JP2010027449A - 照明装置及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温白色などの中間色を表現できる照明装置及び照明器具を提供する。
【解決手段】 少なくとも一つの面に開口部11a−1を有した筐体11aと、この筐体11aの内部に配置した複数の発光体13aとを備え、開口部11a−1を介して発光体13aの光を対象物に照射する照明装置10aであって、発光体13aが、異なる色度の白色を発光する二種類以上の発光体13aからなり、対象物を照射する光が、昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色のいずれかの色を発する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、筐体内部に配置された複数の発光体を発光させて、対象物に光を照射する照明装置、及び、この照明装置を複数台並べてカバーに収めた照明器具に関し、特に、電飾看板の光源や陳列棚の照明などに有用な照明装置及び照明器具に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店内には、多数の陳列棚が配置されている。これら陳列棚には、陳列された商品を照明するための照明装置を備えたものが多い。
この照明装置の光源としては、例えば、蛍光灯の直管(蛍光管)がある。蛍光管は、陳列棚の上方の棚板の裏側に、1本または2本並列で配置される。これにより、下段の棚板上の商品を見やすくすることができる。
また、最近では、蛍光管に代えてLED(Light emitting diode)を用いたものがある。
このLEDを用いた照明装置については、種々の改良技術が提案されている。
例えば、底面が四角形で上面が開放され、側壁が外側に傾斜したトレイ状箱体の底面の少なくとも対向する2隅に、チップ型LEDが箱体内を照射するように設けられ、一個のLEDの指向方向が底面上の時計回り又は反時計回りに沿う方向となるように、それら複数個のLEDを設けたものがある(例えば、特許文献1、2参照。)。
この技術によれば、設けられたLEDによりトレイ状箱体の全体に均等に光を照射することができる。このため、輝度が大きく、面全体に輝度が均一な面状光源を実現できる。
また、他の技術としては、例えば、2列に配列された白色LED群と、この2列の白色LED群の間に、これら白色LED群に平行して、有色LED群を1列配列し、この有色LED群が、2個の赤色LEDと、1個の黄色LEDとを交互に配置した構成としたものがある(例えば、特許文献3参照。)。
この技術によれば、発光色の異なる複数種のLEDを組み合わせて所定の色度の光を得ることができる。このため、陳列物の色彩に与える影響を軽減し、陳列物が自然に近い色彩に見えるようにすることができる。
また、他の技術によれば、例えば、断面がほぼ四角形状で、一面に開口部が形成された筒状体の内部壁面に、対向する壁面に光を放射するように複数のLEDが設けられたものがある(例えば、特許文献4参照。)。
この技術によれば、LEDが、筒状体の長手方向に一定の間隔で配列され、その開口部から光を放射するように配置されているため、細くて長い電飾看板用の光源として使用できる。
国際公開WO2006/003913号公報 特開2007−207752号公報 実用新案登録第3132253号公報 実用新案登録第3137498号公報
しかしながら、上記の各特許文献に記載の技術においては、次のようなことが言える。
例えば、その記載された照明装置においては、蛍光管ではなくLEDを光源として用いていた。これは、LEDの方が、消費電力が少なくてすみ、小型化を図ることができ、演色性が優れているからであった。
ところが、LEDを用いた照明装置においては、蛍光管のような昼光色や昼白色の光を出力することができなかった。
特に、色温度にもとづく白色や温白色は、市販のLEDでは発光できなかった。
このため、市場では、LEDを使用しつつも、昼光色などの中間色を表現できる照明装置の提案を求めていた。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、昼光色などの中間色を表現できる照明装置及び照明器具の提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の照明装置は、少なくとも一つの面に開口部を有した筐体と、この筐体の内部に配置した複数の発光体とを備え、開口部を介して発光体の光を対象物に照射する照明装置であって、発光体が、異なる色度の白色を発光する二種類以上の発光体からなり、対象物を照射する光が、昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色のいずれかの色を発する構成としてある。
また、本発明の照明器具は、照明装置を複数備えた照明器具であって、照明装置が、特許請求の範囲の請求項1〜請求項11のいずれかに記載の照明装置を含む構成としてある。
本発明の照明装置及び照明器具によれば、異なる色度の白色を発光する複数の発光体群のうち一又は二以上の発光体を本体内部に配置することとしたため、所望の色度を得ることができ、昼光色などの中間色を表現できる。
以下、本発明に係る照明装置及び照明器具の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の照明装置の第一実施形態について、図1(i)〜(iii)を参照して説明する。
同図(i)は、本実施形態の照明装置の外観を示す正面図である。同図(ii)は、該照明装置の内部構造を示す径方向断面図((i)に示した照明装置のA−A断面図)である。同図(iii)は、該照明装置の内部構造を示す長手方向断面図((ii)に示した照明装置のB−B断面図)である。
同図(i)〜(iii)に示すように、本実施形態の照明装置10aは、筐体を構成する筒状のハウジング11aと、このハウジング11aの内部に取り付けられた基板12aと、この基板12aに実装された発光体(発光素子)13aと、ハウジング11aの正面内側と基板12aとを繋ぐように設けられた反射板14aと、ハウジング11aの正面開口部11a−1を閉塞するように取り付けられた表面シート15a及び拡散シート16aとを備えている。
ハウジング11aは、径方向断面がほぼ四角形状の筒状体で形成されており、照明装置10aのケースを構成している。
このハウジング11aは、たとえば、アルミニウムなどの材料を用いて形成することができる。また、引き抜き加工により製造できる。
さらに、ハウジング11aは、筒状体の長手方向の長さが1m〜3m、正面(筒状体の四つの面のうち開口部11a−1(後述)が形成された面)の幅が2〜15cm、上面及び下面(正面に隣接する各面)の幅が1.5〜2.5cm、肉厚が1mm程度に形成できる。なお、本実施形態において、照明装置10aの長さや幅等は、ここに挙げた数値とするが、それら数値に限定されるものではなく、照明装置10aが取り付けられる什器(陳列棚など)の大きさや形状等に応じて任意に決めることができる。
また、ハウジング11aは、少なくとも一つの面に開口部11a−1を有している。
開口部11a−1は、発光体13aからの光を外部へ放出するための窓部である。
この開口部11a−1には、発光体13aからの光を透過する光透過部材が取り付けられている。具体的には、開口部11a−1の縁部に溝部11a−2が形成されており、この溝部11a−2に光透過部材の外周部が嵌合するようになっている。これにより、光透過部材が支持される。
なお、本実施形態において、光透過部材には、表面シート15aと拡散シート16aが含まれる。これら表面シート15a等の詳細については、後述する。
また、ハウジング11aにおいて開口部11a−1が形成された面(正面)の内側に対向する面(裏面、取付部11a−3)には、突起部11a−4が形成されている。
突起部11a−4は、その突起方向に対して垂直な方向に溝部11a−5が形成されている。この溝部11a−5には、基板12aの縁部が嵌合される。これにより、基板12aが支持される。
