JP5403848B2 - 放射線検出装置及び放射線検出システム - Google Patents

放射線検出装置及び放射線検出システム Download PDF

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Description

本発明は、医療診断機器、非破壊検査機器等に用いられるシンチレータパネル、放射線検出装置、その製造方法、および放射線撮像システムに関し、特に、X線撮影等に用いられるシンチレータパネル、放射線検出装置および放射線撮像システムに関する。なお、本明細書においては、放射線の範疇に、X線、γ線などの電磁波も含むものとして説明する。
近年、少なくとも大面積の平面に形成された光電変換素子の表面に放射線を照射することによって発光する蛍光体層を積層したデジタル放射線検出装置が商品化されている。
これらデジタル放射線検出装置の中でも、高感度で高鮮鋭な装置として、複数のフォトセンサー及びTFT等の電気素子が2次元に配置されている光電変換素子部からなる光検出器(「センサーパネル」とも言う)上に、放射線を光電変換素子で検出可能な光に変換するための蛍光体層を直接形成してなる放射線検出装置(「直接蒸着タイプ」又は「直接タイプ」等とも言う)が知られている。また、複数のフォトセンサー及びTFT(Thin film transistor:薄膜トランジスタ)等の電気素子が2次元に配置されている光電変換素子部からなる光検出器上に、放射線を光電変換素子で検出可能な光に変換するための蛍光体層を支持基板に形成したシンチレータパネルを貼り合わせてなる放射線検出装置(「貼り合わせタイプ」又は「間接タイプ」等とも言う)が知られている。このように、画像情報を有する放射線を蛍光体層などの波長変換体により光電変換素子が感知可能な波長の光に変換し、変換された光を光電変換素子により電気信号に変換してデジタル画像情報を取得するものは、間接変換方式の放射線検出装置と言われている。
また、画像情報を有する放射線を直接、a−Seなどからなる変換素子及びTFT等の電気素子が2次元に配置されている変換素子部からなる検出器により、電気信号に変換してデジタル画像情報を取得する放射線検出装置も知られている。このような放射線検出装置は、直接変換方式の放射線検出装置と言われている。
このような高特性のデジタル放射線検出装置は、光電変換素子部または変換素子部である画素領域が大面積になる。そのため、外部からの放射ノイズや静電気等の影響が増加し、光電変換素子や変換素子、TFTの半導体層への雑音電圧や雑音電流に起因する誤動作や誤信号が発生して、デジタル放射線検出装置の信頼性を著しく低下させる場合があった。
このような外部からの放射ノイズや静電気等の影響を防止するために、特許文献1又は2に開示されている放射線検出装置が知られている。
図7(a)〜(d)に、特許文献1,2に記載された従来の放射線検出装置を示す。図7(a)は、従来の放射線検出装置の概略平面図である。また図7(b)は、図7(a)のA方向から見た従来の放射線検出装置の概略側面図である。また図7(c)は、図7(a)のB−B’における従来の放射線検出装置の概略断面図である。また図7(d)は、従来の放射線検出装置の概略斜視図である。
図7(a)〜(d)において、絶縁性基板101上に複数の光電変換素子部102と配線103が形成されており、上部を保護層104で保護し、これらでセンサーパネル100を構成する。光電変換素子部102は光電変換素子とスイッチ素子を含んで構成されており、光電変換素子部102が2次元状に配置された画素領域を構成している。103−a、103−bは配線103の配線ピッチが変換される引き出し配線部である。配線103は引き出し配線部103−a、電気接続部121、TCP(Tape Carrier Package)122、駆動ICなどの駆動用外部電子回路123を介してPCB(Printed Circuit Board)124に接続されている。また、配線103と異なる方向に配された配線(不図示)は、引き出し配線部103−b、電気接続部121、TCP132、読み出しアンプICなどの読み出し用外部電子回路133を介してPCB134に接続されている。301はセンサーパネル100を支持する支持台(支持体)で、機械的強度の確保のため金属板が好適に用いられる。この支持台301上に接着層305を介してセンサーパネル100が設けられている。PCB124はネジなどの取り付け部材303により支持台301に固定されている。保護層104上には、接着層143によって、シンチレータ140が貼り合わされており、その上部に接着層224を介し、シンチレータ保護部材220が貼り合わされている。シンチレータ140は、GdS:Tb等の粒子状の蛍光体がバインダー樹脂に含有されてなる蛍光体層や、CsI:Tl等の柱状結晶構造を有する蛍光体層などを有して構成される。シンチレータ保護部材220は、シンチレータ保護層221、Al箔などの導電層222、導電層保護層223の積層体により構成される。これらによって放射線検出装置が構成されている。
このような構成の放射線検出装置に対して、図7(c)の上方から照射された放射線がシンチレータ保護部材220を透過し、シンチレータ140で光電変換素子が感知可能な波長領域の光に変換される。変換された光は光電変換素子部102において電気信号に変換され、変換された電気信号は外部回路により読み出されて、入射した画像情報を有する放射線が2次元のデジタル画像信号として取得される。
特許文献1,2に記載された従来の放射線検出装置では、シンチレータ保護部材220の端部が延伸した定電位端子部220−aがネジなどの取り付け部材304によってPCB134を介して支持台301に機械的、電気的に固定されている。このため、シンチレータ保護部材220全体が外部からの放射ノイズや静電気等の影響を防止する電磁シールドとして機能している。
特開平10−341013号公報 特開2004−226313号公報
しかしながら、従来の放射線検出装置の電磁シールドを構成する定電位端子部220−aにおいて、図7(a),(b),(d)に示すような、定電位端子部220−aとTCP122、132、外部電子回路123、133などの電子部品を覆うように設けられていると、TCP122、132もしくは外部電子回路123、133の配線との間に容量を形成する。このように容量が形成されると、例えば冷却ファンの風や放射線検出装置の振動による定電位端子部220−aの振動により、形成された容量が容量変動を起こし、誤動作や誤信号が発生する恐れがあった。特に、読み出し回路であるTCP132、読み出し用外部電子回路133などを覆うように設けられていると、読み出される電気信号にノイズが発生し、正確な画像情報が得られなくなる恐れがあった。
