JP2014186998A - Led照明器具およびショーケース - Google Patents

Led照明器具およびショーケース Download PDF

Info

Publication number
JP2014186998A
JP2014186998A JP2013241631A JP2013241631A JP2014186998A JP 2014186998 A JP2014186998 A JP 2014186998A JP 2013241631 A JP2013241631 A JP 2013241631A JP 2013241631 A JP2013241631 A JP 2013241631A JP 2014186998 A JP2014186998 A JP 2014186998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led
light emitting
led light
led lighting
lighting apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013241631A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotake Shimizu
裕剛 清水
Tomonami Kaizan
智並 海山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2013241631A priority Critical patent/JP2014186998A/ja
Priority to CN201420077713.3U priority patent/CN203979979U/zh
Publication of JP2014186998A publication Critical patent/JP2014186998A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 より均一に照らすことが可能であるLED照明器具およびショーケースを提供すること。
【解決手段】 複数のLED発光部210と、複数のLED発光部210からの光を拡散しつつ透過する透光拡散カバー400と、を備えたLED照明器具101であって、隣合うLED発光部210の距離P1と、LED発光部210と透光拡散カバー400との距離H1とは、1.0P1≦H1≦2.0P1である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、LED照明器具およびショーケースに関する。
たとえば、店頭において生鮮食料品を陳列するショーケースには、照明手段として一般的に直管形蛍光灯が用いられている(たとえば、特許文献1参照)。ショーケースは、少なくとも営業時間中において、上記照明手段を点灯させておく必要がある。このため、上記照明手段としては、比較的省エネルギーなものが求められる。また、生鮮食料品は、良好な鮮度を直感させる見栄えが重要である。このため、上記照明手段は、生鮮食料品をより均一な光で照らすことが望ましい。さらには、色合いなどの見栄えを向上させることにより、良好な鮮度を強調することがさらなる利点となる。
直管形蛍光灯は、たとえば白熱電球と比べて省エネルギーであり、鮮明な色合いを実現し得る照明手段である。直管形蛍光灯よりも省エネルギーを求める場合、光源としてLEDチップを採用する方策がある。しかしながら、LEDチップを備える照明手段は、点光源であるため、直管形蛍光灯と同等以上に均一に照らすことは容易ではない。
特に、上記照明手段を用いて生鮮食料品を照らす場合、精肉の赤色および野菜の緑色の色合いが、購入者の関心を集める。すなわち、精肉が意図的ではない範囲で鮮やかな赤色を呈していると、その精肉の新鮮さなどの長所が購入者に伝わりやすい。同様に、野菜が意図的でない範囲で鮮やかな緑色を呈していると、その野菜の新鮮さなどの長所が購入者に伝わりやすい。このため、上記照明手段としては、照らされる物体の赤色や緑色を鮮やかに再現することが求められる。これに加えて、精肉や野菜以外の一般的な物体を照らす際には、白いものがバランスの良い白色を呈するなど、自然な発色を実現することが求められる。
特開2000−237010号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、より均一に照らすことが可能であるLED照明器具およびショーケースを提供することをその課題とする。また、より自然に、かつより鮮やかに照らすことが可能なLED照明器具およびショーケースを提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供されるLED照明器具は、複数の第1LED発光部と、上記複数の第1LED発光部からの光を拡散しつつ透過する透光拡散カバーと、を備えたLED照明器具であって、隣合う上記第1LED発光部の距離P1と、上記第1LED発光部と上記透光拡散カバーとの距離H1とは、1.0P1≦H1≦2.0P1であることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記透光拡散カバーのうち上記第1LED発光部と正対する部分は、曲率半径Rの曲面状であり、かつ、1.0R<H1≦1.8Rである。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1LED発光部とは異なる色の光を発する複数の第2LED発光部をさらに備えており、隣合う上記第2LED発光部の距離P2と、上記第2LED発光部と上記透光拡散カバーとの距離H2とは、1.0P2≦H2≦2.0P2である。
本発明の好ましい実施の形態においては、隣合う上記第1LED発光部の間に、上記第2LED発光部が配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記距離H1と上記距離H2とが同一である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記透光拡散カバーは、円筒形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記透光拡散カバーは、断面円弧形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の第1および第2LED発光部を支持する細長状の放熱部材を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の第1および第2LED発光部は、上記放熱部材の長手方向に沿って配列されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記放熱部材は、上記複数の第1および第2LED発光部を支持する細長状の支持面を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記支持面は、上記透光拡散カバーの曲率中心に対して、この支持面が向く側とは反対側に偏って配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記放熱部材は、上記支持面の長手方向と直角である幅方向両端から、上記支持面が向く方向に起立する1対の側壁を有している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記支持面から上記各側壁の上記支持面が向く方向における端部までの距離は、上記支持面から上記曲率中心までの距離よりも小である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記透光拡散カバーの両端に取り付けられた1対の口金を備えており、上記1対の側壁の長手方向両端部は、上記1対の口金と係合している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各側壁は、上記支持面が向く方向における端部に、断面コの字状の係合部が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各口金は、上記係合部の長手方向端に係合する係合突起を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記係合突起は、断面L字状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、互いに直列に接続された第1直列数の上記第1LED発光部と、互いに直列に接続された第2直列数の上記第2LED発光部とが、互いに並列に接続されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1直列数と上記第2直列数とは、互いに異なる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1LED発光部の総数と上記第2LED発光部の総数とは、互いに同じであり、かつ、上記第1直列数と上記第2直列数との公倍数である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記透光拡散カバーの透過率αは、50%≦α≦70%である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1および第2LED発光部は、LEDチップ、このLEDチップを覆う透光樹脂、および実装端子を有するLEDモジュールからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1および第2LED発光部と上記放熱部材との間に介在する基板を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1LED発光部は、昼光色を発し、上記第2LED発光部は、赤色光を発する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1LED発光部からの光と上記第2LED発光部からの光とが混色された光のスペクトルは、青色波長域である400nm〜460nmにおけるピーク強度を1とした場合、赤色波長域である600nm〜700nmにおけるピーク強度が0.80〜1.20であり、かつ黄色波長域である530nm〜600nmにおけるピーク強度が0.30〜0.55である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1LED発光部からの光と上記第2LED発光部からの光とが混色された光のスペクトルは、青色波長域である400nm〜460nmにおけるピーク強度を1とした場合、緑色波長域である460nm〜700nmにおける最小強度が0.15〜0.40である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1LED発光部からの光と上記第2LED発光部からの光とが混色された光の色温度は、4200K〜5200Kである。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1LED発光部からの光のスペクトルは、青色波長域である400nm〜460nmにおけるピーク強度を1とした場合、黄色波長域である530nm〜600nmにおけるピーク強度が0.30〜0.55である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第2LED発光部からの光のスペクトルは、上記第1LED発光部からの光のスペクトルの青色波長域である400nm〜460nmにおけるピーク強度を1とした場合、赤色波長域である600nm〜700nmにおけるピーク強度が0.60〜0.90である。
本発明の第2の側面によって提供されるショーケースは、本発明の第1の側面によって提供されるLED照明器具と、上記LED照明器具に照らされる棚と、上記LED照明器具に供給される直流電力を出力するLED電源部と、を備えることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記棚に陳列された陳列物を冷却するための冷却手段を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記LED電源部は、交流電力が入力され、上記LED電源部へと交流電力を出力する交流電源部を備える。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づくLED照明器具を示す要部斜視図である。 図1のLED照明器具を示す要部分解斜視図である。 図1のIII−III線に沿う要部断面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 図3のV−V線に沿う断面図である。 図1のLED照明器具のLED発光部を示す断面図である。 図1のLED照明器具のLED発光部を示す断面図である。 図1のLED照明器具の基板を示す要部平面図である。 図1のLED照明器具の基板を示す要部平面図である。 図1のLED照明器具のLED発光部の回路図である。 本発明に係るショーケースの一例を示す斜視図である。 図11のXII−XII線に沿う概略断面図である。 本発明の第2実施形態に基づくLED照明器具を示す断面図である。 図1および図13のLED照明器具からの光のスペクトルを示すグラフである。 図1および図13のLED照明器具の第1LED発光部からの光のスペクトルを示すグラフである。 図1および図13のLED照明器具の第2LED発光部からの光のスペクトルを示すグラフである。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図5は、本発明の第1実施形態に基づくLED照明器具を示している。本実施形態のLED照明器具101は、複数のLED発光部210、複数のLED発光部220、基板300、放熱部材500、透光拡散カバー400および1対の口金600を備えている。本実施形態のLED照明器具101は、いわゆる直管形蛍光灯の代替照明器具として用いられることが意図されている。
複数のLED発光部210は、本発明で言う第1LED発光部に相当し、本実施形態においては、昼光色を発する。図6に示すように、本実施形態のLED発光部210は、LEDチップ211、透光樹脂212、実装端子213およびケース214を具備するLEDモジュールとして構成されている。LEDチップ211は、いわゆる2ワイヤタイプのLEDチップとして構成されており、本実施形態においては、青色光を発する。透光樹脂212は、LEDチップ211を覆っており、たとえば透明樹脂に蛍光材料が混入された材質からなる。この蛍光材料は、LEDチップ211からの青色光によって励起されることにより黄色光を発する。この蛍光材料の種類および濃度は、LEDチップ211からの青色光とこの蛍光材料からの黄色光とが混色することにより昼白色を呈するように調整されている。実装端子213は、LED発光部210をたとえば面実装するためのものであり、たとえばCu合金などからなるリードの裏面である。このリードの表面には、LEDチップ211が実装され、あるいはワイヤがボンディングされている。ケース214は、たとえば白色樹脂からなり、LEDチップ211を囲む枠状である。ケース214の内側面は、LEDチップ211からの光を反射することによりこの光を出射させるリフレクタとして機能している。
