JP5401969B2 - 複合曲げプレス型 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば鋼板から成形したクラッチカバー等の突起部を1台のプレス加工機で仮曲げした後、本曲げを実施することにより、大きな角度(例えば、略90度)に折り曲げる複合曲げプレス型に関する。
従来、仮曲げ型を取付けたプレス加工機と、本曲げ型を取付けたプレス加工機の2台のプレス加工機を使用して所定の大きな角度に曲げる方法が知られている。これに対して、プレス型として、板状のワークのフランジ部を垂直下方へ曲げた後に、その先端部分をさらに内側に曲げるための縁曲げ用プレス型において、垂直加工面及びこの垂直加工面に続いて下方へ向けて内側へ曲がる内曲げ加工面を有するダイスと、垂直加工面及びこの垂直加工面に続いて、上方へ向けてダイスに対して離反方向へ曲がる内曲げ加工面が形成された曲げ刃本体を備えた曲げ刃と、曲げ刃本体の降下に伴ってこの曲げ刃本体の垂直加工面及び内曲げ加工面をフランジ部を介してダイスの垂直加工面及び内曲げ加工面に接面させるように、曲げ刃に設けられたカムホロワを従動させるカムを備え、曲げ刃が、垂直方向に昇降する上型に水平方向へスライド可能に支持され、かつ離反方向へばね付勢されている縁曲げ用プレス型が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−246418号公報
しかしながら、特許文献1によれば、1個の曲げ刃で垂直曲げ及び内曲げを行うので、プレス機は構造的に嵩張ることはないが、曲げ加工される製品に制限が生じる問題がある。
また、制限をなくすためには製品の形状を変えなければならい問題がある。
また、仮曲げ型と、本曲げ型を使用する場合、プレス加工機が2台必要になり、設備費が高くなると共に、設置スペースも1台の場合に比べ2倍必要になる問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、仮曲げ型と、本曲げ型とを有する複合曲げ型を設けることで、製品の精度の品質を確保しつつ、設備費が低減できると共に、プレス加工機の設置スペース及び型置きスペースが低減できる複合曲げプレス型を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ワークの折曲げ部を仮曲する仮曲げ型と仮曲げした折曲げ部を所定形状に折曲げる本曲げ型とを有する旋回型と、旋回型を回動して、仮曲げ時は、前折曲げ部に対して仮曲げ型の仮曲げ刃部を折曲げ部の回転位置に位置させ、本曲げ時は、折曲げ部に対して本曲げ型の本曲げ刃部を回転位置と同じ回転位置に位置させる回動手段と、仮曲げ時は、旋回型にプレス荷重を加え仮曲げ刃部で折曲げ部を仮曲げすると共に、本曲げ時は、旋回型にプレス荷重を加え本曲げ刃部で折曲げ部を本曲げする押し型と、押し型の内周側と旋回型の外周側との間に配備される軸受と、を備え、押し型から旋回型にプレス荷重を伝達する押し型の荷重伝達面と荷重伝達面からのプレス荷重を受圧する旋回型の荷重受圧面との間に隙間が設けられる。
また、請求項に記載の発明は、隙間は、旋回型のストロークが20mmに於いて、0.
02mmから0.05mmの範囲である。
また、請求項に記載の発明は、仮曲げ時は、折曲げ部の折曲げの支えとなる突出部と突出部との間に挟まれる窪み部を有する支持部材と、仮曲げ時は、折曲げ部の回転位置に突出部を位置させると共に、本曲げ時は、折曲げ部の回転位置に窪み部を位置させる支持型回動手段と、を有する支持型を備える。
また、請求項に記載の発明は、回動手段は、旋回型の軸の上側端側と押し型との軸方向に直交する面との間に設けられ軸に連結される。
また、請求項に記載の発明は、本曲げ刃部は、本曲げ型の中心に向かって窪みを形成する傾斜面を備える。
請求項1に記載の発明では、旋回型は、仮曲げ型と本曲げ型を備え、仮曲げ時、仮曲げ型の仮曲げ刃部の回転位置を回動手段でワークの折曲げ部(例えばクラッチカバーのタグ部)の回転位置に合わす。次に、押し型を下方向に移動させプレス荷重を加え仮曲げを行う。本曲げ時は、本曲げ型の本曲げ刃部の回転位置を仮曲げされたワークの折曲げ部の回転位置に合わせ、既に上方に位置する押し型を下方向に移動させワークの折曲げ部にプレス荷重を加え本曲げを行う。従って、プレス加工機にワークを1回セットし、ワークの折曲げ部に対して仮曲げ型及び本曲げ型を仮曲げ時及び本曲げ時、それぞれ適正位置にセットする。これにより、1台のプレス加工機で仮曲げと本曲げが出来るので、ワークの折曲げ精度の品質が確保できる。また、1台のプレス加工機でワークを大きな角度(例えば、略90度)に折曲げる曲げ加工が可能になるので、設備費が低減できると共に、プレス加工機の設置スペース及び型置きスペースが低減できる複合曲げプレス型を提供できる。
