JP5404355B2 - 基地局、移動通信システム、および通信負荷分散方法 - Google Patents

基地局、移動通信システム、および通信負荷分散方法 Download PDF

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Description

本発明は、基地局、移動通信システム、および通信負荷分散方法に関する。
移動通信システムでは、無線環境の状態や移動局の分布状況などに応じて、特定の基地局に通信負荷が集中することがある。このような場合に、接続中の移動局にハンドオーバを指示することにより、通信負荷を緩和することができる基地局が知られている(たとえば特許文献1参照)。
特表2001−525138号公報
しかしながら、上記従来の基地局では、自局の通信負荷が増大した場合に、ハンドオーバをさせる移動局の選定や選定した移動局へのハンドオーバ指示など、ハンドオーバに関する一連の処理をさらに実行する必要があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、自局に接続している移動局にハンドオーバを指示することなく通信負荷を分散することができる基地局、移動通信システム、および通信負荷分散方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る基地局は、自局の通信負荷を検出する検出手段と、周辺基地局から送信される無線信号の伝搬遅延時間に基づいて接続先を選択する1以上の移動局に対して、無線信号を送信する送信手段と、前記検出手段により検出される通信負荷に応じて、前記送信手段による前記無線信号の送信タイミングを制御する制御手段と、を含むことを特徴とする。
本発明では、基地局が、各移動局がその周辺基地局から送信される無線信号の伝搬遅延時間に基づいて接続先を選択することを利用して、通信負荷を分散する。具体的には、基地局が、自局の通信負荷に応じて、移動局に対して送信される無線信号の送信タイミングを制御することにより、自局の実質的なカバー範囲(実効セル)を拡大または縮小する。このため、基地局は、自局に接続している移動局にハンドオーバを指示することなく、通信負荷を分散することができる。
また、本発明の一態様では、前記1以上の移動局のそれぞれは、前記周辺基地局から送信される無線信号の伝搬遅延時間の短さに基づいて接続先を選択し、前記制御手段は、前記検出手段により検出される通信負荷の増大に応じて、前記送信手段による前記無線信号の送信タイミングを遅らせてもよい。
この態様によれば、基地局は、自局の通信負荷が増大した場合に、自局の実効セルを縮小し、それまで自局に接続していた移動局の一部をセル外に追い出すことができる。このため、基地局は、自局に接続している移動局にハンドオーバを指示することなく、自局の通信負荷を低減することができる。
なお、この態様では、前記制御手段は、前記検出手段により検出される通信負荷の減少に応じて、前記送信手段による前記無線信号の送信タイミングを早めてもよい。
こうすれば、基地局は、自局の通信負荷が減少した場合に、自局の実効セルを拡大し、それまでセル外にあった移動局をセル内に引き込むことができる。このため、基地局は、自局の通信負荷が減少した場合に、自局に接続する移動局の数を増やすことができる。
また、本発明の一態様では、前記検出手段は、自局に接続している移動局の数に基づいて、自局の通信負荷を検出してもよい。
また、本発明の一態様では、前記検出手段は、自局が使用している無線リソースの量に基づいて、自局の通信負荷を検出してもよい。
また、本発明に係る移動通信システムは、複数の移動局と複数の基地局とを含む移動通信システムであって、前記複数の移動局のそれぞれは、周辺基地局から送信される無線信号の伝搬遅延時間に基づいて接続先を選択し、前記複数の基地局のそれぞれは、自局の通信負荷を検出する検出手段と、前記複数の移動局の1以上に対して、無線信号を送信する送信手段と、前記検出手段により検出される通信負荷に応じて、前記送信手段による前記無線信号の送信タイミングを制御する制御手段と、を含む、ことを特徴とする。
