JP3438923B2 - 電動工具に使用するバッテリーパック - Google Patents
電動工具に使用するバッテリーパックInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は電動のドリルやドライ
バー等の電動工具に使用されるバッテリーパックに関す
る。
バー等の電動工具に使用されるバッテリーパックに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、バッテリーパックで駆動する電動
工具の使用量が急激に増加している。電源コードがなく
どこででも自由に便利に使用できるからである。この種
の電動工具は、例えば実開昭６１−１９６４６０号公
報、実開昭６２−４０６５号公報に記載されている。こ
れ等の公報に記載される電動工具は、グリップに脱着自
在にバッテリーパックを連結している。バッテリーパッ
クはグリップに挿入する細い部分と、グリップから突出
する太い部分からなり、ケースの内部に充電できるニッ
ケルカドミウム電池等の二次電池を内蔵している。
工具の使用量が急激に増加している。電源コードがなく
どこででも自由に便利に使用できるからである。この種
の電動工具は、例えば実開昭６１−１９６４６０号公
報、実開昭６２−４０６５号公報に記載されている。こ
れ等の公報に記載される電動工具は、グリップに脱着自
在にバッテリーパックを連結している。バッテリーパッ
クはグリップに挿入する細い部分と、グリップから突出
する太い部分からなり、ケースの内部に充電できるニッ
ケルカドミウム電池等の二次電池を内蔵している。
【０００３】ところで、電動工具に装着されるバッテリ
ーパックは、極めて負荷変動の激しいモーターを駆動す
る。あるときはほとんど停止するほどに重い負荷で使用
され、またあるときはほとんど無負荷に近い状態で使用
される。このため、バッテリーパックの使用時間を推測
することが難しい。重い負荷で使用すると使用できる時
間が著しく短くなる。反対に軽い負荷で使用するとバッ
テリーパックは相当に長い時間使用できる。使用できる
時間が大幅に変動すると、使用者はバッテリーパックの
残存容量を推測することができず、使用途中でバッテリ
ーパックが完全放電してしまい、突然電動工具が使用で
きなくなることがある。
ーパックは、極めて負荷変動の激しいモーターを駆動す
る。あるときはほとんど停止するほどに重い負荷で使用
され、またあるときはほとんど無負荷に近い状態で使用
される。このため、バッテリーパックの使用時間を推測
することが難しい。重い負荷で使用すると使用できる時
間が著しく短くなる。反対に軽い負荷で使用するとバッ
テリーパックは相当に長い時間使用できる。使用できる
時間が大幅に変動すると、使用者はバッテリーパックの
残存容量を推測することができず、使用途中でバッテリ
ーパックが完全放電してしまい、突然電動工具が使用で
きなくなることがある。
【０００４】この欠点は残存容量をバッテリーパックの
表面に容量表示手段を設けることで解消できる。このこ
とを実現するために、電動工具以外の用途、たとえばビ
デオカメラ用のバッテリーパックには、容量表示手段を
設けたものが開発されている。容量表示手段を備えるバ
ッテリーパックは残存容量が表示され、残りの使用時間
がわかるので便利に使用できる。とくに使用時間が大幅
に変動する電動工具用に極めて便利に使用できる。
表面に容量表示手段を設けることで解消できる。このこ
とを実現するために、電動工具以外の用途、たとえばビ
デオカメラ用のバッテリーパックには、容量表示手段を
設けたものが開発されている。容量表示手段を備えるバ
ッテリーパックは残存容量が表示され、残りの使用時間
がわかるので便利に使用できる。とくに使用時間が大幅
に変動する電動工具用に極めて便利に使用できる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ただ電動工具に設けた
容量表示手段は、非常に故障しやすい欠点がある。それ
は、ビデオカメラのように好ましい環境で使用されるこ
とが少ないからである。電動工具のほとんどは工事現場
で使用される。この状態で使用される電動工具とバッテ
リーパックとは、極めて乱暴に扱われることが多く、使
用中に強い衝撃を受けるのを皆無にはできない。したが
って、電子部品や発光ダイオード等を内蔵する容量表示
手段は、使用中の衝撃で破損したり故障しやすい欠点が
ある。
容量表示手段は、非常に故障しやすい欠点がある。それ
は、ビデオカメラのように好ましい環境で使用されるこ
とが少ないからである。電動工具のほとんどは工事現場
で使用される。この状態で使用される電動工具とバッテ
