JP7454415B2 - 飛行制御装置、飛行管理システム及び飛行制御方法 - Google Patents

飛行制御装置、飛行管理システム及び飛行制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、飛行制御装置、飛行管理システム及び飛行制御方法に関する。
地上移動を行うこれまでの輸送方法では、今後更なる都市部の渋滞や過疎地の陸上交通インフラの維持の困難がより深刻になり、新たな輸送手段の必要性が高まっている。これに対して、近年では、ドローン等の飛行体による低空域を活用した新たな輸送手段が期待されている。
特開2019-051839号公報
低空域での高密度の輸送を実現させるためには、個々の飛行体が所定の空域を高密度で飛行することが求められる。このような飛行を個々の操縦者等の個別制御で行うのは、各操縦者の高いスキルが求められるため、実現は困難である。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、低空域における飛行体の高密度の飛行を実現可能な飛行制御装置、飛行管理システム及び飛行制御方法を提供することを目的とする。
本開示に係る飛行制御装置は、飛行体が飛行可能であり一方向に並列に延びる複数の飛行空域が設定された高速空域が設定された高速空域と、前記高速空域の外側の空域であって前記飛行体が個別制御によりに制御される一般空域と、前記高速空域と前記一般空域とを接続する遷移空域とが設定された空間において、前記飛行体が前記高速空域を飛行する場合には、前記飛行体の個別制御を受け付けず、前記飛行体が複数の前記飛行空域を前記一方向に沿って飛行するように前記飛行体を強制制御し、前記飛行体が前記一般空域から前記高速空域に向けて前記遷移空域を飛行する場合には、前記飛行体の制御を前記個別制御から前記強制制御に切り替え、前記飛行体が前記高速空域から前記一般空域に向けて前記遷移空域を飛行する場合には、前記飛行体の制御を前記強制制御から前記個別制御に切り替える飛行管理部を有する。
本開示に係る飛行管理システムは、制御により飛行可能な飛行体と、前記飛行体を制御する、上記の飛行制御装置とを備える。
本開示に係る飛行制御方法は、飛行体が飛行可能であり一方向に並列に延びる複数の飛行空域が設定された高速空域が設定された高速空域と、前記高速空域の外側の空域であって前記飛行体が個別制御によりに制御される一般空域と、前記高速空域と前記一般空域とを接続する遷移空域とが設定された空間において、前記飛行体が前記高速空域を飛行する場合には、前記飛行体の個別制御を受け付けず、前記飛行体が複数の前記飛行空域を前記一方向に沿って飛行するように前記飛行体を強制制御し、前記飛行体が前記一般空域から前記高速空域に向けて前記遷移空域を飛行する場合には、前記飛行体の制御を前記個別制御から前記強制制御に切り替え、前記飛行体が前記高速空域から前記一般空域に向けて前記遷移空域を飛行する場合には、前記飛行体の制御を前記強制制御から前記個別制御に切り替える。
本開示によれば、低空域における飛行体の高密度の飛行を実現可能な飛行制御装置、飛行管理システム及び飛行制御方法を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る飛行管理システムの一例を示す図である。 図2は、設定空域の一例を示す斜視図である。 図3は、高速空域の区画の一例を示す図である。 図4は、飛行体の一例を示す機能ブロック図である。 図5は、中央指令設備及び空域監視通信設備の一例を示す機能ブロック図である。 図6は、高速空域の複数の飛行空域を飛行する飛行体の一例を示す図である。 図7は、飛行体が複数の飛行空域の間を跨ぐ移動の一例を示す図である。 図8は、単位空域を占有する飛行体についてのタイムテーブルの一例を示す図である。 図9は、飛行管理システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、飛行管理システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、第2実施形態に係る飛行管理システムにおける飛行体の一例を示す機能ブロック図である。 図12は、第2実施形態に係る飛行管理システムにおける中央指令設備及び空域監視通信設備の一例を示す機能ブロック図である。 図13は、第3実施形態に係る飛行管理システムにおける飛行体の一例を示す機能ブロック図である。 図14は、第3実施形態に係る飛行管理システムにおける中央指令設備及び空域監視通信設備の一例を示す機能ブロック図である。
