JP4874867B2 - センサ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスセンサ、圧力センサ等のセンサに関し、特に、筒状のケースの内側に、リード線を挿通してなる弾性体を有するセンサに関する。
従来より、軸線を有する筒状のケースと、このケースに内挿されてケース基端から延出するリード線と、ケースの内側に配置されると共にリード線を挿通するグロメット(弾性体)とを有するセンサが知られている。更に、このようなセンサの中には、例えば特許文献1〜4に示すように、リード線のうちケース基端から延出する部分に保護チューブを装着したものがある。このようにリード線に保護チューブを装着することにより、例えば自動車の排気管に取り付けて使用する酸素センサでは、飛石がリード線に当たってリード線が破損するのを防止できる。また、リード線に保護チューブを装着することで、外部からの熱によりリード線が劣化することも抑制できる。
特開平2−112748号公報 実開平5−25352号公報 特開2000−55869号公報 特開2000−81412号公報
上記のように、リード線は、保護チューブにより包囲されているため、外部からの熱による影響が比較的少ない。
しかしながら、グロメット(弾性体)は、ケースの内側に配置されているものの、保護チューブによっては包囲されていない。このため、グロメット(弾性体)は、外部からの熱をケースを通じて受けるので、高温になって劣化しやすい。また、グロメット(弾性体)は、ケースの先端側から伝わる熱によっても劣化しやすい。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、ケースの内側に配置され、リード線を挿通してなる弾性体が、外部からの熱やケースの先端側からの熱により劣化することを抑制できるセンサを提供することを目的とする。
その解決手段は、ケース先端とケース基端とを有し、軸線を有する筒状のケースと、前記ケース内に配設されてなる検出素子と、前記検出素子と電気的に接続し、前記ケース内から前記ケース基端を通じて延出してなるリード線と、前記リード線を挿通してなる弾性体であって、前記ケースの弾性体配置部位の内側に配置されてなる弾性体と、を備えるセンサであって、筒先端から筒基端に向かって前記軸線方向基端側に延びる筒状の包囲筒であって、少なくとも、前記ケースのうち前記弾性体配置部位とは離間して、この周囲を取り囲んでなり、前記ケースのうち前記弾性体配置部位よりも先端側の部位に直接または間接に接続し、この部位から熱を伝導可能とした筒接続部を有し、外部からの熱線を反射可能な外表面をなす外側反射層を有し、前記筒接続部から前記筒基端に向かって熱を伝導して前記筒接続部よりも基端側の部位でも放熱可能で、内表面をなす内側伝熱層を有する、包囲筒を備えるセンサである。
本発明によれば、包囲筒が、ケースの弾性体配置部位の周囲を取り囲んでいる。また、この包囲筒は、外部からの熱線を反射可能な外表面をなす外側反射層を有する。このため、外部からの熱線は、包囲筒の外表面で多くが反射されるので、包囲筒の内側、即ち、包囲筒に囲まれた弾性体配置部位には、外部からの熱が掛かりにくい。また、包囲筒は、弾性体配置部位とは離間して、この弾性体配置部位の周囲を取り囲んでいるので、外部からの熱が弾性体配置部位に伝導しにくい。従って、弾性体配置部位の内側に配置された弾性体に外部からの熱が掛かりにくいので、弾性体が外部からの熱により高温になって劣化することを効果的に抑制できる。
更に、包囲筒の筒接続部が、ケースのうち弾性体配置部位よりも先端側の部位に熱的に接続しており(直接または間接に接続し、この部位から熱を伝導可能とされており)、包囲筒は、この筒接続部から筒基端に向かって熱を伝導して筒接続部よりも基端側の部位でも放熱可能で、内表面をなす内側伝熱層を有する。このため、ケース先端側から包囲筒の筒接続部に伝わった熱は、更にこの包囲筒を筒基端に向かって伝わりつつ放熱されるので、ケース先端側から熱が弾性体に伝わるのを抑制できる。従って、この点からも、弾性体の温度が上がりにくく、高温になって劣化することが抑制できる。
なお、本発明の「センサ」は、上記の要件を満たすものであればよく、例えば、自動車等に用いられる酸素センサ、空燃比センサ、NOxセンサ、CO2センサや、船舶、飛行機、電気機器等に用いられる各種ガスセンサ、あるいは、圧力センサなどが挙げられる。
また、「ケース」は、ケース先端とケース基端とを有し、軸線を有する筒状であればよい。「ケース」は、一体的に形成されているものでも、或いは、主体金具に外筒等が溶接されてなるケースなど、複数の部材から構成されているものでもよい。
更に、「熱的に接続している」とは、「ケース先端側」の熱を包囲筒に伝導できることを指し、例えば、ケース先端側の部位と包囲筒とが直接接触する構成や熱伝導部材を介して間接的に接触する構成を指す。
また、「(包囲筒が)弾性体配置部位とは離間して、この周囲を取り囲む」形態としては、後述するように包囲筒が間隙を介して弾性体配置部位の周囲を取り囲む形態や、包囲筒が、後述する保持部材など他の部材を間に介して、弾性体配置部位の周囲を取り囲む形態などが挙げられる。
