JP5399727B2 - 衛生薄葉紙の型押し一体化方法及び衛生薄葉紙 - Google Patents
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Description
このような積層構造の衛生薄葉紙においては、図3に示されるように、積層された各原紙を重ね合わせたのち、ナーリング処理、コンタクトエンボス処理、プライボンディング処理等とも呼ばれる(以下、これらを統一して明細書中ではコンタクトエンボス処理という)、幅細のエンボスロールを用いてエンボス加工を行なうことによって、積層原紙同士の剥離を防止している。
このコンタクトエンボス処理は、より具体的には、図4からも理解できるように、重ね合わせた原紙の縁部を。複数の単位凸エンボスが所定のエンボスパターンで付与された比較的幅の狭い凸エンボスロールとゴムロールとによって型押しすることで行なわれる。
そして、従来、かかるコンタクトエンボス処理においては、エンボスパターンに起因して、以下のような問題点があった。すなわち、例えば、従来の以下のような問題点があった。(1)エンボスロールの凹部に体積する紙粉が、装置に要する潤滑油と意図せず混合し、運転時の発熱によって発火し火災の原因となることがある。(2)高速運転時に、ロールが振動によって飛び跳ねたりがたついたりすることがあり(このような飛び跳ねを業界では、バウンジングともいう)、エンボスが付与されない部分があったり、過度の加圧によってエンボスが付与されてエンボス凹部となる部分に孔が空いてしまうことがあり、見栄えの悪い製品となることがあった。(3)さらにコンタクトエンボス処理が、衛生薄葉紙の縁部において行なわれることから、コンタクトエンボスの圧によって縁がゆがんで皺が入り見栄えが悪くなることがあった。(4)さらに、特にトイレットロールのようなロール製品の場合には、コンタクトエンボス部分が、リブ状に盛り上がり、見栄えの悪い製品となることがあった。
<請求項1記載の発明>
ライン流れ方向に回転する凸エンボスロール及びこれを受ける受エンボスロールとでなる一対のエンボス付与装置を用いて、二枚の原紙を積層一体化する衛生薄葉紙の型押し方法において、
前記凸エンボスロールにおけるエンボスパターンを、
ライン流れ方向に単位凸エンボスによる列が複数列並び、
かつ、各列における単位凸エンボスは流れ方向に所定間隔で並び、
さらに隣接する各列における単位凸エンボス同士がライン幅方向に重なることなく配置され、
隣接する単位凸エンボス列の間の間隔が1.3〜2.9mmであり、各列における単位凸エンボスの間の間隔が3.3〜5.4mmであり、かつ単位凸エンボス同士の最も近い間隔が1.5〜3.1mmであることを特徴とする衛生薄葉紙の型押し一体化方法。
前記原紙が、デザインエンボス及びマイクロエンボスの少なくとも何れかが付与されたものである請求項1記載の衛生薄葉紙の型押し一体化方法。
二枚の原紙の縁部が、単位凹エンボス群によるエンボス線によって、積層一体化された衛生薄葉紙であって、
前記単位凹エンボス群は、単位凹エンボスによる列が複数列並び、
かつ、各列における単位凹エンボスが一定間隔で並び、
さらに隣接する各列における単位凹エンボス同士がエンボス線に直行する方向に重なることなく配置され、
隣接する単位凹エンボス列の間の間隔が1.3〜2.9mmであり、各列における単位凹エンボスの間の間隔が3.3〜5.4mmであり、かつ単位凹エンボス同士の最も近い間隔が1.5〜3.1mmであることを特徴とする衛生薄葉紙。
前記原紙が、デザインエンボス及びマイクロエンボスの少なくとも何れかが付与されたものである請求項3記載の衛生薄葉紙。
まず、本発明にかかる衛生薄葉紙X1の積層一体化方法は、積層一体化法に、従来技術の欄でも説明したが、図3に示すとおり、まず、幅広の衛生薄葉紙の原紙1,1が巻かれた複数のジャンボロール1A,1Aから適宜の速度で原紙を繰り出し、コンタクトエンボスを付与する装置(以下、コンタクトエンボス付与装置ともいう)10にて積層しつつ一体化する。
なお、単位凸エンボスは、上記からも理解できるとおり頂面正方形であり、その一辺の長さが0.8〜1.4mm、高さが0.3〜0.8mmの円錐台であるのが最も好ましい。
評価は4段階として、以下のとおりとした。
表中◎は非常に安定して操業できている、紙粉はほとんど発生していない、衛生薄葉紙の品質に優れる、○は問題なく操業できている、紙粉は発生したが操業性に影響を与えない程度である。衛生薄葉紙の品質に問題はない。△は、多々安定して操業できていないときが確認できる。紙粉の発生量が多い、衛生薄葉紙の品質特に見栄えの点で好ましくない点が確認できる。×は、操業が安定していないときが多々確認できる。紙粉の発生量が極めて多い。衛生薄葉紙の品質において見栄えの点で好ましくない点が多く確認できる。
Claims (4)
- ライン流れ方向に回転する凸エンボスロール及びこれを受ける受エンボスロールとでなる一対のエンボス付与装置を用いて、二枚の原紙を積層一体化する衛生薄葉紙の型押し方法において、
前記凸エンボスロールにおけるエンボスパターンを、
ライン流れ方向に単位凸エンボスによる列が複数列並び、
かつ、各列における単位凸エンボスは流れ方向に所定間隔で並び、
さらに隣接する各列における単位凸エンボス同士がライン幅方向に重なることなく配置され、
隣接する単位凸エンボス列の間の間隔が1.3〜2.9mmであり、各列における単位凸エンボスの間の間隔が3.3〜5.4mmであり、かつ単位凸エンボス同士の最も近い間隔が1.5〜3.1mmであることを特徴とする衛生薄葉紙の型押し一体化方法。 - 前記原紙が、デザインエンボス及びマイクロエンボスの少なくとも何れかが付与されたものである請求項1記載の衛生薄葉紙の型押し一体化方法。
- 二枚の原紙の縁部が、単位凹エンボス群によるエンボス線によって、積層一体化された衛生薄葉紙であって、
前記単位凹エンボス群は、単位凹エンボスによる列が複数列並び、
かつ、各列における単位凹エンボスが一定間隔で並び、
さらに隣接する各列における単位凹エンボス同士がエンボス線に直行する方向に重なることなく配置され、
隣接する単位凹エンボス列の間の間隔が1.3〜2.9mmであり、各列における単位凹エンボスの間の間隔が3.3〜5.4mmであり、かつ単位凹エンボス同士の最も近い間隔が1.5〜3.1mmであることを特徴とする衛生薄葉紙。 - 前記原紙が、デザインエンボス及びマイクロエンボスの少なくとも何れかが付与されたものである請求項3記載の衛生薄葉紙。
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