JP5398777B2 - 終端接続箱用押しパイプ及びこれを備える終端接続箱 - Google Patents
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Description
本発明の終端接続箱用押しパイプの一つの態様は、電力機器に電力ケーブルを接続するために設けられる終端接続箱内に設け、一端側で当接するストレスコーンを押圧する終端接続箱用押しパイプであって、筒状の絶縁層と、前記絶縁層の内面に、前記絶縁層の一端部から他端部に亘って配設され、前記絶縁層の一端部側で前記ストレスコーンに当接する導電部と、を有し、前記導電部の一端部は、前記絶縁層の一端部側で前記絶縁層の外面に露出するとともに、前記導電部の他端部は前記絶縁層の他端部より軸方向に突出し、前記導電部は、前記絶縁層の一端部に挿嵌し、内面にテーパ面が形成された筒状導電本体部と、前記筒状導電本体部に接合され、前記筒状導電本体部より他端部側に導出しているリード部と、を有する構成を採る。
本発明の終端接続箱用押しパイプの一つの態様は、電力機器に電力ケーブルを接続するために設けられる終端接続箱内に設け、一端側で当接するストレスコーンを押圧する終端接続箱用押しパイプであって、筒状の絶縁層と、前記絶縁層の内面に、前記絶縁層の一端部から他端部に亘って配設され、前記絶縁層の一端部側で前記ストレスコーンに当接する導電部と、を有し、前記導電部の一端部は、前記絶縁層の一端部側で前記絶縁層の外面に露出するとともに、前記導電部の他端部は前記絶縁層の他端部より軸方向に突出し、前記導電部は、導電性を有するテープ材であって、前記テープ材の両端部は、それぞれ、前記絶縁層の一端部と他端部とで外面側に折り返されて前記絶縁層の外面に露出される構成を採る。
図3に示す終端接続箱100は、電力機器、ここでは、GISの外壁(ここでは底板)2に密閉して気密に取り付けられた套管110を備える。
(Ethylene Propylene MethyleneLinkage)、シリコーンゴム(silicone rubber)、ポリアセタール(polyacetal)又はFRP(Fiber Reinforced Plastics)等のように絶縁性を有するものであればどのような材料で形成してもよい。
図11は、実施の形態2に係る押しパイプを適用した終端接続箱200の要部構成を示す図である。なお、図11の終端接続箱200は、図3に示す実施の形態1に対応する終端接続箱100と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、図12は、実施の形態2に係る押しパイプ270を示す。図12(a)は実施の形態2に係る押しパイプの断面図、図12(b)は、同押しパイプにおいて金属層(導電部)となるアタッチメントの部分断面図、図12(c)は、同押しパイプにおいて絶縁層となる押しパイプ本体の部分断面図である。
図13は、実施の形態3に係る押しパイプを適用した終端接続箱300の要部構成を示す図である。なお、図13の終端接続箱300は、図3に示す実施の形態1に対応する終端接続箱100と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、図14は、実施の形態3に係る押しパイプ370を示す。
押しパイプ170として、金属層172をアルミ材(A5056)で形成し、金属層172を被覆する絶縁層174をエポキシ樹脂により形成した。また、変流器180を動作させる地絡電流容量を400A、0.5秒とし、この地絡電流容量を用いて上記(1)式より金属層172の最小厚さを設定した。具体的には、上記(1)式の算出結果(1.6mm以上)をもとに、金属層172の厚さを5mmとした。また、図7に示す金属層172の一端である外面露出部176は、4mmほどの露出とし、沿面距離(図7示す絶縁層174の部位B)を十分に確保している。
金属層がアルミである本実施の形態の押しパイプ170に替えて、FRP製の筒状本体部の内面に銀塗料を塗布した従来の押しパイプの両端部にリードケーブルで接続して閉回路を作り、実施例と同条件の電流を流した。このときの銀塗料に形成される塗布層は、上記(1)式で算出した厚さよりも薄い。この実験の結果、押しパイプの塗布層は150A程度で溶けて遮断され、押しパイプを介して変流器に400Aの電流を全て流すことができなかった。なお、銀塗料による塗布層を(1)式で算出した厚さ以上に形成した場合、銀塗料の塗布、乾燥を複数回繰り返して所定の厚さにする必要がある。従い、作業が煩雑となり、コストアップにもつながってしまう。さらに、複数回の塗布することで塗りむらによる導電抵抗の不均一や塗料のはがれの問題も懸念される。
110 套管
110a 内周面
114 受容口
121 アダプタ
123 絶縁筒
125 導体引出棒
126 高圧電極
130 保護金具
132 端子座
140 電力ケーブル
141 ケーブル導体
143 ケーブル絶縁体
145 遮蔽層
150 ストレスコーン
150a 一端部
150b 他端部
150c 外周面
152 絶縁ゴム部
154 半導電ゴム部
160 押圧圧縮装置
162 押し金具
162a 金具本体
162b 金具フランジ
162c 他端面
163 ガイドシャフト
164 スプリング
165 座金板
166 フランジ
168 植込みボルト
169 ナット
170、270、370 押しパイプ
170a、172a、372a 一端部
170b、172b、174b、372b 他端部