また、解決手段は、ケース先端とケース基端とを有し、軸線を有する筒状のケースと、前記ケース内に配設されてなる検出素子と、前記検出素子と電気的に接続し、前記ケース内から前記ケース基端を通じて延出してなるリード線と、前記リード線を挿通してなる弾性体であって、前記ケースの弾性体配置部位の内側に配置されてなる弾性体と、を備えるセンサであって、筒先端から筒基端に向かって前記軸線方向基端側に延びる筒状の包囲筒であって、少なくとも、前記ケースのうち前記弾性体配置部位の周囲を、間隙を介して取り囲んでなり、前記ケースのうち前記弾性体配置部位よりも先端側の部位に直接または間接に接続し、この部位から熱を伝導可能とした筒接続部を有し、外部からの熱線を反射可能な外表面をなす外側反射層を有し、前記筒接続部から前記筒基端に向かって熱を伝導して前記筒接続部よりも基端側の部位でも放熱可能で、内表面をなす内側伝熱層を有する、包囲筒を備えるセンサである。
本発明によれば、包囲筒が、ケースの弾性体配置部位の周囲を取り囲んでいる。また、この包囲筒は、外部からの熱線を反射可能な外表面をなす外側反射層を有する。このため、外部からの熱線は、包囲筒の外表面で多くが反射されるので、包囲筒の内側、即ち、包囲筒に囲まれた弾性体配置部位には、外部からの熱が掛かりにくい。また、包囲筒は、間隙を介して弾性体配置部位の周囲を取り囲んでいるので、包囲筒と弾性体配置部位との間に他の部材を介する場合などに比して、特に、外部からの熱が弾性体配置部位に伝導しにくい。従って、弾性体配置部位の内側に配置された弾性体に外部からの熱が掛かりにくいので、弾性体が外部からの熱により高温になって劣化することを効果的に抑制できる。
更に、包囲筒の筒接続部が、ケースのうち弾性体配置部位よりも先端側の部位に熱的に接続しており(直接または間接に接続し、この部位から熱を伝導可能とされており)、包囲筒は、この筒接続部から筒基端に向かって熱を伝導して筒接続部よりも基端側の部位でも放熱可能で、内表面をなす内側伝熱層を有する。このため、ケース先端側から包囲筒の筒接続部に伝わった熱は、更にこの包囲筒を筒基端に向かって伝わりつつ放熱されるので、ケース先端側から熱が弾性体に伝わるのを抑制できる。従って、この点からも、弾性体の温度が上がりにくく、高温になって劣化することが抑制できる。
更に、上記のいずれかに記載のセンサであって、前記ケースに保持されると共に、前記包囲筒を保持することにより、前記包囲筒を前記ケースに保持させる保持部材を備えるセンサとすると良い。
本発明では、ケースに保持されると共に包囲筒を保持することで、包囲筒をケースに保持させる保持部材を備える。このため、加締めや接着剤などにより、包囲筒をケースに直接固定する必要がないので、包囲筒やケースの互いの形状や材質を比較的自由に選択できるなど、設計の自由度が大きい。
更に、上記のセンサであって、前記保持部材は、前記ケースに係合するケース係合部と、前記包囲筒に係合する筒係合部とを有し、前記ケース係合部により前記ケースに保持されると共に、前記筒係合部により前記包囲筒を保持してなるセンサとすると良い。
本発明では、保持部材は、ケースに係合するケース係合部を有し、これによりケースに保持されるので、保持部材をケースに容易に保持させることができる。一方で、保持部材は、包囲筒に係合する筒係合部とを有し、これにより包囲筒を保持するので、包囲筒を保持部材に容易に保持させることができる。従って、この保持部材により、包囲筒をケースに容易に保持させることができる。
更に、上記のセンサであって、前記ケースの前記弾性体配置部位は、前記弾性体に向けて内側に加締められた弾性体加締部を有し、前記保持部材の前記ケース係合部は、この弾性体加締部に係合してなるセンサとすると良い。
本発明では、保持部材のケース係合部は、ケースのうち、弾性体に向けて内側に加締められて凹んだ弾性体加締部に係合している。このように、保持部材のケース係合部と係合する部位としてケースの弾性体加締部を用いれば、保持部材のケース係合部と係合する部位をケースに別途設けなくて足りる。
更に、前記のセンサであって、前記保持部材は、前記ケースに固定されるケース固定部と、前記包囲筒に係合する筒係合部とを有し、前記ケース固定部により前記ケースに固定されると共に、前記筒係合部により前記包囲筒を保持してなるセンサとすると良い。
本発明によれば、保持部材は、ケースに固定されるケース固定部を有し、これによりケースに固定されるので、保持部材をケースに容易に固定することができる。一方で、保持部材は、包囲筒に係合する筒係合部とを有し、これにより包囲筒を保持するので、包囲筒を保持部材に容易に保持させることができる。従って、この保持部材により、包囲筒をケースに容易に保持させることができる。
更に、上記のいずれかに記載のセンサであって、前記包囲筒は、前記ケース基端を超えて前記軸線方向基端側に延びる形態を有し、前記リード線の前記ケース基端から延出するリード延出部のうち、前記軸線方向先端側の端部を含む少なくとも一部を取り囲んでなるセンサとすると良い。