以下、本開示に係る飛行制御装置、飛行管理システム及び飛行制御方法の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る飛行管理システム100の一例を示す図である。図1に示すように、飛行管理システム100は、飛行体10と、中央指令設備20と、空域監視通信設備30と、端末装置40とを備えている。飛行管理システム100は、高速空域51と、一般空域55と、遷移空域53とが設定された設定空域50において、飛行体10の飛行を制御する。高速空域51は、例えば日本国航空法が定める地表及び水面から150m以下の範囲で設定される低空域の空域である。高速空域51は、例えば線路に沿った空域、電線に沿った空域等に設定することが可能である。また、高速空域51は、例えば山の頂上、中腹部、麓といった高度差がある地形に設定されてもよい。高速空域51は、始点となる始点空域52と、終点となる終点空域54とを含む。
図2は、設定空域50の一例を示す斜視図である。図2に示すように、高速空域51は、飛行体10が飛行可能であり、一方向に並列に延びる複数の飛行空域が設定される。一方向についての飛行空域の最低長さは、飛行体10の当該一方向への移動誤差の最大許容値と、飛行体10の最大径の寸法とを加えた値となる。本実施形態において、高速空域51は、一方向から見て3行3列の9つの飛行空域を有する。以下、各飛行空域を区別する場合は、1行1列目の飛行空域を飛行空域11、1行2列目の飛行空域を飛行空域12、というように、m行n列目を示す飛行空域を飛行空域mnと表記する。なお、m、nは3以下の自然数である。複数の飛行空域は、一方向から見て矩形状であり、隣り合う飛行空域同士が接している。一方向から見た飛行空域の形状は、矩形状に限定されず、他の形状であってもよい。各飛行空域は、一方向に交差する方向(進行方向に対して上下方向、左右方向)に対する飛行体10のズレを許容する範囲に設定される。
一般空域55は、高速空域51の外側の空域であって、飛行体10が個別制御により制御される空域である。一般空域55は、高速空域51及び後述する遷移空域53が設定されていない空域である。
遷移空域53は、高速空域51と一般空域55とを接続する空域である。本実施形態において、遷移空域53は、一般空域55を飛行する飛行体10が高速空域51に進入する場合、又は、高速空域51を飛行する飛行体10が一般空域55に離脱する場合に通過する空域である。
図3は、高速空域51の区画の一例を示す図である。図3に示すように、複数の飛行空域は、それぞれ一方向について複数の空域に区画される。図3の例では、始点空域52から終点空域54までの間において、高速空域51は、空域Aから空域Kまでの11の空域に区画されている。遷移空域53は、3つ目の空域Cと、6つ目の空域Fと、9つ目の空域Iとに接続される。以下、9つの飛行空域のうちの1つの区画を単位空域として表記する。単位領域を区別して説明する場合、例えば空域Kを例に挙げて説明すると、飛行空域11から33における空域Kの単位領域は、K11からK33というように、区画を示す符号の後に飛行空域を示す符号を連続して表記する。高速空域51の区画数については、上記に限定されるものではなく、より多数又は少数の空域に区画してもよい。また、区画された単位空域自体が飛行体10と共に一方向に移動可能な設定であってもよい。
図4は、飛行体10の一例を示す機能ブロック図である。図4に示す飛行体10は、例えばドローン等のマルチコプターを含む。飛行体10は、ID記憶部111と、通信事項記憶部112と、個別事業者用通信部113と、管制用通信部114と、飛行位置姿勢情報取得部115と、飛行環境情報取得部116と、飛行管理部117と、緊急事態処理部118と、経路時刻情報生成部119と、経路時刻情報記憶部120と、飛行制御部121とを有する。これら各部は、バス135を介して接続される。
ID記憶部111は、飛行体10の機体IDを記憶する。機体IDは、飛行体10毎に予め設定される(図8参照)。
通信事項記憶部112は、下記の個別事業者用通信部113及び管制用通信部114において通信される内容を一時記憶する。
個別事業者用通信部113は、個別事業者が使用する端末装置40との間で飛行体10の操縦情報及び運転情報を通信する。
管制用通信部114は、中央指令設備20及び空域監視通信設備30との間で各種情報の送受信を行う。
飛行位置姿勢情報取得部115は、飛行体10の飛行位置、飛行姿勢に関する情報を取得する。本実施形態において、飛行体10には、当該飛行位置、飛行姿勢に関する情報を検出する不図示の検出部(例えば、GNSSアンテナ等)が設けられる。
飛行環境情報取得部116は、飛行体10の飛行環境に関する天候、気温、湿度等の環境情報を取得する。飛行環境情報取得部116は、インターネット等のネットワークを介して環境情報を取得してもよい。
飛行管理部117は、各部において取得又は記憶される情報に基づいて、飛行体10の制御を統括的に行う。本実施形態において、飛行管理部117は、例えば個別事業者等による飛行体10の個別制御と、飛行管理部117による飛行体10の強制制御とで制御を切り替えて設定することができる。
緊急事態処理部118は、緊急事態信号を受信した場合、緊急事態に対応するための所定の処理を実行する。
経路時刻情報生成部119は、飛行体10の飛行を制御するための経路時刻情報を生成する。経路時刻情報は、例えば飛行における出発地点及び出発時刻、通過地点及び通過時刻、並びに、到達地点及び到達時刻を含む。