複数のLED発光部220は、本発明で言う第2LED発光部に相当し、本実施形態においては、赤色を発する。図7に示すように、本実施形態のLED発光部220は、LEDチップ221、透光樹脂222、実装端子223およびケース224を具備するLEDモジュールとして構成されている。LEDチップ221は、いわゆる1ワイヤタイプのLEDチップとして構成されており、本実施形態においては、赤色光を発する。透光樹脂222は、LEDチップ221を覆っており、たとえば透明樹脂からなる。実装端子223は、LED発光部220をたとえば面実装するためのものであり、たとえばCu合金などからなるリードの裏面である。このリードの表面には、LEDチップ221が実装され、あるいはワイヤがボンディングされている。ケース224は、たとえば白色樹脂からなり、LEDチップ221を囲む枠状である。ケース224の内側面は、LEDチップ221からの光を反射することによりこの光を出射させるリフレクタとして機能している。
基板300は、x方向を長手方向とし、y方向を幅方向とする長矩形状である。図8および図9は、それぞれ基板300の長手方向半分に相当する領域を示している。これらの図に示すように、本実施形態においては、基板300は、基材310および配線パターン320からなる。基材310は、セラミックスまたはガラスエポキシ樹脂、あるいは表面に絶縁処理が施されたアルミ板からなる。配線パターン320は、基材310の表面に形成されており、たとえばAu,Agなどの金属からなる。配線パターン320は、複数のLED発光部210,220を発光させる電力を供給する電流経路を構成している。
図8および図9に示すように、本実施形態においては、複数のLED発光部210,220は、x方向に沿って一列に配置されている。また、複数のLED発光部210と複数のLED発光部220とは、互いに交互に配置されている。配線パターン320は、アノードライン321およびカソードライン322を有している。アノードライン321およびカソードライン322は、各々がx方向に長く延びており、複数のLED発光部210,220を挟んでy方向両端寄りに互いに離間して配置されている。また、配線パターン320は、枝部323、横断部324および非横断部325を有している。枝部323は、アノードライン321またはカソードライン322のいずれかに繋がる部位である。横断部324は、あるLED発光部210またはLED発光部220のy方向一方側から、これと隣合うLED発光部210またはLED発光部220のy方向他方側に繋がる部位であり、LED発光部210,220の配列中心である基板300のy方向中心線を横断している。非横断部325は、あるLED発光部210またはLED発光部220のy方向一方側から、これと隣合うLED発光部210またはLED発光部220のy方向一方側に繋がる部位であり、LED発光部210,220の配列中心である基板300のy方向中心線を横断していない。
図8の図中左方に並ぶ6つのLED発光部210は、アノードライン321から延びる枝部323と1つの非横断部325および4つの横断部324とカソードライン322に繋がる枝部323とを介して、アノードライン321とカソードライン322との間に直列に接続されている。図8に示された9つのLED発光部220は、アノードライン321から延びる枝部323と5つの横断部324、1つの非横断部325および2つの横断部324と、カソードライン322に繋がる枝部323とを介してアノードライン321とカソードライン322との間に直列に接続されている。図8の図中右方に並ぶ3つのLED発光部210と図9の図中左方に並ぶ3つのLED発光部210とは、アノードライン321から延びる枝部323と4つの横断部324、1つの非横断部325および1つの横断部324とカソードライン322に繋がる枝部323とを介して、アノードライン321とカソードライン322との間に直列に接続されている。図9に示された9つのLED発光部220は、アノードライン321から延びる枝部323と2つの横断部324、1つの非横断部325および5つの横断部324と、カソードライン322に繋がる枝部323とを介してアノードライン321とカソードライン322との間に直列に接続されている。図9の図中右方に並ぶ6つのLED発光部210は、アノードライン321から延びる枝部323と1つの5つの横断部324とカソードライン322に繋がる枝部323とを介して、アノードライン321とカソードライン322との間に直列に接続されている。
図8および図9に示した配線パターン320の構成および複数のLED発光部210,220の配置により、複数のLED発光部210,220の電気回路は、図10に示す構成とされている。同図に示す通り、6つずつのLED発光部210がアノードライン321とカソードライン322との間で直列に接続されている。すなわち、本実施形態においては、本願で言う第1直列数は6である。一方、9つずつのLED発光部220がアノードライン321とカソードライン322との間で直列に接続されている。すなわち、本実施形態においては、本願で言う第2直列数は9である。これらの3組のLED発光部210と2組のLED発光部220とが、互いに並列に接続されている。また、LED発光部210の総数は18であり、LED発光部220の総数も同じく18である。この総数18は、第1直列数および第2直列数の公倍数である。
6つずつのLED発光部210および9つずつのLED発光部220には、それぞれ抵抗器350が直列に接続されている。なお、図10以外の図においては、抵抗器350を便宜上省略している。本実施形態においては、6つのLED発光部210および9つのLED発光部220の各々に印加されるべき直流電圧は、18Vである。後述する構成における電力供給の便宜上、抵抗器350は、6Vの電位差を生じる使用とされている。これにより、アノードライン321とカソードライン322との間に24Vの直流電圧を印加することにより、LED照明器具101は、適切に発光可能となっている。
放熱部材500は、LED発光部210,220を支持するとともに、LED発光部210,220からの放熱を促進するためのものである。図1〜図3に示すように、放熱部材500は、x方向に長く延びる細長状であり、たとえばアルミを押出成形することによって形成されている。図1〜図5に示すように、放熱部材500は、底板510および1対の側壁520を有している。底板510は、x方向に長く延びる長矩形状であり、たとえば厚さが1mm程度、幅(y方向寸法)が20mm程度とされている。底板510図中上面は、支持面511とされている。支持面511には、基板300が取り付けられており、複数のLED発光部210,220を支持している。
1対の側壁520は、底板510のy方向両端部から、支持面511が向く方向に起立している。側壁520の高さ(z方向寸法)は、たとえば10mm程度である。各側壁520のz方向上端には、係合部521が形成されている。係合部521は、断面コの字状であり、x方向に長く延びている。また、各側壁520は、リブ522を有している。リブ522は、側壁520からy方向外方に向けて突出している。
透光拡散カバー400は、LED発光部210,220からの光を拡散させつつ透過させるものであり、本実施形態においては、円筒形状とされている。透光拡散カバー400は、たとえば半透明の乳白色樹脂からなる。透光拡散カバー400の透過率αは、50%以上かつ70%以下が好ましく、より好ましくは60%程度である。透光拡散カバー400は、放熱部材500、基板300、複数のLED発光部210,220を収容している。
1対の口金600は、直管形蛍光灯用の取り付け部にLED照明器具101を固定するための部位である。また、たとえば直管形蛍光灯用の取り付け部や電源系統に必要とされる電気的な改造を加えることにより、複数のLED発光部210,220を点灯させるための直流電力を受ける機能を果たす。口金600は、ケース610および端子620を有している。