また、押し型から仮曲げ型に荷重を伝達する押し型の荷重伝達面と、荷重伝達面からの荷重を受圧する旋回型の荷重受圧面との間に隙間が設けられている。この隙間の下限値を適正値に設定することで、押し型にプレス荷重が作用しても軸受の耐久性が確保できる。また、隙間の上限値を適正値に設定することで、ワークの曲げ不足は発生せず、折曲げ精度の品質が確保できる。
発明では、押し型の上面にプレス荷重が作用しない状態に於いて、押し型本体のプレス荷重を伝達する荷重伝達面とこのプレス荷重を受圧する旋回型の荷重受圧面とは、隙間を有する。従って、プレス荷重が作用せず隙間の有る状態で、仮曲げ時、仮曲げ型の仮曲げ刃部を回動手段でワークの折曲げ部の位置に回動し、本曲げ時、回動手段で本曲げ型の本曲げ刃部を仮曲げされたワークの折曲げ部の位置に回動する。結果、軸受に過大な荷重が作用せず旋回型はムーズに回動し、回動トルクが減少する。
また、押し型にプレス荷重が作用し、ワークの折曲げられるタグ部の仮曲げ及び本曲げの際中、押し型の荷重伝達面と旋回型の荷重受圧面の隙間はなくなるが、プレス荷重が作用しない状態での隙間の下限値は軸受がスラスト荷重で破損を防止する寸法以上であるので、軸受の寿命が向上する。
一方、隙間が上限値を越えると、仮曲げ時あるいは本曲げ時、ワークの折曲げ部が所定の曲げ角度に達する前に、旋回型の下面の中心側が下型の中心側に位置する突出部の上面に当接する。上面に当接すると、仮曲げあるいは本曲げの曲げ不足が生じるが、本発明では隙間が上限値以下であるので、当接せず曲げ不足が起こることなく所定の角度に折り曲がる。結果、ワークの折曲げ精度の品質が確保できる。
また、請求項に記載の発明では、押し型の荷重伝達面と旋回型の荷重受圧面との間の隙間は、旋回型のストロークが20mmに於いて、0.02mm〜0.05mmの範囲である。隙間の下限値が0.02mmであるので、軸上は破損することなく長時間使用できる。隙間の上限値が0.05mmであるので、仮曲げ時あるいは本曲げ時、ワークの折曲げ部の曲げ不足は発生せず、ワークの折曲げ精度の品質が確保できる。
また、請求項に記載の発明では、仮曲げ時、支持型の支持部材の突出部がワークの折り曲部の折曲げの支えとなるので、仮曲げの精度を高く維持できる。本曲げ時、支持型回動によりワークの折曲げ部の回転位置に支持型の窪み部が位置するが、既に仮曲げで高い精度で折曲げられているので、この曲げに従って本曲げが行われる。結果、ワークの折曲げ精度の品質を確保できる。
また、請求項に記載の発明では、回動手段は、旋回型の軸の上端側と押し型の軸に直行する面との間に設けられ、旋回型の軸に連結されるので、回動手段の組付、取り外しが短時間で容易に行える。
また、請求項に記載の発明では、本曲げ型部は、本曲げ型の中心に向かって窪みを形成する傾斜面を備えている。この傾斜面は、ワークの折曲げ部を折曲げた時に発生するスプリングバックを見込み、本曲げ時、ワークの所定の折曲げ角度より大きめに折曲がるように傾斜角度が設定される。結果、ワークの折曲げ精度の品質が確保できる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係わる複合曲げプレス型の断面図である。図2はクラッチのダイヤフラムの平面図である。図1に示すように、複合曲げプレス型1は、ベース10と、下型20と、旋回型30と、支持型40、押し型50と、回動手段60と、軸受機構70と、ダイヤフラム押え型80と、案内機構90とから構成される。図2に示すように、クラッチのダイヤフラム2は中心側に穴2bと、穴2bから等間隔に放射する15本のスリッド2cと、スリッド2cの外周側端部に繋がる15個の穴2aとを備える。
