JP5400663B2 - モニタシステム及び状態表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル、ホイールローダー、ブルドーザー、フォークリフト等の建設機械における状態を表示させるモニタシステム等に関する。
建設機械においては、エンジンの冷却水の水温、燃料の残量、作動油の油温等の種々の対象の状態を検出し、モニタ装置に表示することが行なわれている。また、これらの状態に異常が発生した場合に、モニタ装置に警告を表示させることが行なわれている。
例えば、水温を示すゲージを表示させ、水温が異常上昇した場合に、異常と判定して異常表示画面に切り替えて異常警報を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−339408号公報
上記した特許文献1の技術によると、対象の状態に異常が発生したことを適切に把握することができる。
しかしながら、対象の状態を測定するセンサの測定値が正常であるということが前提となっており、センサ自体が故障してしまったり、センサの測定値を伝達する経路に異常が発生してしまったりすると、検出された測定値に従って表示を行なったとしても、対象の状態を正確に表すことができず、オペレータに対して正確な情報を提供できないという事態が発生する虞がある。
例えば、エンジン冷却水温度が高温であると異常表示されている場合には、オペレータは、エンジン冷却水の温度を冷やすために作業を停止する対応をとることとなるが、作業を停止してもいっこうに異常表示が改善せずに、原因を調べたら、センサの異常であることが長時間経過した後に初めて分かるといったような事態が発生することもある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、センサによる測定に異常が発生していることをオペレータが容易且つ迅速に把握することのできる技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の第1の観点に係るモニタシステムは、建設機械における所定の対象の状態を示す状態情報を表示するモニタシステムであって、所定の検出対象の状態を検出するセンサ部から状態を示す検出値を取得する取得手段と、検出対象の状態を示す基準となるゲージ部と、ゲージ部における検出値に対応する状態量を提示する提示部とを含む第1の表示態様による表示を行う表示処理手段と、検出対象の状態を正常に示す検出値を取得しているか否かを判断する取得判断手段と、検出対象の状態を正常に示す検出値を取得していないと判断した場合に、第1の表示態様と異なる第2の表示態様による表示に変更する表示変更手段とを有する。
上記モニタシステムにおいて、表示変更手段は、建設機械の状態を正常に示す検出値を取得していないと判断した場合に、建設機械の状態に対応する状態量を表示するための状態量表示領域の態様を変更するようにしてもよい。
また、上記モニタシステムにおいて、表示変更手段は、建設機械の状態を正常に示す検出値を取得していないと判断した場合に、状態量表示領域に含まれる提示部の態様を変更するようにしてもよい。
また、上記モニタシステムにおいて、第2の表示態様は、第1の表示態様において、少なくとも提示部を消去した態様であってもよい。
また、上記モニタシステムにおいて、第2の表示態様は、第1の表示態様において、少なくとも提示部の色を変更させた態様であってもよい。
また、上記モニタシステムにおいて、第1の表示態様は、提示部上に、検出対象を示すイメージを重ねて表示させる態様であり、第2の表示態様は、検出対象を示すイメージをそのまま表示させておく態様であってもよい。
また、上記モニタシステムにおいて、提示部は、所定の点を中心に回動してゲージ部の検出値に対応する状態量を指示する針イメージであり、表示処理手段は、検出対象のイメージを、針イメージの回動の中心となる前記点上に表示させるようにしてもよい。
