JP5398342B2 - 移動体監視装置及びコンピュータプログラム及び移動体監視方法 - Google Patents
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Description
このような状況において、移動体の位置関係などを表示して、監視者を支援する移動体監視装置がある。
この発明は、例えば上記のような課題を解決するためになされたものであり、監視者の注意を喚起すべき場合とそうでない場合とを適切に峻別することにより、監視者の注意義務を軽減し、監視者が適切な判断をできるようにすることを目的とする。
上記ブロック生成部は、上記処理装置を用いて、複数の移動体それぞれについて、上記移動体が占有する区域を表わす占有ブロックを生成し、
上記重複判定部は、上記処理装置を用いて、上記複数の移動体について上記ブロック生成部が生成した複数の占有ブロックが重複しているか否かを判定し、
上記注意喚起部は、上記処理装置を用いて、上記複数の占有ブロックが重複していると上記重複判定部が判定した場合に、監視者の注意を喚起することを特徴とする。
実施の形態1について、図1〜図26を用いて説明する。
空港610は、滑走路611を有する。滑走路611の両端を始端612及び終端613と呼ぶ。航空機621は、始端612側から終端613側へ向けて移動するものとする。すなわち、離陸する航空機621は、始端612付近から終端613側へ向けて加速して離陸し、着陸する航空機621は、始端612付近に着地して終端613へ向かって減速して着陸する。したがって、風向きなどにより滑走路611を逆向きに使用する場合には、始端612と終端613との呼び方が逆になる。また、滑走路611の長手方向の中心となる線分を中心線614と呼ぶ。
このように、滑走路611付近には、様々な目的で移動している多数の航空機621が存在している。これらの航空機621を適切に誘導することにより、滑走路611の利用効率を向上し、航空機621の発着回数を増やすことができる。
移動体監視装置100は、システムユニット910、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(Key・Board:K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
システムユニット910は、コンピュータであり、ファクシミリ機932、電話器931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワーク942(LAN)、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。
移動体監視装置100は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信装置915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。通信装置915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信装置915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
移動体監視装置100は、移動体入力部110、移動体記憶部120、移動体表示部130、ブロック生成規則記憶部140、ブロック生成部150、ブロック記憶部160、重複判定部170、注意喚起部180を有する。
移動体記憶部120は、磁気ディスク装置920を用いて、移動体入力部110が入力した移動体データを記憶する。なお、移動体記憶部120が記憶する移動体データは、航空機621の位置や便名だけでなく、移動速度や状態(出発機であるか到着機であるかなど)などの情報を含む。これらの情報は、移動体検出装置が検出して出力する構成であってもよいし、移動体入力部110が、航空機621の位置から移動速度を算出したり、フライトプランを参照して航空機621の状態を取得したりして、移動体データに付け加える構成であってもよい。
移動体表示部130は、表示装置901を用いて、移動体記憶部120が記憶した移動体データに基づいて、航空機621の位置を空港610の地図上にプロットするなど、管制官にわかりやすい形式で表示する。
ブロック記憶部160は、CPU911を用いて、ブロック生成部150が出力した占有ブロックを入力する。ブロック記憶部160は、磁気ディスク装置920を用いて、入力した占有ブロックを記憶する。