リーパックとは、極めて乱暴に扱われることが多く、使
用中に強い衝撃を受けるのを皆無にはできない。したが
って、電子部品や発光ダイオード等を内蔵する容量表示
手段は、使用中の衝撃で破損したり故障しやすい欠点が
ある。
【０００６】この発明は、この欠点を解決することを目
的に開発されたものである。この発明の重要な目的は、
乱暴に使用されたときの容量表示手段の故障を少なくし
て耐久性に優れた電動工具に使用するバッテリーパック
を提供することにある。
的に開発されたものである。この発明の重要な目的は、
乱暴に使用されたときの容量表示手段の故障を少なくし
て耐久性に優れた電動工具に使用するバッテリーパック
を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明のバッテリーパ
ックは、前記の目的を達成するために下記の構成を備え
る。この発明のバッテリーパックは電動工具１のグリッ
プ２に先端部分を下端から挿入して脱着自在に連結され
るように構成されたもので、下記の全ての構成を有す
る。 （ａ） バッテリーパックのケース３は電動工具１のグ
リップ２に挿入される挿入部３ｂと、グリップ２から突
出する尾部３ａとからなる。 （ｂ） ケース３の尾部３ａに、最外径（Ｗ）よりも幅
の狭い容量表示部３Ａを備える。 （ｃ） バッテリーパックの容量表示部３Ａには、バッ
テリーパックに内蔵する電池の残存容量を表示する発光
ダイオード４と容量演算パーツ５とを配設している。 （ｄ） 発光ダイオード４は、バッテリーパックを電動
工具１のグリップ２に挿入した状態でグリップ２の背面
（Ｈ）に位置する面に表出して配設されている。さらに
この発明の請求項２に記載する電動工具用のバッテリー
パックは、前記の構成に加えて下記の構成を備える。 （ｅ） バッテリーパックのケース３に設けた容量表示
部３Ａが、隔壁１２でもって電池収納部３Ｂから区画さ
れている。 （ｆ） 電池収納部３Ｂと容量表示部３Ａとは互いに反
対側を開口し、容量表示部３Ａの開口部を蓋１０で閉塞
している。
ックは、前記の目的を達成するために下記の構成を備え
る。この発明のバッテリーパックは電動工具１のグリッ
プ２に先端部分を下端から挿入して脱着自在に連結され
るように構成されたもので、下記の全ての構成を有す
る。 （ａ） バッテリーパックのケース３は電動工具１のグ
リップ２に挿入される挿入部３ｂと、グリップ２から突
出する尾部３ａとからなる。 （ｂ） ケース３の尾部３ａに、最外径（Ｗ）よりも幅
の狭い容量表示部３Ａを備える。 （ｃ） バッテリーパックの容量表示部３Ａには、バッ
テリーパックに内蔵する電池の残存容量を表示する発光
ダイオード４と容量演算パーツ５とを配設している。 （ｄ） 発光ダイオード４は、バッテリーパックを電動
工具１のグリップ２に挿入した状態でグリップ２の背面
（Ｈ）に位置する面に表出して配設されている。さらに
この発明の請求項２に記載する電動工具用のバッテリー
パックは、前記の構成に加えて下記の構成を備える。 （ｅ） バッテリーパックのケース３に設けた容量表示
部３Ａが、隔壁１２でもって電池収納部３Ｂから区画さ
れている。 （ｆ） 電池収納部３Ｂと容量表示部３Ａとは互いに反
対側を開口し、容量表示部３Ａの開口部を蓋１０で閉塞
している。
【０００８】
【作用】この発明の電動工具用のバッテリーパックは、
容量表示手段７を構成する発光ダイオード４と容量演算
パーツ５とを、最外径（Ｗ）よりも幅の狭い容量表示部
３Ａに収納する。さらに、外部に光を発光して電池の残
存容量を表示する発光ダイオード４は、万一電動工具を
落下させてしまったときに最も大きい衝撃を受ける底面
ではなく、バッテリーパックを電動工具１のグリップ２
に挿入した状態でグリップ２の背面（Ｈ）に位置する面
に表出して配設している。
容量表示手段７を構成する発光ダイオード４と容量演算
パーツ５とを、最外径（Ｗ）よりも幅の狭い容量表示部
３Ａに収納する。さらに、外部に光を発光して電池の残
存容量を表示する発光ダイオード４は、万一電動工具を
落下させてしまったときに最も大きい衝撃を受ける底面
ではなく、バッテリーパックを電動工具１のグリップ２
に挿入した状態でグリップ２の背面（Ｈ）に位置する面
に表出して配設している。
【０００９】最外径（Ｗ）よりも幅の狭い容量表示部３
Ａに収納された発光ダイオード４と容量演算パーツ５と
は、重い電動工具１を台の上で図１の矢印で示すように
回転させても衝撃を受けない。それは、容量表示部３Ａ
の幅を狭くすると共に、衝突面とならない位置に配設し
ているからである。電動工具１を使用した後で台に置く
とき、矢印で示す方向に回転する。それは、グリップ２