ベース10の中央に設けた穴11に下型20のボス部21が挿入され、下型20のフランジ22はベース10の上面に当接しボルト(図示せず)で固定される。下型20のフランジ22の外周側上面には突出するリング形状の設置部23が設けられ、下型20の中央には上面から突出する略円錐台の突出部24が設けられる。突出部24は、上端に設けた円柱部分24bと、円柱部分24bから下側に向かって拡大する円錐台部分24aを備える。円錐台部分24aはフリー状態のダイヤフラム2の穴2bが装着され、円柱部分24bはダイヤフラム2がダイヤフラム押え81により押え荷重を受けると穴2bが円柱部分24bに移動する。また、リング形状の設置部23の上面にはプレス成形によりカシメられるクラッチカバー3(ワーク)がセットされ、クラッチカバー3の内側から垂直に突起するタグ部3a(折曲げ部)の内側角部にピポットリング4がセットされる。さらに、タグ部3aはダイヤフラム2の外周側の穴2a(図2)に挿入され、タグ部3aとダイヤフラム2とが交叉する角部にピポットリング5がセットされる。そして、クラッチカバー3の回転方向の位置は、ベース10の上面に固定した位置決めステイ12により決定される。
尚、図1の二点鎖線で示されるダイヤフラム2はダイヤフラム押え型80のダイヤフラム押え81がダイヤフラム2の外周上方に位置し、押え荷重が作用しないフリーで下型20の円錐台部分24aにセットされた状態を示す。実線で示されるダイヤフラム2は、ダイヤフラム押え81の下端面がダイヤフラム2の外周側上面に当接しダイヤフラム2に押え荷重が作用し略円板形状に変形して下型20の円柱部分24bにセットされた状態を示す。
旋回型30は、軸31と、型取付け部材32と、仮曲げ型33と本曲げ型34とを備え複合曲げ型35とから構成される。型取付け部材32は、軸31の下側に装着され、ワッシャー36を介在しナット37で軸31の所定角度の位置に同軸に固定される。
図3は複合曲げ型35をA方向(図1)から見た図であり、図4は図3のBB断面図である。図3及び4に示すように、複合曲げ型35は、略円板形状をなし、仮曲げ型33と本曲げ型34とを備える。即ち、仮曲げ型33は、複合曲げ型35の外周面下側が円錐台形状の傾斜面33bを備える15個の仮曲げ刃部33aからなり、仮曲げ刃部33aは同一円周上、等間隔(ピッチ角度は24°)に設けられる。仮曲げ刃部33aの傾斜面33bが、クラッチカバー3のタグ部3aの内周面に当接して仮曲げする。
本曲げ型34は、仮曲げしたタグ部3aをを本曲げする型で、本曲げ刃部34aが隣合う仮曲げ刃部33aの間に等間隔(ピッチ角度は24°)に15個設けられて構成される。そして、本曲げ刃部34aは、傾斜面34bと、傾斜面34bに繋がるR面34cとから形成される。傾斜面34bは、本曲げ時、クラッチカバー3のスプリングバックを見込み、外周に向かって下がる傾斜面34bを備える。即ち、傾斜面34bは本曲げ型34の中心に向かって窪みを形成する。このように仮曲げ型33と本曲げ型34とを備えた複合曲げ型35は型取付け部材32の所定の回転角度で同軸にボルト(図示せず)で固定され、これにより複合曲げ型35は軸31に所定角度で同軸上に配置される。
押し型50(図1)は、仮曲げ時に於けるプレス荷重と、本曲げ時に於けるプレス荷重をクラッチカバー3のタグ部3aに加えるために設けられ、上蓋52と、押し型本体51とから構成される。上蓋52のボス部52aは押し型本体51の穴51aに挿入され、上蓋52のフランジ部52bはボルト53により押し型本体51の上面に固定される。
回動手段60(図1)は、旋回型切換レバー61と、スタットボルト62、63と、引張コイルバネ64と、ステイ65と、ストッパー66、67から構成される。旋回型切換レバー61の一端は軸31の上端側にボルト68により連結され、他端は旋回型側レバー駆動装置(図示せず)に接続される。旋回型切換レバー61の中央近傍にスタットボルト62が螺着される。そして、スタットボルト62の背面側にあるスタットボルト63は、上蓋52に固定されたステイ65の雌ネジに螺着され、スタットボルト62とスタットボルト63の間に引張状態の引張コイルバネ64が設けられる。旋回型切換レバー61の長手方向の中間近傍にストッパー66が固定され、上蓋52にストッパー67が固定される。ストッパー67は門形状(図示せず)をなし、門形状を形成する2本の門柱の間にストッパー66が位置する。ストッパー66と67により、旋回型切換レバー61は軸21の軸を中心に12度揺動する。そして、旋回型側レバー駆動装置によって回転される。
図1に示すように、上蓋52の上面の円輪Mの範囲に、プレス加工機(図示せず)からのプレス荷重が作用する。円輪Mの位置及び幅は、仮曲げ刃部33aの傾斜面33b(図3、図4)及び本曲げ型34の本曲げ刃部34aの傾斜面34bとR面34c(図3、図4)を上蓋52の上面に投影した円輪の位置及び幅に略等しい。これによりプレス加工機のプレス荷重は、ほぼ真直ぐ仮曲げ刃部33a及び本曲げ刃部34aに作用する。
