JP5401689B2 - 照明光の色補正方法、この色補正方法を採用した光源モジュール及びこの光源モジュールを用いた照明装置 - Google Patents

照明光の色補正方法、この色補正方法を採用した光源モジュール及びこの光源モジュールを用いた照明装置 Download PDF

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    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]

Description

この発明は、照明光の色補正方法、この色補正方法を採用した光源モジュール及びこの光源モジュールを用いた照明装置に関し、さらに詳しくは、光源に指向性の強い点光源を用いて、この点光源を複数個の光源モジュールにそれぞれ組込んだときに、これらの光源モジュール間で発生しがちな照明光の色バランスの崩れを補正して、同一色で均一な照明光を得ることができる照明光の色補正方法、この色補正方法を採用した光源モジュール及びこの光源モジュールを用いた照明装置に関するものである。
なお、この照明光の色補正方法は、使用する一部の部材を変更することによって、照明光の色変更ができる色変更方法にも転用でき、しかもこの色変更方法を光源モジュールに組み込み、さらにこの光源モジュールを用いて照明装置をも構成できるものである。
近年、発光ダイオード(以下、LEDという)の研究、開発が急速に進み、様々なタイプのLEDが開発・製品化されて、広い分野で使用され始めている。これらのLEDは、照明分野においても使用されるようになって来ている。この照明分野では、現在、例えば液晶パネル用バックライト、各種の表示板、電光掲示板などの照明装置として使用されている。
本願の出願人は、このようなLEDを複数個使用して、比較的大面積で均一な面状照明光を得ることができる面照明装置を開発し、既に製品化している。下記特許文献1は、本願出願人の出願に係るものである。
図12、図13を参照して、下記特許文献1に開示した面照明装置を説明する。なお、図12、図13は、下記特許文献1に開示した複数の実施形態のうち、二つの実施形態の面照明装置を示したものであって、図12Aは一つの実施形態の縦断面図、図12Bは図12Aの面照明装置の平面図、図13Aは他の実施形態の平面図、図13Bは図13Aの面照明装置の斜視図である。
一つの面照明装置100は、図12に示すように、複数個のLED102と、これらのLEDを底面にマトリクス状に配設して上方に開口を設けた箱型のケーシング110と、このケーシングの開口を覆う第1の放射側反射手段120と、この放射側反射手段120の上方に所定の隙間をあけて配設した第2の放射側反射手段140とで構成されている。
この面照明装置100は、LED102からの光がケーシングの内壁面に反射して、この反射光が第1、第2の放射側反射手段間で多重反射されて、第2の放射側反射手段の出射面から均一な照明光が得られるようになっている。
また、他の面照明装置130は、図13に示すように、箱型のケーシングの内部が格子状の隔壁で複数の小室に区画されて、これらの小室にそれぞれLEDを配設した構成となっている。この面照明装置130も、上記面照明装置100と同じ効果を奏するものとなっている。
特開2008−27886号公報(段落〔0128〕〜〔0131〕、〔0144〕、図20、図25)
上記特許文献1の面照明装置100、130は、いずれも比較的大面積で均一な照明光を得るように設計、製品化されている。しかしながら、実際に製品化されたものは、そのいくつかの面照明装置において照明光が均一にならずに色バランスが崩れていることが見つかった。その原因は、これらの面照明装置において複数個のLEDが使用されており、これらの複数個のLEDはその素子仕様特性が必ずしも同一でなく、若干違った仕様特性、いわゆる仕様特性のバラツキがあり、このような仕様特性にバラツキがあるものを使用せざるを得ないことに起因していたことが判明した。
照明光は、一般に白色光であるが、この白色光は、これまでは光の三原色、すなわちR(赤)、G(緑)、B(青)色を発光するLEDを用いて、これらを同時に点灯、或いは時分割点灯してそれぞれのLEDからの出射光を合成することによって得られていた。しかし、近年、単独でも白色光を発光させることができるLEDが開発、製品化されている。また、LEDは、その素材に、アルミニウムガリウムヒ素、ガリウムヒ素リン、インジウム窒化ガリウム、セレン化亜鉛、炭化ケイ素、サファイア(Al)などを用いて、各種の色、例えばR、G、B、Y(黄)、P(紫)などを発光させることができるものも開発されて、既に製品化されている。