さらに、ハウジング11a−1の長手方向両端部には、側面蓋11a−6が設けられており、これにより両端部が閉塞される。
基板12aは、発光体13aなどの電子素子や、電気配線などを実装した平板である。
この基板12aは、ハウジング11aの裏面(取付部11a−3)に近似した大きさに形成されている。これにより、発光体13aを、ハウジング11aの一方の端部付近から他方の端部付近まで複数配置されることができる。
また、本実施形態においては、すべての発光体13aが、一枚の基板12aに実装されている。具体的には、例えば、一台の照明装置10aに発光体13aを36個設ける場合(図5参照)、これら36個のすべてを一枚の基板12aに実装する。これにより、基板12aが複数枚ある場合に比べて、照明装置10aの組立て工程の効率化を図ることができる。しかも、基板12aの実装費用が安くなり、製品コストを低く抑えることができる。
基板12aの両端部には、差し込み式のコネクタ12a−1がそれぞれ配設されている。これらのうち、一方の端部には雌のコネクタ12a−1が配設され、他方の端部には雄のコネクタ12a−1が配設されている。
これらコネクタ12a−1を配設したことで、照明装置10aを複数本連結させることができる。例えば、照明装置10aの長手方向の長さを1mで形成した場合に、それよりも長い照明装置10aが必要となったときは、この照明装置10aを複数本用意し、各照明装置10aの側面蓋11a−5を取り外し、一の照明装置10aのコネクタ12a−1と、他の照明装置10aのコネクタ12a−1とを接続して継ぎ足していくことで、所望の長さの照明装置10aを得ることができる。
発光体13aは、当該照明装置10aの光源である。この発光体13aには、例えば、チップ型LEDを用いることができる。
チップ型LEDは、図2に示すように、リードフレームにより形成された二本のリード13a−1,13a−2の一方にLEDチップ13a−3をマウントして、ワイヤ13a−4によりワイヤボンディングをし、その周囲をモールド樹脂13a−5によりモールドし、正面にレンズ13a−6を形成してある。
このように、発光体13aにSMD(Surface Mount Device)タイプのLED(チップタイプ)を使用することで、拡散シート16aまでの距離を長くとることができる。これにより、発光体13aが点状光源(LED)であっても、蛍光管のように均一に表面シート15aから発光させることができ、対象物に点状の白色光が写り込まないようにすることができる。
また、発光体13a,23a−1は、パワー系LEDを用いることができる。この場合、ヒートシンクによる放熱が必要となるが、反射板14a,22aがアルミ基材のため、放熱効果が期待でき、ヒートシンクを備える必要がなくなる。これにより、部品点数を少なくでき、しかも、ヒートシンクを備えるためのスペースを確保する必要がなくなる。
そして、発光体13aは、配線(図示せず)が形成された基板12aのスルーホールに発光体13aのリード13a−1,13a−2が挿入され、ハンダ付けなどにより接続される。
なお、本実施形態において発光体13aは、図2に示すような構造とするが、この構造に限るものではなく、種々の発光体13aを用いることができる。例えば、正面にレンズの無い構造のものでもよく、また、絶縁基板上にLEDチップをマウントして樹脂で被覆する構造のチップ型発光体でもよい。さらには、樹脂部をドーム状にしたランプ型のLEDを用いたもの、横向きに光を放射するサイドビュータイプのもの、半導体ウェハからチップ化されたままのベアチップだけのもの、などを用いることもできる。
この発光体13aには、白色発光のLEDが用いられる。
白色発光LEDは、青色または紫外光のLEDチップの表面に、白色光に変換する物質(蛍光物質)を含有する樹脂を被覆したLEDである。この白色発光LEDは、R,G,Bの各LEDを組み合わせて白色光を得るように実装した場合に比べて、より安価にできる。
また、明るさや演色性についても、次のように優れた効果を奏する。
白色発光LEDの中には、青LEDに赤や緑の蛍光体を塗布したタイプのものや、近紫外LEDとR,G,B蛍光体とを組み合わせたタイプのものが存在する。これらは、演色は高いものの、増感性が低く、LEDそのものがかなり暗いものとなっていた。
これに対し、本実施形態の照明装置10aは、青LEDと黄色発光蛍光体(YAG)から構成される白色LEDを採用した。この白色LEDは、白色発光LEDの中でも最大の明るさの光を放出できる。そして、その白色LEDからの光と赤/緑LEDからの光とを混色させることとした。これにより、演色性を向上でき、しかも、同じ消費電力でより明るい光を放出できる。
また、この白色発光LEDは、商品を照らすメインの光源として用いられる。このため、当該LEDは、開口部11a−1の内側に対向する位置に設けられている。
ただし、開口部11a−1を介して当該LEDからの光を直接商品に照射すると、商品に含まれているビニールや金属などの反射しやすい物質にLEDの光源が映り込み、点状の反射光が生じてしまう。これにより、商品を観察する者にとっては、その商品が見づらくなる。
そこで、本実施形態では、開口部11a−1に拡散シート16aを取り付けた。また、この拡散シート16aとLEDとの距離を15mm程度とした。さらに、LEDの配置を少なくとも2列とし、その列幅を15mm程度とした。そして、ハウジング11aの長手方向に並ぶLEDのピッチを15mm程度とした。しかも、LEDからの光が拡散シート16aに集まるように反射板14aを設けた。
これにより、拡散シート16aでは、各LEDからの光の強さが全体にほぼ等しくなる。このことから、拡散シート16aにスポットが現れなくなり、スポットが商品に映り込むことがなくなる。このため、商品を見ている者にとっては、照明装置10aの存在を気にすることなく、明るい照度で商品を見ることができる。
なお、発光体13aの表面から光を放射するビームの指向角度は、白色発光のLEDでは100°〜130°程度であることが好ましい。
また、発光体13aは、一枚の基板12aに複数個を複数列で実装することができる。これら複数個の発光体13aは、同一の色度の白色を発光する一種類の発光体13a、又は、異なる色度の白色を発光する二種類以上の発光体13aで構成されている。
色度とは、xy色度図においてその色を表す座標(x,y)をいう。
xy色度図において、白色は、黒体輻射の色軌跡(Blackbody Locus)における色温度2865Kから無限大(∞)付近に相当する。これを色度で表すと、(0.255,0.275)−(0.271,0.257)−(0.382,0.358)−(0.399,0.412)で囲まれた領域を含む範囲に相当する。
発光体13aについて種類とは、xy色度図における白色の範囲を複数の領域で区切ったときの各領域(ランク)をいう。つまり、二種類以上の発光体13aとは、xy色度図における異なる領域の白色を発光する二以上の発光体13aをいう。
白色の領域(ランク)は、任意に定めることができる。ただし、本実施形態においては、図3及び図4に示すように定める。
なお、図3は、XY色度図において設定した領域を示す図である。また、図4は、図3で設定された領域の拡大図である。
図3及び図4に示すように、例えば、黒体軌跡に対して偏差が+△uvをランクa、−△uvをランクbとする。
また、色温度∞〜15000Kをランク1、15000K〜8700Kをランク2、8700K〜5600Kをランク3、5600K〜4800Kをランク4、4800K〜3800Kをランク5、3800K〜3200Kをランク6、3200K〜2500Kをランク7とする。
さらに、ランクaにおけるランク1をランクa1、ランクaにおけるランク2をランクa2、ランクbにおけるランク1をランクb1、ランクbにおけるランク2をランクb2とする。以下、ランク3〜ランク7におけるランクa,ランクbについても、同様である。
このように、白色の領域(ランク)は、色温度と偏差によって定めることができる。
なお、図3及び図4においては、偏差の範囲は、±0.01uvとしたが、この値に限るものではなく、±0.02uvなど、任意の値とすることができる。
また、白色の領域(ランク)は、xy色度図上で決まることから、各領域を色度座標で表すことができる。