経路時刻情報記憶部120は、経路時刻情報生成部119によって作成された経路時刻情報を記憶する。
飛行制御部121は、飛行体10の主機部122、操舵部123及び燃料電源部124を制御する。主機部122は、飛行体10の回転翼、駆動装置等の動作を制御する。操舵部123は、飛行体10の固定翼の動作を制御する。燃料電源部124は、燃料又は電池の消費量を把握する。
図5は、中央指令設備20及び空域監視通信設備30の一例を示す機能ブロック図である。図5に示すように、中央指令設備20は、無線通信部125と、有線通信部126と、飛行申請処理部127と、飛行計画記憶部128と、飛行物体監視部129と、飛行規制処理部130と、緊急事態処理部131とを有する。これら各部は、バス137を介して接続される。
無線通信部125は、飛行体10との間で、飛行許可通知、利用小空域、飛行経路及び飛行状態の各情報の無線通信を行う。また、無線通信部125は、有線通信部126を介しての空域監視通信設備30との通信が困難な場合、その通信を代行する。
有線通信部126は、有線通信により空域監視通信設備30及び端末装置40との間で通信を行う。有線通信部126は、例えば空域監視通信設備30との間で、設定空域50内における飛行物体に関する情報等の通信を行う。また、有線通信部126は、端末装置40との間で、個人事業者の飛行申請、飛行許可の情報等を通信する。有線通信部126は、中央指令設備20と飛行体10との間の無線通信が困難な場合、空域監視通信設備30との間で有線通信を行う。この場合、空域監視通信設備30により、飛行体10との間の無線通信が代行される。
飛行申請処理部127は、個別事御者からの飛行空域の飛行申請を受け、飛行計画記憶部128のデータに基づき申請の可否を判断する。飛行申請処理部127は、申請を許可する場合、飛行計画記憶部128の情報に新たな飛行計画を追加し、申請した個別事業者に対して飛行内容と共に許可を連絡する。また、飛行申請処理部127は、追加した飛行計画が中止の場合、当該情報を削除する。
飛行計画記憶部128は、飛行空域、遷移空域の利用状況情報を記憶する。
飛行物体監視部129は、空域監視通信設備30から取得した空域及びその周辺の飛行物体情報と、飛行計画記憶部128に記憶される情報とを比較して、計画の差異や計画外の飛行物体を検出する。飛行物体監視部128は、所定の場合には緊急事態処理部131に処理を実行させる。
飛行規制処理部130は、例えば監督官庁、自治体等からの飛行規制、事故、イベント等による規制情報を取得する。飛行規制処理部130は、規制情報に関連する空域について、飛行計画記憶部128の情報に修正を加える。また、飛行規制処理部130は、修正を行う対象となる空域に飛行体10が飛行中の場合、緊急事態発生部131への通知を行い、当該空域から飛行体10を離脱させるようにする。飛行規制処理部130は、修正を行う対象となる空域について飛行申請が行われる場合、当該飛行申請を許可しないようにする。
緊急事態処理部131は、飛行物体監視部129、飛行規制処理部130等からの異常事態の信号を受けた場合、異常事態に対応するための処理を実行する。
また、図4に示す空域監視通信設備30は、空域飛行物体情報取得部132と、無線通信部133と、有線通信部134とを有する。これら各部は、バス136を介して接続される。
空域飛行物体情報取得部132は、例えば画像、レーダ等により、設定空域50における個別の飛行体10又は障害物等の位置及び移動の有無に関する情報を取得する。空域飛行物体情報取得部132は、取得した情報を、有線通信部134を介して中央指令設備20に送信する。無線通信部133は、飛行体10との間で無線通信を行う。有線通信部134は、中央指令設備20との間で有線通信を行う。
次に、上記のように構成された飛行管理システム100の動作を説明する。本実施形態では、飛行体10の飛行管理部117が設定空域50における飛行を制御する。つまり、本実施形態においては、飛行管理部117を有する飛行制御装置CNTが飛行体10に設けられる態様である。
飛行体10は、一般空域55においては、個別事業者等の個別制御により飛行が制御される。この場合、飛行管理部117は、個別事業者等の操作に基づいて飛行を管理する。個別事業者等が、飛行体10を一般空域55から遷移空域53に移動するように操作された場合、飛行管理部117は、個別制御による制御を受け付けない状態とし、自身の制御により飛行体10の飛行を強制制御する状態に切り替える。個別制御から強制制御に切り替えた後、飛行管理部117は、遷移空域53内でホバーリングさせる。
その後、飛行管理部117は、当該飛行体10が高速空域51を飛行することが許可されているか否かを判定する。許可されていないと判定した場合、飛行管理部117は、遷移空域53から一般空域55に離脱するように飛行体10の飛行を制御する。飛行体10が一般空域55に離脱した後、自身による制御を終了し、個別制御を受け付ける状態に切り替える。