注意喚起部180は、CPU911を用いて、重複判定部170が出力したデータを入力する。注意喚起部180は、CPU911を用いて、入力したデータに基づいて、管制官の注意を喚起する。具体的には、注意喚起部180は、例えば、移動体表示部130が表示装置901を用いて表示した地図上に、占有ブロックが重複していることを表わすメッセージを表示したり、スピーカを用いて、注意喚起音やメッセージを発したりする。
ブロック生成処理S400において、ブロック生成部150は、滑走路611について航空機621の占有ブロックを生成する。空港610に滑走路611が複数ある場合、ブロック生成部150は、滑走路611ごとに占有ブロックを生成する。ブロック生成処理S400は、状態判定工程S410、到着機ブロック生成処理S420、出発機ブロック生成処理S430、横断機ブロック生成処理S440を有する。
到着機ブロック生成処理S420は、始端距離判定工程S421、占有予定ブロック生成工程S422、全部占有済ブロック生成工程S424、離脱距離判定工程S426、前方占有済ブロック生成工程S427を有する。
平面距離dが閾値D2以上である場合は、到着機ブロック生成処理S420を終了する。すなわち、航空機621の占有ブロックを生成しない。これは、航空機621が滑走路611からまだ十分に離れているので、滑走路611を占有する必要がないからである。
平面距離dが閾値D1以上かつ閾値D2未満である場合は、占有予定ブロック生成工程S422へ進む。
平面距離dが0以上かつ閾値D1未満である場合は、全部占有済ブロック生成工程S424へ進む。
平面距離dが0未満である場合、離脱距離判定工程S426へ進む。平面距離dは、始端612から滑走路611の外側へ向かう方向を正とする。すなわち、平面距離dが0未満である場合とは、航空機621が滑走路611上もしくは滑走路611の上空にいる場合を意味する。なお、ここでは、滑走路611に着陸しようとしている航空機621のみを対象としているので、滑走路611の上空といっても着陸態勢である高さの範囲内のことであり、滑走路611のはるか上空を飛んでいる航空機621や、着陸を取り止めて離脱しようとしている航空機621は対象外である。
距離wが閾値W1以上である場合は、到着機ブロック生成処理S420を終了する。すなわち、航空機621の占有ブロックを生成しない。これは、航空機621が滑走路611に着陸して滑走路611から十分に離れた場合に、滑走路611を解放するためである。
距離wが閾値W1未満である場合は、前方占有済ブロック生成工程S427へ進む。
航空機621と滑走路611の始端612との間の平面距離dが閾値D1以上かつ閾値D2未満の場合、ブロック生成部150は、占有予定ブロック生成工程S422で、滑走路611の始端612から終端613までの全部を範囲とする占有予定ブロック511を生成する。これにより、航空機621がこれから着陸しようとしている滑走路611の全範囲に他の航空機621がいないかを監視する状態となる。
滑走路611に他の航空機621の占有ブロックがある場合、注意喚起部180が管制官に注意を喚起し、管制官は、航空機621の着陸を取り止めるか否かを判断する。例えば、滑走路611に占有ブロックを持つ他の航空機621が、滑走路611に着陸済の到着機であり、もうすぐ滑走路611から離脱するのであれば、管制官は、航空機621の着陸を決行すると判断する。
航空機621が滑走路611に近づき、航空機621と滑走路611の始端612との間の平面距離が閾値D1未満になった場合、ブロック生成部150は、全部占有済ブロック生成工程S424で、滑走路611の始端612から終端613までの全部を範囲とする占有済ブロック521を生成する。これにより、航空機621がこれから着陸しようとしている滑走路611の全範囲から他の航空機621を排除する状態となる。
滑走路611に他の航空機621の占有ブロックがある場合、注意喚起部180が管制官に注意を喚起し、管制官は、航空機621の着陸を取り止めるか否かを判断する。また、注意喚起部180は、他の航空機621の側にも注意を喚起する。管制官は、航空機621の着陸を決行すると判断した場合、他の航空機621を滑走路611から速やかに排除する。
航空機621が滑走路611の始端612を越えて滑走路611上に進入し、航空機621と滑走路611の始端612との間の平面距離dが負になった場合、ブロック生成部150は、前方占有済ブロック生成工程S427で、航空機621の現在位置から滑走路611の終端613までを範囲とする占有済ブロック521を生成する。これにより、航空機621の前方から他の航空機621を排除するが、航空機621の後方には他の航空機621の進入を許す状態となる。