また、上記目的達成のため、本発明の第2の観点に係る状態表示方法は、建設機械における所定の対象の状態を示す状態情報を表示する状態表示方法であって、所定の検出対象の状態を検出するセンサ部から状態を示す検出値を取得する取得ステップと、検出対象の状態を示す基準となるゲージ部と、ゲージ部における検出値に対応する状態量を提示する提示部とを含む第1の表示態様による表示を行う表示処理ステップと、検出対象の状態を正常に示す検出値を取得しているか否かを判断する取得判断ステップと、検出対象の状態を正常に示す検出値を取得していないと判断した場合に、第1の表示態様と異なる第2の表示態様による表示に変更する表示変更ステップとを有する。
本発明によれば、検出対象の状態を正常に示す検出値を取得していない場合に、第1の表示態様と異なる第2の表示態様による表示に変更するので、オペレータは、センサ部又はセンサ部からの検出値の経路のいずれかに異常が発生したことを適切に把握することができる。
本発明によれば、状態量表示領域の態様の変更により、容易且つ適切に、センサ部又はセンサ部からの検出値の経路のいずれかに異常が発生したことを把握することができる。
本発明によれば、状態量表示領域に含まれる提示部の態様の変更により、容易且つ適切に、センサ部又はセンサ部からの検出値の経路のいずれかに異常が発生したことを把握することができる。
本発明によれば、提示部が消去されたことから、容易且つ適切に、センサ部又はセンサ部からの検出値の経路のいずれかに異常が発生したことを把握することができる。
本発明によれば、提示部の色によって、容易且つ適切に、センサ部又はセンサ部からの検出値の経路のいずれかに異常が発生したことを把握することができる。
本発明によれば、検出対象イメージに基づいて、ゲージ部が示す検出対象を容易且つ適切に把握することができる。
本発明によれば、針イメージの回動中心上の検出対象イメージに基づいて、ゲージ部が示す検出対象を容易且つ適切に把握することができる。
本発明によれば、検出対象の状態を正常に示す検出値を取得していない場合に、第1の表示態様と異なる第2の表示態様による表示に変更するので、オペレータは、センサ部又はセンサ部からの検出値の経路のいずれかに異常が発生したことを適切に把握することができる。
本発明の一実施形態に係る建設機械の一例としての油圧ショベルの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る建設機械の要部斜視図である。 本発明の一実施形態に係る建設機械の表示に関わるモニタシステムの構成図である。 本発明の一実施形態に係るモニタ画面の表示態様を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るセンサによる検出電圧を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る状態表示処理のフローチャートである。 本発明の変形例に係る建設機械の表示に関わるモニタシステムの構成図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係る建設機械について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る建設機械の一例としての油圧ショベルの概略構成図である。図2は、本発明の一実施形態に係る建設機械の要部斜視図である。
建設機械の一例としての油圧ショベルは、図1に示すように、下部走行体1と、下部走行体1の上部に旋回機構2を介して旋回可能に装着される上部旋回体3と、上部旋回体3に連設されている作業機4とを備える。作業機4は、その基部が上部旋回体3に揺動可能に連結されているブーム5と、ブーム5の先端に揺動可能に連結されているアーム6と、アーム6の先端に揺動可能に連結されているバケット7とを備える。上部旋回体3は、油圧ショベルを運転するオペレータが乗り込む運転室11を備える。
上部旋回体3の運転室11は、図2に示すように、その中央部に運転席13が設けられ、運転席13の前方に走行操作手段14が設けられている。走行操作手段14は、走行レバー15、16と、各走行レバー15、16と一体に揺動する走行ペダル17、18とを備える。本実施形態の油圧ショベルにおいては、走行レバー15、16を前方に押すと下部走行体1が前進し、走行レバー15、16を後方に引くと下部走行体1が後進するようになっている。走行操作手段14の近傍には、アタッチメント用ペダル8が設けられている。また、一方の側方窓9側には、計器盤10が設けられている。