本発明に係る放射線検出装置は、絶縁性基板と、それぞれが光電変換素子を有する複数の画素を有して前記絶縁性基板の第1表面上に配置された画素領域と、それぞれが第1方向の複数の画素に接続された第1配線を複数有する複数の第1配線群と、それぞれが前記第1方向と異なる第2方向の複数の画素に接続された第2配線を複数有する複数の第2配線群と、を有するセンサーパネルと、それぞれが、前記第1方向と略平行な前記センサーパネルの第1辺に配置され、前記画素を駆動するために前記複数の第1配線群のいずれかに接続された駆動用電子回路を有する複数の第1外部配線部と、それぞれが、前記第1辺と隣り合って且つ前記第2方向と略平行な前記センサーパネルの第2辺に配置され、前記画素からの電気信号を読み出すために前記複数の第2配線群のいずれかに接続された読み出し用電子回路を有する複数の第2外部配線部と、前記画素領域に応じて前記センサーパネルの前記第1表面側に配置された、放射線を前記光電変換素子が感知可能な光に波長変換するシンチレータと、該シンチレータの前記センサーパネルと対向する側の表面と側面を被覆し、且つ、前記画素領域の外部に位置する前記絶縁性基板の外部領域の一部を被覆するように配置された導電層を有するシンチレータ保護部材と、を有する放射線検出装置であって、前記絶縁性基板の第1表面と対向する第2表面側に備えられた定電位を有する部材と前記導電層とを電気的に接続し、前記センサーパネル、前記複数の第1外部配線部、及び、前記第2外部配線部とは別に前記放射線検出装置の振動によって振動し得る定電位端子部を更に有し、前記定電位端子部は、前記複数の第1外部配線部及び前記複数の第2外部配線部を覆わないように、前記複数の第1外部配線部のうちの隣り合う2つの第1外部配線部の間前記複数の第2外部配線部のうちの隣り合う2つの第2外部配線部の間及び、前記複数の第1外部配線部のうちの最も前記第2辺側に配置された第1外部配線部と前記複数の第2外部配線部のうちの最も前記第1辺側に配置された第2外部配線部の間のいずれかを通って、前記定電位を有する部材と前記導電層とを電気的に接続ることを特徴とするものである。
また、本発明に係る放射線検出装置において、前記電子回路は、前記画素を駆動するために前記第1配線群と電気的に接続された駆動用電子回路と、前記画素からの電気信号を読み出すために前記第2配線群と電気的に接続された読み出し用電子回路と、を含み、前記外部配線部は、前記駆動用電子回路を備える第1外部配線部と、前記読み出し用電子回路を備える第2外部配線部と、を含むことを特徴とするものである。
また、更に、本発明に係る放射線検出装置において、前記定電位端子部は、前記第1外部配線部と前記第2外部配線部の間に配置されることを特徴とするものである。
また、本発明に係る放射線検出装置において、前記定電位を有する部材は、前記第2表面側に備えられてグランドの電位に接続された、前記センサーパネルを支持する支持台であることを特徴とするものである。
本発明によれば、電磁シールドとして機能する蛍光体保護部材端子部がTCPやIC(電子回路)などの電子部品を覆わないように構成されているため、蛍光体保護部材端子部と電子部品との間で容量が形成されない。このため、容量に起因するノイズの発生を防止することができ、振動に対してノイズの影響のない放射線検出装置を提供することが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の最良の形態及び実施例1に係る放射線検出装置を示す概略平面図である。図1(b)は、図1(a)のA方向から見た放射線検出装置の概略側面図である。図1(c)は、図1(a)のB−Bにおける’放射線検出装置の概略断面図である。図1(d)は、本発明の最良の形態及び実施例1に係る放射線検出装置を示す概略斜視図である。
図1(a)〜(d)に示す放射線検出装置において、101は絶縁性基板、102は光電変換素子部、103は配線、103−a、103−bは引き出し配線部、104は保護層である。これら構成要素101〜104によりセンサーパネル100が構成される。121は電気接続部、122は駆動回路用のTCP、123は駆動用外部電子回路、124は駆動回路用のPCBである。これら構成要素122〜124により駆動回路部が構成される。132は読み出し回路用のTCP、133は読み出し用外部電子回路、134は読み出し回路用のPCBである。これら構成要素132〜134により読み出し回路部が構成される。140はシンチレータである。201はシンチレータ保護層、202は導電層、203は導電層保護層である。これら構成要素201〜203によりシンチレータ保護部材200が構成される。200−aはシンチレータ保護部材200の端部から延伸された定電位端子部である。301は支持台、302は取り付け用部材、303、304は取り付け部材、305は接着層である。
次に各構成要素について詳細に説明する。絶縁性基板101はガラス基板が好適に用いられるが、他の絶縁性基板材料、例えばプラスチック基板などを用いてもよい。光電変換素子部102は、絶縁性基板101上に設けられ、フォトセンサー(光電変換素子)とスイッチ素子からなる画素である。フォトセンサーには、アモルファスシリコンなどにより形成されたPIN型フォトダイオード、MIS型フォトセンサーなどが好適に用いられる。また、スイッチ素子には、アモルファスシリコンやポリシリコンなどにより形成された薄膜トランジスタ(TFT)などが好適に用いられる。これら画素が2次元マトリクス状に配置され画素領域を構成する。配線103はAl等の金属材料が好適に用いられる。引き出し配線部103−a、103−bは、配線3と同様の材料により形成されており、保護層104の除去により露出された配線103が好適に用いられる。保護層104は光電変換素子部102及び配線103を被覆して保護する保護膜と、保護膜を被覆して光電変換素子部102及び配線103に影響される保護膜上の表面形状を平坦にするパッシベーション膜により構成される。保護膜は、蛍光体層8から発せられる光を透過する材料が好適に用いられ、例えば、窒化シリコンや酸化シリコンなどの無機材料により形成される。また、パッシベーション膜は、例えばポリイミド、アクリル、変性アクリル樹脂、ポリスルフォン、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート等の透明な有機樹脂が好適に用いられる。
電気接続部121は、引き出し配線部103−aと駆動回路用のTCP122、引き出し配線部103−bと読み出し回路用TCP132とを電気的及び機械的に接続するための部材であり、異方性導電樹脂(以下ACFと称す)などの接着性導電体が好適に用いられる。
駆動回路用のTCP122は、引き出し配線部103−aと駆動回路用PCBとを電気的に接続させるための部材であり、駆動用外部電子回路123が搭載されている。駆動用外部電子回路123は、光電変換素子部102を駆動するための回路であり、例えばシフトレジスタなどが挙げられる。駆動回路用PCB124は複数の駆動用外部電子回路123を順番にシフトレジストする回路を構成するものである。