具体的には、例えば、ランクa1は、(0.243,0.238)−(0.264,0.267)−(0.255,0.275)−(0.233,0.244)で囲まれた領域とすることができる。ランクa2は、(0.264,0.267)−(0.289,0.295)−(0.282,0.310)−(0.255,0.275)で囲まれた領域とすることができる。ランクa3は、(0.289,0.295)−(0.330,0.338)−(0.330,0.361)−(0.282,0.310)で囲まれた領域とすることができる。ランクa4は、(0.330,0.338)−(0.354,0.358)−(0.355,0.382)−(0.330,0.361)で囲まれた領域とすることができる。ランクa5は、(0.354,0.358)−(0.389,0.382)−(0.400,0.412)−(0.355,0.382)で囲まれた領域とすることができる。ランクa6は、(0.389,0.382)−(0.422,0.398)−(0.435,0.432)−(0.400,0.412)で囲まれた領域とすることができる。ランクa7は、(0.422,0.398)−(0.475,0.411)−(0.497,0.448)−(0.435,0.432)で囲まれた領域とすることができる。
また、例えば、ランクb1は、(0.250,0.232)−(0.271,0.257)−(0.264,0.267)−(0.243,0.238)で囲まれた領域とすることができる。ランクb2は、(0.271,0.257)−(0.293,0.283)−(0.289,0.295)−(0.264,0.267)で囲まれた領域とすることができる。ランクb3は、(0.293,0.283)−(0.330,0.322)−(0.330,0.338)−(0.289,0.295)で囲まれた領域とすることができる。ランクb4は、(0.330,0.322)−(0.355,0.340)−(0.354,0.358)−(0.330,0.338)で囲まれた領域とすることができる。ランクb5は、(0.355,0.340)−(0.385,0.359)−(0.389,0.382)−(0.354,0.358)で囲まれた領域とすることができる。ランクb6は、(0.385,0.359)−(0.412,0.371)−(0.422,0.398)−(0.389,0.382)で囲まれた領域とすることができる。ランクb7は、(0.412,0.371)−(0.458,0.383)−(0.475,0.411)−(0.422,0.398)で囲まれた領域とすることができる。
本実施形態では、これら領域のうち、b3ランク(色度座標(0.30,0.30)付近の白色)の発光体13aを第一発光体、a4ランク(色度座標(0.34,0.35)付近の白色)の発光体13aを第二発光体、a7ランク(色度座標(0.46,0.42)付近の白色)の発光体13aを第三発光体とする。
そして、これら第一〜第三発光体のうちの一又は二以上の発光体を選んで基板12aに実装することで、色温度の異なる白色のいずれかを表面シート16aから発光させることができる(対象物に照射することができる)。
なお、色温度の異なる白色には、昼光色(色温度6500K)、昼白色(5000K)、白色(4200K)、温白色(3500K)、電球色(3000K)が含まれる。
ここで、発光体13aの実装例を、図5(i)〜(vi)を参照して説明する。
同図(i)は、基板12aに発光体13aが複数個(同図においては、36個)実装された様子を示す正面図である。同図(ii)〜(iv)は、一種類の発光体13aの実装例を示す図である。同図(v)〜(vi)は、二種類以上の発光体13aの実装例を示す図である。
例えば、同図(ii)に示すように、一種類の発光体13aとして第一発光体(b3)を複数個実装すると、昼光色の光を対象物に照射することができる。なお、発明者による色温度の実測値は、6400Kであった。
また、同図(iii)に示すように、一種類の発光体13aとして第二発光体(a4)を複数個実装すると、昼白色を発光する。このときの色温度の実測値は、4800Kであった。
さらに、同図(iv)に示すように、一種類の発光体13aとして第三発光体(a7)を複数個実装すると、電球色を発光する。このときの色温度の実測値は、3003Kであった。
そして、同図(v),(vi)に示すように、第二発光体(a4)と第三発光体(a7)とを組み合わせて実装すると、色温度にもとづく白色又は温白色を発光する。
これらのうち、同図(v)に示すように、第二発光体(a4)を29個、第三発光体(a7)を7個実装すると、色温度にもとづく白色を発光する。このときの色温度の実測値は、4200Kであった。
また、同図(vi)に示すように、第二発光体(a4)を7個、第三発光体(a7)を29個実装すると、温白色を発光する。このときの色温度の実測値は、3500Kであった。
このように、第二発光体(a4)を第三発光体(a7)の約4倍(3.5〜4.5倍)の個数で実装すると、色温度にもとづく白色を発光する。
また、第三発光体(a7)を第二発光体(a4)の約4倍(3.5〜4.5倍)の個数で実装すると、温白色を発光する。
このように、色度の異なる白色の複数種類の発光体のうちから一種類又は二種類以上を選んで二列配置または混色配列し、白発泡樹脂乱反射素材の反射板14aを使って混色照明させることで、温白色などの中間色を表現できる。これにより、市場が求める昼光色,昼白色,白色,温白色,電球色といった光照明を照明装置で実現できる。
また、b3,a4,a7の三つのランクの白色発光体を用意するだけで、昼光色などの五種類の白色を表現できる。
なお、図5(v)においては、a7ランクの発光体13aをほぼ等間隔(2つおき)に配置した。また、同図(vi)においては、a4ランクの発光体13aをほぼ等間隔(2つおき)に配置した。ただし、a7ランク又はa4ランクの発光体13aは、同図(v),(vi)の配置に限るものではなく、表面シート15aから白色又は温白色の光が発せられるのであれば、その配置を任意に決めることができる。
また、白色発光LED13aが複数のロットで製造される場合に、種々の組み合わせで同一の中間色を表現できる。
例えば、ロットとして、A1a、A1b、B1a、B1b、C1a、C1bがある場合に、A1a:4個、A1b:2個、B1a:0個、B1b:0個、C1a:0個、C1b:2個の組み合わせが考えられる。
また、A1a:0個、A1b:0個、B1a:4個、B1b:2個、C1a:2個、C1b:0個の組み合わせも考えられる。
このように、複数のロットで製造された白色発光LED13aがある場合において、同一の中間色を表現するときには、それら複数のロットの中から種々の組み合わせを行うことができる。これにより、特定のロットだけ多く使用されて、他のロットはほとんど使用されないといった偏りを無くして、どのロットもほぼ均等に使用することができる。つまり、コストパフォーマンスを向上させることができる。
しかも、二種類以上の発光体の様々な組み合わせにより、温白色や白色だけでなく、昼光色,昼白色,電球色についても発光させることができる。
例えば、色度(X0.438/Y0.401)の電球色LEDと、色度(X0.342/Y0.363)の昼白色LEDと、色度(X0.291/Y0.293)の昼光色LEDがある場合に、電球色LEDを1個、昼白色LEDを2個、昼光色LEDを3個を実装することで、昼白色の光を対象物にあてることができる。
また、電球色LEDを2個、昼白色LEDを2個、昼光色LEDを3個を実装することで、白色の光を対象物にあてることができる。
さらに、電球色LEDを4個、昼白色LEDを1個、昼光色LEDを3個を実装することで、温白色の光を対象物にあてることができる。
また、パワーLEDを用いた従前のバックライト式の壁面サイン(照明装置)においては、経年トラブル時には、広いピッチでLEDの数を減らし、配光をレンズによる均一化とするものが多かった。しかし、このタイプでは、経年トラブル時にLEDを交換することが難しかった。理由としては、輝度劣化による周囲のLEDと相関性が取れないため、新しいLEDを付け替えた場合、異常発光でバランスが取れなくなる。また、薄型パネルライトの場合には、色ばらつきでの高い精度が得られにくい。
