JP5402810B2 - ランプ装置 - Google Patents
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Description
このように、幅の異なる記録紙を一つの加熱ローラで加熱する場合、加熱ローラ内に配置される白熱ランプは、フィラメントタイプが異なる複数本の棒状のランプ、通常は、フィラメントタイプが異なる2本の棒状のランプを使用するものである。
さらには、電子写真複写機では、スイッチ投入後に、短時間で加熱ローラの表面温度を所定の温度に到達させるために、光出力が大きいもう1本別の棒状のランプを使用するものであり、合計3本の棒状のランプを用いることがある。
従来のランプ装置bは、内部にフィラメントが配置され発光管11の両端に封止部12を有する3本の棒状のランプ1が、それぞれのランプ1の両端部の封止部12において共通のベース5によって連結された構造である。
また、このようなランプ装置bを加熱ローラの内部に挿入される際に、加熱ローラの開口縁で、排気管残部13が引っかからないようにするために、ベース5の外径より内方におさまるように排気管残部13の突出高さを低く調整したものである。
このように、加熱ローラが細管化してくると、加熱ローラの開口縁で、ベース5が引っかからないようにするために、ベース5の小径化が重要になってくる。
図7(a)は、封止部が挿入される方向から見たベースの平面図であり、図7(b)は、図7(a)のA−A断面図であり、図7(c)は、図7(a)のB−B断面図である。
図7(c)では、ベース5内に挿入された封止部の一部も含めて描いたものである。
ベース5は、大径部5aと小径部5bからなり、大径部5aには、封止部12が挿入される凹部50が形成されており、この凹部50に連通し、外部リード棒3が個別に挿入される独立した挿入孔51,52,53が、ベースの長手方向に沿って大径部5aと小径部5bの内部に形成されている。
この壁面5cが基準面となり固定部材が壁面5cに当接することにより、ランプ装置bを所定位置に固定するものである。
溶接後、ベース5を封止部12に近づけて行き、ある一つのランプ1から伸びる外部リード棒3を挿入孔52に挿入し、他の一つのランプ1から伸びる外部リード棒3を挿入孔53に挿入し、残り一つのランプ1から伸びる外部リード棒3を挿入孔51に挿入することにより、封止部12にベース5を仮固定する。
この挿入孔51内の挿入される外部リード棒3は、隔壁55に形成されたリード棒貫通孔54を通り、挿入孔51内に伸び出し給電線4の先端と重なっている。
リード棒貫通孔54の内径が、給電線4の外径より小さいので、隔壁55が給電線4と封止部12との間に挟まり、ベース5が封止部12に取り付けられるものである。
なお、ランプ1の他方に取り付けられるベースも、同一構造であるため説明は省略する。
図8に示すように、ベース5の大径部5aを小径部5bと同じ高さになるように、Z1の線まで削り込んで、大径部5aの外径を小さくすることが考えられるが、上述したように、ベース5は、固定部材の基準面となる壁面5cが必要であり、必ず、大径部5aに続く小径部5bが必要になる。
つまり、図9に示すように、大径部5aをZ1の線まで削り込んで、さらに、小径部5bを作り壁面5cを形成するために、小径部5bをZ2の線まで削ることが必要になる。
本願発明のランプ装置aは、内部にフィラメントが配置され発光管11の両端に封止部12を有する3本の棒状のランプ1が、それぞれのランプ1の両端部の封止部12において共通のベース2によって連結された構造である。
また、ランプ装置aは、加熱ローラの内部に挿入される際に、加熱ローラの開口縁で、排気管残部13が引っかからないようにするために、ベース2の外径より内方におさまるように排気管残部13の突出高さを低く調整したものである。
図2(a)は、封止部が挿入される方向から見たベースの平面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A断面図であり、図2(c)は、図2(a)のB−B断面図である。
図2(c)では、ベース2内に挿入された封止部の一部も含めて描いたものである。
ベース2は、大径部2aと小径部2bからなり、大径部2aには、封止部12が挿入される凹部20が形成されており、この凹部20に連通し、外部リード棒3が個別に挿入される独立した挿入孔21,22,23が、ベースの長手方向に沿って大径部2aと小径部2bの内部に形成されている。
また、大径部2aと小径部2bとの境界には、白熱ランプの管軸と直交する方向に壁面2cが形成されている。
給電線4は、複数本の銅素線が束ねられ、その表面を絶縁チューブで被覆したものであり、先端は絶縁チューブから露出しており、この束ねられた銅素線の先端に、圧着部材であるスプライスバンド41がカシメられて取り付けられている。
外部リード棒3は、直径0.8mmのモリブデン製の棒状体であり、ランプ1の封止部12から外部に突出している。