読み出し回路用のTCP132は、引き出し配線部103−bと読み出し回路用PCBとを電気的に接続させるための部材であり、読み出し用外部電子回路133が搭載されている。読み出し用外部電子回路133は、光電変換素子部102によって変換された電気信号を読み出すための回路であり、例えば、アナログ増幅回路、バッファアンプ、サンプルホールド回路、アナログマルチプレクサなどにより構成されている。読出し回路用PCB134は読み出し用のTCP132から転送された信号を処理する回路を有するものであり、例えばA/Dコンバータなどを有する部材である。
シンチレータ140は、入射された放射線を光電変換素子部102が感知可能な波長帯域の光に変換するものであり、本形態では、柱状結晶構造を有する蛍光体層111が用いられている。蛍光体層111は、CsI:Tlに代表される柱状結晶構造を有する蛍光体が好適に用いられ、特に、アモルファスシリコンからなるフォトセンサーが良好に吸収する波長領域の光を発する柱状結晶構造を有するアルカリハライド:付活剤からなる蛍光体が好適に用いられる。CsI:Tlの他に、CsI:Na,NaI:Tl,LiI:Eu,KI:Tl等が好適に用いられる。なお、本形態においては、蛍光体層111が直接センサーパネル100の保護層104上に蒸着により形成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他に準備された支持体上に形成されセンサーパネル100と接着剤を介して貼り合わされる形態でもよい。また、本形態においては、柱状結晶構造を有する蛍光体層111が用いられている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、後述する図5(c)に示されたGdS:Tbに代表される粒子状結晶とバインダー樹脂からなる粒子状蛍光体層を用いてもよい。
シンチレータ保護層201は、シンチレータ140を外力による破壊及び外気の水分による変質から保護するための部材である。特に、本形態に用いられているCsI:Tl等の蛍光体層111は柱状結晶構造であるために外力による衝撃に弱く、また潮解性を有するため外気の水分により変質しやすいものである。そのため、本形態では、シンチレータ保護層201は、シンチレータ140の表面及び側面を被覆し、更にセンサーパネル100の画素領域の外部領域を被覆し、外部領域にて密着して配置されている。シンチレータ保護層201に用いられる材料としては、CVD法によって形成されるポリパラキシリレン製樹脂、ホットメルト樹脂、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと略す)等のポリエステル、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(以下ABSと略す)、セルロース、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリプロピレン、ポリウレタン、シリコーン、ビニル重合体、ビニル共重合体等が好適に用いられる。また、上記特性を満たすシンチレータ保護層201の厚さとしては、10〜150μmが望ましい。特に、ホットメルト樹脂は、極性溶媒、溶剤、および水を含んでいないので、柱状結晶構造を有する蛍光体層111に接触しても溶解しないため、シンチレータ保護層として使用され得る。また、ホットメルト樹脂は、加熱溶融状態で、他の有機材料、および無機材料に接着性を有するため、センサーパネル100の外部領域において加熱加圧処理をすることによりセンサーパネル100と強固な密着状態となり、好適に外部からの水分の侵入を防止できる。導電層202は、外部からの光の進入を防止しつつシンチレータ140からの光を反射し、且つ、外部からの水分の浸入を防止する材料が望ましく、特に金属材料が望ましい。具体的には、Al、Ag、Cr、Cu、Ni、Ti、Mg、Rh、Pt及びAu等の反射率の高い金属が望ましい。シンチレータ保護層201とは接着剤(不図示)を用いて貼り合わせてもよいし、シンチレータ保護層201上に蒸着により形成してもよい。導電層保護層203は、導電層202の剛性保護の目的で積層され、PETなどの樹脂材料が好適に用いられる。これらシンチレータ保護層201、導電層202、導電層保護層203よってシンチレータ保護部材200が構成される。
定電位端子部200−aは、シンチレータ保護部材200の一部を延伸して準備し、支持台301などの定電位部と電気的・機械的に接続されることにより、シンチレータ保護部材200を電磁シールドとして機能させるものである。定電位端子部200−aは、シンチレータ保護部材200を構成する部材により構成され、少なくとも導電層202を有するものである。シンチレータ140として柱状結晶構造を有するアルカリハライド:付活剤からなる蛍光体を用いた場合には、シンチレータ保護層201はシンチレータ140を外気から遮断することが求められるため、定電位端子部200−aには、導電層202単層のもの、もしくは導電層202と導電層保護層203の積層構造のものを用いることが好ましい。また、シンチレータ140として粒子状結晶とバインダー樹脂からなる粒子状蛍光体を用いた場合には、柱状結晶構造を有するアルカリハライド:付活剤からなる蛍光体を用いたものに比べて耐湿性が高いため、シンチレータ保護層201を外気から遮断することは求められない。そのため、上記構造に加えて、シンチレータ保護層201と導電層202と導電層保護層203の積層構造のものを用いることも可能である。また、定電位端子部200−aは、シンチレータ保護部材200とは別に準備され、導電層202と電気的に接続される部材により構成されてもよい。導電層202と定電位端子部200−aの電気的接続は、導電性の接着剤による接着や溶着など、種々の手法により確保される。