ケース610は、たとえば樹脂からなり、本実施形態においては、略有底円筒形状とされている。ケース610は、2つの係合突起611および挟持部612,613を有している。図1〜図5に示すように、係合突起611は、断面L字状であり、x方向に突出している。係合突起611は、放熱部材500の係合部521に係合する。より具体的には、図4に示すように、本実施形態においては、係合突起611のうちy方向外方に延びる部分が、断面コの字状とされた係合部521に入り込む格好となっている。また、係合突起611のうち図中z方向下方に延びる部分は、側壁520の内面に接するか、僅かな隙間を隔てて位置している。係合突起611と係合部521との良好な接触を実現するために、係合突起611の屈曲部分には、断面部分円形状の凹溝が形成されている。このような構成により、口金600と放熱部材500とが互いに固定される。挟持部612,613は、各々が円弧形状の凹部を有しており、これらの凹部に円筒形状とされた透光拡散カバー400の端部が嵌り込む。これにより、透光拡散カバー400が挟持部612,613に挟持されることとなり、口金600と透光拡散カバー400とが互いに固定される。
端子620は、たとえば金属製の棒状部材であり、一般的な直管形蛍光灯に対応して、1つの口金600に2つの端子620が設けられている。図3に示すように、端子620と基板300とは、たとえばケーブル621によって接続されている。なお、図3以外の図においては、ケーブル621を便宜上省略している。
図3および図4に示すように、本実施形態においては、複数のLED発光部210,220は、透光拡散カバー400のy方向中心である中心線Cyに沿って1列に配列されている。また、z方向においては、複数のLED発光部210,220は、透光拡散カバー400のz方向中心である中心線Czよりも図中下方、すなわち支持面511が向く側とは反対側に偏って配置されている。これにより、LED発光部210と透光拡散カバー400までの距離H1およびLED発光部220と透光拡散カバー400までの距離H2は、いずれも透光拡散カバー400の曲率半径Rよりも大である。なお、本実施形態においては、距離H1と距離H2とは、ほぼ同一である。本願が意図する効果を奏するには、距離H1,H2と曲率半径Rとは、1.0R<H1(=H2)≦1.8Rであることが好ましい。本実施形態においては、距離H1,H2は、曲率半径Rの1.5倍程度である。
図3において、隣合うLED発光部210どうしの距離P1は、1.0P1≦H1≦2.0P1であることが好ましい。また、隣合うLED発光部220どうしの距離P2は、1.0P2≦H2≦2.0P2であることが好ましい。
図11および図12は、LED照明器具101が用いられたショーケースの一例を示している。本実施形態のショーケース701は、たとえば野菜や肉類などの生鮮食料品を保冷しつつ陳列するために用いられるものであり、筐体710、複数の棚720、冷却手段730、交流電源部740、LED電源部750および複数のLED照明器具101を備えている。
筐体710は、たとえば金属および樹脂からなり、ショーケース701の外形を構成している。複数の棚720は、図中上下方向に並んでおり、それぞれが生鮮食料品を並べることが可能とされている。冷却手段730は、たとえば冷媒およびこの冷媒を循環させるコンプレッサーと冷風を送るファンとを備えて構成しており、たとえば筐体710の下部に格納されている。冷却手段730からの冷風は、適宜設定された風路にそって、各棚720へと導かれる。
交流電源部740は、たとえば商用の交流100V電源から交流電力を受けることにより、冷却手段730およびLED電源部750へと交流電力を出力するものである。
LED電源部750は、交流電源部740から入力された交流電力を変換することにより、LED照明器具101を点灯させるための直流電力を出力する。本実施形態においては、LED電源部750から出力される直流電力は、たとえば電圧が24Vとされる。なお、直管形蛍光灯が取り付けられる既存のショーケースをショーケース701へと改造するには、まず、LED電源部750を取り付ける必要がある。また、直管形蛍光灯を点灯させる原理によって、交流電源部740から直管形蛍光灯に延びるケーブルの本数はたとえば2本あるいは4本などの場合がある。LED照明器具101は、2本あるいは4本のいずれの本数のケーブルにも対応させることが可能であるため、既存のショーケースの仕様、および改造作業の容易さを考慮して、LED電源部750からLED照明器具101までのケーブル仕様を確定すればよい。
LED照明器具101は、各棚720の上方に取り付けられている。LED照明器具101は、棚720に陳列された生鮮食料品を照らすために用いられる。
次に、LED照明器具101およびショーケース701の作用について説明する。
本実施形態によれば、LED発光部210と透光拡散カバー400との距離H1が、隣合うLED発光部210どうしの距離P1の2.0倍以下とされている。このような構成であれば、発明者らの研究によれば、たとえばLED発光部210が昼光色を発し、半透明な乳白色の透光拡散カバー400を透過する場合に、個々のLED発光部210が点光源であると視認できない程度に出射光が均一化されることが判明した。また、距離H1が距離P1の1.0倍以上であることにより、LED発光部210がいたずらに高密度化してしまうことにより放熱不足などの問題が顕在化することを回避できるという知見を得た。
LED発光部210を透光拡散カバー400の中心線Czよりも下方に偏って配置させることにより、距離H1を比較的大とすることができる。これにより、距離P1を上述した距離H1との関係を満たすものとしつつ、距離P1を比較的大とすることができる。これは、出射光の均一化を図りつつ、放熱不足を抑制できるという利点がある。
発明者らの研究によれば、距離H1が透光拡散カバー400の曲率半径Rの1.0倍よりも大であれば、出射光の均一化と放熱不足の抑制とを十分に図ることが可能であるとの知見を得た。また、距離H1が曲率半径Rの1.8倍以下であることにより、LED発光部210を搭載するのに必要な面積を有する支持面511を実現できる。
さらに、LED発光部220と透光拡散カバー400との距離H1が、隣合うLED発光部220どうしの距離P2の2.0倍以下とされている。このような構成であれば、上述した通り、発明者らの研究によれば、たとえばLED発光部220が赤色を発し、半透明な乳白色の透光拡散カバー400を透過する場合に、個々のLED発光部220が赤い点光源であると視認できない程度に出射光が均一化されることが判明した。また、距離H1が距離P2の1.0倍以上であることにより、LED発光部220がいたずらに高密度化してしまうことにより放熱不足などの問題が顕在化することを回避できるという知見を得た。
LED発光部210と同様に、LED発光部220を透光拡散カバー400の中心線Czよりも下方に偏って配置させることにより、距離H2を比較的大とすることができる。これにより、距離P2を上述した距離H2との関係を満たすものとしつつ、距離P2を比較的大とすることができる。これは、出射光の均一化を図りつつ、放熱不足を抑制できるという利点がある。
