JP5399768B2 - スクライブヘッド及び該スクライブヘッドを用いたスクライブ装置 - Google Patents

スクライブヘッド及び該スクライブヘッドを用いたスクライブ装置 Download PDF

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Description

本発明は、脆性材料にスクライブ溝を形成するスクライブヘッド及び該スクライブヘッドを用いたスクライブ装置に関する。
従来のスクライブ装置は、先端にホイールを有するホルダジョイント部を脆性材料の表面に対して略垂直な方向を軸として回動自在にホルダに保持したスクライブヘッドを、脆性材料の表面に対して上下動させ、スクライブヘッドに対して脆性材料を相対的に移動させることで、脆性材料の表面にスクライブ溝を形成していた(特許文献1参照)。また、スクライブヘッドには、ホイールの回動軸の中心位置がホルダジョイント部の回動軸の軸線上に位置しないように配置することでキャスター効果が生じており、ホイールの直進性を向上させていた。
しかし、キャスター効果を生じさせるために、ホルダジョイント部をホルダに対して回動自在にした場合、スクライブ溝を形成する脆性材料の表面の状態(例えば、脆性材料の表面にわずかな凹凸がある状態)によって、ホイールが、スクライブ溝を形成する予定のラインから外れることがあった。ホイールがスクライブ溝を形成する予定のラインから外れた場合、キャスター効果によりスクライブヘッドが移動する方向にホイールが戻ろうとする力が作用するため、結果的に形成されるスクライブ溝にうねりが生じることがあった。そのため、脆性材料にスクライブ溝を精度良く形成することが要求される場合、スクライブヘッドは、キャスター効果を利用せずに、ホルダジョイント部をホルダに固定して、脆性材料にスクライブ溝を形成していた。
そこで、従来のスクライブヘッドでは、スクライブ溝を精度良く形成することが要求される場合、以下に説明する方法で回動自在なホルダジョイント部を固定していた。図1は、従来のスクライブヘッドをスクライブ溝が形成される脆性材料の表面と平行な面で切断した断面図である。図1に示すように、従来のスクライブヘッド101では、先端にホイール111を有するホルダジョイント部110は、回動軸112を中心としてホルダ120に対して回動自在に保持される。
従来のスクライブヘッド101は、ホルダジョイント部110のホルダ120に対する回動を停止するために、ホルダジョイント部110の側面と平行の位置にあるホルダ120に2つのネジ121、121を設けている。2つのネジ121、121は、回動軸112を挟んだホルダジョイント部110の両端を同方向から押圧して、ホルダ120に対するホルダジョイント部110の回動を停止させている。
国際公開第2005/063459号
従来のスクライブヘッド101は、脆性材料の表面にホイール111を押し当て、キャスター効果を利用してホルダジョイント部110を所望の方向に向かせ、ホルダ120に設けた2つのネジ121、121を締めることによりホルダジョイント部110を押圧して回動を停止させていた。しかし、いずれか一方のネジ121の押圧が大きいと、ホルダジョイント部110は所望の方向と異なる方向を向き、所望の方向で固定することができないという問題があった。所望の方向でホルダジョイント部110の回動を停止させるためには、キャスター効果を利用したホルダジョイント部110の方向修正と、2つのネジ121、121の緩締とを繰り返し行う必要があり、作業が煩雑になるという問題があった。
さらに、ホルダジョイント部110が有するホイール111を交換する場合、ホイール111の刃先の方向を修正する場合等は、ホルダジョイント部110を回動自在にしておく必要がある。しかし、従来のスクライブヘッド101では、ホルダ120に設けた2つのネジ121、121を締めることによりホルダジョイント部110を押圧して回動を一旦停止すると、ホルダジョイント部110を再び回動自在にさせるには2つのネジ121、121を緩める作業が必要となり、ホイール111のスムーズな交換、ホイール111の刃先の方向のスムーズな修正等ができないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ホルダジョイント部がホルダに対して回動自在な状態と、ホルダジョイント部がホルダに対して固定された状態とを容易に切り替えることができ、ホルダジョイント部を所望の方向で固定してスクライブ溝を形成することができるスクライブヘッド及びスクライブヘッドを用いたスクライブ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係るスクライブヘッドは、脆性材料に押し当て、スクライブ溝を形成するホイールと、該ホイールを前記スクライブ溝の方向に回動可能に取り付けたホルダジョイント部と、前記脆性材料の表面に対して略垂直方向に設けた前記ホルダジョイント部の前記回動軸を回動自在に保持するホルダとを備え、前記脆性材料をスクライブするスクライブヘッドにおいて、前記ホルダは、前記ホルダジョイント部の前記回動軸の回動を停止させる回動停止手段と、該回動停止手段が前記回動軸の回動を停止させる状態と、前記回動軸の回動を自在にさせる状態とを切り替える回動切替手段とを備えることを特徴とする。