ここで、定電位端子部200−aは、駆動回路用のTCP122や読み出し回路用のTCP132といった外部配線部や、駆動用外部電子回路123や読み出し用外部電子回路133といった外部電子回路部をオーバーラップしないよう配置されている。このような構成にすることにより、定電位端子部200−aと外部配線部や外部電子回路部との間で形成される容量を抑制することができる。特に、読み出し回路用のTCP132や読み出し用外部電子回路133では、画像情報を有する微小な電気信号を扱う。そのため、定電位端子部200−aがオーバーラップし、読み出し回路用のTCP132や読み出し用外部電子回路133と容量を形成してしまうと、その容量が変動した際に画像情報を有する電気信号にノイズが発生してしまい、良好な画像信号を取得することが困難となる。そのため、少なくとも読み出し回路用のTCP132や読み出し用外部電子回路133をオーバーラップしない位置に配置されることが望ましい。複数の外部電子回路部やまたはそれを有する外部配線部が配置されている形態であれば、複数の外部電子回路部または複数の外部配線部の間に、好ましくは複数の外部配線部の間に配置されることが望ましい。更に、複数の読み出し回路用のTCP132の間に配置されるよりも、複数の駆動回路用TCのP122の間に配置されることが望ましい。更には、センサーパネル100の第1辺に複数の読み出し回路用のTCP132が配置され、第1辺と対向しない第2辺に複数の駆動回路用のTCP122が配置されている形態では、配置レイアウトにゆとりのある駆動回路用のTCP122と読み出し回路用のTCP132の間、つまり、第1辺と第2辺との角に配置されることが望ましい。また、定電位端子部200−aは、支持台301などの一定電位を供給できる部材と、ネジ止め、半田などを用いた金属接合、導電性接着剤による接着、など一般的な電機接続手法により電気的に接続される。一定電位を供給できる部材としては、支持台301の他に筐体(不図示)、炭素を主材料とした表面カバー(不図示)、放射線遮蔽板(不図示)、ベースカバー(不図示)などが好適に用いられる。定電位端子部200−aはこのような一定電位を供給できる部材と少なくとも1箇所以上で電気的に接続されることが望ましい。
支持台301は、センサーパネル100を支持する部材であり、金属性の基台を用いることが望ましい。支持台301に用いる材料としては、マグネシウム合金、アルミ、アルミ合金が好ましい。支持台301は、グランドに接続されているため一定電位(GND電位)に固定されている。
取り付け用部材302は、PCB124、134に搭載した部品と支持台との接触を防止するためのものであり、金属材料、樹脂材料のビス等が好適に用いられる。取り付け部材303、304は、PCB124、134を支持台に固定させるためのものであり、一定電位を供給できる部材に定電位端子部200−aを機械的に固定する用途を兼ねることもできる。本実施形態では、駆動回路用のPCB124を支持台301に固定させるためのネジを用いているが、これに限定されるものではなく、リベット、クリップ、半田、導電性接着剤などを用いてもよい。これら取り付け用部材302と取り付け部材303により、定電位端子部200−aが支持台301に電気的に接続され、また機械的に固定されている。接着層305はセンサーパネル100と支持台301を接着するためのものであり、シリコーン系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、両面をアクリル系粘着剤で挟んだ両面テープタイプの発泡材(以下ダンパー材と称する)などが好適に用いられる。
<実施例1>
以下に、図1(a)〜(d)を用いて本発明の放射線検出装置の実施例1を具体的に示す。
厚さ0.7mmのガラス基板101の第1表面における430mm×430mmの領域に、アモルファスシリコンからなるPIN型フォトダイオードとTFTによって構成される画素サイズ160μm×160μmの光電変換素子部102が2次元状に複数個形成されて画素エリアを構成し、また、PIN型フォトダイオードにバイアスを印加するバイアス配線、TFTに駆動信号を印加する駆動配線、TFTによって転送された信号電荷を出力する信号配線などのAlからなる配線103、引き出し配線部103−a、103−bが形成される。次に、光電変換素子部102及び配線103を被覆して窒化シリコンからなる保護膜を形成する。更に保護膜上にポリイミドからなるパッシベーション膜を形成して保護層104を準備する。そして、引き出し配線部103−a、103−bとなる領域上の保護層104を除去して開口を設ける。以上の工程によりセンサーパネル100が準備される。
次に、センサーパネル100の画素エリア上に、ヨウ化セシウム(CsI)にタリウム(Tl)が添加された、柱状結晶構造のCsI:Tlからなる蛍光体層111を、真空蒸着法により厚さ550μm形成する。形成されたCsI:Tlを200℃の窒素雰囲気下のクリーンオーブン内で加熱処理することによって、蛍光体層111を有するシンチレータ140が準備される。
次に、駆動用IC、例えばシフトレジスタなどの駆動用外部電子回路123を有する駆動回路用のTCP122の一端をセンサーパネル100の駆動回路側の引き出し配線部103−aにACFなどの電気接続部121を用いて電気的に接続する。そして、駆動回路用のTCP122の他端に駆動回路用PCB124を電気的に接続する。また同様に、アナログ増幅回路、バッファアンプ、サンプルホールド回路、アナログマルチプレクサなどを含むアンプICなどの読み出し用外部電子回路133を有する読み出し回路用のTCP132の一端を、センサーパネル100の読み出し回路側の引き出し配線部103−bにACFなどの電気接続部121を用いて電気的に接続する。そして、読み出し回路用のTCP132の他端にA/Dコンバータなどを有する読み出し回路用PCB134を電気的に接続する。以上の工程により、センサーパネル100への外部電子回路の電気的接続がなされる。
次に、厚さ25μmのAlからなる導電層202と、厚さ25μmのPETからなる導電層保護層203とを積層して構成した略方形状の積層シートを用意する。ここで、この積層シートの1隅において、導電層202と導電層保護層203の積層構造が延伸され、定電位端子部200−aが設けられている。そして、この積層シートの定電位端子部200−a以外の領域における導電層202側表面に、ホットメルト樹脂からなるシンチレータ保護層201を100μmの厚さで形成し、シンチレータ保護部材200が準備される。
次に、準備されたシンチレータ保護部材200のシンチレータ保護層201側の表面をシンチレータ140の表面、側面、及びセンサーパネル100のシンチレータ140が形成された領域周辺の保護層104を被覆するようにシンチレータ保護部材200を配置する。そして、シンチレータ保護部材200とセンサーパネル100とが接している領域において、シンチレータ保護層201をシンチレータ保護部材200上からの加熱加圧処理によりセンサーパネル100と密着させ封止する。