このようなLEDは、図10に示すCIE表色系におけるxy色度図の曲線で囲まれた範囲内の発光色を発光するものとなっている。この色度図において、例えば領域Wは白色光の領域となっているが、この領域内は、複数の領域、例えば図11に示すように、例えばクールホワイト領域W1、ニュートラルホワイト領域W2及びウォームホワイト領域W3などと命名された領域に区分されている。また、図13に示したように、それぞれ領域W1〜W3においても、さらに複数の小領域a〜a、b〜bに細分化されている。これらの細分化された個々小領域はビン(bin)とも言われている。また、このビンの区分けは、LEDの製造メーカーによって決められたものとなっている。しかしながら、この区分けはそれぞれの製造メーカー間で共通化されておらず、しかも未だ規格化されていない状況にある。
一方、LEDを使用する装置メーカーが特定ビンの所定色、例えば白色光のLEDを必要とする場合は、製造メーカーでこのビンのLEDが製造されるが、現在のLED技術においては、その素材、製造設備、製造環境或いは生産ロットなどの製造条件によって、製造されたLED製品の特性がばらついてしまい、目標とした特定ビンからから外れるものも少なくない。また、同じ条件で製造されたLED製品であっても、その特性に不可避なばらつきがある。このようなばらつきは公差とも言われている。そこで、製造メーカー側では、製造したLED製品を単品毎にその特性を検査して、その検査結果に基づいて、所定の特性を有するビンに篩分けしている。また、個々のビン区分けは、製造メーカー毎に個別に決められて統一化されていないので、装置メーカー側は、同じ製造メーカーからであっても同じ特性を有するLED製品を入手するのが難しく、また、他の製造メーカーから入手した場合は、ビンが規格化されていないのでそのビンを合致させせることができない。勿論、同一ビンであっても公差があるので、同じ特性のものを入手することができない場合がある。したがって、同じ白色光LEDを使用しても、上記のように同じ製造メーカーの同じビンであっても公差があり、また、他の製造メーカーではビンを合致させることができないために、発光色が違ったもの、例えば、一方のLEDは青みがかった白色、他方のLEDは黄みがかった白色となり、白色以外の色が若干混じり所望の白色光の照明を得ることができないことがある。なお、白色光以外の照明光でも、同じ現象が発生することになる。
したがって、上記特許文献1の面照明装置は、複数個のLEDを使用するものとなっているので、個々の光源モジュール間に照明光の色のバランス差、いわゆる色バランス崩れが発生することがある。このような色バランス崩れが発生すると照明或いは表示品質の低下を招き、人に違和感或いは不快感を与えることがある。この課題を解消する方法として、各種のフィルタを使用する方法或いは電気的制御で調光する方法が考えられるが、フィルタを使用する方法は、複数個の個々のLEDに対して色補正が必要になり、しかも調節も面倒であるため採用が難しく、また、調光装置は個々の調節が電気的制御となるので、その調節が容易になるがその制御回路が難しくなり、価格も高騰するなどの課題がある。
そこで、発明者らは、複数個のLEDを用いて大面積の照明光を得ようとすると、上記の原因により色バランス崩れが発生し、これらが現在のLED技術において未だ解決できない不可避のもので簡単に解消できないことに鑑みて、LED素子に何ら対策を講じることなく、面倒な電気的な制御をも行うことなく、その複数個のLEDを使用して大面積で同一色の均一な照明光を簡単に得ることができないかを検討した。その結果、LEDは、他の光源、例えば電球、蛍光灯などと比べて指向性が強く、直視すると眼を傷める程の輝度があり、このような指向性の強い光を反射或いは多重乱反射させる反射過程に所定面積の色補正部材、すなわち補色材を配設すると、この補色材で反射した反射光で色バランスの補正ができることを見出して、本発明を完成させるに至ったものである。
本発明の目的は、光源に指向性の強い点光源を用い、この点光源を複数個の光源モジュールにそれぞれ組込んだときに、これらの光源モジュール間で発生しがちな照明光の色バランス崩れを、点光源を構成する素子に何らかの対策を講じることなく簡単に補正でき、同一色で均一な照明光を得ることができる照明光の色補正方法、この色補正方法を採用した光源モジュール及びこの光源モジュールを用いた照明装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本願の請求項1の照明光の色補正方法に係る発明は、複数個の光源モジュールを備え、これらの光源モジュールからの照明光をそれぞれ同一色に補正して、全体で同一色の均一照明光を出射させる照明光の色補正方法であって、前記複数個の光源モジュールは、いずれも複数の波長成分よりなる発光色で発光する指向性の強い点光源と、前記点光源が収容されて開口を有し内部が反射面で形成されたケーシングと、前記ケーシングの開口を覆い均一な面照明光を出射させる光学反射部材とを備えたものからなり、これらの光源モジュールは、色補正が必要な光源モジュールに、前記点光源からの光のスペクトルを補正する色補正部材を配設して、前記色補正部材は、前記点光源のスペクトルを示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標と、所望の色を示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標とを結ぶ直線状であって、前記所望の色を示す座標から前記点光源のスペクトルを示す座標と反対側に延びた半直線上の座標で表される色に着色された部材であり、前記色補正部材は、前記点光源からの出射光及び反射光が照射される被照射面積を変更させて前記色補正量が調節され、該点光源からの出射光及び反射光を前記色補正部材に照射して、これらの光のスペクトルを所望のスペクトルに補正して、他の光源モジュールの照明光とを同一色にして均一な照明光を出射させることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1に記載の照明光の色補正方法において、前記点光源は、発光ダイオード又はレーザダイオードであることを特徴とする。