これに対し、本実施形態の壁面サイン(照明装置10a)は、色度の異なる白色を発光する複数種類のLEDを組み合わせて混色させる事が出来、経年トラブル時に新しい1個のLEDを交換しても、個数分の1の輝度アップ又はダウンにしかならず、従前の壁面サイン(照明装置)のLED異常発光にはならない点で優れている。
また、発光体13aを点灯させるための電気配線は、図6に示すようになっている。すなわち、所定数(例えば、6個)の発光体13aを1組として直列に接続し、各組に所定の直流電圧(例えば、24V)が印加されるように複数組(例えば、6組)を並列に接続してある。
さらに、各組ごとに、IC(Integrated Circuit)と抵抗R1が接続されている。ICは、発光体13aが温度上昇などによって電流が変動しやすいため、温度が変化しても定電流を維持するためのものである。抵抗R1は、各発光体13aの動作電圧にバラツキがあり、24Vの電圧に合わない場合に、各発光体13aに印加される電圧が所定電圧になるように調整するためのものである。
なお、図6に示す電気回路の場合、各組ごとに、24Vが印加され、26〜30mA程度の電流が流れる。このときの入力電力は、1枚の基板12aで、3.6〜4.1Wとなる。
通常の24Wの蛍光管の長さは、基板12aの3枚分の長さに相当する。このため、本実施形態の照明装置10aを用いて通常の蛍光管が照明可能な範囲を照明するには、10.8〜12Wが必要となる。
一方、光が照射される商品位置での照度は、蛍光管も三台の照明装置10aもほぼ同じで、1700〜1800ルクス(lux)程度となる。
これらより、照明装置10aは、蛍光管のほぼ半分以下の電力で同程度の照度を得ることができる。
反射板14aは、発光体13aから発せられた光を反射して拡散シート16aに集めるための板状部材(リフレクタ)である。この反射板14aには、例えば、白発泡樹脂乱反射素材を用いることができる。
この反射板14aは、底辺が基板12aに取り付けられ、上辺が開口部11a−1の縁部付近に達している。これにより、発光体13aから発光された光のほとんどを拡散シート16aに集めることができ、強い輝度で表面シート15aから光を放出させることができる。
なお、ハウジング11aの内側表面が良好な反射面に形成されているときは、反射板14aを省略できる。
表面シート15aは、拡散シート16aを保護するためのシートである。
拡散シート16aは、開口部11a−1を閉塞するように設けられたシートである。
この拡散シート16aは、例えば、アクリル樹脂(メタクリル酸メチル樹脂(PMMA:Polymethylmethacrylate)など)、ポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethylene terephthalate)、ポリカーボネート(Polycarbonate)などの材料を用いて形成できる。また、薄いビニールシート(例えば、FFシート:FLEXFACE(登録商標))などの拡散シートまたは乳白色シートを用いることもできる。さらに、3mm程度の厚さで形成できる。
この拡散シート16aは、垂直方向だけでなく斜め方向から入射した光でも表面であらゆる方向に均一に放射する機能を有している。つまり、この拡散シート16aは、発光体13aから光を入射すると、同シートの一部に輝度が偏らないようにしながら、それを間接光として放出する。
なお、本実施形態の照明装置10aを棚什器用ではなく電飾看板の光源として用いる場合には、発光体13aからの光が減衰しないように、光透過部材として透過光調整シート(後述)あるいは光拡散板(後述)などを用いることが好ましい。この場合、拡散シート16aは、省略できる。
これに対し、什器に陳列された商品を直接照らす照明用として用いる場合には、拡散シート16aを設けて間接光にする方が、光源の映り込みを防止する観点からも好ましい。
透過光調整シート(図示せず)は、発光体13aに近い部分では小さい面積の光透過領域が形成され、発光体13aから遠い部分では大きい面積の光透過領域が形成され、その他の部分は、光反射膜が形成されている。これにより、発光体13aから発せられた光は、透過光調整シートの光反射膜及びハウジング11aの内面で反射をしながら光透過領域から放出される。ここで、発光体13aの近くで光量の多い部分ではわずかな面積からしか放出されず、発光体13aから離れて光量が少ない部分では大きな面積から放出される。このため、透過光調整シートの全面でほぼ均一な光が放射される。
この透過光調整シートは、例えば、PETなどの透明シートに銀膜などの光反射膜を全面に形成し、エッチングなどによりその一部除去することで光透過領域を形成することができる。
光拡散板(図示せず)は、例えば、通称「乳半」と呼ばれる乳白色のアクリル樹脂(PMMA)、PET、ポリカーボネート、ガラスなどの板状体を用いることができる。
この光拡散板は、斜め方向からきた光でも表面であらゆる方向に均一に放射されるようにする機能を有している。
この光拡散板は、3mm厚程度で形成できる。ただし、斜め方向から入射した光でも指向性のない光として放射できるように、できるだけ厚い方が好ましい。
なお、下方の透過光調整シートから放射される光のムラがほとんど無いときは、この光拡散板に代えて、薄いビニールシート(FFシート)などの光拡散シートまたは乳白色シートを用いることができる。
また、光拡散板上に光を集光させるプリズムを設けることにより、表面輝度を倍程度に向上させることができる。
照明装置をこのような構成とすれば、同じ色度の白色の光を発する一種類の発光体、又は、色度の異なる白色の光を発する二種類以上の発光体を二列配置または混色配列し、白発泡樹脂乱反射素材のリフレクタを使って混色照明させることで、色温度にもとづく中間色を表現できる。これにより、市場が求める昼光色,昼白色,白色,温白色,電球色といった光照明を本実施形態の照明装置で実現できる。
[第二実施形態]
次に、本発明の照明装置の第二の実施形態について、図7(i)〜(iii)を参照して説明する。
同図(i)は、本実施形態の照明装置の内部構造を示す径方向断面図である。同図(ii)は、同照明装置の内部構造を示す長手方向断面図((i)に示した照明装置のC−C断面図)である。同図(iii)は、同照明装置の内部構造を示す長手方向断面図((ii)に示した照明装置から側方反射板と山形反射板を取り除いた状態のC−C断面図)である。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、発光体及び反射板の構成が相違する。すなわち、第一実施形態では、白色の発光体を二列で配列し、ハウジングの開口部縁部近傍と基板との間に反射板を備えたのに対し、本実施形態では、白色の他に、赤色と緑色の発光体を配列し、この上方に山形の反射板を備えている。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図7において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、照明装置10bは、ハウジング11bと、基板12bと、発光体13bと、反射板14bと、表面シート15bと、拡散シート16bとを備えている。
ここで、ハウジング11b、基板12b、表面シート15b、拡散シート16bは、第一実施形態におけるハウジング11a、基板12a、表面シート15a、拡散シート16aと同様の構成を有している。
発光体13bは、LEDで構成することができる。
この発光体13bは、白色LED13b−1と、赤色LED13b−2と、緑色LED13b−3とを有している。
なお、図7(ii),(iii)においては、白色LED13b−1を「W」、赤色LED13b−2を「R」、緑色LED13b−3を「G」で表す。
白色LED13b−1は、図7(i)〜(iii)に示すように、基板12bの上面に、複数個を一列として二列で配置されている。また、一列における白色LED13b−1の各間は、ほぼ等間隔(例えば、15mm間隔)で配置することができる。
