JP5378164B2 - 移動局およびそのハンドオーバ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動局およびそのハンドオーバ方法に関する。
移動通信システムでは、セル間の移動や通信品質の劣化などに伴って、移動局が、ある基地局から別の基地局に接続先を切り替えるハンドオーバを行うことがある。ハンドオーバの中でも、アプリケーションの通信状態を維持したまま接続先をスムーズに切り替えることができるものは、特にシームレスハンドオーバと呼ばれる。
たとえば、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)方式およびTDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Duplex:時分割多元接続/時分割複信)方式を採用するXGP(eXtended Global Platform)でも、シームレスハンドオーバが規定されている(非特許文献1参照)。
"ARIB STD-T95 Version 1.2「OFDMA/TDMA TDD Broadband Wireless Access System (Next Generation PHS)」"、平成21年3月18日、社団法人電波産業会
しかしながら、上記XGPのような移動通信システムでは、干渉回避を目的として、近接する基地局に異なる使用周波数帯を設定する場合がある。この場合、使用可能な周波数帯幅の限られた移動局が、ハンドオーバ先となる基地局をサーチするために、接続中の基地局の使用周波数帯とは異なる周波数帯に自局の使用周波数帯を変更すると、接続中の基地局から割り当てられている無線チャネル(制御チャネル、通信チャネルなど)が一時的に解放されるため、その間データ通信が途切れてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、異なる周波数帯を使用する基地局間のシームレスハンドオーバを実現することができる移動局およびそのハンドオーバ方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る移動局は、時分割多元接続方式により、第1の周波数帯を使用する第1の基地局と少なくとも制御チャネルを介して通信する移動局であって、所定周期のフレーム内に規定された複数のタイムスロットのうち、前記制御チャネルのタイムスロットとは異なるタイムスロットの1つをサーチ対象スロットとして選択するスロット選択手段と、前記スロット選択手段により選択されたサーチ対象スロットにおける前記移動局の使用周波数帯を、前記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯にシフトする周波数帯シフト手段と、前記サーチ対象スロットにおける前記移動局の使用周波数帯がシフトされた後に、前記第2の周波数帯を使用する第2の基地局から、該第2の周波数帯内に予め規定され該サーチ対象スロットに属する共通チャネルを介して、周期的に送信される報知信号の検出を試みる基地局サーチ手段と、前記基地局サーチ手段により前記報知信号が検出された場合に、前記サーチ対象スロットにおいて前記第2の基地局との接続を確立する手段と、を含み、前記周波数帯シフト手段は、前記第2の基地局との接続が確立された後に、前記移動局の使用周波数帯を前記第2の周波数帯にシフトする、ことを特徴とする。
本発明では、移動局が第1の周波数帯を使用する第1の基地局から第2の周波数帯を使用する他の基地局にハンドオーバを行う際、移動局の使用周波数帯を第1の周波数帯から第2の周波数帯に直に切り替えるのではなく、少なくとも2段階で切り替える。
すなわち、本発明では、まず、少なくとも制御チャネルを介して第1の基地局と通信している移動局が、制御チャネルのタイムスロットとは異なるタイムスロットの1つをサーチ対象スロットとして選択する。そして、移動局は、選択されたサーチ対象スロットにおける自局の使用周波数帯を、第1の周波数帯から第2の周波数帯にシフトする。
その後、移動局は、第2の周波数帯を使用する第2の基地局から、第2の周波数帯内に予め規定されサーチ対象スロットに属する共通チャネルを介して、周期的に送信される報知信号の検出を試みる(新たな接続先となる基地局のサーチ)。ここで報知信号が検出されると、移動局は、そのサーチ対象スロットにおいて第2の基地局との接続を確立する。
この時点では、サーチ対象スロット以外のタイムスロット(制御チャネルのタイムスロットを含む)における移動局の使用周波数帯が、依然として第1の周波数帯にある。このため、移動局は、接続先となる第2の基地局のサーチ中および第2の基地局との接続確立中も、少なくとも制御チャネルを介してデータ通信を維持することができる。
第2の基地局との接続が確立されると、移動局は、自局の使用周波数帯を第2の周波数帯に完全にシフトする。その後、移動局は、第1の基地局との接続を切断するとともに、第2の基地局から割り当てられる無線チャネル(制御チャネル、通信チャネルなど)を介してデータ通信を継続する。こうして、移動局は、データ通信を途切れさせることなく、第1の基地局から第2の基地局へのハンドオーバを完了する。
