JP5403733B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
前記補強層が、波型形状またはジグザグ形状に型付けしてなるスチールコードを配列して形成され、
前記ベルト層が、複数本のフィラメントを撚合わせてなる複数本のスチールコードを、束状に並列配置して形成され、
前記ベルト層のスチールコード束の短径(高さ)A(mm)と、束幅B(mm)とが下記式(1)、
B/A≧2.0 (1)
で示される関係を満足し、かつ、前記スチールコード束の束幅B(mm)と、スチールコード束間の間隔D(mm)とにより定義されるS=B/(B+D)の値が、下記式(2)、
0.60≦S≦0.80 (2)
で示される関係を満足することを特徴とするものである。
更に、前記スチールコード束の束幅B(mm)と、スチールコード束間の間隔D(mm)とにより定義されるS=B/(B+D)の値が、下記式(3)、
0.70≦S≦0.80 (3)
で示される関係を満足することが好ましい。
また更に、本発明の空気入りタイヤは、前記ベルト層におけるスチールコードのフィラメント径F(mm)が、下記式(4)、
0.20≦F≦0.45 (4)
で示される関係を満足することが好ましい。
図1は、本発明の空気入りタイヤの一例の概略部分断面図である。図示するように、本発明の空気入りタイヤは、左右一対のビードコア(図示せず)間に跨ってトロイド状に延在する少なくとも一枚のカーカス21を骨格とし、その外周に、タイヤ赤道面に対して実質的に平行な角度にスチールコードが埋設された補強層22と、タイヤ赤道面に対して10〜60度の角度で傾斜したスチールコードが埋設されたベルト層23と、を少なくとも一層ずつ有するものである。なお、図1においては、カーカス21の外周上に順次、補強層22およびベルト層23を各2層ずつ有する場合を図示しているが、これに限定されず、補強層22とベルト層23との配置順が逆であってもよい。
B/A≧2.0 (1)
で示される関係を満足するとともに、スチールコード束2の束幅B(mm)と、スチールコード束2間の間隔D(mm)とにより定義されるS=B/(B+D)の値が下記式(2)、
0.60≦S≦0.80 (2)
で示される関係を満足することが重要である。
0.20≦F≦0.45 (4)
で示される関係を満足することが好ましい。フィラメント11の径Fがこの範囲を超えると製造に伴う伸線加工費が大幅に悪化するおそれがあり、好ましくない。
2層のベルト層(主交錯ベルト)として、下記の表1および2中に示す条件に従う束状のスチールコード配置を適用し、2層の補強層として、タイヤ赤道面に対して実質的に平行な角度に波型形状に型付けしてなるスチールコード(コード構造:3+9+15×0.22、打ち込み数:22本/50mm)を配列して、タイヤサイズ495/45R22.5の重荷重用空気入りタイヤを作製した。
上記得られたタイヤを解剖し、2層からなる交錯した状態のベルト層を切り出し、長さ300mmにおける質量を実測した。現行例対比、5%以上軽い項目を◎、同程度の項目を○、5%以上重い項目を×と記した。
上記得られたタイヤを実車両の駆動軸に取り付け、操縦安定性試験を実施し、結果を相対評価した。現行例対比、優れている項目を◎、劣っている項目を×と記した。
ドラム耐久試験機に上記得られたタイヤを取り付け、段階的に荷重を増していく発熱耐久試験を実施した。ベルトの端部を起点としてタイヤが故障するまでの時間を比較し、現行例より3%以上優れている項目を◎、同程度の項目を○、3%以上劣っている項目を×と記した。
2 スチールコード束
11 フィラメント
21 カーカス
22 補強層
23 ベルト層
Claims (4)
- 左右一対のビードコア間に跨ってトロイド状に延在する少なくとも一枚のカーカスを骨格とし、該カーカスの外周に、タイヤ赤道面に対して実質的に平行な角度にスチールコードが埋設された補強層と、タイヤ赤道面に対して10〜60度の角度で傾斜したスチールコードが埋設されたベルト層と、を少なくとも一層ずつ有する空気入りタイヤであって、
前記補強層が、波型形状またはジグザグ形状に型付けしてなるスチールコードを配列して形成され、
前記ベルト層が、複数本のフィラメントを撚合わせてなる複数本のスチールコードを、束状に並列配置して形成され、
前記ベルト層のスチールコード束の短径(高さ)A(mm)と、束幅B(mm)とが下記式(1)、
B/A≧2.0 (1)
で示される関係を満足し、かつ、前記スチールコード束の束幅B(mm)と、スチールコード束間の間隔D(mm)とにより定義されるS=B/(B+D)の値が、下記式(2)、
0.60≦S≦0.80 (2)
で示される関係を満足する空気入りタイヤ。 - 前記補強層のスチールコードが、円形断面コードである請求項1記載の空気入りタイヤ。
- 前記スチールコード束の束幅B(mm)と、スチールコード束間の間隔D(mm)とにより定義されるS=B/(B+D)の値が、下記式(3)、
0.70≦S≦0.80 (3)
で示される関係を満足する請求項1または2記載の空気入りタイヤ。 - 前記ベルト層におけるスチールコードのフィラメント径F(mm)が、下記式(4)、
0.20≦F≦0.45 (4)
で示される関係を満足する請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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JP2009015469A JP5403733B2 (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 空気入りタイヤ |
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JP2009015469A JP5403733B2 (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 空気入りタイヤ |
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JP2009015469A Expired - Fee Related JP5403733B2 (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 空気入りタイヤ |
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