航空機621が滑走路611に着陸し、減速中の場合も同様に、ブロック生成部150は、前方占有済ブロック生成工程S427で、航空機621の現在位置から滑走路611の終端613までを範囲とする占有済ブロック521を生成する。
航空機621が着陸後十分に減速し、滑走路611から離脱しようとしている場合であっても、航空機621と滑走路611の中心線614との間の距離wが閾値W1未満であれば、まだ、ブロック生成部150は、前方占有済ブロック生成工程S427で、航空機621の現在位置から滑走路611の終端613までを範囲とする占有済ブロック521を生成する。
航空機621が滑走路611から完全に離脱し、航空機621と滑走路611の中心線614との間の距離wが閾値W1以上になった場合、ブロック生成部150は、航空機621の占有ブロックを生成しない。
出発機ブロック生成処理S430は、進入距離判定工程S431、占有予定ブロック生成工程S432、速度判定工程S433、前方占有予定ブロック生成工程S434、後方占有済ブロック生成工程S435、前方占有済ブロック生成工程S436を有する。
距離wが閾値W3以上である場合は、出発機ブロック生成処理S430を終了する。すなわち、航空機621の占有ブロックを生成しない。これは、航空機621が滑走路611からまだ十分に離れているので、滑走路611を占有する必要がないからである。
距離wが閾値W2以上かつ閾値W3未満である場合は、占有予定ブロック生成工程S432へ進む。
距離wが閾値W2未満である場合は、速度判定工程S433へ進む。
速度vが閾値V1未満である場合は、前方占有予定ブロック生成工程S434へ進む。
速度vが閾値V1以上である場合は、前方占有済ブロック生成工程S436へ進む。
後方占有済ブロック生成工程S435において、ブロック生成部150は、CPU911を用いて、滑走路611の始端612から、前方占有予定ブロック生成工程S434で取得した航空機621の現在位置までを範囲とする占有済ブロックを生成する。ブロック記憶部160は、磁気ディスク装置920を用いて、ブロック生成部150が生成した占有済ブロックを記憶する。その後、出発機ブロック生成処理S430を終了する。
航空機621が離陸のため滑走路611に近づき、航空機621と滑走路611の中心線614との間の距離wが閾値W2以上かつ閾値W3未満になった場合、ブロック生成部150は、占有予定ブロック生成工程S432で、航空機621が進入しようとしている滑走路611上の位置の前後を範囲とする占有予定ブロック512を生成する。これにより、航空機621が進入しようとしている位置に、他の航空機621の占有ブロックがないかを監視する状態となる。
例えば、滑走路611に着陸中の他の航空機621がある場合、航空機621が進入しようとしている位置よりも、他の航空機621が始端612側にいれば、他の航空機621の占有ブロックと、航空機621の占有予定ブロック512とが重なるので、注意喚起部180が管制官に注意を喚起する。管制官は、例えば、航空機621に対して、他の航空機621が通過するのを待つよう指示する。
これに対し、航空機621が進入しようとしている位置よりも、他の航空機621が終端613側にいれば、他の航空機621の占有ブロックと、航空機621の占有予定ブロック512とが重ならないので、注意喚起部180は、管制官に注意を喚起しない。管制官は、航空機621が滑走路611に進入するのを許す。これにより、到着機が滑走路611から離脱するのを待たずに、航空機621が滑走路611に進入し、離陸準備をすることができるので、滑走路611の使用効率が高くなる。
航空機621が滑走路611に更に近づいて、航空機621と滑走路611の中心線614との間の距離が閾値W2未満になった場合、ブロック生成部150は、前方占有予定ブロック生成工程S434で、航空機621の現在位置から滑走路611の終端613までを範囲とする占有予定ブロック513を生成し、後方占有済ブロック生成工程S435で、滑走路611の始端612から航空機621の現在位置までを範囲とする占有済ブロック522を生成する。これにより、航空機621の前方に他の航空機621がいないかを監視するとともに、航空機621の後方から他の航空機621を排除する状態となる。
例えば、滑走路611に着陸中の他の航空機621がある場合、他の航空機621が終端613側にいれば、他の航空機621の占有ブロックと、航空機621の占有予定ブロック512とが重なるので、注意喚起部180が管制官に注意を喚起する。管制官は、例えば、離陸準備が整った航空機621に対して、他の航空機621が滑走路611から離脱するまで待つよう指示する。