このように、本発明によれば、異なる周波数帯を使用する基地局間のシームレスハンドオーバを実現することができる。
また、本発明の一態様では、前記スロット選択手段は、前記基地局サーチ手段により前記報知信号が検出されない場合に、前記制御チャネルのタイムスロットとは異なるタイムスロットの他の1つを次のサーチ対象スロットとして新たに選択してもよい。
この態様によれば、移動局がより多くのタイムスロットで基地局をサーチするため、接続先となる基地局が検出されやすくなる。
また、本発明の一態様では、前記移動局は、前記基地局サーチ手段により前記報知信号が検出されない場合に、前記第1の基地局に制御チャネルの切り替えを要求する切替要求手段、をさらに含み、前記スロット選択手段は、前記制御チャネルの切替要求に応じて前記第1の基地局が前記制御チャネルのタイムスロットを変更した場合に、前記制御チャネルが切り替え前に属していたタイムスロットを次のサーチ対象スロットとして新たに選択してもよい。
この態様によっても、移動局がより多くのタイムスロットで基地局をサーチするため、接続先となる基地局が検出されやすくなる。
また、本発明の一態様では、前記スロット選択手段は、前記複数のタイムスロットの中で最後に、前記制御チャネルが切り替え前に属していたタイムスロットをサーチ対象スロットとして選択してもよい。
この態様によれば、移動局が制御チャネルの切り替えを要求する前に、接続先となる基地局が検出されやすくなる。
また、本発明の一態様では、前記スロット選択手段は、前記移動局と前記第1の基地局との間のタイムスロット当たりの通信スループットが低い順に、前記制御チャネルのタイムスロットとは異なるタイムスロットをサーチ対象スロットとして選択してもよい。
この態様によれば、ハンドオーバによる通信スループットの低下を最小化することができる。
また、本発明に係るハンドオーバ方法は、時分割多元接続方式により、第1の周波数帯を使用する第1の基地局と少なくとも制御チャネルを介して通信する移動局のハンドオーバ方法であって、所定周期のフレーム内に規定された複数のタイムスロットのうち、前記制御チャネルのタイムスロットとは異なるタイムスロットの1つをサーチ対象スロットとして選択するステップと、前記選択されたサーチ対象スロットにおける前記移動局の使用周波数帯を、前記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯にシフトするステップと、前記サーチ対象スロットにおける前記移動局の使用周波数帯がシフトされた後に、前記第2の周波数帯を使用する第2の基地局から、該第2の周波数帯内に予め規定され該サーチ対象スロットに属する共通チャネルを介して、周期的に送信される報知信号の検出を試みるステップと、前記共通チャネルを介して前記報知信号が検出された場合に、前記サーチ対象スロットにおいて前記第2の基地局との接続を確立するステップと、前記第2の基地局との接続が確立された後に、前記移動局の使用周波数帯を前記第2の周波数帯にシフトするステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。 本実施形態に係る移動通信システムにおける無線チャネル構成を示す図である。 本実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。 本実施形態に係るハンドオーバ動作の一例を示すフロー図である。 接続中の基地局の使用周波数帯fc4と、移動局の使用周波数帯と、接続中の基地局が移動局に割り当てているPRU(ANCH1,EXCH)と、の関係の一例を示す図である。 図5に示す例における、タイムスロットのサーチ優先順位を示す図である。 図5に示す状態から、周波数帯fc2にシフトされたSlot3における移動局の使用周波数帯を示す図である。 図5に示す状態から、周波数帯fc2にシフトされたSlot2における移動局の使用周波数帯を示す図である。 図8に示す状態から、接続先の基地局が移動局に割り当てたPRU(ANCH2)を示す図である。 図8に示す状態において移動局と接続先の基地局との接続が確立された後、接続先の基地局の使用周波数帯fc2に完全にシフトされた移動局の使用周波数帯を示す図である。 図5に示す状態から、移動局からのANCHの切替要求に応じて、接続中の基地局が新たに割り当てたANCH1を示す図である。 図5に示す状態から、周波数帯fc2にシフトされたSlot1における移動局の使用周波数帯を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る移動通信システム10の構成を示す図である。図1に示すように、移動通信システム10は、複数の移動局12(ここでは1つのみを示す)と、複数の基地局14(ここでは近接する基地局14−1〜14−4のみを示す)と、を含んで構成される。ここでは、基地局14−4のセル16−4が、基地局14−1のセル16−1と、基地局14−2のセル16−2と、基地局14−3のセル16−3と、それぞれ一部重複しているものとする。