請求項の光源モジュールに係る発明は、複数の波長成分よりなる発光色で発光する指向性の強い点光源と、前記点光源が収容されて、開口が設けられ、内部が反射面で形成されたケーシングと、前記ケーシングの開口を覆い均一な面照明光を出射させる光学反射部材とを備えた光源モジュールにおいて、前記ケーシングは、その内部に前記点光源からの光のスペクトルを補正する色補正部材が配設されており、前記色補正部材は、前記点光源のスペクトルを示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標と、所望の色を示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標とを結ぶ直線状であって、前記所望の色を示す座標から前記点光源のスペクトルを示す座標と反対側に延びた半直線上の座標で表される色に着色された部材で構成され、前記色補正部材は、前記点光源からの出射光及び反射光が照射される被照射面積を変更させて前記色補正量が調節させる調節手段に連結されていることを特徴とする
請求項の発明は、請求項に記載の光源モジュールにおいて、前記点光源は、発光ダイオード又はレーザダイオードであることを特徴とする。
請求項の照明装置に係る発明は、複数個の光源モジュールを備え、これらの光源モジュールからの出射光をそれぞれ所望の色にして照明光を出射させる照明装置において、前記複数個の光源モジュールは、請求項3又は4に記載のいずれか1つの光源モジュールで構成されていることを特徴とする。
請求項の照明装置に係る発明は、複数個の光源モジュールを備え、これらの光源モジュールからの出射光をそれぞれ同一色にして同一色で均一な照明光を出射させる照明装置において、前記複数個の光源モジュールは、複数の波長成分よりなる発光色で発光する指向性の強い点光源と、前記点光源が収容されて、開口が設けられ、内部が反射面で形成されたケーシングと、前記ケーシングの開口を覆い均一な面照明光を出射させる光学反射部材とからなる第1の光源モジュールと、請求項3又は4に記載のいずれか1つの光源モジュールを第2の光源モジュールとしたもので構成されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項又はに記載の照明装置において、前記光学反射部材は、前記第1、第2の光源モジュールに共通な部材で形成されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項又はに記載の照明装置において、前記第1の光源モジュールの点光源は、発光ダイオード又はレーザダイオードであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、光源に指向性の強い点光源を用い、この点光源を複数個の光源モジュールにそれぞれ組込んだときに、これらの光源モジュール間で発生しがちな照明光の色バランス崩れは、点光源を構成する素子に何らかの対策を講じることなく、簡単に補正でき、同一色で均一な照明光を得ることができる。また、色補正部材は、点光源のスペクトルを示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標と、所望の色を示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標とを結ぶ直線状であって、前記所望の色を示す座標から前記点光源のスペクトルを示す座標と反対側に延びた半直線上の座標で表される色に着色された部材を使用することにより、所望の色に色補正をすることができる。例えば、青みがかった白色光のスペクトルに対しては、色補正部材を黄色にすることにより、青みがかった色が消え、白色の照明光が得られる。さらに、補正部材は、点光源からの出射光及び反射光が照射される被照射面積を変更させて色補正量が調節されるので、色補正が極めて簡単にできる。
請求項の発明によれば、点光源は、発光ダイオード又はレーザダイオードのような指向性の強い点光源であっても、これらの発光素子に何らかの対策を講じることなく、簡単に色補正ができて、同一色で均一な照明光を得ることができる。