一方、高速空域51の飛行が許可されていると判定した場合、飛行管理部117は、許可された時刻が到達するまで遷移空域53で飛行体10を待機させる。許可された時刻が到達した場合、飛行管理部117は、遷移空域53から高速空域51に進入するように飛行体10の飛行を制御する。飛行管理部117は、高速空域51のうち許可された飛行空域に到達するように飛行体10を制御する。飛行体10が高速空域51の所定の飛行空域に到達した後、飛行管理部117は、飛行体10が高速空域51(飛行空域)を高速で一方向に飛行するように制御する。
高速空域51は、複数の飛行体10が飛行可能である。高速空域51を飛行する各飛行体10の飛行管理部117は、中央指令設備20を介して他の飛行体10の位置を把握し、複数の飛行体10が複数の飛行空域を並列に飛行するように制御する。図6は、高速空域51の複数の飛行空域を飛行する飛行体10の一例を示す図である。図6に示すように、高速空域51には、8つの飛行空域11、12、13、21、22、23、31、32を飛行体10が並列に飛行している。このように、並列に配置された複数の飛行空域を複数の飛行体10が並列に飛行することにより、限られたスペースの高速空域51を複数の飛行体10が効率的に飛行可能となる。
高速空域51のうち一方向について遷移空域53から離れた位置を飛行する飛行体10の飛行管理部117は、当該飛行体10に対して、遷移空域53に接続された飛行空域を空けるように強制制御を行う。図6に示す例では、飛行空域33を空けた状態で8つの飛行体10が並列に飛行している。以下、遷移空域53に接続された飛行空域が飛行空域33であり、当該飛行空域33には飛行体10が飛行せず空いた状態となっているとする。
この制御により、遷移空域53から高速空域51に飛行体10が進入する際、後続の飛行体10の存在を気にせずにスムーズに進入することができる。例えば、遷移空域53に接続された飛行空域が飛行空域33であり、当該飛行空域33には飛行体10が飛行せず空いた状態となっているとする。
高速空域51のうち一方向について遷移空域53に近い位置を飛行する飛行体10の飛行管理部117は、高速空域51から遷移空域53に移動する飛行体10が、遷移空域53に接続された飛行空域に移るように、複数の飛行空域の間を跨いで飛行体10を移動させる。
図7は、飛行体10が複数の飛行空域の間を跨ぐ移動の一例を示す図である。図7に示すように、複数の飛行体10が複数の飛行空域に並列して飛行する場合、飛行管理部117は、スライディングパズルのように飛行体10を1つずつ異なる飛行空域に移動させる。この状態で、飛行空域22を飛行する飛行体10を遷移空域53から離脱させる場合について説明する。
この場合、飛行管理部117は、例えば空いた状態の飛行空域33の左隣の飛行空域32を飛行する飛行体10を飛行空域33へと移動させる(図7の矢印1参照)。この移動により、飛行空域32が開いた状態となる。次に、空いた飛行空域32の上隣の飛行空域22から飛行空域22へと飛行体10を移動させる(図7の矢印2参照)。この移動により、飛行空域32が開いた状態となる。次に、空いた飛行空域22の右隣の飛行空域23から飛行空域22へと飛行体10を移動させる(図7の矢印3参照)。この移動により、飛行空域23が開いた状態となる。次に、空いた飛行空域23の下隣の飛行空域33から飛行空域23へと飛行体10を移動させる(図7の矢印4参照)。そして、再び空いた状態となった飛行空域33に対して、左隣の飛行空域32から飛行体10を移動させる(図7の矢印5参照)。このように、飛行体10が飛行する飛行空域を切り替えるために、遷移空域53に移動しない飛行体10を、空けられた飛行空域に一時的に移動させることができる。
なお、遷移空域53が、高速空域51に進入するための進入用の接続部と、高速空域51から離脱するための離脱用の接続部を別個に有してもよい。この場合、進入用の接続部と離脱用の接続部とが別個の飛行空域に接続された構成とすることができる。例えば、飛行空域33には遷移空域53の離脱用の接続部が接続され、飛行空域31には遷移空域53の進入用の飛行空域が接続された構成とすることができる。この場合、同一の遷移空域53において、高速空域51に進入する飛行体10と高速空域51から離脱する飛行体10とが緩衝することを防止できる。
飛行空域33を飛行する飛行体10が遷移空域53に到達した場合、当該飛行体10の飛行管理部117は、飛行体10が遷移空域53へと離脱するように制御する。飛行体10が遷移空域53に離脱した後、飛行管理部117は、飛行体10を遷移空域53内でホバーリングさせつつ、強制制御の状態から個別制御による制御を受け付け可能な状態とする。
強制制御から個別制御に切り替わった後、飛行管理部117は、個別事業者等の個別制御(操作等)に基づいて飛行を制御する。例えば、個別事業者等が飛行体10を遷移空域53から一般領域55に離脱させようと操作する場合、飛行管理部117は、当該操作に基づいて飛行体10を遷移空域53から一般領域55に離脱させる。