また、第2発明に係るスクライブヘッドは、第1発明において、前記回動停止手段は、前記ホルダジョイント部の前記回動軸を押圧する押圧部を有し、該押圧部と前記ホルダジョイント部の前記回動軸との摩擦抵抗により、前記回動軸の回動を停止させることを特徴とする。
また、第3発明に係るスクライブヘッドは、第2発明において、前記回動停止手段は、磁力により前記押圧部を前記ホルダジョイント部の前記回動軸へ押圧することにより、前記回動軸の回動を停止させることを特徴とする。
また、第4発明に係るスクライブヘッドは、第2発明において、前記回動停止手段は、弾性力により前記押圧部を前記ホルダジョイント部の前記回動軸へ押圧することにより、前記回動軸の回動を停止させることを特徴とする。
また、第5発明に係るスクライブヘッドは、第2発明において、前記回動停止手段は、機械的な力により前記押圧部を前記ホルダジョイント部の前記回動軸へ押圧することにより、前記回動軸の回動を停止させることを特徴とする。
また、第6発明に係るスクライブヘッドは、第2発明において、前記回動停止手段は、空気圧により前記押圧部を前記ホルダジョイント部の前記回動軸へ押圧することにより、前記回動軸の回動を停止させることを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために第7発明に係るスクライブ装置は、第1乃至第6発明のいずれか一つに記載のスクライブヘッドを備えることを特徴とする。
第1発明及び第7発明では、回動切替手段が、回動停止手段が回動軸の回動を停止させる状態と、回動軸の回動を自在にさせる状態とを切り替えることが可能である。したがって、スクライブヘッド及びスクライブヘッドを用いたスクライブ装置は、ホルダジョイント部が所望の方向を向いた場合に、回動切替手段は、回動停止手段が回動軸の回動を停止させる状態に切り替えることにより、スクライブヘッドは、ホルダジョイント部を所望の方向で固定して、脆性材料にスクライブ溝を精度良く形成することが可能となる。
第2発明及び第7発明では、回動停止手段が、ホルダジョイント部の回動軸を押圧する押圧部を有し、押圧部とホルダジョイント部の回動軸との摩擦抵抗により、回動軸の回動を停止させる。したがって、スクライブヘッド及びスクライブヘッドを用いたスクライブ装置は、回動停止手段が押圧部を回動軸に押圧して回動軸の回動を停止させるので、回動軸を特殊な形状に加工する必要がなく、簡単な構造で回動軸の回動を停止させることが可能になる。
第3発明及び第7発明では、磁力により押圧部をホルダジョイント部の回動軸へ押圧することにより、回動軸の回動を停止させる。したがって、スクライブヘッド及びスクライブヘッドを用いたスクライブ装置は、回動切替手段が回動軸に対して磁力により押圧部を押圧した状態と、押圧しない状態とを切り替えることで、ホルダジョイント部がホルダに対して固定された状態と、ホルダジョイント部がホルダに対して回動自在な状態とを容易に切り替えることができる。
第4発明及び第7発明では、弾性力により押圧部をホルダジョイント部の回動軸へ押圧することにより、回動軸の回動を停止させる。したがって、スクライブヘッド及びスクライブヘッドを用いたスクライブ装置は、回動切替手段が回動軸に対して弾性力により押圧部を押圧した状態と、押圧しない状態とを切り替えることで、ホルダジョイント部がホルダに対して固定された状態と、ホルダジョイント部がホルダに対して回動自在な状態とを容易に切り替えることができる。
第5発明及び第7発明では、機械的な力により押圧部をホルダジョイント部の回動軸へ押圧することにより、回動軸の回動を停止させる。したがって、スクライブヘッド及びスクライブヘッドを用いたスクライブ装置は、回動切替手段が回動軸に対して機械的な力により押圧部を押圧した状態と、押圧しない状態とを切り替えることで、ホルダジョイント部がホルダに対して固定された状態と、ホルダジョイント部がホルダに対して回動自在な状態とを容易に切り替えることができる。なお、機械的な力とは、ネジで押圧部に設けたスリットの幅を調整する等の機械的な機構を用いて、押圧部が対象物(回動軸)を押圧する力をいう。
第6発明及び第7発明では、空気圧により押圧部をホルダジョイント部の回動軸へ押圧することにより、回動軸の回動を停止させる。したがって、スクライブヘッド及びスクライブヘッドを用いたスクライブ装置は、回動切替手段が回動軸に対して空気圧の変化により押圧部を押圧した状態と、押圧しない状態とを切り替えることで、ホルダジョイント部がホルダに対して固定された状態と、ホルダジョイント部がホルダに対して回動自在な状態とを容易に切り替えることができる。