昼光色を発するLED発光部210と赤色光を発するLED発光部220とを交互に配置している構成ではあるが、LED発光部210およびLED発光部220のそれぞれの距離P1,P2が上述した関係を満たしている。これにより、昼光色および赤色光のそれぞれが点光源であると認識されない程度に均一な光として出射されている。この結果、LED照明器具101からは、赤みとして感じられる波長域に若干のピークを有するようなスペクトル分布を有する、昼光色に類似した光が出射される。このような光がLED照明器具101から出射されることにより、ショーケース701においては、陳列された生鮮食料品による反射光が点光源と認識される不当な像となることを回避することができる。また、赤みとして感じられる波長域にピークを有することにより、生成食料品である生肉や赤みを帯びた野菜などの鮮度を十分に実感できる見栄えを実現することができる。
放熱部材500に1対の側壁520を設けることにより、LED発光部210,220からy方向側方に進行する光がある程度遮蔽される。円筒形状である透光拡散カバー400の内面の不当に広い領域にLED発光部210,220からの光を受けると、その反射光が透光拡散カバー400の他の部分に集光されてしまい、意図しない輝線を生じるおそれがある。LED発光部210,220から側方に向かう光の一部を敢えて遮蔽することにより、このような輝線の発生を防止することができる。
側壁520の先端に係合部521を設けることにより、支持面511をz方向において確実に偏った位置としつつ、透光拡散カバー400の中心線Czにより近い位置で口金600と係合させる事ができる。中心線Czに近い領域であれば、係合力を適切に確保可能な程度に係合部521を大きくすることができる。また、中心線Czに近い位置で係合することは、放熱部材500と口金600とをバランスよく固定するのに適している。
LED発光部210、220を図10に示した回路構成とすることにより、LED照明器具101には、たとえば24Vの直流電圧を印加すれば適切に点灯させることができる。LED発光部210の総数およびLED発光部220の総数を、上述した第1直列数と第2直列数との公倍数とすることにより、いくつかのLED発光部210、220のための専用の電流経路を設けたり、抵抗器350とは抵抗値が異なる専用の抵抗器を実装するといったことが必要ない。
基板300のy方向両端にアノードライン321およびカソードライン322が設けられている。さらに、これらのアノードライン321およびカソードライン322は、基板300のx方向両端に至る領域に設けている。これにより、アノードライン321およびカソードライン322は、1対の口金600のいずれの端子620にも導通させることができる。これは、既存のショーケースを改造することによりショーケース701を構成する場合に、配線作業などの改造作業が煩雑とならないように、アノードライン321およびカソードライン322と1対の口金600の端子620との導通形態を適宜決定できるという利点がある。
図13は、本発明の他の実施形態を示している。なお、本図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。本実施形態のLED照明器具102においては、透光拡散カバー400は、断面円弧形状とされている。このため、放熱部材500が図中下方に露出している。放熱部材500には、複数のフィン550が形成されている。複数のフィン550は、z方向下方に突出しておりx方向に長く延びている。放熱部材500の支持面511が透光拡散カバー400の中心に対してz方向下方に偏っている点は、上述した実施形態と同様である。このような実施形態によっても、LED照明器具102から出射する光を均一化することができる。
図14は、LED照明器具101およびLED照明器具102におけるLED発光部210からの光とLED発光部220からの光とが混色された光のスペクトルを示している。このような光は、たとえば透光拡散カバー400を透して出射される光であり、あるいはLED照明器具101およびLED照明器具102における配置を踏襲したLED発光部210およびLED発光部220からの光を混色させた光である。この光の色温度は、4200K〜5200Kであり、典型的には、4600Kである。
LED発光部210の一例においては、電流値が60mAである場合に、電圧値が2.9〜3.3Vである。また、LED発光部220の一例においては、電流値が20mAである場合に、電圧値が典型的には2.1V、最大値が2.6Vである。
波長λB1は、青色波長域の短波長限であり、具体的には400nmである。波長λB2は、青色波長域の長波長限であり、具体的には460nmである。波長λG1は、緑色波長域の短波長限であり、具体的には460nmである。波長λG2は、緑色波長域の長波長限であり、具体的には530nmである。波長λY1は、黄色波長域の短波長限であり、具体的には530nmである。波長λY2は、黄色波長域の長波長限であり、具体的には600nmである。波長λR1は、赤色波長域の短波長限であり、具体的には600nmである。波長λR2は、赤色波長域の長波長限であり、具体的には700nmである。なお、ここでいう青色波長域、緑色波長域、黄色波長域および赤色波長域は、一般的な青色、緑色、黄色および赤色の色相に概ね準拠するものの、具体的な波長域の数値は、本発明の構成および効果を合理的に表現することを目的として定義されている。ピーク強度PBは、青色波長域におけるピーク強度であり、相対比較の基準として1に設定されている。ピーク強度PGは、ピーク強度PBを1とした場合の緑色波長域におけるピーク強度である。ピーク強度PYは、ピーク強度PBを1とした場合の黄色波長域におけるピーク強度である。ピーク強度PRは、ピーク強度PBを1とした場合の赤色波長域におけるピーク強度である。
このスペクトルにおいては、まず、ピーク強度PBに対して、ピーク強度PRが0.80〜1.2であることにより、いわゆる赤色を発色させる強度が比較的強い構成となっている。一方、このようにピーク強度PRが比較的強いことに対して、ピーク強度PYが0.30〜0.55であり、いわゆる黄色を発色させる強度が比較的弱い構成となっている。さらに、最小強度PGが0.15〜0.40であることにより、いわゆる緑色を発色させる強度が極端に微弱になることなく、一般的な昼光色を発するLED照明器具における場合と比べて強い強度とされている。
図15は、LED照明器具101およびLED照明器具102におけるLED発光部210からの光のスペクトルを示している。波長域は図14と同様の定義による。ピーク強度PB1は、青色波長域におけるピーク強度であり、図14のピーク強度PBを1とした場合のピーク強度である。ピーク強度PG1は、ピーク強度PBを1とした場合の緑色波長域におけるピーク強度である。ピーク強度PY1は、ピーク強度PBを1とした場合の黄色波長域におけるピーク強度である。ピーク強度PR1は、ピーク強度PBを1とした場合の赤色波長域におけるピーク強度である。このスペクトルにおけるピーク強度PB1は、図14におけるピーク強度PBとほぼ同じ値である。また、緑色波長域におけるピーク強度PG1は、図14におけるピーク強度PGとほぼ同じ値である。また、黄色波長域におけるピーク強度PY1は、図14におけるピーク強度PYとほぼ同じ値である。すなわち、図14におけるスペクトルのうち青色波長域、緑色波長域および黄色波長域における強度は、LED発光部210によって負担されている。ピーク強度PR1は、たとえば0.15〜0.4程度の値をとりうる。
図16は、LED照明器具101およびLED照明器具102におけるLED発光部220からの光のスペクトルを示している。波長域は図14と同様の定義による。ピーク強度PB2は、青色波長域におけるピーク強度であり、図14のピーク強度PBを1とした場合のピーク強度である。ピーク強度PG2は、ピーク強度PBを1とした場合の緑色波長域におけるピーク強度である。ピーク強度PY2は、ピーク強度PBを1とした場合の黄色波長域におけるピーク強度である。ピーク強度PR2は、ピーク強度PBを1とした場合の赤色波長域におけるピーク強度である。このスペクトルにおけるピーク強度PB2、ピーク強度PG2およびピーク強度PY2は、ほとんど0とみなすことができる大きさである。一方、赤色波長域におけるピーク強度PR2は、0.60〜0.90である。すなわち、図14のスペクトルにおけるピーク強度PRの大部分は、LED発光部220によって負担されるものの、LED発光部210によっても負担されている。