を握って機関部を台に載せた後、グリップ２を離して台
の上に落下させるからである。したがって、図１に示す
矢印の方向に回転して、バッテリーパックの尾部３ａが
台に衝突する。
Ａに収納された発光ダイオード４と容量演算パーツ５と
は、重い電動工具１を台の上で図１の矢印で示すように
回転させても衝撃を受けない。それは、容量表示部３Ａ
の幅を狭くすると共に、衝突面とならない位置に配設し
ているからである。電動工具１を使用した後で台に置く
とき、矢印で示す方向に回転する。それは、グリップ２
を握って機関部を台に載せた後、グリップ２を離して台
の上に落下させるからである。したがって、図１に示す
矢印の方向に回転して、バッテリーパックの尾部３ａが
台に衝突する。
【００１０】さらにこの発明のバッテリーパックは、発
光ダイオード４を、落下するときに最も大きい衝撃を受
ける底面ではなくて、バッテリーパックを電動工具１の
グリップ２に挿入した状態でグリップ２の背面（Ｈ）に
位置する面に表出して配設している。この面に設けた発
光ダイオード４は、グリップ２を手で握って電動工具１
を使用するときに、最も見やすい位置であるために、実
際に使用する状態でバッテリーパックの残存容量を確認
して便利に使用できる。
光ダイオード４を、落下するときに最も大きい衝撃を受
ける底面ではなくて、バッテリーパックを電動工具１の
グリップ２に挿入した状態でグリップ２の背面（Ｈ）に
位置する面に表出して配設している。この面に設けた発
光ダイオード４は、グリップ２を手で握って電動工具１
を使用するときに、最も見やすい位置であるために、実
際に使用する状態でバッテリーパックの残存容量を確認
して便利に使用できる。
【００１１】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。ただし、以下に示す実施例は、この発明の技術
思想を具体化するための電動工具用のバッテリーパック
を例示するものであって、この発明は電動工具用のバッ
テリーパックを下記の構成に特定しない。
明する。ただし、以下に示す実施例は、この発明の技術
思想を具体化するための電動工具用のバッテリーパック
を例示するものであって、この発明は電動工具用のバッ
テリーパックを下記の構成に特定しない。
【００１２】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【００１３】電動工具用のバッテリーパックは、図２に
示すように電動工具１のグリップ２に脱着自在に挿入し
て使用される。この図に示す電動工具１はドリルであ
る。バッテリーパックの構造を図３ないし図５に示して
いる。これ等の図に示すバッテリーパックは、ケース３
の内部に、充電できる電池６と容量表示手段７とを内蔵
している。
示すように電動工具１のグリップ２に脱着自在に挿入し
て使用される。この図に示す電動工具１はドリルであ
る。バッテリーパックの構造を図３ないし図５に示して
いる。これ等の図に示すバッテリーパックは、ケース３
の内部に、充電できる電池６と容量表示手段７とを内蔵
している。
【００１４】ケース３はプラスチックの成形品で、電動
工具１のグリップ２に挿入される挿入部３ｂと、グリッ
プ２から突出する尾部３ａとからなる。挿入部３ｂはグ
リップ２に挿入できるように尾部３ａよりも細く、ここ
に２本の電池を平行に並べて収納している。尾部３ａは
グリップ２から外部に突出する部分で、太く成形して内
部に８本の電池を並べて収納している。挿入部３ｂの先
端は、両側に＋−の接続端子８を表出させている。接続
端子８は内蔵する電池６の電極に接続され、バッテリー
パックを、グリップ２に挿入したときに、電動工具１の
電源接点（図示せず）に接続される。
工具１のグリップ２に挿入される挿入部３ｂと、グリッ
プ２から突出する尾部３ａとからなる。挿入部３ｂはグ
リップ２に挿入できるように尾部３ａよりも細く、ここ
に２本の電池を平行に並べて収納している。尾部３ａは
グリップ２から外部に突出する部分で、太く成形して内
部に８本の電池を並べて収納している。挿入部３ｂの先
端は、両側に＋−の接続端子８を表出させている。接続
端子８は内蔵する電池６の電極に接続され、バッテリー
パックを、グリップ２に挿入したときに、電動工具１の
電源接点（図示せず）に接続される。
【００１５】ケースの尾部３ａは、最外径（Ｗ）よりも
幅を狭く成形した容量表示部３Ａを設けている。図３に
示すバッテリーパックは、尾部３ａを上方に向かって幅
を狭く成形して、尾部３ａの上面に容量表示部３Ａを設
けている。容量表示部３Ａは三方に側壁９を成形してい
る。側壁９は上方に突出して成形され、側壁９によっ
て、容量表示部３Ａは図３において上面と後端面とを開