そして、外部リード棒3と給電線4のスプライスバンド41が重なった状態で、溶接されて接続されている。
溶接後、ベース2を封止部12に近づけて行き、ある一つのランプ1から伸びる外部リード棒3を挿入孔22に挿入し、他の一つのランプ1から伸びる外部リード棒3を挿入孔23に挿入し、残り一つのランプ1から伸びる外部リード棒3を挿入孔21に挿入することにより、封止部12にベース2を仮固定する。
この隔壁25は、挿入孔21と凹部20を区画するために形成されたものであり、挿入孔21内に挿入される外部リード棒3は、隔壁25に形成されたリード棒貫通孔24を通り、挿入孔21内に伸び出し給電線4の先端のスプライスバンド41と重なっている。
この結果、貫通孔21内では、給電線4が外部リード棒3に対して、ベース2の半径方向の中心寄りに位置することになる。
リード棒貫通孔24の内径が、給電線4の最大外径に相当するスプライスバンド41の外径より小さいので、隔壁25がスプライスバンド41と封止部12との間に挟まり、ベース2が接着剤なしで封止部12に取り付けられるものである。
なお、ランプ1の他方に取り付けられるベースも、同一構造であるため説明は省略する。
図4に示すように、全ての給電線4は、その全ての給電線4の軸線L2が、外部リード棒3の軸線L1で囲まれた領域、すなわち、外部リード棒3の軸線L1を結んだ仮想線内の領域に位置するように配置されている。
この結果、ベース2の貫通孔21,22,23は、ベース2の中心側に寄った位置に形成することができる。
図5では、左側が従来のランプ装置のベースであり、右側が本願発明のランプ装置のベースである。
本願発明のランプ装置のベース2では、大径部2aを従来のランプ装置のベースの小径部5bと同じ外径になるように削り、小径化したものである。
さらに、本願発明のランプ装置のベース2は、外径が大径部2aより小さい小径部2bが形成されている。
従来のランプ装置のベース5では、本願発明のランプ装置のベース2の小径部2bと同じ外径まで削り込むと小径部5bの肉厚が薄くなりベースが破損する恐れがある。
しかしながら、本願発明のランプ装置のベース2では、ベース2の貫通孔21が、ベース2の中心側に寄った位置に形成されているために、小径部2bを形成しても、小径部2bの肉厚を機械的強度を保った肉厚とすることができ、ベースが破損しないものである。
2 ベース
21 挿入孔
22 挿入孔
23 挿入孔
24 リード棒貫通孔
25 隔壁
26 接続用貫通孔
3 外部リード棒
4 給電線
41 スプライスバンド
Claims (3)
- 各々発光管の両端に封止部を有する複数の棒状のランプが、互いに平行に伸びるように配置され、これらのランプの両端部において共通のベースによって連結され、該ベース内で前記封止部から突出する外部リード棒と給電線が接続されてなるランプ装置において、
前記外部リード棒と前記給電線は、前記発光管の管軸方向に伸びる前記外部リード棒の軸線と、前記発光管の管軸方向に伸びる前記給電線の軸線が、平行になるように配置されており、
前記給電線は、当該全ての給電線の軸線が、前記外部リード棒の軸線で囲まれた領域の内側に位置していることを特徴とするランプ装置。 - 前記ベースは、大径部と小径部からなり、当該大径部に形成された凹部に前記封止部が挿入され、
前記大径部と前記小径部の内部には、前記外部リード棒が個別に挿入される独立した挿入孔が前記ベースの長手方向に沿って形成されており、
前記ベースは、前記外部リード棒が突出する前記封止部の端面に対向し、リード棒貫通孔が形成された隔壁を有するとともに、前記大径部には、前記外部リード棒と前記給電線が重なる位置に前記挿入孔につながる接続用貫通孔が形成されており、
前記リード棒貫通孔の内径が、前記給電線の外径より小さいことを特徴とする請求項1に記載のランプ装置。 - 前記給電線の先端には圧着部材が取り付けられており、
前記圧着部材と前記外部リード棒とが溶接されていることを特徴とする請求項2に記載のランプ装置。
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JP2010097182A JP5402810B2 (ja) | 2010-04-20 | 2010-04-20 | ランプ装置 |
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JP2010097182A JP5402810B2 (ja) | 2010-04-20 | 2010-04-20 | ランプ装置 |
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JP2011228135A JP2011228135A (ja) | 2011-11-10 |
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