171、276a、371 テーパ面
172 金属層(導電部)
174 絶縁層
176、376 外面露出部
177、377 他端面
180 変流器
182 接地線
184 平編みメッキ銅線
272、372 押しパイプ本体
274 アタッチメント(導電部)
276 筒状導電本体部
277 リード線(リード部)
278 圧着接続端子
374 導電テープ(導電部)
Claims (7)
- 電力機器に電力ケーブルを接続するために設けられる終端接続箱内に設け、一端側で当接するストレスコーンを押圧する終端接続箱用押しパイプであって、
筒状の絶縁層と、
前記絶縁層の内面に、前記絶縁層の一端部から他端部に亘って配設され、前記絶縁層の一端部側で前記ストレスコーンに当接する導電部と、
を有し、
前記導電部は、前記絶縁層に外周を被覆された筒状体であり、
前記導電部の一端部は、前記絶縁層の一端部側で前記絶縁層の外面に露出するとともに、
前記導電部の一端部の内面には、一端側に向かって内径を拡径して、前記ストレスコーンに当接するテーパ面が形成され、
前記導電部の他端部は、前記終端接続箱用押しパイプの他端部側に設けられる押し金具に接触するように前記絶縁層の他端部より軸方向に突出している、
終端接続箱用押しパイプ。 - 前記導電部の他端部は、前記絶縁層の内面側から外面側に径方向に延出され、前記絶縁層の他端面を覆っている、
請求項1記載の終端接続箱用押しパイプ。 - 電力機器の外壁に気密に取り付けられる套管と、
前記套管の受容口に挿入される電力ケーブルの端部と、
前記電力ケーブルの端部の外周面と前記受容口の内周面との間に配置され、絶縁ゴム部と半導電ゴム部からなるストレスコーンと、
請求項1または2に記載の終端接続箱用押しパイプの一端側を前記ストレスコーンに当接させて、前記ストレスコーンをケーブル軸方向に押圧する押圧圧縮装置と、
を有し、
前記押圧圧縮装置は、前記押しパイプの他端部において前記導電部の他端部に当接する押し金具を介して、前記押しパイプを、当該押しパイプの一端部側に押圧して、前記ストレスコーンを前記套管の内周面に密接させる、
終端接続箱。 - 電力機器に電力ケーブルを接続するために設けられる終端接続箱内に設け、一端側で当接するストレスコーンを押圧する終端接続箱用押しパイプであって、
筒状の絶縁層と、
前記絶縁層の内面に、前記絶縁層の一端部から他端部に亘って配設され、前記絶縁層の一端部側で前記ストレスコーンに当接する導電部と、
を有し、
前記導電部の一端部は、前記絶縁層の一端部側で前記絶縁層の外面に露出するとともに、前記導電部の他端部は前記絶縁層の他端部より軸方向に突出し、
前記導電部は、前記絶縁層の一端部に挿嵌し、内面にテーパ面が形成された筒状導電本体部と、
前記筒状導電本体部に接合され、前記筒状導電本体部より他端部側に導出しているリード部と、
を有する、
終端接続箱用押しパイプ。 - 電力機器に電力ケーブルを接続するために設けられる終端接続箱内に設け、一端側で当接するストレスコーンを押圧する終端接続箱用押しパイプであって、
筒状の絶縁層と、
前記絶縁層の内面に、前記絶縁層の一端部から他端部に亘って配設され、前記絶縁層の一端部側で前記ストレスコーンに当接する導電部と、
を有し、
前記導電部の一端部は、前記絶縁層の一端部側で前記絶縁層の外面に露出するとともに、前記導電部の他端部は前記絶縁層の他端部より軸方向に突出し、
前記導電部は、導電性を有するテープ材であって、
前記テープ材の両端部は、それぞれ、前記絶縁層の一端部と他端部とで外面側に折り返されて前記絶縁層の外面に露出される、
終端接続箱用押しパイプ。 - 前記テープ材は、前記絶縁層の内周面に、押しパイプの軸方向に沿って、複数配設されている、
請求項5記載の終端接続箱用押しパイプ。 - 電力機器の外壁に気密に取り付けられる套管と、
前記套管の受容口に挿入される電力ケーブルの端部と、
前記電力ケーブルの端部の外周面と前記受容口の内周面との間に配置され、絶縁ゴム部と半導電ゴム部からなるストレスコーンと、
請求項4〜6のいずれか一項に記載の終端接続箱用押しパイプの一端側を前記ストレスコーンに当接させて、前記ストレスコーンをケーブル軸方向に押圧する押圧圧縮装置と、 を有し、
前記押圧圧縮装置は、前記押しパイプの他端部において前記導電部の他端部に当接する押し金具を介して、前記押しパイプを、当該押しパイプの一端部側に押圧して、前記ストレスコーンを前記套管の内周面に密接させる、
終端接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011100037A JP5398777B2 (ja) | 2011-04-27 | 2011-04-27 | 終端接続箱用押しパイプ及びこれを備える終端接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011100037A JP5398777B2 (ja) | 2011-04-27 | 2011-04-27 | 終端接続箱用押しパイプ及びこれを備える終端接続箱 |
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JP2012231654A JP2012231654A (ja) | 2012-11-22 |
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-
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