また、本発明に係る通信負荷分散方法は、基地局の通信負荷を検出するステップと、前記基地局が、周辺基地局から送信される無線信号の伝搬遅延時間に基づいて接続先を選択する1以上の移動局に対して、無線信号を送信するステップと、前記検出される通信負荷に応じて、前記基地局による前記無線信号の送信タイミングを制御するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。 本実施形態に係る移動通信システムにおける無線チャネル構成を示す図である。 本実施形態に係る基地局の通信負荷に応じて変動(拡大/縮小)する実効セル半径を示す図である。 本実施形態に係る基地局の機能ブロック図である。 通信負荷と送信タイミングの繰り上げ量との対応関係を定義したテーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係る基地局の送信タイミング制御処理を示すフロー図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る移動通信システム10の構成を示す図である。図1に示すように、移動通信システム10は、複数の基地局12(ここでは1つのみを示す)と、複数の移動局14(ここでは基地局12のセル16内に位置する移動局14−1〜14−4のみを示す)と、を含んで構成される。
各基地局12は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)方式およびTDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Duplex:時分割多元接続/時分割複信)方式により、自局のセル16内に位置する移動局14と無線通信を行う。なお、移動局14としては、携帯電話機、通信カード、通信機能を内蔵した携帯情報端末などがある。
図2は、移動通信システム10における無線チャネル構成を示す図である(縦軸:周波数、横軸:時間)。図2に示すように、移動通信システム10では、所定周期(ここでは5ms)のTDMAフレームが上りサブフレーム(2.5ms)と下りサブフレーム(2.5ms)とに区分され、さらに各サブフレームがそれぞれ複数のタイムスロット(ここではSlot1〜Slot4)に区分されている。基地局12とその周辺基地局との間では、TDMAフレーム(無線信号の送受信周期)の境界が所定時間内(たとえば±10μs内)に収まるよう、無線信号の送受信タイミングの同期がなされている(フレーム同期がなされている)。また、所定の周波数帯域に複数のOFDMAサブチャネル(ここではSch1〜Sch18)が規定されている。
基地局12が移動局14に割り当てる無線チャネルの最小単位はPRU(Physical Resource Unit)と呼ばれ、各PRUは、タイムスロット(Slot1〜Slot4)のいずれかと、サブチャネル(Sch1〜Sch18)のいずれかと、に属する。なお、上りサブフレームおよび下りサブフレームともに、各PRUが、たとえば1から始まる連続するPRU番号(1,2,3,・・・)で識別されるよう定められており、PRU番号の同じPRUは上下ペアで使用されることになっている。つまり、PRUは上下対称に割り当てられる。
このうち、ある特定のサブチャネル(ここではSch1)に属するPRUは、1以上の移動局14に共用されるCCH(Common Channel:共通チャネル)として規定されている。また、各基地局12には、所定の周期で繰り返される互いに重複しないCCHの送受信タイミング(以下単に「CCHタイミング」という)が割り当てられている。具体的には、連続する20フレームに含まれる80のタイムスロット対(4対の上下タイムスロット×20フレーム)のいずれか1つがCCHタイミングとして各基地局12に割り当てられている。そして、各基地局12は、自局に割り当てられたCCHタイミングで、自局のセル16内に位置する1以上の移動局14と各種制御信号を送受信する。
一方、上記特定のサブチャネル以外のサブチャネル(ここではSch2〜Sch18)に属するPRUは、各移動局14に個別に割り当てられるICH(Individual Channel:個別チャネル)として用いられる。ICHには、各移動局14に個別制御チャネルとして原則1つ割り当てられ主に制御情報の伝送に用いられるANCH(Anchor Channel)、各移動局14に通信チャネルとして1つ以上割り当てられ主に通信データの伝送に用いられるEXCH(Extra Channel)などがある。
移動通信システム10では、移動局14が、その周辺に位置する基地局12(接続中の基地局12を含む)のそれぞれから送信される無線信号を受信しており、受信された無線信号の伝搬遅延時間(たとえば、伝搬遅延時間の短い順、伝搬遅延時間が所定時間以下であるか否かなどの伝搬遅延時間の短さ)に基づいて接続先となる基地局12を選択する。たとえば、移動局14は、受信された無線信号の伝搬遅延時間が最も短い基地局12(その移動局14に最も近い基地局12)を接続先を選択する。