航空機621が離陸するため加速しているが、まだ、すぐに停止できる程度の速度であって、航空機621の速度vが閾値V1未満である場合、ブロック生成部150は、航空機621の前方に占有予定ブロック513、後方に占有済ブロック522を生成する。
例えば、航空機621に続けて滑走路611から離陸しようとして誘導路にいる他の航空機621がある場合、他の航空機621の占有予定ブロック512と、航空機621の占有済ブロック522とが重なるので、注意喚起部180が管制官に注意を喚起する。管制官は、例えば、他の航空機621に対して、滑走路611に進入するのを待つよう指示する。
航空機621が更に加速して、航空機621の速度vが閾値V1以上である場合、ブロック生成部150は、航空機621の現在位置から滑走路611の終端613までを範囲とする占有済ブロック523を生成する。これにより、航空機621の前方から他の航空機621を排除するが、航空機621の後方には他の航空機621の進入を許す状態となる。
例えば、航空機621に続けて滑走路611から離陸しようとして誘導路にいる他の航空機621がある場合、他の航空機621の占有予定ブロック512と、航空機621の占有済ブロック523とは重ならないので、注意喚起部180は、管制官に注意を喚起しない。管制官は、他の航空機621が滑走路611に進入するのを許す。これにより、出発機が離陸するのを待たずに、他の航空機621が滑走路611に進入し、離陸準備をすることができるので、滑走路611の使用効率が高くなる。
航空機621が更に加速して離陸しても、航空機621がまだ滑走路611の上にいる場合、ブロック生成部150は、航空機621の現在位置から滑走路611の終端613までの範囲とする占有済ブロック523を生成する。これにより、滑走路611の大部分には他の航空機621の進入を許すが、航空機621がこれから通過する真下からは他の航空機621を排除する状態となる。
航空機621が離陸して、滑走路611の終端613を越えた場合、ブロック生成部150は、占有ブロックを生成しない。これにより、滑走路611が完全に解放され、他の航空機621の進入を許す状態となる。
横断機ブロック生成処理S440は、進入距離判定工程S441、占有予定ブロック生成工程S442、後方占有済ブロック生成工程S443を有する。
距離wが閾値W2以上かつW3未満である場合は、占有予定ブロック生成工程S442へ進む。
距離wが閾値−W1以上かつ閾値W2未満である場合は、後方占有済ブロック生成工程S443へ進む。
それ以外の場合は、横断機ブロック生成処理S440を終了する。すなわち、ブロック生成部150は、航空機621の占有ブロックを生成しない。これは、これから滑走路611を横断しようとしている航空機621がまだ滑走路611から十分に離れているか、あるいは、滑走路611を横断した航空機621が滑走路611から十分に離れたので、滑走路611を占有する必要がないからである。
航空機621が滑走路611を横断するために滑走路611に近づき、航空機621と滑走路611の中心線614との間の距離wが閾値W2以上かつ閾値W3未満になった場合、ブロック生成部150は、占有予定ブロック生成工程S442で、航空機621が横断しようとしている滑走路611上の位置の前後を範囲とする占有予定ブロック514を生成する。これにより、航空機621が横断しようとしている位置に、他の航空機621の占有ブロックがないかを監視する状態となる。
航空機621が更に滑走路611に近づき、航空機621と滑走路611の中心線614との間の距離wが閾値−W1以上かつ閾値W2未満となった場合、ブロック生成部150は、滑走路611の始端612から航空機621の現在位置までを範囲とする占有済ブロック524を生成する。これにより、航空機621の始端612側から他の航空機621を排除する状態となる。
航空機621が滑走路611を横断して滑走路611から離れ、航空機621と滑走路611の中心線614との間の距離wが閾値−W1未満となった場合、ブロック生成部150は、占有ブロックを生成しない。
重複判定処理S450において、移動体監視装置100は、占有ブロックの重複を判定し、管制官の注意を喚起する。重複判定処理S450は、移動体選択工程S451、占有済ブロック選択工程S452、重複判定工程S453、占有済ブロック繰り返し工程S454、注意喚起工程S455、移動体繰り返し工程S456を有する。
重複なしと判定した場合は、占有済ブロック繰り返し工程S454へ進む。