請求項の発明によれば、光源に指向性の強い点光源を用い、この点光源を複数個の光源モジュールにそれぞれ組込んだときに、これらの光源モジュール間で発生しがちな照明光の色バランス崩れを点光源を構成する素子に何らかの対策を講じることなく簡単に色補正ができ、同一色で均一な照明光を得ることができる。また、色補正部材に点光源のスペクトルを示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標と、所望の色を示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標とを結ぶ直線状であって、前記所望の色を示す座標から前記点光源のスペクトルを示す座標と反対側に延びた半直線上の座標で表される色に着色された部材を使用することにより、容易に所望の色に色補正ができる光源モジュールを得ることができる。さらに、色補正部材は、点光源からの出射光及び反射光が照射される被照射面積を変更させて色補正量が調節されるので、色補正が極めて簡単にできる光源モジュールを得ることができる。
請求項の発明によれば、点光源は、発光ダイオード又はレーザダイオードのような指向性の強い点光源であっても、これらの発光素子に何らかの対策を講じることなく、簡単に色補正ができて、同一色で均一な照明光が得られる光源モジュールを得ることができる。
請求項の発明によれば、照明装置は、複数個の光源モジュールの集合体からなり、これらの光源モジュールの光を、点光源を交換することなく、色補正部材を装着することによってそれぞれ所望の色に変更することができる。
請求項の発明によれば、照明装置は、複数個の光源モジュールの集合体からなり、これらの光源モジュールに組み込まれたLEDに仕様特性などが違ったものが存在しても、これらの光源モジュールに色補正部材を装着することによって、照明装置全体で、同一色で均一な面状照明光を得ることができる。色補正部材には、任意形状及び大きさの部材に着色されたもの、例えば着色シート材或いは着色粘着テープ材などを用いるので、市販品の使用が可能でしかも簡単に色補正が可能になる。
請求項の発明によれば、光学反射部材は、第1、第2の光源モジュールに共通な部材を用いるので、照明装置の扱い及び組立てなどが簡単になる。
請求項の発明によれば、点光源は、発光ダイオード又はレーザダイオードのような指向性の強い点光源であっても、これらの発光素子に何らかの対策を講じることなく、簡単に色補正ができて、同一色で均一な照明光が得られる照明装置を得ることができる。

図1は本発明の実施形態に係る照明光の色補正方法を説明するブロック図である。 図2Aは白色LEDが発する白色光のスペクトルの一例を示す図、図2Bは青みがかった白色光を発するLEDのスペクトルの一例を示す図である。 図3Aは本発明の実施形態に係る光源モジュールに設置された色補正部材で反射された光のスペクトルを示す図、図3Bは本発明の実施形態に係る光源モジュールから出る光のスペクトルを示す図である。 図4は本発明の実施形態に係る光源モジュールに設置された色補正部材に蛍光体を用いた場合の、色補正部材で反射された光が示すスペクトルを示す図である。 図5は本発明の実施形態に係る複数個の光源モジュールからなる照明装置の全体斜視図である。 図6は図5の照明装置の分解斜視図である。 図7は図5の照明装置を構成する1つの光源モジュールの分解斜視図である。 図8は色補正部材を設けたケーシングの上面図である。 図9は図6の光導通反射部材の平面図である。 図10は公知のCIE表色系におけるxy色度図である。 図11は図10のxy色度図の一部を拡大した拡大図である。 図12は従来技術の面照明装置を示し、図12Aは面照明装置の縦断面図、図12Bは図12Aの面照明装置の平面図である。 図13は他の従来技術の面照明装置を示し、図13Aは面照明装置の平面図、図13Bは図13Aの面照明装置の斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための照明光の色補正方法、この色補正方法を採用した光源モジュール及びこの光源モジュールを用いた照明装置を例示するものであって、本発明をこれらに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。なお、この照明光の色補正方法は、使用する一部の部材を変更することによって、照明光の色変更を行うことができる色変更方法にも転用でき、しかもこの色変更方法を光源モジュールに組み込み、さらにこの光源モジュールを用いて照明装置をも構成できるものである。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る照明光の色補正方法を説明する。なお、図1は本発明の実施形態に係る照明光の色補正方法を説明するブロック図である。