本発明によれば、包囲筒は、ケース基端を超えて軸線方向基端側に延びる形態をなす。この包囲筒は、ケースの弾性体配置部位だけでなく、リード線のケース基端から延出するリード延出部のうち、軸線方向先端側の端部を含む少なくとも一部をも取り囲んでいる。このため、リード線のうち包囲筒に取り囲まれた部分についても、外部からの熱が掛かりにくい。従って、リード線のうちこの部分が外部からの熱により高温になって劣化することを抑制できる。
更に、上記のセンサであって、前記包囲筒は、前記軸線に直交する方向について撓み可能な材料からなるセンサとすると良い。
本発明によれば、包囲筒が軸線に直交する方向について撓み可能な材料からなるので、リード線を曲げると共に包囲筒を曲げることができる。従って、包囲筒を設けても、リード線を取り扱いが容易であり、センサの取り付け性などを損なわない。
更に、上記のいずれかに記載のセンサであって、前記包囲筒は、前記外側反射層と前記内側伝熱層との間に介在してなる断熱層を有するセンサとすると良い。
本発明によれば、包囲筒は、外表面をなす外側反射層と内表面をなす内側電熱層との間に断熱層を有する。このように断熱層を設けることで、外側反射層から内側電熱層(内表面)に熱が伝わるのを効果的に抑制できる。その結果、包囲筒に囲まれた弾性体やリード線のうち包囲筒に囲まれた部分が、外部からの熱により高温になって劣化することを更に効果的に抑制できる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に本実施形態1の酸素センサ(センサ)100を示す。この酸素センサ100は、自動車の排気管(図示しない)に取り付けられ、排ガス中の酸素濃度を検知するものである。排気管は、排ガスの熱により例えば800℃という高温状態になる可能性があるため、酸素センサ100も高温になる。また、外部からの熱が酸素センサ100に掛かることもある。従って、酸素センサ100には、このような熱に対する対策が要求される。
この酸素センサ100は、ケース先端101sとケース基端101kとを有し、軸線AXを有する筒状の金属製のケース101を備える。このケース101は、先端側(図1,図2中、下方)に位置する筒状の主体金具103と、この主体金具103の基端側(図1,図2中、上方)の開口に連通するように溶接された外筒105及びこの外筒105の内側に配置された内筒(図示しない)とを備える。
主体金具103には、酸素センサ100を排気管に取り付けるためのねじ部103bや、この基端側に位置し、取り付けの際に工具が係合される工具係合部103cが形成されている。そして、主体金具103の先端側の開口には、キャップ状のプロテクタ107が溶接されている。このプロテクタ107には、排ガスを透過させるための複数のガス透過穴107cが貫通形成されている。
一方、外筒105は、先端側に位置する径大な径大部105bと、基端側に位置する径小な径小部105cと、これらを結ぶテーパ部105dとが一体的に形成されてなる。このうち径大部105bは、その先端105bsが、主体金具103に溶接されている。径小部105cのうち、その先端部分には、径方向内側に加締められた先端加締部105csrが形成されている。また、径小部105cのうち、その基端近傍にも、径方向内側に加締められた基端加締部105ckrが形成されている。更に、径小部105のうち、軸線AX方向の中央近傍にも、径方向内側に加締められた中央加締部105ctrが形成されている。
このようなケース101(主体金具103)の内側には、その軸線AX方向に沿って、棒状の酸素検出素子(図示しない)が配設されている。酸素検出素子の先端側の一部は、ケース先端101sから先端側に突出し、プロテクタ107内に配置されている。この酸素検出素子は、公知の構成をなす。具体的には、酸素検出素子は、ジルコニア等を主体とする酸素イオン伝導性の固体電解質やPt等により多孔質に形成された電極層からなるセンサ素子と、センサ素子を加熱するためのヒータ素子とからなる。
また、ケース101の外筒105のうち、基端近傍の弾性体配置部位105kの内側には、シリコンゴム等のゴムで形成され、略円柱形状をなすグロメット(弾性体)111が配設されている。このグロメット111の基端部111kは、外筒105の基端(ケース基端101k)から基端側に僅かに突出している。グロメット111は、外筒105の弾性体配置部位105kを径方向内側に加締めて、前述の基端加締部105ckrを形成することにより、外筒105の弾性体配置部位105kに固定されている。
また、ケース101の外筒105のうち、グロメット111よりも先端側の部分の内側には、図示しないセラミックセパレータが配設されている。このセラミックセパレータは、外筒105の径小部105cの先端と中央をそれぞれ径方向内側に加締めて、前述の先端加締部105csrと中央加締部105ctrとを形成することにより、外筒105の径小部105c内に固設されている。