重複ありと判定した場合は、注意喚起工程S455へ進む。
まだ選択していない占有済ブロックがあると判定した場合は、占有済ブロック選択工程S452に戻り、次の占有済ブロックを選択する。
すべての占有済ブロックを選択したと判定した場合は、移動体繰り返し工程S456へ進む。
まだ選択していない航空機621があると判定した場合は、移動体選択工程S451に戻り、次の航空機621を選択する。
すべての航空機621を選択したと判定した場合は、重複判定処理S450を終了する。
表示装置901には、移動体表示部130が、例えば、空港610の地図や航空機621の位置などを表示する。また、表示装置901には、注意喚起部180が、例えば、注意喚起メッセージを表示する。注意喚起部180は、例えば、吹出しなどを用いて、管制官の注意を喚起すべき航空機621と関係がわかるように、注意喚起メッセージを表示する。また、注意喚起部180は、例えば、文字の大きさを大きくしたり、表示色を変えたりして、管制官の注意を喚起しやすいように、注意喚起メッセージを表示する。
なお、注意喚起部180は、他の航空機621の占有済ブロックが、占有ブロックと重複している航空機621について注意喚起メッセージを表示するだけでなく、他の航空機621の占有予定ブロックが、占有済ブロックと重複する航空機621についても注意喚起メッセージを表示する構成であってもよい。その場合、注意喚起レベルの違いを表現するため、注意喚起メッセージを表示する文字の大きさや表示色を変える構成であってもよい。
この図において、「×」は、航空機Bの存在により、航空機Aについて注意喚起部180が管制官の注意を喚起する場合を示す。「○」は、航空機Bの存在により、航空機Aについて注意喚起部180が管制官の注意を喚起しない場合を示す。
到着機について「最終進入中」とは、航空機621と滑走路611の始端612との間の平面距離dが閾値D1以上かつ閾値D2未満である場合を示す。「着陸中」とは、平面距離dが閾値D1未満であり、かつ、航空機621と滑走路611の中心線614との間の距離wが閾値W1未満である場合を示す。
出発機及び横断機について「進入待ち」とは、航空機621と滑走路611の中心線614との間の距離wが閾値W2以上かつ閾値W3未満である場合を示す。出発機について「準備中」とは、距離wが閾値W2未満であり、かつ、航空機621の速度vが閾値V1未満である場合を示す。「離陸中」とは、航空機621の速度vが閾値V1以上dである場合を示す。横断機について「横断中」とは、距離wが閾値−W1以上かつ閾値W2未満である場合を示す。
また、「A→B」は、航空機Aが航空機Bよりも始端612の側にあることを示す。逆に、「B→A」は、航空機Aが航空機Bよりも終端613の側にあることを示す。
また、航空機Aが航空機Bよりも始端612側にある場合であって、航空機Bが、出発機で準備中の場合および横断機で横断中の場合、ブロック生成部150が航空機Bの始端612側に生成する占有済ブロックと、航空機Aの占有ブロックとが重複するので、注意喚起部180は、航空機Aについて管制官の注意を喚起する。
上記ブロック生成部150は、上記処理装置を用いて、複数の移動体(航空機621)それぞれについて、上記移動体が占有する区域を表わす占有ブロックを生成する。
上記重複判定部170は、上記処理装置を用いて、上記複数の移動体について上記ブロック生成部150が生成した複数の占有ブロックが重複しているか否かを判定する。
上記注意喚起部180は、上記処理装置を用いて、上記複数の占有ブロックが重複していると上記重複判定部170が判定した場合に、監視者(管制官)の注意を喚起する。
上記注意喚起部180は、上記処理装置を用いて、一の移動体についての占有済ブロックと他の移動体についての占有予定ブロックとが重複していると上記重複判定部170が判定した場合に、上記他の移動体について、上記監視者の注意を喚起する。
この実施の形態における移動体監視装置100を実現するコンピュータプログラムによれば、複数の移動体についてブロック生成部150が生成した占有ブロックが重複しているか否かを判定することにより、監視者の注意を喚起すべき場合とそうでない場合とを適切に峻別することができる。これにより、複数の移動体が所定の位置関係となったことを監視者が見落とす可能性が低くなるとともに、監視者の注意義務を軽減することにより、監視者が適切な状況判断をすることができる移動体監視装置100を実現できる。
上記処理装置(CPU911)が、上記複数の移動体それぞれについて、上記移動体が占有する区域を表わす占有ブロックを生成する。