この白色LED13b−1は、SMDタイプのLED(チップタイプ)を使用することができる。これにより、拡散シート16bまでの距離を長くできる。このことから、点状光源であるにもかかわらず、蛍光管のように、均一発光させやすくできる。しかも、対象物に白色光の点々が写り込まない。
また、白色LED13b−1は、色度又はランクが同じ白色を発光する一種類のLEDを用いることができる。また、色度又はランクが異なる白色を発光する複数種類のLEDを用いることができる。後者の場合は、図5(ii)〜(vi)に示した配置パターンで配置することができる。これにより、昼光色や温白色など色温度の異なる種々の中間色の白色を表面シート15bから発光させることができる。
すなわち、本実施形態の照明装置10bは、第一実施形態の照明装置10aと同様に、2種の色ランクの白色LED13b−1を混色配列させ、白発泡樹脂乱反射素材の反射板14bを使い、混色照明させることで、表面シート15bからは、温白色などの中間色を表現できる。これにより、市場が求める昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色の各光照明は、ランクの異なる3種類の白色LEDの組み合わせにより表現可能である。
赤色LED13b−2と緑色LED13b−3は、図7(iii)に示すように、基板12bの長手方向に沿って列をなして配置されている。この列は、基板12bの上面に、二列で平行に配置されている。それら二列のそれぞれにおいては、赤色LED13b−2と緑色LED13b−3が交互に配置されている。さらに、これら二列は、複数の白色LED13b−1で構成された二列の間に、それら白色LED13b−1で構成された二列に平行して配置されている。
また、赤色LED13b−1及び緑色LED13b−3の一つ一つは、光の指向方向が基板12bの幅方向とほぼ同じ向き(光の指向方向が基板12bに対して水平方向)になるように取り付けられている。また、各列間で隣接するLED同士は、光の指向方向がそれぞれ反対方向となるように取り付けられている。
さらに、赤色LED13b−2と緑色LED13b−3で構成される二列は、図7(i)に示すように、山形反射板14b−2(後述)の内側に配置されている。
また、白色LED13b−1、赤色LED13b−2、緑色LED13b−3は、一枚の基板12bにすべて実装されている。このため、複数枚の基板12bにそれぞれ発光体13bを実装した場合に比べて、製造効率を高めることができる。しかも、照明装置10bの構造を簡素化でき、照明装置10bの厚みをスリムにでき、実装費用を安くでき、製品コストを抑えることができる。
なお、白色LED13b−1によって昼光色などの中間色を表現した場合において、赤色LED13b−2や緑色LED13b−3などの有色LEDを点灯したときは、その中間色の色温度に多少の変化が見られるものの、大きく変化することはない。
これは、白色LED13b−1が直接照明であるのに対し、有色LEDが間接照明であること、白色LED13b−1からの光が拡散シート16bに直接届くのに対し、有色LEDからの光が反射板14bで反射してから拡散シート16bに届くこと、白色LED13b−1の個数が赤色LED13b−2(又は、緑色LED13b−3)の個数の倍になっていること、白色LED13b−1の輝度が赤色LED13b−2(又は、緑色LED13b−3)の輝度よりも高くなっていることなどがその理由である。
また、発光体13bについては、色ごとにON/OFFの切り替え動作(スイッチ機能)を行うことができる。
特に、本実施形態の発光体13bは、LEDを用いており、蛍光管照明と異なって単波長のため、下記の目的に合わせて、スペクトルを微調整したり、波長のもつ特性を使い分けたりすることができる。
(i)演色性を上げる製品目的
・0レンジ(赤/緑点灯無し)
光に青味成分が強くなる。鯖などの青魚にこの光を照射すると、鮮度を向上して見せることができる。
・1レンジ(赤/緑、定格電流約2分の1程度)
光に青味成分、赤味成分、緑成分などが入り、オールマイティな照明光となる。
・2レンジ(赤/緑、最大定格電流)
光に赤味成分や緑成分が多く入る。赤味系の魚、果物、衣類等にこの光を照明すると、購買意欲を損なうことなく、演色性と表現力を強調できる。
(ii)畜産仕様
発光体13bとして、白a4ランクを30個、白b3ランクを6個、赤を6個、緑を2個、をそれぞれ実装する。
この構成において、上記の0レンジ〜2レンジの段階調整を行うこと。これにより、肉類の照明鮮度を向上させることができる等、陳列品の用途に応じてきめ細やかな光調整が可能となる。
(iii)水産仕様
発光体13bとして、白a4ランクを18個、白b3ランクを18個、赤を8個、緑を0個、をそれぞれ実装する。
この構成において、上記の0レンジ〜2レンジの段階調整を行うこと。これにより、魚類の照明鮮度を向上させることができる等、陳列品の用途に応じてきめ細やかな光調整が可能となる。
(iii)農産仕様
発光体13bとして、白a4ランクを33個、白b3ランクを3個、赤を5個、緑を3個、をそれぞれ実装する。
この構成において、上記の0レンジ〜2レンジの段階調整を行うこと。これにより、乳製品等の照明鮮度を向上させることができる等、陳列品の用途に応じてきめ細やかな光調整が可能となる。
また、発光体13bにLEDアンバー色(橙色)をプラスすることで、ビタミン成分を増やし、栄養価を高める波長照射を行うことができる。
さらに、LEDブルー色(青色)は、殺菌効果のある波長照射を、閉店から開店まで行うことで、鮮度を維持させることができる。
また、電気的に電力を上げずに、光学的にプリズムによる指向性をもたせて、照度を上げることができる。発明者による実験では、電力上昇なしで、約20〜25%程度の照度が上がった。
さらに、百貨店やスーパーマーケットなど、照射エリアが比較的広く、照明装置10bの取り付け位置が高い場合は、レンズ付きのLEDを使用することができる。例えば、60度配光、40度配光などがある。
反射板14bは、側方反射板14b−1と、山形反射板14b−2とを有している。
側方反射板14b−1は、第一実施形態における反射板14aと同様の構造である。
山形反射板14b−2は、図7(i),(ii)に示すように、基板12bの長手方向の長さとほぼ同じ長さを有しており、断面が「∧」の記号のように、上方に向かって先細りした形状に形成された反射板である。すなわち、山形反射板14b−2は、二枚の反射板が基板12bの上面から傾斜をもって立設し、拡散シート16bの近傍でそれら二枚の反射板の各上辺が接合した形状となっている。
また、山形反射板14b−2は、赤色LED13b−1と緑色LED13b−2で構成された二つの列の全体を覆い隠すように設けられている。つまり、赤色LED13b−1と緑色LED13b−2は、山形反射板14b−2を構成する二枚の反射板の内側に配設されている。
山形反射板14b−2を構成する二枚の反射板には、長手方向に沿って複数の窓部14b−21が列をなして形成されている。この窓部14b−21は、赤色LED13b−1及び緑色LED13b−2の個数と同数形成されている。そして、窓部14b−21は、赤色LED13b−1あるいは緑色LED13b−2の光の指向方向に合わせて形成されている。このため、赤色LED13b−1等から発せられた光は、窓部14b−21を通って側方反射板14b−1に達し、ここで反射して拡散シート16bに到達する。
なお、窓部14b−1は、同図(ii)においては、四角形状に形成されているが、この形状に限るものではなく、円形,楕円形,三角形,多角形などであってもよい。
また、窓部14b−1は、同図(ii)においては、孔状に形成されているが、孔状に限るものではなく、切り欠きであってもよい。
このように、本実施形態の照明装置10bは、赤色LED13b−1と緑色LED13b−2を基板12bの中央の山形反射板14b−2の内部に配置し、水平方向に発光させて、反射板14bに反射させる構成とした。このため、白色LEDのみの場合の陳列物の色のくすみをなくし、陳列物が自然に近い色彩に見えるようにして、演色性の効果を上げることができる。