更に、ケース101には、上述したグロメット111とセラミックセパレータとを貫通するようにして、4本のリード線115,115,115,115が内挿されている。各リード線115,115,…の先端側の一端は、それぞれ前述の酸素検出素子に電気的に接続している。各リード線115,115,…は、ケース基端101kから軸線AX方向基端側(図1,図2中、上方)に延出している。各リード線115,115,…のうち、このケース基端101kから延出した部分が、リード延出部115e,115e,115e,115eである。そして、各リード線115,115,…の基端側の他端は、それぞれコネクタ119に接続している。このコネクタ119は、酸素センサ100の使用時には、車室内に配置されてこの酸素センサ100を駆動し、その出力を検知するセンサ制御装置(図示しない)に接続される。
これら4本のリード線115,115,…のうち、リード延出部115e,115e,…は、先端側の一部と基端側の一部を除く、軸線AX方向についての大部分が、ガラス繊維を編組した筒状をなす可撓性の保護チューブ121により被覆されている。この保護チューブ121は、結束バンド123により固定されている。なお、この保護チューブ121は、使用温度等により、ゴムやワイヤー、ポリエステル等で形成してもよい。
また、この酸素センサ100は、筒先端131sから筒基端131kに向かって軸線AX方向基端側に延びる筒状の包囲筒131を有する。この包囲筒131は、軸線方向の長さが80mm、直径(内径)が16mm、厚さが2mmである。包囲筒131は、ケース101のうち、弾性体配置部位105kを含む部分(具体的には、外筒105の径小部105c)の周囲を、この弾性体配置部位105kとは離間して、具体的には間隙(空隙)を介して、取り囲んでいる。また、包囲筒131は、各リード線115,115,…のリード延出部115e,115e,…のうち、軸線AX方向先端側の端部115et,115et,115et,115etを含む、軸線AX方向の略中央よりも先端側部分をも、保護チューブ121の外側から間隙を介して取り囲んでいる。
この包囲筒131は、その筒先端131sが、外筒105のうち、弾性体配置部位105kよりも先端側の部位に熱的に接続している。具体的には、筒先端131sが、外筒105のうちテーパ部105dの外表面に当接して、これに熱的に接続している。なお、本実施形態1では、筒先端131sが本発明の筒接続部に相当する。
一方、包囲筒131の筒基端131kは、留め金具125により保護チューブ121に固定されている。これにより、筒基端131kの軸線AX方向の位置が決まるので、包囲筒131の筒先端131sが外筒105のテーパ部105dに当接した状態(熱的に接続した状態)を保つことが可能となる。留め金具125は、前述の拘束バンド123によって軸線AX方向の位置決めがなされている。
包囲筒131は、図2中に部分拡大断面図を示すように、外側に位置し、アルミニウム箔からなる外側反射層133と、内側に位置し、アルミニウム箔からなる内側伝熱層134と、これらの間に介在し、ガラス繊維からなる断熱層135とが積層され積層体となっている。そして、この積層体がじゃばら状に幾重にも折り曲げられ、外側反射層133が外表面131bをなし、内側反射層135が内表面131cをなす包囲筒131を構成している。この包囲筒131は、軸線AXに直交する方向に撓ませることができる。
このような包囲筒131は、外表面131bがアルミニウム箔からなるので、外部からの熱線を確実に反射することができる。また、内表面131cがアルミニウム箔からなるので、筒先端(筒接続部)131sから筒基端131kに向かって熱を伝導して、筒先端(筒接続部)131sよりも基端側の部位でも放熱することができる。
以上で説明したように、本実施形態1では、包囲筒131が、ケース101の弾性体配置部位105kの周囲を取り囲んでおり、外部からの熱線を反射可能な外表面131bを有する。このため、外部からの熱線は、包囲筒131の外表面131bで反射されるので、包囲筒131の内側、即ち、包囲筒131に囲まれた弾性体配置部位105kには、外部からの熱が掛かりにくい。更に、包囲筒131は、弾性体配置部位105kとは離間して、詳細には間隙を介して、弾性体配置部位105kの周囲を取り囲んでいるので、外部からの熱が弾性体配置部位105kに伝導しにくい。このため、弾性体111が外部からの熱により高温になって劣化することを効果的に抑制できる。
また、包囲筒131の筒先端(筒接続部)131sは、ケース101のうち弾性体配置部位105kよりも先端側のテーパ部105dに当接しており、包囲筒131は、この筒先端(筒接続部)131sから筒基端131kに向かって熱を伝導して筒先端(筒接続部)131sよりも基端側の部位でも放熱可能である。このため、テーパ部105dを伝わる熱の一部は、包囲筒131の筒先端(筒接続部)131sに伝わり、更にこの包囲筒131を筒基端131kに向かって伝わりつつ放熱されるので、主体金具103及び外筒105を通じてグロメット111に伝導する熱を低減できる。従って、この点からも、グロメット111が高温になって劣化することを抑制できる。
また、本実施形態1では、包囲筒131は、ケース基端101kを超えて軸線AX方向基端側に延びる形態をなし、ケース101の弾性体配置部位105kだけでなく、各リード線115,115,…のリード延出部115e,115e,…のうち、軸線AX方向先端側の端部115et,115et,…を含む軸線AX方向の約半分を取り囲んでいる。このため、各リード線115,115,…のうち包囲筒131に取り囲まれた部分についても、外部からの熱が掛かりにくい。従って、各リード線115,115,…のうちこの部分が外部からの熱により高温になって劣化することを抑制できる。