上記構成によれば、スクライブヘッド及びスクライブヘッドを用いたスクライブ装置は、回動切替手段が、回動軸の回動を停止させる状態に切り替えることにより、ホルダジョイント部を所望の方向で固定することができるので、脆性材料にスクライブ溝を精度良く形成することが可能となる効果を奏する。
従来のスクライブヘッドをスクライブ溝が形成される脆性材料の表面と平行な面で切断した断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクライブヘッドの概略構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクライブヘッドを用いたスクライブ装置の正面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクライブヘッドの永久磁石と回動軸とを磁力により接着させた場合の概略構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクライブヘッドの支持部の昇降機構の概略構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態2に係るスクライブヘッドの概略構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態3に係るスクライブヘッドの概略構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態4に係るスクライブヘッドの概略構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態4に係る押圧部の斜視図である。 セットビスを利用した押圧部の斜視図である。 本発明の実施の形態5に係るスクライブヘッドの概略構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態5に係る押圧部の平面図である。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1に係るスクライブヘッドの概略構成を示す側面図である。また、図3は、発明の実施の形態1に係るスクライブヘッドを用いたスクライブ装置の正面図である。
まず、図2に示すスクライブヘッドを用いたスクライブ装置について説明する。図3に示すように、スクライブ装置30は、脆性材料31を支持し、移動させることができる支持台32を備えている。支持台32は、脆性材料31をX方向(図3の紙面に対して左右の方向)及びY方向(図3の紙面に対して垂直な方向)に移動することが可能である。また、スクライブ装置30は、支持台32をX方向に跨ぐブリッジ33にスクライブヘッド10を備えている。スクライブヘッド10は、スクライブ溝を形成する脆性材料31のZ方向(図3の紙面に対して上下の方向)に昇降自在である。そのため、スクライブヘッド10は、先端に設けたホイール11を脆性材料31に押し当てながら、支持台32をX方向に移動させることで脆性材料31にX方向のスクライブ溝を形成することができる。
さらに、本実施の形態1に係るスクライブヘッド10について、詳しく説明する。図2に示すように、スクライブヘッド10は、脆性材料31にスクライブ溝を形成するためのホイール11が、ホルダジョイント部12の先端に回動可能に取り付けられている。ホイール11は、図2の紙面に対して垂直な方向に回動し、断面がV字形状に突出している刃11aを有している。ホルダジョイント部12は、ホイール11側の反対側に設けた回動軸12aでホルダ13に対して回動自在に保持されている。なお、スクライブヘッド10にキャスター効果を利用する場合、回動軸12aの軸線上からホイール11の回動軸の中心位置を外して設け、スクライブヘッド10にキャスター効果を利用しない場合、回動軸12aの軸線上にホイール11の回動軸の中心位置を設ければ良い。なお、本実施の形態1に係るスクライブヘッド10では、キャスター効果の有無については特に限定されない。
ホルダ13は、回動軸12aを介してホルダジョイント部12を回動自在に保持している。例えば、ホルダ13は、ベアリングを介して回動軸12aを保持することで、ホルダジョイント部12を回動自在に保持することができる。さらに、ホルダ13には、回動軸12aの上方にスペース13aを有しており、このスペース13aに回動軸12aの回動を停止させる回動停止手段と、回動停止手段が回動軸12aの回動を停止させる状態と、回動軸12aの回動を自在にさせる状態とを切り替える回動切替手段とを備えている。