各基地局14は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)方式およびTDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Duplex:時分割多元接続/時分割複信)方式により、自局のセル16内に位置する移動局12のそれぞれと無線通信を行う。
図2は、移動通信システム10における無線チャネル構成を示す図である(縦軸:周波数、横軸:時間)。同図に示すように、移動通信システム10では、所定周期(ここでは5ms)のTDMAフレームが上りサブフレーム(2.5ms)と下りサブフレーム(2.5ms)とに区分され、さらに各サブフレームがそれぞれ複数のタイムスロット(ここではSlot1〜Slot4)に均等に区分されている。また、所定の周波数帯域に複数のOFDMAサブチャネル(ここではSch1〜Sch31)が規定されている。基地局14が移動局12に割り当てる無線チャネルの最小単位はPRU(Physical Resource Unit)と呼ばれ、各PRUは、タイムスロット(Slot1〜Slot4)のいずれかと、サブチャネル(Sch1〜Sch31)のいずれかと、に属する。なお、上りサブフレームおよび下りサブフレームともに、各PRUが、たとえば1から始まる連続するPRU番号(1,2,3,・・・)で識別されるよう定められており、PRU番号の同じPRUは上下ペアで使用されることになっている。つまり、PRUは上下対称に割り当てられるように規定されている。
移動通信システム10では、干渉回避を目的として、近接する基地局14に異なる使用周波数帯が設定されている。ここでは、図1,2に示すように、基地局14−1の使用周波数帯としてfc1(Sch1〜Sch7:幅6.3MHz)が設定され、基地局14−2の使用周波数帯としてfc2(Sch7〜Sch15:幅8.1MHz)が設定され、基地局14−3の使用周波数帯としてfc3(Sch15〜Sch23:幅8.1MHz)が設定され、基地局14−4の使用周波数帯としてfc4(Sch23〜Sch31:幅8.1MHz)が設定されているものとする。
このうち、Sch1,Sch7,Sch15,Sch23,Sch31は、1以上の移動局12に共用されるCCH(Common Channel:共通チャネル)として規定されている。これは、CCHにおける受信利得が増大するよう、各基地局14の使用周波数帯にCCH用のサブチャネルを2つずつ配置する「デュアルCCH」と呼ばれる無線チャネル構成である。このため、基地局14−1の使用周波数帯fc1と基地局14−2の使用周波数帯fc2とは、CCHとして規定されたSch7で重複している。同様に、基地局14−2の使用周波数帯fc2と基地局14−3の使用周波数帯fc3とは、CCHとして規定されたSch15で重複し、基地局14−3の使用周波数帯fc3と基地局14−4の使用周波数帯fc4とは、CCHとして規定されたSch23で重複している。
なお、移動通信システム10では、各基地局14に対して、20フレーム(100ms)に1フレームの周期で、CCHの送受信タイミングが割り当てられている。すなわち、各基地局14は、20フレーム周期で到来する自局のCCH送受信タイミングで、自局のセル16内に位置する1以上の移動局12と各種制御信号を送受信する。なお、CCHを介して送受される制御情報には、下り専用のBCCH(Broadcasting Control Channel:報知制御チャネル、報知信号の1つ)とPCH(Paging Channel:一斉呼出チャネル)、接続要求信号の送信に使用される上り専用のTCCH(Timing Correct Channel:タイミング補正チャネル)、および双方向用のSCCH(Signaling Control Channel:共通双方向制御チャネル)などがある。
一方、Sch2〜Sch6,Sch8〜Sch14,Sch16〜Sch22,Sch24〜Sch30に属するPRUは、各移動局12に個別に割り当てられるICH(Individual Channel:個別チャネル)として用いられる。ICHには、各移動局12に個別制御チャネルとして原則1つ割り当てられ主に制御情報の伝送に用いられるANCH(Anchor Channel)、各移動局12に通信チャネルとして1つ以上割り当てられ主に通信データの伝送に用いられるEXCH(Extra Channel)などが含まれる。なお、基地局14は、移動局12にICHとして割り当てるPRU(特にEXCH)を1フレームまたは複数フレームごとに変更することができる。
また、移動局12の使用可能な周波数帯幅は、基地局14−2〜14−4の使用周波数帯幅と同じ9サブチャネル分の周波数帯幅(8.1MHz)に限られている。このため、移動局12が基地局14−4と接続する場合、移動局12の使用周波数は基地局14−4の使用周波数帯fc4に設定される。同様に、移動局12が基地局14−1,14−2,14−3と接続する場合、移動局12の使用周波数は周波数帯fc1,fc2,fc3にそれぞれ設定される。