口している。容量表示部３Ａの上面と後端面の開口部は
蓋１０で閉塞される。
幅を狭く成形した容量表示部３Ａを設けている。図３に
示すバッテリーパックは、尾部３ａを上方に向かって幅
を狭く成形して、尾部３ａの上面に容量表示部３Ａを設
けている。容量表示部３Ａは三方に側壁９を成形してい
る。側壁９は上方に突出して成形され、側壁９によっ
て、容量表示部３Ａは図３において上面と後端面とを開
口している。容量表示部３Ａの上面と後端面の開口部は
蓋１０で閉塞される。
【００１６】蓋１０はプラスチックでもって全体の形状
をＬ字状に成形している。蓋１０を確実に定位置に固定
するために、側壁９は内面に突出して凸条９Ａを成形し
ている。蓋１０は凸条９Ａの下面を摺動させるガイド溝
１０Ａを備える。蓋１０はガイド溝１０Ａを凸条９Ａに
沿って摺動させながら矢印で示す方向に挿入して、容量
表示部３Ａの開口部を閉塞する。蓋１０は容量表示手段
７の発光ダイオード４の光を外部に透過させるために、
５つの貫通孔１０Ｂを成形している。貫通孔１０Ｂは、
内部のプリント基板５Ａに一列に並べて固定している発
光ダイオード４の光を透過させる位置に設けられてい
る。さらに蓋１０には、内蔵するスイッチ１１を押圧す
る弾性片１０Ｃを設けている。弾性片１０Ｃは、蓋１０
にＵ字状にスリットを成形して成形される。スイッチ１
１は、電池の残存容量を表示するときに押される容量演
算パーツ５である。蓋１０はネジ止されて容量表示部３
Ａの開口部を閉塞する。
をＬ字状に成形している。蓋１０を確実に定位置に固定
するために、側壁９は内面に突出して凸条９Ａを成形し
ている。蓋１０は凸条９Ａの下面を摺動させるガイド溝
１０Ａを備える。蓋１０はガイド溝１０Ａを凸条９Ａに
沿って摺動させながら矢印で示す方向に挿入して、容量
表示部３Ａの開口部を閉塞する。蓋１０は容量表示手段
７の発光ダイオード４の光を外部に透過させるために、
５つの貫通孔１０Ｂを成形している。貫通孔１０Ｂは、
内部のプリント基板５Ａに一列に並べて固定している発
光ダイオード４の光を透過させる位置に設けられてい
る。さらに蓋１０には、内蔵するスイッチ１１を押圧す
る弾性片１０Ｃを設けている。弾性片１０Ｃは、蓋１０
にＵ字状にスリットを成形して成形される。スイッチ１
１は、電池の残存容量を表示するときに押される容量演
算パーツ５である。蓋１０はネジ止されて容量表示部３
Ａの開口部を閉塞する。
【００１７】ケース３は容量表示部３Ａと電池収納部３
Ｂとの間を隔壁１２で区画している。隔壁１２で区画さ
れた容量表示部３Ａに、容量演算パーツ５と発光ダイオ
ード４とを収納している。隔壁１２で電池収納部３Ｂか
ら区画された容量表示部３Ａは、容量演算パーツ５を電
池６から絶縁して配設できる。さらに隔壁１２は、電池
６の荷重が容量表示部３Ａに作用するのも阻止する。し
たがって、容量表示部３Ａに配設する容量演算パーツ５
を保護して、さらに故障を少なくできる特長がある。
Ｂとの間を隔壁１２で区画している。隔壁１２で区画さ
れた容量表示部３Ａに、容量演算パーツ５と発光ダイオ
ード４とを収納している。隔壁１２で電池収納部３Ｂか
ら区画された容量表示部３Ａは、容量演算パーツ５を電
池６から絶縁して配設できる。さらに隔壁１２は、電池
６の荷重が容量表示部３Ａに作用するのも阻止する。し
たがって、容量表示部３Ａに配設する容量演算パーツ５
を保護して、さらに故障を少なくできる特長がある。
【００１８】図に示すバッテリーパックの容量演算パー
ツ５は、プリント基板５Ａとここに固定された電子部品
とで構成されている。電子部品はワンチップマイコン５
ＢのＩＣである。ワンチップマイコン５Ｂは、内蔵する
電池６の充電容量と放電容量から電池の残存容量を計算
する。したがって、ワンチップマイコン５Ｂは電池６の
充電容量を検出する回路と、放電容量とを検出する回路
と、これ等の回路から出力を演算して残存容量を計算す
るＣＰＵと、演算処理するソフトウェアを記憶するＲＯ
Ｍと、計算結果で発光ダイオード４を点灯させるインタ
ーフェイス回路とを内蔵している。ワンチップマイコン
５Ｂは、計算した残存容量に対応した数の発光ダイオー
ド４を点灯する。図に示すバッテリーパックは５個の発
光ダイオード４を内蔵する。５個の発光ダイオード４は
それぞれ２０％の残存容量を表示する。５個の発光ダイ
オード４が点灯されると残存容量は１００％、４個の発
光ダイオード４が点灯すると８０％の残存容量である。
発光ダイオード４は発光色で残存容量を表示することも
できる。色で残存容量を表示する発光ダイオードは、残
存容量によって発光色を変化させる。この発光ダイオー
ドは１個でバッテリーパックの残存容量を表示できる。