また、赤色LED13b−1や緑色LED13b−2からの発光を間接照明とし、山形や側方の反射板14bを設け、ハウジング11bの開口部11b−1に拡散シート16bを取り付けたことで、それら赤色LED13b−1等の点光源色イメージが対象物に写ることがなく、赤味成分又は緑成分を強くした光を照射することができる。
なお、図7(i),(iii)に示す赤色LED13b−1と緑色LED13b−2は、砲弾型LEDを用いることとしたが、砲弾型LEDに限定されるものではなく、例えば、図8(i),(ii)に示すサイドビューLED、図9(i),(ii)に示す片面又は両面のRGBチップLEDを用いることができる。
また、図7(i),(iii)に示す赤色LED13b−1と緑色LED13b−2は、二列に配列したが、二列に限るものではなく、例えば、図10(i),(ii)に示すように一列にして、赤色LED13b−1と緑色LED13b−2とを交互に配置することもできる。
さらに、図11に示すように、ハウジング11cの内部に、第一基板12c−1と第二基板12c−2とを備え、第一基板12c−1にサイドビュー仕様の白色LED13c−1を二列で複数個実装し、第二基板12c−2にサイドビュー仕様の赤色LED13c−2と緑色LED13c−3とを交互に一列で実装したものがある。そして、第一基板12c−1に対して第二基板12c−2を垂直に立設し、第二基板12c−2に対向する位置に、反射板14cを傾斜した状態で設ける。このとき、白色LED13c−1の光は、拡散シート16cを介して外部へ放射される。これに対し、赤色LED13c−2や緑色LED13c−3の光は、反射板14cで反射した後に拡散シート16cを介して外部へ放射される。この照明装置10cにおいても、同じ色度又はランクの白色を発光する一種類の白色LED13c−1、又は、色度又はランクの異なる白色を発光する複数種類の白色LED13c−1を実装して、温白色などの中間色を発光させることができる。
なお、図11に示す照明装置10cにおいては、発光体13cがサイドビュー仕様であるが、サイドビュー仕様に限るものではなく、例えば、図12に示すように、3原色及びチップ仕様のものを用いることができる。
また、照明装置10は、図13に示すような構成とすることができる。
すなわち、照明装置10dは、ハウジング11dの内部に、第一基板12d−1と第二基板12d−2とを備え、第一基板12d−1に白色LED13d−1を二列で複数個実装し、第二基板12d−2に赤色LED13d−2と緑色LED13d−3とを交互に一列で実装してある。また、第一基板12d−1に対して第二基板12d−2を垂直方向に立設してある。
さらに、第一基板12d−1の有する面のうち白色LED13d−1が実装された面に対向して第一反射板14d−1が設けられている。また、第二基板12d−2の有する面のうち赤色LED13d−2等が実装された面に対向して第二反射板14d−2が設けられている。さらに、第二反射板14d−2に対向する位置に傾斜をもって第三反射板13d−3が設けられている。
また、ハウジング11dの開口部11d−1には、拡散シート15dが傾斜をもって取り付けられている。
こうした構造において、白色LED13d−1の光は、拡散シート16dを介して外部へ放射される。これに対し、赤色LED13d−2や緑色LED13d−3の光は、反射板14dで反射した後に拡散シート16dを介して外部へ放射される。また、拡散シート16d自体が傾斜しているため、赤色LED13d−2等からの光は、白色LED13d−1からの光と混色しやすくなる。
この照明装置10dにおいても、同じ色度又はランクの白色を発光する一種類の白色LED13d−1、又は、色度又はランクの異なる白色を発光する複数種類の白色LED13d−1を実装して、温白色などの中間色を発光させることができる。
また、拡散シート16dが斜めに取り付けられていることから、この照明装置10dを水平に取り付けた場合に、斜め方向への光の照射が可能となる。
なお、白色LED13d−1は、第一反射板14d−1を介して、基板12d−1に実装されている。
また、第二反射板14d−2は、赤色LED13d−2等の発光方向に設けられている。この第二反射板14d−2には、それら赤色LED13d−2等の設置位置に対応して窓部14d−21が形成されている。これにより、赤色LED13d−2等の光は、窓部14d−21を介して第三反射板14d−3または拡散シート16dに達する。
そして、図1,図7〜図13に示した照明装置10a〜10dは、図14に示すように、棚什器の天板の下面に、照明方向が下方向になるように設けることができる。
この棚什器用の照明装置10の場合、発光体13としてレンズ付きLEDを使用することができる。このレンズ付きLEDは、例えば、60度配光、40度配光を使用する。
また、棚什器用は、LED光源の写り込みの心配がないものの、レンズで集光させ遠くまで光を届かせる必要があるため、パワー系LEDを使うのが望ましい。
[第三実施形態]
次に、本発明の照明装置(照明器具)の第三の実施形態について、図15を参照して説明する。
同図は、本実施形態の照明装置の構成を示す図である。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、照明装置の形状等が相違する。すなわち、第一実施形態では、長い筒状のハウジング内に発光体を複数配置し、ハウジングの開口面に取り付けられた拡散シートを介して外部に光を照射する構成としたのに対し、本実施形態では、上面が開放されたトレイ型の筐体の底面に発光体を複数配置し、その開放側に向かって光を放射する構成としてある。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図15において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図15に示すように、照明装置20aは、全体形状として、四辺に傾斜面を有したトレイ状に形成されており、底面を構成する基板21aと、傾斜面を構成する反射板22aと、基板21aに実装された複数の発光体23aとを有している。
ここで、基板21aは、ほぼ正方形又は長方形に形成された板状部材である。この基板21aには、発光体23aを点灯制御するための電気配線が施されている。
反射板22aは、発光体23aから発せられた光を反射して外部へ放出するためのリフレクタである。
この反射板22aは、トレイ状の照明装置20aの側面傾斜部分に相当しており、四つの傾斜部材22a−1(22a−11〜22a−14)を有している。
傾斜部材22a−1は、底辺が基板21aに接合しており、ここから外側に向かって傾斜しながら立設している。
これら傾斜部材22a−1には、底辺の両端部にそれぞれ切欠部22a−2が形成されている。
傾斜部材22a−1の立ち上がり内側であって切欠部22a−2の近傍に、赤色LED23a−2又は緑色LED23a−3(後述)の発光体23aが配置されている。
なお、反射板22aは、全反射素材(ミラー)にエンボス加工を施した材料で形成できる。これにより、発光体21aからの点光源が他方向に全反射させながら、無駄な乱反射による減衰を抑えて、光源の照度の有効利用を図ることができる。そして、点状光源の広がりもあり、見た目を損なうことなく光らせることができる。
発光体23aは、例えば、LEDで構成することができる。
この発光体23aは、白色LED23a−1と、赤色LED23a−2と、緑色LED23a−3とを有している。
白色LED23a−1は、基板21aに複数実装されている。
この白色LED23a−1の個数や配設位置は、任意に決めることができるが、例えば、図15(ii)に示すように配置することができる。すなわち、9個の白色LED23a−1を、四角形(同図(ii)ではダイヤ型)の四つの角部、四つの辺の各中点、四角形の中心にそれぞれ配置するようにすることができる。
また、白色LED23a−1は、色度又はランクが同じ白色を発光する複数のLEDを用いることができる。さらに、色度又はランクが異なる白色を発光する複数のLEDを用いることができる。後者の場合は、図16(i)〜(v)に示した配置パターンで配置することができる。これにより、昼光色や温白色など色温度の異なる種々の白色を発光させることができる。