ただし、移動通信システム10では、たとえば移動局12が周波数帯fc4を使用する基地局14−4から周波数帯fc2を使用する基地局14−2にハンドオーバを行う際に、移動局12の使用周波数帯をfc4からfc2に直に切り替えるのではなく、少なくとも2段階で切り替える。
たとえば、周波数帯fc4を使用する基地局14−4と通信している場合、移動局12は、まず、新たな接続先(ハンドオーバ先)となる基地局14をサーチするために、あるタイムスロット(基地局14−4との通信に使用されている制御チャネルのタイムスロットとは異なるタイムスロット)における自局の使用周波数帯をfc1〜fc3の少なくとも1つにシフトする。その後、移動局12は、サーチにより検出された基地局14(たとえば基地局14−2)との接続を確立し、基地局14−4との接続を切断した後に、自局の使用周波数帯をfc2に完全にシフトする。これにより、移動局12は、異なる周波数帯を使用する基地局14間でシームレスなハンドオーバを行うことができる。
以下では、図3に基づいて、シームレスハンドオーバを実現するために移動局12が備える構成を具体的に説明する。
図3は、移動局12の機能ブロック図である。図3に示すように、移動局12は、アンテナ20、無線通信部22、ベースバンド部24、信号処理部26、および制御部28(メッセージ解析部30、ハンドオーバ制御部32、スロット選択部34、周波数帯シフト部36、基地局サーチ部38、メッセージ生成部40)を含んで構成される。
アンテナ20は、基地局14から無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部>22に出力する。また、アンテナ20は、無線通信部22から供給される無線信号を基地局14に対して送信する。
無線通信部22は、低雑音増幅器、電力増幅器、周波数変換器、帯域通過フィルタ、A/D変換器、およびD/A変換器を含んで構成される。無線通信部22は、アンテナ20から入力される無線信号を低雑音増幅器で増幅した後、中間周波数信号にダウンコンバートし、さらにディジタル信号に変換してから、ベースバンド部24に出力する。また、無線通信部22は、ベースバンド部24から入力されるディジタル信号をアナログ信号に変換した後、無線信号にアップコンバートし、電力増幅器で送信出力レベルまで増幅してから、アンテナ20に供給する。
なお、無線通信部22の周波数変換器は、後述する制御部28(周波数帯シフト部36)の指示に従って、ダウンコンバート対象信号またはアップコンバート対象信号に乗じる基準周波数を変更することにより、移動局12の使用周波数帯を切り替える。
ベースバンド部24は、FFT(Fast Fourier Transform)部、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部、直並列変換器、および並直列変換器を含んで構成される。ベースバンド部24は、無線通信部22から入力されるディジタル信号に、直並列変換、GI(Guard Interval)の除去、高速フーリエ変換、並直列変換などを施し、得られた複素シンボル列を信号処理部26に出力する。また、ベースバンド部24は、信号処理部26から入力される複素シンボル列に、直並列変換、逆高速フーリエ変換、GIの付加、並直列変換などを施し、得られたディジタル信号を無線通信部22に出力する。
信号処理部26は、たとえばDSP(Digital Signal Processor)で構成される。信号処理部26は、ベースバンド部24から入力される複素シンボル列に対して、復調、復号、誤り検出などを施し、得られた受信データを制御部28に出力する。また、信号処理部26は、制御部28から入力される送信データや基地局14宛てのメッセージに対して、誤り検出符号の付加、符号化、変調などを施し、得られた複素シンボル列をベースバンド部24に出力する。
制御部28は、たとえばCPUおよびCPUの動作を制御するプログラムで構成され、移動局12の各部を制御する。特に、制御部28は、メッセージ解析部30、ハンドオーバ制御部32、スロット選択部34、周波数帯シフト部36、基地局サーチ部38、およびメッセージ生成部40を機能的に含み、移動局12のハンドオーバ動作の制御などを行う。
メッセージ解析部30は、信号処理部26から入力される受信データより基地局14からの各種メッセージを抽出し、そのメッセージの内容を解析する。たとえば、メッセージ解析部30は、受信データより基地局14からのLCH(Link Channel)割当応答メッセージを取得し、そのLCH割当応答メッセージからANCH(個別制御チャネル)として移動局12に割り当てられたPRUの番号(ANCHのタイムスロットおよびサブチャネルを識別するための情報)などを取得する。なお、受信データより抽出される基地局14からメッセージには、LCH割当応答メッセージの他に、LCH再割当応答メッセージ、リンク設定応答メッセージ、機能拡張応答メッセージ、接続応答メッセージ、ANCH/CSCH切替指示メッセージなどがある。