さらに、発光ダイオード４には、複数の素子を横に並べ
て一体化したものも使用できる。
ツ５は、プリント基板５Ａとここに固定された電子部品
とで構成されている。電子部品はワンチップマイコン５
ＢのＩＣである。ワンチップマイコン５Ｂは、内蔵する
電池６の充電容量と放電容量から電池の残存容量を計算
する。したがって、ワンチップマイコン５Ｂは電池６の
充電容量を検出する回路と、放電容量とを検出する回路
と、これ等の回路から出力を演算して残存容量を計算す
るＣＰＵと、演算処理するソフトウェアを記憶するＲＯ
Ｍと、計算結果で発光ダイオード４を点灯させるインタ
ーフェイス回路とを内蔵している。ワンチップマイコン
５Ｂは、計算した残存容量に対応した数の発光ダイオー
ド４を点灯する。図に示すバッテリーパックは５個の発
光ダイオード４を内蔵する。５個の発光ダイオード４は
それぞれ２０％の残存容量を表示する。５個の発光ダイ
オード４が点灯されると残存容量は１００％、４個の発
光ダイオード４が点灯すると８０％の残存容量である。
発光ダイオード４は発光色で残存容量を表示することも
できる。色で残存容量を表示する発光ダイオードは、残
存容量によって発光色を変化させる。この発光ダイオー
ドは１個でバッテリーパックの残存容量を表示できる。
さらに、発光ダイオード４には、複数の素子を横に並べ
て一体化したものも使用できる。
【００１９】発光ダイオード４は常時点灯されない。容
量を表示するときに限って点灯される。発光ダイオード
４が電力を消費して電池を消耗するからである。発光ダ
イオード４を点灯するために、プリント基板５Ａにはス
イッチ１１を固定している。スイッチ１１が押されたと
きに約３秒間発光ダイオード４は点灯される。スイッチ
１１は蓋１０に成形した弾性片１０Ｃの下面に配設され
ている。弾性片１０Ｃを押圧してスイッチ１１を押圧す
るためである。
量を表示するときに限って点灯される。発光ダイオード
４が電力を消費して電池を消耗するからである。発光ダ
イオード４を点灯するために、プリント基板５Ａにはス
イッチ１１を固定している。スイッチ１１が押されたと
きに約３秒間発光ダイオード４は点灯される。スイッチ
１１は蓋１０に成形した弾性片１０Ｃの下面に配設され
ている。弾性片１０Ｃを押圧してスイッチ１１を押圧す
るためである。
【００２０】さらに、プリント基板５Ａには５個の発光
ダイオード４を並べて固定している。発光ダイオード４
はプリント基板５Ａの上面に固定され、蓋１０の貫通孔
１０Ｂに正確に位置して配設されている。
ダイオード４を並べて固定している。発光ダイオード４
はプリント基板５Ａの上面に固定され、蓋１０の貫通孔
１０Ｂに正確に位置して配設されている。
【００２１】ケース３に内蔵される電池６は、たとえば
ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウム
イオン二次電池等の二次電池である。二次電池には多く
の場合、単２型の電池が使用される。ただ、単１、単
３、単４、単５型の電池を使用することもできる。
ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウム
イオン二次電池等の二次電池である。二次電池には多く
の場合、単２型の電池が使用される。ただ、単１、単
３、単４、単５型の電池を使用することもできる。
【００２２】電池６は図４に示すように尾部３ａのケー
ス３を前後に分割して前から挿入して収納される。この
図に示すケース３は、電池６を収納する部分を前方に開
口し、容量表示部３Ａを後方に開口している。このよう
に、容量表示部３Ａを後方に開口する構造のケース３
は、電池６の収納部を開くことなく、容量表示部３Ａを
開放することができる。このため、容量表示部３Ａに収
納した容量演算パーツ５等の組み立てや修理を便利にで
きる特長がある。
ス３を前後に分割して前から挿入して収納される。この
図に示すケース３は、電池６を収納する部分を前方に開
口し、容量表示部３Ａを後方に開口している。このよう
に、容量表示部３Ａを後方に開口する構造のケース３
は、電池６の収納部を開くことなく、容量表示部３Ａを
開放することができる。このため、容量表示部３Ａに収
納した容量演算パーツ５等の組み立てや修理を便利にで
きる特長がある。
【００２３】
【発明の効果】この発明の電動工具用のバッテリーパッ
クは、容量表示手段で電池の残存容量を表示させて便利
に使用できる。電動工具は負荷変動の激しい状態で使用
するので、バッテリーパックの残りの使用時間を推測す
ることが難しい。このため、使用中にバッテリーパック
が完全放電されてしまって、作業の途中で電動工具を使
用できなくなることがある。この発明のバッテリーパッ