上蓋52の上面にプレス荷重が作用しない状態では、押し型本体51の下面51c(荷重伝達面)と旋回型30の上面32a(荷重受圧面)との隙間100は、押し型50のストロークが20mmの場合で0.02〜0.05mmである。即ち、この状態では、旋回型30が一対の軸受71を介在して押し型50にぶら下っている。また、押し型本体51には、旋回型切換レバー61が揺動できる横溝51d及び穴51aと、上下方向に移動できる縦溝51eとが設けられる。従って、横溝51d、穴51a、縦溝51e及び0.02〜0.05mmの隙間100により旋回型切換レバー61はスムーズに所定の角度、即ち12度揺動できる。
押し型本体51の外周面は、ダイヤフラム押え型80の内周面80aに摺動可能に内接している。そして、押し型50にプレス加工機からのプレス荷重が作用すると、押し型50は下方に移動し、下面51cと上面32aの隙間100はなくなる。当初の隙間100が0.02〜0.05mmであるので、隙間がなくなった状態でも、軸受71に所定の適正な範囲内の荷重が作用する。このプレス荷重は、仮曲げ時、押し型本体51、型取付け部材32を介在して仮曲げ型33に伝達され、本曲げ時は押し型本体51、型取付け部材32を介在して本曲げ型34に伝達される。
また、押し型本体51の穴51bにカラー72を介在して一対の軸受71の外輪が装着される。軸受71の内輪は、軸31の外周面31aに装着される。そして、一対の軸受71と、カラー72とから軸受機構70が構成される。これにより、上述したように旋回切換レバー61は12度揺動できる。これに伴い、軸31と、仮曲げ型33と本曲げ型34を備える複合曲げ型35とが一体となって12度回転揺動できる。
ダイヤフラム押え型80は、ダイヤフラム2の外周側上面を押えダイヤフラム2をほぼ水平状態に維持すると共に、押し型50の往復動のガイドを兼ねる。そして、ダイヤフラム押え型80は、ダイヤフラム押え81と、挟持部材82と、3本のステイ83と、保持部材84とから構成される。ダイヤフラム押え81の下端面は、ダイヤフラム2の外周側上面を押え、ダイヤフラム押え81の上側のフランジ部は、ボルト(図示せず)で挟持部材82に固定される。挟持部材82は、3本のステイ83を介在してボルト88、89により保持部材84に固定される。保持部材84の上部にはピン85が設けられる。ピン85は、押し型本体51に設けたピン溝51gに挿入され、押し型50の回転を阻止する。また、保持部材84の上部は3個の穴84aが同一円周上、等分に設けられ、穴84aには圧縮コイルバネ87が配備される。3本の圧縮コイルバネ87のバネ力により押し型50は上方向持ち上げられる力を受け、上蓋52の上面にプレス加工機が作用しない状態では、上方に位置する。
支持型40は、ピポットリング押え41(支持部材)とリング押え回動手段120とから構成される。ピポットリング押え41は複合曲げ型35の外周面とダイヤフラム押え81の内周面との間に設けられ、型取付け部材32の外周面にはリング押え回動手段120のリング押え切換レバー121のアダプターリング部121aが回転可能に挿入される。
図5は、本発明の実施形態に係わる複合曲げプレス型1の支持型40のピポットリング押え41をA方向(図1)から見た図で、図6は図5のCC断面図である。図5、図6に示すように、ピポットリング押え41は、下側に同一円周上、等間隔に15個の突出部41aと、突出部41aに挟まれた窪み部41fを備え、突出部41aの端部41cには断面が円形状のピポットリング5(図6図示の二点鎖線)の外周面が当接する。ピポットリング5は、クラッチカバー3の底面から突起するタグ部3a(図1)を仮曲げする時、曲げの支点になる。また、突出部41の内側の傾斜面41bの傾斜角度αは、仮曲げ型33の傾斜面33bの傾斜角度β(図4)以下である。尚、ピポットリング5がない場合は、突出部41aの端部41cがクラッチカバー3のタグ部3aを仮曲げする時、曲げの支点となる。この場合、端部41cの形状は、凸のRが好ましい。
