JPH05184054A - ケーブル接続部 - Google Patents

ケーブル接続部

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JPH05184054A
JPH05184054A JP73192A JP73192A JPH05184054A JP H05184054 A JPH05184054 A JP H05184054A JP 73192 A JP73192 A JP 73192A JP 73192 A JP73192 A JP 73192A JP H05184054 A JPH05184054 A JP H05184054A
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JP
Japan
Prior art keywords
partial discharge
connecting portion
cable
detecting
lead wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP73192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumitsu Ebinuma
康光 海老沼
Jiro Kawai
二郎 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication of JPH05184054A publication Critical patent/JPH05184054A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブル接続部の施工不良などの異常を早期に
検出することができるケーブル接続部を提供する。 【構成】ケーブル接続部を構成する金属胴管10に縁切
部14を形成し、この縁切部14をリード線15で短絡
し、このリード線15にクランプCT16を装着してリ
ード線15に流れる部分放電パルスを検出する一方、金
属胴管10内にアンテナ22を配設し、部分放電に起因
して発生する電磁波を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CVケーブルなどのケ
ーブル接続部に係り、特にプレハブ形接続部の主な絶縁
破壊原因である施工不良などを早期に検出することがで
きるケーブル接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CVケーブル用の中間接続部とし
て、ユニット化された部品を現場で組立てて接続部を完
成させるプレハブ形接続部が実用化されており、このプ
レハブ形接続部は、樹脂を架橋させる加熱工程が不要で
あるため、押出しモールド形接続部に比べ大幅に施工時
間の短縮化が図れ、かつ施工管理が容易であるといった
利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
プレハブ形接続部では、施工不良があったり、あるいは
施工の際にエポキシユニットやゴムモールドストレスコ
ーンなどの部品が損傷を受けると、ケーブル線路が運転
状態になったときに施工不良部や部品損傷部で部分放電
が発生し、ついには絶縁破壊事故に至る可能性がある。
このため、絶縁破壊事故に至る前に、ケーブル接続部で
発生する部分放電を早期に検出して、絶縁破壊事故を未
然に防止することがケーブル線路の信頼性を高める上で
重要である。また、部分放電を検出するに当たり、その
検出精度を高めるためには、検出周波数領域が広い方が
望ましい。そこで、本発明は、上記実情を考慮して案出
されたものであり、プレハブ形接続部などのケーブル接
続部の異常をより正確に検出でき、以て、ケーブル接続
部の絶縁破壊事故を未然に防止することができるケーブ
ル接続部を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、遮蔽導体を有するケーブル相互を接続す
るケーブル接続部において、前記接続部を構成しかつ前
記遮蔽導体に接続された外部導体に絶縁部を設けて前記
外部導体をその長さ方向に電気的に分離し、前記絶縁部
で電気的に分離された外部導体相互間に短絡路を設け、
この短絡路に流れる部分放電パルスを検出するパルス検
出手段を設けるとともに、前記接続部を構成する外部導
体内に、部分放電に起因して発生する電磁波を検出する
電磁波検出手段を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明では、部分放電パルスを検出するパルス
検出手段と、部分放電に起因して発生する電磁波を検出
する電磁波検出手段の2つの部分放電検出手段を備えて
いるため、部分放電の検出周波数領域が広く、部分放電
の検出精度をより高めることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適一実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1はプレハブ形の絶縁接続部の構成
図である。図1に示すように、CVケーブル1の端部
は、外部半導電層(不図示)、絶縁体2、内部半導電層
(不図示)が段剥されて導体3が露出しており、導体
3,3の先端部は、導体接続管5に挿入され、この導体
接続管5が圧縮されて導体3,3が接続されている。
尚、図1において符号4はCVケーブル1の遮蔽導体を
示している。
【0007】導体接続管5の外周には、エポキシユニッ
ト6に埋め込まれた遮蔽電極7が設けられており、ま
た、CVケーブル1の端部には、ゴムモールドストレス
コーン(以下、ストレスコーンと称す)8が挿入されて
いる。ストレスコーン8の傾斜部8aは、エポキシユニ
ット6の傾斜部6aに嵌合しており、エポキシユニット
6の両端部側に設けられたスプリングユニット(不図
示)によってストレスコーン8に押圧力が加えら、この
押圧力によってストレスコーン8の傾斜部8aがエポキ
シユニット6の傾斜部6aに密着して所定の面圧を維持
するように構成されている。
【0008】一方、エポキシユニット6などを覆う金属
胴管10は、本体部材11と、2つの端部材12,12
とから構成され、本体部材11と端部材12,12と