また、本実施形態1では、包囲筒131が軸線AXに直交する方向について撓み可能であるので、各リード線115,115,…を曲げると共に包囲筒131も曲げることができる。従って、包囲筒131を設けても、各リード線115,115,…の取り扱いが容易で、酸素センサ100の取り付け性を損なわない。
また、本実施形態1では、包囲筒131は、外表面131bをなす外側反射層133と内表面131cをなす内側電熱層134との間に断熱層135を有する。このように断熱層135を設けることで、外側反射層133から内側電熱層134(内表面131c)に熱が伝わるのを効果的に抑制できる。従って、包囲筒131に囲まれたグロメット111や各リード線115,115,…のうち包囲筒131に囲まれた部分が、外部からの熱により高温になって劣化することを更に効果的に抑制できる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図3及び図4に本実施形態2の酸素センサ(センサ)200を示す。上記実施形態1では、拘束バンド123及び留め金具125により、包囲筒131をケース101に固定している。これに対し、本実施形態2では、保持部材251により、包囲筒131をケース101に保持している点が異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1と同様である。
この酸素センサ200は、上記実施形態1と同様の、主体金具103、外筒105等からなるケース101(図2も参照)。そして、ケース101のうち外筒105の弾性体配置部位105kの内側には、グロメット(弾性体)111が配設されている。グロメット111は、弾性体配置部位105kを径方向内側に加締めて、基端加締部(弾性体加締部)105ckrを形成することにより、弾性体配置部位105kに固定されている。また、ケース101には、グロメット111等を貫通するようにして、4本のリード線115,115,…が内挿されている。各リード線115,115,…は、ケース基端101kから軸線AX方向基端側(図3,図4中、上方)に延出している。
また、この酸素センサ200は、上記実施形態1と同様に、包囲筒131を有する。包囲筒131は、ケース101(図2も参照)のうち、弾性体配置部位105kを含む外筒105の径小部105cから離間して、その周囲を、周囲の一部に後述する保持部材251を間に配置した状態で、取り囲んでいる。
また、この包囲筒131は、その筒先端131sが、外筒105のうち、弾性体配置部位105kよりも先端側の部位に、熱的に接続している。具体的には、筒先端131sが、外筒105のうちテーパ部105dの外表面に接触している。なお、本実施形態2でも、筒先端131sが本発明の筒接続部に相当する。
次に、図5〜図7を参照して、保持部材251について説明する。保持部材251は、厚さ0.2mmの金属板を加工して形成されている。保持部材251は、その基端251kから先端251sに向かって軸線BX方向に延びる概略円筒状をなしており、基端251k(または先端251s)側から見ると、スリット251gを有するCリング状をなしている。
この保持部材251は、その基端251kから基端側に延出し、略矩形状をなす6つのケース係合部253,253,…を有する。これらのケース係合部253,253,…は、基端251k側から見てほぼ等間隔に配置されている。各々のケース係合部253,253,…は、その基端253k,253k,…が径方向内側に位置するように、内側に30度屈曲されている。
また、保持部材251は、その軸線BX方向中央よりも基端側に、金属板にコ字状の切れ目を入れることにより形成され、先端側に延出し、細長い略矩形舌状をなす6つの筒係合部255,255,…を有する。これらの筒係合部255,255,…も、基端251k側から見て、ほぼ等間隔に、かつ、各ケース係合部253,253,…と対応した位置に形成されている。各々の筒係合部255,255,…は、その先端255s,255s,…が径方向外側に位置するように、外側に屈曲されている。
この保持部材251は、ケース101のうち外筒105の径小部105cの周囲に、これを取り囲むようにして配置されている(図4参照)。そして、保持部材251の各ケース係合部253,253,…は、径小部105cの弾性体配置部位105kに周方向に形成され、内側に凹んだ基端加締部105ckrに係合している。
一方で、保持部材251は、包囲筒131の内側に配置されている(図4参照)。そして、保持部材251の各筒係合部255,255,…は、包囲筒131の内表面131cに係合して、包囲筒131を保持部材251に保持させている。