本実施の形態1に係る回動停止手段は、回動軸12aを押圧する押圧部として永久磁石14を用い、磁力により永久磁石14を回動軸12aへ押圧する。永久磁石14は、回動軸12aの回動方向には回動せず、支持部15を図2の紙面に対して上下方向に移動させることで、スペース13a内を上下方向に移動することができる。そのため、支持部15を図2の紙面に対して下方向に移動させることで、永久磁石14と回動軸12aとが磁力により接着し、永久磁石14を回動軸12aへ押圧する。永久磁石14を回動軸12aへ押圧する力は、磁力により生じる永久磁石14と回動軸12aとの間の引力である。なお、永久磁石14と回動軸12aとの間に磁力による引力を生じさせるためには、回動軸12aは、少なくとも永久磁石14と接触する部分を磁石又は鉄等の強磁性材料にする必要がある。
図4は、本発明の実施の形態1に係るスクライブヘッド10の永久磁石14と回動軸12aとを磁力により接着させた場合の概略構成を示す側面図である。図4に示すように、永久磁石14と回動軸12aとを磁力により接着させた場合、磁力により永久磁石14自体を回動軸12aへ押圧させることになる。そのため、永久磁石14と回動軸12aとの間に摩擦抵抗が生じ、この摩擦抵抗により永久磁石14が回動軸12aの回動を停止させる。なお、永久磁石14には、回動軸12aの回動を停止させることができる摩擦抵抗を永久磁石14と回動軸12aとの間で生じさせるだけの磁力の強さが必要であり、例えばネオジウム系の磁力が強い磁石を用いる。また、回動軸12aと接触する永久磁石14の面及び永久磁石14と接触する回動軸12aの面のうちの少なくとも一方の面を、摩擦係数の高い樹脂膜等でコーティングすることにより、磁力が弱い永久磁石14でも回動軸12aの回動を停止させることが可能になる。
回動軸12aは、上述したように、永久磁石14と回動軸12aとを磁力により接着させることで、回動が停止する。逆に、回動軸12aの回動を自在にさせるためには、磁力により接着された永久磁石14を回動軸12aから離す必要がある。磁力により接着された永久磁石14を回動軸12aから離す場合、永久磁石14と回動軸12aとの間に生じる磁力による引力に対抗して、支持部15を図2の紙面に対して上方向に移動させて回動軸12aから永久磁石14を離す必要がある。ここで、永久磁石14をスペース13a内で上下に移動させる昇降機構について具体的に説明する。
図5は、本発明の実施の形態1に係るスクライブヘッド10の支持部15の昇降機構の概略構成を示す側面図である。図5に示すように、ホルダ13には、ホルダジョイント部12に向かう方向にスリット窓13bが設けられており、該スリット窓13bを支持部15が移動する。スリット窓13bの下側(図5の紙面に対して下方向)に支持部15を移動させた場合、永久磁石14も回動軸12aの方向に移動して、永久磁石14と回動軸12aとが磁力により接着する。逆に、スリット窓13bの上側(図5の紙面に対して上方向)に支持部15を移動させた場合、永久磁石14もホルダ13の方向に移動して、磁力により接着していた永久磁石14が回動軸12aから離れる。なお、支持部15は、スリット窓13bの任意の位置で固定できるように、ネジ止め機構15aを締めることでホルダ13を押圧して固定する構成を有している。また、支持部15の昇降機構は、永久磁石14が回動軸12aの回動を停止させる状態(永久磁石14と回動軸12aとが磁力により接着して押圧する状態)と、回動軸12aの回動を自在にさせる状態(永久磁石14と回動軸12aとの磁力による接着を離した状態)とを切り替える回動切替手段として機能する。
以上のように、本実施の形態1に係るスクライブヘッド10は、支持部15がスリット窓13bを移動することで永久磁石14を移動させて磁力により永久磁石14を回動軸12aへ接着させて、永久磁石14を回動軸12aへ押圧して回動軸12aの回動を停止させるので、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して回動自在な状態と、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して固定された状態とを容易に切り替えることができ、ホルダジョイント部12を所望の方向で固定することができる。本実施の形態1に係るスクライブヘッド10は、請求項1に記載したホルダジョイント部12の回動軸12aの回動を停止させる回動停止手段と、回動停止手段が回動軸12aの回動を停止させる状態と、回動軸12aの回動を自在にさせる状態とを切り替える回動切替手段とを備える構成であり、特に、請求項2、3に記載した回動停止手段が、磁力により押圧部をホルダジョイント部12の回動軸12aへ押圧し、押圧部とホルダジョイント部12の回動軸12aとの摩擦抵抗により、回動軸12aの回動を停止させる構成である。
つまり、本実施の形態1に係るスクライブヘッド10では、脆性材料にホイール11を押し当て、キャスター効果を利用してホルダジョイント部12を所望の方向に向かせて、ホルダ13に設けた支持部15をスリット窓13bの下側(図5の紙面に対して下方向)に移動させるだけで、ホルダジョイント部12をホルダ13に対して固定することができる。また、ホイール11を交換する場合、ホイール11の刃11a先の方向を修正する場合等は、ホルダ13に設けた支持部15をスリット窓13bの上側(図5の紙面に対して上方向)に移動させるだけで、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して回動自在となる。