図14において赤色波長域のピーク強度PRが0.80〜1.2であることにより、LED照明器具101,102によって精肉を照らした場合に、精肉の赤色を鮮やかに発色させることができる。その一方、黄色波長域のピーク強度PYが0.30〜0.55に抑えられていることにより、LED照明器具101,102によって白色の物体を照らした際に、この物体が不自然に赤みがかって見えてしまうことを抑制することができる。この点については、発明者らは試験研究の結果、スペクトルにおけるピーク強度PRが比較的強い場合に、黄色波長域のピーク強度PYが、白色の物体を赤みがかって見せてしまうことを左右する一因であるという知見を得たのである。しかし、ピーク強度PYをある程度抑えてしまうと、LED照明器具101,102全体の光の色温度が低下してしまう。この点を担保すべく、発明者らは、緑色波長域の最小強度PGを0.15〜0.40とした。この値は、白色を発する一般的なLED照明器具と比較して、相対的に大きい値である。このような値とすることにより、まず、LED照明器具101,102全体の光の色温度が低下してしまうことを防止することが可能であり、4200K〜5200Kの色温度を維持することができる。これにより、LED照明器具101,102全体の光はバランスの良い白色となっており、白色の物体を照らした場合に不自然な色を呈することを防止することができる。また、LED照明器具101,102によって野菜などを照らした場合に、野菜の緑色を鮮やかに発色させることができる。以上より、図14〜図16に示したLED照明器具101,102によれば、バランスのよい白色を呈するように白色の物体を照らしつつ、精肉の赤色や野菜の緑色を鮮やかに発色させることが可能であり、生鮮食料品を陳列するショーケースなどに好適に用いることができる。
LED照明器具101,102から図14に示すスペクトルの光を出射するために、本発明においては、LED発光部210から図15に示すスペクトルの光を出射し、かつLED発光部220から図16に示すスペクトルの光を出射する構成を採用している。LED発光部210のスペクトルによって、図14のスペクトルにおけるピーク強度PB,PYと最小強度PGのほぼすべてを担保する構成となっている。このような構成は、図6を参照して説明した通り、LEDチップ211から青色光を発するとともに、透光樹脂212に含まれた蛍光材料が励起され、緑色波長域および黄色波長域の光を発する構成によって実現される。特に、緑色波長域および黄色波長域の光の強度は、蛍光材料の種類や含有量を適宜設定することにより得られる。一方、図14における赤色波長域のピーク強度PRについては、LED発光部220からの光によって大部分を担保するものの、LED発光部210からの光によっても一部が担保される。このような構成は、LED発光部220のみによって、図14におけるピーク強度PRを得ることが困難である場合に、LED発光部220を構成するLEDチップ221の個数や大きさをいたずらに拡大すること無く、LED発光部210から黄色波長域の光とともに不可避的に発せられる赤色波長域の光を合理的に利用して図14におけるピーク強度PRを得ることができる。
このように、図14に示すスペクトルを実現すべく、互いの役割が明確に設定されたLED発光部210およびLED発光部220を、上述した距離P1、距離H1、距離P2および距離H2の関係とすることにより、個々のLED発光部210およびLED発光部220が点光源であると視認できない程度に出射光を均一化することが可能である。したがって、LED照明器具101,102によって照らされた物体の一部が、LED発光部210やLED発光部220からの光のみによってもっぱら照らされ、青みがかったり、赤みがかったりすることを防止することができる。また、生鮮食料品である精肉や野菜を均一にかつ鮮やかに発色させることができる。
本発明に係るLED照明器具およびショーケースは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るLED照明器具およびショーケースの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明で言うLED発光部は、上述したLEDモジュールに限定されず、たとえばLEDチップが直接実装されたベアチップの形態であってもよい。また、放熱部材500の支持面511に絶縁処理を施し、かつ配線パターンを形成するなどの方策により、支持面511にLED発光部を直接実装してもよい。互いに異なる光を発する第1LED発光部および第2LED発光部を備える構成に限定されず、たとえば単一の光を発する第1LED発光部のみを備える構成であってもよい。本願で言うLED照明器具は、直管形蛍光灯の代替照明器具として構成されたものに限定されず、たとえばLEDシーリングライトとして構成されていてもよい。本願で言うLED照明器具の用途は、ショーケースに限定されず、様々な用途に使用することができる。
101,102 LED照明器具
210 (第1)LED発光部
220 (第2)LED発光部
211,221 LEDチップ
212,222 透光樹脂
213,223 実装端子
214,224 ケース
300 基板
310 基材
320 配線パターン
321 アノードライン
322 カソードライン
323 枝部
324 横断部
325 非横断部
350 抵抗器
400 透光拡散カバー
500 放熱部材
510 底板
511 支持面
520 側壁
521 係合部
522 リブ
550 フィン
600 口金
610 ケース
611 係合突起
612,613 挟持部
620 端子
621 ケーブル
701 ショーケース
710 筐体
720 棚
730 冷却手段
740 交流電源部
750 LED電源部

Claims (32)

  1. 複数の第1LED発光部と、
    上記複数の第1LED発光部からの光を拡散しつつ透過する透光拡散カバーと、を備えたLED照明器具であって、
    隣合う上記第1LED発光部の距離P1と、上記第1LED発光部と上記透光拡散カバーとの距離H1とは、1.0P1≦H1≦2.0P1であることを特徴とする、LED照明器具。
  2. 上記透光拡散カバーのうち上記第1LED発光部と正対する部分は、曲率半径Rの曲面状であり、かつ、1.0R<H1≦1.8Rである、請求項1に記載のLED照明器具。
  3. 上記第1LED発光部とは異なる色の光を発する複数の第2LED発光部をさらに備えており、
    隣合う上記第2LED発光部の距離P2と、上記第2LED発光部と上記透光拡散カバーとの距離H2とは、1.0P2≦H2≦2.0P2である、請求項2に記載のLED照明器具。
  4. 隣合う上記第1LED発光部の間に、上記第2LED発光部が配置されている、請求項3に記載のLED照明器具。
  5. 上記距離H1と上記距離H2とが同一である、請求項4に記載のLED照明器具。
  6. 上記透光拡散カバーは、円筒形状である、請求項4または5に記載のLED照明器具。
  7. 上記透光拡散カバーは、断面円弧形状である、請求項4または5に記載のLED照明器具。
  8. 上記複数の第1および第2LED発光部を支持する細長状の放熱部材を備える、請求項6または7に記載のLED照明器具。
  9. 上記複数の第1および第2LED発光部は、上記放熱部材の長手方向に沿って配列されている、請求項8に記載のLED照明器具。