図1に示すように、リング押え回動手段120は、リング押え切換レバー121と、スタットボルト122、123と、引張りコイルバネ124と、ステイ125と、ストッパー126、127から構成される。リング押え切換レバー121は、アダプターリング部121aと、レバー部121bを備える。レバー部121bの端部にスタットボルト122が配備される。スタットボルト122の一端には、引張りコイルバネ124の一端が設けられる。引張りコイルバネ124の他端はスタットボルト123の一端に取付けられる。スタットボルト123は保持部材84に固定したステイ125に螺着される。また、レバー部121bの中間近傍にストッパー126が固定され、保持部材84にはストッパー127が固定される。ストッパー127は門形状(図示せず)をなし、門形状を形成する2本の門柱の間にストッパー126が位置する。ストッパー126と127により、リング押え切換レバー121は型取付け部材32の軸を中心に12度揺動できる。引張りコイルバネ124は引張状態で取付けられ、引張りコイルバネ124のバネ力によりストッパー126はストッパー127の一方の門柱に当接する。そして、リング押え切換レバー121のレバー部121bにリング押え側レバー駆動装置(図示せず)が接続され、リング押え側レバー駆動装置により揺動する。
また、アダプターリング部121aの下面の同一円周上に複数個の孔121cが設けられ、孔121cに圧縮コイルバネ42が挿入される。圧縮コイルバネ42は、ピポットリング押え41のフランジ41dの上面を押付ける。また、アダプターリング部121aにピン43の一端側が圧入され、ピン43の他端側はフランジ41dのピン穴41eに挿入され、ピポットリング押え41は、リング押え回動手段120により12度回転できる。
次にピポットリング押え41と、仮曲げ型33及び本曲げ型34との位置関係について述べる。図7は、仮曲げ型33の仮曲げ刃部33aと、本曲げ型34の本曲げ刃部34aと、ピポットリング押え41をA方向(図1)から見た図で、図中、(a)は仮曲げ出来る状態、又は、仮曲げ時に於ける状態を示し、(b)は本曲げ出来る状態、又は、本曲げ時に於ける状態を示す。仮曲げ時は、A方向から見るとピポットリング押え41の突出部41aの回転位置が仮曲げ刃部33aの回転位置に一致する(図7(a))。曲げ時は、ピポットリング押え41の突出部41aで挟まれた窪み部41fの回転位置が、本曲げ刃部34aの回転位置に一致する(図7(b))。
案内機構90(図1)は、ベース10とダイヤフラム押え型80との間に3個同一円周上等分に配備され、ダイヤフラム押え型80の上下移動をガイドする。そして、案内機構90は、ベース10に固定される円筒形状の軸受箱91と、軸受箱91に圧入されるリニアベアリング92と、ダイヤフラム押え型80の保持部材84に固定される案内軸93とから構成される。軸受箱91にリニアベアリング92の外周面が圧入され、リニアベアリング92の内周側には案内軸93が微小間隙をもって摺動可能に装着される。
次に、本発明の実施形態の作動と効果について説明する。クラッチカバー3のタブ部3aのカシメ作業は、ワークセット工程と、ダイヤフラム押え工程と、仮曲げ工程と、プレス荷重解除工程と、本曲げ工程と、製品取出し工程の6工程からなる。図8から図13は、本発明の実施形態に係わる複合曲げプレス型1の各工程に於ける状態を示す部分断面図である。図8はワークセットの状態、図9はダイヤフラム及びピポットリングの押えの状態、図10は仮曲げの状態、図11はプレス荷重解除の状態、図12は本曲げの状態、図13は製品取出し状態を示す。
(ワークセット工程)
図8に示すように、支持型40、押し型50(図1)、旋回型30、ダイヤフラム押え型80は上方に位置する。複合曲げプレス型1の下型20の上に順次クラッチカバー3、ピポットリング4、ダイヤフラム2、ピポットリング5がセットされる。そして図1に示すように、ダイヤフラム2の中心側の穴2b(図2)が下型20の突出部24の円錐台部分24aに篏合され、ダイヤフラム2は外径側に向かって上広がりに保持される。この時点で、旋回型側レバー駆動装置(図示せず)が作動していないので、回動手段60の引張コイルバネ64の引張力により旋回型切換レバー61のストッパー66がストッパー67の一方の門柱に当接している(図1)。従って、この状態に於いて、仮曲げ型33の仮曲げ刃部33aの位置はクラッチカバー3のタグ部3aの真上上方に位置する(図7の(a))。同じように、リング押え側レバー駆動装置(図示せず)が作動していないので、リング押え回動手段120の引張りコイルバネ124の引張力によりリング押え切換レバー121のストッパー126はストッパー127の一方の門柱に当接している。この状態に於いて、支持型40のピポットリング押え41の突出部41aの回転位置は仮曲げ刃部33aの回転位置と一致している(図7の(a))。
(ダイヤフラム押え工程)