ハンドオーバ制御部32は、移動局12のハンドオーバ動作を制御する。たとえば、移動局12が基地局14−4から基地局14−2にハンドオーバを行う場合、ハンドオーバ制御部32は、基地局14−2へのLCH割当要求、移動局12の使用周波数帯のシフト、基地局14−2との接続確立、基地局14−4との接続切断、などを行うよう、移動局12の各部に指示する。
スロット選択部34は、基地局14と通信している移動局12がハンドオーバを行う際、ハンドオーバ制御部32の指示に従って、TDMAフレーム内に規定された4つのタイムスロットSlot1〜Slot4のうち、基地局14から個別制御チャネルとして割り当てられているPRU(ANCH)のタイムスロットとは異なるタイムスロットの1つをサーチ対象スロットとして選択する。そして、スロット選択部34は、選択されたサーチ対象スロットをハンドオーバ制御部32に通知する。その後、選択されたサーチ対象スロットに属するCCHで基地局サーチを行ってもBCCHが検出されない場合(ハンドオーバ先が検出されない場合)、スロット選択部34は、ANCHのタイムスロットとは異なるタイムスロットの他の1つを次のサーチ対象スロットとして新たに選択し、選択されたサーチ対象スロットをハンドオーバ制御部32に通知する。
ここで、スロット選択部34は、移動局12と基地局14との間のタイムスロット当たりの通信スループットが低い順に、サーチ対象スロットを選択してもよい。こうすれば、ハンドオーバによる通信スループットの低下を最小化することができる。
なお、ANCHのタイムスロットとは異なるタイムスロットに属するCCHのすべてでBCCHが検出されない場合、ハンドオーバ制御部32は、基地局14にANCHの切り替えを要求する。これに応じて基地局14がANCHのタイムスロットを変更した場合、スロット選択部34は、ANCHが切り替え前に属していたタイムスロットを次のサーチ対象スロットとして新たに選択してもよい。
周波数帯シフト部36は、移動局12がハンドオーバを行う際、ハンドオーバ制御部32の指示に従って、移動局12の使用周波数帯がシフトするよう、無線通信部22に周波数変換器の基準周波数を変更させる。
たとえば、移動局12が周波数帯fc4を使用する基地局14−4と通信している場合、周波数帯シフト部36は、まず、スロット選択部34が選択したサーチ対象スロットにおける移動局12の使用周波数帯が周波数帯fc3,fc2,fc1(順不同)に順次シフトするよう、無線通信部22に周波数変換器の基準周波数を変更させる。ここで、サーチ対象スロットにおける移動局12の使用周波数帯が周波数帯fc2にシフトしたときに基地局14−2からのBCCHが検出されると(ハンドオーバ先として基地局14−2が検出されると)、周波数帯シフト部36は、移動局12と基地局14−2との接続が確立された後に、移動局12の使用周波数帯を基地局14−2の使用周波数帯f2に完全にシフトする。
一方、スロット選択部34が選択したサーチ対象スロットに属するCCHでBCCHが検出されない場合、周波数帯シフト部36は、サーチ対象スロットにおける移動局12の使用周波数帯を周波数帯fc4に戻す。次に、周波数帯シフト部36は、スロット選択部34が新たに選択したサーチ対象スロットにおいて、同様に、移動局12の使用周波数帯を周波数帯fc3,fc2,fc1(順不同)に順次シフトする。
基地局サーチ部38は、サーチ対象スロットにおける移動局12の使用周波数帯がシフトされた後、ハンドオーバ制御部32の指示に従って、そのサーチ対象スロットに属するCCHを介して周期的に送信されるBCCHの検出を試みる。そして、基地局サーチ部38は、BCCHの検出有無をハンドオーバ制御部32に通知する。
メッセージ生成部40は、基地局14宛てのメッセージを生成し、そのメッセージを信号処理部26に出力する。基地局14宛てのメッセージには、LCH割当要求メッセージ、LCH再割当要求メッセージ、リンク設定要求メッセージ、機能拡張要求メッセージ、接続要求メッセージ、ANCH/CSCH切替要求メッセージ、ANCH/CSCH切替確認メッセージなどがある。
次に、図4〜12に基づいて、移動局12が周波数帯fc4を使用する基地局14−4から周波数帯fc2を使用する基地局14−2にハンドオーバを行う際の、移動局12の動作を具体的に説明する。
図4は、移動局12のハンドオーバ動作の一例を示すフロー図である。ここでは、ハンドオーバ前に、接続中の基地局14−4の使用周波数帯fc4と、移動局12の使用周波数帯と、基地局14−4が移動局12に割り当てているPRU(ANCH,EXCH)と、が図5に示す関係にあるものとする。なお、図5〜図12における網掛け部分は、それぞれ移動局12の使用周波数帯を示している。また、図5〜9,11,12では、基地局14−4が移動局12にANCHとして割り当てているPRUをANCH1と表記している。