このように、包囲筒131は、ケース101の弾性体配置部位105k等の周囲を取り囲んでおり、外部からの熱線を反射可能な外表面131bを有する。このため、外部からの熱線は、包囲筒131の外表面131bで反射されるので、包囲筒131の内側、即ち、包囲筒131に囲まれた弾性体配置部位105kには、外部からの熱が掛かりにくい。更に、包囲筒131は、弾性体配置部位105kとは離間して、詳細には、一部に保持部材251を間に配置した状態で、弾性体配置部位105kの周囲を取り囲んでいるので、外部からの熱が弾性体配置部位105kに伝導しにくい。このため、外部からの熱により、弾性体111が高温になって劣化することを効果的に抑制できる。
また、包囲筒131の筒先端(筒接続部)131sは、ケース101のうち弾性体配置部位105kよりも先端側のテーパ部105dと、熱的に接続している。具体的には、筒先端(筒接続部)131sは、テーパ部105dに当接している。これにより、包囲筒131は、この筒先端(筒接続部)131sから筒基端131kに向かって熱を伝導して、筒先端(筒接続部)131sよりも基端側の部位でも、放熱可能である。このため、テーパ部105dを伝わる熱の一部は、包囲筒131の筒先端(筒接続部)131sに伝わり、更にこの包囲筒131を筒基端131kに向かって伝わりつつ放熱されるので、主体金具103及び外筒105を通じてグロメット111に伝導する熱を低減できる。従って、この点からも、グロメット111が高温になって劣化することを抑制できる。
更に、本実施形態2では、ケース101の径小部105cの外側であって、包囲筒131の内側に配置されて、包囲筒131をケース101に保持させる保持部材251を備えるので、加締めや接着材などにより、包囲筒131をケース101に直接固定する必要がなく、保持部材251により包囲筒131を容易にケース101に保持させることができる。
また、本実施形態2では、保持部材251は、ケース101と係合するケース係合部253,253,…を有し、これによりケース101に保持されるので、保持部材251をケース101に容易に保持させることができる。一方で、保持部材251は、包囲筒131に係合する筒係合部255,255,…を有し、これにより包囲筒131を保持することができるので、包囲筒131を保持部材251に容易に保持させることができる。
特に、保持部材251のケース係合部253,253,…は、ケース101のうち、グロメット111に向けて内側に加締められた基端加締部105ckrに係合している。このように、基端加締部105ckrをケース係合部253,253…との係合に用いれば、ケース101にケース係合部253,253…と係合する部分を別途設けなくて足りる。
その他、上記実施形態1と同様な部分は、上記実施形態1と同様な作用効果を奏する。
(実施形態3)
次いで、第3の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1または2と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図8及び図9に本実施形態3の酸素センサ(センサ)300を示す。実施形態1では、拘束バンド123及び留め金具125により、包囲筒131をケース101に固定し、また、実施形態2では、包囲筒131とケース101の間に介在させた保持部材251により、包囲筒131をケース101に保持している。これに対し、本実施形態3では、包囲筒131及びケース101の外側に配置した保持部材351により、包囲筒131をケース101に固定している点が異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1または2と同様である。
この酸素センサ300は、上記実施形態1,2と同様の、主体金具103、外筒105等からなるケース101を備える。そして、ケース101のうち外筒105の弾性体配置部位105kの内側には、グロメット(弾性体)111が配設されている。また、ケース101には、グロメット111等を貫通するようにして、4本のリード線115,115,115,115が内挿されている。各リード線115,115,…は、ケース基端101kから軸線AX方向基端側(図8,図9中、上方)に延出している。
また、この酸素センサ300は、上記実施形態1,2と同様に、包囲筒131を有する。この包囲筒131は、後述する保持部材351により、ケース101に固定されている。包囲筒131は、ケース101のうち、弾性体配置部位105kを含む外筒105の径小部105cの周囲を、弾性体配置部位105kとは離間して、詳細には、間隙を介して取り囲んでいる。
この包囲筒131は、その筒先端131sが、外筒105のうち、弾性体配置部位105kよりも先端側の部位に、熱的に接続している。具体的には、筒先端131sが、外筒105のうちテーパ部105dの外表面に常時接触している。なお、本実施形態3でも、筒先端131sが本発明の筒接続部に相当する。
次に、図10〜図11を参照して、保持部材351について説明する。保持部材351は、金属からなり、その基端351kから先端351sに向かって軸線BX方向に延びる概略円筒状をなしている。この保持部材351は、その軸線BX方向の基端351k付近に、金属板にコ字状の切れ目を入れて形成され、先端側に延出し、細長い略矩形舌状をなす6つの筒係合部355,355,…を有する。これらの筒係合部355,355,…は、基端351k側から見て、ほぼ等間隔に配置されている。各々の筒係合部355,355,…は、その先端355s,355s,…が径方向内側に位置するように、内側に屈曲されている。