上記処理装置が、上記複数の移動体について生成した複数の占有ブロックが重複しているか否かを判定する。
上記処理装置が、上記複数の占有ブロックが重複していると判定した場合に、監視者の注意を喚起する。
移動体監視装置100は、空港地上面における移動中の航空機621の位置に応じて、滑走路611上で進入不可となる部分を占有ブロックとして生成し、生成した占有ブロックを用いて滑走路611の占有を監視する。占有ブロックには、他の航空機621が進入できない。占有ブロックに他の航空機621が進入した場合、移動体監視装置100は、注意喚起状態であると判定して、管制官に対して注意喚起提供をする。
移動体監視装置100は、航空機621の移動に合わせて、占有ブロックの大きさを伸縮する。例えば、航空機621が到着機である場合、移動体監視装置100は、着陸の一定時間前から着陸予定の滑走路611全面に占有ブロックを生成し、他の出発予定機や滑走路横断機が進入できない状況とする。到着機が着陸したのち、移動体監視装置100は、航空機621の動きに合わせて、占有ブロックを縮小していく。他の航空機621が進入しようとしている位置の占有ブロックがなくなることにより、他の航空機621が滑走路611に進入可能となる。
航空機621の動きに合わせて占有ブロックを縮小するので、むやみに進入不可状態を作り出すことなく、滑走路611を効率的に利用することができる。
これにより、管制官は、必要最小限の注意喚起状態に対して、状況判断などの業務を行えばよい。また、管制官は、滑走路611への着陸、滑走路611からの離陸、滑走路611の横断を、最大限許可することができるので、滑走路611利用の効率化、離着陸機数の増大が可能となる。
実施の形態2について、図27〜図31を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
これにより、移動体監視装置100は、管制官の注意を喚起する場合と喚起しない場合との仕分けを、より細かく設定することができるので、本当に管制官の注意を喚起する必要があるときのみ管制官の注意を喚起し、かつ、管制官の注意を喚起する必要がある場合に確実に管制官の注意を喚起することができる。
到着機ブロック生成処理S420は、実施の形態1で説明した工程に加えて、一部対象ブロック生成工程S423を有する。
平面距離dが閾値D2以上である場合は、到着機ブロック生成処理S420を終了する。
平面距離dが閾値D3以上かつ閾値D2未満である場合は、占有予定ブロック生成工程S422へ進む。
平面距離dが閾値D1以上かつ閾値D3未満である場合は、一部対象ブロック生成工程S423へ進む。
平面距離dが0以上かつ閾値D1未満である場合は、全部占有済ブロック生成工程S424へ進む。
平面距離dが0未満である場合は、離脱距離判定工程S426へ進む。
一部対象占有済ブロック531は、出発機および横断機に対する重複判定の基礎となるが、到着機に対しては重複判定の基礎とならない占有済ブロックである。
滑走路611に着陸しようとしている航空機621と滑走路611の始端612との間の平面距離dが閾値D1以上かつ閾値D3未満になった場合、ブロック生成部150は、滑走路611の全部を範囲とする一部対象占有済ブロック531を生成する。
横断機ブロック生成処理S440は、実施の形態1で説明した後方占有済ブロック生成工程S443に代えて、一部対象ブロック生成工程S444を有する。
一部対象占有済ブロック534は、到着機および出発機に対する重複判定の基礎となるが、横断機に対する重複判定の基礎とならない占有済ブロックである。
滑走路611を横断しようとしている航空機621と、滑走路611の中心線614との間の距離dが閾値−W1以上かつ閾値W2未満になった場合、ブロック生成部150は、滑走路611の始端612から航空機621の現在位置までを範囲とする一部対象占有済ブロック534を生成する。これにより、航空機621の始端612側から到着機と出発機とを排除するが、横断機は排除しない状態となる。したがって、同じ滑走路611を複数の航空機621が同時に横断することができる。
例えば、移動体選択工程S451で選択した航空機621が到着機である場合であれば、重複判定部170は、ブロック記憶部160が記憶した占有済ブロックのなかから、対象を限定しない占有済ブロックや、到着機を対象に含む一部対象占有済ブロックを選択するが、到着機を対象に含まない一部対象占有済ブロックは選択しない。
到着機について「最終進入中」とは、航空機621と滑走路611の始端612との平面距離dが閾値D3以上かつ閾値D2未満の場合を示す。「中間段階」とは、平面距離dが閾値D1以上かつ閾値D2未満の場合を示す。