なお、基地局12から移動局14に対して送信される無線信号には、CCHを介して送信されるBCCH(Broadcasting Control Channel:報知制御チャネル)やPCH(Paging Channel:一斉呼出チャネル)、ICHを介して送信される制御信号や通信信号などがある。これらの無線信号には、タイミング同期用の既知信号が含まれている。そこで、移動局14は、この既知信号を用いて、基地局12から送信される無線信号の伝搬遅延時間を求めてもよい。すなわち、移動局14は、基地局12から送信された無線信号と既知信号との相関値を検出し、所定値以上の相関値が検出されたタイミングを、その無線信号の受信タイミングとして取得する。そして、取得された無線信号の受信タイミングに基づいて、その無線信号の伝搬遅延時間を求めてもよい。
これに対し、基地局12は、各移動局14がその周辺基地局から送信される無線信号の伝搬遅延時間に基づいて接続先を選択することを利用して、通信負荷の分散を図る。具体的には、基地局12が、自局の通信負荷に応じて、移動局14に対して送信される無線信号の送信タイミングを制御することにより、自局の実質的なカバー範囲(実効セル)を拡大または縮小する。ただし、この送信タイミングの制御は、基地局12とその周辺基地局との間のフレーム同期が維持されるよう(たとえば±10μsのオーダー)、十分に小さい範囲(たとえば±1μsのオーダー)で行われる。
図3は、基地局12の通信負荷に応じて変動(拡大/縮小)する実効セル半径を示す図である。ある時点で、基地局12の実効セルがセル16−Aで示される範囲になり、セル16−A内に位置する移動局14−1〜14−4が基地局12に接続しているものとする。
ここで、基地局12の通信負荷が増大した判断されると、基地局12は、その通信負荷に応じた量だけ、移動局14宛ての無線信号の送信タイミングを遅らせる。これにより、周辺基地局から送信される無線信号の伝搬遅延時間に基づいて接続先を選択する移動局14にとっては、基地局12の実効セルが縮小したように見える。たとえば移動局14から見た基地局12の実効セルがセル16−Aからセル16−Bで示される範囲に縮小したとすると、それまで基地局12に接続していた移動局14−2,14−3は、他の基地局12にハンドオーバを行うか通信を終了することになる。その結果、基地局12に接続する移動局14の数が減少し、基地局12の通信負荷も減少することになる。
逆に、基地局12のセル16がセル16−Aで示される範囲にある状態で、基地局12の通信負荷が減少した判断されると、基地局12は、その通信負荷に応じた量だけ、移動局14宛ての無線信号の送信タイミングを早める。これにより、移動局14にとっては、基地局12の実効セルが拡大したように見える。たとえば移動局14から見た基地局12の実効セルがセル16−Aからセル16−Cで示される範囲に拡大したとすると、それまで基地局12の実効セル外にあった移動局14−5〜14−7が新たに基地局12に接続できるようになる。その結果、基地局12に接続する移動局14の数が増大し、基地局12の通信負荷も増大することになる。
このように、移動通信システム10では、各基地局12が、自局の通信負荷に応じて、移動局14宛ての無線信号の送信タイミングを制御することにより、自局の実効セルを拡大または縮小する。このため、各基地局12は、自局に接続している移動局14にハンドオーバを指示することなく、通信負荷を分散することができる。
以下では、上記処理を実現するために基地局12が備える構成について具体的に説明する。
図4は、基地局12の機能ブロック図である。同図に示すように、基地局12は、アンテナ20、受信RF部22、受信ベースバンド部24、通信負荷検出部26、記憶部28、送信タイミング制御部30、送信ベースバンド部32、および送信RF部34を含んで構成される。
アンテナ20は、移動局14から送信される無線信号を受信し、受信された無線信号(受信信号)を受信RF部22に出力する。また、アンテナ20は、受信RF部22から供給される無線信号を移動局14に対して送信する。
受信RF部22は、低雑音増幅器、周波数変換器、帯域通過フィルタ、およびA/D変換器を含んで構成される。受信RF部22は、アンテナ20から入力される無線信号を、低雑音増幅器で増幅した後、中間周波数信号にダウンコンバートし、さらにデジタル信号に変換に変換してから、受信ベースバンド部24に出力する。
受信ベースバンド部24は、直並列変換器、FFT(Fast Fourier Transform)部、並直列変換器、および復調部(図示せず)を含んで構成される。受信ベースバンド部24は、受信RF部22から入力されるデジタル信号に、直並列変換、CP(Cyclic Prefix)の除去、1次復調(高速フーリエ変換)、並直列変換、2次復調(シンボルデマッピング)などを施し、得られた受信データを上位レイヤ(図示せず)に出力する。