図9に示すように、支持型40、押し型50(図1)、旋回型30、ダイヤフラム押え型80が下方向に移動する。これにより、ダイヤフラム押え型80のダイヤフラム押え81がダイヤフラム2の外周側上面を圧縮コイルバネ87の圧縮力で押えると、ダイヤフラム2は略水平に保持される。また、支持型40のピポットリング押え41の端部41cは、ピポットリング5を圧縮コイルバネ42の圧縮力で押える。この状態於いては、旋回型30の仮曲げ刃部33aはクラッチカバー3のタグ部3aの真上上方に位置し、まだタグ部3aに当接していない。
(仮曲げ工程)
図10に示すように、支持型40と、ダイヤフラム押え型80は、ダイヤフラム押え工程の状態を維持する。そして、前述したように仮曲げ刃部33aの回転位置と、ピポットリング押え41の突出部41aの回転位置は共に仮曲げが出来る回転位置に位置している(図7の(a))ので、プレス加工機(図示せず)の加圧により、押し型50、旋回型30が、さらに下方向に移動する。すると、仮曲げ刃部33aの傾斜面33bは、ピポットリング5を支点にクラッチカバー3のタグ部3aに当接し、仮曲げ刃部33aは所定の角度(例えば60度)タグ部3aを折り曲げる。
(プレス荷重解除工程)
仮曲げが終了すると、プレス荷重が解除され、リング押え回動手段120(図1)は複合曲げプレス型1の上方向から見て時計方向に12度回転される。すると、ピポットリング押え41の突出部41aは、仮曲げされたタグ部3aから離脱する。次に、図11に示すように、支持型40、押し型50(図1)、旋回型30、ダイヤフラム押え型80は上方向に移動され、図8と同じ高さに位置する。引続き、旋回型側レバー駆動装置が作動してストッパー66が、ワークセット工程に於いてストッパー67の当接していない側の門柱に当接し、旋回型切換レバー61は複合曲げプレス型1の上方向から見て時計方向に12度回転する。そして、旋回型30と、ダイヤフラム押え型80の回転位置は、図7の(b)に示され、本曲げが可能な状態になる。
(本曲げ工程)
次に、旋回型側レバー駆動装置とリング押え側レバー駆動装置を共に作動した状態で、支持型40、押し型50(図1)、旋回型30、ダイヤフラム押え型80が下方向に移動する。ダイヤフラム押え型80のダイヤフラム押え81がダイヤフラム2の外周側上面を圧縮コイルバネ87の圧縮力で押える。ダイヤフラム2は略水平に保持される。また、支持型40のピポットリング押え41の端部41cは、ピポットリング5を圧縮コイルバネ42の圧縮力で押える。プレス加工機の加圧により、押し型50と、旋回型30が、さらに下方向に移動する。すると、図12に示すように本曲げ型34の本曲げ刃部34aを形成する傾斜面34bと、傾斜面34bに繋がるR面34cが仮曲げされたタグ部3aに当接して所定の角度(例えば94度)タグ部3aを折り曲げ、本曲げ工程が終了する。
(製品取出し工程)
本曲げ工程が終了すると、プレス加工機の加圧が解除され、支持型40、押し型50、旋回型30、とダイヤフラム押え型80は上方向に移動され、図8と同じ高さに位置する。次に、旋回型側レバー駆動装置とリング押え側レバー駆動装置の作動が解除される。すると、回動手段60の旋回型切換レバー61は、引張コイルバネ64の張力により複合曲げプレス型1の上方向から見て反時計方向に12度回転し、ストッパー66が、本曲げ工程でストッパー67の当接していない側の門柱に当接する。結果、旋回型切換レバー61は、ワークセット工程の図8と同じ位置に復帰する。同じように、支持型40のリング押え切換レバー121は、引張りコイルバネ124の張力により複合曲げプレス型1の上方向から見て反時計方向に12度回転し、ストッパー126が、本曲げ工程でストッパー127の当接していない側の門柱に当接する。結果、図13に示すように、リング押え切換レバー121は、ワークセット工程の図8と同じ位置に復帰する。そして、カシメが終了したクラッチカバー3を複合曲げプレス型1から取出す。また、旋回型30と、ダイヤフラム押え型80の回転位置は、図7の(a)に示され、ワークセットが可能な状態になる。
上記の6つの工程を実施することで、ダイヤフラム2を組み込んだクラッチカバー3のカシメのワンショットが終了する。
以上によれば、旋回型30は、仮曲げ型33と本曲げ型34を備え、仮曲げ時、仮曲げ型33の仮曲げ刃部33aの回転位置を回動手段60でクラッチカバー3のタグ部3aの回転位置に合わす。次に、押し型50を下方向に移動させタグ部3aにプレス荷重を加え仮曲げを行う。本曲げ時は、本曲げ型34の本曲げ刃部34aの回転位置を仮曲げされたタグ部3aの回転位置に合わし、既に上方に位置する押し型50を下方向に移動させタグ部3aにプレス荷重を加えて本曲げを行う。従って、ダイヤフラム2、クラッチカバー3、ピポットリング4、5をプレス加工機に1回セットし、クラッチカバー3のタグ部3aに対して仮曲げ型33及び本曲げ型34の適正位置にセットすることで、1台のプレス加工機により、クラッチカバー3のタグ部3aでダイヤフラム2をカシメる。結果、ダイヤフラム2をカシメ込んだクラッチカバー3の曲げ精度の品質が確保できる。
