以って構成される外装ケースの内部空間に、3本の素電池41〜43を構成要素として含むコアパック40が収納されている。
第1ケース部材11および第2ケース部材12は、ともに有底筒状をしており、Z軸方向に互いの開口端同士が突き合わされた状態で、4本のネジ31〜34により互いに固定されている。第1ケース部材11の側面11aには、外部端子21〜23を外部に露出させるための窓部11c〜11eがそれぞれに対応して開設されている。また、第1ケース部材11におけるZ軸方向の下端部分11bには、ネジ31〜34が挿通する孔11f〜11h、・・が開設されている。なお、図2では、ネジ34に対応する孔については、便宜上、図示を省略している。
第2ケース部材12に対する着脱ボタン13,14は、コイル状のバネ15,16がそれぞれ介挿されて取り付けられている。このため、着脱ボタン13,14は、外部から力を受けない状態では、バネ15,16が伸長された状態となり、Y軸方向の外側に配置されている。
第2ケース部材12の内部空間12aには、底面からZ軸方向上向きに4つの柱部12f〜12iが立設されている。各柱部12f〜12iには、ネジ31〜34に対応する雌ネジが形成されている。そして、第2ケース部材12の外底面には、ラベル17が貼着されている。
コアパック40は、3本の素電池41〜43を有し、3本の素電池41〜43は、各々が円筒状の外観を有する。そして、3本の素電池41〜43は、筒軸同士が平行となるように並設されており、Z軸方向の両外側から端面を覆うように、第1ホルダ44および第2ホルダ45により保持されている。第1ホルダ44は、角部分が丸みをもった三角形をした板状体であり、第2ホルダ45は、略四角形をした板状体である。第1ホルダ44には、3つの外部端子21〜23が掛止されており、第2ホルダ45には、回路基板46が取り付けられている。
コアパック40における第1ホルダ44は、X−Y面の形状・サイズが第1ケース部材11の内部空間の断面形状・サイズに対応しており(略三角形)、一方、第2ホルダ45は、X−Y面のサイズが第2ケース部材の内部空間12aの断面形状・サイズに対応している(略四角形)。
コアパック40は、第1ケース部材11および第2ケース部材12の両内部空間にわたって収納され、素電池41〜43の周面は、第1ケース部材11および第2ケース部材12の側壁内面に対向することになる。なお、第1ケース部材11および第2ケース部材12のサイズによっては、その側壁内面に対して素電池41〜43の周面が当接する場合もある。
外部端子21〜23は、第1ホルダ44の上端部分に掛止されており、その一部が第1ケース部材11に設けられた窓部11c〜11eから外部に露出するが、外部端子21〜23における他の部分については、第1ホルダ44の側面と第1ケース部材11の側壁内面との間に挟み込まれる。このため、パック電池1では、第1ホルダ44に対して、接着剤やネジなどで外部端子21〜23を固定しなくても、第1ホルダ44と第1ケース部材11との間での挟み込みで確実に位置固定がなされる。なお、外部端子21〜23は、短冊状の金属板が曲折加工されてなるものである。
回路基板46は、第2ホルダ45と相似形の略四角形をしており、第2ホルダ45と第2ケース部材12の内底面との間に収納されることになる。ここで、回路基板46のX−Y面のサイズは、第2ケース部材12の内底面のサイズと同等あるいは若干小さくなっているが、第1ケース部材11の内底面のサイズよりも大きい。
3.コアパック40の構成
コアパック40の構成について、図3から図5を用い説明する。図3は、コアパック40の構成を示す展開斜視図であり、図4は、パック電池1の内部構成を示す模式断面図である。また、図5は、コアパック40での電気的な接続関係を模式的に示すブロック図である。
図3に示すように、本実施の形態に係るパック電池1では、3本の素電池41〜43が同一形状・同一サイズを有する。そして、素電池41〜43は、例えば、リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池である。3本の素電池41〜43の内、2本の素電池41,42については、正極端子41a,42aがZ軸方向上側となるように配され、素電池43については、負極端子43bがZ軸方向上側となるように配されている。
3本の素電池41〜43には、その中央部分にできる間隙にスペーサ47が挿入されている。スペーサ47は、各素電池41〜43との当接面47a〜47cが、素電池41〜43の外周面に対応して凹状に形成されている。このため、3本の素電池41〜43は、スペーサ47の介挿により、相対的な移動が抑制される。
素電池41の正極端子41aには、リード板48が接合されている。リード板48には、Z軸方向下向きに曲折された舌部48aが設けられている。リード板48の舌部48aと素電池41,42の各外装缶との間には、絶縁板50が介挿されている。素電池42の正極端子42aと素電池43の負極端子43bとは、リード板49により接合されている。リード板49にも、Z軸方向下向きに曲折された舌部49aが設けられており、リード板49の舌部49aと素電池42,43の各外装缶との間には、絶縁板51が介挿されている。
一方、素電池41の負極端子と素電池43の正極端子とは(図示を省略)、リード板52で接合されている。また、素電池42の負極端子には(図示を省略)、リード板53が接合されている。リード板52,53には、それぞれZ軸方向下向きに曲折された舌部52a,53aが設けられている。