クは、残存容量を表示するので残りの使用時間を明確に
知ることができる。したがって、充電するタイミング等
を考慮しながら使用し、作業中にバッテリーパックが完
全放電して使用できなくなるのを効果的に防止できる。
クは、容量表示手段で電池の残存容量を表示させて便利
に使用できる。電動工具は負荷変動の激しい状態で使用
するので、バッテリーパックの残りの使用時間を推測す
ることが難しい。このため、使用中にバッテリーパック
が完全放電されてしまって、作業の途中で電動工具を使
用できなくなることがある。この発明のバッテリーパッ
クは、残存容量を表示するので残りの使用時間を明確に
知ることができる。したがって、充電するタイミング等
を考慮しながら使用し、作業中にバッテリーパックが完
全放電して使用できなくなるのを効果的に防止できる。
【００２４】さらにこの発明のバッテリーパックの特筆
すべき特長は、非常に乱暴な状態で使用されても、容量
表示手段の故障や破損を効果的に防止して、耐久性を向
上できることにある。それは、この発明のバッテリーパ
ックが、容量表示手段を構成する発光ダイオードと容量
演算パーツとを、最外径（Ｗ）よりも幅の狭い容量表示
部に収納すると共に、外部に光を発光して電池の残存容
量を表示する発光ダイオードを、万一電動工具を落下さ
せてしまったときに最も大きい衝撃を受けるバッテリー
パックの底面ではなく、電動工具のグリップの背面
（Ｈ）に位置する面に表出させて配設しているからであ
る。
すべき特長は、非常に乱暴な状態で使用されても、容量
表示手段の故障や破損を効果的に防止して、耐久性を向
上できることにある。それは、この発明のバッテリーパ
ックが、容量表示手段を構成する発光ダイオードと容量
演算パーツとを、最外径（Ｗ）よりも幅の狭い容量表示
部に収納すると共に、外部に光を発光して電池の残存容
量を表示する発光ダイオードを、万一電動工具を落下さ
せてしまったときに最も大きい衝撃を受けるバッテリー
パックの底面ではなく、電動工具のグリップの背面
（Ｈ）に位置する面に表出させて配設しているからであ
る。
【００２５】手に持っていた電動工具を台や机等の上に
置くとき、バッテリーパックを装着したグリップの下端
は台の上に落下する。このとき、バッテリーパックの両
側面が台に衝突して衝撃を受ける。この発明のバッテリ
ーパックは、この状態で衝撃を受ける面に容量表示手段
を配設しない。容量表示手段はグリップの背面に位置し
て配設され、しかも、ケースの最外径よりも幅の狭い容
量表示部に収納している。最外径（Ｗ）よりも幅を狭く
した容量表示部は、側面を台の上に落下させるときに衝
撃を受けることがない。最外径部分が台に衝突するから
である。
置くとき、バッテリーパックを装着したグリップの下端
は台の上に落下する。このとき、バッテリーパックの両
側面が台に衝突して衝撃を受ける。この発明のバッテリ
ーパックは、この状態で衝撃を受ける面に容量表示手段
を配設しない。容量表示手段はグリップの背面に位置し
て配設され、しかも、ケースの最外径よりも幅の狭い容
量表示部に収納している。最外径（Ｗ）よりも幅を狭く
した容量表示部は、側面を台の上に落下させるときに衝
撃を受けることがない。最外径部分が台に衝突するから
である。
【００２６】さらにこの発明のバッテリーパックは、電
動工具を使用する姿勢に手で握って、残存容量を判りや
すい位置に表示できる特長もある。それは、発光ダイオ
ードをケースの底面ではなくて、バッテリーパックを電
動工具のグリップに挿入した状態でグリップの背面
（Ｈ）に位置する面に表出して配設しているからであ
る。このため、この発明のバッテリーパックは、電動工
具に装着して実際に使用する状態でバッテリーパックの
残存容量を確認して便利に使用できる特長がある。
動工具を使用する姿勢に手で握って、残存容量を判りや
すい位置に表示できる特長もある。それは、発光ダイオ
ードをケースの底面ではなくて、バッテリーパックを電
動工具のグリップに挿入した状態でグリップの背面
（Ｈ）に位置する面に表出して配設しているからであ
る。このため、この発明のバッテリーパックは、電動工
具に装着して実際に使用する状態でバッテリーパックの
残存容量を確認して便利に使用できる特長がある。
【図１】バッテリーパックを電動工具に装着して使用す
る状態を示す斜視図
る状態を示す斜視図
【図２】この発明のバッテリーパックの使用状態を示す
斜視図
斜視図
【図３】この発明のバッテリーパックの容量表示部の蓋
を分解した状態を示す斜視図
を分解した状態を示す斜視図
【図４】この発明のバッテリーパックのケースを分解し
た状態を示す斜視図
た状態を示す斜視図
【図５】この発明のバッテリーパックの断面図