なお、上述した本実施の形態1は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができることは言うまでもない。例えば、押圧部を永久磁石14自体とする場合に限定されるものではなく、永久磁石14を取り付け可能に成型した樹脂等で押圧部を形成しても良い。また、押圧部に永久磁石14を設ける場合に限定されるものではなく、回動軸12aの永久磁石14と接触する部分を永久磁石にして、押圧部を鉄等の強磁性材料にしても良い。
更にまた、押圧部に永久磁石14を設ける場合に限定されるものではなく、ネジ止め機構15aを利用して、押圧部を回動軸12aへ押圧する状態を維持するのであれば、押圧部と回動軸12aとを磁力により接着させる必要がなく、機械的な力により押圧部をホルダジョイント部12の回動軸12aへ押圧する請求項5に記載した回動停止手段として構成しても良い。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係るスクライブヘッド10の概略構成を示す側面図である。図6に示すように、本実施の形態2に係るスクライブヘッド10は、回動停止手段の構成が異なる以外は、実施の形態1に係るスクライブヘッド10及びスクライブ装置30と同じであるため、同じ構成要素については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態2に係る回動停止手段は、回動軸12aを押圧する押圧部として電磁石16を用い、磁力により電磁石16を回動軸12aへ押圧する。電磁石16は、回動軸12aの回動方向には回動せず、スペース13a内の図6の紙面に対して上下方向には移動することができる。また、回動軸12aの電磁石16と接触する部分に永久磁石12cを、ホルダ13の電磁石16と接触する部分に永久磁石13cをそれぞれ設けている。それぞれの永久磁石12c、13cは、同極が向かい合うように配置されている。例えば、永久磁石12cのホルダ13に対向する側がS極で、永久磁石13cの回動軸12aに対向する側がS極である場合、電磁石16に、ホルダ13に対向する側がS極、回動軸12aに対向する側がN極となるように電流を流すことで、磁力により回動軸12aと接着する。逆に、電磁石16に、ホルダ13に対向する側がN極、回動軸12aに対向する側がS極となるように電流を流すことで、磁力によりホルダ13と接着する。
図6に示すように、磁力により電磁石16を回動軸12aに接着させた場合、磁力により電磁石16自体を回動軸12aへ押圧させることになる。そのため、電磁石16と回動軸12aとの間に摩擦抵抗が生じ、この摩擦抵抗により電磁石16が回動軸12aの回動を停止させる。なお、電磁石16には、回動軸12aの回動を停止させることができる摩擦抵抗を電磁石16と回動軸12aとの間で生じさせるだけの磁力の強さが必要であり、当該磁力の強さを生じさせるだけの電流を流す。また、回動軸12aと接触する電磁石16の面及び電磁石16と接触する回動軸12aの面のうちの少なくとも一方の面を、摩擦係数の高い樹脂膜等でコーティングすることにより、電磁石16の磁力が弱い場合でも回動軸12aの回動を停止させることが可能になる。
回動軸12aの回動を自在にさせるためには、磁力により接着された電磁石16を回動軸12aから離す必要がある。磁力により接着された電磁石16を回動軸12aから離す場合、ホルダ13に対向する側がN極、回動軸12aに対向する側がS極となるように電磁石16に電流を流し、電磁石16と回動軸12aの永久磁石12cとの間で磁力による斥力を生じさせる必要がある。さらに、電磁石16は、ホルダ13に対向する側がN極になっているため、ホルダ13側に設けた永久磁石13cのS極と磁力により接着する。つまり、回動軸12a側に永久磁石12cを、ホルダ13側に永久磁石13cをそれぞれ設け、電磁石16に流す電流の方向を切り替えることで、回動軸12a側からホルダ13側へ、ホルダ13側から回動軸12a側へと電磁石16を移動させる昇降機構を実現している。この昇降機構は、電磁石16が回動軸12aの回動を停止させる状態(電磁石16と回動軸12aとが磁力により接着する状態)と、回動軸12aの回動を自在にさせる状態(電磁石16とホルダ13とが磁力により接着する状態)とを切り替える回動切替手段として機能する。
以上のように、本実施の形態2に係るスクライブヘッド10は、磁力により電磁石16を回動軸12aへ接着させて、電磁石16を回動軸12aへ押圧して回動軸12aの回動を停止させるので、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して回動自在な状態と、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して固定された状態とを容易に切り替えることができ、ホルダジョイント部12を所望の方向で固定することができる。本実施の形態2に係るスクライブヘッド10は、請求項3に記載した回動停止手段が、磁力により押圧部をホルダジョイント部12の回動軸12aへ押圧する構成である。