図4に示すように、移動局12は、ハンドオーバを開始する際にまず、Slot1〜Slot4それぞれのサーチ優先順位を決定する(S100)。ここでは、図5に示すように、Slot1では1つのANCH1(個別制御チャネル)と2つのEXCH(通信チャネル)が移動局12に割り当てられ、Slot2では4つのEXCHが割り当てられ、Slot3では3つのEXCHが割り当てられ、Slot4では5つのEXCHが割り当てられている。
そこで、移動局12は、図6に示すように、ANCH1のタイムスロットであるSlot1のサーチ優先順位を「4」、つまり最後とする。一方、Slot1〜Slot3については、移動局12と基地局14−4との間のタイムスロット当たりの通信スループットが低い順に、サーチ優先順位を付与する。これは、ハンドオーバによる通信スループットの低下を最小化するためである。ここで、EXCH当たりの通信スループットがすべて同じであると仮定すれば、図6に示すように、EXCHの数が最も少ないSlot3のサーチ優先順位が「1」に、EXCHの数が次に少ないSlot2のサーチ優先順位が「2」に、EXCHの数が最も多いSlot4のサーチ優先順位が「3」となる。
サーチ優先順位が決定されると、図4に示すように、移動局12は、サーチ優先順位「1」のタイムスロットから順に、接続先となる基地局のオープンサーチを行う。そこで、移動局12は、サーチ対象スロットの優先順位を格納する変数kの値を「1」に初期化する(S102)。次に、移動局12は、サーチ対象スロット(サーチ優先順位kのタイムスロット)がANCH1のタイムスロット(ここではSlot1)と同じであるか否かを判定する(S104)。
ここで、サーチ対象スロットがANCH1のタイムスロットと異なる場合(S104:N)、移動局12は、サーチ優先順位kのタイムスロットで基地局のオープンサーチを行う(S106)。
S104において「k=1」であれば、サーチ対象スロットはSlot3となる(図6参照)。この場合、サーチ対象スロット(Slot3)はANCH1のタイムスロット(Slot1)と異なるため(S104:N)、移動局12は、Slot3で割り当てられている3つのEXCHをすべて解放するとともに、Slot3における自局の使用周波数帯をfc3,fc2,fc1に順次シフトする。そして、たとえば図7に示すように、Slot3における自局の使用周波数帯が周波数帯fc2にシフトされた場合、移動局12は、周波数帯fc2を使用する基地局14から、Sch7とSlot3とに属するCCH(太線枠内参照)を介して周期的に送信されるBCCHの検出を試みる(fc1,fc3についても同様)。これが、サーチ優先順位「1」のタイムスロット(Slot3)におけるオープンサーチ(S106)である。
このオープンサーチでBCCHが検出されなかった場合、すなわち接続先となる基地局が見つからなかった場合(S108:N)、移動局12は、Slot3における自局の使用周波数帯を周波数帯fc4に戻すとともに(図5参照)、変数kに「1」を加算し「k=2」とした上で(S110:N,S112)、S104の処理を実行する。
S104において「k=2」であれば、サーチ対象スロットはSlot2となる(図6参照)。この場合、サーチ対象スロット(Slot2)はANCH1のタイムスロット(Slot1)と異なるため(S104:N)、移動局12は、Slot2で割り当てられている4つのEXCHをすべて解放するとともに、Slot2における自局の使用周波数帯をfc3,fc2,fc1に順次シフトする。そして、たとえば図8に示すように、Slot2における自局の使用周波数帯が周波数帯fc2にシフトされた場合、移動局12は、周波数帯fc2を使用する基地局14から、Sch7とSlot2とに属するCCH(太線枠内参照)を介して周期的に送信されるBCCHの検出を試みる(fc1,fc3についても同様)。これが、サーチ優先順位「2」のタイムスロット(Slot2)におけるオープンサーチ(S106)である。
このオープンサーチでBCCHが検出された場合、すなわち接続先となる基地局14(ここでは基地局14−2とする)が見つかった場合(S108:Y)、移動局12は、接続先となる基地局14−2にハンドオーバする(S114)。
具体的には、移動局12は、Sch7とSlot2とに属するCCH(図8の太線枠内参照)を介して、接続先の基地局14−2にLCH割当要求メッセージを送信する。基地局14−2は、移動局12からのLCH割当要求メッセージに応じて、その移動局12にANCHとして割り当てるPRU(ANCH2)を決定する(図9参照)。このANCH2は、基地局14−2で検出される回線品質値やPRUの空き状況などに基づいて決定される。次に、移動局12は、基地局14−2から通知されるANCH2を介して、リンク設定要求メッセージ、リンク設定応答メッセージ、機能拡張要求メッセージ、機能拡張応答メッセージ、接続要求メッセージ、および接続応答メッセージをANCH2を送受することにより、基地局14−2との接続を確立する。この時点では、サーチ対象スロット(Slot2)における移動局12の使用周波数帯がfc2にあるものの、サーチ対象スロット以外のタイムスロット(Slot1,3,4)における移動局12の使用周波数帯は依然としてfc4にある(図9参照)。