運転席13の側部側には、作業機操作レバー19、20がそれぞれ設置されている。作業機操作レバー19、20は、ブーム5の上下動、アーム6及びバケット7の回動、及び上部旋回体3の旋回操作等を行うものである。一方の作業機操作レバー19の近傍にはロックレバー21が設けられている。ここで、ロックレバー21とは、作業機4の操作、上部旋回体3の旋回、及び下部走行体1の走行等の機能を停止させるためのものである。すなわち、ロックレバー21の引き上げ操作を行うことによって、作業機4等の動きをロックすることができ、この状態では、作業機操作レバー19、20等を操作しても、作業機4等が動作しないようになっている。
また、建設機械の運転室11には、建設機械の種々の状態(エンジン水温、作動油温、燃料量等)を表示するモニタ装置22が設けられている。本実施形態では、モニタ装置22は、運転室11の前方窓23と一方の側方窓9とを仕切る縦枠25の下部に配設されている。モニタ装置22の外装ケース24の前面には、モニタ画面26と操作用押しボタン27が設けられている。モニタ画面26は、例えば、液晶パネルによって構成されている。
図3は、本発明の一実施形態に係る建設機械の表示に関わるモニタシステムの構成図である。
建設機械のモニタシステム50は、モニタ装置22と、1以上のセンサ31a、31bとを有する。
センサ31a、31bは、それぞれ検出対象の状態を検出するためのセンサである。例えば、燃料量を測定するセンサは、燃料の量に応じて抵抗を変化させる可変抵抗となっており、また、エンジン水温や、作動油温を測定するセンサは、例えば、温度に応じて抵抗を変化させるサーミスタである。本実施形態では、各センサ31a、31bは、一方が接地され、他方がモニタ装置22の後述するCPU33に接続されている。
モニタ装置22は、取得手段、表示処理手段、取得判断手段及び表示変更手段の一例としてのCPU33と、モニタ画面26と、1以上のプルアップ抵抗32a、32bを有している。プルアップ抵抗32a、32bは、所定の抵抗値の抵抗であり、一端が、センサ31a、センサ31bからCPU33に至る配線に接続され、他端が所定の電圧を供給する電源(センサ電源)に接続されている。この構成により、プルアップ抵抗32a、32bと、センサ31a、31bの抵抗(状態に応じて変化する抵抗)とによる分圧比に応じた電圧が、CPU33に入力されるようになっている。これにより、CPU33においては、入力される電圧から、検出対象の状態を把握することができる。ここで、センサ31a(31b)、プルアップ抵抗32a(32b)及びそれらを接続する配線によってセンサ部が構成される。
CPU33は、各センサ31a、31bに接続された線から入力される電圧の値に基づいて、検出対象の状態を特定し、当該検出対象の状態に応じた状態量の表示を行う。本実施形態では、CPU33は、入力電圧値と、当該検出対象の状態を示す後述するゲージ部(41a、42a、43a)における対応位置との対応関係を示すテーブルを記憶しておき、入力電圧値が正常な測定範囲(正常時範囲)内の値である場合に、入力電圧値に基づいて、ゲージ部の対応位置(対応する状態量の位置)を特定し、当該位置を提示部の一例である針イメージ(41b、42b、43b)で示すように画像を表示する。なお、CPU33が、入力電圧値が正常時範囲内の値であって、検出対象が所定の異常状態(例えば、エンジン水温が或る温度以上の高温状態、燃料量が一定量以下の状態等)であることを示す値である場合に、検出対象が異常状態であることを警告する表示を行うようにしてもよい。
図4は、本発明の一実施形態に係るモニタ画面の表示態様を説明する図である。図4Aは、モニタ画面26に表示される画像(第1の表示態様)の一例を示し、図4Bは、モニタ画面26に表示される画像(第2の表示態様)の一例を示している。