なお、上述した本実施の形態2は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができることは言うまでもない。例えば、スクライブヘッド10は、回動軸12aに永久磁石12c、ホルダ13に永久磁石13cをそれぞれ設けた構成に限定されるものではなく、回動軸12aに永久磁石12cを設けただけの構成であっても良い。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係るスクライブヘッド10の概略構成を示す側面図である。図7に示すように、本実施の形態3に係るスクライブヘッド10は、回動停止手段の構成が異なる以外は、実施の形態1に係るスクライブヘッド10及びスクライブ装置30と同じであるため、同じ構成要素については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態3に係る回動停止手段は、板18を押圧部として用いて、弾性力(例えばバネ17の弾性力)により板18を回動軸12aへ押圧する。板18は、回動軸12aの回動方向には回動せず、支持部15を図7の紙面に対して上下方向に移動させることでスペース13a内を上下方向に移動することができる。バネ17は、板18とホルダ13との間に設けられ、板18を回動軸12aの方向に押す力が作用している。そのため、支持部15で板18を固定しない限り、板18は、バネ17の弾性力により、回動軸12aを押圧することになる。
図7に示すように、バネ17の弾性力により板18を回動軸12aへ押圧する場合、バネ17の弾性力により板18と回動軸12aとの間に摩擦抵抗が生じ、この摩擦抵抗により板18が回動軸12aの回動を停止させる。なお、バネ17には、回動軸12aの回動を停止させることができる摩擦抵抗を板18と回動軸12aとの間で生じさせるだけの弾性力の強さが必要である。
回動軸12aの回動を自在にさせるには、バネ17の弾性力により押圧された板18を回動軸12aから離す必要がある。つまり、支持部15をバネ17の弾性力に対抗して図7の紙面に対して上方向に移動させて、回動軸12aから板18を離す必要がある。板18をスペース13a内で上下方向に移動させる昇降機構は、実施の形態1の支持部15の昇降機構と同じものを採用することができる。図5で示したように、ホルダ13に設けたスリット窓13bを使って、支持部15をスリット窓13bの上側(図5の紙面に対して上方向)にバネ17の弾性力に対抗して移動させて、板18を回動軸12aから離す。なお、支持部15は、スリット窓13bの任意の位置で固定できるように、ネジ止め機構15aを締めることでホルダ13を押圧して固定する構成を有している。また、支持部15の昇降機構は、板18が回動軸12aの回動を停止させる状態(板18が回動軸12aを押圧する状態)と、回動軸12aの回動を自在にさせる状態(板18が回動軸12aから離れた状態)とを切り替える回動切替手段として機能する。
以上のように、本実施の形態3に係るスクライブヘッド10は、支持部15がスリット窓13bを移動することで板18を移動させて、バネ17の弾性力により回動軸12aへ押圧して、回動軸12aの回動を停止させるので、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して回動自在な状態と、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して固定された状態とを容易に切り替えることができ、ホルダジョイント部12を所望の方向で固定することができる。本実施の形態3に係るスクライブヘッド10は、請求項4に記載した回動停止手段が、弾性力により押圧部をホルダジョイント部12の回動軸12aへ押圧する構成である。
なお、上述した本実施の形態3は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができることは言うまでもない。例えば、板18は、バネ17の弾性力により回動軸12aを押圧する構成に限定されるものではなく、ゴム等の弾性力により回動軸12aを押圧する構成でも良い。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4に係るスクライブヘッド10の概略構成を示す側面図である。図8に示すように、本実施の形態4に係るスクライブヘッド10は、回動停止手段の構成が押圧部19とネジ20とで構成される以外は、実施の形態1に係るスクライブヘッド10及びスクライブ装置30と同じであるため、同じ構成要素については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態4に係る回動停止手段は、機械的な力により押圧部19を回動軸12aへ押圧する。