上記注意喚起部180は、上記処理装置を用いて、他の移動体についての占有ブロックと、一の移動体について上記他の移動体の種別に対する占有ブロックとが重複していると上記重複判定部170が判定した場合に、上記他の移動体について、上記監視者の注意を喚起する。
・最終進入中:進入中の滑走路611の始端612からの距離dが一定値(閾値D3)以上である場合。ブロック範囲は、滑走路611全域。ブロック対象は、なし。
・滑走路占有状態(中間段階):進入中の滑走路611の始端612からの距離dが一定値(閾値D1)以上離れている場合。ブロック範囲は、滑走路611全域。ブロック対象は、出発機および滑走路横断機。
・ランディング状態(着陸中):進入中の滑走路611の始端612からの距離dが一定値(閾値D1)未満である場合。ブロック範囲は、滑走路611全域。ブロック対象は、全種類。
・着陸状態(着陸中):到着機が滑走路611上に存在する場合。ブロック範囲は、到着機の位置から滑走路611の終端613まで。ブロック対象は、全種類。
移動体監視装置100は、到着機と滑走路611の中心線614との距離wが一定値(閾値W1)以上となった場合に、滑走路611から離脱したと判定し、占有ブロックを消去する。
なお、閾値D1,D3,W1は、パラメータとして任意に設定することができる。同様に、ブロック対象も、パラメータとして任意に設定することができる。
・滑走路予占有状態(進入待ち):離陸予定の滑走路611に隣接する誘導路との交点からの距離wが一定値(閾値W2)以上である場合。ブロック範囲は、交点周辺。ブロック対象は、なし。
・滑走路占有状態(準備中):出発機が滑走路611上に存在する場合。ブロック範囲は、滑走路611の始端612から出発機の位置まで。ブロック対象は、全種類。
・離陸滑走状態(離陸中):出発機が滑走路611上に存在し、速度vが一定値(閾値V1)以上かつ加速度aが一定値以上の場合。ブロック範囲は、出発機の位置から滑走路611の終端613まで。ブロック対象は、全種類。
移動体監視装置100は、出発機と滑走路611の中心線614との距離wが一定値(閾値W1)以上となった場合に、出発機が離陸を中断して滑走路611から離脱したと判定し、占有ブロックを消去する。
なお、閾値W1,W2は、パラメータとして任意に設定することができる。同様に、ブロック対象も、パラメータとして任意に設定することができる。
・滑走路横断前状態(進入待ち):滑走路611を横断する候補の航空機621の位置と滑走路611との最小距離wが、一定値(閾値W3)以内である場合。ブロック範囲は、横断予定部分(誘導路幅)。ブロック対象は、出発機および滑走路横断機。
・滑走路横断中状態(横断中):滑走路611を横断する候補の航空機621の位置と滑走路611との最小距離wが一定値(閾値W2)以内である場合。ブロック範囲は、滑走路611の始端612から、航空機621が進入した位置まで。ブロック対象は、出発機および到着機。
移動体監視装置100は、横断機の位置と滑走路611との最小距離wが一定値(閾値W1)以上となった場合に、横断が終了したと判定し、占有ブロックを消去する。
なお、閾値W1,W2,W3は、パラメータとして任意に設定することができる。同様に、ブロック対象も、パラメータとして任意に設定することができる。
その後、到着機が滑走路611に近づいて滑走路占有状態になると、ブロック範囲は変わらず、到着機の占有ブロックのブロック対象が出発機または滑走路横断機に変わるので、移動体監視装置100は、出発機に対しても注意喚起状態になったと判定する。
その後、滑走路横断機が滑走路611に進入して、滑走路横断中状態になると、滑走路横断機の占有ブロックのブロック範囲が始端612側に変わり、ブロック範囲が重なる。出発機の占有ブロックのブロック対象(全種類)には滑走路横断機が含まれるので、移動体監視装置100は、滑走路横断機に対する注意喚起状態であると判定する。また、滑走路横断機の占有ブロックのブロック対象(到着機または出発機)には出発機が含まれるので、移動体監視装置100は、出発機に対しても注意喚起状態であると判定する。
また、到着機・出発機・滑走路横断機の位置や状態に応じて占有ブロックを柔軟に生成することにより、注意喚起を必要最小限に抑えることができる。更に、そのブロック範囲をパラメータで設定可能とすることにより、管制官の業務方式に応じた設定が可能となる。これにより、注意喚起を必要最小限に抑えることができるとともに、管制官を支援することにより、滑走路611からの離陸回数、滑走路611への着陸回数、滑走路611の横断回数を、最大限に増やすことができ、滑走路611の利用効率を高めることができる。