回路基板46は、Z軸方向下側の主面46aに複数の電子部品が実装されており(図示を省略)、Z軸方向上向きに延伸する複数のリード線461〜465が設けられている。なお、リード板52,53については、リード線を介することなく、各舌部52a,53aが第2ホルダ45の孔を挿通して、直接、回路基板46に接合されている。
回路基板46は、第2ホルダ45のZ軸方向下側に設けられた4箇所の爪45b(図3では、便宜上、3箇所のみ図示)を用い、その外辺部分で掛止されている。回路基板46から延出されるリード線461〜465の内、リード線461が外部端子22に接続され、リード線462がリード板49の舌部49aに接続され、リード線463が外部端子23に接続され、リード線464がリード板48の舌部48aに接続され、リード線465が外部端子21に接続されている。各リード線461〜465は、3本の素電池41〜43の互いの外周面同士の間の隙間に配されている。
図4(a)のA−A断面を図4(b)に示す。図4(b)に示すように、第2ホルダ45上の3本の素電池41,42,43は、各々の中心が三角形を描くように、互いの外周面同士が接触あるいは近接した状態に配されている。そして、第2ホルダ45は、第2ケース部材12に取り付けられている。3本の素電池41〜43における外周面と第2ケース部材12の側壁との間には、ホルダ45は介在しておらず、上述のように、互いに対向関係にある。
図4(a)のB−B断面を図4(c)に示す。図4(c)に示すように、3本の素電池41〜43(図4(c)では、便宜上、素電池41の図示を省略。)の上下には、上記のように、第1ケース部材11および第2ケース部材12の両内部空間にわたって収納されている。第2ケース部材12の内部空間には、第2ホルダ45の下側に取り付けられた回路基板46も収納されている。回路基板46の幅W46は、第1ケース部材11の内幅W11よりも大きい。
図5に示すように、コアパック40では、3本の素電池41〜43がリード板49,52により“3直1並”の形態で接続されており、接続における両端(素電池41の正極端子41aと素電池42の負極端子42b)が、リード板48,53およびリード線464により回路基板46に接続されている。
また、直列接続された素電池41〜43に対しては、各接続中間部分(リード板49,52)から、直接あるいはリード線462を介して回路基板46に信号入力されている。
図3に戻って、第1ホルダ44には、各外部端子21〜23のZ軸方向下向きに曲折された部分に対応して、ガイド部分44a〜44cが設けられている。外部端子21〜23は、その曲折された部分が第1ホルダ44のガイド部分44a〜44cに沿った状態で配され、第1ケース部材11の側壁内面との間で挟み込まれることになる。
4.パック電池1の優位性
本実施の形態に係るパック電池1では、3本の素電池41〜43が、並設された状態で、第1ケース部材11および第2ケース部材12の両内部空間にわたって収納されている。そして、3つの外部端子21〜23は、コアパック40における第1ホルダ44に対し取り付けられているとともに、第1ケース部材11に開設された窓部11c〜11eから各一部が露出されている。よって、本実施の形態に係るパック電池1は、3本の素電池41〜43と3つの外部端子21〜23とが一体のコアパック40として設けられており、外部端子が露出する部分が素電池を収納する部分から離れた位置に配されている上記従来技術のパック電池に比べ、外形サイズの小型化が図られる。
また、パック電池1では、外装ケースを構成する2つのケース部材(第1ケース部材11、第2ケース部材12)の内、外部端子21〜23が露出する側の第1ケース部材11の方が第2ケース部材12に対して小さな底面を有するので、機器に装着する部分の小型化が図られている。
さらに、パック電池1では、回路基板46が第2ホルダ45に取り付けられており、第2ホルダ45および回路基板46が第2ケース部材12の内部空間12aに収納されることになる。そして、第2ケース部材12の底面の方が第1ケース部材11の底面よりも大きなサイズで構成されている。即ち、図4(c)に示すように、第2ケース部材12の底面の内幅が、回路基板46を収納可能なサイズに設定されているのに対して、第1ケース部材11の内幅W11が、回路基板46の幅W46よりも小さく設定されているので、パック電池1では、回路基板46のサイズにより、パッケージ全体での外形サイズが大型化することが回避できる。
以上より、本実施の形態に係るパック電池1では、3本の素電池41〜43と回路基板46とを備えながら、外形サイズの小型化を図るのに優位である。
パック電池1では、並設される3本の素電池41〜43の各外周面同士の間に、スペーサ47が介挿されているので、パック電池1を機器に装着して使用する際においても、外装ケース(第1ケース部材11と第2ケース部材12)の内面に対して3本の素電池41〜43が確実に固定されることになる。
また、パック電池1では、外部端子21〜23が、曲折加工された短冊状の金属板からなるので、大電流の供給を行うのに適し、電動工具や電動アシスト自転車、さらには、ハイブリッド自動車の電源として用いることができる。
また、パック電池1では、3本の素電池41〜43の各々がリチウムイオン二次電池(非水電解質二次電池)ので、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池などに比べて、高い電池性能を有する。また、パック電池1では、回路基板46と外部端子21〜23および各リード板48,49との間が、リード線461〜465により接続されており、各リード線461〜465が、3本の素電池41〜43に対し、隣接する素電池41〜43同士の外周面間の隙間に配されているので、素電池41〜43同士間のスペースを有効に利用することができ、高いスペース効率を実現できる。