押圧部19は、機械式割締めにより、回動軸12aを押圧する。図9は、本発明の本実施の形態4に係る押圧部19の斜視図である。図9に示すように、押圧部19は、回動軸12aを接触することなく通すことが可能な径を有する孔19aと、押圧部19の外側面から該孔19aに至る孔19aの径方向に設けられたスリット19bとを有している。また、押圧部19は、スリット19bを横切る方向に、図8中のネジ20を通すネジ孔19cを有している。そのため、孔19aに回動軸12aを通した状態で、ネジ20を締めてスリット19bの幅を狭め、孔19aの径を小さくすることで、機械的な力により押圧部19を回動軸12aへ押圧することができる。逆に、ネジ20を緩めてスリット19bの幅を広げ、孔19aの径を大きくすることで、押圧部19を回動軸12aへ押圧せず、回動軸12aを回動自在にさせる。
機械的な力により押圧部19を回動軸12aへ押圧する場合、機械的な力により押圧部19と回動軸12aとの間に摩擦抵抗が生じ、この摩擦抵抗により押圧部19が回動軸12aの回動を停止させる。なお、押圧部19には、回動軸12aの回動を停止させることができる摩擦抵抗を押圧部19と回動軸12aとの間で生じさせるだけの機械的な力の強さが必要になる。一方、機械的な力により押圧された押圧部19を回動軸12aから離す場合、ネジ20を緩めスリット19bの幅を広げることで、押圧部19と回動軸12aとの間の摩擦抵抗を減らして、回動軸12aを回動自在にさせる。なお、スリット19bの幅を変える機械的な力を調整するネジ20は、押圧部19が回動軸12aの回動を停止させる状態(押圧部19が回動軸12aを押圧する状態)と、回動軸12aの回動を自在にさせる状態(押圧部19が回動軸12aから離れた状態)とを切り替える回動切替手段として機能する。
以上のように、本実施の形態4に係るスクライブヘッド10は、ネジ20を締めることで調整することができる機械的な力により押圧部19を回動軸12aへ押圧して、回動軸12aの回動を停止させるので、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して回動自在な状態と、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して固定された状態とを容易に切り替えることができ、ホルダジョイント部12を所望の方向で固定することができる。本実施の形態4に係るスクライブヘッド10は、請求項5に記載した回動停止手段が、機械的な力により押圧部をホルダジョイント部12の回動軸12aへ押圧する構成である。
なお、上述した本実施の形態4は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができることは言うまでもない。例えば、押圧部19は、機械式割締めを用いる場合に限定されるものではなく、セットビスを用いても良い。図10は、セットビスを利用した押圧部21の斜視図である。図10に示すように、押圧部21は、回動軸12aを接触することなく通すことが可能な直径の孔21aと、押圧部21の外側面から該孔21aに至る孔21aの径方向に設けられたネジ孔21bとを有している。孔21aに回動軸12aを通した状態で、ネジ孔21bに差し込んだネジを締めて、回動軸12aを孔21aの内壁面に押圧させる。そのため、押圧部21と回動軸12aとの間に摩擦抵抗が生じ、この摩擦抵抗により押圧部21が回動軸12aの回動を停止させる。逆に、ネジを緩めて回動軸12aを孔21aの内壁面から離すことで、押圧部21を回動軸12aから離し、回動軸12aを回動自在にさせる。
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5に係るスクライブヘッド10の概略構成を示す側面図である。図11に示すように、本実施の形態5に係るスクライブヘッド10は、回動停止手段の構成が異なる以外は、実施の形態1に係るスクライブヘッド10及びスクライブ装置30と同じであるため、同じ構成要素については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態5に係る回動停止手段は、空気圧により押圧部22を回動軸12aへ押圧する。押圧部22は、回動軸12aの回動方向には回動せず、スペース13aの一部である押圧部22とホルダ13との間の空気圧を変化させることで、スペース13a内を上下方向に移動することができる。図12は、本発明の本実施の形態5に係る押圧部22の平面図である。図12に示すように、押圧部22は、回動軸12aの径と略同じ大きさの直径を有する円筒形の溝22aと、該溝22aの底部に複数の孔22bとを有している。なお、溝22aは、回動軸12aの一部と嵌合し、溝22aと回動軸12aとの間から空気が漏れない構造になっている。