  10. 上記放熱部材は、上記複数の第1および第2LED発光部を支持する細長状の支持面を有する、請求項9に記載のLED照明器具。
  11. 上記支持面は、上記透光拡散カバーの曲率中心に対して、この支持面が向く側とは反対側に偏って配置されている、請求項10に記載のLED照明器具。
  12. 上記放熱部材は、上記支持面の長手方向と直角である幅方向両端から、上記支持面が向く方向に起立する1対の側壁を有している、請求項11に記載のLED照明器具。
  13. 上記支持面から上記各側壁の上記支持面が向く方向における端部までの距離は、上記支持面から上記曲率中心までの距離よりも小である、請求項12に記載のLED照明器具。
  14. 上記透光拡散カバーの両端に取り付けられた1対の口金を備えており、
    上記1対の側壁の長手方向両端部は、上記1対の口金と係合している、請求項12または13に記載のLED照明器具。
  15. 上記各側壁は、上記支持面が向く方向における端部に、断面コの字状の係合部が形成されている、請求項14に記載のLED照明器具。
  16. 上記各口金は、上記係合部の長手方向端に係合する係合突起を有する、請求項15に記載のLED照明器具。
  17. 上記係合突起は、断面L字状である、請求項16に記載のLED照明器具。
  18. 互いに直列に接続された第1直列数の上記第1LED発光部と、互いに直列に接続された第2直列数の上記第2LED発光部とが、互いに並列に接続されている、請求項6ないし17のいずれかに記載のLED照明器具。
  19. 上記第1直列数と上記第2直列数とは、互いに異なる、請求項18に記載のLED照明器具。
  20. 上記第1LED発光部の総数と上記第2LED発光部の総数とは、互いに同じであり、かつ、上記第1直列数と上記第2直列数との公倍数である、請求項19に記載のLED照明器具。
  21. 上記透光拡散カバーの透過率αは、50%≦α≦70%である、請求項6ないし17のいずれかに記載のLED照明器具。
  22. 上記第1および第2LED発光部は、LEDチップ、このLEDチップを覆う透光樹脂、および実装端子を有するLEDモジュールからなる、請求項6ないし21のいずれかに記載のLED照明器具。
  23. 上記第1および第2LED発光部と上記放熱部材との間に介在する基板を備える、請求項6ないし22のいずれかに記載のLED照明器具。
  24. 上記第1LED発光部は、昼光色を発し、上記第2LED発光部は、赤色光を発する、請求項1ないし23のいずれかに記載のLED照明器具。
  25. 上記第1LED発光部からの光と上記第2LED発光部からの光とが混色された光のスペクトルは、青色波長域である400nm〜460nmにおけるピーク強度を1とした場合、赤色波長域である600nm〜700nmにおけるピーク強度が0.80〜1.20であり、かつ黄色波長域である530nm〜600nmにおけるピーク強度が0.30〜0.55である、請求項24に記載のLED照明器具。
  26. 上記第1LED発光部からの光と上記第2LED発光部からの光とが混色された光のスペクトルは、青色波長域である400nm〜460nmにおけるピーク強度を1とした場合、緑色波長域である460nm〜700nmにおける最小強度が0.15〜0.40である、請求項25に記載のLED照明器具。
  27. 上記第1LED発光部からの光と上記第2LED発光部からの光とが混色された光の色温度は、4200K〜5200Kである、請求項25または26に記載のLED照明器具。
  28. 上記第1LED発光部からの光のスペクトルは、青色波長域である400nm〜460nmにおけるピーク強度を1とした場合、黄色波長域である530nm〜600nmにおけるピーク強度が0.30〜0.55である、請求項25ないし27のいずれかに記載のLED照明器具。
  29. 上記第2LED発光部からの光のスペクトルは、上記第1LED発光部からの光のスペクトルの青色波長域である400nm〜460nmにおけるピーク強度を1とした場合、赤色波長域である600nm〜700nmにおけるピーク強度が0.60〜0.90である、請求項25ないし28のいずれかに記載のLED照明器具。
  30. 請求項1ないし29のいずれかに記載のLED照明器具と、
    上記LED照明器具に照らされる棚と、
    上記LED照明器具に供給される直流電力を出力するLED電源部と、
    を備えることを特徴とする、ショーケース。
  31. 上記棚に陳列された陳列物を冷却するための冷却手段を備える、請求項30に記載のショーケース。
  32. 上記LED電源部は、交流電力が入力され、
    上記LED電源部へと交流電力を出力する交流電源部を備える、請求項30または31に記載のショーケース。
JP2013241631A 2013-02-25 2013-11-22 Led照明器具およびショーケース Pending JP2014186998A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013241631A JP2014186998A (ja) 2013-02-25 2013-11-22 Led照明器具およびショーケース
CN201420077713.3U CN203979979U (zh) 2013-02-25 2014-02-24 Led照明器具和陈列柜

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013034895 2013-02-25
JP2013034895 2013-02-25
JP2013241631A JP2014186998A (ja) 2013-02-25 2013-11-22 Led照明器具およびショーケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014186998A true JP2014186998A (ja) 2014-10-02

Family

ID=51834365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013241631A Pending JP2014186998A (ja) 2013-02-25 2013-11-22 Led照明器具およびショーケース

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014186998A (ja)
CN (1) CN203979979U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102292001B1 (ko) * 2020-06-11 2021-08-23 (주)영진이엘 쇼케이스용 조명 장치
KR20220074026A (ko) * 2020-11-27 2022-06-03 (주)영진이엘 쇼케이스용 조명 장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017011134B4 (de) * 2017-12-01 2022-09-08 Emz-Hanauer Gmbh & Co. Kgaa Haushaltskältegerät sowie Verfahren zum Steuern einer in diesem angeordneten Lichtquellenanordnung

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285642A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2008204874A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Fujifilm Corp 面状照明装置