は、絶縁筒13,13を介して絶縁ボルト(不図示)で
固定されて縁切部14,14を構成しており、この縁切
部14,14によって本体部材11と端部材12とがそ
の長さ方向に電気的に分離されている。尚、金属胴管1
0の2つの端部材12,12は、CVケーブル1,1の
遮蔽導体4,4に接続されており、金属胴管10が前記
外部導体を構成している。
【0009】前記2つの縁切部14,14のうちの一方
の縁切部14(図1において左側の縁切部)では、電気
的に分離された本体部材11と端部材12とがリード線
15で接続されている。このリード線15には、部分放
電パルスを検出するためのクランプCT16が装着され
ており、このクランプCT16は、リード線17により
測定器18に接続されている。尚、符号19はリード線
15を接続するための接続端子、符号20はクランプC
T16をシールドする遮蔽体を示している。また、他方
の縁切部14(図1において右側の縁切部)において、
本体部材11と端部材12とで画成された空間21内に
は、部分放電に起因して放射する電磁波を検出するため
のアンテナ22が配設されており、このアンテナ22に
誘起された電圧は、絶縁筒13を径方向に貫通して設け
られたリード線23を介して測定器18に伝送される。
【0010】以上の構成において、絶縁接続部にストレ
スコーン8の嵌合不全やストレスコーン8の面圧不均一
などの施工不良があったり、あるいは施工の際にエポキ
シユニット6やストレスコーン8などの部品が損傷を受
けていると、ケーブル線路の運転開始後、施工不良部や
損傷部で部分放電が発生する。クランプCT16は、数
MHZ以下の領域で部分放電を検出し、アンテナ22は、
数10MHZオーダーの領域で部分放電を検出し、それぞ
れの検出信号は、測定器18に伝送される。
【0011】したがって、本実施例では、クランプCT
16およびアンテナ22の如く、検出周波数領域が異な
る2つの部分放電検出手段を設けたため、部分放電の検
出周波数領域が広くなり、部分放電の検出精度をより高
めることができる。これにより、ケーブル接続部の異常
をより正確に検出でき、ケーブル接続部の絶縁破壊事故
を未然に防止することができる。また、本実施例では、
アンテナ22が金属胴管10内に配設されており、この
金属胴管10が外来雑音電波の侵入を防止するシールド
ととして機能するため、部分放電検出におけるS/Nを
高めることができる。
【0012】尚、上記実施例では、プレハブ形の絶縁接
続部の異常検出を例示したが、本発明は、絶縁接続部だ
けでなくプレハブ形の普通接続部の異常検出に適用する
こともできる。この場合は、図1において右側の縁切部
14を省略すればよい。すなわち、図1において右側の
絶縁筒13を省略するか、または、本体部材11と右側
の端部材12とをリード線で接続すればよい。また、本
発明は、プレハブ形以外の接続部の異常検出に適用する
こともできるのは勿論である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部分放電の検出周波数領域が広くなるため、部分放電の
検出精度をより高めることができ、これにより、プレハ
ブ形接続部などのケーブル接続部の異常をより正確に検
出でき、ケーブル接続部の絶縁破壊事故を未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレハブ形の絶縁接続部の構成図。
【符号の説明】
1…………CVケーブル 3…………導体 4…………遮蔽導体 6…………エポキシユニット 8…………ストレスコーン 10………金属胴管(外部導体) 11………本体部材 12………端部材 13………絶縁筒 14………縁切部 15………リード線 16………クランプCT(パルス検出手段) 18………測定器 22………アンテナ(電磁波検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮蔽導体を有するケーブル相互を接続する
    ケーブル接続部において、 前記接続部を構成しかつ前記遮蔽導体に接続された外部
    導体に絶縁部を設けて前記外部導体をその長さ方向に電
    気的に分離し、前記絶縁部で電気的に分離された外部導
    体相互間に短絡路を設け、この短絡路に流れる部分放電
    パルスを検出するパルス検出手段を設けるとともに、前
    記接続部を構成する外部導体内に、部分放電に起因して
    発生する電磁波を検出する電磁波検出手段を設けたこと
    を特徴とするケーブル接続部。
  2. 【請求項2】前記ケーブル接続部は、プレハブ形接続部
    であることを特徴とする請求項1記載のケーブル接続
    部。
JP73192A 1992-01-07 1992-01-07 ケーブル接続部 Pending JPH05184054A (ja)

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JP73192A JPH05184054A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 ケーブル接続部

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JPH05184054A true JPH05184054A (ja) 1993-07-23

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2531325A (en) * 2014-10-16 2016-04-20 Repl Internat Ltd Medium-Voltage cable joint
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CN108344928B (zh) * 2017-01-24 2021-04-06 中国石油化工股份有限公司 一种电力电缆局部放电在线监测装置及方法
CN108344927B (zh) * 2017-01-24 2021-04-06 中国石油化工股份有限公司 一种电力电缆局部放电监测装置及方法
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