モニタ画面26には、図4Aに示すように、例えば、エンジン水温を表示する状態量表示領域の一例のエンジン水温表示領域41と、作動油温を表示する状態量表示領域の一例の作動油温表示領域42と、燃料量を表示する状態量表示領域の一例の燃料量表示領域43とが表示される。エンジン水温表示領域41においては、エンジン水温を示す基準となるゲージ部41aと、回動することにより、エンジン水温に対応するゲージ部41aの位置を提示するエンジン水温用針(針イメージ)41bと、エンジン水温(検出対象)を表示していることを表すエンジン水温画像(検出対象イメージ)41cとが表示される。本実施形態では、エンジン水温画像41cは、エンジン水温用針41bの回動中心上に表示されている。作動油温表示領域42においては、作動油温を示す基準となるゲージ部42aと、回動することにより、作動油温に対応するゲージ部42aの位置を提示する作動油温用針(針イメージ)42bと、作動油温を表示していることを表す作動油温画像42cとが表示される。本実施形態では、作動油温画像(検出対象イメージ)42cは、作動油温用針42bの回動中心上に表示されている。燃料量表示領域43においては、燃料量を示す基準となるゲージ部43aと、回動することにより、燃料量に対応するゲージ部43aの位置を提示する燃料量用針(針イメージ)43bと、燃料量を表示していることを表す燃料量画像43cとが表示される。本実施形態では、燃料量画像(検出対象イメージ)43cは、燃料量用針43bの回動中心上に表示されている。
また、CPU33は、検出対象の状態を正常に示す電圧値(検出値の一例)を取得しているか否かを判断する。本実施形態では、CPU33は、入力される電圧値が、センサが正常である場合に入力される電圧値の範囲(正常時範囲)を外れているか否かに基づいて、正常に示す電圧値を取得しているか否かを判断している。例えば、検出対象が燃料量であり、検出対象の状態を正常に示している場合には、CPU33に入力される電圧値は、図5に示すように、正常時下限LLと、正常時上限HLとの間の正常時範囲の電圧値となる。一方、センサ31a、31b等自体が故障した場合や、センサ31a、31b等との間の信号線の切断や、接地又は電源との短絡等が発生した場合には、CPU33に入力される電圧値は、正常時範囲から外れた値となる。例えば、センサ31a、31bと接続されている信号線の断線或いはセンサ31a、31b自体の断線(抵抗線の断線)が生じた場合には、プルアップ抵抗を介してセンサ信号がCPU33に供給されるので、CPU33に入力される電圧値は、上側閾値HSよりも大きくなり、また、センサ31a、31b自体の短絡やセンサ31a、31bとCPU間の信号線の短絡が発生した場合には、CPU33に入力される電圧値は、下側閾値LSよりも低いGNDレベルとなる。
そこで、本実施形態では、CPU33は、正常時下限LLよりも低い電圧値(下側閾値LS)以下の場合には、対象の測定が異常であると判断し、また、正常時上限HLよりも高い電圧値(上側閾値HS)以上の場合には、対象の測定が異常であると判断している。なお、本実施形態においては、所定回数連続して異常を検出した場合に、異常であると確定し、異常時の表示を行うようにしている。
CPU33は、検出対象の状態を正常に示す電圧値を取得していないと判断した場合(本実施形態では、異常であると確定した場合)には、オペレータに把握させるために、正常時とは異なる表示態様(第2の表示態様)によりモニタ画面26に画像を表示させる。より具体的には、CPU33は、状態量表示領域の一例である水温表示領域41、作動油温表示領域42、又は燃料量表示領域43のうちの異常に対応する検出対象の状態量表示領域の表示態様を変更する。例えば、燃料量の状態を正常に示す電圧値が取得できていないと判断した場合には、CPU33は、図4Bに示すように、燃料量表示領域43において、燃料量用針43bを消去させるとともに、燃料量画像43cの画像の背景色を通常と異なる色(例えば、通常が青色である場合に、赤色)として表示させる。このように燃料量用針43bを消去させるので、オペレータは、モニタ画面26を視認するだけで、直感的に異常があったことを判断できるとともに、その異常が、燃料量の測定が正常である場合における燃料量が減ったことによる警告ではなく、燃料量の測定自体が異常であることを容易且つ適切に判断することができる。