次に、得られたセンサーパネル100の第1表面と対向する第2表面を、厚さ1.6mmのマグネシウム合金からなる支持台301の第1表面上に、ダンパー材からなる接着層を用いて接着固定する。更に、読み出し回路用PCB134を支持台301の側面に金属製円柱材(金属製ビス)などの取り付け用部材302と金属ネジなどの取り付け部材303を用いて機械的に固定する。また更に、駆動回路用PCB124を支持台301の第1表面と対向する支持台301の第2表面に金属製円柱材(金属製ビス)などの取り付け用部材302と金属ネジなどの取り付け部材304により機械的に固定する。その際に、定電位端子部200−aを駆動用外部電子回路123及びそれを有する駆動回路用のTCP122、読み出し用外部電子回路133及びそれを有する読み出し回路用のTCP132上をオーバーラップしないように、駆動回路用のTCP122と読み出し回路用のTCP132との間の領域上を通過させて、駆動回路用PCB124と一緒に取り付け用部材302及び取り付け部材303を用いて機械的に固定する。これにより、定電位端子部200−aは、駆動回路用PCB124、取り付け用部材302、及び取り付け部材303を介して一定電位である支持台301と電気的に接続され、導電層202は一定電位に固定されて電磁シールドとして機能する。以上のようにして、図1(a)〜(d)に示される放射線検出装置が形成される。
このようにして形成された放射線検出装置において、図1(b)及び図1(c)の上方より入射された放射線はシンチレータ保護部材200を透過してシンチレータ140で吸収されて、中心波長570nmの可視光に波長変換される。波長変換された可視光は、保護層104を透過して光電変換素子部102のMIS型フォトセンサーによって光電変換され、可視光の光量に応じた電荷に変換される。光電変換素子部102のTFTが駆動用外部電子回路123に接続された駆動配線からの信号により転送動作を行い、MIS型フォトセンサーによって変換された電荷が信号配線に転送される。転送された電荷が読み出し用外部電子回路133及び読み出し用PCB134によって処理され、画像信号として出力される。このようにして入射した放射線に応じた画像信号が放射線検出装置によって得られる。
本実施例における放射線検出装置では、定電位端子部200−aが駆動回路用のTCP122や読み出し回路用のTCP132といった外部配線部や、駆動用外部電子回路123や読み出し用外部電子回路133といった外部電子回路部をオーバーラップしないよう配置されている。そのため、定電位端子部200−aが放射線検出装置の振動や冷却装置などの風などによって振動しても、読み出された画像情報を有する信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。さらに、本実施例では、駆動回路用PCB124側に定電位端子部200−aを接続しているため、画像情報を有する微小な信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。ここで、本実施例では、駆動回路用PCB124、取り付け用部材302、取り付け部材303を介して定電位端子部200−aを支持台301に固定する構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、駆動回路用PCB124を介さず直接支持台301に固定させてもよい。
<実施例2>
以下に、図2(a)〜(c)を用いて本発明の放射線検出装置の実施例2を具体的に示す。図2(a)は、実施例2に係る放射線検出装置を示す概略平面図である。図2(b)は、図2(a)のA方向から見た実施例2に係る放射線検出装置の概略側面図である。図2(c)は、実施例2に係る放射線検出装置を示す概略斜視図である。本実施例に係る放射線検出装置の概略断面図は、実施例1に係る放射線検出装置の概略断面図と同様のものであるため、図面および詳細な説明は割愛する。また、実施例1と同様の構成要素は同一の番号を付与し、詳細な説明は割愛する。
まず、実施例1と同様の方法によりセンサーパネル100を準備する。
次に、実施例1と同様の方法によりシンチレータ140を準備する。
次に、実施例1と同様の方法によりセンサーパネル100への外部電子回路の電気的接続を行う。
次に、厚さ25μmのAlからなる導電層202と、厚さ25μmのPETからなる導電層保護層203とを積層して構成した略方形状の積層シートを用意する。ここで、略方形状の積層シートのある1辺において、導電層202と導電層保護層203の積層構造が延伸され、定電位端子部200−aが設けられている。そして、この積層シートの定電位端子部200−a以外の領域における導電層202側表面に、ホットメルト樹脂からなるシンチレータ保護層201を100μmの厚さで形成し、シンチレータ保護部材200が準備される。
次に、準備されたシンチレータ保護部材200のシンチレータ保護層201側の表面をシンチレータ140の表面、側面、及びセンサーパネル100のシンチレータ140が形成された領域周辺の保護層104を被覆するようにシンチレータ保護部材200を配置する。そして、シンチレータ保護部材200とセンサーパネル100とが接している領域において、シンチレータ保護層201をシンチレータ保護部材200上からの加熱加圧処理によりセンサーパネル100と密着させ封止する。
次に、得られたセンサーパネル100の第1表面と対向する第2表面を、厚さ1.6mmのマグネシウム合金からなる支持台301の第1表面上に、ダンパー材からなる接着層を用いて接着固定する。更に、読み出し回路用PCB134を支持台301の側面に金属製円柱材(金属性ビス)などの取り付け用部材302と金属ネジなどの取り付け部材304を用いて機械的に固定する。また更に、駆動回路用PCB124を支持台301の第1表面と対向する支持台301の第2表面に金属製円柱材(金属性ビス)などの取り付け用部材302と金属ネジなどの取り付け部材303により機械的に固定する。その際に、定電位端子部200−aを駆動用外部電子回路123及びそれを有する駆動回路用のTCP122上をオーバーラップしないように、隣接する複数の駆動回路用のTCP122の間の領域上を通過させて、駆動回路用PCB124と一緒に取り付け用部材302及び取り付け部材303を用いて機械的に固定する。これにより、定電位端子部200−aは、駆動回路用PCB124、取り付け用部材302、及び取り付け部材303を介して一定電位である支持台301と電気的に接続され、導電層202は一定電位に固定されて電磁シールドとして機能する。以上のようにして、図2(a)〜(c)に示される放射線検出装置が形成される。
本実施例における放射線検出装置では、定電位端子部200−aが駆動回路用のTCP122や読み出し回路用のTCP132といった外部配線部や、駆動用外部電子回路123や読み出し用外部電子回路133といった外部電子回路部をオーバーラップしないよう配置されている。そのため、定電位端子部200−aが放射線検出装置の振動や冷却装置などの風などによって振動しても、読み出された画像情報を有する信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。さらに、本実施例では、駆動回路用PCB124側に定電位端子部200−aを接続しているため、画像情報を有する微小な信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。