すなわち、2種の色ランクの白色LED23a−1を混色配列させ、白発泡樹脂乱反射素材の反射板22aを使い、混色照明させることで、温白色などの中間色を表現できる。このため、市場が求める昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色の各光照明は、ランクの異なる3種類の白色LED23a−1の組み合わせにより表現可能である。
さらに、白色LED23a−1は、SMDタイプのLED(チップタイプ)を使用することができる。これにより、アクリル製のカバー部32a(後述)までの距離を長くできる。このことから、点状光源であるにもかかわらず、蛍光管のように、均一発光させやすい。しかも、対象物に白色光の点々LEDが写り込まない。
赤色LED23a−2と緑色LED23a−3は、基板21aにおける少なくとも対向する2隅付近に設けられている。具体的には、傾斜部材22a−1の立ち上がり内側であって切欠部22a−2の近傍に配置されている。そして、赤色LED23a−2と緑色LED23a−3は、切欠部22a−2に向かって水平方向に発光する。これにより、白色LED22a−1から発光された白色に赤色や緑色が混色されるため、演色性の効果を上げることができる。
また、赤色LED22a−2や緑色LED22a−3の点光源色イメージが対象物に写ることがなく、赤味成分又は緑成分を強くした光をトレイ内で混色することができる。
これら白色LED23a−1、赤色LED23a−2、緑色LED23a−3は、すべてが一枚の基板21aに実装される。このため、複数枚の基板21aに数個ずつ発光体23aを実装した場合に比べて、製造効率を高めることができ、照明装置20aの構造工程を簡素化できる。さらに、実装費用を安くでき、製品コストを抑えることができる。しかも、複数枚の基板21aが縦方向や横方向に配置されるのではなく、一枚の基板21aのみが配置されるため、照明装置20aの厚みを薄くスリムにできる。
また、白色LED23a−1は、パワー系LEDを用いることができる。ただし、これに伴って、ヒートシンクによる放熱が必要となる。そこで、本実施形態の照明装置20aは、反射板22aをアルミ基材で形成した。これにより、その反射板22aで放熱させることが可能となり、ヒートシンクを備える必要がなくなる。
なお、本実施形態の照明装置20aは、一台でも用いることができるが、複数台を並べて照明器具30aとして使用することもできる。
この照明器具30aの構成を図17に示す。
同図に示すように、照明器具30aは、照明装置20aを複数用意し、それらを縦方向と横方向に所定数ずつ並べたものである。
この照明器具30aは、複数の照明装置20aと、筐体31aと、カバー部32aとを有している。
筐体31aは、照明装置20aを収容するケースである。
カバー部32aは、筐体31aの開口に載置されたアクリル製の板である。このカバー部32aは、例えば、乳半アクリルを用いることができる。
このカバー部31aは、表面にダイヤモンドカットが施されたものを用いることができる。これにより、光の指向性を分散させて、見た目の製品イメージを向上させることができる。
この照明器具30a(照明装置20a)は、例えば、図18に示すように、屋内の天井に取り付けることができる。これにより、低コスト、省エネの照明器具30a(照明装置20a)を実現できる。
[第四実施形態]
次に、本発明の照明装置(照明器具)の第四の実施形態について、図19を参照して説明する。
同図は、本実施形態の照明装置の構成を示す図である。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、照明装置の形状等が相違する。すなわち、第一実施形態では、長い筒状のハウジング内に発光体を複数配置し、ハウジングの開口面に取り付けられた拡散シートを介して外部に光を照射する構成としたのに対し、本実施形態では、上面が開放された角皿型の筐体の底面に発光体を複数配置し、その開放側に向かって光を放射する構成としてある。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図19において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図19に示すように、照明装置20bは、全体形状として、四角形の四つの角部がその四角形の中央部よりも高くなるように各角部と中央部との間に傾斜部を有した角皿状に形成されており、底面を構成する基板21bと、傾斜面を構成する反射板22bと、基板21bに実装された複数の発光体23bとを有している。
ここで、基板21bは、ほぼ正方形又は長方形に形成された板状部材である。この基板21bには、発光体23bを点灯制御するための電気配線が施されている。
反射板22bは、発光体23bから発せられた光を反射して外部へ放出するためのリフレクタである。
この反射板22bは、角皿状の照明装置20bの傾斜部分に相当しており、角部を含む三角形状に形成された四つの傾斜部材22b−1(22b−11〜22b−14)を有している。
傾斜部材22b−1は、底辺が基板21bに接合しており、ここから角部に向かって傾斜しながら立設している。
これら傾斜部材22b−1には、斜面の中央部分にそれぞれ孔22b−2(22b−21〜22b−24)が形成されている。
傾斜部材22b−1の立ち上がり内側であって孔22b−2の近傍に、赤色LED23b−2又は緑色LED23b−3(後述)の発光体23bが配置されている。
発光体23bは、白色LED23b−1と、赤色LED23b−2と、緑色LED23b−3とを有している。
白色LED23b−1は、基板21bに複数実装されている。
この白色LED23b−1の個数や配設位置については、第三実施形態の白色LED23a−1の個数や配設位置と同様である。また、白色LED22b−1の色度又はランクについては、第三実施形態の白色LED23a−1の色度やランクと同様である。さらに、白色LED22b−1として使用可能なLEDの仕様は、第三実施形態の白色LED23a−1として仕様可能なLEDの仕様と同様である。このため、白色LED23b−1の構成等により得られる効果は、第三実施形態の白色LED23a−1の構成等により得られる効果と同様である。
赤色LED23b−2と緑色LED23b−3は、傾斜部材22b−1の中央部分に形成された孔22b−2の裏側に取り付けられている。
どの傾斜部材22b−1の孔22b−2に、赤色LED23b−2又は緑色LED23b−3のいずれのLEDを取り付けるかは、任意に決めることができる。例えば、対向する傾斜部材22b−1同士(傾斜部材22b−11と22b−13、傾斜部22b−12と22b−14。)が同じ色のLEDとなるように配置することができる。また、隣り合う二つの傾斜部材22b−1同士(傾斜部材22b−11と22b−12、傾斜部22b−13と22b−14。)が同じ色のLEDとなるように配置することができる。
そして、赤色LED23b−2と緑色LED23b−3は、孔22b−2に向かって水平方向に発光する。これにより、白色LED23b−1から発光された白色に赤色や緑色が混色されるため、演色性の効果を上げることができる。
また、赤色LED23b−2や緑色LED23b−3の点光源色イメージが対象物に写ることがなく、赤味成分又は緑成分を強くした光をトレイ内で混色することができる。
これら白色LED23b−1、赤色LED23b−2、緑色LED23b−3は、すべてが一枚の基板21bに実装される。このため、複数枚の基板21bに数個ずつ発光体23bを実装した場合に比べて、製造効率を高めることができ、照明装置20bの構造工程を簡素化できる。さらに、一枚の基板21bにすべての発光体23bをまとめて実装するため、厚みをスリムにでき、実装費用を安くでき、製品コストを抑えることができる。
また、白色LED23b−1は、パワー系LEDを用いることができる。ただし、これに伴って、ヒートシンクによる放熱が必要となる。そこで、本実施形態の照明装置20bは、反射板22bをアルミ基材で形成した。これにより、この反射板22bで放熱させることが可能となり、ヒートシンクを備える必要がなくなる。