ここで、本実施形態では、燃料量用針43bを点滅させずに、消去させるようにしているが、これは、建設機械が、例えば、−20度等の低温環境下で使用される場合であっても、適切に異常をオペレータに報知できるようにするためである。すなわち、低温環境下では、運転室11内が低温となり、モニタ画面26(例えば、液晶パネル)の表示の応答速度が低下してしまい、燃料量用針43bを点滅表示させようとしても点滅表示に対応できないような状況が発生する可能性があり、このような報知できないような状況を避けるためである。
次に、本発明の一実施形態に係る状態表示処理の動作について説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る状態表示処理のフローチャートである。図6は、1つのセンサからの入力に対する状態表示処理であり、複数のセンサからの入力がある場合には、各センサからの入力に対して同様な処理が実行される。なお、ここでは、燃料量を検出する1つのセンサ31aからの入力に対する状態表示処理を例に説明する。
センサ31aは、燃料の量(検出対象の状態)に応じた抵抗値に変化し、モニタ装置22のCPU33には、センサ31aに接続された信号線から、センサ31aの抵抗値に応じた電圧が入力される。CPU33は、センサ31aに接続された信号線から入力される電圧の値を取得する(ステップS1)。
次いで、CPU33は、取得した電圧値が下側閾値LS以下であるか否かを判定する(ステップS2)。この結果、電圧値が下側閾値LS以下である場合(ステップS2:YES)には、燃料量を正常に示す電圧値ではないので、電圧低下異常カウンタの値をインクリメント(+1)する(ステップS3)一方、電圧値が下側閾値LS以下ではない場合(ステップS2:NO)には、電圧低下異常カウンタの値をクリアする(ステップS4)。
次いで、CPU33は、取得した電圧値が上側閾値HS以上であるか否かを判定する(ステップS5)。この結果、電圧値が上側閾値HS以上である場合(ステップS5:YES)には、燃料量を正常に示す電圧値ではないことを意味しているので、電圧上昇異常カウンタの値をインクリメント(+1)する(ステップS6)一方、電圧値が上側閾値HS以上ではない場合(ステップS5:NO)には、電圧上昇異常カウンタの値をクリアする(ステップS7)。
次いで、CPU33は、電圧低下異常カウンタ又は電圧上昇異常カウンタの値が所定の閾値(例えば、10)以上であるか否かを判定する(ステップS8)。この結果、電圧低下異常カウンタ又は電圧上昇異常カウンタの値が閾値以上でない場合(ステップS8:NO)には、測定値が異常であると確定していないので、CPU33は、図4Aに示すように、第1の表示態様による画像の表示(測定系正常時表示)を行う(ステップS9)。すなわち、CPU33は、燃料量表示領域43において、ゲージ部43aと、燃料量用針43bと、燃料量画像43cとを表示させるとともに、燃料量用針43bを測定値に対応するゲージ部43aの位置を示すように表示させる。なお、測定系正常時表示においては、測定値が正常時範囲内の値であって、燃料量が所定量以下であることを示している場合には、燃料量が所定量以下であることを警告する表示を行うようにしてもよい。
一方、電圧低下異常カウンタ又は電圧上昇異常カウンタの値が閾値以上である場合(ステップS8:YES)には、測定値が異常であることを意味しているので、CPU33は、図4Bに示すように、第2の表示態様による画像の表示(測定系異常時表示)を行う(ステップS10)。すなわち、CPU33は、燃料量表示領域43において、燃料量用針43bを消去させるとともに、燃料量画像43cの画像の背景色を通常と異なる色として表示させる。このような表示により、オペレータは、燃料量の測定が正常でないことを容易且つ適切に把握することができる。
次いで、CPU33は、電源オフ((エンジン)キーオフ)か否かを判定し(ステップS11)、電源オフである場合(ステップS11:YES)には処理を終了し、電源オフでない場合(ステップS11:NO)には、ステップS1からの処理を実行する。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
図7は、本発明の変形例に係るモニタシステムの構成図である。なお、図2に示すモニタシステムと同様な部分については、同一の符号を付している。