<実施例3>
以下に、図3(a)〜(d)を用いて本発明の放射線検出装置の実施例3を具体的に示す。図3(a)は、実施例3に係る放射線検出装置を示す概略平面図である。図3(b)は、図3(a)のA方向から見た実施例3に係る放射線検出装置の概略側面図である。図3(c)は、実施例3に係る放射線検出装置の定電位端子部を示す概略断面図である。図3(d)は、実施例3に係る放射線検出装置を示す概略斜視図である。本実施例に係る放射線検出装置の概略断面図は、実施例1に係る放射線検出装置の概略断面図と同様のものであるため、図面および詳細な説明は割愛する。また、実施例1と同様の構成要素は同一の番号を付与し、詳細な説明は割愛する。
まず、実施例1と同様の方法によりセンサーパネル100を準備する。
次に、実施例1と同様の方法によりシンチレータ140を準備する。
次に、実施例1と同様の方法によりセンサーパネル100への外部電子回路の電気的接続を行う。
次に、厚さ25μmのAlからなる導電層202と、厚さ25μmのPETからなる導電層保護層203とを積層して構成した略方形状の積層シートを用意する。そして、この積層シートの導電層202側表面に、ホットメルト樹脂からなるシンチレータ保護層201を100μmの厚さで形成し、シンチレータ保護部材200が準備される。
次に、準備されたシンチレータ保護部材200のシンチレータ保護層201側の表面をシンチレータ140の表面、側面、及びセンサーパネル100のシンチレータ140が形成された領域周辺の保護層104を被覆するようにシンチレータ保護部材200を配置する。そして、シンチレータ保護部材200とセンサーパネル100とが接している領域において、シンチレータ保護層201をシンチレータ保護部材200上からの加熱加圧処理によりセンサーパネル100と密着させ封止する。
次に、図3(c)に示されるような、厚さ25μmのAlからなる導電層211と、厚さ25μmのPETからなる導電層保護層211とを積層して構成した定電位端子部210を用意する。そしてシンチレータ保護部材200の1隅において、用意された定電位端子部210とシンチレータ保護部材200を、ACFによって接着し、導電層211と導電層202が電気的に接続される。このようにしてシンチレータ保護部材200に定電位端子部210が準備される。
次に、得られたセンサーパネル100の第1表面と対向する第2表面を、厚さ1.6mmのマグネシウム合金からなる支持台301の第1表面上に、ダンパー材からなる接着層を用いて接着固定する。更に、読み出し回路用PCB134を支持台301の側面に金属製円柱材(金属性ビス)などの取り付け用部材302と金属ネジなどの取り付け部材304を用いて機械的に固定する。また更に、駆動回路用PCB124を支持台301の第1表面と対向する支持台301の第2表面に金属製円柱材(金属性ビス)などの取り付け用部材302と金属ネジなどの取り付け部材303により機械的に固定する。その際に、定電位端子部211を駆動用外部電子回路123及びそれを有する駆動回路用のTCP122、読み出し用外部電子回路133及びそれを有する読み出し回路用のTCP132上をオーバーラップしないように、駆動回路用のTCP122と読み出し回路用のTCP132との間の領域上を通過させて、駆動回路用PCB124と一緒に取り付け用部材302及び取り付け部材303を用いて機械的に固定する。これにより、定電位端子部210は、駆動回路用PCB124、取り付け用部材302、及び取り付け部材303を介して一定電位である支持台301と電気的に接続され、導電層202は一定電位に固定されて電磁シールドとして機能する。以上のようにして、図3(a)〜(d)に示される放射線検出装置が形成される。
本実施例における放射線検出装置では、定電位端子部210が駆動回路用のTCP122や読み出し回路用のTCP132といった外部配線部や、駆動用外部電子回路123や読み出し用外部電子回路133といった外部電子回路部をオーバーラップしないよう配置されている。そのため、定電位端子部211が放射線検出装置の振動や冷却装置などの風などによって振動しても、読み出された画像情報を有する信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。さらに、本実施例では、駆動回路用PCB124側に定電位端子部211を接続しているため、画像情報を有する微小な信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。
<実施例4>
以下に、図4(a)〜(c)を用いて本発明の放射線検出装置の実施例4を具体的に示す。図4(a)は、実施例4に係る放射線検出装置を示す概略平面図である。図4(b)は、図4(a)のA方向から見た実施例4に係る放射線検出装置の概略側面図である。図4(c)は、実施例4に係る放射線検出装置を示す概略斜視図である。本実施例に係る放射線検出装置の概略断面図は、実施例1に係る放射線検出装置の概略断面図と同様のものであるため、図面および詳細な説明は割愛する。また、実施例1と同様の構成要素は同一の番号を付与し、詳細な説明は割愛する。
実施例1と同様の方法によって形成された本実施例に係る放射線検出装置は、実施例1に係る放射線検出装置とはシンチレータ保護部材200の定電位端子部200−aを延伸させる領域の形状が異なっている。本実施例に係る放射線検出装置では、実施例1に係る放射線検出装置の定電位端子部200−aを延伸させる領域の形状より大きく形成された領域において、シンチレータ保護部材200から定電位端子部200−aを延伸させて設けている。
このような構成により、シンチレータ保護部材200から定電位端子部200−aを延伸させる領域の機械的強度が確保され、また、電気導電性も確保される。さらに、このような形状に沿ってシンチレータ保護層201も形成することが可能となり、シンチレータ140に対する耐湿性が更に向上する。
また、その他の構成は実施例1と同様であるため、定電位端子部200−aが放射線検出装置の振動や冷却装置などの風などによって振動しても、読み出された画像情報を有する信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。さらに、駆動回路用PCB124側に定電位端子部200−aを接続しているため、画像情報を有する微小な信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。
<実施例5>
以下に、図5(a)〜(d)を用いて本発明の放射線検出装置の実施例5を具体的に示す。図5(a)は、実施例5に係る放射線検出装置を示す概略平面図である。図5(b)は、図5(a)の放射線検出装置の概略断面図である。図5(c)は、図5(a)のA方向から見たの放射線検出装置の概略側面図である。図5(d)は、実施例5に係る放射線検出装置を示す概略斜視図である。本実施例において実施例1と同様の構成要素は同一の番号を付与し、詳細な説明は割愛する。