図8は、単位空域を占有する飛行体10についてのタイムテーブルの一例を示す図である。図8に示すように、高速空域51には、それぞれの単位空域を占有可能な飛行体10が時刻ごとに設定されている。図8に示す例では、例えばタイムテーブルt1が示す所定の期間において、「ID1」のIDを有する飛行体10が単位、空域A11から単位空域F11までを占有可能となっている。また、同期間において、「ID2」のIDを有する飛行体10が単位空域A21から単位空域F21までを占有可能となっている。また、同期間において、「ID3」のIDを有する飛行体10が単位空域A23、B33、C33を占有可能となっている。この「ID3」のIDを有する飛行体10は、単位空域A23を飛行していたが、単位空域C33に接続される遷移空域53に離脱しようとして、遷移空域53に近接する前に飛行空域を跨いで移動することになる。また、同期間において、「ID4」のIDを有する飛行体10が単位空域C31、単位空域D32から単位空域F32までを占有可能となっている。この「ID4」のIDを有する飛行体10は、遷移空域53から単位空域C31に進入し、単位空域C31を空けるために飛行空域を跨いで単位空域D32に移動する飛行体10である。タイムテーブルt1、t2、t3・・・、の例は、上記に限定されない。当該タイムテーブルt1、t2、t3、・・・、は、例えば経路時刻情報記憶部120に記憶される。タイムテーブルt1、t2、t3、・・・、を設定することにより、限られたスペースの高速空域51内で飛行体10を渋滞、停滞等させることなく、円滑に飛行させることができる。飛行管理部117は、このようなタイムテーブルt1、t2、t3、・・・に基づいて飛行体10の飛行を制御することができる。
図9及び図10は、上記の飛行管理システムの動作の一例を示すフローチャートである。図9は高速空域51に進入する場合の動作、図10は高速空域51から離脱する場合の動作をそれぞれ示している。
図9に示すように、飛行体10が高速空域51に進入する場合、当該飛行体10の飛行管理部117は、個別事業者等の個別制御(操作)に基づいて、飛行体10を一般空域55から遷移空域53へと移動させる(ステップS10)。飛行体10が遷移空域53に進入した後、飛行管理部117は、遷移空域53で飛行体10をホバーリングさせ(ステップS20)、飛行体10の制御を個別制御から強制制御へと切り替える(ステップS30)。飛行管理部117は、高速空域51への進入が許可された時刻が到達するまでの間、飛行体10をホバーリングさせた状態で待機させる(ステップS40)。許可された時刻が到達した場合、飛行管理部117は、飛行体10を高速空域51へと進入させる(ステップS50)。高速空域51への進入が完了した場合(ステップS60)、飛行管理部117は、高速空域51を一方向に高速飛行させる(ステップS70)。
また、図10に示すように、高速空域51から離脱する場合、離脱する飛行体10の飛行管理部117は、遷移空域53に接続された飛行空域へと飛行体10を移動させる(ステップS110)。その後、飛行体10が遷移空域53との接続部に到達した場合、飛行管理部117は、飛行体10を高速空域51から遷移空域53に向けて移動させ(ステップS120)、当該飛行体10を遷移空域53に進入させる(ステップS130)。
飛行体10が遷移空域53に進入した後(ステップS140)、飛行管理部117は、遷移空域53で飛行体10をホバーリングさせる(ステップS150)。飛行管理部117は、飛行体10をホバーリングさせた状態で、強制制御から個別制御へと切り替える(ステップS160)。個別制御に切り替わった後、飛行管理部117は、個別事業者等による個別制御に基づいて、飛行体10を遷移空域53から離脱させて一般空域55に移動させる(ステップS170)。
以上のように、本実施形態に係る飛行制御装置CNTは、飛行体10が飛行可能であり一方向に並列に延びる複数の飛行空域が設定された高速空域51と、高速空域51の外側の空域であって飛行体10が個別制御によりに制御される一般空域55と、高速空域51と一般空域55とを接続する遷移空域53とが設定された空間において、飛行体10が高速空域51を飛行する場合には、飛行体10の個別制御を受け付けず、飛行体10が複数の飛行空域を一方向に沿って飛行するように飛行体10を強制制御し、飛行体10が一般空域55から高速空域51に向けて遷移空域53を飛行する場合には、飛行体10の制御を個別制御から強制制御に切り替え、飛行体10が高速空域51から一般空域55に向けて遷移空域53を飛行する場合には、飛行体10の制御を強制制御から個別制御に切り替える飛行管理部117を有する。
また、本実施形態に係る飛行管理システム100は、制御により飛行可能な飛行体10と、飛行体10を制御する、上記の飛行制御装置CNTとを備える。