なお、本実施形態の照明装置20bは、一台でも用いることができるが、複数台を並べて照明器具30bとして使用することもできる。
この照明器具30bの構成を図20に示す。
同図に示すように、照明器具30bは、照明装置20bを複数用意し、それらを縦方向と横方向に所定数ずつ並べたものである。
この照明器具30bは、複数の照明装置20bと、筐体31bと、カバー部32bとを有している。
筐体31bは、照明装置20bを収容するケースである。
カバー部32bは、筐体31bの開口に載置されたアクリル製の板である。このカバー部32bは、例えば、乳半アクリルを用いることができる。
この照明器具30b(照明装置20b)は、例えば、屋内の天井に取り付けることができる。これにより、低コスト、省エネの照明器具30b(照明装置20b)を実現できる。
以上、本発明の照明装置及び照明器具の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る照明装置及び照明器具は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、発光体として白色LEDと赤色LEDと緑色LEDを示したが、これら白色LED等に限定されるものではなく、例えば、黄色LEDや青色LEDなど、他の色のLEDを備えることもできる。
また、第一実施形態又は第二実施形態における照明装置は、断面形状がほぼ四角形状に形成されているが、四角形状に限るものではなく、他の形状、例えば、ほぼ三角形状や多角形状であってもよい。また、四角形状においては、正方形、長方形、菱形、平行四辺形などであってもよい。
本発明は、発光体としてLEDを用いた照明装置に関する発明であるため、発光体をLEDとする器具や装置に利用可能である。
本発明の第一実施形態における照明装置の構成を示す図であって、(i)は、正面図、(ii)は、径方向断面図、(iii)は、長手方向断面図である。 LEDの構造を示す縦方向断面図である。 白色LEDの色度別領域(ランク)を示すXY色度図である。 図3に示したXY色度図のうち白色の部分を拡大した拡大図である。 LEDを点灯させるための電気回路図である。 LEDを点灯させるための電気回路図である。 本発明の第二実施形態における照明装置の構成を示す図であって、(i)は、径方向断面図、(ii)は、長手方向断面図、(iii)は、(ii)の長手方向断面図から反射板を取り除いた状態を示す図である。 本発明の第二実施形態における他の照明装置の構成を示す図であって、(i)は、径方向断面図、(ii)は、長手方向断面図である。 本発明の第二実施形態におけるさらに他の照明装置の構成を示す図であって、(i)は、径方向断面図、(ii)は、長手方向断面図である。 本発明の第二実施形態におけるさらに別の照明装置の構成を示す図であって、(i)は、径方向断面図、(ii)は、長手方向断面図である。 本発明の第二実施形態における他の照明装置の構成を示す径方向断面図である。 本発明の第二実施形態におけるさらに他の照明装置の構成を示す径方向断面図である。 本発明の第二実施形態における別の照明装置の構成を示す径方向断面図である。 照明装置が取り付けられた棚什器を示す側面図である。 本発明の第三実施形態における照明装置の構成を示す図であって、(i)は、上面図、(ii)は、正面図である。 第三実施形態の照明装置に実装されるLEDの配置を示す図である。 第三実施形態の照明装置を複数備えた照明器具の構成を示す図である。 照明装置を天井に取り付けたときの様子を示す正面図である。 本発明の第四実施形態における照明装置の構成を示す図であって、(i)は、上面図、(ii)は、正面図である。 第四実施形態の照明装置を複数備えた照明器具の構成を示す図である。
符号の説明
10a,10b 照明装置
11 ハウジング
12 基板
13 発光体
14 反射板
16 拡散シート
20 照明器具

Claims (12)

  1. 少なくとも一つの面に開口部を有した筐体と、この筐体の内部に配置した複数の発光体とを備え、前記開口部を介して前記発光体の光を対象物に照射する照明装置であって、
    前記発光体が、異なる色度の白色を発光する二種類以上の発光体からなり、
    前記対象物を照射する光が、昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色のいずれかの色を発する
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記二種類以上の発光体が、
    色度座標(x=0.30、y=0.30)付近の白色を発光する第一発光体と、
    色度座標(x=0.34、y=0.35)付近の白色を発光する第二発光体と、
    色度座標(x=0.46、y=0.42)付近の白色を発光する第三発光体
    のうちの二種類以上である
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 二種類の前記発光体が、前記第二発光体と前記第三発光体からなり、
    前記対象物に照射される光が、色温度にもとづく白色又は温白色を発する
    ことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  4. 前記第二発光体が、前記第三発光体の3.5倍〜4.5倍の個数を備えて、前記色温度にもとづく白色を発光する
    ことを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  5. 前記第三発光体が、前記第二発光体の3.5倍〜4.5倍の個数を備えて、前記温白色を発光する
    ことを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  6. 前記発光体が実装された基板と、
    この基板の前記開口部側に、前記開口部に向かって先細りとなるように形成された山形の反射板とを有し、
    この反射板が、一又は二以上の窓部を有し、
    赤色系及び/又は緑色系の色を発光する発光体が、前記窓部の内側に配置された
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 前記発光体が実装された基板と、
    この基板から前記筐体の側面に向かって傾斜する反射板とを有し、
    この反射板が、一又は二以上の窓部を有し、
    赤色系及び/又は緑色系の色を発光する発光体が、前記窓部の後ろ側に配置された
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
  8. 白色の光を発する前記発光体が実装された第一基板と、
    赤色系又は緑色系の光を発する発光体が実装された第二基板とを備え、
    前記第二基板が前記第一基板に対して垂直方向に設けられた
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
  9. 前記第一基板又は第二基板に沿って設けられた反射板を有し、
    前記発光体が、前記反射板を介して前記第一基板又は第二基板に実装された
    ことを特徴とする請求項8記載の照明装置。
  10. 前記筐体の開口部に取り付けられた拡散部材を有し、
    この拡散部材が、前記第二基板に実装された発光体から光が放出される範囲のうち発光強度の最も強い方向に対して斜めに取り付けられた
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の照明装置。
  11. 白色の光を発する発光体が、前記開口部に向かって発光するように、前記基板に実装された
    ことを特徴とする請求項10又は11のいずれかに記載の照明装置。
  12. 照明装置を複数備えた照明器具であって、
    前記照明装置が、前記請求項1〜請求項11のいずれかに記載の照明装置を含む
    ことを特徴とする照明器具。
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