通信負荷検出部26は、基地局12の通信負荷を常時または定期的に検出し、検出された通信負荷を送信タイミング制御部30に通知する。たとえば、通信負荷検出部26は、基地局12に接続している移動局14の数に基づいて、基地局12の通信負荷を検出してもよい。より具体的には、通信負荷検出部26は、移動通信システム10で予め設定してある移動局収容数の上限値に対する実際の移動局収容数の比率(割合)を、基地局12の通信負荷として検出してもよい。
また、通信負荷検出部26は、基地局12が使用している無線リソースの量、つまり、基地局12が移動局14との通信に割り当てているPRUの数に基づいて、基地局12の通信負荷を検出してもよい。たとえば、通信負荷検出部26は、割り当て可能PRU数の上限値(ここでは72、図2参照)に対する実際の割り当てPRU数の比率(割合)を、基地局12の通信負荷として検出してもよい。
また、通信負荷検出部26は、基地局12と移動局14との間で送受されるデータの量、基地局12とその上位ネットワーク(たとえばIPネットワーク)との間で送受されるデータの量、基地局12のCPU占有率などに基づいて、基地局12の通信負荷を検出してもよい。
記憶部28は、たとえば半導体メモリ素子で構成され、基地局12の動作に必要となるプログラム、データ、図5の左側に示すテーブルなどを記憶する。なお、図5の左側に示すテーブルは、基地局12の通信負荷と、基地局12から移動局14に送信される無線信号の送信タイミングの繰り上げ量と、の対応関係を定義したテーブルの一例である。
送信タイミング制御部30は、通信負荷検出部26により検出される基地局12の通信負荷に応じて、移動局14に対して送信される無線信号の送信タイミングを制御する。すなわち、送信タイミング制御部30は、通信負荷検出部26より検出される基地局12の通信負荷に対応する送信タイミングの繰り上げ量を、記憶部28に記憶される通信負荷と送信タイミングの繰り上げ量との対応関係を定義したテーブル(図5参照)から読み出す。そして、送信タイミング制御部30は、読み出された繰り上げ量だけ早いタイミングで(繰り上げ量がマイナスの場合は繰り上げ量の絶対値だけ遅いタイミングで)移動局14宛ての無線信号(BCCH、PCH、通信信号など)を送信するよう、送信ベースバンド部32に指示する。
このため、たとえば図5の左側に示すテーブルによれば、基地局12の通信負荷が50%から75%に増大すると、送信タイミングの繰り上げ量が0.0μsから−0.5μsに減少するため、基地局12の実効セル半径は150mだけ縮小する(図5の右側参照)。その結果、それまで基地局12に接続していた移動局14の一部がセル外に追い出され、基地局12の通信負荷は減少することになる。
逆に、基地局12の通信負荷が25%から10%に減少すると、送信タイミングの繰り上げ量が+0.5μsから+1.0μsに増大するため、基地局12の実効セル半径は150mだけ拡大する(図5の右側参照)。その結果、それまで基地局12のセル外にあった移動局14がセル内に引き込まれ、基地局12の通信負荷は増大することになる。
送信ベースバンド部32は、直並列変換器、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部、並直列変換器、および変調部(図示せず)を含んで構成される。送信ベースバンド部32は、上位レイヤ(図示せず)から入力される接続中の基地局12または接続先となる基地局12宛ての送信データに、1次変調(シンボルマッピング)、直並列変換、2次変調(逆高速フーリエ変換)、CPの付加、並直列変換などを施し、得られたデジタル信号を送信RF部34に出力する。
送信RF部34は、電力増幅器、周波数変換器、帯域通過フィルタ、およびD/A変換器を含んで構成される。送信RF部34は、送信ベースバンド部32から入力されるデジタル信号を、アナログ信号に変換した後、無線信号にアップコンバートし、電力増幅器で送信出力レベルまで増幅してから、アンテナ20に供給する。
次に、図6に基づいて、基地局12の動作の一例を説明する。図6は、基地局12の送信タイミング制御処理の一例を示す図である。
図6に示すように、基地局12は、常時または定期的に、自局の通信負荷が変化したか否かを監視している(S100)。ここで、自局の通信負荷が変化すると(S100:Y)、基地局12は、図5に示すように、その通信負荷に基づいて、移動局14宛ての無線信号の送信タイミングを決定する(S102)。すなわち、基地局12は、自局の通信負荷の増大に応じて、移動局14宛ての無線信号の送信タイミングを遅らせ、逆に、自局の通信負荷の減少に応じて、移動局14宛ての無線信号の送信タイミングを早める。