JP2009176530A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 照明装置の取付構造
JP2010086677A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 3S Optech:Kk Led照明装置
JP2010129508A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Rohm Co Ltd Ledランプ
JP2010182673A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Tyco Electronics Corp 端キャップ組立体
JP2012015471A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明装置、照明システム及び照明方法
WO2012063759A1 (ja) * 2010-11-09 2012-05-18 日本カーバイド工業株式会社 Led照明装置
JP2012109397A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Panasonic Corp 発光装置
WO2012104937A1 (ja) * 2011-02-03 2012-08-09 パナソニック株式会社 Ledモジュールおよび照明装置
JP2012204413A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Panasonic Corp 白色発光装置及びこれを用いた照明器具

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285642A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2008204874A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Fujifilm Corp 面状照明装置
JP2009176530A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 照明装置の取付構造
JP2010086677A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 3S Optech:Kk Led照明装置
JP2010129508A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Rohm Co Ltd Ledランプ
JP2010182673A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Tyco Electronics Corp 端キャップ組立体
JP2012015471A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明装置、照明システム及び照明方法
WO2012063759A1 (ja) * 2010-11-09 2012-05-18 日本カーバイド工業株式会社 Led照明装置
JP2012109397A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Panasonic Corp 発光装置
WO2012104937A1 (ja) * 2011-02-03 2012-08-09 パナソニック株式会社 Ledモジュールおよび照明装置
JP2012204413A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Panasonic Corp 白色発光装置及びこれを用いた照明器具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102292001B1 (ko) * 2020-06-11 2021-08-23 (주)영진이엘 쇼케이스용 조명 장치
KR20220074026A (ko) * 2020-11-27 2022-06-03 (주)영진이엘 쇼케이스용 조명 장치
KR102541751B1 (ko) 2020-11-27 2023-06-12 (주)영진이엘 쇼케이스용 조명 장치

Also Published As

Publication number Publication date
CN203979979U (zh) 2014-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9605808B2 (en) Lighting device having groups of solid state light emitters, and lighting arrangement
RU2444813C2 (ru) Светодиодный модуль, светодиодный источник света и светодиодный светильник для энергоэффективного воспроизведения белого света
JP5073095B2 (ja) 白色発光ダイオード及び白色発光ダイオードランプ
JP6358457B2 (ja) 発光装置、照明用光源及び照明装置
EP2020564A1 (en) High-power light emitting diode (led) street lamp
EP2014970A1 (en) High-power light emitting diode (LED) street lamp
JP6936418B2 (ja) Ledフィラメントランプ
JP2010027449A (ja) 照明装置及び照明器具
US20150086363A1 (en) LED lamp integrated to electric fan
CN102356268A (zh) 具有至少一个半导体发光装置的支架和支架系统
JPH11177143A (ja) 発光ダイオードを用いた照明用光源および照明装置
KR20070058417A (ko) 시력 보호용 조명기구
TWI299389B (en) Ribbonlike light illumination apparatus
JP2012064888A (ja) 光源装置及び光源装置を搭載した照明装置
JP4140157B2 (ja) 発光ダイオードを用いた照明用光源および照明装置
JP2014186998A (ja) Led照明器具およびショーケース
US9322513B2 (en) Lighting apparatus using white-light LEDs
JP2009146608A (ja) 照明装置
TW201437554A (zh) 燈以及照明裝置
JP4990116B2 (ja) 商品陳列棚用照明装置及び陳列棚
JP5916800B2 (ja) Led照明器具
JP2009240381A (ja) 商品陳列棚用照明装置
JP4933306B2 (ja) 色補正照明装置
CN108302344A (zh) 发光二极管灯泡及车灯模组
JP3161876U (ja) 発光ダイオード照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161118

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20161118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180327