１…電動工具
２…グリップ
３…ケース ３Ａ…容量表示部 ３Ｂ…電
池収納部 ３ａ…尾部 ３ｂ…挿入部 ４…発光ダイオード ５…容量演算パーツ ５Ａ…プリント基板 ５Ｂ…ワ
ンチップマイコン ６…電池 ７…容量表示手段 ８…接続端子 ９…側壁 ９Ａ…凸条 １０…蓋 １０Ａ…ガイド溝 １０Ｂ…貫通
孔 １０Ｃ…弾性片 １１…スイッチ １２…隔壁
池収納部 ３ａ…尾部 ３ｂ…挿入部 ４…発光ダイオード ５…容量演算パーツ ５Ａ…プリント基板 ５Ｂ…ワ
ンチップマイコン ６…電池 ７…容量表示手段 ８…接続端子 ９…側壁 ９Ａ…凸条 １０…蓋 １０Ａ…ガイド溝 １０Ｂ…貫通
孔 １０Ｃ…弾性片 １１…スイッチ １２…隔壁
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平４−95364（ＪＰ，Ａ)
実開 平４−70480（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01M 10/48
H01M 2/10
Claims (2)
- 【請求項１】 電動工具(1)のグリップ(2)に先端部分を
下端から挿入して脱着自在に連結されるように構成さ
れ、下記の全ての構成を有することを特徴とするバッテ
リーパック。 （ａ） バッテリーパックのケース(3)は電動工具(1)の
グリップ(2)に挿入される挿入部(3b)と、グリップ(2)か
ら突出する尾部(3a)とからなる。 （ｂ） 前記の尾部(3a)は最外径（Ｗ）よりも幅の狭い
容量表示部(3A)を備える。 （ｃ） 前記の容量表示部(3A)には、バッテリーパック
に内蔵する電池(6)の残存容量を表示する発光ダイオー
ド(4)と容量演算パーツ(5)で構成される容量表示手段
(7)を収納している。 （ｄ） 前記の発光ダイオード(4)は、バッテリーパッ
クを電動工具(1)のグリップ(2)に挿入した状態でグリッ
プの背面（Ｈ）に位置する面に表出して配設されてい
る。（ｅ） バッテリパックの尾部(3a)は、挿入部(3b)を電
動工具(1)のグリップ(2)に挿入した状態で、グリップの
背面（Ｈ）となる面を容量表示部(3A)とすると共に、尾
部(3a)の幅をこの容量表示部(3A)に向かって狭く成形し
ている。 - 【請求項２】 電動工具(1)のグリップ(2)に先端部分を
下端から挿入して脱着自在に連結されるように構成さ
れ、下記の全ての構成を有することを特徴とするバッテ
リーパック。 （ａ） バッテリーパックのケース(3)は電動工具(1)の
グリップ(2)に挿入される挿入部(3b)と、グリップ(2)か
ら突出する尾部(3a)とからなる。 （ｂ） 前記の尾部(3a)は最外径（Ｗ）よりも幅の狭い
容量表示部(3A)を備える。 （ｃ） 前記の容量表示部(3A)には、バッテリーパック
に内蔵する電池(6)の残存容量を表示する発光ダイオー
ド(4)と容量演算パーツ(5)で構成される容量表示手段
(7)を収納している。 （ｄ） 前記の発光ダイオード(4)は、バッテリーパッ
クを電動工具(1)のグリップ(2)に挿入した状態でグリッ
プの背面（Ｈ）に位置する面に表出して配設されてい
る。 （ｅ） バッテリーパックのケース(3)に設けた容量表
示部(3A)が、隔壁(12)でもって電池収納部(3B)から区画
されている。 （ｆ） 電池収納部(3B)と容量表示部(3A)とは互いに反
対側を開口し、容量表示部(3A)の開口部を蓋(10)で閉塞
している。（ｇ） バッテリパックの尾部(3a)は、挿入部(3b)を電
動工具(1)のグリップ(2)に挿入した状態で、グリップの
背面（Ｈ）となる面を容量表示部(3A)とすると共に、尾
部(3a)の幅をこの容量表示部(3A)に向かって狭く成形し
ている。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31166493A JP3438923B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 電動工具に使用するバッテリーパック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31166493A JP3438923B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 電動工具に使用するバッテリーパック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07161340A JPH07161340A (ja) | 1995-06-23 |