また、本実施形態に係る飛行制御方法は、飛行体10が飛行可能であり一方向に並列に延びる複数の飛行空域が設定された高速空域51と、高速空域51の外側の空域であって飛行体10が個別制御によりに制御される一般空域55と、高速空域51と一般空域55とを接続する遷移空域53とが設定された空間において、飛行体10が高速空域51を飛行する場合には、飛行体10の個別制御を受け付けず、飛行体10が複数の飛行空域を一方向に沿って飛行するように飛行体10を強制制御し、飛行体10が一般空域55から高速空域51に向けて遷移空域53を飛行する場合には、飛行体10の制御を個別制御から強制制御に切り替え、飛行体10が高速空域51から一般空域55に向けて遷移空域53を飛行する場合には、飛行体10の制御を強制制御から個別制御に切り替える。
従って、空間内に高速空域51、一般空域55及び遷移空域53を設定し、高速空域51では強制制御により飛行体10を高速で一方向に飛行させ、一般空域55では飛行体10を個別制御で飛行させ、遷移空域53では飛行体10の制御を個別制御と強制制御との間で切り替えを行うことにより、飛行体10の個別制御を行う個別事業者等に過度の操縦スキルを求めることなく、低空域における飛行体の高密度の飛行を実現可能となる。
本実施形態に係る飛行制御装置CNTにおいて、飛行管理部117は、飛行体10が高速空域51を飛行する場合には、飛行体10が複数の飛行空域を並列に飛行するように強制制御を行う。従って、高密度の飛行を実現可能となる。
本実施形態に係る飛行制御装置CNTにおいて、遷移空域53は、高速空域51に対して一方向の一部に設けられ、複数の飛行空域の少なくとも1つに接続され、飛行管理部117は、高速空域51のうち遷移空域53から離れた位置を飛行する飛行体10に対しては、遷移空域53に接続された飛行空域を空けるように強制制御を行う。従って、遷移空域53から高速空域51に進入する飛行体10が後続の飛行体10の存在を気にすることなく円滑に進入可能となる。
本実施形態に係る飛行制御装置CNTにおいて、飛行管理部117は、高速空域51から遷移空域53に移動する飛行体10が、遷移空域53に接続された飛行空域に移るように、複数の飛行空域の間を跨いで飛行体10を移動させる。従って、遷移空域53に接続されていない飛行空域を飛行する飛行体10についても、遷移空域53に円滑に離脱させることができる。
本実施形態に係る飛行制御装置CNTにおいて、飛行管理部117は、複数の飛行体10が複数の飛行空域を並列して飛行する場合、飛行体10が飛行する飛行空域を切り替えるために、遷移空域53に移動しない飛行体10を、空けられた飛行空域に一時的に移動させる。従って、複数の飛行体10が複数の飛行空域を並列して飛行する場合であっても、飛行体10を遷移空域53に円滑に離脱させることができる。
本実施形態に係る飛行制御装置CNTにおいて、飛行体10は、当該飛行体10の位置情報、環境情報を含む飛行情報を検出する飛行位置姿勢情報取得部115及び飛行環境情報取得部116と、飛行における出発地点及び出発時刻、通過地点及び通過時刻、並びに、到達地点及び到達時刻を含む経路時刻情報を記憶する経路時刻情報記憶部120とを有し、飛行管理部117は、飛行位置姿勢情報取得部115及び飛行環境情報取得部116で検出された飛行情報及び経路時刻情報記憶部120に記憶される経路時刻情報に基づいて飛行体10の飛行を制御する。したがって、飛行管理部117の制御により、飛行体10の無人運転が可能となる。
[第2実施形態]
図11は、第2実施形態に係る飛行管理システム200における飛行体210の一例を示す機能ブロック図である。図12は、第2実施形態に係る飛行管理システム200における中央指令設備220及び空域監視通信設備30の一例を示す機能ブロック図である。
第2実施形態に係る飛行管理システム200は、飛行制御装置CNT2において、飛行体210の位置情報及び環境情報を含む飛行情報を外部から取得し、飛行における出発地点及び出発時刻、通過地点及び通過時刻、並びに、到達地点及び到達時刻を含む経路時刻情報については記憶された情報を用いて、飛行の制御を行う。
図11に示すように、飛行体210は、第1実施形態に係る飛行体10に対して、飛行情報を検出するための飛行位置姿勢情報取得部115及び飛行環境情報取得部116が設けられておらず、飛行姿勢速度取得部201が設けられている点で異なっている。飛行姿勢速度取得部201は、飛行体10の飛行姿勢及び飛行速度に関する情報を検出する。飛行姿勢速度取得部201において、飛行位置に関する情報は取得されない。他の構成については、第1実施形態に係る飛行体10と同様である。
本実施形態において、飛行体210は、後述する中央指令設備220から送信される飛行情報を、管制用通信部(取得部)114を介して取得することが可能である。飛行管理部117は、管制用通信部114を介して取得された飛行情報と、経路時刻情報記憶部120に記憶される経路時刻情報に基づいて飛行体10の飛行を制御することができる。