このため、移動局12は、S100〜S114の間も、Slot1,3,4で割り当てられているANCH1およびEXCHを介して、データ通信を維持することができる。基地局14−2との接続が確立されると、移動局12は、ANCH1を介して基地局14−4との接続を切断する。これにより、移動局12にANCH1およびEXCHとして割り当てられていたPRUがすべて解放される。続いて、移動局12は、自局の使用周波数帯を基地局14−2の使用周波数帯であるfc2に完全にシフトする(図10参照)。その後、移動局12は、ANCH2および基地局14−2から新たに割り当てられるEXCHを介してデータ通信を継続する。こうして、移動局12は、データ通信を途切れさせることなく、すなわちシームレスに、基地局14−4から基地局14−2へのハンドオーバを完了する。
これに対して、サーチ優先順位「2」(k=2)のタイムスロット(Slot2)におけるオープンサーチ(S106)でも接続先となる基地局14が見つからなかった場合(S108:N)、移動局12は、Slot2における自局の使用周波数帯を周波数帯fc4に戻すとともに(図5参照)、変数kに「1」を加算し「k=3」とした上で(S110:N,S112)、S104の処理を実行する。
さらに、サーチ優先順位「3」(k=3)のタイムスロット(Slot4)におけるオープンサーチ(S106)によっても接続先となる基地局14が見つからなかった場合(S108:N)、移動局12は、Slot4における自局の使用周波数帯を周波数帯fc4に戻すとともに(図5参照)、変数kに「1」を加算し「k=4」とした上で(S110:N,S112)、S104の処理を実行する。
S104において「k=4」であれば、サーチ対象スロットはSlot1となる(図6参照)。この場合、サーチ対象スロット(Slot1)はANCH1のタイムスロット(Slot1)と同じであるため(S104:Y)、移動局12は、接続中の基地局14−4にANCHの切り替えを要求する(S116)。
すなわち、移動局12は、ANCH1を介して、基地局14−4にANCH/CSCH切替要求メッセージを送信する。基地局14−4は、移動局12からのANCH/CSCH切替要求メッセージに応じて、その移動局12に割り当てられているANCH1とは異なる新たなANCH1を周波数帯fc4に属するSch24〜Sch30の中から決定する。このANCH1は、基地局14−4で検出される回線品質値、PRUの空き状況などに基づいて決定される。その後、基地局14−4は、移動局12に割り当てられているANCH1を介して、新たに決定されたANCH1のPRU番号を含むANCH/CSCH切替応答メッセージを移動局12に送信する。なお、ここでは、Sch26とSlot3とに属するPRUが新たなANCH1として決定されたものとする(図11参照)。
基地局14−4がANCH1の切り替えに成功すると(S118:Y)、すなわち基地局14−4がANCH1のタイムスロットを変更すると、移動局12は、サーチ優先順位「4」(k=4)のタイムスロット(Slot1)で基地局のオープンサーチを行う(S106)。すなわち、移動局12は、Slot1で割り当てられている2つのEXCHをすべて解放するとともに、Slot1における自局の使用周波数帯をfc3,fc2,fc1に順次シフトする。そして、たとえば図12に示すように、Slot1における自局の使用周波数帯が周波数帯fc2にシフトされた場合、移動局12は、周波数帯fc2を使用する基地局14から、Sch7とSlot1とに属するCCH(太線枠内参照)を介して周期的に送信されるBCCHの検出を試みる(fc1,fc3についても同様)。
このオープンサーチで接続先となる基地局14が見つかった場合(S108:Y)、移動局12は、その基地局14に対してハンドオーバを行う(S114)。一方、このオープンサーチによっても接続先となる基地局14が見つからなかった場合(S108:N)、「k=4」であるため(S110:Y)、移動局12は、他の基地局14へのハンドオーバを断念し、接続中の基地局14−4へのハンドオーバおよび基地局14−4との接続切断のいずれかを行う。
以上説明した移動通信システム10によれば、異なる周波数帯を使用する基地局14間のシームレスハンドオーバを実現することができる。
なお、本発明は、上記実施形態1〜3に限定されるものではない。
たとえば、無線チャネル構成は、図2に示す無線チャネル構成とは異なる構成であってもよい。特に、近接する基地局の使用周波数帯は、CCH(共通チャネル)として規定された周波数で互いに重複している必要はなく(デュアルCCHと呼ばれる無線チャネル構成にする必要はなく)、互いに隣接していても、互いに離間していてもよい。
また、本発明は、OFDMA方式およびTDMA/TDD方式を採用する移動通信システムに限らず、第1の周波数帯を使用する第1の基地局と、第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯を使用する第2の基地局と、第1の基地局から第2の基地局にハンドオーバを行う移動局と、を含む移動通信システム全般に適用可能である。