また、パック電池1では、3本の素電池41〜43の各外周面が第1ケース部材11および第2ケース部材12の内面に対向または当接しているので、素電池41〜43の外周面に当たる部分にもホルダを配する場合に比べて、外形サイズの小型化を図ることができ、軽量化および低コスト化を図ることもできる。
5.その他の事項
上記実施の形態では、3本の素電池41〜43を備える形態を一例として採用したが、2本の素電池を備える構成を採用することも、また、4本以上の素電池を備える構成を採用することも勿論できる。この場合にも、素電池群の上下両端を2つのホルダで保持し、その一方に外部端子を取り付け、他方に回路基板を取り付ける構成とすることにより、上記同様の効果を得ることができる。
上記実施の形態では、外部端子21〜23が、短冊状の金属板を曲折加工したものを用いたが、パック電池の外部端子として用いられる端子であれば、これに限定されない。
また、上記実施の形態では、回路基板46と外部端子21〜23との間、および回路基板46とリード板48,49との間を、リード線461〜465で接続することとしたが、その代りにリード板とすることもできる。
また、回路基板46の形状については、四角形に限定されるものではなく、第2ケース部材12の内部空間における形状に合わせて適宜変更することができる。
本発明は、電動工具や電動アシスト自転車、さらにはハイブリッド自動車の電源として、小型化に優位な構成のパック電池を実現するのに有効である。
1.パック電池
11.第1ケース部材
12.第2ケース部材
13,14.着脱ボタン
15,16.バネ
17.ラベル
21〜23.外部端子
31〜34.ボルト
40.コアパック
41〜43.素電池
44.第1ホルダ
45.第2ホルダ
46.回路基板
47.スペーサ
48,49,52,53.リード板
50,51.絶縁板
461〜465.リード線

Claims (8)

  1. 複数の素電池と、前記素電池に電気接続された回路基板および複数の外部端子と、前記複数の素電池および前記回路基板および前記複数の外部端子を収納する外装ケースとを備えるパック電池であって、
    前記複数の素電池は、その各々が円筒状の外観を有するとともに、各筒軸同士が平行する状態で並設されており、且つ、当該並設された状態において、前記筒軸方向における両外から第1および第2のホルダにより保持されており、
    前記外装ケースは、ともに有底筒状をした第1および第2のケース部材が、その開口端同士が突き合わせられて構成され、前記第1のケース部材の底面が前記第2のケース部材の底面に対して小さなサイズに形成され、前記第1のケース部材に複数の窓部が開設されており、
    前記第1および第2のホルダにより保持された状態の前記複数の素電池は、前記第1および第2のケース部材に対し、その内部空間にわたり収納されており、
    前記回路基板は、そのサイズが、前記第1のケース部材の底面のサイズよりも大きく、且つ、前記第2のケース部材の底面のサイズよりも小さいとともに、前記第2のホルダに対し取り付けられており、
    前記複数の外部端子は、前記第1のホルダに対し取り付けられているとともに、前記第1のケース部材の各窓部からその各一部が外部に露出されている
    ことを特徴とするパック電池。
  2. 前記複数の素電池の各外周面同士の間には、スペーサが介挿されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のパック電池。
  3. 前記複数の素電池は、互いに同じ外形サイズを有し、
    前記スペーサは、前記複数の素電池の各々に対する当接面が、各素電池の外周面に対応するように凹状に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のパック電池。
  4. 前記回路基板と前記複数の素電池とは、前記第2のホルダを挟んで配置されている
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のパック電池。
  5. 前記外部端子は、曲折加工された短冊状の金属板である
    ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のパック電池。
  6. 前記複数の素電池は、各々が非水電解質二次電池である
    ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のパック電池。
  7. 前記回路基板と前記外部端子とは、リード板またはリード線を以って接続されており、
    前記リード板またはリード線は、前記複数の素電池に対し、隣接する素電池同士の外周面間の隙間に配されている
    ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のパック電池。
  8. 前記複数の素電池は、各外周面が前記外装ケースの内面に対向または当接している
    ことを特徴とする請求項1から7の何れかに記載のパック電池。
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