本発明の実施形態に係る照明光の色補正方法は、図1に示すように、複数個(例えば4個)の光源モジュールLS1〜LS4を備え、いくつかの光源モジュールの色補正をして照明装置LS全体で同一色かつ均一な照明光を得ることができる色補正方法となっている。なお、光源モジュール数は、4個に限定されるものでなく、1個、3個でもよく、更に多い4個以上でもよい。4個の光源モジュールLS1〜LS4は、それぞれ指向性の強い点光源Lと、この点光源からの光を反射部材などに反射させて均一化する光源均一化手段Dとを共通に備え、これらの光源モジュールLS1〜LS4のうち、色補正が必要な光源モジュール、例えば、2個の光源モジュールLS1、LS3に点光源Lからの光のスペクトルを補正する色補正部材Dが設けられている。この色補正部材は、光源モジュールから出射される照明光の色を補正する部材からなり、また、この部材には調節手段が設けられている。点光源Lには、指向性の強いLED、レーザダイオードなどが使用される。光源均一化手段Dには、後述する光導通反射部材(図6参照)が使用される。
以下、図10、図11を用いて白色光を発光するLEDを用いた光源モジュールにおける照明光の色補正方法を説明する。なお、図10はCIE表色系におけるxy色度図、図11は図10のxy色度図の一部を拡大した拡大図である。また、このLEDは、複数の波長成分よりなる発光色で発光するスペクトルをもっている。
市販のLEDは、前述したように、図10に示すxy色度図の曲線で囲まれた範囲内の発光色を発光するものとなっている。この色度図において、例えば領域Wは白色光の領域となっているが、この領域内は、複数の領域、図11に示すように、例えばクールホワイト領域W1、ニュートラルホワイト領域W2及びウォームホワイト領域W3に区分されている。そして、それぞれ領域W1〜W3においても、さらに複数の小領域a1〜a4、b〜bに細分化されている。これらの細分化された個々小領域のビン(bin)において、それぞれのビンのLEDは複数の波長成分よりなる白光色で発光するものとなっている。装置メーカーは、このような市販のLEDを使用せざるを得ないが、このような白色LEDを入手しても、ビン或いは製造メーカーが異なると、それらの仕様特性が異なり、これらの仕様特性が違ったLEDが4個の光源モジュールLS1〜LS4に組み込まれると、これらの光源モジュール間において、色バランスが崩れたものとなることがある。前述したように、例えば一方のLEDが青みがかった白色、他方のLEDが黄みがかった白色となり、白色以外の色が若干混じり所望の白色光の照明を得ることができないことがある。
色補正部材Dによる色補正方法を、図2〜図4、図10を用いて説明する。
白色LEDのスペクトルを図2Aに示す。図2Aに示すように白色LEDは、LED素子の青色発光スペクトルと、それにより励起された黄色を発光する蛍光体の発光スペクトルの合成光により、白色となっている。
光源モジュールLS1、LS3に組み込まれたLEDのスペクトルは、図2Bに示されるようなスペクトルである。LS1、LS3に組み込まれたLEDのスペクトルは黄色を示す光の波長が若干弱いため、全体として青みがかった白色光となる。この青みがかった白色光を、LS2、LS4に組み込まれている白色光と同様の白色光にするため、LS1、LS3にはそれぞれ色補正部材Dが組み込まれている。この色補正部材Dは、青みがかった白色光の青い波長の光を吸収し、白色光にするためのものである。
LS1、LS3に組み込まれたLEDから発せられ、色補正部材Dで反射された光は、図3Aに示すようなスペクトルに変化する。これは、色補正部材Dにより青色光が吸収されるからである。色補正部材Dで反射されずに光源モジュールLS1、LS3から出て行く光は、図2Bに示されたスペクトルの光である。
LS1、LS3から発せられた光は、ケーシング内で何度も反射・拡散されて光導通反射部材から出て行くため、LS1、LS3から発せられ、色補正部材Dで反射された光と反射されなかった光とはケーシングから均等に照射され、図3Bに示されるスペクトルの光として認識される。つまり、青い波長の光が吸収されることによって、合成された光は青い波長の光が弱くなり、白色光に見えるようになる。
これとは逆に、黄色みがかった白色光を、黄色い波長の光を吸収することによって白色光に近づけることも可能である。この場合、LS1、LS3に色補正部材Dを入れるのではなく、LS1、LS3と比較して黄色みがかった光を発しているLS2、LS4に入れ、面照明装置全体として均一な照明光を得ることができる。
白色光を得ようとする場合、色補正部材Dには、光源モジュールLS1、LS3に組み込まれたそれぞれのLEDの光のスペクトルに対して補色関係にあるスペクトルが示す色に着色された部材が使用される。本件では、図10のxy色度図上に示される、該当色を示す座標と、白色光を示す座標であるx=y=1/3とを結ぶ半直線上であって、スペクトル軌跡もしくは純紫軌跡との交点の座標で表される色を、該当色の補色と定義する。この補色を示す座標と白色光を示す座標との間の座標で表される色に着色された色補正部材を用いることで、面照明光源装置の光の色を白色光にすることができる。例えば、青みがかった白色光のスペクトルに対しては、色補正部材の色を補色関係にある黄色とすることにより、白色光の照明光が得られる。また、色補正部材に用いる色のスペクトルが白色光から離れた色であればあるほど、つまり、補色に近い色であればあるほど、色補正部材の大きさを小さくすることができる。