10 移動通信システム、12 移動局、14 基地局、16 セル、20 アンテナ、22 無線通信部、24 ベースバンド部、26 信号処理部、28 制御部、30 メッセージ解析部、32 ハンドオーバ制御部、34 スロット選択部、36 周波数帯シフト部、38 基地局サーチ部、40 メッセージ生成部。

Claims (5)

  1. 時分割多元接続方式により、第1の周波数帯を使用する第1の基地局と少なくとも制御チャネルを介して通信する移動局であって、
    所定周期のフレーム内に規定された複数のタイムスロットのうち、前記制御チャネルのタイムスロットとは異なるタイムスロットの1つをサーチ対象スロットとして選択するスロット選択手段と、
    前記スロット選択手段により選択されたサーチ対象スロットにおける前記移動局の使用周波数帯を、前記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯にシフトする周波数帯シフト手段と、
    前記サーチ対象スロットにおける前記移動局の使用周波数帯がシフトされた後に、前記第2の周波数帯を使用する第2の基地局から、該第2の周波数帯内に予め規定され該サーチ対象スロットに属する共通チャネルを介して、周期的に送信される報知信号の検出を試みる基地局サーチ手段と、
    前記基地局サーチ手段により前記報知信号が検出されない場合に、前記第1の基地局に制御チャネルの切り替えを要求する切替要求手段と、
    前記基地局サーチ手段により前記報知信号が検出された場合に、前記サーチ対象スロットにおいて前記第2の基地局との接続を確立する手段と、
    を含み、
    前記スロット選択手段は、前記制御チャネルの切替要求に応じて前記第1の基地局が前記制御チャネルのタイムスロットを変更した場合に、前記制御チャネルが切り替え前に属していたタイムスロットを次のサーチ対象スロットとして新たに選択し、
    前記周波数帯シフト手段は、前記第2の基地局との接続が確立された後に、前記移動局の使用周波数帯を前記第2の周波数帯にシフトする、
    ことを特徴とする移動局。
  2. 請求項1に記載の移動局において、
    前記スロット選択手段は、前記基地局サーチ手段により前記報知信号が検出されない場合に、前記制御チャネルのタイムスロットとは異なるタイムスロットの他の1つを次のサーチ対象スロットとして新たに選択する、
    ことを特徴とする移動局。
  3. 請求項1または2に記載の移動局において、
    前記スロット選択手段は、前記複数のタイムスロットの中で最後に、前記制御チャネルが切り替え前に属していたタイムスロットをサーチ対象スロットとして選択する、
    ことを特徴とする移動局。
  4. 請求項1からのいずれかに記載の移動局において、
    前記スロット選択手段は、前記移動局と前記第1の基地局との間のタイムスロット当たりの通信スループットが低い順に、前記制御チャネルのタイムスロットとは異なるタイムスロットをサーチ対象スロットとして選択する、
    ことを特徴とする移動局。
  5. 時分割多元接続方式により、第1の周波数帯を使用する第1の基地局と少なくとも制御チャネルを介して通信する移動局のハンドオーバ方法であって、
    所定周期のフレーム内に規定された複数のタイムスロットのうち、前記制御チャネルのタイムスロットとは異なるタイムスロットの1つをサーチ対象スロットとして選択するステップと、
    前記選択されたサーチ対象スロットにおける前記移動局の使用周波数帯を、前記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯にシフトするステップと、
    前記サーチ対象スロットにおける前記移動局の使用周波数帯がシフトされた後に、前記第2の周波数帯を使用する第2の基地局から、該第2の周波数帯内に予め規定され該サーチ対象スロットに属する共通チャネルを介して、周期的に送信される報知信号の検出を試みる基地局サーチステップと、
    前記基地局サーチステップにおいて前記報知信号が検出されない場合に、前記第1の基地局に制御チャネルの切り替えを要求するステップと、
    前記制御チャネルの切替要求に応じて前記第1の基地局が前記制御チャネルのタイムスロットを変更した場合に、前記制御チャネルが切り替え前に属していたタイムスロットを次のサーチ対象スロットとして新たに選択するステップと、
    前記共通チャネルを介して前記報知信号が検出された場合に、前記サーチ対象スロットにおいて前記第2の基地局との接続を確立するステップと、
    前記第2の基地局との接続が確立された後に、前記移動局の使用周波数帯を前記第2の周波数帯にシフトするステップと、
    を含むことを特徴とするハンドオーバ方法。
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