変形例に係るモニタシステム51は、図2に示すモニタシステム50におけるモニタ装置22の機能を、制御装置34及びモニタ装置36により実現するようにしたものであり、具体的には、CPU33の機能を、CPU35とCPU37とで実現するようにしたものである。
本変形例においては、CPU35は、図6に示す状態表示処理におけるステップS8の判断処理まで実行し、その結果に応じた表示をさせる指示をCPU37に通知する。CPU37は、通知に基づいて、計測系正常時表示(図6:ステップS9)又は計測系異常時表示(図6:ステップS10)を行う。この処理において、CPU35とCPU37との間で、通信異常(通信エラーや、信号線の断線等)が発生したときに、センサ異常(信号取り込み異常)と判断して、計測系異常時表示を行なうようにしてもよい。通信異常の判断は、例えば、通信データが取り込まれたときにカウントアップするようにしておき、予め決められた所定時間内にカウントアップがない場合に異常であると判断するようにしてもよい。
また、本発明は次のような他の態様にも適用可能である。例えば、上記実施形態では、計測系異常時に、針イメージを消すようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、針イメージの色を通常時と異なる色に変更するようにしてもよく、また、針イメージを点滅表示させるようにしてもよい。また、上記実施形態では、画面に、エンジン水温、作動油、燃料を表示する場合を例に説明していたが、本発明は、これに限られず、例えば、エンジン水温,燃料量の2つを表示するようにしてもよく、要は、センサによって検出する検出対象を1以上表示するようにすればよい。
また、上記実施形態では、針イメージを消す例を示していたが、本発明はこれに限られず、針イメージを消すとともに、表示領域の他の構成部品(例えば、ゲージスケールや、検出対象イメージ)を消したり、色を変更したりしてもよい。また、針イメージの色を通常時と異なる色に変更するようにした場合には、針イメージの色を変更するとともに、表示領域の表示領域の他の構成部品(例えば、ゲージスケールや、検出対象イメージ)を消したり、色を変更したりしてもよい。
また、上記実施形態では、針イメージを消す例を示していたが、本発明はこれに限られず、例えば、車両の状態(エンジン水温、燃料量等)を表示する表示領域を構成する構成部品(例えば、ゲージスケールなど)を消すようにしてもよく、また、センサ異常を知らせるコーションを追加表示するようにしてもよい。
また、上記変形例においては、CPU35が図6に示すステップS8までの判断処理を行うようにしていたが、これに限られず、例えば、CPU35は、電圧値の取得のみをして、そのデータをCPU37に通知し、CPU37がその電圧値のデータに基づいて、図6に示す状態表示処理を実行するようにしてもよく、或いは、CPU35が取得した電圧値に応じた電圧をCPU37に出力し、CPU37がその電圧を取得して、図6に示す状態表示処理を実行するようにしてもよい。また、CPU37が電圧値のデータを受信するように構成した場合には、状態表示処理において、電圧値のデータを受信できない場合についても、検出対象の状態を正常に示す電圧値を取得していないと判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像表示可能な液晶パネルを備えたモニタシステムにおいて、センサ部に異常がある場合に表示態様を変更する例を示していたが、本発明はこれに限られず、例えば、複数のセグメント(例えば、扇型のセグメント)からなる液晶パネルをゲージ(例えば、円弧状のゲージ)に対応させて配置し、対象の状態をセグメントの表示数の違いで示すようにした、いわゆるセグメント液晶パネルを有するモニタシステムに適用することができ、この場合には、センサ部に異常があれば、検出対象に対応するセグメント(提示部の一例)のすべてを消去するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、針イメージにより対象の状態を示す例を示していたが、対象の状態をバーグラフ(提示部の一例)の長さにより表示するようにしてもよく、この場合には、センサ部に異常があれば、バーグラフの表示を消去し、或いは、バーグラグの色を変更するようにしてもよい。