また、1台のプレス加工機で大きな角度(例えば、略90度)、クラッチカバー3のタグ部3aの折曲げ加工が可能なので、設備費が低減できると共に、型置きスペースが低減できる複合曲げプレス型1を提供できる。
また、前述したように、押し型50の蓋52の上面にプレス加工機によるプレス荷重が作用しない状態に於いて、押し型本体51の下面51cと型取付け部材32の上面32aとの隙間100は、押し型50のストロークが20mmの場合で0.02〜0.05mmである。また、押し型本体51には、旋回型切換レバー61が揺動できる横溝51d及び穴51aと、上下方向に移動できる縦溝51eとが設けられる。従って、プレス荷重が作用せず、隙間100の有る状態で仮曲げ時及び本曲げ時、回動手段60で仮曲げ型33及び本曲げ型34を所定の位置に回動する。結果、軸受71に過大な荷重が作用せず旋回型30はムーズに回動し、回動トルクは減少する。
また、押し型50にプレス荷重が作用し、クラッチカバー3のタグ部3aの仮曲げ及び本曲げの際中、押し型本体51の下面51cと型取付け部材32の上面32aの隙間はなくなる。しかし、プレス荷重が作用しない状態の隙間100はストローク20mmに対して0.02〜0.05mmの範囲であるので、軸受71は破損することなく耐久性が確保できる。プレス荷重が作用しない状態の隙間100が下限値0.02より少ないと、曲げ加工を行う際の隙間がない状態に於いて、軸受71に作用するスラスト荷重は、軸受71の許容スラスト荷重を越え、軸受71が短時間で破損する。そして隙間100が上限値0.05mmを越えると、タグ部3aが仮曲げ時あるいは本曲げ時に於ける所定曲げ角度に達する前に、旋回型30の複合曲げ型35の下面中央側が、下型20の突出部24の上面に当接する。当接すると、仮曲げあるいは本曲げの曲げ不足が生じるが、前述したように隙間100は上限値0.05mm以下であるので、曲げ不足が起こることなく所定の角度に折り曲がる。結果、ワークの折曲げ精度の品質が確保できる。
タグ部3aとダイヤフラム2とが交叉する内側の角部にピポットリング5がセットされる。そして、仮曲げ時、ピポットリング5が角部からずれないようにするため、ピポットリング5の外周面を支持型40のピポットリング押え41の端部41cで押える。これによりピポットリング5を支点としてタグ部3aが仮曲げされ、仮曲げ時に於けるタグ部3aの曲げ精度の品質が確保される。本曲げ時、ピポットリング押え41の端部41cがタグ部3aの回転位置から12度回転され、窪み部41fがタグ部3aの回転位置に重なり、タグ部3aの折曲げ箇所には端部41cはない。しかし、仮曲げされたタグ部3aと12度回転したピポットリング押え41の端部41cによりピポットリング5の位置は固定される。これにより、既に精度良く仮曲げされている箇所を支点に仮曲げ時の曲げ精度を維持しつつ、本曲げが実施される。結果、ダイヤフラム2をカシメ込んだクラッチカバー3の折曲げ精度の品質が確保できる。
また、ピポットリング5を配備しない場合は、ピポットリング押え41の端部41cがタグ部3aの仮曲げの支点となり、ワークの仮曲げ精度の品質を確保できる。この場合、端部41cの形状は、凸のR形状になる。そして、本曲げ時は、ピポットリング押え41の端部41cがタグ部3aの回転位置から12度回転され、窪み部41fがタグ部3aの回転位置に重なり、タグ部3aの折曲げ箇所には端部41cはない。しかし、既に精度良く仮曲げされている箇所を支点に仮曲げの精度を維持しつつ、本曲げが実施される。結果、クラッチカバー3の折曲げ精度の品質が確保できる。
回動手段60のリング押え切換レバー121は、旋回型30の軸31の上端側と押し型50の着脱可能な上蓋52との間に配備され、軸31の上端側にボルト68で固定される。これにより、リング押え切換レバー121の軸31の取付け及び軸31からの取外しが容易になる。
尚、本実施形態では、回動手段60は旋回型切換レバー61を備え、旋回型切換レバー61の一端に旋回型レバー駆動装置が接続されるが、回動手段は軸31の上端側にステッピングモータ等のモータを取付けても良い。この場合も、ステッピングモータは上蓋52を取外せば、着脱可能で組付性は良好である。