この保持部材351は、ケース101の外筒105の外側であって、更に、包囲筒131の外側に、これらを取り囲むようにして配置されている(図8及び図9参照)。そして、保持部材351の先端351k側の部位が、ケース101の外筒105の径大部105bに溶接されている。従って、この溶接部位が、保持部材351をケース101に固定するケース固定部353となる。
一方で、保持部材351の各筒係合部355,355,…は、包囲筒131の外表面131bに係合して、包囲筒131を保持部材351に保持している。従って、包囲筒131は、保持部材351と共に、ケース101に保持されている。
このように本実施形態3でも、包囲筒131は、ケース101の弾性体配置部位105k等の周囲を取り囲んでおり、外部からの熱線を反射可能な外表面131bを有する。このため、外部からの熱線は、包囲筒131の外表面131bで反射されるので、包囲筒131の内側、即ち、包囲筒131に囲まれた弾性体配置部位105kには、外部からの熱が掛かりにくい。更に、包囲筒131は、弾性体配置部位105kとは離間して、詳細には間隙を介して弾性体配置部位105kの周囲を取り囲んでいるので、外部からの熱が弾性体配置部位105kに伝導しにくい。このため、弾性体111が外部からの熱により高温になって劣化することを効果的に抑制できる。
また、包囲筒131の筒先端(筒接続部)131sは、ケース101のうち弾性体配置部位105kよりも先端側のテーパ部105dに、熱的に接続している。具体的には、筒先端(筒接続部)131sは、テーパ部105dに当接している。これにより、包囲筒131は、この筒先端(筒接続部)131sから筒基端131kに向かって熱を伝導して筒先端(筒接続部)131sよりも基端側の部位でも放熱可能である。このため、テーパ部105dを伝わる熱の一部は、包囲筒131の筒先端(筒接続部)131sに伝わり、更にこの包囲筒131を筒基端131kに向かって伝わりつつ放熱されるので、主体金具103及び外筒105を通じてグロメット111に伝導する熱を低減できる。従って、この点からも、グロメット111が高温になって劣化することを抑制できる。
更に、本実施形態3では、ケース101の径小部105cの外側に配置されて、包囲筒131をケース101に保持する保持部材351を備えるので、加締めや接着剤などにより、包囲筒131をケース101に固定する必要がなく、保持部材351により包囲筒131を容易にケース101に保持させることができる。
また、保持部材351は、ケース固定部353を有するので、このケース固定部353により、保持部材351をケース101に容易に固定させることができる。また、保持部材351は、筒係合部355,355,…を有するので、この筒係合部355,355,…により、包囲筒131を保持部材351に容易に保持させることができる。従って、この保持部材351により、包囲筒131をケース101に容易に保持させることができる。
その他、上記実施形態1または2と同様な部分は、上記実施形態1または2と同様な作用効果を奏する。
以上において、本発明を実施形態1〜3に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1〜3に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態1では、包囲筒131の筒先端131sを外筒105のテーパ部105dに当接させることにより、包囲筒131とケース101とを熱的に接続している。これに対し、包囲筒131の筒先端131sの近傍部分を径方向内側に加締め、包囲筒131を外筒105に接触させて、熱的に接続してもよい。
また、上記実施形態1等では、包囲筒131の筒先端131sをケース101に熱的に接続しているが、筒先端131s以外の部分をケース101に接続してもよい。例えば、筒先端131sよりも基端側の部分を径方向内側に加締め、包囲筒131をケース101に接触させて、熱的に接続してもよい。
また、上記実施形態1等では、包囲筒131は、各リード線115,115,…のリード延出部115e,115e,…のうち、軸線AX方向の約半分を覆っているが、例えば、各リード線115,115,…のリード延出部115e,115e,…の全体を覆うようにしてもよい。
実施形態1に係る酸素センサの正面図である。 実施形態1に係る酸素センサの包囲筒の内側を示す説明図である。 実施形態2に係る酸素センサの正面図である。 実施形態2に係る酸素センサの包囲筒の内側を示す説明図である。 実施形態2に係る酸素センサを構成する保持部材の基端側から見た平面図である。 実施形態2に係る酸素センサを構成する保持部材の縦断面図(図5におけるA−A断面図)である。 実施形態2に係る酸素センサを構成する保持部材の展開図である。 実施形態3に係る酸素センサの正面図である。 実施形態3に係る酸素センサの包囲筒の内側を示す説明図である。 実施形態3に係る酸素センサを構成する保持部材の基端側から見た平面図である。 実施形態3に係る酸素センサを構成する保持部材の縦断面図(図10におけるB−B断面図)ある。