1 下部走行体、2 旋回機構、3 上部旋回体、4 作業機、5 ブーム、6 アーム、7 バケット、8 アタッチメント用ペダル、9 側方窓、10 計器盤、11 運転室、13 運転席、14 走行操作手段、15 走行レバー、16 走行レバー、17 走行ペダル、18 走行ペダル、19 作業機操作レバー、20 作業機操作レバー、21 ロックレバー、22、36 モニタ装置、23 前方窓、24 外装ケース、25 縦枠、26 モニタ画面、27 押しボタン、30 表示手段、31a、31b センサ、32a、32b プルアップ抵抗、33、35、37 CPU、41 エンジン水温表示領域、41a エンジン水温用ゲージ、41b エンジン水温用針、41c エンジン水温画像、42 作動油温表示領域、42a 作動油温用ゲージ、42b 作動油温用針、42c 作動油温画像、43 燃料量表示領域、43a 燃料量用ゲージ、43b 燃料量用針、43c 燃料量画像、50 モニタシステム。

Claims (7)

  1. 建設機械における所定の対象の状態を示す状態情報を表示するモニタシステムであって、
    前記所定の検出対象の状態を検出するセンサ部から状態を示す検出値を取得する取得手段と、
    前記検出対象の状態を示す基準となるゲージ部と、前記ゲージ部における前記検出値に対応する状態量を提示する提示部とを含む第1の表示態様による表示を行う表示処理手段と、
    前記検出対象の状態を正常に示す検出値を取得しているか否かを判断する取得判断手段と、
    前記検出対象の状態を正常に示す検出値を取得していないと判断した場合に、前記第1の表示態様と異なる第2の表示態様による表示に変更する表示変更手段と、を有し、
    前記表示変更手段は、前記建設機械の状態を正常に示す検出値を取得していないと判断した場合に、前記建設機械の状態に対応する状態量を表示するための状態量表示領域の態様を変更する
    モニタシステム。
  2. 前記表示変更手段は、前記建設機械の状態を正常に示す検出値を取得していないと判断した場合に、前記状態量表示領域に含まれる前記提示部の態様を変更する
    請求項に記載のモニタシステム。
  3. 前記第2の表示態様は、前記第1の表示態様において、少なくとも提示部を消去した態様である
    請求項に記載のモニタシステム。
  4. 前記第2の表示態様は、前記第1の表示態様において、少なくとも提示部の色を変更させた態様である
    請求項に記載のモニタシステム。
  5. 前記第1の表示態様は、前記提示部上に、前記検出対象を示すイメージを重ねて表示させる態様であり、
    前記第2の表示態様は、前記検出対象を示すイメージをそのまま表示させておく態様である
    請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のモニタシステム。
  6. 前記提示部は、所定の点を中心に回動して前記ゲージ部の前記検出値に対応する状態量を指示する針イメージであり、
    前記表示処理手段は、前記検出対象の前記イメージを、前記針イメージの回動の中心となる前記点上に表示させる
    請求項に記載のモニタシステム。
  7. 建設機械における所定の対象の状態を示す状態情報を表示する状態表示方法であって、
    前記所定の検出対象の状態を検出するセンサ部から状態を示す検出値を取得する取得ステップと、
    前記検出対象の状態を示す基準となるゲージ部と、前記ゲージ部における前記検出値に対応する状態量を提示する提示部とを含む第1の表示態様による表示を行う表示処理ステップと、
    前記検出対象の状態を正常に示す検出値を取得しているか否かを判断する取得判断ステップと、
    前記検出対象の状態を正常に示す検出値を取得していないと判断した場合に、前記第1の表示態様と異なる第2の表示態様による表示に変更する表示変更ステップと、を有し、
    前記表示変更ステップでは、前記建設機械の状態を正常に示す検出値を取得していないと判断した場合に、前記建設機械の状態に対応する状態量を表示するための状態量表示領域の態様を変更する
    状態表示方法。
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