この色補正部材Dは、任意形状及び大きさの部材に着色されたもの、例えば着色シート材或いは着色粘着テープ材などが使用される。すなわち、色補正部材Dは、光源モジュールに組み込まれた点光源Lの光のスペクトルに対して補正する補正量に対応した大きさに調節され、反射部材など反射面に装着される。この調節は、複数個の光源モジュールからの照明光をそれぞれ計測して、この計測値に対応して、光源モジュールの反射面での露出面積を変更して行われる。この調節方法によると、色補正部材Dの大きさ、すなわち反射面での露出面積の設定が面倒になるので、調節手段で調節できるようにするのが好ましい。これらの色補正部材は、市販品でよく、安価で簡単に入手できるので、簡単に色補正が可能になる。
また、色補正部材Dとして蛍光体を用いた場合、照度の低下を抑え、スペクトルを変化させることができる。色補正部材Dに黄色蛍光体を用いた場合の、色補正部材Dで反射された光のスペクトルを図4に示す。LEDから出た波長の短い光、すなわち青色光で励起した蛍光体内の電子が基底状態に戻ることにより波長の長い光、この場合黄色光が放出される。蛍光体は光を吸収するだけでなく放出するので、蛍光体を使用しない場合と比較して照度の低下を抑えられる。
この照明光の色補正方法は、使用する一部の部材を変更、例えば色補正部材に代えて、補色材でなく他の着色部材を使用することによって、照明光の色変更を行うことができる色変更方法に転用できる。以下、図10を用いて色変更の方法を説明する。
所望の色に変更したい場合、光源モジュールLS1に組み込まれたLEDのスペクトルが示すxy色度図上の座標A0と、所望の色を示すxy色度図上の座標Aaとを結ぶ直線上であって、座標Aaから座標A0の反対側に延びた半直線上にある、座標Acが示す色に着色された色補正部材を使用すればよい。この半直線上であれば、どこの座標で表される色であってもよい。座標A0と座標Acとの距離が離れていれば離れているほど、同一面積での色変更度合いが大きくなるため、色補正部材の大きさを小さくすることができる。また、この色変更方法を採用して光源モジュールを構成し、さらにこの光源モジュールを用いた照明装置をも構成できる。
次に、図5〜図9を参照して、上記の照明光の色補正方法を組み込んだ光源モジュールの構成及びこの光源モジュールを複数個の用いた照明装置を説明する。なお、図5は本発明の実施形態に係る複数個の光源モジュールからなる照明装置の全体斜視図、図6は図5の照明装置の分解斜視図、図7は図5の照明装置を構成する1つの光源モジュールの分解斜視図、図9は図6の光導通反射部材の平面図である。
照明装置1は、図5、図6に示すように、複数個(例えば4個)の光源モジュール2A〜2Dと、これらの光源モジュールを隣接して並べその上面に所定の隙間をあけた位置に設けた光拡散部材6とを有し、光拡散部材6は、それぞれの照明モジュールに共通の1枚で構成されている。複数個の光源モジュール2A〜2Dは、同じ構成となっている。
以下、図7を参照して1個の光源モジュール2Aを説明する。光源モジュール2Aは、指向性の強い点光源3と、この点光源が底部の略中心部に配設され開口を有する偏平状の箱型のケーシング4と、このケーシングの開口を塞ぎ照明光を出射させる光導通反射部材5と、この光導通反射部材の光出射面から所定距離離した位置に設けた光拡散部材6Aとを備えている。なお、光拡散部材6Aは、図5の光拡散部材6の一部となっている。
点光源3は、一つの発光素子及び複数の発光素子が集合した発光ダイオード(LED)、或いはレーザダイオード、さらにこれらの発光ダイオード及びレーザダイオードに光学レンズを装着したものを使用してもよい。以下、LEDを用いて説明する。
ケーシング4は、図7に示すように、所定の面積を有する略正方形状の底板部4aと、この底板部の周囲から上方へ所定の長さ立設した側板部4bとを有し、上方が開口4cした扁平状の箱型のケーシングで構成されている。底板部4aは、その略中心部にLED3の発光部が露出される貫通孔4が穿設されている。底板部4a及び側板部4bは、その内壁面が光を反射する反射面で形成されている。このケーシング4は、高光反射率を有し、低光透過率及び低光吸収率の材料、例えば超微細発泡光反射板で形成されている。なお、この超微細発泡光反射板には、反射率98%、光透過率1%、光吸収率1%のものがある。その他の材料、チタンホワイトの微粒子をエマルジョン化したもの、ポリテトラフロロエチレンの微粒子をエマルジョン化したものをケーシングに塗布或いはスクリーン印刷により設けてもよい。このケーシング4の寸法は、底板部4aの一辺の長さが例えば200mm、側板部4bの高さが例えば14mm、底板部4a及び側板部4bの肉厚が例えば1.0mmである。
光導通反射部材5は、図9に示すように、LED3の直上部分に中央反射部5A及びこの中央反射部の周囲に外方反射部5Bが設けられて、所定の肉厚を有し一辺の長さがそれぞれ同一長の正四角形の板状体で形成されている。この光導通反射部材5の一辺の長さは、ケーシング4の底板部4aの一辺の長さと同じになっている。この光導通反射部材5は、ケーシング4の材料と同じ、高光反射率を有し、低光透過率及び低光吸収率の材料、例えば超微細発泡光反射板などで形成されている。ケーシング及び光導通反射部材を高光反射率、低光透過率及び低光吸収率の材料で構成することにより、光源からの光ロスを少なくし、ケーシング4と光導通反射部材5との間で光の多重反射が高効率で行われて光の利用率が高くなる。