図12に示すように、中央指令設備220は、第1実施形態に記載の中央指令設備20の各構成に加えて、飛行情報取得部202を有する。飛行情報取得部202は、飛行体210の位置情報及び環境情報を含む飛行情報を取得する。飛行情報取得部202は、取得した飛行情報を無線通信部125から飛行体210へ送信させる。空域監視通信設備30の構成については、第1実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態に係る飛行制御装置CNT2において、飛行体210は、飛行体210の位置情報、環境情報を含む飛行情報を外部から取得する管制用通信部114と、飛行における出発地点及び出発時刻、通過地点及び通過時刻、並びに、到達地点及び到達時刻を含む経路時刻情報を記憶する経路時刻情報記憶部120とを有し、飛行管理部117は、管制用通信部114で取得される飛行情報及び経路時刻情報記憶部120に記憶される経路時刻情報に基づいて飛行体210の飛行を制御する。したがって、例えば位置情報、環境情報等の飛行情報を飛行体210において検出することが困難な場合であっても、飛行体210の無人運転が可能となる。
[第3実施形態]
図13は、第3実施形態に係る飛行管理システム300における飛行体310の一例を示す機能ブロック図である。図14は、第3実施形態に係る飛行管理システム300における中央指令設備320及び空域監視通信設備30の一例を示す機能ブロック図である。
第3実施形態に係る飛行管理システム300は、飛行制御装置CNT3において、飛行体310の位置情報及び環境情報を含む飛行情報と、飛行における出発地点及び出発時刻、通過地点及び通過時刻、並びに、到達地点及び到達時刻を含む経路時刻情報とを外部から取得し、取得した情報を用いて、飛行の制御を行う。
図13に示すように、飛行体310は、第1実施形態に係る飛行体10に対して、飛行情報を検出するための飛行位置姿勢情報取得部115及び飛行環境情報取得部116と、経路時刻情報を生成するための経路時刻情報生成部119及び経路時刻情報記憶部120が設けられておらず、飛行姿勢速度取得部201が設けられている点で異なっている。飛行姿勢速度取得部201は、第2実施形態と同様、飛行体10の飛行姿勢及び飛行速度に関する情報を検出する。飛行姿勢速度取得部201において、飛行位置に関する情報は取得されない。
本実施形態において、飛行体310は、後述する中央指令設備320から送信される飛行情報及び経路時刻情報を、管制用通信部(取得部)114を介して取得することが可能である。飛行管理部117は、管制用通信部114を介して取得された飛行情報及び経路時刻情報に基づいて飛行体10の飛行を制御することができる。
図14に示すように、中央指令設備320は、第1実施形態に記載の中央指令設備20の各構成に加えて、飛行情報取得部202と、経路時刻情報生成部301とを有する。飛行情報取得部202は、第2実施形態と同様の構成であり、飛行体210の位置情報及び環境情報を含む飛行情報を取得する。飛行情報取得部202は、取得した飛行情報を無線通信部125から飛行体210へ送信させる。また、経路時刻情報生成部301は、飛行体210の飛行における出発地点及び出発時刻、通過地点及び通過時刻、並びに、到達地点及び到達時刻を含む経路時刻情報を生成する。経路時刻情報生成部301は、設定した経路時刻情報を無線通信部125から飛行体210へ送信させる。空域監視通信設備30の構成については、第1実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態に係る飛行制御装置CNT2において、飛行体310は、当該飛行体310の位置情報、環境情報を含む飛行情報と、飛行における出発地点及び出発時刻、通過地点及び通過時刻、並びに、到達地点及び到達時刻を含む経路時刻情報とを外部から取得する管制用通信部114を有し、飛行管理部117は、管制用通信部114で取得される飛行情報及び経路時刻情報に基づいて飛行体310の飛行を制御する。したがって、例えば位置情報、環境情報等の飛行情報を飛行体210において検出することが困難な場合であっても、飛行体310の無人運転が可能となる。また、飛行体310における制御事項を少なくすることにより、飛行体310の処理負荷を低減することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
10,210,310 飛行体
20,220,320 中央指令設備
30 空域監視通信設備
40 端末装置
50 設定空域
51 高速空域
52 始点空域
53 遷移空域
54 終点空域
100,200,300 飛行管理システム
111 ID記憶部
112 通信事項記憶部
113 個別事業者用通信部
114 管制用通信部
115 飛行位置姿勢情報取得部
116 飛行環境情報取得部
117 飛行管理部
118,131 緊急事態処理部
119,301 経路時刻情報生成部
120 経路時刻情報記憶部
121 飛行制御部
122 主機部
123 操舵部
124 燃料電源部
125,133 無線通信部
126,134 有線通信部
127 飛行申請処理部
128 飛行計画記憶部
129 飛行物体監視部
130 飛行規制処理部
131 緊急事態発生部
132 空域飛行物体情報取得部
135,136,137 バス
201 飛行姿勢速度取得部
202 飛行情報取得部
t1,t2,t3 タイムテーブル