そして、基地局12は、S102で決定された送信タイミングで移動局14宛ての無線信号(BCCH、PCH、通信信号など)を送信する(S104)。これにより、基地局12の通信負荷が高い場合(基地局12のキャパシティに余裕がない場合)には、基地局12の実効セルが縮小し、逆に、基地局12の通信負荷が低い場合(基地局12のキャパシティに余裕がある場合)には、基地局12の実効セルが拡大するようになる。
以上説明した移動通信システム10によれば、各基地局12が、自局の通信負荷に応じて、移動局14宛ての無線信号の送信タイミングを制御することにより、自局の実効セルを拡大または縮小する。このため、各基地局12は、自局に接続している移動局14にハンドオーバを指示することなく、通信負荷を分散することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
たとえば、本発明は、OFDMA方式およびTDMA/TDD方式を採用する移動通信システムに限らず、通信負荷の偏りが問題視される移動通信システム全般に広く適用可能である。
10 移動通信システム、12 基地局、14 移動局、16 セル、20 アンテナ、22 受信RF部、24 受信ベースバンド部、26 通信負荷検出部、28 記憶部、30 送信タイミング制御部、32 送信ベースバンド部、34 送信RF部。

Claims (7)

  1. 自局の通信負荷を検出する検出手段と、
    自局を含む周辺基地局から送信される無線信号の伝搬遅延時間に基づいてハンドオーバを行うか通信を終了する移動局であり自局に接続中の1以上の移動局に対して、前記無線信号を送信する送信手段と、
    前記検出手段により検出される通信負荷に応じて、前記自局に接続中の移動局に対する前記送信手段による前記無線信号の送信タイミングを制御する制御手段と、
    を含むことを特徴とする基地局。
  2. 請求項1に記載の基地局において、
    記周辺基地局から送信される前記無線信号の伝搬遅延時間のうち、該伝搬遅延時間が所定時間以下で該伝搬遅延時間が最も短い基地局を前記ハンドオーバの接続先として選択する前記移動局に対し、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出される通信負荷の増大に応じて、前記送信手段による前記無線信号の送信タイミングを遅らせる、
    ことを特徴とする基地局。
  3. 請求項2に記載の基地局において、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出される通信負荷の減少に応じて、前記送信手段による前記無線信号の送信タイミングを早める、
    ことを特徴とする基地局。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の基地局において、
    前記検出手段は、自局に接続している移動局の数に基づいて、自局の通信負荷を検出する、
    ことを特徴とする基地局。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の基地局において、
    前記検出手段は、自局が使用している無線リソースの量に基づいて、自局の通信負荷を検出する、
    ことを特徴とする基地局。
  6. 複数の移動局と複数の基地局とを含む移動通信システムであって、
    前記複数の移動局のそれぞれは、周辺基地局から送信される無線信号の伝搬遅延時間に基づいてハンドオーバを行うか通信を終了し、
    前記複数の基地局のそれぞれは、
    自局の通信負荷を検出する検出手段と、
    前記複数の移動局のうち自局に接続中の1以上に対して、無線信号を送信する送信手段と、
    前記検出手段により検出される通信負荷に応じて、前記自局に接続中の移動局に対する前記送信手段による前記無線信号の送信タイミングを制御する制御手段と、
    を含む、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  7. 基地局の通信負荷を検出するステップと、
    前記基地局が、自局を含む周辺基地局から送信される無線信号の伝搬遅延時間に基づいてハンドオーバを行うか通信を終了する移動局であり自局に接続中の1以上の移動局に対して、前記無線信号を送信するステップと、
    前記検出される通信負荷に応じて、前記基地局に接続中の移動局に対する前記基地局による前記無線信号の送信タイミングを制御するステップと、
    を含むことを特徴とする通信負荷分散方法。
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