中央反射部5Aは、ケーシング4の開口4cに光導通反射部材5が取付けられたときに、LED3の真上部分にあって、発光部の垂直直上部分と対向する箇所に、小面積の中心反射エリア5aと、この中心反射エリアを中心としてこの中心から所定距離離れた範囲内のエリア、すなわち中心周辺反射エリア5a'とで形成されている。LED3は、その分光曲線から、中心反射エリア5aに最も強い光が照射され、続いて中心周辺反射エリア5a'に次に強い光が照射される。そこで、中心反射エリア5aは、光透過率が低く且つ光反射率が高くなるように設計される。この設計は、光導通反射部材の選択、この材料の加工(例えば、ハーフ溝の形成、板厚の調整)などとなっている。中心周辺反射エリアは、中心反射エリア5aに次いで光反射率を高くする一方で、一部の光を透過させる設計となっている。光の透過は、小孔或いはスリット、細溝などによる。小孔の場合は、中央反射部5Aの面積が小さいので、後述する開口のピッチに比べて、そのピッチを小さく、例えば半分のピッチにされている。また、中心周辺反射エリア5a'の小孔は、格子状に等間隔に配列し、しかも、中心反射エリア5aが略円形になるように、境界隅部に小孔を1つ増やし、一方、外方反射部5Bの開口の最も中心周辺反射エリアよりの開口はこの小孔と共通になっている。これにより、中央反射部5Aは明るいスポットを残すことなく、また反対にこの真上部分を暗くさせることもなく、均一な照明光を得ることができる。
外方反射部5Bは、中央反射部5Aの中心周辺反射エリア5a'から各辺に向かって所定の規則性をもって配設された複数個の開口で構成されている。この開口は、外方反射部5Bを貫通する透孔となっている。すなわち、この開口は反射面及び放射面の開口となっている。
これらの開口は、図9図示の状態において、一辺に平行な平行線と、この辺と直角の辺に平行な垂直線とをそれぞれ所定の間隔をあけてそれぞれ複数本配列して、各垂直線と各平行線とが交差する箇所に形成されている。この間隔は同じになっている。したがって、複数個の開口は、等間隔でマトリクス(格子)状の規則性を持って配列されることになる。規則性配列には、一段目の開口の間に二段目の開口が位置するように配列する、いわゆる俵積み状の配列もあるが、この格子状の配列は、縦横のピッチが等しいために、縦方向に出ていく光と、横方向に出ていく光とが同量となり、面全体でより均一な照明光を得ることができる。
光拡散部材6Aは、既に公知の拡散部材を使用するので、その説明を省略する。
照明装置1は、上記構成を有する複数個の光源モジュール2A〜2Dで構成されるが、
前述したように、これらの光源モジュールに配設されるLEDは仕様特性が異なり、同一色で均一な照明光を得ることができないことがある。そこで、これらの光源モジュールのいずれかの1個又は複数個あるいは全部にLEDからの光のスペクトルを補正する色補正部材が設けられる。
図8を参照して、色補正部材を説明する。なお、図8Aは色補正部材を設けたケーシングの上面図、図8Bは図8AのA部分の拡大図及び色補正部材の平面図、図8Cは色補正部材に換えて、底板部に色のついたスタンプを押したケーシングの上面図である。
色補正部材7は、光源モジュールに組み込まれたLED3の光のスペクトルに対して補色関係にあるスペクトルに着色された部材が使用される。この色補正部材7は、任意形状及び大きさの部材に着色されたもの、例えば着色シート材或いは着色粘着テープ材などが使用される。すなわち、色補正部材7は、光源モジュールに組み込まれたLED3の光のスペクトルに対して補色する補正量に対応した大きさに調節して、ケーシング4の内壁面に装着される。この調節は、複数個の光源モジュールからの照明光をそれぞれ計測して、この計測値に対応して、ケーシング4の内壁面での露出面積を変更して行われる。この調節方法によると、色補正部材7の大きさ、すなわちケーシング内での露出面積の設定が面倒になるので、調節手段で調節できるようにするのが好ましい。図8Bはその例を示している。
図5Bの色補正部材7は、シート材を三角形状のシート片に形成して、このシート片をケーシング4の底板部4aの貫通孔4の周辺部に一対のスリット411、412を形成し、これらのスリット間に三角形状のシート片の一部が露出するようにしてスライド移動自在に取付ける。この取付けにより、このシート片をスライド移動させることによって、露出面積が変更されて、調節が簡単になる。
また、図8Cに示すように、色補正部材に代えて底板部に特定の色をスタンプ等により着色してもよい。これにより、簡単に光源モジュールの色補正を行うことができる。また、この着色パターンをLED3から同心状あるいは放射状に設けることにより、一つの光源モジュールからの出射光の色味にむらがなく、より均一な照明光を得ることができる。