CNT,CNT2,CNT3 飛行制御装置
11,12,13,21,22,23,31,32,33 飛行空域

Claims (10)

  1. 飛行体が飛行可能であり一方向に並列に延びる複数の飛行空域が設定された高速空域と、前記高速空域の外側の空域であって前記飛行体が個別制御によりに制御される一般空域と、前記高速空域と前記一般空域とを接続する遷移空域とが設定された空間において、前記飛行体が前記高速空域を飛行する場合には、前記飛行体の個別制御を受け付けず、前記飛行体が複数の前記飛行空域を前記一方向に沿って飛行するように前記飛行体を強制制御し、前記飛行体が前記一般空域から前記高速空域に向けて前記遷移空域を飛行する場合には、前記飛行体の制御を前記個別制御から前記強制制御に切り替え、前記飛行体が前記高速空域から前記一般空域に向けて前記遷移空域を飛行する場合には、前記飛行体の制御を前記強制制御から前記個別制御に切り替える飛行管理部を有する
    飛行制御装置。
  2. 前記飛行管理部は、複数の前記飛行体が前記高速空域を飛行する場合には、複数の前記飛行体が複数の前記飛行空域を並列に飛行するように前記強制制御を行う
    請求項1に記載の飛行制御装置。
  3. 前記遷移空域は、前記高速空域に対して前記一方向の一部に設けられ、前記複数の前記飛行空域の少なくとも1つに接続され、
    前記飛行管理部は、前記高速空域のうち前記遷移空域から離れた位置を飛行する前記飛行体に対しては、前記遷移空域に接続された前記飛行空域を空けるように前記強制制御を行う
    請求項1又は請求項2に記載の飛行制御装置。
  4. 前記飛行管理部は、前記高速空域から前記遷移空域に移動する前記飛行体が、前記遷移空域に接続された前記飛行空域に移るように、複数の前記飛行空域の間を跨いで前記飛行体を移動させる
    請求項3に記載の飛行制御装置。
  5. 前記飛行管理部は、複数の前記飛行体が複数の前記飛行空域を並列して飛行する場合、前記飛行体が飛行する前記飛行空域を切り替えるために、前記遷移空域に移動しない前記飛行体を、空けられた前記飛行空域に一時的に移動させる
    請求項4に記載の飛行制御装置。
  6. 前記飛行体は、当該飛行体の位置情報、環境情報を含む飛行情報を検出する検出部と、飛行における出発地点及び出発時刻、通過地点及び通過時刻、並びに、到達地点及び到達時刻を含む経路時刻情報を記憶する記憶部とを有し、
    前記飛行管理部は、前記検出部で検出された前記飛行情報及び前記記憶部に記憶される前記経路時刻情報に基づいて前記飛行体の飛行を制御する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の飛行制御装置。
  7. 前記飛行体は、前記飛行体の位置情報、環境情報を含む飛行情報を外部から取得する取得部と、飛行における出発地点及び出発時刻、通過地点及び通過時刻、並びに、到達地点及び到達時刻を含む経路時刻情報を記憶する記憶部とを有し、
    前記飛行管理部は、前記取得部で取得される前記飛行情報及び前記記憶部に記憶される前記経路時刻情報に基づいて前記飛行体の飛行を制御する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の飛行制御装置。
  8. 前記飛行体は、前記飛行体の位置情報、環境情報を含む飛行情報と、飛行における出発地点及び出発時刻、通過地点及び通過時刻、並びに、到達地点及び到達時刻を含む経路時刻情報とを外部から取得する取得部を有し、
    前記飛行管理部は、前記取得部で取得される前記飛行情報及び前記経路時刻情報に基づいて前記飛行体の飛行を制御する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の飛行制御装置。
  9. 制御により飛行可能な飛行体と、
    前記飛行体を制御する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の飛行制御装置と
    を備える飛行管理システム。
  10. 飛行制御装置が、
    飛行体が飛行可能であり一方向に並列に延びる複数の飛行空域が設定された高速空域と、前記高速空域の外側の空域であって前記飛行体が個別制御によりに制御される一般空域と、前記高速空域と前記一般空域とを接続する遷移空域とが設定された空間において、前記飛行体が前記高速空域を飛行する場合には、前記飛行体の個別制御を受け付けず、前記飛行体が複数の前記飛行空域を前記一方向に沿って飛行するように前記飛行体を強制制御し、
    前記飛行体が前記一般空域から前記高速空域に向けて前記遷移空域を飛行する場合には、前記飛行体の制御を前記個別制御から前記強制制御に切り替え、
    前記飛行体が前記高速空域から前記一般空域に向けて前記遷移空域を飛行する場合には、前記飛行体の制御を前記強制制御から前記個別制御に切り替える
    飛行制御方法。
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