まず、実施例1と同様の方法によりセンサーパネル100を準備する。
次に、駆動用IC、例えばシフトレジスタなどの駆動用外部電子回路123を有する駆動回路用のTCP122の一端をセンサーパネル100の駆動回路側の引き出し配線部103−aにACFなどの電気接続部121を用いて電気的に接続する。そして、駆動回路用のTCP122の他端に駆動回路用PCB124を電気的に接続する。また同様に、アナログ増幅回路、バッファアンプ、サンプルホールド回路、アナログマルチプレクサなどを含むアンプICなどの読み出し用外部電子回路133を有する読み出し回路用のTCP132の一端を、センサーパネル100の読み出し回路側の引き出し配線部103−bにACFなどの電気接続部121を用いて電気的に接続する。そして、読み出し回路用のTCP132の他端にA/Dコンバータなどを有する読み出し回路用PCB134を電気的に接続する。以上の工程により、センサーパネル100への外部電子回路の電気的接続がなされる。
次に、GdS:Tbである粒子状結晶とポリビニルブチラールであるバインダー樹脂からなる厚さ180μmの粒子状蛍光体層141と、PETからなる厚さ188μmの蛍光体保護層142とによって構成されたシンチレータ140を準備する。準備されたシンチレータ140をアクリル系粘着材からなる接着層143を用いてセンサーパネル100の画素エリア上に接着して配置する。このようにして、センサーパネル100の画素エリア上に粒子状蛍光体層141を有するシンチレータ140が準備される。
次に、厚さ25μmのAlからなる導電層222と、厚さ25μmのPETからなる導電層保護層223とを積層して構成した略方形状の積層シートを用意する。そして、この積層シートの導電層222側表面に、ホットメルト樹脂からなるシンチレータ保護層221を25μmの厚さで形成し、シンチレータ保護部材220が準備される。ここで、このシンチレータ保護部材220の1隅において、導電層222と導電層保護層223の積層構造が延伸され、定電位端子部220−aが設けられている。
次に、準備されたシンチレータ保護部材220のシンチレータ保護層221側の表面をシンチレータ140の表面を被覆するようにシンチレータ保護部材220をアクリル系粘着材からなる接着層224を介して配置する。
次に、得られたセンサーパネル100の第1表面と対向する第2表面を、厚さ1.6mmのマグネシウム合金からなる支持台301の第1表面上に、ダンパー材からなる接着層を用いて接着固定する。更に、読み出し回路用PCB134を支持台301の側面に金属製円柱材(金属製ビス)などの取り付け用部材302と金属ネジなどの取り付け部材304を用いて機械的に固定する。また更に、駆動回路用PCB124を支持台301の第1表面と対向する支持台301の第2表面に金属製円柱材(金属製ビス)などの取り付け用部材302と金属ネジなどの取り付け部材303により機械的に固定する。その際に、定電位端子部220−aを駆動用外部電子回路123及びそれを有する駆動回路用のTCP122、読み出し用外部電子回路133及びそれを有する読み出し回路用のTCP132上をオーバーラップしないように、駆動回路用のTCP122と読み出し回路用のTCP132との間の領域上を通過させて、駆動回路用PCB124と一緒に取り付け用部材302及び取り付け部材303を用いて機械的に固定する。これにより、定電位端子部220−aは、駆動回路用PCB124、取り付け用部材302、及び取り付け部材303を介して一定電位である支持台301と電気的に接続され、導電層202は一定電位に固定されて電磁シールドとして機能する。以上のようにして、図1(a)〜(d)に示される放射線検出装置が形成される。
本実施例における放射線検出装置では、定電位端子部220−aが駆動回路用のTCP122や読み出し回路用のTCP132といった外部配線部や、駆動用外部電子回路123や読み出し用外部電子回路133といった外部電子回路部をオーバーラップしないよう配置されている。そのため、定電位端子部220−aが放射線検出装置の振動や冷却装置などの風などによって振動しても、読み出された画像情報を有する信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。さらに、本実施例では、駆動回路用PCB124側に定電位端子部220−aを接続しているため、画像情報を有する微小な信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。
本実施例における放射線検出装置では、定電位端子部220−aが駆動回路用のTCP122や読み出し回路用のTCP132といった外部配線部や、駆動用外部電子回路123や読み出し用外部電子回路133といった外部電子回路部をオーバーラップしないよう配置されている。そのため、定電位端子部220−aが放射線検出装置の振動や冷却装置などの風などによって振動しても、読み出された画像情報を有する信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。さらに、本実施例では、駆動回路用PCB124側に定電位端子部220−aを接続しているため、画像情報を有する微小な信号にノイズが付与されることを防ぐことができる。
<応用例>
図6は、本発明による放射線検出装置を用いたX線診断システムへの応用例を示したものである。
X線チューブ6050で発生したX線6060は患者あるいは被験者6061の胸部6062を透過し、シンチレータ(蛍光体)を上部に実装した本発明に係る放射線検出装置6040に入射する。この入射したX線には患者6061の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応してシンチレータは発光し、これを光電変換して、電気的情報を得る。この情報はディジタルに変換され信号処理手段となるイメージプロセッサ6070により画像処理され制御室の表示手段となるディスプレイ6080で観察できる。
また、この情報は電話回線6090等の伝送処理手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなど表示手段となるディスプレイ6081に表示もしくは光ディスク等の記録手段に保存することができ、遠隔地の医師が診断することも可能である。また記録手段となるフィルムプロセッサ6100により記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。
本発明は、医療診断機器、非破壊検査機器等に用いられる、放射線検出装置に用いられるものである。