この照明装置は、複数個の光源モジュールの集合体からなり、これらの光源モジュールに組み込まれたLEDに仕様特性などが違ったものが存在しても、これらの光源モジュールに色補正部材を装着することによって、照明装置全体で同一色で均一な面状照明光を得ることができる。色補正部材には、任意の形状及び大きさの部材に着色されたもの、例えば着色シート材或いは着色粘着テープ材などを用いるので、市販品の使用が可能でしかも簡単に色補正が可能になる。なお、この照明装置は、使用する一部の部材を変更、例えば色補正部材に代えて、補色材でなく他の着色部材を使用することによって、照明光の色変更を行うことができる色変更が可能な照明装置をも構成できる。
1 照明装置
2A〜2D 光源モジュール
3 LED(点光源)
4 ケーシング
5 光導通反射部材
6 光拡散部材
7、7A、D 色補正部材
光源均一化手段
LS1〜LS4 光源モジュール

Claims (8)

  1. 複数個の光源モジュールを備え、これらの光源モジュールからの照明光をそれぞれ同一色に補正して、全体で同一色の均一照明光を出射させる照明光の色補正方法であって、
    前記複数個の光源モジュールは、いずれも複数の波長成分よりなる発光色で発光する指向性の強い点光源と、前記点光源が収容されて開口を有し内部が反射面で形成されたケーシングと、前記ケーシングの開口を覆い均一な面照明光を出射させる光学反射部材とを備えたものからなり、
    これらの光源モジュールは、色補正が必要な光源モジュールに、前記点光源からの光のスペクトルを補正する色補正部材を配設して、
    前記色補正部材は、前記点光源のスペクトルを示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標と、所望の色を示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標とを結ぶ直線状であって、前記所望の色を示す座標から前記点光源のスペクトルを示す座標と反対側に延びた半直線上の座標で表される色に着色された部材であり、
    前記色補正部材は、前記点光源からの出射光及び反射光が照射される被照射面積を変更させて前記色補正量が調節され、
    該点光源からの出射光及び反射光を前記色補正部材に照射して、これらの光のスペクトルを所望のスペクトルに補正して、他の光源モジュールの照明光とを同一色にして均一な照明光を出射させることを特徴とする照明光の色補正方法。
  2. 前記点光源は、発光ダイオード又はレーザダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の照明光の色補正方法。
  3. 複数の波長成分よりなる発光色で発光する指向性の強い点光源と、前記点光源が収容されて、開口が設けられ、内部が反射面で形成されたケーシングと、前記ケーシングの開口を覆い均一な面照明光を出射させる光学反射部材とを備えた光源モジュールにおいて、
    前記ケーシングは、その内部に前記点光源からの光のスペクトルを補正する色補正部材が配設されており、
    前記色補正部材は、前記点光源のスペクトルを示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標と、所望の色を示すCIE表色系におけるxy色度図上の座標とを結ぶ直線状であって、前記所望の色を示す座標から前記点光源のスペクトルを示す座標と反対側に延びた半直線上の座標で表される色に着色された部材で構成され、前記色補正部材は、前記点光源からの出射光及び反射光が照射される被照射面積を変更させて前記色補正量が調節させる調節手段に連結されていることを特徴とする光源モジュール。
  4. 前記点光源は、発光ダイオード又はレーザダイオードであることを特徴とする請求項に記載の光源モジュール。
  5. 複数個の光源モジュールを備え、これらの光源モジュールからの出射光をそれぞれ所望の色にして照明光を出射させる照明装置において、
    前記複数個の光源モジュールは、請求項3又は4に記載のいずれか1つの光源モジュールで構成されていることを特徴とする照明装置。
  6. 複数個の光源モジュールを備え、これらの光源モジュールからの出射光をそれぞれ同一色にして同一色で均一照明光を出射させる照明装置において、
    前記複数個の光源モジュールは、複数の波長成分よりなる発光色で発光する指向性の強い点光源と、前記点光源が収容されて開口を設け内部が反射面で形成されたケーシングと、前記ケーシングの開口を覆い均一な面照明光を出射させる光学反射部材とからなる第1の光源モジュールと、請求項3又は4に記載のいずれか1つの光源モジュールを第2の光源モジュールとしたもので構成されていることを特徴とする照明装置。
  7. 前記光学反射部材は、前記第1、第2の光源モジュールに共通な部材で形成されていることを特徴とする請求項又はに記載の照明装置。
  8. 前記第1の光源モジュールの点光源は、発光ダイオード又はレーザダイオードであることを特徴とする請求項又はに記載の照明装置。
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