100,200,300 酸素センサ(センサ)
101 ケース
101s ケース先端
101k ケース基端
103 主体金具
105 外筒
105k 弾性体配置部位
111 グロメット(弾性体)
115 リード線
115e リード延出部
115et (軸線方向先端側の)端部
119 コネクタ
121 保護チューブ
131 包囲筒
131s 筒先端(筒接続部)
131k 筒基端
131b 外表面
131c 内表面
133 外側反射層
134 内側伝熱層
135 断熱層
251,351 包囲部材
253 ケース係合部
353 ケース固定部
255,355 筒係合部
AX 軸線

Claims (9)

  1. ケース先端とケース基端とを有し、軸線を有する筒状のケースと、
    前記ケース内に配設されてなる検出素子と、
    前記検出素子と電気的に接続し、前記ケース内から前記ケース基端を通じて延出してなるリード線と、
    前記リード線を挿通してなる弾性体であって、前記ケースの弾性体配置部位の内側に配置されてなる弾性体と、
    を備えるセンサであって、
    筒先端から筒基端に向かって前記軸線方向基端側に延びる筒状の包囲筒であって、
    少なくとも、前記ケースのうち前記弾性体配置部位とは離間して、この周囲を取り囲んでなり、
    前記ケースのうち前記弾性体配置部位よりも先端側の部位に直接または間接に接続し、この部位から熱を伝導可能とした筒接続部を有し
    外部からの熱線を反射可能な外表面をなす外側反射層を有し、
    前記筒接続部から前記筒基端に向かって熱を伝導して前記筒接続部よりも基端側の部位でも放熱可能で、内表面をなす内側伝熱層を有する、包囲筒を備える
    センサ。
  2. ケース先端とケース基端とを有し、軸線を有する筒状のケースと、
    前記ケース内に配設されてなる検出素子と、
    前記検出素子と電気的に接続し、前記ケース内から前記ケース基端を通じて延出してなるリード線と、
    前記リード線を挿通してなる弾性体であって、前記ケースの弾性体配置部位の内側に配
    置されてなる弾性体と、
    を備えるセンサであって、
    筒先端から筒基端に向かって前記軸線方向基端側に延びる筒状の包囲筒であって、
    少なくとも、前記ケースのうち前記弾性体配置部位の周囲を、間隙を介して取り囲んでなり、
    前記ケースのうち前記弾性体配置部位よりも先端側の部位に直接または間接に接続し、この部位から熱を伝導可能とした筒接続部を有し
    外部からの熱線を反射可能な外表面をなす外側反射層を有し、
    前記筒接続部から前記筒基端に向かって熱を伝導して前記筒接続部よりも基端側の部位でも放熱可能で、内表面をなす内側伝熱層を有する、包囲筒を備える
    センサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセンサであって、
    前記ケースに保持されると共に、前記包囲筒を保持することにより、前記包囲筒を前記ケースに保持させる保持部材を備える
    センサ。
  4. 請求項3に記載のセンサであって、
    前記保持部材は、
    前記ケースに係合するケース係合部と、前記包囲筒に係合する筒係合部とを有し、
    前記ケース係合部により前記ケースに保持されると共に、前記筒係合部により前記包囲筒を保持してなる
    センサ。
  5. 請求項4に記載のセンサであって、
    前記ケースの前記弾性体配置部位は、前記弾性体に向けて内側に加締められた弾性体加締部を有し、
    前記保持部材の前記ケース係合部は、この弾性体加締部に係合してなる
    センサ。
  6. 請求項3に記載のセンサであって、
    前記保持部材は、
    前記ケースに固定されるケース固定部と、前記包囲筒に係合する筒係合部とを有し、
    前記ケース固定部により前記ケースに固定されると共に、前記筒係合部により前記包囲筒を保持してなる
    センサ。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のセンサであって、
    前記包囲筒は、
    前記ケース基端を超えて前記軸線方向基端側に延びる形態を有し、
    前記リード線の前記ケース基端から延出するリード延出部のうち、前記軸線方向先端側の端部を含む少なくとも一部を取り囲んでなる
    センサ。
  8. 請求項7に記載のセンサであって、
    前記包囲筒は、前記軸線に直交する方向について撓み可能な材料からなる
    センサ。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のセンサであって、
    前記包囲筒は、
    前記外側反射層と前記内側伝熱層との間に介在してなる断熱層を有する
    センサ。
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