(a)は本発明の最良の形態及び実施例1に係る放射線検出装置を示す概略平面図である。(b)は本発明の最良の形態及び実施例1に係る放射線検出装置を示す概略側面図である。(c)は本発明の最良の形態及び実施例1に係る放射線検出装置を示す概略断面図である。(d)は本発明の最良の形態及び実施例1に係る放射線検出装置を示す概略斜視図である。 (a)は本発明の実施例2に係る放射線検出装置を示す概略平面図である。(b)は本発明の実施例2に係る放射線検出装置を示す概略側面図である。(c)は本発明の実施例2に係る放射線検出装置を示す概略斜視図である。 (a)は本発明の実施例3に係る放射線検出装置を示す概略平面図である。(b)は本発明の実施例3に係る放射線検出装置を示す概略側面図である。(c)は本発明の実施例3に係る放射線検出装置の定電位端子部を示す概略断面図である。(d)は本発明の実施例3に係る放射線検出装置を示す概略斜視図である。 (a)は本発明の実施例4に係る放射線検出装置を示す概略平面図である。(b)は本発明の実施例4に係る放射線検出装置を示す概略側面図である。(c)は本発明の実施例4に係る放射線検出装置を示す概略斜視図である。 (a)は本発明の実施例5に係る放射線検出装置を示す概略平面図である。(b)は本発明の実施例5に係る放射線検出装置を示す概略側面図である。(c)は本発明の実施例5に係る放射線検出装置を示す概略断面図である。(d)は本発明の実施例5に係る放射線検出装置を示す概略斜視図である。 本発明に係る放射線検出装置を用いた放射線検出システムへの応用を説明する図である。 (a)は従来の放射線検出装置を示す概略平面図である。(b)は従来の放射線検出装置を示す概略側面図である。(c)は従来の放射線検出装置を示す概略断面図である。(d)は従来の放射線検出装置を示す概略斜視図である。
符号の説明
100 センサーパネル
101 絶縁性基板
102 光電変換素子部
103 配線
103−a、103−b 引き出し配線部
104 保護層
111 柱状結晶を有する蛍光体層
121 電気接続部
122 TCP(駆動回路用)
123 駆動用外部電子回路
124 PCB(駆動回路用)
132 TCP(読み出し回路用)
133 読み出し用外部電子回路
134 PCB(読み出し回路用)
140 シンチレータ
141 粒子状蛍光体層
142
143 接着層
200、220 シンチレータ保護部材
200−a、210、220−a 定電位端子部
201、221 シンチレータ保護層
202、222 導電層
203、223 導電層保護層
224 接着層
301 支持台(支持体)
302 取り付け用部材
303、304 取り付け部材
305 接着層

Claims (10)

  1. 絶縁性基板と、それぞれが光電変換素子を有する複数の画素を有して前記絶縁性基板の第1表面上に配置された画素領域と、それぞれが第1方向の複数の画素に接続された第1配線を複数有する複数の第1配線群と、それぞれが前記第1方向と異なる第2方向の複数の画素に接続された第2配線を複数有する複数の第2配線群と、を有するセンサーパネルと、
    それぞれが、前記第1方向と略平行な前記センサーパネルの第1辺に配置され、前記画素を駆動するために前記複数の第1配線群のいずれかに接続された駆動用電子回路を有する複数の第1外部配線部と、
    それぞれが、前記第1辺と隣り合って且つ前記第2方向と略平行な前記センサーパネルの第2辺に配置され、前記画素からの電気信号を読み出すために前記複数の第2配線群のいずれかに接続された読み出し用電子回路を有する複数の第2外部配線部と、
    前記画素領域に応じて前記センサーパネルの前記第1表面側に配置された、放射線を前記光電変換素子が感知可能な光に波長変換するシンチレータと、
    該シンチレータの前記センサーパネルと対向する側の表面と側面を被覆し、且つ、前記画素領域の外部に位置する前記絶縁性基板の外部領域の一部を被覆するように配置された導電層を有するシンチレータ保護部材と、
    を有する放射線検出装置であって、
    前記絶縁性基板の第1表面と対向する第2表面側に備えられた定電位を有する部材と前記導電層とを電気的に接続し、前記センサーパネル、前記複数の第1外部配線部、及び、前記第2外部配線部とは別に前記放射線検出装置の振動によって振動し得る定電位端子部を更に有し、
    前記定電位端子部は、前記複数の第1外部配線部及び前記複数の第2外部配線部を覆わないように、前記複数の第1外部配線部のうちの隣り合う2つの第1外部配線部の間、前記複数の第2外部配線部のうちの隣り合う2つの第2外部配線部の間、及び、前記複数の第1外部配線部のうちの最も前記第2辺側に配置された第1外部配線部と前記複数の第2外部配線部のうちの最も前記第1辺側に配置された第2外部配線部の間、のいずれかを通って、前記定電位を有する部材と前記導電層とを電気的に接続することを特徴とする放射線検出装置。
  2. 前記定電位を有する部材は、前記第2表面側に備えられてグランドの電位に接続された、前記センサーパネルを支持する支持台であることを特徴とする請求項1に記載の放射線検出装置。
  3. 前記第1外部配線部に接続された第1外部回路と、前記第2外部配線部に接続された第2外部回路と、を更に有し、前記定電位端子部は、前記第1外部回路を介して前記定電位を有する部材と前記導電層とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線検出装置。
  4. 前記導電層は、金属材料からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
  5. 前記定電位端子部は、前記導電層の一部が延伸されて構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
  6. 前記定電位端子部は、前記導電層とは異なるの導電層からなり、前記導電層と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
  7. 前記の導電層は金属材料からなることを特徴とする請求項6に記載の放射線検出装置。
  8. 前記シンチレータ保護層は、前記導電層を保護する導電層保護層を更に有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
  9. 前記シンチレータは、柱状結晶構造を有する蛍光体層を含むことを特徴とする請求項8に記載の放射線検出装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の放射線検出装置と、
    前記放射線検出装置からの信号を処理する信号処理手段と、
    を具備することを特徴とする放射線検出システム。
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