Claims (8)
- 処理装置を有し、複数の移動体を監視する移動体監視装置において、
上記処理装置を用いて、上記複数の移動体それぞれについて、上記移動体が占有する区域を表わす占有ブロックを生成するブロック生成部と、
上記処理装置を用いて、上記複数の移動体について上記ブロック生成部が生成した複数の占有ブロックが重複しているか否かを判定する重複判定部と、
上記処理装置を用いて、上記複数の占有ブロックが重複していると上記重複判定部が判定した場合に、監視者の注意を喚起する注意喚起部と
を備え、
上記ブロック生成部は、上記移動体が滑走路を滑走している航空機である場合に、上記移動体の状態情報と位置情報と速度情報とを含む移動体データに基づいて、上記移動体の現在位置から上記滑走路の終端までの区域であって上記移動体の動きに合わせて縮小していく区域を、上記移動体が占有するものとして、占有ブロックを生成することを特徴とする移動体監視装置。 - 上記ブロック生成部は、上記移動体が離陸のために滑走路に進入して滑走している航空機であるとともに、上記移動体の速さが、すぐに停止できる程度の速度である閾値以上である場合に、上記移動体の現在位置から上記滑走路の終端までの区域であって上記移動体の動きに合わせて縮小していく区域を上記移動体が占有するものとして、上記占有ブロックを生成することを特徴とする請求項1に記載の移動体監視装置。
- 上記ブロック生成部は、上記移動体が離陸のために滑走路に進入して滑走している航空機であるとともに、上記移動体の速さが上記閾値未満である場合に、上記滑走路の始端から、上記移動体の現在位置までの区域を上記移動体が占有するものとして、上記占有ブロックを生成することを特徴とする請求項2に記載の移動体監視装置。
- 上記ブロック生成部は、上記移動体が滑走路に進入しようとしている航空機である場合に、上記処理装置を用いて、上記移動体が進入しようとしている上記滑走路上の区域を上記移動体が占有するものとして、占有ブロックを生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の移動体監視装置。
- 上記ブロック生成部は、上記処理装置を用いて、上記占有ブロックとして、上記移動体が現に占有している区域を表わす占有済ブロックと、上記移動体が占有しようとしている区域を表わす占有予定ブロックとを生成し、
上記注意喚起部は、上記処理装置を用いて、一の移動体についての占有済ブロックと他の移動体についての占有予定ブロックとが重複していると上記重複判定部が判定した場合に、上記他の移動体について、上記監視者の注意を喚起することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の移動体監視装置。 - 上記ブロック生成部は、上記処理装置を用いて、他の移動体の種別ごとに異なる区域を表わす占有ブロックを生成し、
上記注意喚起部は、上記処理装置を用いて、他の移動体についての占有ブロックと、一の移動体について上記他の移動体の種別に対する占有ブロックとが重複していると上記重複判定部が判定した場合に、上記他の移動体について、上記監視者の注意を喚起することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の移動体監視装置。 - データを処理する処理装置を有するコンピュータが実行することにより、上記コンピュータを請求項1〜6のいずれかに記載の移動体監視装置として動作させることを特徴とするコンピュータプログラム。
- 複数の移動体を監視する移動体監視装置の移動体監視方法において、
ブロック生成部が、上記複数の移動体それぞれについて、上記移動体が占有する区域を表わす占有ブロックを生成し、
重複判定部が、上記ブロック生成部により上記複数の移動体について生成された複数の占有ブロックが重複しているか否かを判定し、
注意喚起部が、上記重複判定部により上記複数の占有ブロックが重複していると判定された場合に、監視者の注意を喚起し、
上記ブロック生成部は、上記移動体の状態情報と位置情報と速度情報とを含む移動体データに基づいて、上記移動体が滑走路を滑走している航空機である場合に、上記移動体の現在位置から上記滑走路の終端までの区域であって上記移動体の動きに合わせて縮小していく区域を、上記移動体が占有するものとして、占有ブロックを生成することを特徴とする移動体監視方法。
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