| JP3438923B2 true JP3438923B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=18020003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31166493A Expired - Fee Related JP3438923B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 電動工具に使用するバッテリーパック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3438923B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103338715A (zh) * | 2011-02-15 | 2013-10-02 | 捷迈手术股份公司 | 动力型外科手术工具用的电池外壳 |
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| JP2006192518A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Max Co Ltd | 充電式電動工具 |
| JP4771277B2 (ja) * | 2005-04-06 | 2011-09-14 | 日立工機株式会社 | 電池パック |
| JP4922031B2 (ja) * | 2007-03-19 | 2012-04-25 | 日立工機株式会社 | 携帯用工具 |
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| JP5405189B2 (ja) * | 2009-05-11 | 2014-02-05 | 三洋電機株式会社 | パック電池 |
| JP5662105B2 (ja) | 2010-10-26 | 2015-01-28 | 株式会社マキタ | 二次電池パック |
| JP2012183611A (ja) | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Makita Corp | 複数の二次電池セルを電源とする電動工具 |
| GB2507916A (en) * | 2011-07-24 | 2014-05-14 | Makita Corp | Hand-held power tools and battery packs therefor |
| JP2013094877A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Hitachi Koki Co Ltd | 電動工具 |
| GB2502819B (en) * | 2012-06-08 | 2015-09-23 | Dyson Technology Ltd | Vacuum cleaner and a battery pack therefor |
| JP6090713B2 (ja) * | 2012-12-13 | 2017-03-08 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 外部機器用の状態表示プログラム |
| EP3580810B1 (en) * | 2017-02-13 | 2021-05-19 | TTI (Macao Commercial Offshore) Limited | Rechargeable battery pack |
| JP6474846B2 (ja) * | 2017-03-17 | 2019-02-27 | 株式会社マキタ | 電動工具用電池パック |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP31166493A patent/JP3438923B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103338715A (zh) * | 2011-02-15 | 2013-10-02 | 捷迈手术股份公司 | 动力型外科手术工具用的电池外壳 |
| CN103338715B (zh) * | 2011-02-15 | 2016-02-10 | 捷迈手术股份公司 | 动力型外科手术工具用的电池外壳 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07161340A (ja) | 1995-06-23 |
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