また、回動手段60はストッパー66、67を備えているが、旋回型側レバー駆動装置が旋回型切換レバー61の回動角度を決める機能を備えていれば、引張コイルバネ64、ストッパー66、67を設けなくてもて良い。同じように、リング押え回動手段120もストッパー126、127を備えているが、リング押え側レバー駆動装置がリング押え切換レバー121の回動角度を決める機能を備えていれば、引張コイルバネ124、ストッパー126、127を設けなくてもて良い。
本曲げ刃部34aは、本曲げ型34の中心に向かって窪みを形成する傾斜面34bを備えている。傾斜面34bは、タグ部3aを折曲げた時に発生するスプリングバックを見込み、本曲げ時、ワークの所定の折曲げ角度より大きめに折曲がるように傾斜角度を設定することで、クラッチカバー3の折曲げ精度の品質が確保できる。
本発明の実施形態に係わる複合曲げプレス型の断面図である。 本発明の実施形態に係わるクラッチのダイヤフラムの平面図である。 本曲げ型と仮曲げ型を備えた複合曲げ型を下方向から見た図である。 図3のBB断面図である。 本発明の実施形態に係わる支持型のピポットリング押えを下方向から見た図である。 図5のCC断面図である。 本曲げ型と、仮曲げ型と、ピポットリング押えを下方向から見た図である。 本発明の実施形態に係わるワークセット状態の部分断面図である。 本発明の実施形態に係わるダイヤフラム押え状態の部分断面図である。 本発明の実施形態に係わる仮曲げ状態の部分断面図である。 本発明の実施形態に係わるプレス荷重解除状態の部分断面図である。 本発明の実施形態に係わる本曲げ状態の部分断面図である。 本発明の実施形態に係わる製品取出し状態の部分断面図である。
符号の説明
1 複合曲げプレス型
3 クラッチカバー(ワーク)
3a タグ部(折曲げ部)
30 旋回型
31 軸
32a 上面(荷重受圧面)
33 仮曲げ型
33a 仮曲げ刃部
34 本曲げ型
34a 本曲げ刃部
34b 傾斜面
40 支持型
41 ピポットリング押え(支持部材)
41a 突出部
41f 窪み部
50 押し型
60 回動手段
71 軸受
51c 下面(荷重伝達面)
100 隙間
120 支持型回動手段

Claims (5)

  1. ワークの折曲げ部を仮曲する仮曲げ型と仮曲げした前記折曲げ部を所定形状に折曲げる本曲げ型とを有する旋回型と、
    前記旋回型を回動して、仮曲げ時は、前折曲げ部に対して前記仮曲げ型の仮曲げ刃部を前記折曲げ部の回転位置に位置させ、本曲げ時は、前記折曲げ部に対して前記本曲げ型の本曲げ刃部を前記回転位置と同じ回転位置に位置させる回動手段と、
    仮曲げ時は、前記旋回型にプレス荷重を加え前記仮曲げ刃部で前記折曲げ部を仮曲げすると共に、本曲げ時は、前記旋回型にプレス荷重を加え前記本曲げ刃部で前記折曲げ部を本曲げする押し型と、
    前記押し型の内周側と前記旋回型の外周側との間に配備される軸受と、を備え、
    前記押し型から前記旋回型にプレス荷重を伝達する前記押し型の荷重伝達面と前記荷重伝達面からのプレス荷重を受圧する前記旋回型の荷重受圧面との間に隙間が設けられる、ことを特徴とする複合曲げプレス型。
  2. 前記隙間は、前記旋回型のストロークが20mmに於いて、0.02mmから0.05mmの範囲である、ことを特徴とする請求項に記載の複合曲げプレス型。
  3. 仮曲げ時は、前記折曲げ部の折曲げの支えとなる突出部と前記突出部との間に挟まれる窪み部を有する支持部材と、
    仮曲げ時は、前記折曲げ部の回転位置に前記突出部を位置させると共に、本曲げ時は、前記折曲げ部の回転位置に前記窪み部を位置させる支持型回動手段と、を有する支持型を備える、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の複合曲げプレス型。
  4. 前記回動手段は、前記旋回型の軸の上側端側と前記押し型との軸方向に直交する面との間に設けられ前記軸に連結される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の複合曲げプレス型。
  5. 前記本曲げ刃部は、前記本曲げ型の中心に向かって窪みを形成する傾斜面を備える、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の複合曲げプレス型。
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