図11に示すように、ホルダ13には、押圧部22とホルダ13との間の空気を吸排気することが可能な管13dが設けられている。管13dの先にポンプを繋ぎ、押圧部22とホルダ13との間に空気を送り込むことで押圧部22とホルダ13との間の空気圧を上げて、図11の紙面に対して下方向に押圧部22を押し下げ、押圧部22を回動軸12aへ押圧する。空気圧により押圧部22を回動軸12aへ押圧する場合、空気圧により押圧部22と回動軸12aとの間に摩擦抵抗が生じ、この摩擦抵抗により押圧部22が回動軸12aの回動を停止させる。なお、押圧部22とホルダ13との間の空気圧は、回動軸12aの回動を停止させることができる摩擦抵抗を押圧部22と回動軸12aとの間で生じさせるだけの空気圧が必要である。
押圧部22を回動軸12aから離す場合、管13dから押圧部22とホルダ13との間の空気を排気して、押圧部22とホルダ13との間の空気圧を下げることで、回動軸12aから図11の紙面に対して上方向に押圧部22を押し上げる。なお、空気圧を変化させて押圧部22を昇降させる昇降機構は、押圧部22が回動軸12aの回動を停止させる状態(押圧部22が回動軸12aを押圧する状態)と、回動軸12aの回動を自在にさせる状態(押圧部22が回動軸12aから離れた状態)とを切り替える回動切替手段として機能する。
以上のように、本実施の形態5に係るスクライブヘッド10は、押圧部22とホルダ13との間の空気圧により押圧部22を回動軸12aへ押圧して、回動軸12aの回動を停止させるので、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して回動自在な状態と、ホルダジョイント部12がホルダ13に対して固定された状態とを容易に切り替えることができ、ホルダジョイント部12を所望の方向で固定することができる。本実施の形態5に係るスクライブヘッド10は、請求項6に記載した回動停止手段が、空気圧により押圧部をホルダジョイント部12の回動軸12aへ押圧する構成である。
なお、上述した本実施の形態5は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができることは言うまでもない。例えば、ホルダ13に設けた押圧部22とホルダ13との間の空気を吸排気する管13dは、一本に限定されるものではなく、複数の管13dをホルダ13に設けても良い。
10 スクライブヘッド
11 ホイール
11a 刃
12 ホルダジョイント部
12a 回動軸
13 ホルダ
13a スペース
13b スリット窓
13d 管
12c、13c 永久磁石
14 永久磁石(押圧部)
15 支持部
16 電磁石(押圧部)
17 バネ
18 板(押圧部)
19、21、22 押圧部
20 ネジ
21a 孔
21b ネジ孔
22a 溝
30 スクライブ装置
31 脆性材料
32 支持台
33 ブリッジ

Claims (7)

  1. 脆性材料に押し当て、スクライブ溝を形成するホイールと、
    該ホイールを前記スクライブ溝の方向に回動可能に取り付けたホルダジョイント部と、
    前記脆性材料の表面に対して略垂直方向に設けた前記ホルダジョイント部の回動軸を回動自在に保持するホルダと
    を備え、
    前記脆性材料をスクライブするスクライブヘッドにおいて、
    前記ホルダは、
    前記ホルダジョイント部の前記回動軸の回動を所望の方向で停止させる回動停止手段と、
    該回動停止手段が前記回動軸の回動を停止させる状態と、前記回動軸の回動を自在にさせる状態とを切り替える回動切替手段と
    を備えることを特徴とするスクライブヘッド。
  2. 前記回動停止手段は、前記ホルダジョイント部の前記回動軸を押圧する押圧部を有し、該押圧部と前記ホルダジョイント部の前記回動軸との摩擦抵抗により、前記回動軸の回動を停止させることを特徴とする請求項1に記載のスクライブヘッド。
  3. 前記回動停止手段は、磁力により前記押圧部を前記ホルダジョイント部の前記回動軸へ押圧することにより、前記回動軸の回動を停止させることを特徴とする請求項2に記載のスクライブヘッド。
  4. 前記回動停止手段は、弾性力により前記押圧部を前記ホルダジョイント部の前記回動軸へ押圧することにより、前記回動軸の回動を停止させることを特徴とする請求項2に記載のスクライブヘッド。
  5. 前記回動停止手段は、機械的な力により前記押圧部を前記ホルダジョイント部の前記回動軸へ押圧することにより、前記回動軸の回動を停止させることを特徴とする請求項2に記載のスクライブヘッド。
  6. 前記回動停止手段は、空気圧により前記押圧部を前記ホルダジョイント部の前記回動軸へ押圧することにより、前記回動軸の回動を停止させることを特徴とする請求項2に記載のスクライブヘッド。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のスクライブヘッドを備えることを特徴とするスクライブ装置。
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